JPS6221220B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6221220B2 JPS6221220B2 JP54053870A JP5387079A JPS6221220B2 JP S6221220 B2 JPS6221220 B2 JP S6221220B2 JP 54053870 A JP54053870 A JP 54053870A JP 5387079 A JP5387079 A JP 5387079A JP S6221220 B2 JPS6221220 B2 JP S6221220B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- lamp
- power supply
- terminal connection
- supply side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
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- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 4
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/02—Details
- H01J61/04—Electrodes; Screens; Shields
- H01J61/06—Main electrodes
Landscapes
- Discharge Lamp (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はランプ電極に関するものである。
この発明の基礎となつたけい光ランプの点灯回
路を第1図に示している。図において、1はラン
プ、2はグローランプ、3は安定器、4は電源端
子、5は電極であるタングステンで形成したフイ
ラメントである。この回路は電源4の投入ととも
にグローランプ2を通してフイラメント5に電流
が流れ、フイラメント5を予熱する。グローラン
プ2が開路動作をすると安定器3よりエネルギー
が供給されて電極間がアーク放電電圧(アーキン
グ電圧)に達するとアーク放電が起つて、ランプ
1が点灯する。この場合、第2図のように予熱時
にはフイラメント5の全体を電流が流れてフイラ
メント5を加熱赤熱する(太線Xで示す)。した
がつて、フイラメント5の全長における温度分布
も第4図のようにほぼ均一である。一方、点灯時
にはランプ1の管内を流れる放電電流によつて回
路が構成されるため、第3図のようにフイラメン
ト5はその電源側端子接続部6とグローランプ2
に接続される非電源側端子接続部7との間では交
流サイクルの陰極サイクルにおいて電源側端子接
続部6の方が低い電位勾配になり、そのため、熱
電子放出が電源側端子接続部6側に集中する。し
たがつて、その温度分布は第5図のように傾き勾
配をもつようになる。このため、フイラメント5
およびその表面の熱電子放出物質の消耗が激しく
短寿命化になつていた。
路を第1図に示している。図において、1はラン
プ、2はグローランプ、3は安定器、4は電源端
子、5は電極であるタングステンで形成したフイ
ラメントである。この回路は電源4の投入ととも
にグローランプ2を通してフイラメント5に電流
が流れ、フイラメント5を予熱する。グローラン
プ2が開路動作をすると安定器3よりエネルギー
が供給されて電極間がアーク放電電圧(アーキン
グ電圧)に達するとアーク放電が起つて、ランプ
1が点灯する。この場合、第2図のように予熱時
にはフイラメント5の全体を電流が流れてフイラ
メント5を加熱赤熱する(太線Xで示す)。した
がつて、フイラメント5の全長における温度分布
も第4図のようにほぼ均一である。一方、点灯時
にはランプ1の管内を流れる放電電流によつて回
路が構成されるため、第3図のようにフイラメン
ト5はその電源側端子接続部6とグローランプ2
に接続される非電源側端子接続部7との間では交
流サイクルの陰極サイクルにおいて電源側端子接
続部6の方が低い電位勾配になり、そのため、熱
電子放出が電源側端子接続部6側に集中する。し
たがつて、その温度分布は第5図のように傾き勾
配をもつようになる。このため、フイラメント5
およびその表面の熱電子放出物質の消耗が激しく
短寿命化になつていた。
そこで、第6図および第7図のようにタングス
テン製薄板または膜の板状素体8の片面に熱電子
放出物質9がスパツタリングされた電極が開発さ
れた。これによると、板状素体8であるため、熱
伝導性がよく、また、電子放出効率がよくなり、
点灯時の温度勾配も緩和されて消耗度も低くな
る。また、スパツタリングすると、熱電子放出物
質の密着性が強固になる。さらに、熱電子放出物
質は分子大の均一混合ができるので遊離バリウム
の蒸発が抑えられる等の効果がある。しかしなが
ら、この電極は、板状であるために加熱赤熱にフ
イラメントの場合よりも多くの電流を必要とし、
予熱電流のロスと点灯までの時間の長大化という
問題が生じている。
テン製薄板または膜の板状素体8の片面に熱電子
放出物質9がスパツタリングされた電極が開発さ
れた。これによると、板状素体8であるため、熱
伝導性がよく、また、電子放出効率がよくなり、
点灯時の温度勾配も緩和されて消耗度も低くな
る。また、スパツタリングすると、熱電子放出物
質の密着性が強固になる。さらに、熱電子放出物
質は分子大の均一混合ができるので遊離バリウム
の蒸発が抑えられる等の効果がある。しかしなが
ら、この電極は、板状であるために加熱赤熱にフ
イラメントの場合よりも多くの電流を必要とし、
予熱電流のロスと点灯までの時間の長大化という
問題が生じている。
したがつて、この発明の目的は、寿命を延長す
るとともに予熱電流を節約し点灯までの時間の短
縮を図つたランプ電極を提供することである。
るとともに予熱電流を節約し点灯までの時間の短
縮を図つたランプ電極を提供することである。
この発明の一実施例を第8図に示す。すなわ
ち、このランプ電極は、中央部に狭幅部分10を
有するタングステン製薄板または膜の板状素体1
1を形成し、その表面に熱電子放出物質12をス
パツタリングしたものである。このように構成し
たため、狭幅部分10は両端部よりも抵抗値が高
くなり、温度上昇も容易に高くなる。したがつ
て、板状素体11の端部での条件を矩形の板状素
体8に対するのと同じにすると、狭幅部分10に
より、より少ない予熱電流でアーキング電圧に達
することができる。
ち、このランプ電極は、中央部に狭幅部分10を
有するタングステン製薄板または膜の板状素体1
1を形成し、その表面に熱電子放出物質12をス
パツタリングしたものである。このように構成し
たため、狭幅部分10は両端部よりも抵抗値が高
くなり、温度上昇も容易に高くなる。したがつ
て、板状素体11の端部での条件を矩形の板状素
体8に対するのと同じにすると、狭幅部分10に
より、より少ない予熱電流でアーキング電圧に達
することができる。
このランプ電極の作り方は次のようにする。す
なわち、点灯中の熱電子放出物質12の陰極点温
度の最高が管電流により1000℃付近の温度になる
ように厚みを一定として板幅(したがつて抵抗
値)を選ぶ。つぎに、板状素体11に狭幅部分1
0を形成し、直列予熱方式の点灯回路で予熱電流
が電源電圧の90%でアーク開始電流になるように
抵抗調整する。この場合、狭幅部分10は他の個
所に比べ、抵抗値が局部的に高くなるため、温度
上昇も容易に高くなり、熱電子を放出するのに十
分な予熱温度となる。そしてアーク放電電圧に移
行し、放電系路が開いて電源側端子接続部6の端
子部近傍が管電流により、陰極点温度約1000℃近
くに保たれ、放電が維持される。
なわち、点灯中の熱電子放出物質12の陰極点温
度の最高が管電流により1000℃付近の温度になる
ように厚みを一定として板幅(したがつて抵抗
値)を選ぶ。つぎに、板状素体11に狭幅部分1
0を形成し、直列予熱方式の点灯回路で予熱電流
が電源電圧の90%でアーク開始電流になるように
抵抗調整する。この場合、狭幅部分10は他の個
所に比べ、抵抗値が局部的に高くなるため、温度
上昇も容易に高くなり、熱電子を放出するのに十
分な予熱温度となる。そしてアーク放電電圧に移
行し、放電系路が開いて電源側端子接続部6の端
子部近傍が管電流により、陰極点温度約1000℃近
くに保たれ、放電が維持される。
以下は実験例である。通常の40ワツト直管ラン
プの点灯時における特性は、アーキング電圧が約
14V、予熱電流が60mAである。第9図のように
矩形のタングステン製薄板の板状素体8を長さl
=10mm、厚みt=0.2mm、幅W=7.3mmとすると全
抵抗はR=23.3Ωとなり、前記した点灯回路で約
1000℃の加熱が可能である。これはダブルコイル
特性とほぼ同じである。つぎに、この板状素体8
の中央部を2割せまく、すなわち第10図でl=
10mm、t=0.2mm、中央幅W1=5.8mm、両端幅WO
=7.3mmとして狭幅部分10を有する板状素体1
1を形成すると、その全抵抗はR≒27.2Ωとアツ
プし、アーキング電圧を14Vを得るのに予熱電流
は514mAと、先の矩形の場合に比べ約14.3%少
なくてすむ。しかも、中央部の狭幅部分10は、
両端に比べ局部抵抗もアツプし、発熱量も増え、
実験結果では上記電流値のもとで両端は約1000℃
に達し、中央部は極短時間に1200℃近くを示し
た。また、点灯時間も、従来のグローランプ方式
の点灯回路では平均2.5秒であつたが、上記効果
(昇温効果アツプ)により約2秒に短縮された。
プの点灯時における特性は、アーキング電圧が約
14V、予熱電流が60mAである。第9図のように
矩形のタングステン製薄板の板状素体8を長さl
=10mm、厚みt=0.2mm、幅W=7.3mmとすると全
抵抗はR=23.3Ωとなり、前記した点灯回路で約
1000℃の加熱が可能である。これはダブルコイル
特性とほぼ同じである。つぎに、この板状素体8
の中央部を2割せまく、すなわち第10図でl=
10mm、t=0.2mm、中央幅W1=5.8mm、両端幅WO
=7.3mmとして狭幅部分10を有する板状素体1
1を形成すると、その全抵抗はR≒27.2Ωとアツ
プし、アーキング電圧を14Vを得るのに予熱電流
は514mAと、先の矩形の場合に比べ約14.3%少
なくてすむ。しかも、中央部の狭幅部分10は、
両端に比べ局部抵抗もアツプし、発熱量も増え、
実験結果では上記電流値のもとで両端は約1000℃
に達し、中央部は極短時間に1200℃近くを示し
た。また、点灯時間も、従来のグローランプ方式
の点灯回路では平均2.5秒であつたが、上記効果
(昇温効果アツプ)により約2秒に短縮された。
ランプ電極によれば、一端を電源側端子接続部
とし他端を非電源側端子接続部とするとともに中
央部を狭幅に形成した板状素体と、この板状素体
の表面に設けられた熱電子放出物質とを備えたた
め、従来のフイラメントによる電極と比較して寿
命が向上するとともに、矩形の板状素体の電極と
比較して予熱電流を節約できしかも点灯までの時
間も短縮できるという効果がある。
とし他端を非電源側端子接続部とするとともに中
央部を狭幅に形成した板状素体と、この板状素体
の表面に設けられた熱電子放出物質とを備えたた
め、従来のフイラメントによる電極と比較して寿
命が向上するとともに、矩形の板状素体の電極と
比較して予熱電流を節約できしかも点灯までの時
間も短縮できるという効果がある。
第1図は従来のランプ電極を適用したけい光ラ
ンプの点灯回路図、第2図はその予熱時のランプ
電極の状態図、第3図は点灯時のランプ電極の状
態図、第4図は予熱時のフイラメントの温度分布
図、第5図は点灯時のフイラメントの温度分布
図、第6図はこの発明の基礎となる電極の側面
図、第7図はその平面図、第8図はこの発明の一
実施例の平面図、第9図は前記発明の基礎となる
電極の寸法を表示するための斜視図、第10図は
この発明の電極の寸法関係を表示するための斜視
図である。 6……電源側端子接続部、7……非電源側端子
接続部、10……狭幅部分、11……板状素体、
12……熱電子放出物質。
ンプの点灯回路図、第2図はその予熱時のランプ
電極の状態図、第3図は点灯時のランプ電極の状
態図、第4図は予熱時のフイラメントの温度分布
図、第5図は点灯時のフイラメントの温度分布
図、第6図はこの発明の基礎となる電極の側面
図、第7図はその平面図、第8図はこの発明の一
実施例の平面図、第9図は前記発明の基礎となる
電極の寸法を表示するための斜視図、第10図は
この発明の電極の寸法関係を表示するための斜視
図である。 6……電源側端子接続部、7……非電源側端子
接続部、10……狭幅部分、11……板状素体、
12……熱電子放出物質。
Claims (1)
- 1 一端を電源側端子接続部とし他端を非電源側
端子接続部とするとともに中央部を狭幅に形成し
た板状素体と、この板状素体の表面に設けられた
熱電子放出物質とを備えたランプ電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5387079A JPS55144643A (en) | 1979-04-28 | 1979-04-28 | Lamp electrode |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5387079A JPS55144643A (en) | 1979-04-28 | 1979-04-28 | Lamp electrode |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55144643A JPS55144643A (en) | 1980-11-11 |
JPS6221220B2 true JPS6221220B2 (ja) | 1987-05-12 |
Family
ID=12954782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5387079A Granted JPS55144643A (en) | 1979-04-28 | 1979-04-28 | Lamp electrode |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55144643A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0281819U (ja) * | 1988-12-14 | 1990-06-25 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS632241A (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-07 | Tadashi Hirotsune | 螢光灯装置 |
JPH0668845A (ja) * | 1992-08-13 | 1994-03-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 電子管用陰極 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494619U (ja) * | 1972-04-14 | 1974-01-16 | ||
JPS4924236U (ja) * | 1972-05-30 | 1974-03-01 |
-
1979
- 1979-04-28 JP JP5387079A patent/JPS55144643A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494619U (ja) * | 1972-04-14 | 1974-01-16 | ||
JPS4924236U (ja) * | 1972-05-30 | 1974-03-01 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0281819U (ja) * | 1988-12-14 | 1990-06-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55144643A (en) | 1980-11-11 |
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