JPS6221531Y2 - - Google Patents

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JPS6221531Y2
JPS6221531Y2 JP1980161052U JP16105280U JPS6221531Y2 JP S6221531 Y2 JPS6221531 Y2 JP S6221531Y2 JP 1980161052 U JP1980161052 U JP 1980161052U JP 16105280 U JP16105280 U JP 16105280U JP S6221531 Y2 JPS6221531 Y2 JP S6221531Y2
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tightening body
plate
bundle
tightening
tape
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば、銀行券、有価証券等の紙
葉類の束を所定数重ねた状態で把束する結束装置
に関する。
(従来の技術) 近時、中央銀行等における銀行券処理システム
装置として第1図および第2図に示すようにした
ものが開発されつつある。(この先行技術例とし
ては、特願昭54−146510号明細書がある。)これ
は銀行券を鑑別して再使用可能な正券と、有効で
あるが再使用には適さない損券とに区分し、それ
ぞれ一定枚数たとえば100枚毎に異なる色の帯体
によつて帯把束する銀行券整理機aを複数台並設
し、これら銀行券整理機a…から排出される銀行
券束P…を共通の搬送路bを介して搬送する。つ
いで搬送路bの終端側に設けられた色検知器cに
よつて銀行券束Pの帯体の色を検出するとともに
この色検知器cからの検知信号(正券束Paの場
合には緑色の検知信号、損券束Pbの場合には黄
色の検知信号が得られる。)に応じて正券ゲート
dあるいは損券ゲートeが選択的に作動して正券
束Paもしくは損券束Pbの搬送を停止させる。一
方、正券ゲートdあるいは損券ゲートeの作動に
同期して正券束押出体fあるいは損券束押出体g
が作動して正券束Paもしくは損券束Pbが搬送路
bから押出され正券束搬送路hあるいは損券束搬
送路iに横倒し状態で移される。
このとき、正券束Paあるいは損券束Pbは前に
押出された正券束Paあるいは損券束Pbの上にそ
れぞれ重ねられ、2個積重ねた状態で正券束集積
装置jあるいは損券束集積装置kに搬送される。
上記損券束Pbは後に炉で焼却したりあるいは
溶液で溶かしたりして処分されるものであるが、
その前段において、穿孔機などによつて損券束
Pbの定められた箇所、たとえば番号、印あるい
はサインの記入してある部分に穿孔することによ
り損券を再使用できないように失効させることが
行われる。
そこで、損券束集積装置kの手前における損券
束搬送路iの中途部に失効装置lが設けられてい
て損券束Pbの所定の部分に穿孔するようになつ
ている。
正券束集積装置jあるいは損券束集積装置kに
正券束Paあるいは損券束Pbが10個集積される
と、それらの正券束群Pa…あるいは損券束群Pb
…は押出装置mあるいはnによつて正券束群待機
部oあるいは損券束群待機部pへ押出される。
上記正券束群待機部oあるいは損券束群待機部
pは、正券束群Pa…あるいは損券束群Pb…を把
束する結束装置qの供給機構部の受台に券束群
Pa…あるいはPb…がなければ正券束群Pa…ある
いは損券束群Pb…を上記結束装置qの供給機構
部に送り込む。
そして、結束装置qによつて正券束群Pa…あ
るいは損券束群Pb…を緊締体たとえばヒートシ
ール性のテープにより十文字結束する。
この、結束された券束群P1は結合装置qの束搬
出機構を介して束検知器rに送り込まれ、ここで
結束された券束群P1の重量または厚さを測定する
ことにより券束PaあるいはPbが10個あるか否か
をチエツクされ、10個あればその券束群P1は束押
出体sまたはtによつて束集積部(テーブル)u
上へ押出され、ここに集積される。また、券束
PaあるいはPbが10個ないと判定された券束群P2
は束搬送路vによつて搬送され、束リジエクト集
積部wへ導びかれるようになつている。
なお、前記色検知器cは、帯体の色検知の外に
銀行券束Pの長さおよび幅などを検知することに
より、銀行券束Pの一葉が飛び出ているなどの不
良束検知をも行うようになつており、そのような
不良束Pcが検知されると各ゲートd,eは作動
せず、よつて不良束Pcは搬送路bの終端部に設
けられたリジエクト集積部xに導びかれるように
なつている。
しかして、このような銀行券処理システム装置
における結束装置qとしては、所定数積重ねられ
た券束群Pa…,(Pb…)を緊締体により確実に結
束し得る構成とする必要がある。
しかしながら、従来におけるこの種の結束装置
例は、特願昭54−146510号明細書および特願昭54
−146511号(特開昭56−74416号公報)などに開
示されているように、被結束物を緊締体巻付部に
押込む押込台が移動部材に対して固定的に設けら
れた状態となつており、その押込み移動時におけ
る停止位置は一定となつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来装置にあつて
は、たとえば被結束物のサイズが多少でも大きく
なつた場合には、押込台が被結束物に突き当たつ
てしまい、移動部材が所定位置まで移動できず動
作不良を起こす。このため、従来においては、移
動部材に対する押込台の取付位置を被結束物のサ
イズに応じてその都度変える必要が有り、極めて
その作業が面倒であるといつた問題があつた。
本考案は、上記事情にもとずきなされたもの目
的とするところは、被結束物のサイズが変化して
も押込台の停止位置を変えることなく被結束物を
結束できる結束装置を提供しようとするものであ
る。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するために、位置
決め面を有した突当板に当接すべく被結束物を緊
締体巻付部に押込む押込台を有した押込機構部
と、この押込機構部の上記押込台により押込まれ
た被結束物に巻かれた緊締体を引張つて緊締せし
める緊締体緊締機構と、この緊締体緊締機構によ
り緊締せしめた緊締体を所定位置で切断する緊締
体切断機構と、この緊締体切断機構により切断さ
れた緊締体の端部を圧着せしめる緊締体圧着機構
とを具備し、上記押込台は往復動自在な搬送台車
に対してスライド自在かつ弾性部材を介して常時
突当板方向に付勢された状態に取付けられ、被結
束物が突当板に当接したとき押込台が弾性部材の
付勢力に抗して逃げるように構成したものであ
る。
(作用) すなわち、本考案は、上記の構成とすることに
よつて、位置決め面を有した突当板に当接すべく
被結束物を緊締体巻付部に押込む押込台を、被結
束物が突当板に当接したとき押込台が弾性部材の
付勢力に抗して逃げるようにでき、被結束物のサ
イズが多少変化しても押込台移動用の搬送台車の
停止位置を変えることなく、そのままで対処する
ことが可能となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第3図〜第10図に
もとづいて説明する。まず、第3図に示すように
結束装置1は大別すると供給機構部2と、押込機
構部3と、結束機構部4と、90度反転機構部5
と、排出機構部6とからなつている。
上記供給機構部2は前段工程から送り出された
被結束物としての矩形状の紙葉類群たとえば券束
群P…を受台7ですくい上げ、この状態で結束機
構部4の受入口に対応する位置まで搬送するもの
である。また、押込機構部3は供給機構部2によ
つて搬送されてきた券束群P…を押込台8を介し
て搬送されてきた方向と直交する方向に搬送して
結束機構部4の緊締体巻付部9に押込むものであ
る。
また、上記結束機構部4は押込機構部3によつ
て押込まれた券束群P…を結束するものである。
90度反転機構部5は結束機構部4の1度目の結束
動作によつて一文字結束された券束群P1′を反転
台10とクランプ板11とで挾持して90度反転し
た状態に一旦緊締体巻付部9から取出し、再び前
記押込機構部3によつて上記緊締体巻付部9に押
込ませるものである。
また、排出機構部6は結束機構部4の2度目の
結束動作により十文字結束を完了した券束群P1
引出台12を介して緊締体巻付部9から引出すも
のである。
つぎに、上記各機構部の構成を第4図〜第9図
にもとづいて説明する。
上記供給機構部2はつぎのように構成されてい
る。すなわち、第4図および第5図に示すように
受台7は搬送台13にシヤフト14を介して回動
自在に取付けられている。この受台7は搬送台移
送路の起端部に配置されたカム15が回転すると
受台7と一体の作動板16の自由端側が押上げら
れ、受台7はシヤフト14を中心に反時計方向に
回動して自由端側が傾斜上端となる傾斜状態とな
る。
このとき、上記受台7に回動可能に取付られ、
その下端部を搬送台13のベース13aに形成さ
れた溝内に挿通させたレバー17が共に持上げら
れ、その下端切欠段部17aが上記ベース13a
の上面側に抜け出る。このとき、レバー17はス
プリング18により常時反時計方向に付勢されて
いるためその下端切欠段部17aがベース13a
の上面側に抜け出ると反時計方向に回動し、前記
カム15が15′の位置から元の位置に戻つても
レバー17の下端切欠段部17aがベース13a
に形成された溝の開口縁部に引掛つて受台7は傾
斜状態に保たれる。
一方、この受台7はフロア19に形成されたス
リツト20内に位置する入れこ状態となつてお
り、フロア19に置かれた券束群P…は受台7に
よつてすくい上げられる。このとき、すくい上げ
られた券束群P…はバツクアツプ部7aによつて
背面を支承されて傾いた状態に保持される。バツ
クアツプ部7aの両側縁には券束群P…の長手方
向の端面部に対向するよう延出する側ガイド板2
1,21が一体に形成されていて券束群P…の搬
送途中における荷崩れを防止するようになつてい
る。
上記搬送台13は溝車22,22を介してレー
ル23上を往復動自在となつているとともに図示
していないが例えばベルトで引張る方式あるいは
ラツクとピニオンによる方式等の搬送台移動機構
によつて往復動されるようになつている。そし
て、券束群P…が受台7により、フロア19上か
らすくい上げられると受台7が移動して券束群P
…を結束機構部4の緊締体巻付部9の正面まで運
ぶようになつている。
一方、受台7の移動路の終端部近傍にはレバー
解除ピン24が設けられていて、受台7が終端部
に到達する直前において受台7を傾斜状態に支持
しているレバー17がこのレバー解除ピン24に
当つて回動するようになつている。したがつて、
第5図に示すようにレバー17の下端部が搬送台
13のベース13aの溝内に完全に落込み受台7
が水平状態に戻る。一方、搬送台13はなお前進
して受台7で短手方向一端が先頭になるよう搬送
してきた券束群P…をこの搬送方向に立設された
押込機構部3の第1の突当部材としてのガイド板
25に押付ける。これにより券束群P…の短手方
向の取揃えが行われることになる。
上記ガイド板25は上端側に行くにつれて受台
7のバツクアツプ部7aから徐々に離れるよう搬
送されてきた方向に少し傾いていて券束群P…は
ガイド板25に寄りかかつた状態に保たれるよう
になつている。
一方、受台7の券束群P…を乗せてきた受面部
7bが水平状態になるとフロア19より低くなり
券束群P…はフロア19の上面に載置される。
また、上記ガイド板25は押込台8により券束
群P…が結束機構部4の緊締体巻付部9に押込ま
れた後も券束群P…の後端側をガイドしていて券
束群P…が崩れるのを防ぐようになつている。ガ
イド板25は第5図および第6図に示すように溝
車26,26を有した支持板27に固定されてい
て、レール28をガイドとして往復動し得る構成
となつている。この移動は後述する90度反転機構
部5での動作を妨げないために行われる。
券束群P…がフロア19上でガイド25に寄り
かかつて置かれ、押込台8との干渉しない位置に
受台7が戻ると押込台8は結束機構部4の緊締体
巻付部9に券束群P…をガイド板25に沿つて、
押込み、奥の第2の突当部材としての突当板29
に押当てる。このとき、前述の短手方向の取揃え
に続いて押込台8と突当板29とで券束群P…の
長手方向の取揃えが行われるようになつている。
上記突当板29は第4図および第6図に示すよ
うに凹面形状をしており、中央の奥の深くなつた
部分が長手方向用位置決め面29a、両側の前面
側に突出する部分が短手方向用位置決め面29
b,29bとなつている。そして、長手方向に押
込まれた券束群P…は先端面全体が長手方向用位
置決め面29aに当つて位置決めされ、その長手
方向中央部に緊締体としてのヒートシール性のテ
ープ30を結束できるようになつているとともに
後に短手方向に押込まれた券束群P…は短手方向
用先端面両側部もしくは先端面一側部が位置決め
面29b,29bに当つて位置決めされ、その短
手方向中央部にヒートシール性のテープ30を結
束できるようになつている。また、突当板29は
後述する一文字結束済の券束群P1′を90度反転す
べく取出す際の干渉となるため正面向つて左側の
出張り部分の上部が欠除された構成となつてい
る。そして、この部分の突き当ての補助として第
4図に示すようにロータリソレノイド31を駆動
源として回動偏位自在な短手ストツパ32が配置
されている。
前記押込台8は第6図に示すようにガイドシヤ
フト33に取付けられ、このガイドシヤフト33
は複数の溝車34…を介して搬送台車35に対し
て軸方向に移動可能に軸支されている。上記ガイ
ドシヤフト33には一端を搬送台車35に連結し
た弾性部材としてのスプリング36の他端部が連
結されており、ガイドシヤフト33の後端に取着
されたストツパ37が搬送台車35の後端面に当
接すべく常時付勢された状態となつている。
また、搬送台車35は溝車38,38を介して
前記ガイド板25を案内するためのレール28に
並設されたレール39上を移動するようになつて
いる。搬送台車35は図示しないベルト方式ある
いはラツクとピニオン方式の台車作動機構によつ
て往復動する構成となつている。
また、搬送台車35には遮光板40が取付けら
れているとともにこの遮光板40の移動路に対応
して第1,第2の検知器41,42が配設されて
いる。これら検知器41,42はそれぞれ光源お
よび受光素子からなつており、券束群P…を突当
板29に当接するまで押込むときの長手方向中央
部を結束するとき、いわゆる短手結束時の停止位
置および短手方向中央部を結束するとき、いわゆ
る長手結束時の停止位置におかれ、所定の光軸が
遮光板40によつて遮られると上記搬送台車35
の移動を停止するようになつている。
なお、異る券種の結束時券束群P…の大きさが
少し大きくなつたときは遮光板40が所定の光軸
を遮る以前に押込台8は券束群P…が突当板29
に当接することによりその動きを規制されるが、
搬送台車35と押込台8が取付られたガイドシヤ
フト33はスプリング36を介して連結されてい
るためスプリング36が引伸ばされ搬送台車35
は第1あるいは第2の検知器41あるいは42の
検知信号によつて検知されるまで移動することが
可能である。このため、券束群P…の大きさが異
なつても第1,第2の検知器41,42の位置を
変えることなく、突当板29を変えるだけで券束
群P…の中央部への結束が可能になつている。
上記突当板29は第4図および第6図に示すよ
うに券束群P…を結束するテープ30の輪を予め
形成するための結束輪形成機構118の一部を構
成する矩形状の回転板43の前面に取付けられて
いる。この回転板43には前面上端部に沿つて回
転上部圧縮板44が固着されているとともに四隅
には緊締体としてのテープ30の輪を支持する輪
支持部材としての緊締体巻掛ピストン45…が突
設されている。
また、上記回転上部圧縮板44と対向する位置
には相互対向面間にテープ巻掛用スペースを存し
て固定上部圧縮板46が配置されている。
また、上記回転板43の前部下方には緊締体巻
付部9内に押込まれた券束群P…を上記上部圧縮
板44,46および後述する圧着板65に押付け
て券束群P…を圧縮する圧縮機構47が設けられ
ている。この圧縮機構47はテープ30、押込台
8および引出台12との干渉をさけるように十文
字の溝を形成する状態に4個の圧縮台48…を配
置させた構成となつている。これら圧縮台48…
はベース49の上面に取付けられている。このベ
ース49はボールねじ50の回転に伴つて上下動
する可動ブロツク51に取着されたガイドシヤフ
ト52,52によつて上下動自在に案内されると
ともに上記ガイドシヤフト52,52に外嵌され
たスプリング53,53によつて支持された構成
となつている。
また、前記回転板43は回転板駆動機構119
により正面から見て時計方向に回転されるように
なつている。すなわち、第6図に示すようにハウ
ジング54を介して回転自在に支承された駆動シ
ヤフト55に取付られており、駆動シヤフト55
の一端に取付けられたプーリ56が図示しない駆
動ベルトを介して駆動されるようになつている。
さらに、回転板43の四隅に突出する緊締体巻
掛ピン45…は輪支持部材出入機構としてのピン
出入機構57によつてこれらの先端を緊締体巻掛
位置に対して突出させたり引込めたりできるよう
になつている。すなわち、上記緊締体巻掛ピン4
5…は回転板43の四隅に穿設されたガイド孔を
介して中途部を摺動自在に挿通させた状態となつ
ているとともにこれらの後端は回転板43の背面
に配置されたピン支持板58に固定されている。
このピン支持板58は回転板43を駆動する駆動
シヤフト55を軸支する前記ハウジング54に取
付けられたスライドガイド59に対して回転可能
に取付けられている。スライドガイド59はハウ
ジング54に対して軸方向にのみ移動可能に取付
られているとともにこのスライドガイド59に突
設されたガイドピン60には支軸61を支点とし
て揺動自在に設けられた作動レバー62の上端係
合溝62aが係合している。また、作動レバー6
2の下端係合溝62bはカム63のカムピン64
と係合しており、カム63が回転することにより
上記作動レバー62が支軸61を支点として揺動
変位し、ピン支持板58を回転板43に対して接
離する方向に移動させるようになつている。
また、第4図に示すように前記回転上部圧縮板
44の前面中央部には圧着台65と緊締体クラン
プ66とを有した緊締体先端クランプ機構120
が配置されている。この圧着台65と緊締体クラ
ンプ66は第7図イ,ロで示すように構成されて
いて、緊締体巻掛位置に対して突出させたり引込
めたりできるようになつている。すなわち、圧着
台65および緊締体クランプ66は回転上部圧縮
板44に設けられた溝44aに対応して配置され
ているとともに圧着台65は回転板43をスライ
ド自在に挿通してそれらの先端部を溝44a内に
突出させた2本の支持シヤフト67,67に連結
されている。これら支持シヤフト67,67の溝
44a内に位置する中途部には圧縮スプリング6
8,68が外嵌されており、圧着台65は支持シ
ヤフト67,67の末端を互いに連結固定するス
トツパ69が回転板43の背面に当接するまで、
すなわちガイド部65a部を残して溝44aから
抜け出るよう付勢された状態となつている。
また、上記緊締体クランプ66は圧着台65の
一側端面に沿つた状態かつ一端をピン70を介し
て圧着台65のガイド部65aに枢着されてい
る。また、圧着台65と緊締体クランプ66との
間には圧縮スプリング71が取付けられており、
緊締体クランプ66はピン70を中心として回動
し、圧着台65との相互対向面間にテープ30を
差し込むに充分な隙間を形成すべく開いている。
緊締体クランプ66は回転板43を摺動自在に挿
通したクランプ作動棒72が溝44aの側壁面に
沿つて挿入されるとこのクランプ作動棒72によ
つて圧着台65側に押付けられ、差し込まれたテ
ープ30を緊締体クランプ66と圧着台65との
間で挾持する。
上記クランプ作動棒72は緊締体巻掛ピン45
…が取付られたピン支持板58に取付けられ、緊
締体巻掛ピン45…の出入と同期して緊締体クラ
ンプ66の開閉動作が行われるようになつてい
る。
上記、圧着台65およびこの圧着台65に取付
けられている緊締体クランプ66は圧縮スプリン
グ68,68の作用により回転上部圧縮板44の
溝44aから常時突出するようになつているが回
転板43の背面に沿つて移動するカム73によつ
てストツパ69に突設された引出しノブ74が押
除けられることにより溝44a内に引込むように
なつている。
また、第4図に示すように緊締体巻付部9の上
方左側には上記緊締体先端クランプ機構120の
緊締体クランプ66と圧着台65との間にテープ
30を供給したり、券束群P…を結束すべくテー
プ30の輪を縮める方向に逆送する緊締体供給・
緊締兼用機構75が設けられている。これはテー
プ30が巻かれたリール76と、ギヤ77の回転
に伴つて回動偏位する支持プレート78に取着さ
れテープ30が挿通される扁平角筒状の緊締体ガ
イド79と、上記支持プレート78の回動中心に
配置された正逆両方向に駆動可能な駆動ローラ8
0aおよびこれに常時転接する押えローラ80b
からなる緊締体移送機構部81とから構成されて
いる。
そして、この緊締体供給・緊締兼用機構75お
よび前記輪支持部材としての緊締体巻掛ピン45
…を備えた回転板43、緊締体先端クランプ機構
120、軸支持部材出入機構としてのピン出入機
構57、回転板駆動機構119等により、押込機
構部3によつて券束群P…が結束機構部4の緊締
体巻付部9に押込まれる前に予め券束群P…を結
束するためのテープ30の角筒状の輪を形成する
結束輪形成機構118を構成するようになつてい
る。
この結束輪形成機構118の動作を第8図イ〜
チにもとづいて説明する。まず、第8図イで示す
ようにギヤ77がロータリソレノイド82の動作
により回転し、緊締体ガイド79の先端が緊締体
クランプ66と圧着台65との間に対向するよう
支持プレート78を回動偏位させる。緊締体ガイ
ド79の先端が緊締体クランプ66の上部近傍ま
で下げられると第8図ロで示すように緊締体移送
機構部81の駆動ローラ80aが回転してテープ
30を繰出し、テープ30の先端を圧着台65と
緊締体クランプ66との間に差込む。こののち前
述のクランプ作動棒72(第7図イに示す)が突
出されることにより緊締体クランプ66が圧着台
65側に押付けられテープ30がこれらの間でク
ランプされる。このとき、緊締体巻掛ピン45…
がテープ30の巻掛け可能な位置まで突出してい
る。テープ30の先端がクランプされた後は第8
図ハで示すように支持プレート78が逆回転して
緊締体ガイド79が上限位置に戻る。ついで、第
8図ニ,ホ,ヘに示すように圧着台65、緊締体
クランプ66および緊締体巻掛ピン45…と一体
的な関係にある回転板43が1回転し、テープ3
0を輪支持部材としての緊締体巻掛ピン45…に
巻取る。さらに第8図トに示すように回転板43
が回転を続けることにより圧着台65の上をテー
プ30が通り、第8図チで示すようにテープ30
が2重巻になるようにして止る。この一連の動作
によりテープ30の輪が券束群P…を受入可能な
状態に用意されることになる。
また、このように緊締体としてのテープ30の
輪が形成される緊締体巻付部9の上方には、緊締
体供給・緊締兼用機構75のテープ30の緊締動
作終了後において券束群P…を結束するテープ3
0を所定位置で切断する切断機構83および切断
されたテープ30の端部を圧着台65上で熱圧着
(ヒートシール)する緊締体圧着機構84とが配
置されている。
上記緊締体切断機構83は第4図に示すように
固定上部圧縮板46の上方かつテープ30に対し
て直交する方向にスライド自在な固定カツタ85
とこの固定カツタ85に対して接離する方向に往
復動自在な移動カツタ86を有した構成となつて
いる。上記移動カツタ86はガイドシヤフト87
によつて往復動自在に案内されたカツタホルダ8
8の下面に取着されている。このカツタホルダ8
8は駆動ローラ89および従動ローラ90を介し
て張設された無端の駆動ベルト91に連結されて
いて、駆動ローラ89の正逆回転に伴つて図中左
右方向に往復動するようになつている。
また、緊締体圧着機構84はヒータ92を内蔵
したヒータ鏝93を有した構成となつている。
このヒータ鏝93はヒータ取付ピン94…を介
して上記移動カツタ86の下面側かつ上下動自在
に取付られている。ヒータ取付ピン94…には圧
縮ばね95…が外嵌されていて上記ヒータ鏝93
を常時下方に付勢していて、圧着台65上でテー
プ30を熱圧着させるとき充分な圧力が加えられ
るようになつている。
ヒータ鏝93は移動カツタ86と一体に移動す
るがこの移動路に沿つてヒータカム96が配置さ
れてヒータ鏝93が圧着台65に対応する位置で
のみテープ30に圧接するようヒータ鏝93を持
上げるようになつている。
また、移動カツタ86およびヒータ鏝93が直
接あるいは間接的に取着されるカツタホルダ88
の移動路にはテープ30のカツトする位置にカツ
タホルダ88が来たことを検知するランプおよび
受光素子からなる検知器97が配置されている。
そして、テープ30がカツトされるとテープ30
を緊締すべく逆転駆動していた緊締体移送機構部
81の駆動ローラ80aを停止させテープ30が
緊締体ガイド79から抜けるのを防止するように
なつている。
また、このようにして結束機構部4で短手結
束、すなわち長手方向中央部の一文字結束を完了
した券束群P1′を一旦緊締体巻付部9から90度反
転させた状態で押込機構部3に取出す前記90度反
転機構部5はつぎのように構成されている。すな
わち、第9図に示すように一文字結束された券束
群P1′の下面側を支える反転台10と上面側を押
えるクランプ板11とを有している。上記反転台
10はアーム部10aを有しており、このアーム
部10aの先端部下面にはガイド穴98および鍔
部99を有した取付支持部100が一体に形成さ
れている。上記反転台10は上記ガイド穴98を
90度反転シヤフト101の上端部に嵌合させるこ
とにより水平状態を保たれているとともに反転台
上下カム102の周面に鍔部99の下面を当接さ
せることにより上下位置が規制された構成となつ
ている。90度反転シヤフト101の駆動力は取付
支持部100に挿入されたピン103を介して反
転板10に伝達されるようになつているとともに
このとき取付支持部100のピン挿入孔は長孔と
なつていて、反転台上下カム102の回転に伴う
反転台10の上下運動を妨げることがないように
なつている。
また、反転台10にはガイドシヤフト104が
立設されていて、上記クランプ板11およびこの
上方に位置する押圧板105が上下動自在に取付
られている。上記クランプ板11には押圧板10
5に穿設されたガイド孔を上下動自在に挿通した
シヤフト106,106の下端部が連結されてお
り、上記シヤフト106,106に外嵌された圧
縮スプリング107,107によつて押圧板10
5から常時離間する方向に付勢されている。一
方、ガイドシヤフト104には圧縮スプリング1
08が外嵌されていて、クランプ板11およびこ
れと一体的な押圧板105を所定位置まで押上げ
ている。
そして、押圧板105が券束群P1′の受取位置
上方に配置された圧縮槌109の下降動作に伴つ
て圧縮スプリング108の押上力に抗して押下げ
られるとクランプ板11も圧縮スプリング10
7,107を介して下降し券束群P1′を反転台1
0とクランプ板11との間でクランプするように
なつている。
また、上記押圧板105にはラツチスプリング
110によつて常時ガイドシヤフト104にその
先端爪部を押付けるように付勢されたラツチ11
1が取付けられており、押圧板105を所定位置
まで押下げるとこのラツチ111の先端爪部がガ
イドシヤフト104に形成された係合溝112に
係合し、圧縮槌109が上昇しても押圧板105
がその場に保持されるようになつている。上記ラ
ツチ111の後端にはラツチノブ113が設けら
れていて、このラツチノブ113が前記押込台8
の移動方向に沿つて移動するラツチ解除カム11
4によつて変位させられることによりラツチ11
1の先端爪部が係合溝112から外れるようにな
つている。
そして、後述するように結束機構部4の緊締体
巻付部9にある一文字結束を完了した券束群
P1′をクランプして90度反転しながら取出してフ
ロア19上に載置し、押込機構部3によつて再び
押込み得る状態にするようになつている。
また、結束機構部4の2回目の動作によつて十
文字結束が完了した券束群P1を緊締体巻付部9か
ら引出す排出機構部6は、第4図および第6図に
示すように緊締体巻付部9に対して出入自在な引
出台12を有している。この引出台12は圧縮台
48,48との間に入れこ状態になる幅寸法に設
定されているとともに溝車115,115を有し
ガイドレール116によつて往復動自在に案内さ
れた台車117に取付られている。上記台車11
7はベルト方式あるいはラツクとピニオン方式等
の図示しない引出台作動機構によつて往復動する
構成となつている。
つぎに、上記構成からなる結束装置1の動作を
第10図イ〜ヲを中心にして説明する。まず第1
0図イは第5図で説明したように券束群P…が結
束機構部4の緊締体巻付部9の前面に送られてき
て、ガイド板25に寄りかかるようにフロア19
に置かれた状態である。このとき、ピン支持板5
8は回転板43から離間する方向に変位してお
り、緊締体巻掛ピン45…が引込んで、緊締体ク
ランプ66が開いた状態となつている。
ついで、第8図で説明したようにしてテープ3
0の先端が圧着台65と緊締体クランプ66との
間に差込まれたのちピン支持板58が回転板43
に接近するよう移動し、緊締体巻掛位置に緊締体
巻掛ピン45…が突出するとともに緊締体クラン
プ66が閉じてテープ30の先端を圧着台65と
の間で挾む。
そして、回転板43が2回転してテープ30を
角筒状に2回巻き取る。
このようにテープ30の輪が用意されたのち、
第10図ロで示すように押込台8によつて券束群
P…をその先端が突当板29の長手方向用位置決
め面29aに当接するまで押込む。このとき、ガ
イド板25は券束群P…の後端側をまだ支えてい
て券束群P…の崩れを防止している。
つぎに、第10図ハで示すように圧縮機構47
の圧縮台48…が上昇して券束群P…を回転上部
圧縮板44と固定上部圧縮板46とに押付けて圧
縮するとともに押込台8が待期位置に戻る。この
とき圧縮台48…は十文字の溝を形成すべく配置
されているためテープ30の輪の下端側は上記溝
内に入り込んだ状態となつている。
この券束群P…に対する圧縮動作が完了すると
第10図ニに示すようにピン支持板58が回転板
43から離間する方向にスライドし、緊締体巻掛
ピン45…がテープ30の輪より引き抜かれる。
このとき、テープ30の輪は圧縮台48…間に形
成された溝内にあつてテープ30の輪の位置がず
れることがなく、券束群P…の長手方向中央部に
対向している。
一方、緊締体巻掛ピン45…が引抜かれるとき
緊締体クランプ66が開かれるが、このときテー
プ30の先端部は圧着台65と圧縮された券束群
P…との間で挾まれているためテープ30の輪の
上端側の位置ずれがない。また、券束群P…が完
全に圧縮された後、今まで券束群P…が崩れない
ようにガイドしていたガイド板25が90度反転機
構部5の動作を妨げない位置に移動する。
つぎに、第10図ホで示すように緊締体巻掛ピ
ン45…がテープ30の輪から引抜かれると固定
カツタ35が移動してテープ30の2重に巻かれ
た部分と緊締体ガイド79によつて支持された部
分との間に挿入される。固定カツタ85が挿入さ
れると緊締体供給・緊締機構75の駆動ローラ8
0aがテープ30を引戻すように逆回転してテー
プ30の輪を縮め券束群P…を緊締する。このテ
ープ30の緊締した状態はテープ30の先端が券
束群P…と圧着台65との間で挾まれ、1回巻か
れた後は圧着台65の上を通るようになつてい
る。
券束群P…にテープ30が緊締されたのち移動
カツタ86が移動してきて固定カツタ85との共
動作用によりテープ30を切断する。
テープ30がカツトされると移動カツタ86の
位置を検知する検知器97からの信号により、テ
ープ30を今まで引張るべく回転していた緊締体
移送機構部81の駆動ローラ80aが停止して、
テープ30が緊締体ガイド79から抜けでるのを
防止する。
一方、移動カツタ86の移動に伴いヒータ92
によつて常時所定温度に加熱されたヒータ鏝93
も移動する。このときヒータ鏝93はヒータカム
96によつて持上げられた状態となつていてテー
プ30に接しないようになつている。
そして、ヒータ鏝93がヒータカム96の終端
に形成された傾斜ガイド面部に到達することによ
り、圧縮ばね95,95の働きにより押下げられ
てヒータ鏝93による圧着台65上での熱圧着動
作が行われる。このとき、テープ30には一方の
面全面に熱接着材が付いているが上記圧着台65
によつて券Pとテープ30とが接着されることが
ない。
ヒータ鏝93による圧着台65上での熱圧着動
作が行われているとき、第10図ヘに示すように
反転台上下カム102によりフロア19と干渉し
ない位置に予め持上げられた反転台10およびこ
れと一体的な関係にあるクランプ板11が長手方
向中央部を結束した券束群P1′をクランプする位
置まで90度回動変位する。
ヒータ鏝93によりテープ30の熱圧着が行わ
れたのちカム73が移動して引出しノブ74を介
して圧着台65およびこれと一体の緊締体クラン
プ66をテープ30の巻掛部から引抜く。このと
き、緊締体クランプ66が開いているためテープ
30の先端部を引出すことがない。
このように圧着台65が回転上部圧縮板44の
溝44a内に引込まれたのち圧縮機構47のボー
ルねじ50が回転して圧縮台48…が下がる。
この圧縮台48…の下降動作に同期して圧縮槌
109が下降し押圧板105を押下げる。そし
て、第10図トに示すように一文字結束を完了し
た券束群P1′を反転台10とクランプ板11とで
クランプする。このとき押圧板105と一体的な
関係にあるラツチ111の先端爪部がガイドシヤ
フト104の係合溝112に係合し、押圧板10
5および圧縮ばね107,107により下方に付
勢されたクランプ板11の上方向の動きが阻止さ
れる。
一方、圧縮台48…が下つて券束群P1′が回転
上部圧縮板44および固定上部圧縮板46から離
れると移動カツタ86とヒータ鏝93が元の位置
に戻る。
このようにして長手方向中央部を結束された券
束群P1′の圧縮がとかれ90度反転機構部5の反転
台10とクランプ板11とによつて長手方向一端
部を保持されると第10図チに示すように券束群
P1′が緊締体巻付部9から引出されながら90度反
転される。すなわち、反転台10とクランプ板1
1によるクランプが完了すると90度反転シヤフト
101が駆動し反転台10およびこれと一体のク
ランプ板11等が90度回動変位する。反転台10
が90度回動すると反転台上下カム102が回転し
てフロア19と同じ高さになる。反転台10がフ
ロア19と同一高さになるとラツチ解除カム11
4が移動してラツチノブ113に作用し、ラツチ
111がガイドシヤフト104の係合溝112か
ら外れてクランプ板11および押圧板105が圧
縮スプリング108により押上げられる。
一方、押圧板105を押下げた圧縮槌109が
上昇したのち、回転上部圧縮板44と固定上部圧
縮板49との間に突出していた固定カツタ85が
引込む。また、カム73が元の位置に戻り圧着台
65と緊締体クランプ66とがテープ30の巻掛
位置に突出する。このとき、クランプ作動棒72
がまだ引かれた状態にあるので緊締体クランプ6
6が開いた状態になり、再びテープ30の先端が
差込まれる。
しかして、一文字結束を完了した券束群P1′が
引出され、圧縮台48…、カム73および固定カ
ツタ85が所定位置に戻ると第8図において説明
したようにして緊締体巻掛ピン45…にテープ3
0が再び巻き取られ緊締体の輪が作られる。そし
て、第10図リに示すようにフロア19の上に置
かれた券束群P1′を押込台8により第2の検知器
42で検知するまで移動させ、券束群P1′の短手
方向前端を突当板29の短手方向用位置決め面2
9b,29bに突当るまで押込む。このとき、突
当板29の券束群P1′の取出し移動路に対向する
出張つた部分の多くが欠除されているため、この
突当ての補助として短手ストツパ32が緊締体巻
掛ピン45…の回転時に干渉しない位置から回転
して券束群P1′の押込位置を定める。
このように短手方向一端を先頭にしてテープ3
0の輪の中に券束群P1′が押込まれると第10図
ヌで示すように長手方向中央部を結束したときと
同様にして短手方向中央部がテープ30によつて
結束される。
一方、テープ30が引張られて緊締される時点
において引出台12が圧縮台48,48間のテー
プ30が介在していた溝を通つて券束群P1の下に
移動してくる。
また、圧着台48…により券束群P1′の圧縮が
開始されるとガイド板25が結束機構部4側に移
動を開始し、供給機構部2による次の券束群P…
の搬送に備える。
また、第10図ルに示すように圧縮台48…が
下がることにより十文字結束された券束群P1が引
出台12上に受渡される。こののち、第10図ヲ
に示すように引出台12の移動により券束群P1
緊締体巻付部9から引出されるとともに短手スト
ツパ32が緊締体巻掛ピン45…の回転に対して
支障のない位置に移動する。そして、再び第10
図イで示すテープ30の輪を予め形成し得る状態
となるとともに次の券束群P…が供給される。こ
のようにして次の券束群P…が供給機構部2の受
台7により運ばれてフロア19に置かれると再び
第10図イ〜第10図ヲで示す前述の動作が繰返
されることになる。
なお、上述の一実施例において、予め所定枚数
の紙葉群を帯把束したものを複数個積重ねた状態
で結束する場合について説明したが、本考案はこ
れに限るものでなく段ボール箱等の種々の被結束
物を結束するようにしてもよいことは勿論であ
る。
また、緊締体としてヒートシール性のテープを
使用して切断後におけるテープの端部をヒータ鏝
により熱圧着(ヒートシール)するようにした
が、確実に緊締体の端部を接着できれば他の手段
であつてもよい。
また、緊締体の供給と緊締体の緊締とを同一の
機構によつて行える緊締体供給・緊締兼用機構を
採用したが、それぞれ別個の機構としてもよい。
また、緊締体の輪を予め形成して、この緊締体
の輪の中に紙葉類群を押込むようにしたが、緊締
体を被結束物に巻付けるようにしてもよい。
たとえば、緊締体の先端部を保持してこの保持
部材を円運動させるようにしてもよい。
その他、本考案は上記実施例に限らず本考案の
要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは
勿論である。
[考案の効果] 本考案は以上説明したように、押込台は往復動
自在な搬送台車に対してスライド自在かつ弾性部
材を介して常時突当板方向に付勢された状態に取
付られ、被結束物が突当板に当接したとき押込台
が弾性部材の付勢力に抗して逃げるようにしたか
ら、被結束物のサイズが多少変化しても押込台移
動用の搬送台車の停止位置を変えることなく、そ
のままで対処できるといつた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は銀行券処理システム装置の構成説明
図、第2図は同装置における券束の流れを示す説
明図、第3図は本考案の結束装置の一実施例を示
す概略的平面図、第4図は同実施例要部の正面
図、第5図は同実施例の供給機構部の供給動作状
態を示す正面図、第6図は同実施例要部の側面
図、第7図イ,ロは同実施例の圧着台部分の構成
を示す正面図および側面図、第8図イ〜チは同実
施例の緊締体の輪の形成動作を示す説明図、第9
図は同実施例の90度反転機構部の構成を示す側面
図、第10図イ〜ヲは同実施例の結束動作状態を
示す説明図である。 P……紙葉類(券束)、1……結束装置、3…
…押込機構部、4……結束機構部、8……押込
台、29……突当板、30……緊締体(テー
プ)、35……搬送台車、36……弾性部材(ス
プリング)、47……圧縮機構、75……緊締体
供給・緊締兼用機構、83……緊締体切断機構、
84……緊締体圧着機構、118……結束輪形成
機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 位置決め面を有した突当板に当接すべく被結束
    物を緊締体巻付部に押込む押込台を有した押込機
    構部と、この押込機構部の上記押込台により押込
    まれた被結束物に巻かれた緊締体を引張つて緊締
    せしめる緊締体緊締機構と、この緊締体緊締機構
    により緊締せしめた緊締体を所定位置で切断する
    緊締体切断機構と、この緊締体切断機構により切
    断された緊締体の端部を圧着せしめる緊締体圧着
    機構とを具備し、上記押込台は往復動自在な搬送
    台車に対してスライド自在かつ弾性部材を介して
    常時突当板方向に付勢された状態に取付られ、被
    結束物が突当板に当接したとき押込台が弾性部材
    の付勢力に抗して逃げるように構成したことを特
    徴とする結束装置。
JP1980161052U 1980-11-11 1980-11-11 Expired JPS6221531Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5158198A (ja) * 1974-11-17 1976-05-21 Yasushi Ishikawa Jidoshiheiketsusokuki

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5158198A (ja) * 1974-11-17 1976-05-21 Yasushi Ishikawa Jidoshiheiketsusokuki

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