JPS62214412A - 微細位置決め装置 - Google Patents

微細位置決め装置

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JPS62214412A
JPS62214412A JP5608886A JP5608886A JPS62214412A JP S62214412 A JPS62214412 A JP S62214412A JP 5608886 A JP5608886 A JP 5608886A JP 5608886 A JP5608886 A JP 5608886A JP S62214412 A JPS62214412 A JP S62214412A
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JP
Japan
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displacement
axis
parallel
positioning device
displacement mechanism
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Application number
JP5608886A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Nagasawa
潔 長澤
Kozo Ono
耕三 小野
Kojiro Ogata
緒方 浩二郎
Takeshi Murayama
健 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62214412A publication Critical patent/JPS62214412A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/25Movable or adjustable work or tool supports
    • B23Q1/26Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members
    • B23Q1/34Relative movement obtained by use of deformable elements, e.g. piezoelectric, magnetostrictive, elastic or thermally-dilatable elements
    • B23Q1/36Springs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体製造装置、電子顕微鏡等のμmオーダ
ーの調節を必要とする装置に使用される微細位置決め装
置に関する。
〔従来の技術〕
近年、各種技術分野においては、μmのオーダーの微細
な変位調節が可能である装置が要望されている。その典
型的な例がLSI(大規模集積回路)、超LSIの製造
工程において使用されるマスクアライナ、電子線描画装
置等の半導体製造装置である。これらの装置においては
、μmオーダーの微細な位置決めが必要であり、位置決
めの精度が向上するにしたがってその集積度も増大し、
高性能の製品を製造することができる。このような微細
な位置決めは上記半導体装置に限らず、電子顕微鏡をは
じめとする各種の高倍率光学装置等においても必要であ
り、その精度向上により、バイオテクノロジ、宇宙開発
等の先端技術においてもそれらの発展に大きく寄与する
ものである。
従来、このような微細位置決め装置は、例えば「機械設
計」誌、第27巻第1号(1983年1月号)の第32
頁乃至第36頁に示されるような種々の型のものが提案
されている。これらのうち、特に面倒な変位縮小機構が
不要であり、かつ、構成が簡単である点で、平行ばねと
微動アクチュエータを用いた型の微細位置決め装置が優
れていると考えられるので、以下、これを第4図に基づ
いて説明する。
第4図は従来の微細位置決め装置の側面図である。図で
、1は支持台、2a、2bは支持台1上に互いに平行に
固定された板状の平行ばね、3は平行ばね2a、2b上
に固定された剛性の高い微動テーブルである。4は支持
台1と微動テーブル3との間に装架された微動アクチュ
エータである。
この微動アクチュエータ4には、圧電素子、電磁ソレノ
イド等が用いられ、これを励起することにより、微動テ
ーブル3に図中に示す座標軸のX軸方向の力が加えられ
る。
ここで、平行ばね2a、2bはその構造上、X軸方向の
剛性は低く、これに対してZ軸方向、y軸方向(紙面に
垂直な方向)の剛性が高いので、微動アクチュエータが
励起されると、微動テーブル3はほぼX軸方向にのみ変
位し、他方向の変位はほとんど発生しない。
第5図は前述の参考文献に開示された例から容易に考え
られる従来の他の微細位置決め装置の斜視図である。図
で、6は支持台、7a、7bは支持台6上に互いに固定
された板状の平行ばね、8は平行ばね7a、7bに固定
された剛性の高い中間テーブル、9a、9bは平行ばね
7a、7bと直交する方向において互いに平行に中間テ
ーブル8に固定された板状の平行ばね、10は平行ばね
9a、9b上に固定された剛性の高い微動テーブルであ
る。座標軸を図中に示すように定めると、平行ばね7a
、7bはX軸方向に沿って配置され、平行ばね9a、9
bはy軸方向に沿って配置されている。この構造は、基
本的には第4図に示す1軸(X軸方向の変位を生じる)
の場合の構造を2段に積層した構造である。矢印F、は
微動テーブル10に加えられるX軸方向の力、矢印F、
は中間テーブル8に加えられるy軸方向の力を示し、力
FX、F、を加えることができる図示されていない微動
アクチュエータが支持台6と微動テーブル10、支持台
6とテーブル8との間にそれぞれ設けられる。
微動テーブル10に力FXが加えられると、平行ばね9
a、9bが変形し、一方、平行ばね7a。
7bはX軸方向の力F8に対しては高い剛性を有するの
で、微動テーブル10はほぼX軸方向にのみ変位する。
また、中間テーブル8に力F、が加えられると、平行ば
ね7a、7bが変形し、微動テーブル10は平行ばね9
a、9bを介してほぼy軸方向にのみ変位する。さらに
、両方の力FX。
F、が同時に加えられると、各平行ばね7a、 7b。
9a、9bは同時に変形し、微動テーブル10はこれに
応じて2次元的に変位する。
このように、第5図に示す装置は、第4図に示す装置が
1軸方向のみの位置決め装置であるのに対して2軸方向
の位置決めを行なうことができる。
以上述べた第4図および第5図に示す装置は、微動テー
ブル10を定められた軸方向に直線的に変位させる装置
である。これに対して、微動テーブルをある軸のまわり
に微小回転変位させる微細位置決め装置が日本特許出願
公告公報、昭57−50433号に示されている。この
微細位置決め装置を第6図により説明する。
第6図は微小回転変位を行う従来の微細位置決め装置の
一部破断斜視図である。図で、1)は円柱状の中央固定
部、1) a、  1 l b、  1) cは中央固
定部1)の周面にその長手方向に等間隔に形成された縦
溝である。12は中央固定部1)を中心として可回動に
設けられたリング状のステージ、12a+ 〜12az
、12b+ 〜12b:+ 、12c+〜12Czはそ
れぞれ縦溝1) a、  1 l b、  1) cに
対向してステージ12に固定されたU字状金具である。
13は各縦溝1)a、llb、llcと各U字状金具1
2a+〜12C1との間に装架されたバイモルフ形圧電
素子、13Aはバイモルフ形圧電素子13のU字状金具
と係合する部分に固定された突起である。中央固定部1
)、ステージ12)各U字状金具12a+〜12Csは
いずれも剛体である。ここで、上記バイモルフ形圧電素
子13を第7図により面単に説明する。
第7図はバイモルフ形圧電素子の斜視図である。
図で、13a、13bは圧電素子、13cは圧電素子1
3a、13bの中間に設けられた共通電極である。圧電
素子13a、13bは共通電極13cを挟着した状態で
互いに密着されている。13d。
13eはそれぞれ圧電素子13a、13bに固着された
表面電極である。この状態において、表面電極13dと
共通電極13cとの間に圧電素子13aを縮ませる極性
の電圧を印加し、同時に、表面電極13eと共通電極1
3cとの間に圧電素子13bを伸ばす極性の電圧を印加
すると、各圧電素子13a、13bが矢印の方向に伸縮
することにより、バイモルフ形圧電素子13全体は図の
ように変形する。このようなバイモルフ形圧電素子13
により、圧電素子単体に比べて大きな変位量を得ること
ができる。
このようなバイモルフ形圧電素子13は、第6図に示す
装置において、一端が縦溝1)a 、 llb 。
1)cに固定され、他端は自由端となって各対応するU
字状金具に突起13Aを介して接触している。今、各バ
イモルフ形圧電素子13に適宜の電圧を印加し、第7図
に示す変形を生じさせると、ステージ12はその変形に
応じて中央固定部1)を中心として回動変位する。そこ
で、ステージ12上に微動テーブルを載置固定しておけ
ば、微動テーブルの微小回転変位を得ることができる。
上記従来の装置は、U字状金具とバイモルフ形圧電素子
13とにより両者を係合状態に保持し、これにより、バ
イモルフ形圧電素子13の自然変形のままでの装架を許
し、かつ、バイモルフ形圧電素子13をステージ12に
固定した場合に生じる変位の拘束(干渉)を防止してい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、まず、第4図および第5図に示す従来の微細
位置決め装置は次のような問題点を有している。即ち、
力F8を発生する微動アクチュエータは、微動テーブル
10と支持台6との間に剛に連結されている。そこで、
今、中間テーブル8と支持台6との間に剛に連結された
図示されない微動アクチュエータにより、中間テーブル
8に力F、を加えると、微動テーブル10はy軸方向に
変位する。この変位は、微動テーブル10に連結されて
いる微動アクチュエータに力Fやとは直交方向の力を作
用させることになり、結局、微動アクチュエータ間に干
渉が発生する。この結果、位置決め装置の精度および耐
久性に悪影響を生じるという問題がある。
さらに、第6図に示す従来の回転微細位置決め装置は次
のような問題点を有している。即ち、当わせて各U字状
金具の取付位置を定めなければならず、その製造に極め
て多くの手間と時間を要する。しかも、バイモルフ形圧
電素子13とU字状金具との保合は、緩やかな保合は許
されず、したがって、バイモルフ形圧電素子13が変形
したときのU字状金具との摺動抵抗も大きく、依然とし
て大きな干渉が存在する。
第4図、第5図および第6図に示した従来の微細位置決
め装置は、それぞれの前述のような欠点を有するが、さ
らに、次のような根本的な欠点を有する。即ち、第4図
および第5図に示す微細位置決め装置については、1次
元および2次元の位置決めができるのみであり、z軸方
向の変位や、X軸、y軸、2軸まわりの回転変位を与え
ることはできず、又、第6図に示す微細位置決め装置に
ついては、X軸、y軸、z軸方向の変位と他の2軸まわ
りの回転変位を与えることはできない。そして、これら
従来の微細位置決め装置からは、第5図および第6図に
示す装置を組合わせてX軸、y軸方向の変位と2軸まわ
りの回転変位を与える3軸の微細位置決め装置を想定し
得るのみであり、これらから4軸以上の微細位置決め装
置を構成するのは極めて困難である。さらに、これら従
来装置を何らかの手段で組合わせたとしても、軸数が増
加するにしたがって前記干渉の現象が顕著になるのを避
けることはできない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり
、その目的は、従来技術の問題点を解決し、簡単な構造
で、かつ、何等の干渉をも生じることなくX軸、y軸、
Z軸方向の変位、およびX軸、y軸、2軸まわりの回転
変位を行なうことができ、しかも、回転変位の回転中・
Q\の位置を自由に選定することができる微細位置決め
装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、互いに直交する
3つの軸のうちの2つの軸に沿って2組の張出し部を備
え、一方の組の張出し部に第1および第2の平行たわみ
梁変位機構を、又、他方の組の張出し部に第3の平行た
わみ梁変位機構および第1の放射たわみ梁変位機構を設
けた第1の変位構造と、上記2つの軸まわりの回転変位
を発生する第2および第3の放射たわみ梁変位機構およ
び微動テーブルを設けた第2の変位構造とで構成されて
いることを特徴とする。
〔作用〕
第1、第2および第3の平行たわみ梁変位機構により、
微動テーブルをX軸、y軸、Z軸方向に任意に変位させ
、又、第1、第ユおよび第3の放射たわみ梁変位機構に
より、微動テーブルをX軸、y軸、2軸まわりに任意に
回転変位させる。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る微細位置決め装置の分解
斜視図である。今、座標軸x、y、zを図示のように定
める。21a、21bはZ軸を中心にy軸方向に対称に
張出した張出し部である。
又、22a、22bはZ軸を中心にX軸方向に対称に張
出した張出し部である。23F、は張出し部21a、2
1bに対称に構成された平行たわみ梁変位機構である。
この平行たわみ梁変位機構23F、は、側部においてy
軸方向に延びる互いに平行な平板状の平行たわみ梁23
a、23b、およびこれら平行たわみ梁23a、23b
に曲げ変形を生じさせる圧電アクチュエータ23cで構
成されている。平行たわみ梁23a、23bはX軸方向
の力に対しては容易に変形するが、他の方向の力および
各軸まわりのモーメントに対しては大きな剛性を有する
。圧電アクチュエータ23cは圧電素子と複数積層した
積層形のものが用いられる。後述する各圧電アクチュエ
ータも同様の構造である。23dは中・(4箋側から突
出する突出部、23eは外側から突出する突出部であり
、圧電アクチュエータ2′3Cがこれら各突出部23d
 、 23e間に装架される。平行たわみ梁23a、2
3bは、張出し部21aを構成する剛体のブロックに2
軸方向の貫通孔23fをあけることにより形成される。
この場合、この貫通孔23fは突出部23d。
23eを形成するため、はぼS字状に形成される。
圧電アクチュエータ23cは貫通孔23f内に収納され
た状態で装架されることになる。なお、張出し部21b
の平行たわみ梁変位at23Fヨにおける各部分の符号
の添付は省略する。以下、対称構造のものについては同
様に一方の構造の符号の添付を省略する。なお又、平行
たわみ梁23aの根本部分にはストレンゲージが貼着さ
れているが、その図示は省略されている。以下に述べる
各平行たわみ梁変位機構および放射たわみ梁変位機構に
おけるたわみ梁に貼付されたストレンゲージについても
同じく図示が省略されている。
24F2は張出し部21a、21bに対称に構成された
平行たわみ梁変位機構であり、上下においてy軸方向に
延びる互いに平行な平板状の平行たわみ梁24a、24
b、およびこれら平行たわみ梁24a、24bに曲げ変
形を生じさせる圧電アクチュエータ24cで構成されて
いる。平行たわみ梁24a、24bはz軸方向の力に対
しては容易に変形するが、他の方向の力および各軸まわ
りのモーメントに対しては大きな剛性を有する。
平行たわみ梁24a、24bを形成する貫通孔や圧電ア
クチュエータ24cを装架する突出部の構造は平行たわ
み梁変位機構23F、における構造と同じである。
25F、は張出し部22a、22bに対称に構成された
平行たわみ梁変位機構であり、側部においてX軸方向に
延びる互いに平行な平板状の平行たわみ梁25a、2.
5bおよびこれら平行たわみ梁25a、25bに曲げ変
形を生じさせる圧電アクチュエータ25cで構成されて
いる。平行たわみ梁25a、25bはy軸方向の力に対
しては容易に変形するが、他の方向の力および各軸まわ
りのモーメントに対しては大きな剛性を有する。貫通孔
や突出部の構造は平行たわみ梁変位機構23Fxにおけ
る構造と同じである。
26M2は張出し部22a、22bに対称に構成された
放射たわみ梁変位機構である。この放射たわみ梁変位機
構26M、は、側部において、z軸に対し角度αで放射
状に延びる平板状の放射たわみ梁26a、26b、およ
びこれら放射たわみ梁26a、26bに曲げ変形を生じ
させる圧電アクチュエータ26cで構成されている。放
射たわみ梁26a、26bはZ軸まわりのモーメントに
対しては容易に変形するが、他の軸まわりのモーメント
および各軸方向の力に対しては大きな剛性を有する。貫
通孔や突出部の構造は平行たわみ梁変位機構23 F、
における構造に準じる。
27 a、  27 bは図示されていない剛体構造に
対する固定部、28a、28bは後述する他の変位構造
に対する連結部である。29は各張出し部21 a、 
 2 l b、  22 a、  22 b、各平行た
わみ梁変位機構23F、、24F、、25F、 、およ
び放射たわみ梁変位a#2sM、で構成される第1の変
位構造を示す。固定部27a、27bおよび連結部28
a、28bをも含め、第1の変位構造29は1つの剛体
ブロックを十文字状に形成し、これに所定の貫通孔を加
工成形し、圧電アクチュエータを装架することにより製
造される。
次に、この第1の変位構造29と連結される第2の変位
構造31の構成について説明する。この第2の変位構造
31についても第1の変位構造29において定めた座標
軸と同÷のX軸、y軸およびz軸を想定す・る。図で、
32は位置決め対象となるワークを載置する微動テーブ
ルである。33M、。
34M、はそれぞれ放射たわみ梁変位機構、35゜36
は剛体部、37a、37bは第1の変位構造29との連
結を行なう連結部である。
放射たわみ梁変位機構33M、は、剛体部35と微動テ
ーブル32との間において放射状に延びる平板状の放射
たわみ梁33a、33b、およびこれら放射たわみ梁3
3a、33b%に曲げ変形を生じさせる圧電アクチュエ
ータ33cで構成されている。放射たわみ梁33a、3
3bはX軸に対して角度βをもって互いに放射状に延び
ており、X軸まわりのモーメントに対しては容易に変形
するが他の軸まわりのモーメントおよび各軸方向の力に
対しては大きな剛性を有する。放射たわみ梁33a、3
3bを形成するための貫通孔、および圧電アクチュエー
タ33cを装架する突出部の構造は平行たわみ梁変位機
構23F、における構造に準じる。
放射たわみ梁変位機構34M、は、剛体部35゜36間
において放射状に延びる平板状の放射たわみ梁34a、
34b、およびこれら放射たわみ梁34a、34bに曲
げ変形を生じさせる圧電アクチュエータ34cで構成さ
れている。放射たわみ梁34a、34bはy軸に対して
角度γをもって互いに放射状に延びており、y軸まわり
のモーメントに対しては容易に変形するが他の軸まわり
のモーメントおよび各軸方向の力に対しては大きな剛性
と有する。放射たわみ梁34a、34bを形成するため
の貫通孔、および圧電アクチュエータ34Cを装架する
突出部の構造は平行たわみ梁変位機構23F、における
構造に準じる。
このように、第2の変位構造31は、微動テーブル32
)放射たわみ梁変位機構32M、、34M、、および剛
体部35.36で構成されており、連結部37a、37
bを含め、1つの剛体ブロックを加工成形し、圧電アク
チュエータ33c、34cを装架することにより製造さ
れる。連結部37a。
37bをそれぞれ第1の変位構造29の連結部28a、
28bと結合することにより微細位置決め装置が構成さ
れる。
ここで、本実施例の動作を説明する。今、平行たわみ梁
変位機構23F、のみをとり出した構造の平面図を第2
図(al、 (blに示す。各図で、第1図に示す部分
と同一部分には同一符号が付しである。
Sは平行たわみ梁の根本の部分に貼着されたストレンゲ
ージを示す。第2図(a)は圧電アクチュエータ23c
に所定の!@氏が印加されていない状態を示す。この状
態から圧電アクチュエータ23cに所定の電圧、が印加
されると、圧電アクチュエータ23cはX軸方向に伸長
して力fを発生する。この力は突出部23eが固定部2
7a、27bを介して図示しない剛体構造に固定されて
いるところから、突出部23dを押し上げるように作用
する。
即ち、張出部212.21bの中心を通るX軸方向の軸
kに沿って力fが上向きに作用した状態と同様の状態に
なる。この方fの作用により、平行たわみ梁23a、2
3bには第2図(b)に示すような曲げ変形が生じる。
この曲げ変形により、張出し部21a、21bの中央部
分は第2図(a)に示す位置から微小距離εだけ変位す
る。この変位量εは平行たわみ梁23a、23bの剛性
や圧電アクチュエータの特性により定まり、圧電アクチ
ュエータの印加電圧に比例する。
さて、第1図に示す装置においてこのような平行たわみ
梁変位機構23F、の圧電アクチュエータ23cに所定
の電圧が印加されると、上述のようにX軸方向の力が発
生する。しかしながら、このX軸方向の力は他の平行た
わみ梁変位機構24 F 、。
25F、の平行たわみ梁、および各放射たわみ梁変位機
構26M、、33M、、34M、の放射たわみ梁を変形
することはない。したがって、圧電アクチュエータ23
cに所定の電圧が印加され、張出し部21a、21bの
中央部分が微小距離εだけ変位すると、微動テーブル3
2も、張出し部22a。
22b、連結部28 a、  28 b、  37 a
、  37 b。
剛体部36、放射たわみ梁変位機構34M、、剛体部3
5、放射たわみ梁変位機構33M8を介してX軸方向に
同量変位する0次いで、圧電アクチュエータ23cの上
記所定の電圧を除去すると、力fは消滅し、平行たわみ
梁23a、23bの変形は除かれて第2図(a)に示す
状態に戻る。したがって、微動テーブル32も原位置に
復帰する。
全く同様に、平行たわみ梁変位機構24F、の圧電アク
チュエータ24cに所定の電圧を印加すると、微動テー
ブル32はz軸方向に変位し、又、平行たわみ梁25F
、の圧電アクチュエータ25cに所定の電圧を印加する
と、微動テーブル32はy軸方向に変位する。、−%の
ような変位動作中、各圧電アクチュエータは変位部分と
共に変位するので、変位に対して何等の干渉をも生じな
い。
次に、放射たわみ梁変位機構26M2のみをとり出した
構造の平面図を第3図(a)、 (b)に示す。各図で
、第1図に示す部分と同一部分には同一符号が付しであ
る。Sは放射たわみ梁の根本の部分に貼着されたストレ
ンゲージを示す。第3図(a)は圧電アクチュエータ2
6cに所定の電圧が印加されていない状態を示す。この
状態から圧電アクチュエータ26cに所定の電圧が印加
されると、一方の圧電アクチュエータ26cは2軸を中
心とする円の接線方向上向きに、又、他方の圧電アクチ
ュエータ26cは同円の接線方向下向きに力を発生する
。このため、張出し部22a、22bの中央部分には、
2軸まわりにモメントが作用し、放射たわみ梁26a、
26bには第3図中)に示すような曲げ変形が生じる。
この曲げ変形により、張出し部22a、22bの中央部
分は微小角度δだけ回転変位する。この変位量δは放射
たわみ梁26a。
26bの剛性や圧電アクチュエータ26cの特性により
定まり、圧電アクチュ土−夕26cの印加電圧に比例す
る。
このような放射たわみ梁変位機構26M2を備えた第1
図に示す装置において、圧電素子26cにより生じる2
軸まわりのモーメントは、他の平行たわみ梁変位機構2
3F、、24F、、25F、の平行たわみ梁、および放
射たわみ梁変位機構33M、。
34M、の放射たわみ梁を変形することはない。
したがって、圧電アクチュエータ26cに所定の電圧が
印加され、張出し部22a、22bの中央部分が微小角
度δだけ回動変位すると、張出し部22a、22b、連
結部28a、28b、37a。
37b、剛体部36、放射たわみ梁変位機構34M。
剛体部35、放射たわみ梁変位機構33M、を介して微
動テーブル32も2軸まわりに同方向に同量変位する。
圧電アクチュエータ26cに印加した上記所定電圧を除
去すると、放射たわみ梁変位機構26M、、m動テーブ
ル32は原状態に復帰する。
同じく、放射たわみ梁変位機構33M、の圧電アクチュ
エータ33cに所定の電圧を印加すると、微動テーブル
32はX軸まわりに回転変位し、又、放射たわみ梁変位
機構34M、の圧電アクチュエータ34cに所定の電圧
を印加すると、微動テーブル32はy軸まわりに回転変
位する。これらの回転変位動作は他の放射たわみ梁変位
機構および平行たわみ梁変位機構とは独立して行なわれ
、他の構造による何等の干渉をも生じることはない。
なお、放射たわみ梁変位機構33M、、34M、の構造
は、放射たわみ梁変位機構26M、が2つの単体構造を
対称に配置したものであるのに対して、単体構造となっ
ているが、その回転変位動作は、放射たわみ梁変位機構
26M8の説明から充分に理解し得るものと考えるので
その説明は省略する。
次に、第2図(al、 (blおよび第3図(a)、 
(blに示すストレンゲージSについて説明する。スト
レンゲージはそのひずみ量に応じて自身の抵抗値を変化
する。したがって、ストレンゲージSを所定のたわみ梁
の根本の部分に貼着しておけば、そのたわみ梁の変形に
より、その変形に応じてストレンゲージSにひずみを生
じ抵抗値が変化する。そこで、各ストレンゲージSの抵
抗値の変化を適宜の手段(例えばブリッジ回路)により
電気信号としてとり出すようにしておけば、たわみ梁の
変形の量、ひいてはその平行たわみ梁変位機構又は放射
たわみ梁変位機構による変位量を検出することができる
。このようなストレンゲージSを用いた検出手段を第1
図に示す装置に適用すれば、微動テーブル32の変位を
検出することができ、その検出値に基づくフィードバッ
ク制御を実施することにより、高精度の変位を行なうこ
とができる。
以上、第1図に示す本実施例について説明した。
そして、本実施例はこのような構成により、従来装置又
はこれらから構成される装置のように変位が3軸以内に
限定されることはなく、任意の変位を行なうことができ
、又、各変位構造は1つの剛体ブロックを加工成形して
構成されるので製造が変位の精度を向上せしめることも
できる。しかし、本実施例の効果はこれに留まるもので
はなく、さこの点についての変位を考えると、各軸方向
の変位については何等問題を生じない。しかしながら、
各軸まわりの回転変位においては、その回転変位の回転
中心の位置に大きく影響を受け、仮に各軸まわりの回転
の中心がそれぞれ異なった位置にあったり、又、それら
の中心と微動テーブル上の前記点との間に間隔が存在す
ると、正確な回転変位を得るには複雑な演算制御を余儀
なくされることは明らかである。このような欠点を避け
るには、微細位置決め装置の回転変位の中心と、変位対
象物体の回転中心とを一致させる必要がある。そして、
変位対象物体は相応の厚みを有することから、その回転
中心は微動テーブル表面から上方に離れた位置にあるの
が通常である。
本実施例では、微動テーブルに接近して2つの放射たわ
み梁変位機構を設け、それぞれの放射たわみ梁の放射方
向を微動テーブルの表面に向けるようにしたので、それ
ら放射たわみ梁の放射角度を選定することにより、回転
変位の回転中心を微動テーブルの表面近辺の変位対象物
体の回転中心の点(3軸が直交する点P)に設定するこ
とができる。
なお、上記本実施例の説明において、第1の変位構造と
第2の変位構造とは別体に構成し、連結部により両者を
連結する例について説明したが、これに限ることはなく
、両者を1つの剛体ブロックから加工成形して構成する
こともできる。又、ストレンゲージは必ずしも設ける必
要はない。
〔発明の効果〕
み梁変位機構を設け、他方の変位機構に2つの放射たわ
み梁変位機構と微動テーブルを設けたので、何等の干渉
なくX軸、y軸、z軸方向の変位およびX軸、y軸、2
軸まわりの回転変位を得ることができ、又、その製造も
容易である。さらに、回転変位の回転中心の位置を自由
に選定することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る微細位置決め装置はそれ
ぞれ従来の微細位置決め装置の側面図および斜視図、第
7図は第6図に示すバイモルフ形圧電素子の斜視図であ
る。 21a、21b、22a、22b−−−−−・張出し部
、23Fx、24F、、25F、・・・・・・平行たわ
み梁変位機構、26M、、33M、、34M、・・・・
・・放射たわみ梁変位機構、29・・・・・・第1の変
位構造、31・・・・・・第2の変位構造、32・・・
・・・微動テーブル、35゜36・・・・・・剛体部。 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)第1の軸を中心にこの第1の軸に垂直にかつ互い
    に垂直に突出する2組の張出し部と、これらの一方の組
    の張出し部に対称に設けられ前記第1の軸方向の変位を
    発生させる第1の平行たわみ梁変位機構と、前記一方の
    組の張出し部に対称に設けられ他方の組の張出し部に沿
    う方向の変位を発生させる第2の平行たわみ梁変位機構
    と、前記他方の組の張出し部に対称に設けられ前記一方
    の組の張出し部に沿う方向の変位を発生させる第3の平
    行たわみ梁変位機構と、前記他方の組の張出し部に対称
    に設けられ前記第1の軸まわりに回転変位を発生させる
    第1の放射たわみ梁変位機構とを備えた第1の変位構造
    、および、微動テーブルと、前記一方の組の張出し部に
    沿いかつ前記第1の軸上の所定点で交叉する第2の軸ま
    わりに回転変位を発生させる第2の放射たわみ梁変位機
    構と、前記第1の軸と前記第2の軸とに直交する第3の
    軸まわりに回転変位を発生させる第3の放射たわみ梁変
    位機構とを備えた第2の変位構造で構成されることを特
    徴とする微細位置決め装置 (2)特許請求の範囲第(1)項において、前記各平行
    たわみ梁変位機構は、それぞれの変位発生方向の力によ
    り曲げ変形を生じる互いに平行な複数のたわみ梁と、こ
    れらたわみ梁に前記力を作用させるアクチュエータとに
    より構成されていることを特徴とする微細位置決め装置 (3)特許請求の範囲第(1)項において、前記各放射
    たわみ梁変位機構は、それぞれの回転変位発生軸まわり
    のモーメントにより曲げ変形を生じ、前記第1の軸上の
    定められた点に関して互いに放射状に延びる複数のたわ
    み梁と、これらたわみ梁に前記モーメントを作用させる
    アクチュエータとにより構成されていることを特徴とす
    る微細位置決め装置 (4)特許請求の範囲第(2)項又は第(3)項におい
    て、前記アクチュエータは圧電アクチュエータであるこ
    とを特徴とする微細位置決め装置 (5)特許請求の範囲第(1)項において、前記所定点
    は、前記第2の放射たわみ梁変位機構の各たわみ梁のう
    ちの外側2つのたわみ梁の角度により決定されることを
    特徴とする微細位置決め装置(6)特許請求の範囲第(
    1)項において、前記第1の変位構造および前記第2の
    変位構造は、それぞれ1つの剛体ブロックから加工成形
    されることを特徴とする微細位置決め装置 (7)特許請求の範囲第(1)項において、前記第1の
    変位構造および前記第2の変位構造は、それぞれ互いを
    連結する連結手段を備えていることを特徴とする微細位
    置決め装置
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3786332A (en) * 1969-03-19 1974-01-15 Thomson Houston Comp Francaise Micro positioning apparatus
JPS5994103A (ja) * 1982-11-19 1984-05-30 Nec Corp 電気機械変換器の制御装置
JPS5996880A (ja) * 1982-11-19 1984-06-04 Nec Corp 電気機械変換装置
JPS6025284A (ja) * 1983-07-22 1985-02-08 Hitachi Ltd 位置決め装置

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