JPS6220308Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、コンピユータ・プリントアウト保管
装置に関するものである。

従来の技術 現在、コンピユータ・プリントアウトを保管す
る主な方法は、バインダの中か、懸垂フオルダの
中かである。しばしば使用されるより小さいプリ
ントアウトの場合には、バインダはかなりの費用
が加わり、かさばり、しかも、保管の問題を完全
には解決しない。なぜならば、バインダが容易に
取り戻せるように、バインダを保管するための何
かの他の保管手段が必要であるからである。

また、毎日のレポートの場合には、レポートを
繰返してくくり付けたり、ほどいたりすること
は、非常に高価なものとなる。

他方、フオルダも、また、保管ユニツト又はキ
ヤビネツトを必要とし、また、しばしばレポート
が「落込む」ようにし、レポートにねじれを生じ
させ、それを繰返して使用することを困難とさせ
る。

それ故、新規で且つ改善された保管方式が、コ
ンピユータによつて作られたレポート又はプリン
トアウトを、それらが破壊され、又は、繰返して
使用するのにねじれたりせず、また、容易に取り
出されるように保管するのに必要とされること
が、極めて明らかとなつた。

考案が解決しようとする問題点 本考案は、コンピユータ・プリントアウトのよ
うなものの迅速な取り出しが可能で、また、プリ
ント・アウトをそれらがそれらの破壊を生じさせ
ること無しに繰返して使用されるようにすること
が可能である保管装置を得ることを、その目的と
するものである。

問題点を解決するための手段 本考案は、この目的を達成するために、その一
つの推奨実施形態においては、コンピユータ・プ
リントアウト（シート形状の）を一諸にくくり付
けるための装置を有していて、プリントアウトが
保管装置の仕切り箱に取付けられた間又はそれに
連結されてある間に、目によつて観察するために
広げられ、あるいは、コンピユータ・プリントア
ウトを一諸にくくり付けるための装置を緩めるこ
とによつて、仕切り箱から取去られることができ
るようにさせることが特徴となつているものであ
る。

本考案のこの推奨実施形態は、１個又はそれ以
上の仕切り箱を支持するための多数のスライダ又
はその側部に沿つているレールを有するキヤビネ
ツト又はシエルから成立つている。仕切り箱は、
側部上に置かれた側部レールを有している。仕切
り箱はプリントアウトを観察するためにシエルか
ら取去られ、又は、仕切り箱を取去ること無しに
シエルから支持されることもできる。仕切り箱の
推奨実施形態においては、その頂面にプリントア
ウトのシートをくくり付けるための装置が設けら
れる。

使用されたり、捨てられたりする毎日のレポー
トの場合には、プリントアウトは仕切り箱の中
に、くくり付けたり、フオルダを使用すること無
しに保管される。

実施例 以下、本考案を、その実施例を示す添附図面に
基づいて説明する。

図において１０は、前部が開放され、できれば
背部が閉塞されているキヤビネツト、シエル、又
は、ケースを示すもので、これは、頂部１０−１
と、底部１０−２と、側部１０−３及び１０−４
とを有している。２個の側部パネル１１が、シエ
ル１０の中に支持されている。

側部パネル１１の一つが、側部１０−３の内部
にもたれて支持され、また、他の側部パネルが、
側部１０−４の内部にもたれて支持される。

側部パネル１１は、それぞれ、裏打ち部分１１
−Ａ及びそこから外方に延びている１対の上方及
び下方の軌道又はスライダ１１−１及び１１−２
から成立つており、また、それらは、仕切り箱１
５に対する案内又は位置決め装置として役立つも
のである。

側部パネル１１は、側部１０−３及び１０−４
に、ねじ１２又は他の従来の締着具によつて取付
けられる。軌道１１−１及び１１−２は、若しも
希望されるならば、例えば、シエルがプラスチツ
クの成形品である時には、シエルと同時に成形さ
れることのできることに注意されたい。

第６図に示されるように、側部パネル１１は、
左右の区別無しに構成され、これによつて、それ
らが側部１０−３及び側部１０−４のいずれに
も、特別の左側用又は右側用の側部パネルを構成
する必要無しに、取付けられることのできるよう
にすることが望ましい。

仕切り箱１５が、最初に、まず垂直運動を受け
ること無しにはシエル１０から取去られることの
できないようにするために、軌道１１はシエル１
０の前部（開放部）の近くに止め又は持ち上げら
れた部分１１−３を構成されている。

軌道１１−１は、止め１１−３に対向して傾斜
部１１−４を設けられていて、仕切り箱１５が持
上げられ、それから取去られることができるよう
にする。

その上、傾斜部１１−４の後部に止め１１−５
が設けられており、これは、レール１５−４の止
め１５−９と協同して仕切り箱１５がシエルから
水平に十分に支持され且つ前方又は後方への実質
的な運動に対して所定位置に鎖錠されることを可
能とし、これによつて、仕切り箱１５の頂面１５
−１２の上に支持されているプリントアウト１６
が、仕切り箱１５をシエル１０から完全に取去る
こと無しに、目によつて観察されることができる
ようにする。

仕切り箱１５は、ハンドル１５−１を含むが、
これはラベルをはるためにくぼんだ領域を含んで
いても良い。仕切り箱１５の反対端部には手穴１
５−３を有するたな１５−２を設けられている
が、この手穴１５−３に使用者が手を入れ、プリ
ントアウトをくくり付けられていない仕切り箱１
５を輸送させることができるようにする。

仕切り箱１５の側部１５−１１に沿つて前記の
レール１５−４が設けられており、また、これら
のレール１５−４は、軌道１１−２に沿つて滑る
ように持ち上げられた部分又は止め１５−５を有
している。

止め１５−５は、仕切り箱１５が第８図に示さ
れるように引出された時に、軌道１１−２の止め
１１−３に係合し、止め１５−５を止め１１−３
の上に持ち上げること無しには、仕切り箱１５の
それ以上の前進運動を阻止するようにする。

レール１５−４は、傾斜された表面１５−７を
有する後方部分１５−６を含んでいて（第１０
図）、第９図に示すように、止め１５−５を止め
１１−３の上に持ち上げるように仕切り箱１５の
傾動又は回転を許し、そして、最終的に第１０及
び１１図に示すように、シエル１０から仕切り箱
１５を取去ることを許すようにする。

容易に分かるように、傾斜１１−４及び傾斜さ
れた面１５−７によつて決定される線は、若し
も、それらが後方へ延ばされるならば、相互に交
差するようになつている。

後方部分１５−６は、また、仕切り箱１５をそ
れが前後に滑動する時に水平位置を維持するため
に軌道１１−１に沿つて滑るための水準面１５−
８を含んでいる。後方部分１５−６は、また、第
１２図に示されるように、止め１５−５が止め１
１−３を越えて持ち上げられる時は、止め１１−
５に係合するための止め１５−９を有している
（第１１図）。

仕切り箱１５が、第１２図に示されるように、
水平に支持される時は、仕切り箱１５は前進及び
後進の両方の連動を鎖錠される。なぜならば、止
め１１−３は止め１５−５に接合し、また、止め
１５−９は止め１１−５に接合するからである。

推奨実施例は、また、シートの形状のコンピユ
ータ・プリントアウト１６（仮想線で示されてい
る）を仕切り箱１５に拘束するための装置を含ん
でいる。

この拘束装置は、Ｌ形のブラケツト１７を含む
が、これは、プリントアウト１６（仮想線で示さ
れている）の上に載つており、また、切り取り１
７−２の上方に置かれた圧下フインガ１７−１を
有している。プリントアウトは、図示されるよう
に、折畳まれた時には、それを仕切り箱１５の頂
面１５−１２にくくり付けることによつて拘束さ
れる。

プリントアウトのシートをくくり付けるため
に、ヘツド１８−１を有している保持帯金又はく
くり付け帯金１８が設けられている。

帯金１８は、仕切り箱１５の中に形成された穴
１５−１０及びプリントアウトのシート１６の中
に形成された標準の送り穴１６−１を貫いて延び
る。帯金１８は、フインガ１７−１の下部に且つ
穴１７−２の縁に対して押しやられることによつ
て、所定の位置に固定又は鎖錠される。

くくり付けのために多数の穴が設けられてお
り、それらの穴は、多くの寸法のプリントアウト
及びそれらの対応する穴の中心に適応させるよう
な位置に設けられている。裂けたシート及び裂け
ていないシートは、頂部を横切つて又は側部に沿
つてくくり付けられることもできる。

ここに説明されたくくり付け装置のような拘束
装置は推奨すべきものではあるが、必ずしも本考
案の保管装置に使用される必要はないことを理解
されたい。

また、部材１７からロツドの回りに滑動自在に
懸垂された板及び多数の止めねじが、帯金１８の
代わりにプリントアウトを仕切り箱の頂面に向か
つて圧下するために使用されても良いが、プリン
トアウトを貫通する帯金のようなくくり付け装置
の使用が、仕切り箱からシートを取り去り、又
は、シートを附け加えることを容易とさせるの
で、推奨される。

考案の効果 本考案は、上記のような構成及び作用を有して
いるので、コンピユータ・プリントアウトのよう
なものの迅速な取り出しを可能とし、また、破壊
を生じさせることなしに、コンピユータ・プリン
トアウトを繰返して使用させることを可能とする
保管装置を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の推奨実施例によるレコード保
管装置を示す斜視図、第２図はレコード保管装置
の推奨すべき仕切り箱の平面図、第３〜５図はそ
れぞれ第２図の線３−３，４−４及び５−５によ
る断面図、第６図は第２〜５図の仕切り箱を支持
するため側部を有し且つシエルの側壁に連結され
る一つの内部側部パネルの側面図、第７図は第６
図の線７−７による断面図、第８図はシエルから
部分的に引出された仕切り箱を示す部分図、第９
〜１１図はシエルからの仕切り箱の取出し方法を
示す側面図、第１２図は仕切り箱を完全に延伸さ
れた位置において示す側面図である。 １０……キヤビネツト；１１……側部パネル；
１１−１……軌道；１１−３，１１−５……止
め；１１−４……傾斜面；１５……仕切り箱；１
５−４……レール；１５−５……止め；１６……
プリントアウト；１７……ブラケツト；１８……
帯金。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 少なくとも前部が開放しているキヤビネツト
   １０と、仕切り箱１５と、仕切り箱１５を支持
   するためにキヤビネツト１０の対向する側部１
   ０−３，１０−４においてキヤビネツト１０に
   よつて支持されている１対の第一及び第二の軌
   道１１−２，１１−１とを有し、第一の軌道１
   １−２のそれぞれはその前部に止め１１−３を
   有し、第二の軌道１１−１のそれぞれはその前
   部に傾斜面１１−４を有し、また、仕切り箱１
   ５はレール１５−４をその各側上に支持してお
   り、これらのレール１５−４は、軌道１１−
   ２，１１−１において支持され、更に、各レー
   ル１５−４はその後部近くに第一の軌道１１−
   ２のそれぞれの止め１１−３に係合するための
   止め１５−５及び第二の軌道１１−１に係合す
   るための水準面１５−８を有し、また、レール
   １５−４のそれぞれは仕切り箱１５がキヤビネ
   ツト１０から取去るために持ち上げられる時に
   第一の軌道１１−２に選択的に係合するための
   傾斜部１５−６を有しており、第二の軌道１１
   −１のそれぞれの傾斜部１１−４が止め１１−
   ５を含み、また、水準面１５−８がそれぞれ第
   二の軌道１１−１の止め１１−５に係合するた
   めの止め１５−９を含み、更に、レール１５−
   ４の止め１５−５、水準面１５−８の止め１５
   −９、第一の軌道１１−２の止め１１−３、第
   二の軌道１１−１の止め１１−５の間の間隔
   は、水準面１５−８の止め１５−９を第二の軌
   道１１−１の止め１１−５に係合させると共に
   第一の軌道１１−２の止め１１−３をレール１
   ５−４の止め１５−５に係合させて仕切り箱１
   ５を実質的な前後運動を阻止させるようにして
   仕切り箱１５が支持されるようなものとされた
   コンピユータ・プリントアウトの保管装置。 ２ コンピユータ・プリントアウト１６を仕切り
   箱１５の頂面１５−１２に対して拘束するため
   の装置を含んでいる実用新案登録請求の範囲第
   １項記載のコンピユータ・プリントアウトの保
   管装置。 ３ 拘束装置が、コンピユータ・プリントアウト
   １６をくくり付け且つそれを仕切り箱１５に取
   り付けるための装置から成立つている実用新案
   登録請求の範囲第２項記載のコンピユータ・プ
   リントアウトの保管装置。 ４ くくり付けるための装置が、コンピユータ・
   プリントアウト１６を仕切り箱１５にくくり付
   ける時に、コンピユータ・プリントアウト１６
   を超えて延びるように位置されるようにした実
   用新案登録請求の範囲第３項記載のコンピユー
   タ・プリントアウトの保管装置。 ５ くくり付けるための装置が、仕切り箱１５の
   中の穴及びコンピユータ・プリントアウト１６
   の一部を貫通して延びることのできる少なくと
   も１個の帯金１８から成立つている実用新案登
   録請求の範囲第４項記載のコンピユータ・プリ
   ントアウトの保管装置。 ６ くくり付けるための装置が、帯金１８がコン
   ピユータ・プリントアウト１６を貫通した後に
   帯金１８を鎖錠するための装置から成立つてい
   る実用新案登録請求の範囲第５項記載のコンピ
   ユータ・プリントアウトの保管装置。