JPS62212487A - 融着芯地 - Google Patents
融着芯地Info
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- JPS62212487A JPS62212487A JP5396086A JP5396086A JPS62212487A JP S62212487 A JPS62212487 A JP S62212487A JP 5396086 A JP5396086 A JP 5396086A JP 5396086 A JP5396086 A JP 5396086A JP S62212487 A JPS62212487 A JP S62212487A
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Links
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Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は融着芯地に関する。さらに詳しくは一般に逆滲
みまたはストライクバックと称されている、たとえばア
イロンやヒートブレス機などによって他の布地に貼合せ
しめる際に融着剤が基布の裏側に滲み出す現象のない融
着芯地に関する。
みまたはストライクバックと称されている、たとえばア
イロンやヒートブレス機などによって他の布地に貼合せ
しめる際に融着剤が基布の裏側に滲み出す現象のない融
着芯地に関する。
[従来の技術]
従来より織物、編物、不織布などの基布の一方表面に感
熱性接着剤を設けてなる融着芯地は、他の布地と加熱圧
着して貼合せしめる際に逆滲みが生じるという欠点があ
る。
熱性接着剤を設けてなる融着芯地は、他の布地と加熱圧
着して貼合せしめる際に逆滲みが生じるという欠点があ
る。
逆滲みが生じたばあい、前記加熱圧着するための手段で
あるアイロンやプレス機などの鏝面に滲み出した感熱性
接着剤が付着し、作業性を低下させるばかりでなく、た
とえば服の仕立時にアイロンやスチームなどを用いて再
度加熱した際に滲み出した感熱性接着剤が、服地に付着
するなどの障害が生じることがある。
あるアイロンやプレス機などの鏝面に滲み出した感熱性
接着剤が付着し、作業性を低下させるばかりでなく、た
とえば服の仕立時にアイロンやスチームなどを用いて再
度加熱した際に滲み出した感熱性接着剤が、服地に付着
するなどの障害が生じることがある。
そこでかかる欠点を解消するために、たとえば第4図の
概略断面図に示されるような基布(1)の一方表面側に
感熱性接着剤(4)を適当な間隔を有する模様状に何首
せしめるとともに反対面から別のフィルム形成材料(5
)を該接着剤(4)の模様と合致するように設けてなる
加熱接着布(実公昭53−8788号公報)や第5図の
概略断面図に示されるような基材(8)上に下層スポッ
ト(7)よりも大きい熱可塑性流動特性を有する感熱性
接着剤からなる上層スポット(6)を、前記下層スポッ
ト(刀を介して基材(8)上に設けてなる構造体(実公
昭58−55208号公報)などの提案がなされている
。
概略断面図に示されるような基布(1)の一方表面側に
感熱性接着剤(4)を適当な間隔を有する模様状に何首
せしめるとともに反対面から別のフィルム形成材料(5
)を該接着剤(4)の模様と合致するように設けてなる
加熱接着布(実公昭53−8788号公報)や第5図の
概略断面図に示されるような基材(8)上に下層スポッ
ト(7)よりも大きい熱可塑性流動特性を有する感熱性
接着剤からなる上層スポット(6)を、前記下層スポッ
ト(刀を介して基材(8)上に設けてなる構造体(実公
昭58−55208号公報)などの提案がなされている
。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、前記加熱接着布においては、製造する際
にフィルム形成材料を基布に付着せしめた感熱性接着剤
の模様と合致するように設けるのが困難であるがために
逆滲みが生起することがあり、また前記構造体において
は、下層スポットにより上層スポットは基材から完全に
離れた状態となるように設けられているが、布地に加熱
接着したばあい、上層スポットは溶融して横に流れ出し
、布地に滲み出すことがあり、完全には逆滲みを防ぐこ
とができない。
にフィルム形成材料を基布に付着せしめた感熱性接着剤
の模様と合致するように設けるのが困難であるがために
逆滲みが生起することがあり、また前記構造体において
は、下層スポットにより上層スポットは基材から完全に
離れた状態となるように設けられているが、布地に加熱
接着したばあい、上層スポットは溶融して横に流れ出し
、布地に滲み出すことがあり、完全には逆滲みを防ぐこ
とができない。
そこで本発明者らは、」1記のような問題点を解決する
べく鋭意研究を重ねた結果、逆滲みが全くなく、しかも
適用する融着剤の種類および形状が自由に選択でき、容
易に基布またはフィルム層に付着せしめることができる
構造を有する融着芯地を見出し、本発明を完成するに至
った。
べく鋭意研究を重ねた結果、逆滲みが全くなく、しかも
適用する融着剤の種類および形状が自由に選択でき、容
易に基布またはフィルム層に付着せしめることができる
構造を有する融着芯地を見出し、本発明を完成するに至
った。
〔問題点を解決するための手段]
すなわち、本発明は、基布に厚さ0.1〜50屡のフィ
ルム層および融点がフィルム層よりも低い融着剤を付着
せしめてなる10%モジュラスが7kg15c−幅量下
の融着芯地に関する。
ルム層および融点がフィルム層よりも低い融着剤を付着
せしめてなる10%モジュラスが7kg15c−幅量下
の融着芯地に関する。
[作用および実施例]
本発明の融着芯地は、基布に薄いフィルム層および融点
がフィルム層よりも低い融着剤を付着せしめることによ
り構成されており、芯地のソフトな風合を阻害すること
なく、該フィルム層が、融着剤が基布を貫通して滲透す
るのを阻止する作用を呈する。
がフィルム層よりも低い融着剤を付着せしめることによ
り構成されており、芯地のソフトな風合を阻害すること
なく、該フィルム層が、融着剤が基布を貫通して滲透す
るのを阻止する作用を呈する。
本発明に用いる基布としては、天然繊維あるいは合成繊
維からなる不織布、織布、編物をはじめ、これらの複合
体など従来より用いられているものがあげられるが、こ
れらのものは、用途に応じて適宜選択して用いられる。
維からなる不織布、織布、編物をはじめ、これらの複合
体など従来より用いられているものがあげられるが、こ
れらのものは、用途に応じて適宜選択して用いられる。
本発明に用いるフィルム層としては、融点が融着剤より
も高いかあるいは融点を有しない、融着剤が滲み出さな
いフィルムであればいずれのものでも使用しうるが、た
とえばスチレン・ブタジェンゴム、ニトリルゴムなどの
合成ゴムからなるフィルム、シリコーンフィルム、ウレ
タンフィルムやアクリル酸−エステル共重合体フィルム
など、通常融点が160℃よりも高いものが好適に使用
しうる。該フィルム層の厚さは、フィルム層に用いられ
るフィルム材料やえられた融着芯地の用途によって異な
るが、通常0.1〜50虜である必要がある。これはフ
ィルム層の厚さが0.1.ca未満であると、フィルム
層を形成することが非常に難しく、外部から力が加わる
と容易に破損して逆滲みを防ぐ効果が薄れるからであり
、一方、厚さが50扉をこえると逆滲みは防ぐことがで
きてもえられる芯地の風合が硬くなってしまうからであ
る。とくに好ましいフィルム層の厚さは1〜20摩であ
る。なおフィルム層には必要に応じて柔軟剤、滑剤、充
填剤、顔料、発泡剤などが添加されてもよい。
も高いかあるいは融点を有しない、融着剤が滲み出さな
いフィルムであればいずれのものでも使用しうるが、た
とえばスチレン・ブタジェンゴム、ニトリルゴムなどの
合成ゴムからなるフィルム、シリコーンフィルム、ウレ
タンフィルムやアクリル酸−エステル共重合体フィルム
など、通常融点が160℃よりも高いものが好適に使用
しうる。該フィルム層の厚さは、フィルム層に用いられ
るフィルム材料やえられた融着芯地の用途によって異な
るが、通常0.1〜50虜である必要がある。これはフ
ィルム層の厚さが0.1.ca未満であると、フィルム
層を形成することが非常に難しく、外部から力が加わる
と容易に破損して逆滲みを防ぐ効果が薄れるからであり
、一方、厚さが50扉をこえると逆滲みは防ぐことがで
きてもえられる芯地の風合が硬くなってしまうからであ
る。とくに好ましいフィルム層の厚さは1〜20摩であ
る。なおフィルム層には必要に応じて柔軟剤、滑剤、充
填剤、顔料、発泡剤などが添加されてもよい。
前記フィルム層を基布に形成せしめる方法としては、あ
らfilじめ、フィルム形状に成形されたものをバイン
ダーなどにより貼付せしめる方法のほか、コーティング
により基布にフィルム層を形成せしめる方法などを採用
することができる。
らfilじめ、フィルム形状に成形されたものをバイン
ダーなどにより貼付せしめる方法のほか、コーティング
により基布にフィルム層を形成せしめる方法などを採用
することができる。
本発明に用いる融着剤は、フィルム層がフィルム形態を
失なわないために融点がフィルム層よりも低いものを使
用するが、その具体例としては、ポリアミド、ポリエス
テル、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体お
よびそのケン化物、ポリウレタン、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、酢酸
ビニル−アクリル共重合体などがあげられる。
失なわないために融点がフィルム層よりも低いものを使
用するが、その具体例としては、ポリアミド、ポリエス
テル、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体お
よびそのケン化物、ポリウレタン、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、酢酸
ビニル−アクリル共重合体などがあげられる。
前記融着剤を基布またはフィルム層に付着せしめる方法
としては、融着剤の粉末を水に分散させてペースト状に
し、これをスクリーンなどによりドツト状に転写した後
、加熱して付着せしめる方法、融着剤を粉末状にして散
布したのち溶融して付着せしめる方法、溶剤に融着剤を
溶かしたものを塗付したのち、溶剤を除去して付着せし
める方法、フィルム状の融着剤を熱プレスにて付着せし
める方法などがあげられるが、これらのほかにも基布作
製時に融着剤をあらかじめ配合しておいてもよい。たと
えばウェブに融着剤を配合して不織布を作製したばあい
、不織布自体が融着剤としての作用を呈する。
としては、融着剤の粉末を水に分散させてペースト状に
し、これをスクリーンなどによりドツト状に転写した後
、加熱して付着せしめる方法、融着剤を粉末状にして散
布したのち溶融して付着せしめる方法、溶剤に融着剤を
溶かしたものを塗付したのち、溶剤を除去して付着せし
める方法、フィルム状の融着剤を熱プレスにて付着せし
める方法などがあげられるが、これらのほかにも基布作
製時に融着剤をあらかじめ配合しておいてもよい。たと
えばウェブに融着剤を配合して不織布を作製したばあい
、不織布自体が融着剤としての作用を呈する。
前記融着剤の付着量は、用いる融着剤の種類、基布の種
類あるいはフィルム層の種類によって異なるが、通常1
〜100g1112、なかんづく5〜50g/+dであ
るのが好ましい。
類あるいはフィルム層の種類によって異なるが、通常1
〜100g1112、なかんづく5〜50g/+dであ
るのが好ましい。
また上記方法によりえられた融着芯地は、芯地として必
要な諸特性を満足したうえで、逆滲みが防止されねばな
らないので、服の種々の部位、たとえば前身頃、身返し
、衿、裾などに用いるためには、芯地の10%モジュラ
スが7kg15c+n幅以下でなければならない。10
%モジュラスがこれより大きなものでは、成形性に乏し
く、硬い風合の芯地となってしまう。
要な諸特性を満足したうえで、逆滲みが防止されねばな
らないので、服の種々の部位、たとえば前身頃、身返し
、衿、裾などに用いるためには、芯地の10%モジュラ
スが7kg15c+n幅以下でなければならない。10
%モジュラスがこれより大きなものでは、成形性に乏し
く、硬い風合の芯地となってしまう。
つぎに本発明の融着芯地の実施態様を図面に基づいてさ
らに詳細に説明するが、本発明はかかる実施態様のみに
限定されるものではない。
らに詳細に説明するが、本発明はかかる実施態様のみに
限定されるものではない。
第1図に示される融着芯地は、基布(1)の−刃表面側
にフィルム層(2)を形成したのち、その上面に融着剤
(3)を付着せしめたものである。このばあい、以下に
述べる第2図および第3図に示される融着芯地のように
基布(1)に融着剤(3)を付着せしめた際に生じる融
着剤(3)の浸透がないので、融着剤(3)の使用量は
少量でよく、したがって基布の存する風合を充分に生か
すことができる。
にフィルム層(2)を形成したのち、その上面に融着剤
(3)を付着せしめたものである。このばあい、以下に
述べる第2図および第3図に示される融着芯地のように
基布(1)に融着剤(3)を付着せしめた際に生じる融
着剤(3)の浸透がないので、融着剤(3)の使用量は
少量でよく、したがって基布の存する風合を充分に生か
すことができる。
第2図に示される融着芯地は、基布(1)の−刃表面側
にフィルム層(2)を設け、該基布(1)の反対面に融
着剤(3)を付着せしめたものである。融着剤(3)は
基布(1)中に浸透するが、フィルム層(2)により、
逆滲みが阻まれ、融着剤(3)の基布(1)中に含浸さ
れているので、基布(1)と融着剤(3)との剥離強度
が大きいという利点を有する。
にフィルム層(2)を設け、該基布(1)の反対面に融
着剤(3)を付着せしめたものである。融着剤(3)は
基布(1)中に浸透するが、フィルム層(2)により、
逆滲みが阻まれ、融着剤(3)の基布(1)中に含浸さ
れているので、基布(1)と融着剤(3)との剥離強度
が大きいという利点を有する。
また、通気性を必要とするものに使用するばあいには、
フィルム層(2)に適宜小孔を設けてもよく、さらにソ
フトな風合や伸縮性を保持せしめるためにフィルム層(
2)に適宜スリット加工を施してもよい。
フィルム層(2)に適宜小孔を設けてもよく、さらにソ
フトな風合や伸縮性を保持せしめるためにフィルム層(
2)に適宜スリット加工を施してもよい。
第3図に示される融着芯地は、基布(1)の中間層にフ
ィルム層(2を設け、基布(1)の−刃表面側に融着剤
(3)を付着せしめたものである。このばあい、使用時
に表面層となりうる面が基布であるため、ソフトでしな
やかな風合を有するものかえられる。
ィルム層(2を設け、基布(1)の−刃表面側に融着剤
(3)を付着せしめたものである。このばあい、使用時
に表面層となりうる面が基布であるため、ソフトでしな
やかな風合を有するものかえられる。
つぎに本発明の融着芯地を実施例に基づいて説明する。
実施例1
6ナイロンフアイバー(繊度:1.5デニール、繊維長
:44關)80重量%およびアクリルバインダー20重
量%からなる不織布(口付: 13g/rr’l’、厚
さ: 0.12 Ilm)の−刃表面側にポリアミド
樹脂(融点: 110℃)を付着量が8g/ rrr
となるように模様状に加工を施し、ついで主成分がアク
リル酸エステル共重合体からなる樹脂(大ロ本インキ化
学工業■製ボンコートR−3218)より作製されたフ
ィルム(厚さ:lO,cm)をポリアミド樹脂側に重ね
て熱プレスにより不織布とフィルムを一体化した。
:44關)80重量%およびアクリルバインダー20重
量%からなる不織布(口付: 13g/rr’l’、厚
さ: 0.12 Ilm)の−刃表面側にポリアミド
樹脂(融点: 110℃)を付着量が8g/ rrr
となるように模様状に加工を施し、ついで主成分がアク
リル酸エステル共重合体からなる樹脂(大ロ本インキ化
学工業■製ボンコートR−3218)より作製されたフ
ィルム(厚さ:lO,cm)をポリアミド樹脂側に重ね
て熱プレスにより不織布とフィルムを一体化した。
この基布にさらに融着剤としてポリアミド樹脂(融点:
110℃)を」―記フィルム面に付着口が9 g/
nfとなるように模様状に加工を施して融着芯地をえた
。この融着芯地の10%モジュラスを下記の方法により
測定した。その結果を第1表に示す。
110℃)を」―記フィルム面に付着口が9 g/
nfとなるように模様状に加工を施して融着芯地をえた
。この融着芯地の10%モジュラスを下記の方法により
測定した。その結果を第1表に示す。
(10%モジュラス)
芯地のたておよびよこ方向に、5ca X20cmの試
料片をとり、これを引張り試験機によりチャック間圧A
ll0CI%引張り速度30c+a/分の条件で引張り
、10%伸長時の強度を測定した。
料片をとり、これを引張り試験機によりチャック間圧A
ll0CI%引張り速度30c+a/分の条件で引張り
、10%伸長時の強度を測定した。
えられた融着芯地を、ウール55ffl m%およびポ
リエステルファイバー45重量%からなる目付150g
/a+2のトロピカル表地に、接着プレス機を用いて温
度150℃、圧力0.3kg/cj、プレス時間10秒
間の条件で接着してサンプルを作製し、下記の方法によ
り、初期接着力および逆滲み出しを調べた。その結果を
第1表に示す。
リエステルファイバー45重量%からなる目付150g
/a+2のトロピカル表地に、接着プレス機を用いて温
度150℃、圧力0.3kg/cj、プレス時間10秒
間の条件で接着してサンプルを作製し、下記の方法によ
り、初期接着力および逆滲み出しを調べた。その結果を
第1表に示す。
(初期接着力)
えられたサンプルを5cm+ X lOc+alこカッ
トし、これを引張り試験機(東洋ボールドウィン社製)
により引張り速度30cm/分で180度剥離を行ない
、このときの強度を初期接着力とした。
トし、これを引張り試験機(東洋ボールドウィン社製)
により引張り速度30cm/分で180度剥離を行ない
、このときの強度を初期接着力とした。
(逆滲み出し)
えられたサンプルを2枚用意し、芯地面を重ね合わせた
のち、プレス機を用いて温度150℃、圧力0.4kg
/cシ、スチーム時間5秒間、プレス時間10秒間の条
件でプレスを2回施し、芯地面の剥離強度を引張り試験
機を用いて初期接着力の測定と同様の方法で測定し、こ
れを逆滲み出しの判定基準とした。なお、剥離強度が大
きければ逆滲み出しが大きいことになる。
のち、プレス機を用いて温度150℃、圧力0.4kg
/cシ、スチーム時間5秒間、プレス時間10秒間の条
件でプレスを2回施し、芯地面の剥離強度を引張り試験
機を用いて初期接着力の測定と同様の方法で測定し、こ
れを逆滲み出しの判定基準とした。なお、剥離強度が大
きければ逆滲み出しが大きいことになる。
実施例2
実施例1と同じ不織布の一方表面にポリウレタン樹脂(
融点=120℃)を着量が12g/m2となるように模
様状に加工を施し、ついでポリウレタンフィルム(厚さ
:4o、m)をポリウレタン樹脂側に重ねて熱プレスに
より不織布とフィルムを一体化した。この基布にさらに
融着剤としてポリアミド樹脂(融点7 110℃)を不
織布面に付着量が18g/dとなるように模様状に加工
を施して融着芯地を作製し、10%モジュラスを測定し
た。また、この融着芯地にトロピカル表地を接着して初
期接着力および逆滲み出しを調べた。
融点=120℃)を着量が12g/m2となるように模
様状に加工を施し、ついでポリウレタンフィルム(厚さ
:4o、m)をポリウレタン樹脂側に重ねて熱プレスに
より不織布とフィルムを一体化した。この基布にさらに
融着剤としてポリアミド樹脂(融点7 110℃)を不
織布面に付着量が18g/dとなるように模様状に加工
を施して融着芯地を作製し、10%モジュラスを測定し
た。また、この融着芯地にトロピカル表地を接着して初
期接着力および逆滲み出しを調べた。
その結果を第1表に示す。
比較例1
実施例1と同じ組成の不織布(口付: 2ag/rf、
厚さ: 0.20 sn)の−刃表面に融着剤として
ポリアミド樹脂(融点: 110℃)を付着量が13
g/イとなるように模様状に加工を施して融着芯地を作
製した。えられた融着芯地を実施例1と同様にしてトロ
ピカル表地に接若し、初期接着力および逆滲み出しを調
べた。その結果を第1表に示す。
厚さ: 0.20 sn)の−刃表面に融着剤として
ポリアミド樹脂(融点: 110℃)を付着量が13
g/イとなるように模様状に加工を施して融着芯地を作
製した。えられた融着芯地を実施例1と同様にしてトロ
ピカル表地に接若し、初期接着力および逆滲み出しを調
べた。その結果を第1表に示す。
[以下余白]
なお、上記の結果から、実施例1でえられた融着芯地は
実施例2および比較例1でえられた融着芯地よりも融着
剤の使用量が少ないにもかかわらず、優れた接着力を呈
することがわかる。
実施例2および比較例1でえられた融着芯地よりも融着
剤の使用量が少ないにもかかわらず、優れた接着力を呈
することがわかる。
実施例3
実施例1と同様の不織布にアクリル酸共重合体エマルジ
ョン(大ロ本インキ化学工業■製ボンコートR−321
8)を直接コーティングして乾燥し、これにより不織布
表面に約5虜の薄いフィルムを形成した。ついでこのフ
ィルム面上に融着剤としてポリアミド樹脂(融点:
110℃)9g1112を模様状に付着させ、融着芯地
をえたのち、10%モジュラスを測定した。
ョン(大ロ本インキ化学工業■製ボンコートR−321
8)を直接コーティングして乾燥し、これにより不織布
表面に約5虜の薄いフィルムを形成した。ついでこのフ
ィルム面上に融着剤としてポリアミド樹脂(融点:
110℃)9g1112を模様状に付着させ、融着芯地
をえたのち、10%モジュラスを測定した。
えられた融着芯地を実施例1と同様にしてトロピカル表
地に接若し、初期接着力および逆滲み出しを調べた。そ
の結果を第2表に示す。
地に接若し、初期接着力および逆滲み出しを調べた。そ
の結果を第2表に示す。
比較例2
実施例1と同様の不織布の一方表面にポリウレタン樹脂
(融点:120℃)を付着量が18g7m2となるよう
に模様状に付着させ、この」二にポリウレタンフィルム
(厚さ:GOlim)を重ねて、熱プレスにより不織布
とフィルムとを一体化した。
(融点:120℃)を付着量が18g7m2となるよう
に模様状に付着させ、この」二にポリウレタンフィルム
(厚さ:GOlim)を重ねて、熱プレスにより不織布
とフィルムとを一体化した。
この基布のフィルム面上に融着剤としてポリアミド樹脂
(融点:110℃) 20g/a+2を模様状に付着
させ、融点芯地をえた。この芯地の10%モジュラスを
1lllJ定した。その結果を第2表に示す。
(融点:110℃) 20g/a+2を模様状に付着
させ、融点芯地をえた。この芯地の10%モジュラスを
1lllJ定した。その結果を第2表に示す。
ついでえられた融着芯地を実施例1と同様にしてトロピ
カル表地に接着し、初期接着力および逆滲み出しを調べ
た。その結果を第2表に示す。
カル表地に接着し、初期接着力および逆滲み出しを調べ
た。その結果を第2表に示す。
[以下余白]
なお、上記の結果から、実施例3の融着芯地は実施例と
同じ初期接着力と逆滲み出しを防止する能力を持ちなが
ら、よりソフトで成形性がよいことがわかる。また比較
例2は、初期接着力や逆滲み出しは満足しうるが、10
%モジュラスが大きく、成形性に乏しいうえに風合が硬
いため芯地として用いるには不適当なものであった。
同じ初期接着力と逆滲み出しを防止する能力を持ちなが
ら、よりソフトで成形性がよいことがわかる。また比較
例2は、初期接着力や逆滲み出しは満足しうるが、10
%モジュラスが大きく、成形性に乏しいうえに風合が硬
いため芯地として用いるには不適当なものであった。
実施例4
2枚の6ナイロンフアイバーウエブ(目付二8g/i)
の間にポリウレタンフィルム(融点=190℃、厚さF
lOAIIT+)を挟み、200℃のエンボスロール間
に通してウェブとフィルムとが部分融着した基布を作製
し、ついで該基布の一方表面に融着剤としてポリアミド
樹脂(融点: 110℃)を付着量が13g/r&と
なるように模様状に加工を施して融着芯地をえた。
の間にポリウレタンフィルム(融点=190℃、厚さF
lOAIIT+)を挟み、200℃のエンボスロール間
に通してウェブとフィルムとが部分融着した基布を作製
し、ついで該基布の一方表面に融着剤としてポリアミド
樹脂(融点: 110℃)を付着量が13g/r&と
なるように模様状に加工を施して融着芯地をえた。
えられた融着芯地を実施例1と同様にしてトロピカル表
地に接着し、初期接着力および逆滲み出しを調べた。そ
の結果を第3表に示す。
地に接着し、初期接着力および逆滲み出しを調べた。そ
の結果を第3表に示す。
比較例3
6ナイロンフアイバーウエブ(1」付: 24g/d
)を実施例4と同様にしてエンボス加工を施し、基布を
作製した。つぎに実施例4と同様にして融着剤としてポ
リアミド樹脂(融点: 110℃)を付着量が13g
/rrl’となるように模様状に加工を施して融着芯地
をえた。
)を実施例4と同様にしてエンボス加工を施し、基布を
作製した。つぎに実施例4と同様にして融着剤としてポ
リアミド樹脂(融点: 110℃)を付着量が13g
/rrl’となるように模様状に加工を施して融着芯地
をえた。
えられた融着芯地を実施例1と同様にしてトロピカル表
地に接着し、初期接着力および逆滲み出しを調べた。そ
の結果を第3表に示す。
地に接着し、初期接着力および逆滲み出しを調べた。そ
の結果を第3表に示す。
E以下余白]
なお、上記の結果から、実施例4でえられた融着芯地は
逆滲みもなく初期接着力が大きいことがわかる。
逆滲みもなく初期接着力が大きいことがわかる。
実施例5
実施例1でえられた融着芯地のアクリル酸エステル共重
合体からなるフィルム面に第6図に示されるようなスリ
ット(9)を設け、実施例1と同様にしてトロピカル表
地を接着してサンプルを作製した。
合体からなるフィルム面に第6図に示されるようなスリ
ット(9)を設け、実施例1と同様にしてトロピカル表
地を接着してサンプルを作製した。
えられたサンプルは実施例1でえられたサンプルと比較
すると、風合がソフトで伸縮性に優れていた。
すると、風合がソフトで伸縮性に優れていた。
つぎにえられたサンプルを実施例1と同様にして初期接
着力および逆滲み出しを調べ、さらに下記の方法により
、曲げ剛性を調べた。
着力および逆滲み出しを調べ、さらに下記の方法により
、曲げ剛性を調べた。
(曲げ剛性)
サンプルを20cmX20cmjこカットして試験片を
作製し、これを純曲げ試験機(加藤鉄工所社製)により
、たておよびよこ方向の曲げ剛性値を測定した。えられ
た数値は小さいほどサンプルが柔軟性に富むことを示す
。
作製し、これを純曲げ試験機(加藤鉄工所社製)により
、たておよびよこ方向の曲げ剛性値を測定した。えられ
た数値は小さいほどサンプルが柔軟性に富むことを示す
。
その結果を実施例1の結果とともに第4表に示す。
第4表
[発明の効果]
本発明の融着芯地は上記のごとく基布に0.1〜50−
のフィルム層が設けられているため、たとえば服地など
の布帛と加熱による貼り合わせ加工に際して融着剤が該
融着芯地を貫通して滲み出すことが全くないため、他の
布帛との接着加工工程時における障害の発生を抑制する
ことができるという効果を奏する。しかも、本発明の芯
地はフィルムを使用するにもかかわらず、その10%モ
ジュラスが常に7kg15c+a幅以下に保たれている
ため優れた成形性とソフトな風合が損なわれることがな
い。
のフィルム層が設けられているため、たとえば服地など
の布帛と加熱による貼り合わせ加工に際して融着剤が該
融着芯地を貫通して滲み出すことが全くないため、他の
布帛との接着加工工程時における障害の発生を抑制する
ことができるという効果を奏する。しかも、本発明の芯
地はフィルムを使用するにもかかわらず、その10%モ
ジュラスが常に7kg15c+a幅以下に保たれている
ため優れた成形性とソフトな風合が損なわれることがな
い。
また用途に応じてフィルム層にスリットなどの孔を設け
ることもでき、このばあい、基布のをする通気性や柔軟
性などの特性を充分に保持させることが可能である。
ることもでき、このばあい、基布のをする通気性や柔軟
性などの特性を充分に保持させることが可能である。
さらにはフィルム層の設置位置を基布の上面、下面ある
いは中間層のいずれにも設けることができ、また融着剤
の使用量も容易に調節することができるので、用途に応
じた剥離強度、風合などを保持させることが可能である
。
いは中間層のいずれにも設けることができ、また融着剤
の使用量も容易に調節することができるので、用途に応
じた剥離強度、風合などを保持させることが可能である
。
第1図、第2図および第3図はそれぞれ本発明の融着芯
地の一実施態様を示す概略断面図、第4図および第5図
はそれぞれ従来の融着芯地の概略断面図、また第6図は
実施例4でえられた融着芯地のフィルム面に設けられた
スリットの形状を表わす平面図である。 (図面の主要符号) (1)二基 布 (2):フイルム層 (3):融着剤 特許出願人 日本バイリーン株式会社手続ン1暑l正
田(自発) 昭和61年4月11日 特許庁長官宇賀道部殿 ・ 1事f1の表示 昭和61年特許願第53960号 2発明の名称 融着芯地 3?lI正をする者 事件との関係 特許出願人 代表者 ×紅 買樋 4代理人 〒540 ほか1名 5補正の対象 (1)明細mの「発明の詳細な説明」の欄(2)明[l
!Iの「図面の簡単な説明」の欄6補正の内容 (1)明細書12頁4行の「著聞」をr II 1口」
と補正する。 (2) 1tl16頁5行の「融点芯地」を「融着芯
地」と補正する。 3) 同18頁2行のし実施例」を「実施例1」と補正
する。 (4) jiJ22頁の「第4表」をつぎのとおりに
補正する。 E以下余白] (5)同23真下から3行の「実施例4」を「実施例5
」と補正する。 以 上
地の一実施態様を示す概略断面図、第4図および第5図
はそれぞれ従来の融着芯地の概略断面図、また第6図は
実施例4でえられた融着芯地のフィルム面に設けられた
スリットの形状を表わす平面図である。 (図面の主要符号) (1)二基 布 (2):フイルム層 (3):融着剤 特許出願人 日本バイリーン株式会社手続ン1暑l正
田(自発) 昭和61年4月11日 特許庁長官宇賀道部殿 ・ 1事f1の表示 昭和61年特許願第53960号 2発明の名称 融着芯地 3?lI正をする者 事件との関係 特許出願人 代表者 ×紅 買樋 4代理人 〒540 ほか1名 5補正の対象 (1)明細mの「発明の詳細な説明」の欄(2)明[l
!Iの「図面の簡単な説明」の欄6補正の内容 (1)明細書12頁4行の「著聞」をr II 1口」
と補正する。 (2) 1tl16頁5行の「融点芯地」を「融着芯
地」と補正する。 3) 同18頁2行のし実施例」を「実施例1」と補正
する。 (4) jiJ22頁の「第4表」をつぎのとおりに
補正する。 E以下余白] (5)同23真下から3行の「実施例4」を「実施例5
」と補正する。 以 上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基布に厚さ0.1〜50μmのフイルム層および融
点がフイルム層よりも低い融着剤を付着せしめてなる1
0%モジュラスが7kg/5cm幅以下の融着芯地。 2 フイルム層が基布の少なくとも一方の面または中間
層に設けられてなる特許請求の範囲第1項記載の融着芯
地。 3 フイルム層がスリットを設けたものである特許請求
の範囲第1項または第2項記載の融着芯地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5396086A JPS62212487A (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 | 融着芯地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5396086A JPS62212487A (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 | 融着芯地 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62212487A true JPS62212487A (ja) | 1987-09-18 |
Family
ID=12957253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5396086A Pending JPS62212487A (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 | 融着芯地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62212487A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000204326A (ja) * | 1999-01-14 | 2000-07-25 | Lintec Corp | 熱転写印字用熱接着シ―ト |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5012061B1 (ja) * | 1970-06-12 | 1975-05-08 |
-
1986
- 1986-03-12 JP JP5396086A patent/JPS62212487A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5012061B1 (ja) * | 1970-06-12 | 1975-05-08 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000204326A (ja) * | 1999-01-14 | 2000-07-25 | Lintec Corp | 熱転写印字用熱接着シ―ト |
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