JPS62212799A - 火災感知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、温度、煙、ガス漏れ等を感知する火災感知
装置に関する。

〔従来例〕

一般に使用されている温度、煙、ガス漏れ等の感知器は
、所定の温度、煙濃度、あるいはガス濃度等で作動され
、その動作を自己保持するものと、温度、煙濃度等の低
下で自動復旧するものとの２種類あり、これらは製造時
にいずれかに決定される。特に煙感知器においては一般
に自己保持型が多く、このような火災感知器が火災以外
の要因、例えば煙草の煙卆、が多い場所に使用されると
、煩繁に誤発報して混乱を起し、火災感知器に対する信
頼性を失うなどの問題があった。

このような問題を解決するため、火災受信機内に動作し
た感知器を−たん復旧させ、所定時間以内に沓度、ある
いは複数回動作、復旧が行なわれたとき、火災警報を発
するいわゆる蓄積型火災受信機も提案されている。（例
えば特公昭４５−３５８６２号公報） 〔発明が解決しようとする問題点〕 このような従来の蓄積型火災受信機は、建物内に多数配
置された火災感知器を画一的に全て動作、復旧させるも
のであるため、誤発報の少ない場所については、単に発
報を遅らせるだけであり、また、このような蓄積動作は
間欠的な再動作を見るサンプリング方式であるため、連
続的な火災レベルの信号を蓄積して判断するものではな
く、正確な火災信号とならない場合があるなどの問題が
あった。

〔問題を解決するための手段〕

この発明は、温度、煙、ガス漏れ等の環境異常を検出す
る検出部と、該検出部の出力に基づいて異常の判断を行
なう比較部と、該比較部の出力に基づいて異常信号を送
出する出力回路とを備えた火災感知装置において、該火
災感知装置に外部からの指令信号を印加することにより
上記異常信号を自動復旧外たけ自己保持のいずれかに選
択する選択手段を備えたことにより上昇ピ問題点を解決
したものである。

〔作用〕 このことによって、火災受信機において任意に特定の火
災感知器あるいは特定のグループの火災感知器を自動復
旧タイプあるいは自己保持タイプに選択設定できる。

〔実施例〕

次にこの発明をその一実施例を示す図面によって祥細に
説明する。

第１図、第２図、第３図はそれぞれこの発明の火災感知
装置のそれぞれ異なった一実施例を示す図であって、第
１図は！源のインピーダンスを変えることにより自動復
旧、自己保持を制御するもの、第２図は電源電圧を変化
することにより制御するもの、第３図は電源の極性を切
り換えることにより制御するものをそれぞれ示す。なお
、これらはいずれもイオン式煙感知器について示したが
、光電式煙感知器、あるいは熱感知器等に用いても同様
の効果を有し、イオン化式煙感知器に限定されるもので
はない。

まず、第１図において感知器りには、イオン室印加され
た２個のトランジスタＴｒ１．Ｔｒ２から成るスイッチ
ング回路２０と、該スイッチング回路２０の正帰準用ト
ランジスタＴｒ２のエミッタ電極に挿入された９電圧ダ
イオードＺＤ２とを備えている。

また上記感知器りと接続される火災受信機Ｒｅには、電
源Ｅ１と、該電源Ｅｌ　　よシ上記感知器りに対して直
列に接続された２個の抵抗Ｒ３，Ｒ４を備え、抵抗Ｒ４
には、スイッチＳＷ１　が並列に設けられている。さら
に受信機Ｒｅ　　Ｋは、信号処理回路３を備え、この入
力端子は感知器接続線路ｔに接続されて抵抗Ｒ３，Ｒ４
間の電圧変化を識別して警報器（図示せず）を１駆動す
るように構成されている。

このような構成において、まず受信機ＲｅのスイッチＳ
Ｗｌが閉路された状態の動作について述べる。定電圧ダ
イオードＺＤ１の電圧を上回る火災信号がＦ’　Ｅ　Ｔ
より発生すると、トランジスタＴｒｌ。

＋１＋ｒｚから成るスイッチング回路はＯＮして自己保
持され、この作動信号は、火災受信機Ｒｅの信号状態に
おいては、感知器作動時Ｒ２に掛る電圧■となるように
予め設定されているものとすると、定電圧ダイオードｚ
Ｄｌよりスイッチング回路２ｏのトランジスタＴｒｌに
火災信号が印加されたとき、正帰環用トランジスタＴｒ
２は導通せず、トランジスタ’ｌ”ｒｌのみＯＮＬ、そ
の動作信号が抵抗Ｒ２を通して受信機Ｒｅに印加される
。したがって、この場合、スイッチング回路２０は自己
保持さハず、煙が無くなれば直ちに元の監＋Ｍ状態に戻
る。

受信機Ｒｅの信号処理ＬＩ？回路３においては、この↓ ときの電圧の相３Ｉｔ等を讃別し、この作動信号を補１
攬し、所定の蓄積後警報器（図示せず）を駆動すること
もできる。なお、この自動復旧にするか否かは感知器り
の設置場所に応じて当該地区のスイッチＳＷｌをＯＮ、
ＯＦＦして決定すれば良い。

第２図は受信機Ｒｅの電源電圧を変化して自己保持、自
動復旧のいずれかに選択するようにしたもので、図にお
いて定電圧ダイオードＺＤ、からの火災信号は、２つの
スイッチング素子であるトランジスタＴｒ１　とＳＣＲ
の制御電極にそれぞれ印加され−〔いる。スイッチング
素子ＳＣＲには直列に定電圧ダイオードＺＤ、が挿入さ
れ、この定電圧ダイオードＺＤ２の電圧は、受信機Ｒｅ
の第１の電源Ｅ。

の電圧より高く、かつ第２の電圧Ｅ２　　と第１の電源
Ｅ１　　との加算値より低く設定されているものとする
。

また受信機Ｒｅには、切換スイッチＳＷ２が、感知器り
への印加電圧をＥｌ　　またはＥｌ＋Ｅ２　となるよう
に設けられている。

切換スイッチ苅をａ側、すなわち電極Ｅ１　側に接続す
ると、定電圧ダイオードＺＤ、　ｌ介して印加された火
災信号で動作するのはトランジスタＴｒ１であって、５
ＣＲ１は作動しない８したがって、煙が消滅すると、ト
ランジスタＴｒｌはＯＦＦ　　Ｋ復旧し、監視状態に戻
る。

切換スイッチＳＷ２をｂ側、すなわち２つの電源Ｅ、、
Ｅ２を加算した電圧を感知器りに印加すると、火災信号
の到来によりて、トランジスタＴｒｌ　　およびＳＣＨ
のいずれのスイッチング回路も動作し、ＳＣＲの方は煙
消滅後も復旧されることはない。

受信機Ｒｅにおいては、信号処理回路３によって、これ
らを職別し、前述の第１図の動作と同様にして警報を行
なえば良い。

第３図は感知器りへの供給電圧の極性を反転することに
よって自動復旧、自己保持に切換えるようにしたもので
ある。図において感知器りには火災検出部１０とスイッ
チング回路２０との間にダイオードフリッジ回路３０を
設けるとともに、トランジスタＴｒ１　　とＳＣＲとか
ら成るスイッチング回路２０のうち、ＳＣＲの極性を反
転して感知器りの端子間に接続したものである。なお、
これらの各スイッチング素子の制＃電極は、いずれもＦ
ＥＴより定電圧ダイオードＺＤ１を介して火災信号が印
加されるように接続されている。

このような感知器りが接続された受信機Ｒｅには、電源
Ｅ、　　の極性を反転するスイッチＳＷ３が設けられて
いる。スイッチＳＷ３がａ側に倒されている場合、すな
わち、線路り側が正極となっている場合には、トランジ
スタＴｒ１から成るスイッチング素子が定電圧ダイオー
ドＺＤ、を介した火災信号によって制御され、したがっ
て、自動復旧機能を有するものとなる。

また、スイッチＳＷ３をｂ側に倒したときには感知器り
の端子間の電圧極性は反転され、今度は、ＳＣＲから成
るスイッチング素子が作動可能状態となり、自己保持型
感知器となる。

なお、受信機Ｒｅからの指令信号は、上記実施例に限定
されるものでなく、パルスコード化された固有信号ある
いは、固有周波数信号等によって行なうこともできる。

〔発明の効果〕

この発明の火災感知装置は、受信機からの指令信号によ
って、自動復旧タイプあるいは自己保持タイプのいずれ
にも任意に選択設定することができ、したがって、建物
に設置後、当該感知器の監視場所に応じて任意にいずれ
かのタイプに選択でき、その結果、誤発報の少ない火災
報知設備に出来るなどパーフォーマンスを向上でき、ま
た自動復旧タイプの信号を蓄積信号として使用するとき
、火災発報レベル以上の信号のみモニターすることがで
き、より信頼性の高い装置とをるなどの特徴を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図はいずれもこの発明の火災感知
装置の実施例を示す回路図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）温度、煙、ガス漏れ等の環境異常を検出する検出
   部と、該検出部の出力に基づいて異常の判断を行なう比
   較部と、該比較部の出力に基づいて異常信号を送出する
   出力回路とを備えた火災感知装置において、該火災感知
   装置に外部からの指令信号を印加することにより、上記
   異常信号を自動復旧または自己保持のいずれかに選択す
   る選択手段を備えたことを特徴とする火災感知装置。
2. （２）指令信号として火災感知装置への印加電圧の変化
   、極性の反転、あるいは電源インピーダンスの変化のい
   ずれか１つまたはその組合せより成ることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の火災感知装置。