JPS622088A - 複合パイプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は海底送水管、ロードヒーティング用パイプ、ガ
ス管の如き流体の移送に用いるパイプの改良に関するも
のである。

（従来技術及び解決しようとする問題点）従来、海底送
水管、ロードヒーティング用パイプ、ガス管等の流体移
送用パイプとしては金属パイプ、ポリエチレン等のプラ
スチックパイプが用いられているが、いずれもその形状
は例えば円形で一定であった。

従って、特に液体、例えば水、湯、温泉水等を移送する
場合、長期の使用に及ぶとパイプの内面にスケールが付
着成長し、著しく圧力損失を高めるばかりか、極端な場
合には付着成長したスケールによってパイプ内が詰って
しまい、液体移送が不可能になりことすらあり、大きな
問題であった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上述の問題点を解消しパイプ内面のスケールの
付着成長を阻止するようにした複合パイプを提供するも
ので、その特徴は変形自在のパイプの外側に円形又は楕
円形の形状固定のパイプを設けたことにある。

（実施例） 第１図及び第２図はいずれも本発明に係る複合バイブの
実施例の横断面図である。

第１図において、（１）は例えば楕円形のポリエチレン
パイプ等で構成された変形自由のパイプで、その内部の
空間部（３）は流体移送通路を形成している。又（２）
は例えばステンレスパイプ、ステンレスバイブ、押出し
アルミニクムバイブ等の金属パイプあるいはポリエチレ
ンパイプ、ポリ塩化ビニルパイプ等プラスチックパイプ
で構成された円形又は楕円形の形状固定のパイプで、可
撓性を良好にするため波付加工を行なってもよい。この
円形又は楕円形の形状固定のパイプ（２）は前記変形自
在のパイプ（１）の外側に設けられていて、該パイプ（
１）の外傷防止及び耐水性確保の他必要時に一定インタ
ーバル毎に内部空間（４）に気体等を導入して前記変形
自在のパイプ（１）に圧力を加える役目をするものであ
る。又必要によシ変形自在のパイプ（１）の最大圧力使
用時には変形自在パイプ（１）と形状固定のパイプ（２
）゛とを密着させて耐内圧特性を持たせるように設定し
てもよい。

第２図は本発明の他の実施例の横断面図で、変形自在の
パイプ（ｌｏ）が内圧がかからない場合には同図（イ）
に示すように形状保持能力のないホース、例えば商品名
ジェットホース等で構成し、パイプ（ｌｏ）内を流体が
移送し内圧が加わったときには第２図（ロ）のような構
造をとるように構成してもよい。

この場合、外側の円形又は楕円形の形状固定のパイプ（
２）は第１図の実施例と同様に構成される。

しかして、上述の複合バイブにおいて、変形自在のパイ
プ（ＩＨＩ’）の流体移送通路（３）を流れる流体の圧
力を低減するか、又は意識的に一定間隔毎にあるいは一
定時間上記パイブ（Ｉ）（ｌ’）内の流体の移送を停止
して液圧を除去し、形状固定のパイプ（２）の内部空間
（４）に気体等を導入して変形自在のパイプ（Ｉ）（１
’）の外側から圧力を加えることによシ、更には前記気
体等を一定間隔毎に取り入れるなどして脈動を生じさせ
る脈動ポンプを使用して脈動圧力を加えることによシ、
より効果的に該パイプ（１）（１′）を変形させ、スケ
ールの付着成長を特別の手段をとることなく阻止するこ
とができ、圧力損失劣化を防止することができる。

又変形自在のパイプ（１′）の材質をエチレンプロピレ
ンゴム、ブチルゴム又はシリコンゴム等のゴム系の弾性
のあるものとすれば、流体の圧力を変化させることによ
り変形自在のパイプ（１゛）の内径が前記流体の圧力変
化に対応して変化するので、この内径の変化により内面
のスケール除去することができる。変形自在のパイプ（
１゛）の材質が前記ゴム系のもののみからなる場合、流
体の圧力によっては肉厚を厚くする必要があり、複合パ
イプ全体の外径１重量が大となって取扱い、運搬、経済
性等において問題が生ずることとなるので、この場合、
前記ゴム系の材質に撚糸を編組した層を複合させ補強す
ることによりコンパクトが図れ前記問題点を解消するこ
とができる。

なお、上述した複合バイブにおいて、形状固定のパイプ
（２）として金属パイプを用いるときは、その外周上に
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の防食層を設けること
が好ましく、又断熱特性を必要とするときはパイプ（２
）の外周上に断熱層を施してもよいことは勿論である。

なお、本願の複合バイブの形状固定パイプ（２）の今一
つの目的は、十分な形態保持性をパイプ（２）にもたせ
ることにより、複合パイプ全体として布設。

取付は施工を容易にすること、及び地中に直接埋設を可
能としたり、あるいは建物等の垂直部に直接沿わせるこ
とを可能ならしめることにある。

又第１図の変形自由でかつ圧力のかからない状態でも一
定の形状を保つパイプ（１）を採用し、十分な耐圧内時
性を持たせつつ本発明の特徴である変形の自由性を保つ
にはパイプ（１）の外周に座床としての綿テープ等を巻
き、その上に補強帯として例えば０．１〜Ｑ、５ｔｘの
ステンレステープを１層乃至複数層ギャップ巻き又は重
合せ巻きすればよい。さらにその外側に配置される形状
固定のパイプ（２）の内面に外傷を与えないようにする
ためには、前述の金属補強帯の外周上に綿テープ、ゴム
引布テープ、ゴムテープ、プラスチックテープ等を一層
又は複数層巻きつけた緩衝層を設けるようにすれば一層
好ましい。

（発明の効果） 上述した本発明の複合バイブによれば、流体を移送する
パイプを変形自由のパイプとし、その外側に形状固定の
パイプを設けた二重構造となっているため、変形自由の
パイプの流体圧力を減少するか除去し、該パイプと外側
の形状固定パイプの間に気体等を導入して内側バイブに
圧力を加えることにより又内側パイプ内の圧力を変化さ
せることにより内側パイプを変形さすことによりスケー
ルの付着成長を■止することができ、圧力損失劣化を防
止する効果を奏するものである。

又形状固定バイブの存在により複合パイプの固定、直埋
等が容易となり、さらに変形自由バイブの外側の補強帯
を設けた場合は任意の高圧を変形自由パイプに加えて流
体を移送しつつ変形そのものを可能にしてスケールの付
着を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図（イ）（ロ）はいずれも本発明に係る
複合パイプの実施例の横断面図を示す。 １．１’−・・変形自在のパイプ、２・・・形状固定の
パイプ、３・嗜・流体移送通路。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）変形自由のパイプの外側に円形又は楕円形の形状
   固定のパイプを設けたことを特徴とする複合パイプ。
2. （２）変形自由のパイプが楕円形状のポリエチレンパイ
   プであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   複合パイプ。
3. （３）変形自由のパイプの外側にステンレステープ等の
   補強帯を有することを特徴とする特許請求の範囲第１項
   又は第２項記載の複合パイプ。
4. （４）変形自由のパイプの内圧がかからない場合には形
   態保持能力のないホースであることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の複合パイプ。
5. （５）変形自由のパイプがエチレンプロピレンゴム、ブ
   チルゴム又はシリコンゴム等のゴム系の材質からなるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の複合パイプ
   。
6. （６）変形自由のパイプがエチレンプロピレンゴム、ブ
   チルゴム又はシリコンゴム等のゴム系の材質に撚糸を編
   組した層を有することを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の複合パイプ。
7. （７）外側の形状固定のパイプがステイールパイプ、ス
   テンレスパイプ、ポリエチレンパイプ、ポリ塩化ビニル
   パイプのいずれか又はこれらの複合からなることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の複合パイプ。