JPS6221420A - チタンおよびチタン合金線の加工方法 - Google Patents
チタンおよびチタン合金線の加工方法Info
- Publication number
- JPS6221420A JPS6221420A JP15827185A JP15827185A JPS6221420A JP S6221420 A JPS6221420 A JP S6221420A JP 15827185 A JP15827185 A JP 15827185A JP 15827185 A JP15827185 A JP 15827185A JP S6221420 A JPS6221420 A JP S6221420A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- titanium
- wire
- oxide film
- titanium alloy
- rolling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はチタンおよびチタン合金線の加工方法に関する
。
。
(従来の技術)
チタンおよびチタン合金線(異形線も含む)をロール圧
延により加工する場合、加工後の線の什上り肌が滑らか
なものを得るため素線の表面肌を滑らかに研磨してロー
ル圧延すると、潤滑剤がチタンおよびチタン合金線の素
線の表面に馴染まずロールと素線との間にかじりつきを
起こし圧延不能となり、また加工された線の表面はむし
れや焼付等を起こして滑らかな表面は得られない。また
、素線に酸洗肌の線を使用すれば表面肌を滑らかに研磨
した素線の場合よりも潤滑剤との馴染みが良く圧延加工
は実施できるが、加工後に得られた線または異形線の肌
は望ましい滑らかさに達しない。
延により加工する場合、加工後の線の什上り肌が滑らか
なものを得るため素線の表面肌を滑らかに研磨してロー
ル圧延すると、潤滑剤がチタンおよびチタン合金線の素
線の表面に馴染まずロールと素線との間にかじりつきを
起こし圧延不能となり、また加工された線の表面はむし
れや焼付等を起こして滑らかな表面は得られない。また
、素線に酸洗肌の線を使用すれば表面肌を滑らかに研磨
した素線の場合よりも潤滑剤との馴染みが良く圧延加工
は実施できるが、加工後に得られた線または異形線の肌
は望ましい滑らかさに達しない。
(発明が解決しようとする問題点)
チタンおよびチタン合金線に酸化膜をつけて加工するこ
とは線引き加工を行う場合によく行われる。この場合素
線は大気中で加熱し素線表面に比較的厚い酸化膜(0,
5〜loom)を形成する。この処理により潤滑剤の素
線表面に対する馴染みが改良され、かじりつき防止の効
果は向上するが、この処理は比較的高温(650℃以上
)でかつ長時間(約0.5時間)以上行うために、生成
する酸化膜が厚く、線引き加工後これを除去するために
は、ソルトバスを使用するかまたは酸洗を行わなければ
ならない。しかも、斯かる煩雑な工程を要しながら得ら
れる線材の什−Lり肌は荒れたものになる。
とは線引き加工を行う場合によく行われる。この場合素
線は大気中で加熱し素線表面に比較的厚い酸化膜(0,
5〜loom)を形成する。この処理により潤滑剤の素
線表面に対する馴染みが改良され、かじりつき防止の効
果は向上するが、この処理は比較的高温(650℃以上
)でかつ長時間(約0.5時間)以上行うために、生成
する酸化膜が厚く、線引き加工後これを除去するために
は、ソルトバスを使用するかまたは酸洗を行わなければ
ならない。しかも、斯かる煩雑な工程を要しながら得ら
れる線材の什−Lり肌は荒れたものになる。
本発明者は、このような従来の酸化膜形成方法による線
材加工の欠点を克服するために鋭意研究開発を行った結
果、チタンおよびチタン合金の素線の表面を陽極酸化し
て、該表面に薄い酸化膜を生成させることにより、該素
線をロール圧延する際にロールに対するかじりつきがな
くなりスムースに圧延できること、ならびに、これによ
り美麗な什−1−り肌の線材が得られることを見出し、
本発明をなすに至った。したがって、本発明は圧延加工
が容易でしかも美麗で滑らかな什−Lり肌の製品を得る
ことができるチタンおよびチタン合金線の加工方法を提
供することを目的とする。
材加工の欠点を克服するために鋭意研究開発を行った結
果、チタンおよびチタン合金の素線の表面を陽極酸化し
て、該表面に薄い酸化膜を生成させることにより、該素
線をロール圧延する際にロールに対するかじりつきがな
くなりスムースに圧延できること、ならびに、これによ
り美麗な什−1−り肌の線材が得られることを見出し、
本発明をなすに至った。したがって、本発明は圧延加工
が容易でしかも美麗で滑らかな什−Lり肌の製品を得る
ことができるチタンおよびチタン合金線の加工方法を提
供することを目的とする。
(問題を解決するための手段)
すなわち、本発明のチタンおよびチタン合金線の加工方
法は、チタンおよびチタン合金の素線に陽極酸化処理を
施すことにより、該素線の表面に酸化膜を生成させた後
、圧延を行うことを特徴とする。
法は、チタンおよびチタン合金の素線に陽極酸化処理を
施すことにより、該素線の表面に酸化膜を生成させた後
、圧延を行うことを特徴とする。
本発明において陽極酸化処理に使用する電解液は、硫酸
、リン酸、シュウ酸およびその他の有機酸ならびにそれ
らの塩類の水溶液であれば良いが特にこれらに限定する
ものではない。
、リン酸、シュウ酸およびその他の有機酸ならびにそれ
らの塩類の水溶液であれば良いが特にこれらに限定する
ものではない。
又、本発明の方法で形成される酸化膜の厚みは、化成電
圧をコントロールすることにより通常0.03〜0.1
#Lmの範囲に調整する。本発明の方法により圧延加工
されたチタンおよびチタン合金線には、当然圧延前に形
成した酸化膜が残っているが、これは例えばパフ研摩等
により容易に除去することができる。
圧をコントロールすることにより通常0.03〜0.1
#Lmの範囲に調整する。本発明の方法により圧延加工
されたチタンおよびチタン合金線には、当然圧延前に形
成した酸化膜が残っているが、これは例えばパフ研摩等
により容易に除去することができる。
(発明の効果)
本発明の効果を列挙すれば以下の通りである。
■従来法の大気中加熱による酸化処理に比べて本発明に
よる陽極酸化処理は、操作が簡略であり均一な酸化膜が
得られる。また加熱処理を行わないので素線材そのもの
の材質に何らの影響を及ぼすことがない。
よる陽極酸化処理は、操作が簡略であり均一な酸化膜が
得られる。また加熱処理を行わないので素線材そのもの
の材質に何らの影響を及ぼすことがない。
■従来のロール圧延によるチタンおよびチタン合金線の
加工時において生ずるかじりつきを完全になくし、什−
Lり肌の滑らかな製品を、生産性高く加工することがで
きる。
加工時において生ずるかじりつきを完全になくし、什−
Lり肌の滑らかな製品を、生産性高く加工することがで
きる。
■従来の方法においては、圧延加工終了後、酸化膜を除
去するためにンルトバスを使用したり、または酸洗を行
う必要があるが、斯かる処理はきわめて煩雑でありかつ
該素線に肌荒れを起こす原因ともなる。しかしながら、
本発明方法によれば、例えばパフ研摩のような簡単な手
段で容易に酸化膜を除去することができるため、加工性
が著しく向−ヒし、工業的規模の量産に適しまたコスト
的にもきわめて有利である。
去するためにンルトバスを使用したり、または酸洗を行
う必要があるが、斯かる処理はきわめて煩雑でありかつ
該素線に肌荒れを起こす原因ともなる。しかしながら、
本発明方法によれば、例えばパフ研摩のような簡単な手
段で容易に酸化膜を除去することができるため、加工性
が著しく向−ヒし、工業的規模の量産に適しまたコスト
的にもきわめて有利である。
(実施例および比較例)
次に本発明を実施例および比較例によりさらに具体的に
説明する。
説明する。
実施例
直径2.05φのチタン素線を1%リン酸水溶液を電解
液とし化成電圧をlθ〜30(V)に維持し、30分間
陽極酸化処理を行い、チタン素線表面に厚み0.054
mの酸化膜を生成させた。
液とし化成電圧をlθ〜30(V)に維持し、30分間
陽極酸化処理を行い、チタン素線表面に厚み0.054
mの酸化膜を生成させた。
陽極酸化処理を行ったチタン素線を水洗、乾燥後、室温
でロール圧延を行い第1図(イ)に断面を示す異形線(
2、Ox 1.4mm)に加工した。この異形線の表面
の顕微鏡写真を第2図に示す。
でロール圧延を行い第1図(イ)に断面を示す異形線(
2、Ox 1.4mm)に加工した。この異形線の表面
の顕微鏡写真を第2図に示す。
比較例
実施例と同様のサイズのチタン素線に何らの処理も行わ
ずに実施例と同様の異形線にロール圧延により加工した
ところ第3図の顕微鏡写真に示す通り、表面荒れを起こ
してしまい、実施例のようにきれいには仕上らなかった
。
ずに実施例と同様の異形線にロール圧延により加工した
ところ第3図の顕微鏡写真に示す通り、表面荒れを起こ
してしまい、実施例のようにきれいには仕上らなかった
。
第1図(イ)は実施例、第1図(ロ)は比較例により加
工した異形線の断面を示す顕微鏡写真であり、第2図は
実施例、第3図は比較例により加工した異形線表面の顕
微鏡写真である。 特許出願人 東邦チタニウム株式会社 第1図(イ) 第1〆(ロ) 第2図 第3図 手続補正書(方式) %式% 1 事件の表示 昭和60年特許願第158271号 2 発明の名称 チタンおよびチタン合金線の加工方法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号名称 東邦
チタニウム株式会社 代表者 根 岸 忠 雄 4 代理人 〒105 電話(591)1004
住所 東京都港区虎ノ門1丁目9番2号昭和60年lθ
月 9日 (昭和60年10月29日発送) 6 補正の対象 「明細書の図面の簡単な説明の欄」 7 補正の内容 「別紙のとおり」 4、図面の簡単な説明 第1図(イ)は実施例、第1図(ロ)は比較例により加
工した異形線の断面の金属組織を示す顕微鏡写真であり
、第2図は実施例、第3図は比較例により加工した異形
線表面の金属組織の顕微鏡写真である。
工した異形線の断面を示す顕微鏡写真であり、第2図は
実施例、第3図は比較例により加工した異形線表面の顕
微鏡写真である。 特許出願人 東邦チタニウム株式会社 第1図(イ) 第1〆(ロ) 第2図 第3図 手続補正書(方式) %式% 1 事件の表示 昭和60年特許願第158271号 2 発明の名称 チタンおよびチタン合金線の加工方法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号名称 東邦
チタニウム株式会社 代表者 根 岸 忠 雄 4 代理人 〒105 電話(591)1004
住所 東京都港区虎ノ門1丁目9番2号昭和60年lθ
月 9日 (昭和60年10月29日発送) 6 補正の対象 「明細書の図面の簡単な説明の欄」 7 補正の内容 「別紙のとおり」 4、図面の簡単な説明 第1図(イ)は実施例、第1図(ロ)は比較例により加
工した異形線の断面の金属組織を示す顕微鏡写真であり
、第2図は実施例、第3図は比較例により加工した異形
線表面の金属組織の顕微鏡写真である。
Claims (1)
- チタンおよびチタン合金の素線に陽極酸化処理を施すこ
とにより、該素線の表面に酸化膜を生成させた後、圧延
を行うことを特徴とするチタンおよびチタン合金線の加
工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15827185A JPS6221420A (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | チタンおよびチタン合金線の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15827185A JPS6221420A (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | チタンおよびチタン合金線の加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6221420A true JPS6221420A (ja) | 1987-01-29 |
Family
ID=15667959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15827185A Pending JPS6221420A (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | チタンおよびチタン合金線の加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6221420A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5069421A (en) * | 1989-10-24 | 1991-12-03 | Nitto Kohki Co., Ltd. | Safety device for a pneumatic tool |
EP1083243A3 (en) * | 1999-09-10 | 2006-03-22 | Terumo Corporation | Beta titanium wire, method for its production and medical devices using beta titanium wire |
-
1985
- 1985-07-19 JP JP15827185A patent/JPS6221420A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5069421A (en) * | 1989-10-24 | 1991-12-03 | Nitto Kohki Co., Ltd. | Safety device for a pneumatic tool |
EP1083243A3 (en) * | 1999-09-10 | 2006-03-22 | Terumo Corporation | Beta titanium wire, method for its production and medical devices using beta titanium wire |
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