JPS62210026A - 掃除機フイルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低圧損、高捕集効率を有する袋状掃除機用フ
ィルタに関するものである。

〔従来の技術〕

従来、袋状掃除機フィルタとして、不織布や組織物フィ
ルタを用いたものがあるが、掃除機の吸引性能を向上す
るため低圧損性にすると捕集効率が低下する。又反対に
高捕集性にすると（吊除はの吸引能力が低下するという
欠点があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

、１ 本発明は、前記従来の矛盾する欠点を解消し、低圧損、
高捕集性の袋状掃除機フィルタを提供するにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、表面電荷密度１　ｘ　１０”１０Ｃ／ｃｏ！
以上のエレクトレット不織布と濾紙が積層され、かつエ
レク１〜レット不＃１布が粗構造、濾紙が密構造を有す
ることを特徴とする袋状掃除機フィルタに関するもので
ある。

本発明の実施態様を図面に基づき説明覆る。

第１図は本発明の実施態様の一例である。

本発明に係る袋状掃除機フィルターａは、袋状の濾紙２
と、これに積層された袋状エレクトレット不織布３、及
び塵埃を含むエアーの流入口を持つ支持板４で構成され
ている。第２図は、フィルタ部分の一部拡大図で、密構
造を有する濾紙２と粗構造を有するエレクトレット不織
布３とからなる。第３図は上記フィルタの表面電荷密度
の分極を示す。第４図は、本発明に係る他の実ＩＭ＜ｒ
３様の一例でおる。

本発明の袋状掃除機フィルタ１ｂは、濾紙２、エレクト
レット不織布３、不織布５からなる３層Ｗ造の袋状にな
って、支持板４に取り付けられている。

第５図はそのフィルタ部分の拡大図を示すもので、密構
造の濾紙２と、粗構造のエレクトレットフィルタ３と、
ざらに粗構造の不織布５で構成される。

第６図は上記フィルタの電気分極の様子を示す。

なお第３図および第６図の如く、エレクトレット不織布
が有する表面の電荷によって、濾紙及び他不織イ「にも
静電誘導による分極電荷があられれる。

エレクｉ・シット不織布は、表面電荷密度が１Ｘ１０”
ｃ／−以上有するもので、更に好ましくは３ｘ　１０−
１０ｃ／−がよい。

エレクトレット不織布はシート内部及び外部に対して電
気的作用を及ぼす。

又、木エレク］〜レッ］〜不織布の構造は粗１ａである
。即ち、不織布の見掛密度が小さいことをいう。

即ら、比較的大きな粒子、綿くずなどを捕集しかつ、電
気力によって捕集効率を向上するのみでなく繊維表面に
強固に付着せしめ、再飛散及び密構造を有する濾紙側へ
のダスト移行を防止して、圧損上昇原因を抑制する作用
を有している。

見掛密度としては０．３ｇ／ａ＋ｆ以下が好ましく、さ
らには０．２５ＣＩ／−以下がよい。

濾紙は密構造を有し、エレクトレット不織イ「を通過し
た微粒子を補足する。

エレクトレット不織布の外部電気力によって、濾紙を肴
成繊維にも誘起力が生じ、微粒子の捕集効率を向上せし
める。

誘起力による補足効果を向上するため、濾紙表面での表
面電荷密度は２ｘ　１０”　ｃ１０Ｔｆ以上で必ること
が好ましい。

このために濾紙としては、目付１５０ｇ／ｍ２以下が好
ましく、さらに好ましくは１００ｇＴｒ１２以下が、高
い表面電荷密度を持って好ましい。

又、密構造は、機械的捕集効率を向上する意味から好ま
しいが、電気的効果を上げる意味からも好ましく、見掛
密度として０．３０／ａｙｆ以上、ざらには０．３５ｇ
／ｃｉ以上が好ましい。

特に第６図にに示すように、エレクトレット不織イ［３
の上にさらに不織布５を積層すればざらに性能が向上し
て好ましい。

エレクトレット不織布に使用する不織布としては、短繊
維不織布、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、
フラッシュ紡糸不織布などを用いることができる。

特にヌル１〜ブロー不織布は、１ｄ以下の極細繊維でで
きているためエレクトレット効率が高く表面電荷密度の
向上のため好ましい。

又、エレクトレット不織布の素材は、ポリオレフィン（
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン〉、ポリ
エステル、ポリアミド、弗素系樹脂、ポリカーボネート
、ポリアクリルニトリル、塩ビ樹脂、無は材料など、体
積抵抗率が１０　Ω・Ｃｍ以上の素材であれば種々用い
ることができる。

濾紙とは、バルブ、天然ｔＪ＆紺、合成繊維、無機繊維
などからなる抄紙技術によって製造されたものをいう。

又、一部に導電性材料など含むものあるいはコーティン
グなどされたものも含む。

上記の濾紙でおればエレクトレット不織布によって表面
電荷密度を有することが可能でおる。

エレクトレット不織布は、単層のみでなく、積層された
構成を持ったものでも本発明の妨げない。

塵埃エアーの流入口を持つ支持板は、一般に厚紙を用い
るが、これに限定されるものではない。

フィルタの積層方法であるが、単なる積層でもよく、ま
た、接着剤、融着剤による積層接合、又、機械的積層接
合、例えば二一ドルパンヂ、つＡ−ターバンヂ、縫製な
どでもよい。

袋状の形態は、掃除機の形状によって色々の変化をする
ことができる。

評価方法として、見掛密度、体積抵抗率、表面電荷密度
について述べる。

見掛密度は、Ｊ　ｌＳ−１１０７９に記載の見掛比重に
準じて行なった。

但し、この中で必要となる厚み測定はＪＩＳ−Ｌ１０８
５に準じた。

体積抵抗率はＪＩＳ−０２３１８に準じて行なった。表
面電荷密度は第７図に示す装置で行なった。

即ち測定すべき繊維状シート６をアースした金属板７上
に置き、他の金属電極（４Ｃｍ径）を上方より接触せし
めて、試料表面に存在する電荷を静電誘導で金属電極８
に生じせしめ、この電荷をコンデンサー９にためて電位
計１０でその電位を測定し、下式より表面電荷密度を求
める。

表面電荷密度（ｃｌｏｒｆ）　＝ＣｘＶ／ＳＣ：コンデ
ンサー容量（ファラッド） ■＝電位（ボルト） Ｓ：電極面積（ｒｉ） 実施例１ 容積量２０、ラグビーボール状の袋を作成した。

構成はパルプからなる見掛密度０．４３ＣＩ／ａｒｆ、
目付５０ｑ／Ｔｒ１２からなる濾紙と、見掛密度０．１
４Ｑ／酬、目付２５（Ｊ／ｖ＋２、表面電荷密度８．５
×１０−１°ｃ／ＣＸＫのポリプロピレンメルトブロー
不織イ［からなる。そのメルトブロー不織布の平均繊度
は０．０５ｄである。この両者を積層した。積層後の濾
紙面での表面電荷密度は１．８Ｘ１０−１°Ｃ／ｃｎｆ
であった。

本発明のフィルタに０．３μｍポリスヂレン粒子を面風
速１．５ｍ／ｍｉｎで送風して初期捕集効率を測定した
。結果、９９．１％であった。

その後１週間運転継続して測定したが、捕集効率の変化
は認められなかった。また圧損上界も０゜３ｍｍａｑ以
下であった。

比較例１ エレクレトット化していない同様のヌル１〜ブロー不ｖ
Ａ布と濾紙を用いて、積層したフィルタで測定した結果
、捕集効率は８９．１％であった。

実施例２ 実施例１の袋状掃除機フィルタの内側に更に、見掛密度
０．１２０１０ｎ、目付４０ｇ／ＴＴ１２、繊度３ｄの
スパンボンド不織布を積層した袋状掃除機フィルタを作
成した。

積層後の濾紙面の表面電荷密度は、７×１０”　Ｃ／ｃ
ｄ、不織イ「面での表面電荷密度は６Ｘ１０−１００層
であった。

本フィルタに実施例１反問条件でフィルタ性能を評価し
た結果、初期捕集効率で９９．６％であり、２週間後の
捕集効率も殆ど変化なかった。

圧力損失の上昇は０．４ｍｍａＱ以下であった。

〔発明の効果〕

本発明の（吊除機フィルタは、低圧損、高捕集効率で、
掃除機の吸引能力を向上し、排気するエアーもクリーン
度が高いものを提供することができる。

また、掃除機からの着脱も自在で、寿命になった場合に
は、廃棄または清掃することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る掃除機用フィルタの一例をあられ
す模式図、第２図は第１図のフィルタ部分の一部拡大図
、第３図は第１図のフィルタの表面電荷密度の分極をあ
られす説明図、第４図は本発明に係る袋状掃除機用フィ
ルタの伯の一例をあられず模式図、第５図は第４図のフ
ィルタの一部拡大図、第６図は第４図のフィルタの表面
電荷密度の分極をあられす説明図、第７図は表面電荷密
度の測定装置をあられす説明図である。 ｌａ、１ｂ：本発明に係る袋状掃除機用フィルタ ２：濾紙 ３：エレクトレット不織布 ４：支持板 ５：不織布 ６：繊維状シート（試料） ７：アース電極 ８：金属電極 ９：コンデンサー １０：電位計

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）表面電荷密度１×１０＾−＾１＾０ｃ／ｃｍ＾２
   以上のエレクトレット不織布と濾紙が少なくとも積層さ
   れ、かつ該エレクトレット不織布が粗構造、該濾紙が密
   構造を有することを特徴とする掃除機フィルタ。
2. （２）濾紙表面の表面電荷密度が２×１０＾−＾１＾１
   ｃ／ｃｍ＾２以上である特許請求の範囲第（１）項記載
   の掃除機フィルタ。
3. （３）フィルタの構造が着脱自在である特許請求の範囲
   第（１）項記載の掃除機フィルタ。