JPS62215432A - 両面給送機能を有する原稿循環送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は、原稿トレイに載置された原稿のうち最下部
に位置するものから順に原稿台に給送し、画像処理を終
了した原稿台上の原稿を原稿トレイの最上部に返送する
原稿循環送り装置（以下ＲＤＦという。）に関し、特に
原稿の表裏両面のそれぞれについて原稿台への給送を行
う両面給送機能を存するＲＤＦに関する。

〈発明の概要〉 この発明に係る両面給送機能を有するＲＤＦは要約すれ
ば、原稿を原稿台上に給送する際にその原稿の裏面の画
像の有無を検出する手段と、この手段が裏面に画像を検
出した原稿のみについて両面給送機能を有効にする手段
と、を備えることにより、不必要な給送動作を削減する
ようにしたものである。

〈従来技術とその欠点〉 両面に画像を有する原稿の給送動作を簡略化するため、
従来のＲＤＦでは返送路の一部に退避搬送路および反転
搬送路からなる反転通路を設けたものがある。この反転
通路に両面原稿を導き、その表裏面を反転する。そして
、表裏両面のそれぞれについて原稿台への給送動作を行
い、それぞれについて画像処理動作が行われるようにし
ていたしかしながら、従来のＲＤＦでは、原稿を反転通
路に導くか否かの選択を給送動作開始前におけるオペレ
ータのモード選択によっていた。このため、片面原稿と
両面原稿が混ざり合った原稿群について画像処理作業を
行う場合、片面給送モードを選択すると両面原稿の裏面
画像が処理されず、反対に両面給送モードを選択すると
白紙である片面原稿の裏面についても画像処理動作がな
されてしまう。このように、片面給送モードでは給送さ
れなかった両面原稿の裏面について片面給送をやり直さ
なければならず、両面給送モードでは不必要な画像処理
作業がなされるため、いずれにおいても作業が長時間化
する欠点があった。

〈発明の目的〉 この発明の目的は上記の従来の欠点に鑑み、両面給送モ
ード時において両面原稿のみを反転通路に導き、両面給
送を行うようにすることによって、片面給送の追加作業
や白紙原稿の給送作業を排除して作業時間を短縮し、稼
働効率を向上することができる両面給送機能を有するＲ
ＤＦを提供することにある。

〈発明の構成および効果〉 この発明の両面給送機能を有するＲＤＦは、原稿トレイ
最下部と原稿台とを連絡する給送路と、原稿台と原稿ト
レイ最上部とを連絡する返送路と、この返送路の一部に
形成され原稿の表裏面を反転する反転通路とを設けてな
るＲＤＦにおいて、給送路内に原稿裏面の画像の有無を
検出する画像検知手段を設け、両面給送モード時に、画
像検知手段が裏面の画像を検出した原稿のみを反転通路
に導き、その原稿の表裏両面のそれぞれについて給送動
作を行う両面原稿選択手段を備えたことを特徴とする。

以上の構成によりこの発明によれば、原稿トレイに載置
された原稿について両面給送モードが選択された際に、
原稿台に給送される原稿のそれぞれについて、画像検知
手段により裏面の画像の有無を検出することができる。

このときに、画像検知手段が裏面に画像を検出した原稿
のみを両面原稿選択手段により両面給紙する。したがっ
て、両面給送モード時にも片面原稿は両面給送されず、
白紙原稿の画像処理を排除することができる。また、表
面と裏面とのそれぞれについて片面給送モードを行う必
要もなく、作業を短時間化することができる。

〈実施例〉 第２図は、この発明の実施例である両面給送機能を有す
るＲＤＦを装着した複写機の構成を示す正面断面の略図
である。

複写機本体１の内部には怒光体ドラム６が備えられ外周
部に位置する他の装置とともに複写プロセス部を構成し
ている。この複写プロセス部の右側には用紙カセット１
３．１４を装着し、給紙ローラ１５，１６を備えた給紙
部が構成されている。この複写プロセス部と給紙部との
間には用紙の給紙タイミングを制御するＰＳローラ１７
が備えられている。

複写プロセス部の左側には搬送ベルト１日、定着ローラ
１９および排紙ローラ２７が設けられている。この排紙
ローラ２７は複写機本体１の左側面に露出する排紙部を
構成している。以上のように給紙部から複写プロセス部
を経て排紙部に至る間に用紙搬送路７が構成されている
。

排紙部の外側にはソータ４が装着されている。

このソータ４は複数のビン３０を多段に備えており、排
紙部から排出された用紙をいずれかのビン３０に収納す
る。用紙搬送路７において定着ローラエ９と排紙ローラ
２７との間にはフラッパ２０が備えられている。このフ
ラッパ２０は用紙搬送路７を排紙部方向または副搬送路
２３方向に開放する。副搬送路２３は用紙搬送路７と中
間トレイ２１とを連絡している。中間トレイ２１には給
紙ベルト２５および給紙ローラ２６が備えられており、
通路２４を経由して片面複写済用紙をＰＳローラ１７に
導く。

複写機本体ｌの上面には原稿台２が形成されている。こ
の原稿台２の上面にＲＤＦ　３２が装着されている。

第１図は、上記複写機に装着されたこの発明のＲＤＦの
構成を示す正面断面の略図である。

原稿台２の上面を被覆するように装着されたＲＤＦ３２
は、原稿トレイ３３、原稿カバ一部３４および動作部３
６から構成されている。動作部３６の側面には退避通路
４８が形成されている。この退避通路４８にはスイッチ
バッグローラ４９が設けられている。また、動作部３６
の内部には原稿トレイ３３の最下部と原稿台２とを連絡
する給送路３８、原稿台２と原稿トレイ３３の最上部と
を連絡する返送路４２、退避通路４７および反転用紙返
送路４５が形成されている。このうち退避通路４７およ
び反転用紙返送路４５が反転通路を構成している。給送
路３８には給送ベルト３５゜３７、給紙ローラ５０，５
１およびＣＣＤセンサ５が設けられている。ＣＣＤセン
サ５は、この発明の画像検知手段であり、給送中の原稿
の裏面において画像の有無を検出する。また、動作部３
６にはフラッパ４３．４４および４６が設けられている
。フラッパ４３は返送路４２と反転用紙返送路４５との
間に設けられている。また、フラッパ４４は返送路４２
と退避通路４７との間に設けられている。フラッパ４６
は反転用紙返送路４５と退避通路４７との間に設けられ
ている。原稿カバ一部３４の内部には、搬送ベルト３９
が備えられている。搬送ベルト３９は原稿トレイ３３か
ら給送路３８を経由して給送された原稿を原稿台２の所
定の位置に導く。

第３図囚および（Ｂｌは、上記ＲＤＦの動作を示すフロ
ーチャートである。

原稿が原稿トレイ３３に載置され、ステップｎ１　（以
下、′ステップｎｉ”を単に“ｎｉ”という。）におい
て、複写機本体１のプリントスイッチが操作されるとｎ
２に進む。ｎ２では片面給送モードが選択されたか否か
の判別がなされる。ｎ２において片面給送モードである
場合にはｎ３〜ｎ５に進み、給送ベル）３５，３７、給
紙ローラ５０．５１および搬送ベルト３９をオンする。

給送ベルト３５．３７は原稿との接触がなくなると停止
する。ｎ６で原稿が原稿台２上の正規の位置に停止する
とｎ７で給紙ローラ５０，５１および搬送ベルト３９を
停止する。この状態で複写機本体１の内部では複写動作
が開始される。

ｎ８で複写動作が終了するとｎ９．ｎｌＯに進み、搬送
ベルト３９を逆転して原稿を第１図に示す矢印り方向に
移動する。また、返送ローラ４２ｂ〜４２ｄをオンして
原稿を原稿トレイ３３の最上部に排出する。ｎｉｌでこ
、の排出作業が完了するとｎ１２に進み、原稿トレイ３
３上に未給送の原稿があるか否かの判別がなされる。ｎ
１２で未給送の原稿がある場合にはｎ３に戻り、以上の
動作を繰り返し行う。

このように、片面給送モード時には原稿トレイ３３上に
載置された原稿のうち最下部に位置するものから給送路
３８に導き、原稿台２の停止位置に給送する。複写動作
が終了すると原稿台２から返送路４２を経由して原稿台
３３の最上部に排出する。

ｎ２において両面給送モードが選択されている場合には
ｎ１３にスキップする。ｎ１３ではカウンタｉの内容を
０にする。このカウンタｉは、１０．５１および搬送ベ
ルト３９がオンされる。これによって原稿台３３に載置
されている原稿のうち最下部に位置するものが給送路３
８内に４かれ、原稿台２に給送される。

給送路３８を移動中にｎ１７でＣＣＤセンサ５により原
稿の裏面における画像の有無の判別がなされる。ｎ１７
において原稿の裏面に画像がある場合、すなわち、両面
原稿である場合にはｎ１８に進み、原稿が原稿台２上の
停止位置に達したか否かの判別が行われる。原稿が停止
位置に達するとｎ１９でカウンタｉの内容を１加算し、
ｎ２０に進む。ｎ２０では給紙ローラ５０，５１および
搬送ベルト３９を停止する。次いで、ｎ２１でフラッパ
４４．４６を動作させ退避通路４７を開放する。このの
ち、ｎ２２．ｎ２３で搬送ベルト３９を反転させるとと
もにスイッチバンクローラ４９を回転させ、原稿を原稿
台２から矢印Ｂ方向に移動させ、退避通路４７を経由し
て反転トレイ４８に導く。

ｎ２４では原稿がフラッパ４６を通過したか否かの判別
がなされる。原稿がフラッパ４６の位置を通過し５た場
合にはｎ２５およびｎ２６でそれぞれフラッパ４６をオ
フし、フラッパ４３を動作させる。さらに、ｎ２７〜ｎ
２９で搬送ベルト３９を停止し、スイッチバックローラ
４９を反転させるとともに返送ローラ４２ａ〜４２ｃを
回転させる。これによって原稿は反転用紙返送路４５か
ら返送路４２に導かれる。

ｎ３０において原稿がフラッパ４３の位置を通過すると
ｎ３１．ｎ３２でスイッチバックローラ４９および返送
ローラ４２ａ〜４２ｃがオフされるとともに、フラッパ
４３がオフされる。さらに、ｎ３３〜ｎ３５で返送ロー
ラ４２ｂ〜４２ｄが反転され、搬送ヘルド３９がオンさ
れる。これによって原稿は返送路４２を経由して原稿台
２に導かれる。

原稿が原稿台２の停止位置に達するとｎ３７で返送ロー
ラ４２ｂ〜４２ｄおよび搬送ベルト３９がオフされる。

このようにして原稿の裏面が原稿台２に対向するように
して停止位置にセントされると複写動作が開始される。

ｎ３８で複写動作が終了するとｎ３９に進み、カウンタ
ｉの内容のチェックが行われる。ｎ３９においてカウン
タｉの内容が２である場合にはｎ４０に進み、原稿トレ
イ３３上に未給送の原稿があるか否かの判別がなされる
。ｎ４０において未給送の原稿がない場合には動作を終
了する。

ｎ３９においてカウンタｉの内容が２でない場合、すな
わち、両面の給送が終了していない場合にはｎ１９に戻
り、ｎ２０〜ｎ３８の動作を行う。これによって原稿の
表面が原稿台２に対向するようにして停止位置にセント
されて複写動作が行われる。この複写動作が終了すると
ｎ３９−ｎ４０と進み、ｎ４０で原稿トレイ３３に未給
送の原稿がある場合にはｎ１３に戻る。

以上のように、両面給送モード時には一旦片面給送モー
ド時と同様に表面が原稿台２に対向するようにして原稿
を給送した後、複写動作を行わずに反転トレイ４８に導
（。ここで搬送方向の前後端を反転し、返送路４２に移
動させる。そして、返送路４２から裏面が原稿台２に対
向するように原稿を給送して複写動作を行う。裏面の複
写動作が終了すると再び原稿を反転トレイ４８に導き、
再度搬送方向の前後端を反転して返送路４２に移動させ
る。さらに、返送路から表面が原稿台２にた原稿は原稿
トレイ３３の最上部に排出される。

ｎ１７において、ＣＣＤセンサ５が原稿の裏面に画像を
検出しなかった場合にはｎ６にスキップし、片面給送モ
ードの動作を実行する。したがって、片面原稿と両面原
稿とが混在した原稿群を原稿トレイ３３に載置して両面
給送モードを実行した場合にも、ＣＣＤセンサ５により
原稿が両面であるか否かの判別がなされ、両面原稿につ
いてのみ両面給送し、片面原稿については片面給送が行
われる。したがって、画像のない片面原稿の裏面が複写
されることがなく、用紙や作業時間の無駄を削減し、稼
働効率を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例である両面給送機能を有する
ＲＤＦの構成を示す側面断面の略図、第２図は同ＲＤＦ
を装着した複写機の構成を示す側面断面の略図、第３図
囚および（Ｂｌは同ＲＤＦの動作を示すフローチャート
である。 ３２−ＲＤＦ。 ３３−原稿トレイ、 ３８−給送路、 ４２−返送路、 ４５−反転用紙返送路（反転通路）、 ４７−退避通路（反転通路）、 ４８−反転トレイ（反転通路）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）原稿トレイ最下部と原稿台とを連絡する給送路と
   、原稿台と原稿トレイ最上部とを連絡する返送路と、こ
   の返送路の一部に形成され原稿の表裏面を反転する反転
   通路とを設けてなる原稿循環送り装置において、 給送路内に原稿裏面の画像の有無を検出する画像検知手
   段を設け、両面給送モード時に、画像検知手段が裏面の
   画像を検出した原稿のみを反転通路に導き、その原稿の
   表裏両面のそれぞれについて給送動作を行う両面原稿選
   択手段を備えてなる両面給送機能を有する原稿循環送り
   装置。