JPS62211388A - セラミツク被覆耐熱部材 - Google Patents

セラミツク被覆耐熱部材

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Publication number
JPS62211388A
JPS62211388A JP5248986A JP5248986A JPS62211388A JP S62211388 A JPS62211388 A JP S62211388A JP 5248986 A JP5248986 A JP 5248986A JP 5248986 A JP5248986 A JP 5248986A JP S62211388 A JPS62211388 A JP S62211388A
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JP
Japan
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tbc
ceramic
bonding layer
layer
alloy
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Application number
JP5248986A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Iizuka
飯塚 信之
Fumiyuki Hirose
文之 広瀬
Naotatsu Asahi
朝日 直達
Yoshiyuki Kojima
慶享 児島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高温あるいは高温腐蝕環境下で用いられる耐熱
部材及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕 発電用ガスタービンプラントの発電効率を向上すること
を目的として、ガスタービンの高温化技術が検討されて
いる。このような高温化に伴なって、ガスタービン部材
の耐熱温度の向上が望まれている6Ni基あるいはCo
基等の合金材料の開発により、これら耐熱合金の耐熱温
度が向上してきているが、現状では850℃程度で飽和
している。一方、セラミック材料は耐熱性の点では金属
材料に比べで優れているが、構造材として用いるには靭
性等の問題がある。従って、このような部材の高温化に
対処するために、部材が高温にならないような方法の検
討が盛んに行なわれている。
このような方法として、部材の冷却方法が各種検討され
ている。又、もう一つの方法として熱伝導率の小さいセ
ラミックを、金属部材の表面にコーティングする方法が
ある。このようなコーティングは熱遮蔽コーティング(
Thermal BarrierCoating以下T
BCと略す)と呼ばれる。TBCは各種の冷却方法と組
み合わせて用いることにより、その効果は大きくなる。
−例として、基材である金属部材の温度をTBCを施さ
ないものに比べて50〜100℃低減できるという報告
もある。
このような方法を用いることによって、高温ガスタービ
ン等の構成部材の信頼性を向上させることができる。と
ころで、TBCの技術的課題としては、TBCは基材を
構成する耐熱合金と物性値が異なるセラミック被覆層を
組み合せたものであるため、基材とセラミック被覆層と
の密着機構及びその信頼性の問題がある。特に、ガスタ
ービン等では起動停止等の熱サイクルにより、セラミッ
ク被覆層の剥離、脱落等の損傷が生じる。そこで、この
ような点を解決する方法として各種の手段が用いられて
いる。主な方法としては1例えば、特開昭55−112
804号公報に見られる如くセラミック被覆層と基材と
の間に、金属材料からなる結合層を設けるものがある。
その結合層は基材とセラミック被覆層の物性値の相異を
緩和することを目的としている。この場合、セラミック
被覆層と結合層との密着機構は機械的な結合にすぎずそ
の強度は2〜5Icg/llll112である。更に、
結合層の他に。
結合層とセラミック被覆層の間に、結合層を構成する合
金材とセラミック被′NIM!jを構成する材料との混
合物からなる層を形成したものがある。この方法はセラ
ミック被覆層と結合層との物性値の相異を緩和すること
を目的としたものであるが、この場合も、セラミックと
合金材流との結合状態は機械的な結合にすぎない、従っ
て、熱サイクル等により、TBCに大きな熱応力が生じ
た場合、結合力の弱い部分から剥離、脱落等の損傷が生
じることになる。
更に、このようなTBCに用いるセラミック被覆層、結
合層及び中間層は、主にプラズマ溶射法で形成される。
その理由は被覆層形成速度が速く経済性に優れているこ
との他に、セラミック被覆層に適用した場合に溶射被膜
の多孔質な構造を利用することにある。すなわち、空孔
や微細なりラックを形成することにより、空孔やクラッ
クを、熱応力の緩和作用に利用している。このように、
プラズマ溶射で形成したセラミック溶射被膜は。
スパッタリング等の方法で形成した緻密なセラミック被
覆層に比べ熱サイクル等の作用による熱衝撃性に優れて
いる。しかし、TBCは高温度で、燃料中の不純物等に
よる高温腐蝕条件下で用いられるため、プラズマ溶射に
より多孔質構造のセラミック被覆層を形成したTBCで
は、結合層あるいは中間層を形成する合金材料の高温酸
化、高温腐食の問題がある。合金材料は高温耐酸化、耐
食性に優れた成分であるが、それらの合金被覆層の形成
方法により、必ずしも、本来の合金材料で予想される高
温耐酸化性、耐食性を発揮するものではないと考えられ
る。本発明者らの検討によればTBCを高温酸化或いは
高温腐食環境下にさらした後、熱サイクル試験を行なっ
た結果、その耐久性は著しく低下することが判明した。
この場合。
セラミック材料と合金材料との結合が本来機械的な結合
でその強度が弱いことに加え、更に、その境界部分の合
金材料の表面が酸化あるいは腐蝕されその密着力が更に
低下したためと考えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のTBCでは、セラミックと合金材料の結合力が低
いということ、更に、高温酸化、高温腐蝕等により合金
材の表面が変化しセラミック合金材料の結合力が更に低
下すると考えられる。このような問題点はTBCの信頼
性を大巾に低下させるものである。プラズマ溶射法にお
いても、大気中で溶射を行なう他に、プラズマアークの
周囲の雰囲気を制御し更にその雰囲気圧力をも制御する
減圧雰囲気中溶射が行なわれている。このような減圧雰
囲気中溶射によれば、溶射中の溶射粒子が酸素等によっ
て汚染されないので、非常に良好な金属合金結合層が形
成できる。このような金属合金結合層は高温ガスタービ
ン部材の高温酸化、高温腐食を防止する被覆層として利
用されている。
そこで、本発明者らは以上の点にかんがみて。
TBCの信頼性を向上させることを目的として、セラミ
ックと合金材料の結合機構の強化という点に注目し各種
の検討を行なった。
本発明者らは、従来用いられている各種の材料によるT
BCについて検討した。例えば、Zr0z系セラミック
被覆層と金属合金材料からなる結合層とから成るTBC
を用い、TBC:の高温酸化試験を実施した。この試験
は高温条件下で使用されるガスタービン部品あるいは局
部的に高温になるガスタービン部品へのTBCの施工を
考慮したものである。その結果、従来のTBCはZrO
x系被覆層と結合層の界面の酸化が著しく進行すること
が判った。そして、試験前後のTBCの密着力を判定し
た結果、1000℃、500時間の酸化試験で、Zr0
z系被覆層と結合層との界面の密着力は172〜1/4
に低下することがわかった。
このような密着力の低下は、Zr0z系被覆層の厚さ、
気孔率、更にZr0zへの添加剤の種類及び量によって
若干の相異が認められるが、いずれもその低下は著しい
。又、結合層の合金材料の成分に関しても若干の相異が
あるが、いずれも低下していた。このような界面の密着
力の低下は酸化試験の温度が高くなるほど或いは試験時
間の増加とともに著しくなる。そして、1100℃、1
00時間の試験では一部、界面からの剥離損傷が認めら
れるものがあった。一方、金属合金材料とZr0z系材
料との混合物を中間層として用いたたTBCでは、酸化
試験による密着力の低下は更に著しいものであった。こ
のような結果は5本発明者らが実施した高温熱サイクル
試験の結果とも対応している。すなわち、970℃、1
020℃。
1070℃、1120℃のそれぞれの温度で30分間保
持、空冷により150℃までの冷却を繰り返す試験にお
いても試験温度が高くなるに従って。
TBCの損傷が生じるまでの繰り返し数は著しく低下し
ていた。このような従来のTBCの問題は。
ガスタービンの高温化に対処した信頼性の優れたTBC
を得る上で重大な障害となる。すなわち、ガスタービン
部品の基材温度が高くなるのを防止し、その温度を低減
化することを目的としてTBCを実施するに際して、従
来のTBCを施した部品ではTBCの高温耐久性が低い
ので、部品の基材温度の低減を十分発揮することは回連
である。
そこで1本発明者らは従来のTBCを施工したガスター
ビン部品に代り、高温稼動条件下でもガスタービン部品
の基材温度の低減化を十分発揮しうる高温耐久性に優れ
たTBCを施工したガスタービン部品について検討した
すなわち、本発明者らは以上のような点を考慮して、ガ
スタービンの高温化を達成しつるに十分なTBCを得る
ことを目的として各種の検討を行ない、耐久性に優れた
TBCを有するガスタービン部品を発明するに至った。
本発明の目的は、TBCの信頼性を向上させることにあ
る。すなわち、セラミック材料と基材との結合力が長期
間にわたって安定しており、クラックや剥離の起りにく
いTBCを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、耐熱合金より成る基材上に、Niとcoの一
方を主成分としCrとAlを含みこの基材よりも高温耐
酸化、高温耐蝕性に優れた合金の結合層を形成し、且つ
表面のAl濃度を高くし前記結合層上にセラミック被覆
層を形成し、更に前記合金結合層とセラミック被覆層と
の境界に予めAlを主成分とする酸化物層を形成したこ
とを特徴とする。
基材は、Niを35〜61重量%、Coを1〜3重量%
、Feを14〜27重量%含むNi基合金が望ましい。
結合層は、Ni又はCoを主成分とし、Crを10〜3
0重量%及びAlを5〜30重量%含む合金が望ましい
。これに更にHf、Ta、Y。
Si、Zrの1つ以上を0.1〜5重量%含むと更に望
ましい。
セラミック層は、ZrO2を主成分とし、CaOとMg
Oとyzoaの1つを含むものが望ましい。
CaOの量は4〜10重量%、MgOの量は8〜24重
量%、Y z Osの量は4〜20重量%が望ましいe
 Ca○とMgOとYzOaの2つ以上を複合添加する
ことも可能である。
〔作用〕
本発明によれば、Alを主成分とする酸化物層が、高温
雰囲気中でも安定であり、これにより合金結合層の酸化
の進行を防止し、しかもセラミック被覆層との結合強度
も強いため、長期間の使用に対してもセラミック被覆層
のクラック発生、剥離を防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細について説明する。先ず、従来のT
BCの問題点について詳細に検討し、その原因について
調べた。各種の酸化試験を実施したTBCについて、そ
の断面組織の観察を行なった。その結果Zr0z系被覆
層と結合層との界面部分に欠陥が生じていた。結合層と
Zr0z系被覆層との間に合金材料とZr0z系材料と
の混合層を形成したTBCの酸化試験の結果では、中間
層の合金材料は著しく酸化していた。これらの現象は高
温熱サイクル試験でも認められる。すなわち、TBCで
は、熱応力を緩和する多孔質あるいは微細クラックを有
した構造のZr0z系被覆層を通じて結合層或いは中間
層の酸化という問題が生じる。このような酸化は、界面
の密着力を著しく低下させ、熱応力等によってその界面
部がらTBCに剥離損傷が生じることになる。このよう
な界面の酸化の原因としては、高温状態でZr0z系材
料が半導体となり、酸素の移動を容易にし、境界面部の
酸素分圧の増加を生じることも一つの重要な要因である
と考えられる。このような酸化は例えば中間層を形成し
た場合、界面の面積の増加を招くのでより促進すると考
えられる。従来のTBCについて界面の状態を分析した
結果、界面にはCrを主成分とする酸化物が形成されて
いた。
このようなCr系酸化物は高温で不安定であるため、そ
の酸化物を生じた部分から損傷が生じていた。従って、
高温ガスタービン用TBCにおいては、界面での酸化と
いうものを十分考慮することが必要である。本発明者ら
は、このような観点から、各種の方法について検討した
結果、界面部にAlを主成分とする緻密な構造の酸化物
薄膜を形成することが有望であることを見い出した。A
l系酸化物を高温で安定であり、かつ、ZrOx系材料
のように高温で半導体にもならない。従って。
Al系酸化物の薄膜は内部酸化を防止するバリヤーとし
て有効なものである。一方、このようなAM系酸化物層
の厚さは、厚い場合Al系酸化物の物性値を反映した新
たな中間層となる。その結果、熱応力等によりAl系酸
化物層から損傷を生しることになる。一方、薄すぎる場
合は、内部酸化防止作用を十分満足するバリヤーとなり
得ない。
従って、その厚さは0.1  μm以上、20μm以下
であることが望ましい。このような範囲のAl系酸化物
層は結合層の内部酸化を防止するバリヤ一層として十分
なものになる。一方、このようなAl系酸化物の薄膜の
他の重要な作用として。
ZrO2系セラミックと結合層の重要な作用として、Z
r0z系セラミツクと結合層との密着力を向上させるこ
とを見い出した。すなわち、従来のTBCがZr0z系
セラミツクと結合層を構成する金属合金とが機械的に結
合していたのに比べ、本発明者らが見い出したAl系酸
化物の薄膜を介してのZr0z系セラミツクと結合層と
の密着は。
Al系酸化物とZr0z系セラミツクという酸化物どう
しの界面と、結合層を構成する金属中合金のAI2成分
から生じるAl系酸化物というものになり、その密着機
構は非常に強固なものになる。
−例として°、このようなAl系酸化物の薄膜を有する
TBCの1000℃、500時間の酸化試験において、
結合層とZr0z第0zミック被覆層の密着力はほとん
ど低下せず7kg/+nm”以上である。第1図は高温
酸化試験後のTBCの断面組織の一例であり、倍率は1
00倍である。第1図ではZr0z第0zミック被覆層
と結合層との界面部には何ら欠陥が生じていない。又、
1100℃。
100時間の酸化試験でも同様で密着力の低下、あるい
は界面部での欠陥の発生は全く認められない、更に、1
030”C,1070℃、1120℃。
1170℃のそれぞれの温度で30分間保持、空冷によ
る150℃までの冷却を繰り返す試験の結果は表1のよ
うである。
表     1 表1中試料&201〜204は従来のTBC1&205
〜208はAl系酸化物の薄膜を有するTBCの結果で
ある。その結果、Al系酸化物の薄膜を有するTBCは
従来のTBCに比べTBCが損傷にいたるまでの繰り返
し数は約3〜7倍であった6又、試験温度が高くなるに
従って、その効果は顕著になる。このように、本発明者
らが見い出した。Al系酸化物の薄膜を有するTBCは
、高温条件下で特に効果が顕著なものである。このよう
なTBCを施したガスタービン部品は高温条件下でも安
定なものとなりうる。更に、Al系酸化物の薄膜を介し
て接合したZrOx系被覆層を有するTBCでは、Zr
0z系被覆層の密着力が7kg/m”以上である。この
密着力は従来のTBCのZr0z系被覆層の密着力が3
〜5kg/■2程度であった゛のに比べ非常に大きい、
従って。
燃焼器部品等で生じる燃焼振動によるTBCの損傷を防
止することが可能である。そこで、このようなTBCを
施したことによる効果について検討した。ガスタービン
部品において燃焼器のように基材温度が高くなる部品に
おいては、高温の燃焼ガスにさらされる部分に上記のよ
うな高温耐久性に優れたTBCを施工することにより、
基材の温度低減を安定して得ることが可能になる。−例
として、円筒形状の燃焼器に対して、高温ガスにさらさ
れる円筒の内面に上記のようなAl系酸化物の薄膜を有
するTBCを施した燃焼器は、従来のTBCを施した部
品に比べ、TBCが損傷に至るまでの稼動時間は約3倍
になっていた。これは、Al系酸化物の薄膜を有するT
BCが耐久性特に高温条件下での耐久性に優れているた
めである。
従って、TBCを施すことによって得られる燃焼器の基
材温度の低減効果は安定して維持される。
一方、従来のTBCを施した燃焼器では、短時間でTB
Cが損傷し、特に基材温度の高い部分のTBCの損傷が
著しくなってしまう。その結果TBCによる基材の温度
低減の効果は消失し、基材の温度が高くなり、部品の損
傷に至ってしまう。
更に、燃焼器において、基材の強度、あるいは燃焼器の
固定等の構造上から圧縮空気等による冷却が十分に行な
えない部分は、特に基材の温度上昇が生じ易くなってい
る。このような部分ではTBCの役割は特に重要で、T
BCの熱遮蔽効果による基材の温度低減の他に、熱伝導
率のホさいセラミックス被覆層を有するTBCは、局部
的な基材の温度上昇を防止し、基材の温度を均一化させ
る作用も有している。その結果、TBCは、構造上或い
は燃焼条件等のため部品の局部的な温度上昇を防止し、
基材の局部的な温度上昇による部品の変形成いは損傷を
防止する上で非常に重要なものになる。しかるに、従来
のTBCは、特に高温での耐久性に問題があり、このよ
うな基材の温度が局部的に高くなる部品においては、そ
の部分のTBCは短時間で損傷し易い、燃焼器では燃焼
振動により基材が振動するので高温条件下でセラミック
被覆層の密着力の低下したTBCは更に損傷を生じ易く
なる。そのため、最もTBCの効果が必要である部分に
対して、十分な効果を発揮することができなくなる。そ
して、TBCの損傷した部分では他のTBCが健全であ
る部分に比べ基材の温度はむしろ高くなる可能性もあり
うる。例えば燃焼器のように火炎に接している部品では
TBCはセラミック被覆層のふく射の効果により火炎か
ら基材への入熱量を低減する作用のものである。従って
、TBCの損傷した部分の基材温度は、TBCを施工し
ない場合に比べて高くなってしまうこともありうる。そ
の結果、従来のTBCを施工した燃焼器は、TBCを効
果は十分に発揮しうろことは回連であり、むしろ、基材
の温度が高い部分に対しては、従来のTBCを施工した
部品では、信頼性を損なうこともありうる。一方、Al
系酸化物の薄膜を有するTBCを施工した本発明のガス
タービン部品では、TBCが特に高温での耐久性に優れ
たものであるため、基材の温度が高くる部分でのTBC
の損傷は生じ難い、従って、Al系酸化物の薄膜を有す
る本発明のガスタービン部品は、基材の温度が局部的に
高くなっても、TBCによる熱遮蔽効果が十分維持され
、かつ、TBCによる局部的な温度上昇を緩和する作用
も発揮される。その結果1本発明のガスタービン部品は
信頼性の高いものになる。iだ、基材の温度が局部的に
高くなる部品においては、その部分に、Al系酸化物を
有するTBCを施工することも有効である。すなわち、
TBCの熱遮蔽効果により、局部的な温度上昇を防止す
ることができるからである。更に、他の部分にT B 
Cが無い場合、TBCのセラミック被覆管のふく射の効
果により、TBCを施工した部分の基材への入熱量を低
くすることができ、他のTBCの無い部分との入熱量の
バランスをとり、基材の局部的な温度上昇を防止するこ
とも期待できうる。このように、Al系酸化物の薄膜を
有するTBCはガスタービン部品の高温にさらされる部
分の全面あるいは一部分に施工されることによって、い
ずれの場合もその効果を十分発揮しうるちのである。更
に、この結果ガスタービン部品は信頼性の高いものとな
り、ガスタービンの高温化を可能にするものになりうる
。以下、本発明について実施例により詳細に説明する。
実施例1 基材としてNi基合金であるハステロイ−X(22重量
%Cr1.5 重量%Co −9重量%M o −19
重量%Fe0.1 重量%C−残部Ni)を用い、その
表面を脱脂洗浄後、スチール製のグリッドを用いてプラ
スチングし、しかる後、プラズマ溶射を行い、10重量
%Ni−25重量%Cr−4重量%An−0,6重量%
Y−5重量%Ta−残部Coからなる合金材料の被覆層
を形成した。プラズマ溶射は2 Q Q Tor’rの
圧力のAr中で行なった。この場合プラズマ溶射を行う
雰囲気中の酸素分圧は、酸素センサーで測定した結果1
o−3気圧以下であった。プラズマの出力は40kWで
ある。このような条件で厚さ0.05awaのCo、N
i、Cr、Al、Y合金被覆層を形成し、TBCの結合
層とした。しかる後、前述と同様のプラズマ溶射法によ
り、前述の合金結合層の上に更に次の成分の合金を被覆
した0合金酸分は10重量%N i −25重量%Cr
 −15重量%Al−〇、6重量%Y−残部Coである
にの成分の合金被覆層の厚さは0.03−である。
以上のような方法により、基材の表面に合金成分の異な
る2種類の材料を2重構造にコーティングした。
このような2重構造から成る結合層の総厚さは0.08
 +mである6しかる後、直ちに前述の結合層の上にZ
、rOz −8重量%yzoa被覆層を形成した。溶射
条件はプラズマ出力50kWで、大気中溶射である。Z
r0z −8%Y2O3被覆層の厚さは0.3mmであ
る。その後、1060’C,10時間の真空中加熱処理
を行い結合層と基材との拡散処理を行った。なお、比較
のため、従来法によって本発明のTBCと同じ材料を用
いて、同じ厚さの被覆層からなるTBCを作成した。従
来法として前述の合金材料を大気中でArガスを使用し
て溶射し、次いで前述と同様にZr0z −8%Y2O
3を被覆した。次に、本発明のTBCの効果を確認する
ため、以下に述べる各種の試験を実施した。先ず、各種
の温度で酸化試験を行ない、試験後の外観観察及び断面
組織観察更に密着力試験を実施した。表2は外観m察及
び密着力試験の結果である。
表2中Mal〜魔6は従来のTBCの結果、h7〜Nα
11は本実施例で作成した本発明のTBCの結果である
6すなわち、従来のTBCでは1070℃以上の温度(
100時間保持)で、ZrO2−8%YzOa被覆層が
剥離しTBCは損傷した。一方、本発明のNα7〜Ma
ilのTBCは外観的に何ら損傷は認められない。一方
、酸化試験後のTBCの密着力試験の結果も、TBCが
損傷していないNα1〜魔6の従来のTBCは、その密
着力は2〜5kg / m ’−で、酸化試験温度の増
加とともに密着力は低下している。又、密着力試験での
破断部分は結合層とZr0z −8%Y2O3被覆層と
の境界部である。一方、N117〜Nα11に示した本
発明のTBCではいずれの酸化試験条件下でもTBCの
密着力の低下は認められず、接着剤(接着剤の密着強度
7kg/+n+++”)を用いた密着力試験法の限界値
である7kg/+nm”以上の値であった。従って。
試験後の破断部はいずれも接着剤の部分である。
次に、上記酸化試験後の試験片を用いて熱サイクル試験
を実施した。試験条件は750℃、15分間保持、20
〜25℃水中、15秒間保持の繰り返しである。表3は
その結果である。
表   3 熱サイクル試験結果 表3中の試料はそれぞれの酸化試験を実施した後の試料
である。表3中Nα1〜h3の従来のTBCは200〜
500回の熱サイクル試験でZr0i−8%Y2O3被
覆層が剥離しTBCが損傷した。
一方、表3中Nα7〜Nα11の本発明のTBCは、1
400〜1700回の熱サイクルの繰り返し後も損傷が
無く、最高1700回の熱サイクル試験でTBCの損傷
が認められた。このように本発明のTBCは従来のTB
Cに比べ高温耐酸化性、あるいは耐熱衝撃性に優れた耐
久性に富むTBCである。
実施例2 実施例1と同様の材料を用い、実施例1と同様の溶射条
件でTBCを作成して。しかる後、1060℃、3時間
の真空中加熱を行ない。Co、Ni。
Cr、Al、Y被覆層から成る結合層と基材との拡散処
理を行なった。更に、その後、1000℃、15時間の
大気中加熱処理を行なった。このようにして作製した本
発明のTBCはZr0z−8%Y2O3被覆層とCo、
Ni、Cr、An、Y被覆層との界面部に約5μmの厚
さの境界層がほぼ均一に形成されていた。その境界層は
EPMA分析或いはX線回折の結果、Aa系酸化物を主
成分とするものであることが判った。なお、比較のため
、本発明のTBCと同じ材料を用いて、従来方法でTB
Cを作成し、更に、そのTBCを本発明のTBCと同じ
真空中拡散処理及び大気中加熱処理を行なった。表3中
Nα101及びNn102はこのようにして作成した本
発明のTBC及び比較のための従来のTBCを用いて、
実施例1と同様の熱サイクル試験を行なった結果である
。表3中−101の従来のTBCは約500回の繰り返
しでZr0z−8%YzOs被覆層が剥離した。一方、
表3中Nα102の本発明のTBCは約1500回の繰
り返しで損傷が生じた。このように1本発明のTBCは
、従来のTBCに比べ約3倍の耐久性がある。
実施例3 基材としてNi基合金であるハステロイ−Xを用い、そ
の表面を脱脂洗浄後、スチール製のグリッドを用いてプ
ラスチングし、しかる後、プラズマ溶射を行い、10重
量%Ni−25重量%Cr%−7重量%Al−0,6重
量%Y−5重量%Ta−残部Coからなる合金材料の被
覆層を形成した。プラズマ溶射は200Torrの圧力
のAl中で行なった。この場合プラズマ溶射を行う雰囲
気中の酸素分圧は、酸素センサーで測定した結果、10
−8気圧以下であった。プラズマの出力は40kWであ
る。このような条件で厚さ0.01naのCo t N
 x t Cr p A Q e Y合金被覆層を形成
し、TBCの結合層とした。しかる後、前述の結合層表
面部にAl被覆層を形成した。形成方法はパック法であ
る。その方法は、 A Q zo a粒子とAI2粉末
とにハロゲン活性剤であるNH+CQ  を加えた混合
物中に上記基材を埋め込み、750℃の温度で1時間保
持した。このような処理により結合層表面に約2μmの
Al被覆層が形成できた。しかる後、直ちに前述の結合
層の上にZr0z −8%Y x Oa被覆層を形成し
た。溶射条件はプラズマ出力50kWで、大気中溶融で
ある。Zr0z−8%YzOs被覆層の厚さは0.3r
rnである。その後、1060℃、10時間の真空中加
熱処理を行い結合層と基材との拡散処理並びに結合層と
セラミツり被覆層との境界部のAl、の結合層中への拡
散処理を行うように、その結果、結合層の厚さ方向にA
lの濃度差が生じた。SEMによるAlの分析結果、結
合層の表面付近のAl濃度は基材と接する結合層の部分
に比べ約2倍であった。なお、比較のため、従来法によ
って本発明のTBCと同じ材料を用いて実施例1と同様
にして同じ厚さの被覆層からなるTBCを作成した。そ
して、実施例1と同様の試験を実施した結果、実施例1
とほぼ同様の結果が得られた。
次に、ガスタービン燃焼器ライナに適用した例を第2図
に示した。
TBCの施工部分は第2図の燃焼器ライナ1の円筒状の
部品の内面である。この燃焼器ライナ1は、冷却空気開
孔部(以下ルーバ2と称す)があるがメタル温度が非常
に高くなるため第2図のAで示した部分にTBCを施工
するようにした。燃焼器ライナ1の基材の材質はハステ
ロイ−X(22%Cr −1、5%C0−9%M o 
−19%F e −0、1%C−残Ni)である。Al
系酸化物を有するTBCの形成はプラズマ溶射を用いて
行なった。その詳細は以下のようである。先ず、ライナ
を脱脂洗浄し、その後、A fl 20312グリツド
を用いてプラスチングした。このような基材表面に直ち
に10%Ni−25%Cr−7%Al−0.6 %Y−
5%Ta−残部Coから成る合金材料をプラズマ溶射し
結合層を形成した。このような被覆層の形成条件として
はプラズマ出力は高出力であることが望ましく、かつ、
溶融中のプラズマジェット周辺の雰囲気を制御すること
が望ましい、特に、雰囲気制御の要素としては酸素分圧
を少くする。望ましくは10−3気圧以下にすることが
好ましい、又、雰囲気制御の他の要素として減圧雰囲気
で実施するのが望ましい。このような雰囲気制御を行う
ことによって本発明を得る上で好ましい結合層を形成す
ることが可能になる。本実施例では、酸素分圧を10−
8気圧以下にしたAr雰囲気中で、かつ、その雰囲気圧
力を200Torrに制御した雰囲気中で行なった。又
、溶射中の基材温度は500〜1000℃に維持して行
うのが、本発明を得る上で好ましい0本実施例では60
0〜700℃の範囲内で行なった。このような条件下で
、厚さ約0.1nm厚さの結合層を形成した。
しかる後、実施例3と同様にして、結合層表面にAl1
を離した6しかる後、この被覆層の上にZrO2−6%
Y2O3から成るセラミック材の被覆層を形成した。被
覆層はプラズマ溶射で形成した。溶射条件は、高出力プ
ラズマ溶射法を用い。
55kWの出力で実施した。被覆層の厚さは約0.3m
mである。このようにして、TBCを形成した後、部品
を真空中で加熱し、結合表面のAlを結合層中へ拡散す
るとともに結合層と基材との拡散処理を実施した。拡散
処理は、約10−’Torrの真空中で1060℃、5
時間保持する条件である。しかる後、大気中で900℃
、20時間の熱処理を実施した。拡散処理或いは熱処理
の条件については、特に制限は無いが拡散処理は基材の
溶射体温度以下、800℃以上の範囲で、3時間以上1
00時間以下の範囲で行うのが望ましく、一方、熱処理
は600以上1200℃以下の範囲で1時間以上200
時間以下の範囲で行うのが望ましい、このようにして、
Al系薄膜を有するTBCを被覆した本発明の燃焼器ラ
イナを作製した。なお、燃焼器ライナ1は第3図に示し
たような冷却用のルーバ2を有する構造である。ルーバ
2を冷却効果を十分に発揮させるために、その寸法を所
定の範囲内に入れる必要がある。ルーバ一部でTBCの
厚さが極度に厚くなった場合、その部分の冷却効果が著
しく低下し基材の温度上昇を招く。
更に、TBCの厚さが局部的に厚くなった場合、その部
分のTBCの耐久性は著しく低下する。そこで本実施例
では第3図中に示したBの角度範囲すなわち90度未満
で内面3にTBCを行うようにした。このような条件下
で、結合層或いはZr0z−6%Y2O3被覆層を形成
することによって、ルーバ一部でTBCの厚さが厚くな
いTBCが得られた。このようにして形成した燃焼器ラ
イナのTBCは、その断面組織は第1図とほぼ同様で、
結合層とZr0z −6%Y z Os被覆層との界面
部に約3μm厚さのAΩ系酸化物から成る境界層が形成
されていた。この燃焼器ライナを用いて、1000℃、
30分間保持と20〜25℃の水中5分間保持を繰り返
す熱サイクル試験を実施した。
又、比較のため、Al系酸化物の薄膜を有しないTBC
を本発明の燃焼器ライナと同様に形成したものを用いて
、同様の熱サイクル試験を実施した。
その結果、本発明の燃焼器ライナは50回の繰り返しで
もTBCに何ら損傷は生じなかったが、従来のTBCを
施した燃焼器ライナでは約90回でTBCの損傷が生じ
た。
上記のようにして作製した本発明の燃焼器ライナと比較
のため作製した従来の燃焼器ライナとを用いてそれぞれ
同一の条件下で燃焼試験を実施した。その結果、約15
00時間の試験で、従来のTBCでは第2図のAの範囲
で示した冷却用ルーバーの無い部分でTBCの損傷が生
じていた。一方、本発明の燃焼器ライナは全ての部分に
おいても、TBCの損傷は認められなかった。次に、第
2図のAの範囲の部分について、試験後の燃焼器ライナ
を切断しTBCの状態をI!!察した。その結果、断面
組織の観察で、TBCの各部において何ら損傷は生じて
いなかった。
又、本発明の燃焼器ライナでは第2図のAの範囲の部分
のライナ径の寸法変化は約3%以下であった。一方、T
BCが損傷した従来の燃焼器ではその寸法変化はライナ
径の約5%と大きくなっていた。以上のように、本発明
の燃焼器ライナはTBCの効果が長時間にわたって維持
される結果、燃焼器ライナの変形等の問題を防止する上
で十分な効果がある。
第4図に示した構造の燃焼器ライナに対して本発明を適
用した。この構造の燃焼器ライナは第4図のCで示した
範囲の基材の温度上昇が著しい。
そこで、第2図の場合と同様の被y1層材料を用いて同
様の条件で第4図のCの部分の内面側の燃焼ガスにさら
される部分にTBCを施し、本発明の燃焼器ライナを作
製した。比較のため、第4図のCの部分に、Al系酸化
物の薄膜を有しない従来のTBCを施した燃焼器ライナ
を作製した。それぞれの燃焼器ライナを用いて、同一の
燃焼条件下で試験を実施した。その結果、本発明の燃焼
器ライナでは約2000時間の試験後においてもTBC
の損傷は認められず、ライナ径の変化等の燃焼器ライナ
の変形も生じなかった。一方、従来のTBCを施した燃
焼器ライナは約2000時間の試験後、TBCは著しく
損傷していた。又、その部分のライナ径の変化も大きく
、燃焼器ライナの変形が生じていた。このように、基材
の温度が高くなる部分に対してのみTBCを施した本発
明の燃焼器ライナは耐久性或いは信頼性に十分価れたも
のである。なお、第4図に示した燃焼器ライナに対して
、第2図の例と同様にライナの内面全面にTBCを施し
たものにおいても、本実施例と同じ効果が得られる。
なお、TBCを構成する結合層材料はAlが5%以以上
3偽 又、セラミック被覆層を構成する材料は、ZrO2を主
成分とし、安定化剤として、Ca○v M g O e
Y x O s等のいずれか一つを含むものが好ましい
又.それぞれの被覆層の厚さに関しては、TBCの遮熱
効果と耐久性の点を考慮した場合、結合層は0.03+
nm以上0.5mm以下、Zr0z系被覆層は0.0 
5+m+以上0.8mm以下が好ましい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、結合層の酸化腐蝕
の進行を防止できるので、セラミック被覆層の結合強度
を長期間にわたり、安定的に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明を実施したTBCの断面組織写真、第
2図は、TBCを施すガスタービン燃焼器の外観図,第
3図は第2図のm−m線に沿う断面図、第4図は、TB
Cを施した別のタイプの燃焼器の外観図である。   
         、、、クー、。 1・・・燃焼ライナ、2・・・ルーバ。       
 ・、・1,。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Ni、Co、Feの少なくとも1種を主成分とする
    基材上に、NiとCoの一方を主成分としCrとAlを
    含み、前記基材よりも高温耐酸化、高温耐食性に優れた
    合金の結合層を有し、前記結合層上にセラミックから成
    る被覆層を有する耐熱部材において、前記結合層と前記
    セラミック被覆管の境界にAlを主成分とする酸化物層
    を有し、かつ、前記結合層中のAlの濃度が結合層の厚
    さ方向に変化しAl酸化物層側が高Al濃度になってい
    ることを特徴とするセラミック被覆耐熱部材。 2、特許請求の範囲第1項において、前記セラミック被
    覆管を構成する材料が、ZrO_2を主成分とし、Ca
    O、MgO、Y_2O_3の1つ以上を含むことを特徴
    とするセラミック被覆耐熱部材。 3、特許請求の範囲第1項において、前記合金の結合層
    を構成する材料は、CoあるいはNiのいずれか1つを
    主成分とし、Crを10〜30重量%及びAlを5〜3
    0重量%含み、更にHf、Ta、Y、Si、Zrの1つ
    以上を0.1〜5重量%含む合金よりなることを特徴と
    するセラミック被覆耐熱部材。 4、特許請求の範囲第1項において、前記酸化物層の厚
    さが0.1μm〜20μmであることを特徴とするセラ
    ミック被覆耐熱部材。 5、特許請求の範囲第4項において、前記合金の結合層
    の厚さが0.03mm〜0.5mm、前記セラミック被
    覆層の厚さが0.05mm〜0.8mmであることを特
    徴とするセラミック被覆耐熱部材。 6、Ni、Co、Feの少なくとも1つを主成分として
    構成された基材の表面に、Ni、Coのいずれか一方も
    しくはそれらの組み合せにCr、Alを含み前記基材よ
    りも高温耐酸化性、高温耐食性に優れた合金の結合層を
    形成し、且つAlの濃度を表面側で高くする工程と前記
    結合層の表面にセラミックからなる被覆層を形成する工
    程と、前記合金の結合層とセラミック被覆層の境界にA
    lを主成分とする酸化物層を形成する当処理工程とを含
    むことを特徴とするセラミック被覆耐熱部材の製造方法
    。 7、特許請求の範囲第6項において、前記合金の結合層
    を、酸素分圧10^−^3気圧以下の雰囲気でプラズマ
    溶射にて形成することを特徴とするセラミック被覆耐熱
    部材の製造方法。 8、特許請求の範囲第6項において、前記酸化物層を形
    成する工程は、600℃〜1200℃の温度範囲で1時
    間〜200時間、大気中で加熱処理する工程を含むこと
    を特徴とするセラミック被覆耐熱部材の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100345732B1 (ko) * 1997-12-20 2002-09-18 주식회사 포스코 단열코팅방법

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KR100345732B1 (ko) * 1997-12-20 2002-09-18 주식회사 포스코 단열코팅방법

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