JPS6221521B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は絵柄、文字等を設けた新規の靴紐およ
び其の製造方法に関するものである。

以下、本発明の実施例を図面に依拠して説明す
るに、 糸が螺旋状を為し円筒状に製紐され且つ扁平に
押潰された白地の組紐１の両面に、離型性に優れ
た紙製基材２に色付き絵３を印刷したのちこの印
刷面にホツトメルト接着剤（図示は省略する。）
を塗布し更に当該塗布面に離型紙５を被着するこ
とによつて構成した加熱加圧型転写材６を、離型
紙５を順次剥脱し乍ら重合せしめると共に当該重
合物を加熱加圧作用と送り作用を果すローラ７…
により挾み送ることによつて上記の絵３を組紐１
の両面に転写する。

次いで、この長尺の絵・文字等付き組紐１に於
ける所定の間隔をおいた個所に合成樹脂管８を被
着して同個所に二個分の長さの端末部９を形成
し、この端末部９を切断により二分し、仍つて両
端に端末部を両面に絵模様を夫々備えた扁平組紐
製靴紐イを完成するようにしたものである。

本発明は叙上の通りであるので両面もしくは下
面に絵模様・文字等が附された靴紐を極めて簡易
な工程で連続的、機械的且つ自動的に量産できる
効果がり、また本発明により得た靴紐はこれに絵
や文字等を転写により設けたので使用中に当該絵
や文字等がしみひろがつて所謂ぼける等の規惧が
全くなく長期に亘つて鮮明さを維持すると共に靴
の履用時には絵や文字等が胛の上面をカラフルと
して靴の商品価値を高める等の好ましい諸効果を
奏するものである。

本発明は加熱により布地を染める染料（一般に
分散染料と称されているもの等）をインクとして
紙に色付き絵柄を表裏反転状態で印刷して構成し
たテープ状転写材を用いて組紐の片面もしくは両
面に絵柄を染着する方式で実施する場合もある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明靴紐および其の製造方法の実施例を
示すものであつて、第１図は全体のフローシー
ト、第２図は要部の断面図である。 １……組紐、２……基材、３……絵、５……離
型紙、６……転写材、７……ローラー、８……合
成樹脂管、９……端末部、イ……靴紐。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 片面もしくは両面に加熱加圧転写法による絵
   模様・文字などを設けたことを特徴とする靴紐。 ２ 扁平状を呈する組紐の両面もしくは片面に加
   熱加圧により絵、文字などを他に写すテープ状転
   写材を重合せしめると共に当該重合物を加熱加圧
   作用と送り作用を果すローラにより挾み送ること
   によつて上記の絵や文字などを組紐の両面もしく
   は片面に転写し、次いでこの長尺の絵・文字等付
   き組紐に於ける所定の間隔をおいた個所に金属管
   もしくは合成樹脂管を被着するか同個所に合成樹
   脂材料を各浸して固化する等の手段によつて当該
   個所に二個分の長さの端末部を形成し、この端末
   部を切断により二分することを特徴とする靴紐の
   製造方法。