JPS62205525A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPS62205525A
JPS62205525A JP4770786A JP4770786A JPS62205525A JP S62205525 A JPS62205525 A JP S62205525A JP 4770786 A JP4770786 A JP 4770786A JP 4770786 A JP4770786 A JP 4770786A JP S62205525 A JPS62205525 A JP S62205525A
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JP
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layer
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JP4770786A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Iwai
隆賀 岩井
Shinpei Yoshioka
心平 吉岡
Sumio Okano
岡野 純雄
Machiko Yukitani
行谷 まち子
Kunio Matsuno
松野 邦雄
Takeo Ito
武男 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的1 (産業上の利用分野) 本発明は非磁性支持体と磁性層間、あるいは非磁性支持
体とバックコート層間にアンダーコート層を有する磁気
記録媒体の製造方法に関する。
(従来の技術) 磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録媒体は通常、ポ
リエステル等の非磁性支持体上に磁性体の微粉とバイン
ダー(結合樹脂)からなる磁性層を設けた構造となって
いる。このときテープの走行、ディスクの回転に伴ない
帯電が蓄積するため、走行性の低下、異物付着によるド
ロップアウトの発生等、種々の好ましくない現象を生ず
る。
この解決法としては磁性層にカーボンブラック等の導電
性微粉末を添加し、磁性層自体に帯電防止性を付与する
ことが一般化しているが、磁性体の充填率が減少するた
め電磁変換特性を損うという問題があった。
このため非磁性支持体と磁性層間、あるいは非磁性支持
体とバックコート(裏塗り)層間にアンダーコート(下
塗り)苦を設け、これに帯電防止性を与えることで、テ
ープ全体の帯電防止を図る手法が考案されている。
通常、該層はバインダー中にカーボンブラック等の導電
性付与剤を分散して構成され、特性では(1)帯電防止
性(′2J該層上に磁性層が塗布される際に、磁性層含
有の樹脂、溶剤等により侵されないこと(耐溶剤性)(
3)該層は平滑な表面を持つこと(表面性)等が要求さ
れる。
しかしながら従来の熱硬化7′熱可塑タイプのバインダ
ーを使用したアンダーコート層は、帯電防止性1表面性
には浸れるものの樹脂の乾燥硬化に長時間を要し、耐溶
剤性も充分どは言えない。
この欠点を解消するため、バインダーに輻射線硬化性樹
脂を用いると共に、硬化手段として放射線(γ線)硬化
、電子線硬化1g外線硬化等の輻射線硬化法を適用した
アンダーコート層が案出された。
プロセス面からこれを比較すれば、放射$1(γ線)硬
化法、電子線硬化法は照射設備が逢めて高価なこと、放
射線、xiに対する防護を要すること、オゾン発生を防
止するため照射を不活性雰囲気中で行なわねばならない
こと等、数々の短所がある。
一方紫外線硬化法は照射設備が比較的安価なこと、紫外
線からの防護が容易なこと、照射時の不活性雰囲気は必
須ではないこと等、種々の長所を有するが、反面帯電防
止性を付与するためバインダー中に添加するカーボンブ
ラック等の導電性微粉末は、遮光性が高く光硬化反応を
著しく阻害するため、アンダーコート層中の非磁性支持
体に近接した部分が充分硬化せず、結果としてアンダー
コート層と非磁性支持体との密着性が著しく劣ることに
なり、これをアンダーコート層に適用することは困雌で
あった。
本発明者等は、これ等諸問題の解決を目的として鋭意検
討した結果、特定の重合開始剤を含有した輻射線硬化型
アンダーコート層を使用し、紫外線を照射する工程、お
よび特定の温度で加熱する工程を経て製造された磁気記
録媒体は、上記諸要求を満足し得ることを見い出し、本
発明の完成に至ったものである。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、アンダーコート層と非磁性支持体との密着性
が著しく劣るという問題点に鑑みてなされたもので、輻
射線硬化型アンダーコート層を有する磁気記録媒体の製
造方法において、アンダーコート層の硬化性が良好であ
ると共に、非磁性支持体との密着性に浸れた磁気記録媒
体の製造方法を提供することにある。
[発明の構成1 (問題点を解決するための手段) 本発明は、非磁性支持体と磁性層間、あるいは非磁性支
持体とバックコート層間に輻射線硬化型のアンダーコー
ト層を有する磁気記録媒体の製造方法において、非磁性
支持体の面上にアンダーコート層を形成し、アンダーコ
ート層に紫外線を照射することにより硬化せしめる第1
工程と、紫外線照射後にアンダーコート層を40℃以上
に加熱する第2工程とを具備するものである。
(作 用) 本発明は、アンダーコート層の硬化を紫外線の照射に加
え加熱によっても行なうことにより、紫外線の照射のみ
では不充分になりがちであったアンダーコート層深部(
非磁性支持体に近接した部分)が充分に硬化してアンダ
ーコート層と支持体の密着が浸れたものになり、更にア
ンダーコート層に要求される帯電防止性、耐溶剤性等の
諸特性を全て満足することができる。
(実施例) 本発明は、特定の開始剤を含有した輻射線硬化型アンダ
ーコート層を使用し、かつアンダーコート層を形成、硬
化せしめる過程において、紫外線を照射する工程および
加熱する工程を経ること、換言すれば、アンダーコート
喘を紫外線硬化および熱硬化の手法を併用して硬化せし
めるところにある。
更に詳しく説明すれば、本発明の磁気記録媒体は、輻!
11線硬化型アンダーコート層が導電性フィラーを含有
し、かつバインダー100部に対し光重合開始剤を1部
以上20部以下、熱重合開始剤を10部以下含有するこ
とを特徴とし、さらにその製造が、 (1)  非磁性支持体の面上にアンダーコート層を形
成し、該蒋に紫外線を照射することにより硬化せしめる
工程、 (′2 アンダーコート層の形成面上に重ねて磁性層あ
るいはバックコート層を形成する工程(31(11の工
程後、(2)の工程と同時あるいは、及びその後に、少
なくとも1回以上、アンダーコート轡を40℃以上に加
熱する工程、 を経てなされることを特徴とするものである。
本発明によれば、アンダーコート層の硬化を、紫外線の
照射に加え加熱によっても行なうことにより、紫外線照
射のみでは不充分になりがちであったアンダーコート1
深部(非磁性支持体に近接した部分)が充分に硬化して
アンダーコート層と支持体の密着が優れたものになり、
更にアンダーコート層に要求される帯電防止性、耐溶剤
性等の諸特性を全て満足することが可能となる。
本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体と磁性層間、あ
るいは非磁性支持体とバックコート層間にアンダーコー
ト層を有するものであり、その製造方法は以下の工程で
構成される。
まず、非磁性支持体面上にアンダーコート層を構成する
塗料を情布し、溶剤を使用した場合は必要に応じて乾燥
後、紫外線を照射して硬化せしめてアンダーコート1を
形成する。次に、アンダーコート層の面上に磁性層を構
成する塗料を塗布し、硬化して磁性層を形成する。また
、磁性層に代わってバックコート(裏塗り)@を構成す
る塗料を用いれば、アンダーコート層を有するバラフコ
−(一層の形成に適用することも可能である。
さらに本発明は上記製造工程中において、40℃以上に
加熱する工程を含むものであるが、この加熱工程は、ア
ンダーコート層の形成面上に重ねて磁性層あるいはバッ
クコート層を形成する工程の前、後いずれにおいても行
なうことが可能で、各製造工程と同時に行なっても、ま
た加熱専用の工程を設けても良く、加熱回数1回以上で
あれば良い。
加熱方法は、公知の各種加熱方法が使用可能で、加熱段
端は、硬化に必要な温度に必要な特開保持できるもので
あれば良く、設備の数、大きさ等は何等限定するもので
はない。
加熱温度は、使用する光重合開始剤、熱重合開始剤、各
種促進剤、輻射線硬化樹脂等の組合わせによって異なる
が、低温では硬化の促進効果が発現しないため、40℃
以上とすることが必要であり、硬化速度、アンダーコー
ト層あるいは支持体への熱変形の影響等を考慮すれば、
60以上100℃以下とするのが特に好適である。
本発明で使用される加熱工程としては、例えば、(1)
溶媒の乾燥が必要な場合の乾燥ゾーンでの加熱、(21
1外線照射時の輻射熱による加熱、(31アンダーコー
ト形成後の非磁性支持体搬送時におけるロール、ホット
プレート等による加熱、(4)カレンダー加工等の後加
工時における加熱等を利用でき、必要に応じて加熱専用
の工程をエフけることも可能である。
本発明においては、公知の紫外線硬化法が使用されるが
、その照射方法は非磁性支持体のアンダーコート1形成
面に対し紫外線を照射しうるちのであれば良く、照射出
力、照射装置の数、照射源からの距離、角度などは何等
限定するものではない。
紫外線硬化法による硬化設備としては公知の各種紫外線
発生装置が使用可能である。
例としては低圧水銀ランプ、ケミカルランプ。
高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、メタルハライドラ
ンプ、アーク燈、キセノンランプ等があるが、一般には
装置のコスト、保守の容易さ等から、ランプ1 cm当
り出力が30〜200Wの高圧水銀ランプ又はメタルハ
ライドランプが好適である。
また光照射に伴う被照射物の温度上昇が著しい場合には
、必要に応じて硬化に関与する波長、(200〜450
n…)以外の不必要な波長域はフィルター等でカットし
ても良く、被照射物を適当な方法で冷却することも可能
である。
本発明の輻射線硬化型アンダーコート層は、輻射線硬化
性樹脂及び各種導電性フィラーを主成分とし、必要に応
じて熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等を加えてなるバイン
グー単独乃至はこれに各種フィラー、添加剤、溶剤等を
適宜配合してなる塗料を硬化せしめたものである。
本発明使用される光重合開始剤は、紫外線を吸収して重
合反応を開始させる物質で、公知の各種光重合開始剤を
添加する必要がある。
例としてはアセトフェノン、アセトフェノンジエチルケ
タール、ジアセチル、ベンジル、ベンジルジメチルケタ
ール、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、
2−ヒドロキシ−2−メチルフェニルブOパノン等の7
エニルケトン類:ベンゾフエノン、ビス−4,4゛  
−ジアルキルアミノベンゾフェノン、3,3° −ジメ
チル−4−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン
類;ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル等のベン
ゾイン類;クロルチオキサントン、ジメチルチオキサン
トン、ジエチルチオキサントン等のキサントン類;その
池としてアントラキノン類、スルフィド類、フェニルオ
キシム類等があり、これ等を単独乃至複数を混合して使
用する。
バインダーに対する添加量は、少ないと硬化速度が遅く
硬化不十分となり、反面多すぎると硬化機塗膜からのブ
リード等積々の問題を生ずるため、光重合開始剤はバイ
ンダー100部に対し1部以上20部以下の範囲とする
ことが特に好適である。
本発明のアンダーコート層の硬化を大気乃至は酸素を含
む雰囲気中で行なう場合は、酸素に基因する硬化阻害を
防止するために、公知の各p1硬化促進剤を光重合開始
剤に併用することが好適である。
例としてはN−メチルジェタノールアミン、N−ジメチ
ルエタノールアミン等の脂肪族アミン;ビス−4,4”
−ジアルキルアミノベンゾフェノン。
N  、N −ジメチルアミノ安息香酸アルキル等の芳
香族アミン;その他としてこれ等の高分子化物であるポ
リアミン化合物等があり、これ等を単独乃至複数を混合
して使用する。
バインダーに対する添加量は、光重合開始剤と同様にバ
インダー100部に対し1部以上20部以下の範囲とす
、ることが好適である。
本発明では光重合開始剤単独の使用においても、加熱工
程を経ることにより硬化が促進されるが、更に硬化を確
実とするためには、熱重合開始剤を、光重合開始剤に併
用することが特に好適である。
この熱重合開始剤は、加熱により重合反応をfdl始さ
せる物質であり、公知の各種熱重合開始剤を使用できる
例としては、2.2′  −アゾビスイソブチロニトリ
ル、  2.2’  −アゾビス−2−14−ジメチル
バレロニトリル等のアゾ化合物;過酸化ベンゾイル、過
酸化アセチル、過酸化ラウロイル等の過酸化物;過酸化
ジアルキル、過酸化ジアシル等と三組アミン。
ナフテン酸塩、有機金属化合物等からなるレドックス開
始剤等があり、これ等を単独乃至複数を混合して使用す
る。
バインダーに対する熱1合開始剤の添加量は、多すぎる
と硬化機塗膜からのブリード、塗膜物性の低下等種々の
問題を生じるため、バインダー100部に対し10部以
下の範囲とすることが特に好適である。
本発明の輻射線硬化性樹脂は、公知の各種輻射線硬化性
樹脂が使用可能である。
例としては、ビニル基、アリル膓、アクリロイル基、メ
タクリロイル塁等の不飽和二m結合、エポキシ基等を有
する樹脂が挙げられるが、硬化性の点から不飽和ポリエ
ステル系、アクリレート系等のラジカル重合型、ポリエ
ン−ポリチオール系等のラジカル付加型、エポキシ樹脂
等からなるカチオン重合型等の樹脂の使用が一般的であ
り、中でも(メタ)アクリロイル基を有するアクリレー
ト系の樹脂は硬化性、硬化物の物性バランスに帰れるた
め本発明の用途には最適である。
このアクリレート系の樹脂は、分子内に(メタ)アクリ
ロイル基を一個以上有する樹脂で、中でも分子階が20
0以上50000以下の範囲にあるオリゴマーが好適で
ある。
例としては、ウレタン(メタ)アクリレート。
エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)
アクリレ−1−、ポリオール(メタ)アクリレート、ポ
リブタジェン(メタ)アクリレ−1〜。
メラミン(メタ)アクリレート、ポリアセタール(メタ
)アクリレ−1−、シリコーン(メタ)アクリレ−1へ
、ポリアミド(メタ)アクリレ−1−、?ff素環含有
(メタ)アクリレート等があるが、この他にも各種塗料
用樹脂を変性し分子内に(メタ)アクリロイル基を導入
した樹脂等も用いることができ、これ等を単独乃至は混
合して使用する。
本発明の非磁性支持体は、公知の各種磁気記録媒体用非
磁性支持体が使用可能である。
例としてはプラスチックフィルム、紙、非磁性金属箔乃
至はこれ等のコーティング、ラミネート。
ラミナー加工物等があるが、中でも各種のプラスチック
フィルムは支持体として要求される物性の点で好適であ
る。
例としては再生セルロース、エチルセルロース。
セルロースアセテートブチレート、セルロースジアセテ
ート、セルローストリアセテ−1−等のセルロース誘導
体;ポリエチレン、ポリプロピレン。
ポリブチレン等のポリオレフィン;ポリ塩化ビニル:ポ
リ塩化ごニリデン:ボリビニルアルコール;ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン2.6−ナフタレート
等のポリエステル;ポリカーボネート;ポリスチレン;
ボリアリレート;ポリエーテルエーテルケトン;ポリア
ミド:ポリイミド:ボリアミドイミド;ポリエーテルイ
ミド、ポリパラバン酸:ポリエーテルサルフォン;ポリ
フッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素系等の
各フィルムがあり、フィルムは延伸タイプ、未延伸タイ
プのいずれも使用出来、表面処理が施されていても良い
本発明のアンダーコート層は、必要に応じ公知の各種フ
ィラーを含有することも可能である。
例としてはグラファイト、炭酸カルシウム、けい酸アル
ミニウム、けい酸マグネシウム、FaWiバリウム、シ
リカ、酸化アルミニウム、酸化チタン。
酪化亜鉛、カオリン、クレー、各種無機顔料等の無11
物;ポリエチレンテレフタレー1−、フェノール樹脂、
ベンゾグアナミン樹脂、各種有機顔料等の有機物があり
、これ等を単独乃至複数を混合して使用する。
本発明のアンダーコート層を構成する塗料は、必要に応
じ公知の各種溶剤を含有することも可能である。
例としてはn−へキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭
化水素類;トルエン、キシレン、ソルベントナフサ等の
芳香幌炭化水素類;塩化メチレン。
1.1.1−トリクロルエタン、クロルベンゼン、0−
ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水素類;メタノール、
エタノール、イソプロパツール、ブタノール。
ベンジルアルコール等のアルコール類ニジメチルエーテ
ル、メチルイソブチルエーテル、テ1−ラヒドロフラン
、ジオキサン等のエーテル類;アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等
のケトン類;ギ酸エチル。
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;その池として
グリコールエーテル類;N −メチルピロリドン、ジメ
チルホルムアミド、ジアセトンアルコール、イソホロン
等があり、これ等を単独乃至複数混合して使用する。
本発明のアンダーコート層を構成する塗料は、必要に応
じ公知の各種添加剤を含有することも可能である。
例としては分散剤、レベリング剤、消泡剤、界部活性剤
、塗膜改質剤、密着向上剤、濡れ向上剤。
沈降防止剤、粘度調整剤、安定剤等がある。
本発明のアンダーコート層を構成する塗料の製造方法は
、バインダー各成分の混合物に必要に応じて各種のフィ
ラー(カーボンブラック等)、添加剤(光重合開始剤、
熱重合開始剤、硬化促進剤等)を配合してなるものであ
るが、溶剤を併用する場合はバインダー各成分を適当な
溶剤で溶解しバインダー溶液とした後、同様の配合を行
なうことも出来、また無溶剤下で各成分を配合したもの
を溶剤で希釈し、粘度調整をしても良く、各種添加剤に
ついても適当な溶剤により溶液としてから配合すること
が可能である。
本発明に使用される磁性塗料の成分は、特定するもので
は無く、公知の各種組成が使用可能である。磁性粉の例
としてはγ−Fe 203 。
Fe304 、Co含有T −Fe203 、Co含有
Fe 304 、 Cr 02 、 Co 、 Fe−
Co 、 Co−Ni 、 Fe−Co  −Ni 、
バリウムフェライト等の粉末があり、バインダーの例と
しては塩化ビニル系共重合樹脂、ポリウレタン樹脂、ポ
リエステル樹脂、セルロース系樹脂、ポリごニルアセク
ール系樹脂、エポキシ系樹脂等があり、また公知の各種
溶剤、li加剤等を含有しても良い。
(具体的実施例) 以下本発明を具体的実施例により説明する。
具体的実施例1゜ ユビサン#893(ウレタンアクリレートオリゴマー、
米国チオコール社製)40部、ペンタエリスリトールト
リアクリレート60部、カーボンブラック20部、トル
エン200部、メチルエチルケトン200部を配合し、
サンドグラインダーを使用して2時間分散を行ない塗料
化した。
これに光重合開始剤としてベンゾフェノン3部、硬化促
進剤として4,4° −ジエチルアミノベンゾフェノン
2部、2,2° −アゾビスイソブチロニトリル3部を
添加し、13μm厚ポリエステルフィルムにグラビアコ
ート法で塗布し、塗膜を乾燥して溶剤を除去後、80〜
V 、/ cttrの高圧水銀ランプを用い、1 、6
J/ ciのエネルギー量で塗膜を硬化して厚さ0.4
5μmのアンダーコート層を得たのち、70℃の熱風循
環式オーブン中にて10分間加熱処理した。これを試r
4Aとした。
この上層に磁性塗料(ビニライトVAGH(塩化ビニル
ー酢酸ビニルービニルアルコール共重合樹脂、米国00
0社lり30部、CO含含有−1”e203粉末70部
、ジオクチルフタレート5部、レシチン1部、トルエン
80部、メチルエチルケトン80部、シフOへキサノン
80部を配合し、サンドグラインダーを使用して2時間
分散、塗料化して1りたもの)をリバースロールコート
法で塗布し、塗膜を乾燥後、スーパーカレンダー装置に
より表面の平滑処理を行ない、1部2インチ幅にスリッ
トして厚ざG、0μmの磁性−を有する磁気記録媒体を
得た。これを試f’4 Bとした。
比較例1 アンダーコート層形成後、加熱処理を施さないこと以外
は、実施例1と同様の条件で試作を行なった。アンダー
コート層として試料C1磁気記録媒体として試料りを得
た。
比較例2 2.2′  −アゾビスイソブチロニトリルを添加せず
、加熱処理を施さないこと以外は、実施例1と同様の条
件で試作を行なった。アンダーコート層として試料E、
磁気記録媒体として試料Fを1qた。
比較例3 ポリエステルフィルム上にアンダーコート層を施さない
点以外は、実施例1と同様の条件で試作を行なった。磁
気記録媒体として試料Gを得た。
これ等について以下の評価を行ない、以下の結果を得た
第  1  表 以上のように具体的実施例1のアンダーコート否は密着
性、耐溶剤性並びに帯電防止性が良好であると共に、こ
のアンダーコート層を有する磁気記録媒体は、5000
パス走行後のドロップアウトの増加が抑制されているこ
とがわかる。
(注)評価方法は以下の通り。
密 着 性  :非磁性支持体に対するテープ密着性に
チバン@製セロテ ープ使用) 酎 溶 剤 性:メチルエチルケトンをしみ込ませた綿
布により表面を払拭 帯電防止性  二表面固有抵抗を測定。
(JIS  K6911による) ドロップアウト:ドロップアウトカウンターによる( 
15μsec、−IGdB 、シ/<ツクvHO1Bz
形使用) ビデオS/N  :比較例3に対する相対値[発明の効
果] 以上述べたように本発明によれば帯電防止性。
電磁変換特性に浸れた高品質の磁気記録媒体を、高い生
産性で容易に製造することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持体と磁性層間、あるいは非磁性支持体
    とバックコート層間に輻射線硬化型のアンダーコート層
    を有する磁気記録媒体の製造方法において、非磁性支持
    体の面上にアンダーコート層を形成し、アンダーコート
    層に紫外線を照射することにより硬化せしめる第1工程
    と、紫外線照射後にアンダーコート層を40℃以上に加
    熱する第2工程とを具備することを特徴とする磁気記録
    媒体の製造方法。
  2. (2)第2工程として、アンダーコート層の形成面上に
    重ねて磁性層あるいはバックコート層を形成する工程と
    、磁性層あるいはバックコート層の形成中あるいは、及
    び形成後に、アンダーコート層を40℃以上に加熱する
    工程とを具備することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の磁気記録媒体の製造方法。
  3. (3)第2の工程として、紫外線照射後にアンダーコー
    ト層を40℃以上に加熱する工程と、アンダーコート層
    の形成面上に重ねて磁性層あるいはバックコート層を形
    成する工程と、磁性層あるいはバックコート層の形成中
    あるいは形成後にアンダーコート層を40℃以上に加熱
    する工程とを具備することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の磁気記録媒体の製造方法。
  4. (4)アンダーコート層が、バインダー合計100部(
    重量部、以下同じ)に対し、光重合開始剤を1部以上2
    0部以下、熱重合開始剤を10部以下の範囲で含有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録
    媒体の製造方法。
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