JPS62206157A - コンクリ−トの打設方法およびコンクリ−ト打設用型枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、強度の大きい網体にシートを張り付けた型枠
を使用してコンクリートを打設するコンクリートの打設
技術に関するものである。

く本発明の目的〉 本発明は次のようなコンクリートの打設方法およびコン
クリート打設用型枠を提供することを目的とする。

（イ）経済性、施工性に優れたコンクリートの打設方法
およびコンクリート打設用型枠。

（ロ）直線面だけでなく、曲面も容易に成型できる、コ
ンクリートの打設方法およびコンクリート打設用型枠 （ハ）コンクリートの表面の意匠性を向上させて仕上げ
ることができる、コンクリートの打設方法およびコンク
リート打設用型枠。

く本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

先ず、コンクリート打設用型枠（以下「型枠」という）
について説明する。

くイ〉型枠（第１図） 本発明に使用する型枠１は、軽量な網体２と、透水性シ
ート材３とで構成する。

く口〉網体 網体２は、透水性シート材３の補強材として機能する目
的の支持部材である。

網体２は透水性シート材２の前面と接触して支持するの
ではなく、網体２を構成する線材群で部分的に支持する
構造である。

また、網体２は透水性シート材３よりは強度が大きく、
かつ、ある程度の撓みを許容する素材で構成する。

網体２は例えば、公知の金属性または樹脂性の金網、エ
キスバンドメタル、ラス等を使用できる。

また、型枠１の使用目的に応じて型枠１の強度を増強さ
せたい場合には、第３図に示すように網体２の外縁また
は網面上にアングル４等の補強部材で補強することも可
能である。

くハ〉透水性シート材 透水性シート材３は、コンクリート５中の骨材の流出を
阻止して、ブリージング水や気泡等の通過を許容する通
水性を有する性質のシートであり、次の素材で形成する
ことができる。

透水性シート材３としては例えば、繊維や樹脂糸を織っ
たもの、通気性および通水性を有する吸水紙、連続気泡
を有する発泡スチロール板、その抽選水性を有する不織
布等を使用できる。

次にコンクリートの打設方法について説明する。（第１
．２図） （１）型枠の設置 網体２と透水性シート材３とで構成する型枠１を使用し
て枠組みを行う。

このとき型枠１は、透水性シート材３がコンクリートと
の接触面となるように配置して使用する。

また、型枠１内には鉄筋を配筋する。

型枠１の枠組みに際して、型枠１が可撓性を有するので
、型枠１を自由に曲げられる。

従って、構築予定のコンクリート構造物の角部や曲面部
の形状に合わせて型枠１を曲げて設置する。

型枠１の強度だけではコンクリート５の重圧に耐えられ
ない場合には、従来と同様に型枠１群の外側に縦横に鋼
管等を配置して補強する。

（２）コンクリートの打設 所定の形状に枠組みを終えたら、型枠１内にコンクリー
ト５を打設する。

打設されたコンクリート５の重圧は、網体２の強度や補
強用の鋼管等によって対抗されるので、型枠１自体が変
形する心配はない。

一方、可撓性の大きい透水性シート材３にコンクリート
５の重圧が作用すると、透水性シート材３が網体２の網
目かられずかに突出する。

そのためコンクリート５は、透水性シート材３の凹凸状
の型枠面で支持されるこ、とになる。

この透水性シート材３の凹凸の突出量や形状は、網体２
の網目の寸法や透水性シート材３の付設張力等の選択に
より決定される。

また、打設されたコンクリート５の表面には、ブリージ
ング水や気泡等が徐々に浮上してくる。

浮上してきたブリージング水や気泡等は通水性を有する
通水性を有する透水性シート材３を経て型枠１の外へ排
出される。

そのため、コンクリート５の水セメント比が小さくなり
、コンクリート５の表面を密実に仕上げられる。

（３）脱型 所定の養生期間経過後、型枠１を取り外す。

コンクリート５は凹凸状の型枠面によって意匠性に優れ
た凹凸面に仕上げられる。

なお、脱型の際透水性シート材３がコンクリート５に接
着する場合が予想される。

このような場合には、まず網体２のみを脱型した後、コ
ンクリート５の表面から透水性シート材３を剥離する。

脱型した網体２には、新たな透水性シート材３を張り替
えて、次回の再使用に備える。

くその他の実施例〉 前記実施例は、網体２に透水性シート材３を張り付けて
完成した型枠１を使用した場合について説明したが、網
体２のみでまず枠組みを行った後にこれらの網体２に透
水性シート材３を張り付けて型枠１を形成することも可
能である。

また、透水性シート材３に発泡スチロール等のセメント
５との剥離性の良好な素材を使用すると、透水性シート
材３を再使用することができる。

く本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるから次のような効果を
得ることができる。

（イ）網体は自由に曲折して使用できるから、直線面だ
けでなく直角面や曲線面等も容易に成型できる。

（ロ）コンクリートを支持する型枠面は、凹凸状である
。

従って硬化後のコンクリートの表面を特異な凹凸模様に
仕上げることができ、コンクリート表面の意匠性が著し
く向上する。

（ハ）脱型の際、少な（とも網体だけは回収できる。

従って、回収した網体に新たなシート材を張り替えて何
度でも型枠を再使用できる。

そのため、施工の経済性を図ることができる。

（ニ）本発明に係るコンクリートの打設技術は各種コン
クリート構造物の基礎、各種擁壁、トンネル内のライニ
ング、あるいは第３図に示すような法面保護材等の構築
が可能であり、利用分野が広範である。

【図面の簡単な説明】

第１図：型枠の説明図 第２図ココンクリートの打設方法の説明図第３図：コン
クリートの表面と型枠間の拡大説明図手続補正書 昭和６１年９月ノλ日 特許庁長官　黒　１）明　雄　殿 １、事件の表示 特願昭６１−４８６１６号 ２、発明の名称 コンクリートの打設方法およびコンクリート打設用型枠
３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　　東京都台東区元浅草１−６−１２名　称　　
　　フリー工業　株式会社 代表者　　長岡信女 ４、代理人〒１０５ 住　所　　東京都港区新橋三丁目１番１０号　丸藤ビル
９Ｆ５、補正命令の日付 自発 ６、補正の対象 明細書 ７、補正の内容 別紙のとうり　　　　　　　　　　　　　　・　（Ｊ’
ｌ　、　！−！、　ｉ７、内容 くイ〉明細書の第８頁第１２行目の記載を下記のように
訂正する。 「範である。 （ホ）本発明の透水性シート材には、コンクリート中の
骨材の流出を阻止して、ブリージング水や気泡等の通過
を許容し、かつ通水性および通気性を有する性質の吸水
紙を用いることができる。 その場合には、吸水紙は安価で、しかも軽量で加工が容
易であるから、施工の経済性を図ることができる。 （へ）また、透水性シート材として、上記のような通気
性および通水性を有する、連続気泡を有する発泡スチロ
ール板を使用できる。 その場合には、発泡スチロール板はその表面に凹凸を形
成することが容易であるから、その凹凸面をコンクリー
ト側に向けてコンクリートの打設を行えば、コンクリー
トの表面を特異な凹凸模様に仕上げることができ、コン
クリート表面の意匠性が著しく向上する。」

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）強度の大きい網体の表面に、 通水性を有する可撓性のシート材を張り付けてなる型枠
   で枠組みを行い、 前記型枠内にコンクリートを打設して行う、コンクリー
   トの打設方法
2. （２）強度の大きい網体の表面に、 通水性を有する可撓性のシート材を張り付けてなる、 コンクリート打設用型枠