JPS62214515A - 磁気記憶体 - Google Patents

磁気記憶体

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JPS62214515A
JPS62214515A JP5612186A JP5612186A JPS62214515A JP S62214515 A JPS62214515 A JP S62214515A JP 5612186 A JP5612186 A JP 5612186A JP 5612186 A JP5612186 A JP 5612186A JP S62214515 A JPS62214515 A JP S62214515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
coating
medium
memory body
coated
Prior art date
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Pending
Application number
JP5612186A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Nakagawa
中川 哲男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録装置(磁気ディスク装置、磁気ドラム
装置及び磁気テープ装置等)に用いられる磁気記憶体(
以下、記憶体と呼ぶ)に関する。
〔従粟の技術〕
金属磁性薄膜媒体)(以下、金属媒体と呼ぶ)を有する
記憶体に於いては、記録再生ヘッド(以下九ヘッドと呼
ぶ)との接触を耐えるだけの充分な従来より、基体は、
アルマイト処理やNi−1’メツキ等の非磁性メッキが
施こされた後、鏡面研摩されたAt合金基板が用いられ
る。
スパッタメディアの場合、上記基板を用い、マグネトロ
ンスパッタ装置により、第1層、Or。
第2層、Co含有磁性体、第3層、カーボンや5101
等の化合物が連続成膜される。
上記の記憶体は一応の耐久特性を有し、市場に出回り始
めているものの、大きな欠点を有している。
上記記憶体を搭載したドライブを60℃ 80%R,H
の環境に4日間放置すると、記憶体1枚に1〜2ケ所の
腐食点が発生し、ディフェクトに至る。又記tQ体とヘ
ッドの接触の繰り返しにより、両者間の静摩擦係数が増
大し、ついには記憶体回転スピンドルモーターが停止す
るスティッキング現象を起こした。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の技術では、記憶体の金属媒体の耐食性を充分に確
保できず、又記憶体とヘッドとの接触による記憶体とヘ
ッドの物理的劣化及びスティッキング現象という問題点
を有していた。
本発明は上記の問題点を解決するものであり、その目的
とするところは、水分等の環境に対する全4媒体の耐食
性を飛躍的に向上させるとともに、記憶体とヘッド間の
摩擦係数を大幅に低減させ、記憶体の機械的信頼性を高
めた記憶体を提供するところにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の記憶体は、アルマイト処理やN1−Pメッキ等
の非磁性メッキが施こされた後、鏡面研摩された基体上
に、Cr、Ti、Ta、Nbから選ばれる少なくとも1
種の金属薄膜の形成の有無において、酸化物、窒化物及
び炭化物から選ばれる少なくとも1種の物質より成る化
合物薄膜が被覆され、次に金属媒体が被覆され、更に炭
素質膜が被覆され、最後に、融点が80℃以上の有機物
が被覆された事を特徴とする。
金[1膜は、基体と酸化物、窒化物及び炭化物から選ば
れる少なくとも1種の物質より成る化合物薄膜間の密着
強度を充分に保つ目的で形成するが必須ではなく、膜厚
は50〜200Xで充分である。
酸化物はAl、O,、Tie、、0r20.。
Ta、O,、NbO,、Sin、5in2 。
B、O,、窒化物はAtN 、TiN 、TaN 。
OrN、N’bN、Si3N4 1”Nl 炭化物は、
TiC,OrC,TaO,Nb(3,SiC,Be等で
あり、化学量論比は、前記化学式に限定されるものでは
無い。これらはいずれも、緻密性、1を気絶縁性に優れ
る事から、基体及び、アルマイト被膜やN1−P等の非
磁性メッキ被膜中の不純物が金属媒体等の上層に浸透す
る事を防ぐ遮断層であり、又水分の浸透により形づくら
れる電気化学的腐食系を遮断するものであり、膜厚は2
00〜1000Xが適切である。
金属媒体は、Co、Co−Ni、Go−Ni −Cr、
Co−0r等であり、必要とする磁気特性から選ばれる
。尚、金属媒体と化合物薄膜間に、必要に応じ、Or等
の被膜を形成しても良い。
炭zimは、ヘキサコナル状、ダイヤモンド状、アモル
ファス状のいずれでも良く又、混合、積層で良い。膜厚
は100〜6ooXで良い。
以上の被膜は真空蒸着法、スパッタリング法、イオンブ
レーティング法等のP’VD法やCVD法の既知の方法
で形成できる。
融点が80℃以上の有機物は、炭素数が8〜30で直鎖
、分校、飽和、不飽和のアルコール、エステル、アミン
、カルボン酸や塩から選ばれる少なくとも1種の適切で
ある。これらは溶媒に溶解してスピンコード法、スプレ
ー法、等速引き上げ法等の塗布法で被覆するか、真空蒸
着法等の真空成膜法で被覆しても良い。膜厚は20〜2
00^が適切である。融点が80℃以下の有機物は高温
下に記憶体が放置された場合や記憶体とヘッド間の摩擦
時に除々に気化したり、炭素質膜に含浸してその効果が
失なわれる。
〔作用〕
本発明の構成によれば、金属媒体下に緻密性、電気絶縁
性に優れた酸化物、窒化物及び炭化物から選ばれる少な
くとも1種の物質より成る化合物が被覆され、より下地
層に含有されるイオン性不純物の上層への浸透を防止す
る。基体のA1合金、アルマイト被護やN1−P合金等
の非磁性メッキ被膜に塩素等が製造過程で残留する事が
さけられない。そのため、本発明の如く化合物膜を被覆
する事なく記憶体を作製する従来品は加湿下に放置され
た場合、水分が記憶体内部に浸透し、浸透した水分に塩
素等が溶は込み、金Jilti体の 食が加速されて進
行するが、本発明は、この問題を完壁に解決する事が可
能になった。
本発明に述べる炭素質膜が一般に優れた潤滑性能を有す
る事は知られているが、ヘッドとの接触により除々に摩
耗し、炭素質膜の表面が平滑化し、一方のヘッドには摩
耗した炭素質膜が移行し、ヘッド浮上性が悪化し更に摩
耗がすすみ、ヘッドと記憶体間の摩擦係数が増大し、つ
いにはスピンドルモーターが停止するスティッキング現
象を起こした。本発明の如く炭素質膜上に融点80℃以
上の有機物、特に炭素数が8〜30で、直鎖9分枝、飽
和、不飽和のアルコール、エステル、アミン、カルボン
酸や塩から選ばれる少なくとも1種は、塑性変形流動性
に優れる事から、ヘッド、記憶体間の摩擦係数を減じさ
せ、その結果として、ヘッド、記憶体の物理的劣化も減
じ、スティッキング現象の問題が完壁に解決できた。
近年、小型ハードディスクドライブに代表されるが、よ
り厳しい環境下で記憶体が用いられる。
環境条件としては、80℃の温度、80%R,H。
の湿度であるが、化合物薄膜及び融点が80℃以上の有
機物を用いる本発明の構成により、機械的信頼性、耐食
性ともに大幅に向上せしめた記憶体を提供する事が可能
になった。
〔実施例1〕 鏡面仕上げされたディスク状アルミニウム合金基板上に
非磁性合金(Ni−P)メツ午を約15μm厚に被覆後
、研摩により10μ携厚、表面粗度0.02μm以下に
加工する。
次にマグネドレンスパッタ法で、上記基板をセット後、
10″″@torr  以下に排気し、基板を80℃に
なるまで加熱し、3分間保持する。
次にOrを50XCDC印加、操作圧カニArガス導入
により6X10−3torr ) 、 S i 02を
5o o 久(Rh印加、操作圧カニ 6 X 10−
3torr )Orを5oaX、co−Ni(Go−2
0atzN1)を600^(D(3印加、操作圧カニ4
×10−”torr ) 、 Oを300X(Do印加
、操作圧カニ 6 X 10−3torr )連続成膜
した。
更に、下記処理液に、上記ディスクを浸漬した後、10
 cm / lilで引き上げ、ステアリン酸L1を約
soX被覆した。
〔実施例2〕 実施例1同様の基板上にアルマイト処理を施こし20μ
携厚のkt、O8層を形成した後、研摩により15μm
厚、表面粗度を0.05μm以下に加工した。
次に実施例1同様にマグネトロンスパッタ法により、前
加熱の後、T1を50^、TINを30OA、Orを1
00OA、Co−N1−(!r(Co−Boat%Ni
−7,5at%Or)を60OA、Oをs o o X
、連続成膜した。
〔実施例3〕 実施例1同様にN1−Pメツ午を被覆した基板を用い、
マグネトロンスパッタ法で次の成膜を行った。
Orを5OA、0r203を400ASOrを800 
ASOo−N i−Orを60OA、Cを300X1連
続成膜した後、下記処理液を用い、等速引き上げ法でス
テアリン酸Naを30X被覆した。
〔実施例4〕 実施例1に於けるS i O,をBeにかえて、他は実
施例1と同様にしてディスクを作製した。
〔実施例5〕 実施例1に於けるステアリン#IL1をステアリン酸ア
ミドにかえて、他は実施例1と同様にしてディスクを作
製した。
〔比較例1〕 実施例1に於ける5102の被覆を除き、他は実施例1
と同様にしてディスクを作製した。
〔比較例2〕 実施例2に於けるTiHの被覆を除き、他は実施例2と
同様にしてディスクを作製した。
〔比較例3〕 実施例3に於けるC!r203の被覆を除き、Oo −
N i −Orにかえて、Oo−’Pt(Co−10a
t% Pt)を用い、実施例3に準じてディスクを作製
した。
以上の実施例、比較例で述べたディスクの品質評価をC
SS試験及び耐湿試験で行った。
CSS試験は、O3S前後の外観変化、静摩擦係数と出
力低下率を求めた。(ヘッド:3370ミノモノリシツ
ク) 耐湿試験は80℃、90%R,H,の環境にディスクを
放置し、放置時間の経過を追って、ミッシングビット数
を測定し、その増加が確認された時点を寿命と判断した
以上の如く、金属媒体に、Cr、Ptに代表される耐食
元素が添加されても、防食効果は不充分である。
本発明の化合物薄膜により、耐湿性が、融点が80℃以
上の特定の有機物の被覆により、機械的信頼性が大幅に
向上した。
〔発明の効果〕
高密度化対応の記憶体として薄膜メディアが登場して久
しいが、長期信頼性に不安があるため、その使用は一部
に限られていた。
本発明によれば、加湿下で記憶体が用いられても金属媒
体に何等の変化も与えず又、機械的信頼性も高いので、
増々小型化し厳しい環境下でドライブが用いられようと
も、記憶体、ヘッドともにそれにより特性が劣化するも
のではない。
以上の如く、高密度、高耐久化記憶体の提供が可能にな
った。
以  上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体上に、酸化物、窒化物及び炭化物から選ばれ
    る少なくとも1種の物質より成る化合物薄膜が被覆され
    、次に金属磁性薄膜媒体が被覆され、更に炭素質膜が被
    覆された事を特徴とする磁気記憶体、
  2. (2)酸化物、窒化物及び炭化物が、Al、Ti、Cr
    、Ta、Nb、Si、Bから選ばれる元素の化合物であ
    る事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記憶
    体。
  3. (3)炭素質膜上に融点が80℃以上の有機物が被覆さ
    れた事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記
    憶体。
JP5612186A 1986-03-14 1986-03-14 磁気記憶体 Pending JPS62214515A (ja)

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JPS62214515A true JPS62214515A (ja) 1987-09-21

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