JPH03115892A - 微動機構 - Google Patents
微動機構Info
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- JPH03115892A JPH03115892A JP25232089A JP25232089A JPH03115892A JP H03115892 A JPH03115892 A JP H03115892A JP 25232089 A JP25232089 A JP 25232089A JP 25232089 A JP25232089 A JP 25232089A JP H03115892 A JPH03115892 A JP H03115892A
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- Japan
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- displacement
- axis
- body part
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- Pending
Links
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 abstract description 30
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/25—Movable or adjustable work or tool supports
- B23Q1/26—Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members
- B23Q1/34—Relative movement obtained by use of deformable elements, e.g. piezoelectric, magnetostrictive, elastic or thermally-dilatable elements
- B23Q1/36—Springs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体製造装置、を子顕微鏡等の微細な変位
調節を必要とするものに使用される微動機構に関する。
調節を必要とするものに使用される微動機構に関する。
近年、各種技術分野においては、サブμmのオーダーの
微細な変位調節が可能である装置が要望されている。そ
の典型的な例がLSI(大規模集積回路)、超LSIの
製造工程において使用されるマスクアライナ、電子線描
画装置等の半導体製造装置である。これらの装置におい
ては、サブμmオーダーの微細な位置決めが必要であり
、位置決めの精度が向上するにしたがってその集積度も
増大し、高性能の製品を製造することができる。
微細な変位調節が可能である装置が要望されている。そ
の典型的な例がLSI(大規模集積回路)、超LSIの
製造工程において使用されるマスクアライナ、電子線描
画装置等の半導体製造装置である。これらの装置におい
ては、サブμmオーダーの微細な位置決めが必要であり
、位置決めの精度が向上するにしたがってその集積度も
増大し、高性能の製品を製造することができる。
このような微細な位置決めは上記半導体装置に限らず、
電子顕微鏡をはじめとする各種の高倍率光学装置等にお
いても必要であり、その精度向上により、バイオテクノ
ロジ、宇宙開発等の先端技術においてもそれらの発展に
大きく寄与するものである。
電子顕微鏡をはじめとする各種の高倍率光学装置等にお
いても必要であり、その精度向上により、バイオテクノ
ロジ、宇宙開発等の先端技術においてもそれらの発展に
大きく寄与するものである。
従来、このような徽細な位置決めを行なう微動機構は、
例えば「機械設計」誌、第27巻第1号(1983年1
月号)の第32頁乃至第36頁に示されるような種々の
型のものや、特公昭57一50433号公報に記載の型
のものが提案されている。前者の微動機構は支持台に2
つの平行な板状ばねにより微動テーブルを連結し、アク
チュエータで微動テーブルを押圧駆動する、:とにより
これを並進変位せしめるように構成されている。又、後
者の微動機構は、円柱状の中央固定部とこれを囲むリン
グ状のステージとの間に、放射状に複数のバイモルフ形
圧電素子が設けられ、このバイモルフ膨圧!素子を駆動
することによりステージを回転変位せしめるように構成
されている。
例えば「機械設計」誌、第27巻第1号(1983年1
月号)の第32頁乃至第36頁に示されるような種々の
型のものや、特公昭57一50433号公報に記載の型
のものが提案されている。前者の微動機構は支持台に2
つの平行な板状ばねにより微動テーブルを連結し、アク
チュエータで微動テーブルを押圧駆動する、:とにより
これを並進変位せしめるように構成されている。又、後
者の微動機構は、円柱状の中央固定部とこれを囲むリン
グ状のステージとの間に、放射状に複数のバイモルフ形
圧電素子が設けられ、このバイモルフ膨圧!素子を駆動
することによりステージを回転変位せしめるように構成
されている。
さらに、特開昭61−209846号公報には微動機構
として、並進変位を発生させる平行たわみ梁変位機構お
よび回転変位を発生させる放射たわみ梁変位機構が提案
されている。平行たわみ梁変位機構は、中央の剛体部と
その両側の剛体部とをそれぞれ互いに平行なたわみ梁で
連結し、中央の剛体部と両側の剛体部との間にアクチュ
エータを設け、このアクチュエータを駆動することによ
り中央の剛体部を並進変位させるように構成されている
。又、放射たわみ梁変位機構は、中央の剛体部とその両
側の剛体部とをそれぞれ放射状に延びたたわみ梁で連結
し、中央の剛体部と両側の剛体部との間にアクチュエー
タを設け、このアクチュエータを駆動することにより中
央の剛体部を回転変位させるように構成されている。
として、並進変位を発生させる平行たわみ梁変位機構お
よび回転変位を発生させる放射たわみ梁変位機構が提案
されている。平行たわみ梁変位機構は、中央の剛体部と
その両側の剛体部とをそれぞれ互いに平行なたわみ梁で
連結し、中央の剛体部と両側の剛体部との間にアクチュ
エータを設け、このアクチュエータを駆動することによ
り中央の剛体部を並進変位させるように構成されている
。又、放射たわみ梁変位機構は、中央の剛体部とその両
側の剛体部とをそれぞれ放射状に延びたたわみ梁で連結
し、中央の剛体部と両側の剛体部との間にアクチュエー
タを設け、このアクチュエータを駆動することにより中
央の剛体部を回転変位させるように構成されている。
上記従来の微動機構は、それぞれl軸方向の並進変位や
1軸まわりの回転変位を得ることはできるが、2軸以上
の並進変位や回転変位を得ることはできず、それを得る
ためには上記微動機構を立体的に複数個組合せねばなら
f、fい。ところが、このように複数のユニットを組合
せた場合には、被位置決め部材の荷重が、それが載置さ
れている側のユニットの板状ばねやたわみ梁に変形を生
ぜしめ、又、被位置決め部材と当該ユニットの荷重が他
方のユニットの板状ばねやたわみ梁に変形を生ぜしめ、
このためそれらユニットの変位に影響を及ぼし、位置決
めの精度が低下するという問題があった。さらに、ユニ
ットの組合せにより全体構造が複雑かつ大形化するとい
う問題もあった。
1軸まわりの回転変位を得ることはできるが、2軸以上
の並進変位や回転変位を得ることはできず、それを得る
ためには上記微動機構を立体的に複数個組合せねばなら
f、fい。ところが、このように複数のユニットを組合
せた場合には、被位置決め部材の荷重が、それが載置さ
れている側のユニットの板状ばねやたわみ梁に変形を生
ぜしめ、又、被位置決め部材と当該ユニットの荷重が他
方のユニットの板状ばねやたわみ梁に変形を生ぜしめ、
このためそれらユニットの変位に影響を及ぼし、位置決
めの精度が低下するという問題があった。さらに、ユニ
ットの組合せにより全体構造が複雑かつ大形化するとい
う問題もあった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、立体的
な組合せ1遣とすることな(2軸の並進変位、および回
転変位を得ることができ、ひいては位置決め精度を向上
せしめることができ、さらに全体を小形に構成するこ止
ができる微動機構を提供するにある3 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、本発明は、内部に空間を有
する平板状の1つの固定部材と、前記空間のほぼ中央に
位置し微動対象部材が!!置される平板状の1つの出力
部材と、アクチュエータにより駆動されかつ互いに位置
をずらして配置された3つの入力部材と、これら各入力
部材と前記出力部材との間に介在する3つの中間部材と
、前記出力部材の垂直軸に平行な軸を有するとともに前
記固定部材、前記各入力部材、前記各中間部材および前
記出力部材を同一平面内でそれぞれ順次連結する角柱ヒ
ンジとにより微動機構を構成したことを特徴とする。
な組合せ1遣とすることな(2軸の並進変位、および回
転変位を得ることができ、ひいては位置決め精度を向上
せしめることができ、さらに全体を小形に構成するこ止
ができる微動機構を提供するにある3 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、本発明は、内部に空間を有
する平板状の1つの固定部材と、前記空間のほぼ中央に
位置し微動対象部材が!!置される平板状の1つの出力
部材と、アクチュエータにより駆動されかつ互いに位置
をずらして配置された3つの入力部材と、これら各入力
部材と前記出力部材との間に介在する3つの中間部材と
、前記出力部材の垂直軸に平行な軸を有するとともに前
記固定部材、前記各入力部材、前記各中間部材および前
記出力部材を同一平面内でそれぞれ順次連結する角柱ヒ
ンジとにより微動機構を構成したことを特徴とする。
アクチュエータを励起すると、入力部材が固定部材との
間の角柱ヒンジにより回動し、その変位は、他の角柱ヒ
ンジ、中間部材、角柱ヒンジを順に介して出力部材に伝
達される。各アクチュエータの励起を制御することによ
り、出力部材に1つの平面内での並進変位および当該平
面内での回転変位を与えることができる。
間の角柱ヒンジにより回動し、その変位は、他の角柱ヒ
ンジ、中間部材、角柱ヒンジを順に介して出力部材に伝
達される。各アクチュエータの励起を制御することによ
り、出力部材に1つの平面内での並進変位および当該平
面内での回転変位を与えることができる。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る微動機構の平面図、第2
図は第1図に示す微動機構に用いられる角柱ヒンジの斜
視図である。第2図において、角柱ヒンジaは、高い剛
性を有する角柱部材のほぼ中央部分の両側に、U字状の
切欠き部a、を形成することにより構成される。al+
a!は切欠き部a、の両側の剛体部、a4は切欠き
部a、により形成される薄肉部である。Aは薄肉部a4
の中心を通り切欠き部a、の壁面に平行な軸を示す。
図は第1図に示す微動機構に用いられる角柱ヒンジの斜
視図である。第2図において、角柱ヒンジaは、高い剛
性を有する角柱部材のほぼ中央部分の両側に、U字状の
切欠き部a、を形成することにより構成される。al+
a!は切欠き部a、の両側の剛体部、a4は切欠き
部a、により形成される薄肉部である。Aは薄肉部a4
の中心を通り切欠き部a、の壁面に平行な軸を示す。
このような角柱ヒンジaにおいて、剛体部a1を固定し
、剛体部a2に軸Aと直交する矢印B方向の力が作用す
ると、薄肉部a4は容易にたわみ、剛体部atは軸Aの
まわりに回動する。しかし、他の方向の力やモーメント
に対しては高い剛性を示しほとんど変形を生じない。第
1図に示す微動機構10はこのような角柱ヒンジaを用
いて構成される。
、剛体部a2に軸Aと直交する矢印B方向の力が作用す
ると、薄肉部a4は容易にたわみ、剛体部atは軸Aの
まわりに回動する。しかし、他の方向の力やモーメント
に対しては高い剛性を示しほとんど変形を生じない。第
1図に示す微動機構10はこのような角柱ヒンジaを用
いて構成される。
第1図で、11は高い剛性を有する平板状の固定部材、
12は高い剛性を有する平板状部材より成り位置決めさ
れる物体がi!置されろ微動テーブルであり、この微動
テーブル12が所望の変位の出力部となる。微動テーブ
ル12は固定部材11に囲まれた位置にあり、かつ、両
者は同一平面上にある。13は駆動リンク部材であり、
3つの駆動リンク部材131,132,133より成る
。
12は高い剛性を有する平板状部材より成り位置決めさ
れる物体がi!置されろ微動テーブルであり、この微動
テーブル12が所望の変位の出力部となる。微動テーブ
ル12は固定部材11に囲まれた位置にあり、かつ、両
者は同一平面上にある。13は駆動リンク部材であり、
3つの駆動リンク部材131,132,133より成る
。
駆動リンク部材131は、第2図に示すものと同様の角
柱ヒンジ131 a41+ 1313at、131a
asで構成されている。131a、、131atはいず
れも剛体部であり、角柱ヒンジ131a、!がらみたと
き、それぞれ第2図に示す剛体部aloafに相当する
。14は積層形の圧電アクチュエータであり、その駆動
により剛体部131 atが押され、固定部材11に連
結されている角柱ヒンジ131a、、がたわむ。なお、
この場合、圧電アクチュエータ14の力は前記剛体部1
31a+に加えられるので、この剛体部13ta+ は
微動機構lOの入力部となる。他の駆動リンク部材13
2゜133の構成はこの駆動リンク部材131の構成と
同じであるので、その説明は省略する。15は1つの剛
体部材から、固定部材11.微動テーブル12.剛体部
131a+ 、131az、132”I+ 132a
z、133a1.133atを分離成形する多くのスリ
ットである。これらのスリット15は放電加工により容
易に形成することができる。16a、16b、16cは
固定部材11に設けられたねじ穴、17a、17b、1
7cは微動テーブルI2に設けられたねじ穴である。ね
じ穴17a〜17cは微動テーブル12上に被位置決め
部材を固定するためのものである。なお、”+ Yr
zは座標軸を示す。
柱ヒンジ131 a41+ 1313at、131a
asで構成されている。131a、、131atはいず
れも剛体部であり、角柱ヒンジ131a、!がらみたと
き、それぞれ第2図に示す剛体部aloafに相当する
。14は積層形の圧電アクチュエータであり、その駆動
により剛体部131 atが押され、固定部材11に連
結されている角柱ヒンジ131a、、がたわむ。なお、
この場合、圧電アクチュエータ14の力は前記剛体部1
31a+に加えられるので、この剛体部13ta+ は
微動機構lOの入力部となる。他の駆動リンク部材13
2゜133の構成はこの駆動リンク部材131の構成と
同じであるので、その説明は省略する。15は1つの剛
体部材から、固定部材11.微動テーブル12.剛体部
131a+ 、131az、132”I+ 132a
z、133a1.133atを分離成形する多くのスリ
ットである。これらのスリット15は放電加工により容
易に形成することができる。16a、16b、16cは
固定部材11に設けられたねじ穴、17a、17b、1
7cは微動テーブルI2に設けられたねじ穴である。ね
じ穴17a〜17cは微動テーブル12上に被位置決め
部材を固定するためのものである。なお、”+ Yr
zは座標軸を示す。
第3図は第1図に示す微動機構の側面図である。
図で、11.16a〜16cは第1図に示す固定部材お
よび各ねじ穴である。18は微動機構10を固定する固
定ベース、19a、19b、19cは固定部材11と固
定ベース18間に介在するスペーサである。微動機構1
0は、固定部材11をその各ねじ穴16a〜16Cを用
いて固定ベース18に図示のようにねじ市めすることに
より固定される。この場合、スペーサ19a〜19cが
介在することにより固定部材11以外の部分の動きは自
由となる。
よび各ねじ穴である。18は微動機構10を固定する固
定ベース、19a、19b、19cは固定部材11と固
定ベース18間に介在するスペーサである。微動機構1
0は、固定部材11をその各ねじ穴16a〜16Cを用
いて固定ベース18に図示のようにねじ市めすることに
より固定される。この場合、スペーサ19a〜19cが
介在することにより固定部材11以外の部分の動きは自
由となる。
次に、この微動機構10の動作を第4図に示すリンク機
構を参照しながら説明する。第4図は、第1図に示す微
動機構10のリンク機構の模式図であり、第1図の各部
に対応する部分には同一符号が付しである。図中、丸印
は各角柱ヒンジの薄肉部、直線は剛体部を示し、又、小
さな三角は固定部材11を示す。
構を参照しながら説明する。第4図は、第1図に示す微
動機構10のリンク機構の模式図であり、第1図の各部
に対応する部分には同一符号が付しである。図中、丸印
は各角柱ヒンジの薄肉部、直線は剛体部を示し、又、小
さな三角は固定部材11を示す。
今、駆動リンク部材131を駆動する圧電アクチュエー
タ14のみが伸びる方向に駆動されたとする。この場合
、駆動リンク部材132,133の角柱ヒンジ132a
4..133a、、は固定された状態にあると考えられ
る。圧電アクチュエータ14が上記のように駆動された
ときの瞬間的な動きをみると、駆動リンク部材131の
剛体部131a、は角柱ヒンジ131a4Iの薄肉部を
中心に矢印方向に回動し、剛体部131 atは第4図
で左方に押される。このため、角柱ヒンジ131ani
。
タ14のみが伸びる方向に駆動されたとする。この場合
、駆動リンク部材132,133の角柱ヒンジ132a
4..133a、、は固定された状態にあると考えられ
る。圧電アクチュエータ14が上記のように駆動された
ときの瞬間的な動きをみると、駆動リンク部材131の
剛体部131a、は角柱ヒンジ131a4Iの薄肉部を
中心に矢印方向に回動し、剛体部131 atは第4図
で左方に押される。このため、角柱ヒンジ131ani
。
132aa3,133ansの薄肉部はそれぞれ矢印方
向にたわみ、結局、微動テーブル12は回動する。この
回動の中心は、各角柱ヒンジ131a、x。
向にたわみ、結局、微動テーブル12は回動する。この
回動の中心は、各角柱ヒンジ131a、x。
132a43,133antのたわみの接線に垂直な線
上の点0′となる。
上の点0′となる。
なお、この動作は瞬間的なものであり、中心O′も移動
してゆくことになるが、微動機構10がμm、又はサブ
μmの変位を行うものであるので、微動テーブル12の
変化は、その瞬間的運動を考えれば充分である。
してゆくことになるが、微動機構10がμm、又はサブ
μmの変位を行うものであるので、微動テーブル12の
変化は、その瞬間的運動を考えれば充分である。
上記の例では、1つの圧電アクチュエータ14のみを駆
動したときの微動テーブル12の動きを例示した。しか
し、各圧電アクチュエータ14を選択的に適宜量駆動す
れば、微動テーブル12に対して、紙面上の直交軸方向
(X軸、y軸方向)成分の並進変位をも与えることがで
き、前述の紙面に垂直な軸まわり(z軸まわり)の回転
変位と併せて3自由度の変位を与えることができるのは
明らかである。これを数式により以下に示す。
動したときの微動テーブル12の動きを例示した。しか
し、各圧電アクチュエータ14を選択的に適宜量駆動す
れば、微動テーブル12に対して、紙面上の直交軸方向
(X軸、y軸方向)成分の並進変位をも与えることがで
き、前述の紙面に垂直な軸まわり(z軸まわり)の回転
変位と併せて3自由度の変位を与えることができるのは
明らかである。これを数式により以下に示す。
各圧電アクチュエータ14により駆動される各角柱ヒン
ジ131a、、132a4..133a、。
ジ131a、、132a4..133a、。
の単位速度モータ[M)、Mf、Ml (ヒンジが回動
したときの微動テーブル12上のある点が移動する瞬間
的な速度であり、第3番目の駆動リンク部材の第す番目
のヒンジの回動により生じる速度をJで表わす。)を3
次元ベクトルとして表示すると次式となる。
したときの微動テーブル12上のある点が移動する瞬間
的な速度であり、第3番目の駆動リンク部材の第す番目
のヒンジの回動により生じる速度をJで表わす。)を3
次元ベクトルとして表示すると次式となる。
なお、
(1)式は、
[M干m+εm。を
(tm 。
m、)
のように表わす表わし方にしたがう(εはデュアル演算
子)。
子)。
ここで、d、jは第4図に示すリンク機構において座標
軸を図示のように定めた場合の各角柱ヒンジと微動テー
ブル12上の所定点との間の距離をベクトルで表わした
ものである。又、Ikf;を紙面に垂直な準位ベクトル
(−jxa)であって、各角柱ヒンジの回転軸方向の単
位ベクトルである。
軸を図示のように定めた場合の各角柱ヒンジと微動テー
ブル12上の所定点との間の距離をベクトルで表わした
ものである。又、Ikf;を紙面に垂直な準位ベクトル
(−jxa)であって、各角柱ヒンジの回転軸方向の単
位ベクトルである。
さらに、()tは転置行列を表す。
又、圧電アクチュエータ14で駆動される角柱ヒンジ以
外の従属する角柱ヒンジは、各駆動リンク部材131,
132,133毎に第4図に2重矢印で示す力方向に高
い剛性を有する。これらの各力fは次式で表わされる。
外の従属する角柱ヒンジは、各駆動リンク部材131,
132,133毎に第4図に2重矢印で示す力方向に高
い剛性を有する。これらの各力fは次式で表わされる。
」
これらの各カゴにより微動テーブル12上の前記所定点
に作用するモーメント1は、前記単位速度モータの位置
ベクトルとカゴの外積であり、次式%式% (3) (2)式および(3)式から各駆動リンク部材131.
132,133の送速度モータのベクトル部とデュアル
部とを入れ換えた速度モータをF 、y、 l) !”
l F !’とすると、これらは3次元ベクトルとして
次式で表わされる。
に作用するモーメント1は、前記単位速度モータの位置
ベクトルとカゴの外積であり、次式%式% (3) (2)式および(3)式から各駆動リンク部材131.
132,133の送速度モータのベクトル部とデュアル
部とを入れ換えた速度モータをF 、y、 l) !”
l F !’とすると、これらは3次元ベクトルとして
次式で表わされる。
したがって、逆ヤコビ行列J−1は次式のようになる。
なお、逆ヤコビ行列J−1とは、微動テーブル12のあ
る基準点の速度モータを所望の値とするには、圧電アク
チュエータで駆動されるヒンジにどのような変位(Δθ
)を与えればよいかを定める行列式である。
る基準点の速度モータを所望の値とするには、圧電アク
チュエータで駆動されるヒンジにどのような変位(Δθ
)を与えればよいかを定める行列式である。
J−’−(PI’/Mt・P +”+ ip tT/
M f・IP2TIP 3T/ [M l 111P
i”) ’・・・・・・・・・ (5) この(5)式から、圧電アクチュエータ14により駆動
される角柱ヒンジの変位Δθと、微動テープル1 2の所定点の変位の関係は次式となる。
M f・IP2TIP 3T/ [M l 111P
i”) ’・・・・・・・・・ (5) この(5)式から、圧電アクチュエータ14により駆動
される角柱ヒンジの変位Δθと、微動テープル1 2の所定点の変位の関係は次式となる。
なお、(6)弐で(ΔW、ΔX、Δy)tは微動テーブ
ル12の運動を表わす速度モータ(Δw nc+ε (
Δx +i+Δyj>)である、 このように、本実施例では、固定部材、微動テーブル、
それらの中間の剛体部、たわみ部が、スリットにより同
一平面内に一体構造に構成されるので、微動ユニットを
組合せ又は積重ねることなく微動機構を構成することが
でき、被位置決め部材や微動ユニットの重量による影響
を除(ことができ、したがって位置決め精度を向上せし
めることができる。又、全体を小形に構成することがで
きる。さらに、加工も、1つの剛体に放電加工によりス
リットを施すだけであるので容易である。
ル12の運動を表わす速度モータ(Δw nc+ε (
Δx +i+Δyj>)である、 このように、本実施例では、固定部材、微動テーブル、
それらの中間の剛体部、たわみ部が、スリットにより同
一平面内に一体構造に構成されるので、微動ユニットを
組合せ又は積重ねることなく微動機構を構成することが
でき、被位置決め部材や微動ユニットの重量による影響
を除(ことができ、したがって位置決め精度を向上せし
めることができる。又、全体を小形に構成することがで
きる。さらに、加工も、1つの剛体に放電加工によりス
リットを施すだけであるので容易である。
以上述べたように、本発明では、固定部材、複数の入力
部材、複数の中間部材および出力部材を同一平面内で順
次ヒンジにより結合したので、組合せや積重ねによるこ
となく微動機構を構成することができ、位置決め精度を
向上せしめることができ、加工も容易である。
部材、複数の中間部材および出力部材を同一平面内で順
次ヒンジにより結合したので、組合せや積重ねによるこ
となく微動機構を構成することができ、位置決め精度を
向上せしめることができ、加工も容易である。
第1図は本発明の実施例に係る微動機構の平面図、第2
図は第1図に示す微動機構に用いられる角柱ヒンジの斜
視図、第3図は第1図に示す微動機構の側面図、第4図
は第1図に示す微動機構のリンク機構の模式図である。 10・・・・・・・・・微動機構、11・・・・・・・
・・固定部材、。 12・・・・・・・・・微動テーブル、131〜133
・・・・・・・・・駆動リンク部材、15・・・・・・
・・・スリット、131a4+〜131aas、132
a−1〜132a43,133a41〜133a4t・
・・・・・・・・角柱ヒンジ。 第1図 第2図 第3園 第4胃
図は第1図に示す微動機構に用いられる角柱ヒンジの斜
視図、第3図は第1図に示す微動機構の側面図、第4図
は第1図に示す微動機構のリンク機構の模式図である。 10・・・・・・・・・微動機構、11・・・・・・・
・・固定部材、。 12・・・・・・・・・微動テーブル、131〜133
・・・・・・・・・駆動リンク部材、15・・・・・・
・・・スリット、131a4+〜131aas、132
a−1〜132a43,133a41〜133a4t・
・・・・・・・・角柱ヒンジ。 第1図 第2図 第3園 第4胃
Claims (1)
- 内部に空間を有する平板状の1つの固定部材と、前記空
間のほぼ中央に位置し微動対象部材が載置される平板状
の1つの出力部材と、アクチュエータにより駆動されか
つ互いに位置をずらして配置された3つの入力部材と、
これら各入力部材と前記出力部材との間に介在する3つ
の中間部材と、前記出力部材の垂直軸に平行な軸を有す
るとともに前記固定部材、前記各入力部材、前記各中間
部材および前記出力部材を同一平面内でそれぞれ順次連
結する角柱ヒンジとにより構成されることを特徴とする
微動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25232089A JPH03115892A (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 微動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25232089A JPH03115892A (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 微動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03115892A true JPH03115892A (ja) | 1991-05-16 |
Family
ID=17235618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25232089A Pending JPH03115892A (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 微動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03115892A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100675331B1 (ko) * | 2005-10-28 | 2007-01-29 | 한국기계연구원 | 4자유도 나노 차원 구동조작기 |
CN103395059A (zh) * | 2013-07-05 | 2013-11-20 | 上海工程技术大学 | 三自由度柔性拓扑解耦并联微动平台 |
CN103568005A (zh) * | 2013-11-18 | 2014-02-12 | 山东理工大学 | 二平动正交解耦并联微动平台 |
CN105690358A (zh) * | 2016-04-18 | 2016-06-22 | 河北工业大学 | 一种柔性微动操作机构 |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP25232089A patent/JPH03115892A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100675331B1 (ko) * | 2005-10-28 | 2007-01-29 | 한국기계연구원 | 4자유도 나노 차원 구동조작기 |
CN103395059A (zh) * | 2013-07-05 | 2013-11-20 | 上海工程技术大学 | 三自由度柔性拓扑解耦并联微动平台 |
CN103568005A (zh) * | 2013-11-18 | 2014-02-12 | 山东理工大学 | 二平动正交解耦并联微动平台 |
CN105690358A (zh) * | 2016-04-18 | 2016-06-22 | 河北工业大学 | 一种柔性微动操作机构 |
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