JPS62205827A - 車両用駆動系クラツチ制御装置 - Google Patents

車両用駆動系クラツチ制御装置

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JPS62205827A
JPS62205827A JP4942986A JP4942986A JPS62205827A JP S62205827 A JPS62205827 A JP S62205827A JP 4942986 A JP4942986 A JP 4942986A JP 4942986 A JP4942986 A JP 4942986A JP S62205827 A JPS62205827 A JP S62205827A
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JP
Japan
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clutch
drive
control
force
drive system
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JP4942986A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Ozaki
尾崎 清孝
Masaji Owada
大和田 正次
Shuji Torii
修司 鳥居
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、四輪駆動車のトランスファ装置や、自動車の
差動装置等に用いられ、クラッチ締結力の増減により駆
動力配分比の制御や差動制限量の制御を行なう駆動力配
分クラッチ制御装置や差動制限クラッチ制御装置等の車
両用駆動系クラッチ制御装置に関する。
(従来の技術) 従来の駆動力配分クラッチ制御装置としては、例えば、
特開昭58−101829号公報に記載されているよう
な装置が知られている。
この従来装置は、変速機から前、後輪の一方へ直接動力
伝達し、該前、後輪の他方へは2.4輪駆動切換用のク
ラッチを介して動力伝達するように構成する4輪駆動車
において、前輪側の回転を検出する前輪回転センサ、後
輪側の回転を検出する後輪回転センサ、及び後輪側の動
力トルクの方向を検出するトルク方向検出器を備え、上
記両回転センサで検出された前、後輪の回転差によるス
リップ発生時、自動的に4輪駆動に切換え、スリップの
発生が無くなった場合でも加速状態にあると上記トルク
方向検出器の信号で4輪駆動の状態に保持することを特
徴とするものであった。
尚、この従来例は、2,4輪駆動切換用のクラッチとし
て、公報図面の第1図に示されているように多板摩擦ク
ラッチが用いられ、クラッチ締゛結手段としては、1ピ
ストン構造のクラッチピストンが用いられているもので
あった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の駆動力配分クラッチ制
御装置にあっては、従来例のように、クラッチ締結によ
る4輪駆動状態とクラッチ解放による2輪駆動状態とを
0N−OFF的に切り換え制御する場合は大きな問題は
ないが、従来例に示されるような多板摩擦クラッチとク
ラッチピストンを用いて、外部入力であるピストン油圧
を無段階的に制御し、2輪駆動状態と4輪駆動状態の中
間的な駆動配分比を含む可変駆動力配分制御を行なおう
とする場合は、クラッチピストンが1つの決まったピス
トン受圧面積しか有しないものであったため、低締結力
領域では精度の高いきめ細かな駆動力配分制御を行なえ
ないという問題点があった。
つまり、クラッチ締結カニピストン油圧Xピストン受圧
面積であり、ピストン受圧面積は、最大ピストン油圧時
に最大トルク伝達容量を確保できるクラッチ締結力とな
るように大きな受圧面積に設定される。従って、低いク
ラッチ締結力を得ようとする場合は、クラッチピストン
への供給油圧の油圧レベルが非常に低圧となってしまい
、この低圧レベルの油圧制御は、油圧制御手段である電
磁減圧弁等の精度や油路抵抗や組付精度等による影響等
を大きく受けてしまうため油圧制御精度が低く、これが
そのままクラッチ締結力の制御精度(=駆動力配分制御
精度)を低くしてしまっていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために本発明では
、以下に述べるような解決手段とした。
本発明の解決手段を、第1図に示すクレーム概念図によ
り説明すると、エンジン駆動力を前後または左右の駆動
輪に分配伝達する動力分割装置1と、該動力分割袋!1
の駆動入力部2と駆動出力部3との間に設けられ、クラ
ッチ締結手段4により締結される駆動系摩擦クラッチ装
置5と、該駆動系摩擦クラッチ装置5のクラッチ締結力
を増減制御する締結力制御装置6と、を備えた車両用部
□動系クラッチ制御装置において、前記クラッチ締結手
段4を、選択や組合せにより異なる外部入力作用面積が
得られる複数のクラッチ締結手段401.402・・・
とし、前記締結力制御装置6と複数のクラッチ締結手段
401,402・・・との間に、クラッチ締結手段40
1,402・・・の選択や組み合せを行なう切換手段7
を設けた。
(作 用) 従って、本発明の車両用駆動系クラッチ制御装置にあっ
ては、上述のような手段としたことで、クラッチ締結力
が低締結力領域では、外部入力作用面積の小さなりラッ
チ締結手段を選択することで、高入力レベルの外部入力
によって低締結力が得られ、低締結領域でのクラッチ締
結力の制御精度を高めることができる。
また、クラッチ締結力が高締結力領域では、外部入力作
用面積の大きなりラッチ締結手段を選択または組合せる
ことで、外部入力に対して高クラッチ締結力が得られ、
最大トルク伝達容量を確保することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたって、前後輪の駆動力配
分比制御を行なう後輪駆動をベースにした四輪駆動車の
駆動力配分クラッチ制御装置を例にとる。
まず、実施例の構成を説明する。
実施例の駆動力配分クラッチ制御装置を適用した四輪駆
動車は、第2図に示すように、エンジン10、トランス
ミッション11、トランスミッション出力軸12、トラ
ンスファ装置(動力分割袋ff1) A、リヤプロペラ
シャフト13、リャディファレンシャル14、リヤドラ
イブシャフト15,16、後輪17.17、フロントプ
ロペラシャフト18、フロントディファレンシャル19
、フロントドライブシャフト20,21、前輪22.2
2を備えていて、トランスファリヤ出力軸12はトラン
スファ入力軸31に連結され、リヤプロペラシャフト1
3はトランスファリヤ出力軸32に連結され、フロント
プロペラシャフト18はトランスファフロント出力軸3
5に連結されている。
実施例のトランスファ装置Aは、第3図及び第4図に示
すように、トランスファケース30、トランスファ入力
軸31、トランスファリヤ出力軸32、多板摩擦クラッ
チ(駆動系クラッチ装置)33、ギヤトレーン34、ト
ランスファフロント出力軸35を備えている。
リヤ駆動系は、トランスファ入力軸31とトランスファ
リヤ出力軸32との同軸直結により構成され、トランス
ミッション出力軸12からの駆動力はそのままりヤプロ
ペラシャフト13に伝達される。
フロント駆動系は、トランスファ入力軸31とトランス
ファフロント出力軸35との間に、多板摩擦クラッチ3
3及びギヤトレーン34を介在させることで構成され、
多板摩擦クラッチ33の締結力に応じて、トランスミッ
ション出力軸12からの駆動力がフロントプロペラシャ
フト18に伝達される。
多板摩擦クラッチ33は、外部からの制御油圧Pcによ
るクラッチ締結力で前輪22.22側への伝達駆動トル
クの変更が可能なりラッチで、この多板摩擦クラッチ3
3は、トランスファ入力軸31(トランスファリヤ出力
軸32)に固定されるクラッチドラム331(駆動入力
部)と、該クラッチドラム331に回転方向係合される
複数のクラッチプレート332と、該クラッチプレート
332間に配置される複数のクラッチディスク333と
、該クラッチディスク333を回転方向に係合させるク
ラッチハブ334(駆動出力部)と、前記クラッチプレ
ート332及びクラッチディスク333に締結力を付与
する第1クラツチピストン(クラッチ締結手段)336
a及び第2クラツチピストン(クラッチ締結手段)33
6bと、該クラッチピストン336a、336bをクラ
ッチ締結を解除する方向に付勢するリターンスプリング
337と、制御油圧Pcが供給される第1ピストン室3
38a及び第2ピストン室338bとを備えている。
尚、前記第1クラツチピストン336aと第2クラツチ
ピストン336bとは、環状ピストン構造であり、ピス
トン受圧部の径の小さな第1クラツチピストン336a
のピストン受圧面積S+の方がピストン受圧部の径の大
きな第2クラツチピストン336bのピストン受圧面積
S2より小さい(31<32 )。
ギヤトレーン34は、前記多板摩擦クラッチ33の締結
により前輪22.22側へ駆動力を伝達させる手段で、
前記クラッチハブ334に固定された第1ギヤ341と
、中間シャフト344に形成された第2ギヤ342と、
前記トランスファフロント出力軸35に設けられた第3
ギヤ343とによって構成されている。
前記多板摩擦クラッチ33に付属する外部装置としては
、第3図に示すように、油圧制御装置(締結力制御装置
)40を備えている。
前記油圧制御装置140は、前後輪22.17に回転速
度差ΔNが発生していない時は2輪駆動状態で、前後輪
22.17の回転速度差ΔNの発生に応じて、2輪駆動
状態から前輪側伝達トルクTfが大きくなる4輪駆動方
向に駆動力配分を制御すると共に、前輪側伝達トルクT
f(=クラッチ締結力)が低トルク領域ではピストン受
圧面積S1の小さな第1クラツチピストン336aによ
りクラッチ締結をし、逆に高トルク領域ではピストン受
圧面積S2の大きな第2クラツチピストン336bによ
りクラッチ締結をするように油路の切換制御をする装置
で、入力手段として前輪側回転速度センサ41及び後輪
側回転速度センサ42を含み、制御手段としてマイクロ
コンピュータによるコントロールユニット43が用いら
れ、制御アクチュエータとして電磁比例ソレノイドバル
ブ44及び切換ソレノイドバルブ45を備えている。
前記前輪側回転速度センサ41及び後輪側回転速度セン
サ42は、それぞれ前輪側回転速度Nf及び後輪側回転
速度Nrを検出し、回転速度信号(nf)、(nr)を
出力するセンサで、前後輪22.17の回転速度差ΔN
を求めるセンサとして用いられる。
尚、回転速度差ΔNは、ΔN=Nr−Nfという演算式
で演算される。
前記コントロールユニット43は、記憶回路としてのR
AM 、ROM、中央演算回路としてのCPU等を内部
回路に含むマイクロコンピュータで、記憶回路には、制
御マツプ等の処理に必要な情報が予め記憶設定されてい
る。
前記電磁比例ソレノイドバルブ44は、オイルポンプ4
6からのポンプ吐出油路47の途中に設けられ、ポンプ
吐出圧PPをバルブソレノイド44aへの制御電流信号
(1)による電流値I木の大きさに応じた制御油圧Pc
に変換するバルブである。
尚、前記ポンプ吐出油路47の途中には分岐油路48が
接続され、この分岐油路48にはポンプ吐出圧ppの上
限圧を規定するリリーフバルブ49が設けられる。
また、前記電磁比例ソレノイドバルブ44への電流値I
木と制御油圧Pcとの関係は、第7図の油圧特性図のよ
うな関係を示す。
前記切換ソレノイドバルブ45は、クラッチ締結力が低
締結力領域となる前後輪22.17の回転速度差ΔNが
設定回転速度差ΔNo以下(ΔN≦ΔNo)の領域では
、第1クラツチピストン336aを選択し、設定回転速
度ΔNoを越えた(ΔN〉ΔNo)領域では、第2クラ
ツチピストン336bを選択して制御油圧Pcを供給す
るためのバルブで、コントロールユニット43からバル
ブソレノイド45aに対しては、ΔN≦ΔN。
の時にOFF信号が出力され、ΔN〉ΔNoの時にON
信号が出力される。
尚、第1り゛ラッチピストン336aが選択された場合
には、第1制御油圧路51(トランスファ装置Aの第1
ボート51a及び第1油路51b、51cを含む)を経
過して第1ピストン室338aに制御油圧Pcの作動油
が供給され、第2クラツチピストン336bが選択され
た場合には、第2制御油圧路52(トランスファ装置A
の第2ボート52a及び第2油路52b、52cを含む
)を経過して第2ピストン室338bに制御油圧Pcの
作動油が供給される。
次に、実施例の作用を説明する。
まず、制御油圧Pcと前輪側伝達トルクTfとの関係に
ついて述べる。
両者の関係を演算式にすると、 Tf= (JL−3・2n−Rm) ・Pcル;クラッ
チ板の摩擦係数  S;ビストン受圧面積  n;フリ
クションディスク枚aRm;フリクションディスクのト
ルク伝達有効半径 となる。
ここで、実施例の場合は、第1クラツチピストン336
aを選択した場合と、第2クラツチピストン336bを
選択した場合とではピストン受圧面積31.32が異な
ることで、両者の関係を示す特性図は、第5図に示すよ
うに、第1クラツチピストン336aを選択した場合の
特性B+ と第2クラツチピストン336bを選択した
場合の特性B2とは異なり、特性B1においては、制御
油圧Pcの上昇に対する前輪側伝達トルクTfの上昇率
が小さく、特性B2においては、制御油圧Pcの上昇に
対する前輪側伝達トルクTfの上昇率が大きい。
尚、第5図で領域aはリターンスプリング337の付勢
力と両クラッチピストン336a、336bの摩擦力と
で前輪側伝達トルクTfが発生しない領域であり、領域
すは特性B2においては前記領域aを含めて制御精度の
低い領域であり、領域Cは制御精度の高い領域である。
次に、油圧制御装置40で行なわれる前後輪22.17
への駆動力配分比制御の制御作動の流れを第8図に示す
フローチャート図により述べる。
この制御は、第6図に示す制御特性マツプMに基づいて
、回転速度差ΔNがΔNOまでは、第1クラツチピスト
ン336aを選択して油圧の制御をし、ΔNOを越えた
ら第2クラツチピストン336bを選択して油圧の制御
を行なっている。
(イ)ΔN≦ΔNOの時 前後輪22.17の回転速度差ΔNが設定回転速度差Δ
NO以下の時は、ステップ200→ステツプ201→ス
テツプ202→ステツプ203→ステツプ204という
流れとなり、出力ステップであるステップ203では切
換ソレノイドバルブ45に対してOFF信号が出力され
、出力ステップであるステップ204では電磁比例ソレ
ノイドバルブ44に対して回転速度差ΔNに応じた前輪
側伝達トルクTfが得られる電流値工東による制御電流
信号(i)が出力される。
具体例として、回転速度差ΔNがΔN1の場合には、第
6図の制御特性マツプMから前輪側伝達トルクTfがT
f+であり、このTf+を得るための制御油圧Pcは第
6図によりPct となり、このPctを得るための電
流値I享は、第7図番こよリエ1末となる。
このように、回転速度差ΔNが小さく前輪側伝達トルク
Tfも小さいにもかかわらず、第1クラ、2チピストン
336aが選択されていることで、制御油[Pcは制御
精度の高い高油圧レベルとなる。
尚、ステップ200は前輪側回転速度Nf及び後輪側回
転速度Nrの読み込みステップであり、ステップ201
は回転速度差ΔNの演算ステ・ンプであり、ステップ2
02はΔN≦ΔNOかどうかの判断ステップである。
(ロ)ΔN〉ΔNoの時 前後輪22.17の回転速度差ΔNが設定回転速度差Δ
Noを越えた時は、ステップ200→ステツプ201→
ステツプ202→ステツプ205→ステツプ204とい
う流れとなり、出力ステップであるステップ2°05で
は切換ソレノイドバルブ45に対しON信号が出力され
、ステップ204では前述と同様に制御電流信号(i)
が出力される。
具体例として、回転速度差ΔNがΔN2の場合には、第
6図の制御特性マツプMから前輪側伝達トルクTfがT
f2 (>Tf+ )であるが、このTf2を得るため
の制御油圧Pcは前述の具体例と同様にPct となり
、制御電流値I末も前述の具体例と同様になる。
以上説明してきたように、実施例の駆動力配分クラッチ
制御装置にあっては、多板摩擦クラッチ33を締結させ
るクラッチピストンとして、ピストン受圧面積S1の小
さな第1クラツチピストン336aと、ピストン受圧面
積S2の大きな第2クラツチピストン336bとを設け
、切換ソレノイドバルブ45により前輪側伝達トルクT
fの小さな低締結力領域では第1クラツチピストン33
6aを選択し、前輪側伝達トルクTfの大きな高締結力
領域では第2クラツチピストン336bを選択する構成
としたため、低締結力領域でのクラッチ締結力制御精度
が高まると共に、高締結力領域では最大トルク伝達容量
を確保することができる。
また、クラッチ締結力制御精度が高まるということは、
前輪側への駆動力配分が小さな領域での駆動力配分制御
の制御精度も高まることを意味し、前後輪22.17の
回転速度差ΔNが小さな領域でもきめ細かな駆動力配分
制御ができ、わずかにホイールスピンが発生するような
走行状態でも理想的な駆動力配分となり高い走行安定性
が確保される。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。
例えば、実施例では四輪駆動車の駆動力配分を行なうト
ランスファ装置への適用例を示したが、差動を許しなが
ら左右輪に駆動力を分配する差動装置の差動制限°クラ
ッチに適用することもでき、この差動制限クラッチに適
用した場合は、左右輪の回転速度差に応じた差動制限量
の制御を行なうことができる。
また、実施例では外部入力として油圧を用いた例を示し
たが、電磁クラッチ構造等により摩擦クラッチへの外部
入力として電磁力を直接作用させるような摩擦クラッチ
装置にも適用できる。
また、クラッチ締結手段は2つ以上であってもよく、ま
た、実施例のように選択だけではなく、組合せにより伝
達トルクが小の時はクラッチ面積を小とし、逆に大きな
伝達トルクを要する時にはクラッチ面積を大とする様に
して用いるようにしてもよい。
また、実施例では、前後輪の回転速度差により駆動力配
分比を制御する例を示したが、アクセル開度や車速等を
検出するセンサを付加し、制御条件にアクセル開度変化
率や車速等を含めて行ったものであっても、さらに、実
施例とは異なる制御条件によるものであってもよく、制
御内容は実施例に限定されず自由に設定できる。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の車両用駆動系クラッ
チ制御装置にあっては、クラッチ締結力が低締結力領域
では、外部入力作用面積の小さなりラッチ締結手段を選
択することで、高入力レベルの外部入力によって低締結
力が得られ、低締結債城でのクラッチ締結力の制御精度
を高めることができると共に、クラッチ締結力が高締結
力領域では、外部入力作用面積の大きなりラッチ締結手
段を選択または組合せることで、外部入力に対して高ク
ラッチ締結力が得られ、最大トルク伝達容量を確保する
ことができ、制御精度の向上と最大トルク伝達容量の確
保との両立を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車両用駆動系クラッチ制御装置のクレ
ーム概念図、第2図は実施例装置を適用した四輪駆動車
の駆動系を示す図、第3図は実施例のトランスファ装置
及′び駆動力配分クラッチ制御装置を示す概略図、第4
図は実施例の多板摩擦クラッチの具体例を示す要部断面
図、第5図は制御油圧と前輪側伝達トルクとの関係線図
、第6図は回転速度差と前輪側伝達トルクとの関係を示
す制御特性マツプ図、第7図は電流値に対する制御油圧
特性を示す油圧特性図、第8図はコントロールユニット
での制御作動の流れを示すフローチャート図である。 l・・・動力分割装置 2・・・駆動入力部 3・・・駆動出力部 4 (401,402)・・・クラッチ締結手段5・・
・駆動系摩擦クラッチ面積 6・・・締結力制御装置 7・・・切換手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)エンジン駆動力を前後または左右の駆動輪に分配伝
    達する動力分割装置と、該動力分割装置の駆動入力部と
    駆動出力部との間に設けられ、クラッチ締結手段により
    締結される駆動系摩擦クラッチ装置と、該駆動系摩擦ク
    ラッチ装置のクラッチ締結力を増減制御する締結力制御
    装置と、を備えた車両用駆動系クラッチ制御装置におい
    て、 前記クラッチ締結手段を、選択や組合せにより異なる外
    部入力作用面積が得られる複数のクラッチ締結手段とし
    、前記締結力制御装置と複数のクラッチ締結手段との間
    に、クラッチ締結手段の選択や組合せを行なう切換手段
    を設けたことを特徴とする車両用駆動系クラッチ制御装
    置。
JP4942986A 1986-03-06 1986-03-06 車両用駆動系クラツチ制御装置 Pending JPS62205827A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01101230A (ja) * 1987-10-14 1989-04-19 Nissan Motor Co Ltd 車両用駆動力配分制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01101230A (ja) * 1987-10-14 1989-04-19 Nissan Motor Co Ltd 車両用駆動力配分制御装置

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