JPS62202376A - テ−プカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はデジタル信号例えばＰＣ！’ｌ信号を記録する
のに使用して好適なテープカセットに関する。

背景技術とその問題点 現在、音Ｖ信号等のアナログ信号をデジタル信号例えば
ＰＣＭ信号に変換して磁気テープに記録（又は再生）す
るＰＣＭ記録再生装置が提案されている。このＰＣＭ記
録再生装置として回転ヘッドを使用して比較的高い記録
密度が得られるようにしたものがある。この回転ヘッド
を使用したＰＣＭ記録再生装置においては、記録又は再
生時に磁気テープがテープカセットから引き出され回転
ヘッドが設けられた回転ドラムにローディングされた状
態で記録または再生がなされる。

ところで、この磁気テープを装填するテープカセットに
おいては、磁気テープに指が触れて油脂成分が付着した
り、塵埃がついたりすると再生信号にドロップアウトを
生じるので、磁気テープに指が触れたり塵埃がつくこと
がないように磁気テープをできるだけ密封する必要があ
る。又、記録又は再生時にテープカセットから磁気テー
プを引き出すことができるようにガイド系を挿入するた
めの空間が必要である。

この為、第１図乃至第８図に示す如きテープカセットが
提案されている。即ち第１図及び第２図において、＋１
１はカセット匣体を示し、このカセット匣体［１１はね
し止めにより合体された一対の上ハーフ（２）及び下ハ
ーフ（３）より構成されている。（２ａ）は上ハーフ（
２）の上面部に設けられた透明な窓板である。（４ａ）
及び（４ｂ）はカセット匣体ｆｉｌ内に収納され下ハー
フ（３）の所定位置に設けられた一対のリール軸挿入孔
（５ａ）及び（５ｂ）に回転できるように遊嵌された一
対のリールハブであり、この一対のリールハブ（４ａ）
　（４ｂ）に磁気テープ（６）が巻回される。（７ａ）
及び（７ｂ）は夫々前面部に面して左右の側壁部寄りに
設けられたテープガイド柱であり、磁気テープ（６）が
このテープガイド柱（７ａ）及び（７ｂ）に巻架される
ことにより前面部の所定位置を走行できるようになされ
る。（３ａ）はテープガイド柱（７ａ）及び（７ｂ）に
巻架された磁気テープ（６）の背面側の下ハーフ（３）
が所定幅に亘って略長方形状に切り欠かれた切欠部であ
り、記録又は再生時にこの切欠部（３ａ）内に記録再生
装置から磁気テープ引出し用のガイド系が挿入される。

（８）はその両側のアーム部（８ａ）及び（８ｂ）にて
カセット匣体（１）の前面部側に回動できるように軸支
された前面蓋であり、この前面Ｍ（８）によりカセット
匣体ｆｉｌの前面部が開閉される。

（９）は下ハーフ（３）の下面部及び左右の側壁部に対
向し前後方向に摺動するようになされた略コ字状のスラ
イダである。又、（９ａ）及び（９ｂ）は夫々スライダ
（９）が切欠部（３ａ）を開くように後方に摺動された
状態においてリール軸挿入孔（５ａ）及び（５ｂ）に対
応してスライダ（９）に穿設されたリール軸挿入対応孔
である。尚、（１０ａ）及び（１０ｂ）は夫々テープガ
イド柱（７ａ）及び（７ｂ）に対応して下面部側に設け
られた位置決め穴である。

このテープカセントは第３図に示す如く合成樹脂例えば
ＡＢＣ樹脂よりなる上ハーフ偉）及び下ハーフ（３）の
所定位置に前面蓋（８）、スライダ（９）及び後述する
リールブレーキ体ＯＩｌを配設することにより構成され
る。

ここで、下ハーフ（３）について第３図を参照しながら
更に説明する。この下ハーフ（３）をリール軸挿入孔（
５ａ）　（５ｂ）が設けられる略長方形状の平板部と、
前面蓋（８）が配される前面部を除く左右の側壁部及び
背面壁部からなるフレーム部とより構成する。

この場合、スライダ（９）の摺動範囲以外の下ハーフ（
３）の左右の側壁部及び下面部をスライダ（９）の板厚
分だけ厚くし、スライダ（９）の摺動範囲に対応する下
ハーフ（３）の左右の側壁部及び下面部に対して段差を
設けて、スライダ（９）をこの下ハーフ（３）に配した
ときに下ハーフ（３）とスライダ（９）との間に段差を
生じないようになす。左右の側壁部の前面部寄りを夫々
前面蓋（８）のアーム部（８ａ）　（８ｂ）の厚さ分だ
け内側に段差を持たせて支持壁０ｚを設け、この支持壁
側に後述する前面蓋（８）の回動軸を軸支する為の軸孔
を形成すると共に前面Ｍ（８）が上方向に回動されたと
きに前面蓋（８）のアーム部（８ａ）　（８ｂ）の背面
部側下端部が支持壁側を覆う位置即ち支持壁側の前面部
側近傍寄りに長方形状の原作子種通孔Ｇ１をもうける。

又、切欠部（３ａ）の左右両側及び背面部側に夫々遮蔽
壁（１４ａ）　（１４ｂ）　（１４ｃ）を設け、切欠部
（３ａ）とカセット匣体（１１内とを遮蔽するようにな
す。

更に、左右の側壁部の上端部に前後方向に平行な横溝α
喝を夫々設ける。この場合、横溝ａ９の深さを前面蓋（
８）のアーム部（８ａ）　（８ｂ）の厚さよりも浅くす
る。

又、（１７ａ）及び（１７ｂ）は一対のリール軸挿入孔
（５ａ）　（５ｂ）の周囲に環状に設けた鍔部である。

αｌはリール軸挿入孔（５ａ）及び（５ｂ）の中間位置
に前後方向に平行に設けた長方形状のバネ収納部、Ｑ９
１はこのバネ収納部０鴫の前面部側近傍に植立したバネ
係止柱であり、このバネ収納部θ場内に後述するスライ
ダ（９）付勢用の引張コイルハネが収納され、この引張
コイルバネの一端がバネ係止柱０９１に係止される。

次に、上ハーフ（２）について第３図及び第４図を参照
しながら更に説明する。この上ハーフ（２）を下ハーフ
（３）と同様に窓板（２ａ）が配される略長方形状の平
板部と、前面蓋（８）が配される前面部を除く左右の側
壁部及び背面壁部からなるフレーム部とより構成する。

この場合、この上ハーフ（２）の外形寸法を下ハーフ（
３）にスライダ（９）が配されたときの外形寸法に略等
しくなし、組み立てたときにこの上ハーフ（２）と下ハ
ーフ（３）及びスライダｆ９）との間に段差を生じない
ようにする。Ｉ２のは下ハーフ（３）の支持壁−に対応
して左右の側壁部の前面部寄りを夫々前面蓋（８）のア
ーム部（８ａ）　（８ｂ）の厚さ分だけ内側に段差を持
たせて設けた支持壁であり、この支持壁Ｑ功と下ハーフ
（３）側の支持壁αりとの突き合せ部の形状を相補なも
のとなす。（１４ｄ）は下ハーフ（３）の切欠部（３ａ
）の後方の遮蔽壁（１４ｃ）に対応して設けた遮蔽壁を
示し、上ハーフ（２）と下ハーフ（３）とが合体された
ときにこの上ハーフ（２）側の遮蔽壁（１４ｄ）　と下
ハーフ（３）側の遮蔽壁（１４ｃ）とが付合さり切欠部
（３ａ）とカセット匣体（１１内とが遮蔽される。（２
１ａ）　。

（２１ｂ）　、　（２１ｃ）及び（２１ｄ）は夫々下ハ
ーフ（３）の環状の鍔部（１７ａ）　（１７ｂ）に対応
して設けた円弧状の鍔部を示し、この上ハーフ（２）側
の鍔部（２１ａ）　（２１ｂ）及び（２１ｃ）　（２１
ｄ）と下ハーフ（３）側の鍔部（１７ａ）及び（１７ｂ
）とにより磁気テープ（６）を巻回したリールハブ（４
ａ）及び（４ｂ）が回転できるように遊嵌される。この
場合、鍔部（２１ａ）　（２１ｂ）　（２１ｃ）及び（
２１ｄ）の高さを後述するリールブレーキ体ａυのこの
上ハーフ（２）に沿う部分の厚さに略等しくなし、リー
ルブレーキ体ａυが鍔部（２１ａ）　（２１ｂ）　（２
１ｃ）　（２１ｄ）よりも突き出さないようにしてリー
ルハブ（４ａ）　（４ｂ）に巻回される磁気テープ（６
）に悪影響を与えないようになす。（２２）は下ハーフ
（３）のバネ係止柱０■に対応して設けたＵ字状の固定
ボスであり、上ハーフ（２）と下ハーフ（３）とを合体
したときにこの固定ボス（２２）の開口部内にバネ係止
柱Ｑｌが位置し、この固定ボス（２２）の端部にてバネ
係止柱側に係止される後述する引張コイルバネの一端が
固定される。尚、（２３）は左右の側壁部の背面部寄り
に夫々設けたすべり止め用の凹凸部、（２４）は左右の
側壁部の略中央部に夫々設けた略Ｖ字状の支持凹部であ
り、テープカセントを記録再生装置に装填したときにこ
の支持凹部（２４）が左右両方向からの支持爪により挟
持される。

更にここで、リールブレーキ体０υについて第３図を参
照しながら説明する。このリールブレーキ体αυを上ハ
ーフ（２）の内面に沿う摺動案内板（Ｉｌａ）と、この
摺動案内板（ｌｌａ）の左右の両端部下方に垂設したＬ
字状のアーム（ｌｌｂ）及び（ｌｌｃ）とより構成する
。この場合、摺動案内板（ｌｌａ）の背面部側にリール
ハブ（４ａ）及び（４ｂ）に夫々対応してブレーキ爪（
Ｉｌｄ）及び（Ｉｌｅ）を夫々設ける。尚、このブレー
キ爪（１１ｄ）（１１ｅ）（ｌｉｅ）に対応してリール
ハブ（４ａ）（４ｂ）の上ハーフ（２）側の外周部につ
め車を設ける。

又、摺動案内板（ｌｌａ）の中央部にバネ係止部（ｌｌ
ｆ）を設けると共にアーム（ｌｌｂ）及び（ｌｌｃ）の
端部に操作子（ｌ１ｇ）及び（ｌｌｈ）を夫々設ける。

この場合、バネ係上部（ｌｌｆ）にリールブレーキ体α
υ付勢用のバネ（２５）を係止し、このバネ（２５）の
遊端が上ハーフ（２）の遮蔽壁（１４ｄ）を押圧するよ
うにして、このバネ（２５）の偏倚力によりブレーキ爪
（ｌｉｄ）（ｌｉｅ）がリールハブ（４ａ）　（４ｂ）
のつめ車に引っ掛りリールハブ（４ａ）　（４ｂ）が回
転できないようにロックされる。又、リールブレーキ体
ａυがカセット匣体（１）内に配されたときに操作子（
ｌ１ｇ）　（ｌｌｈ）の端部が下ハーフ（３）の操作子
種通孔α違を介して支持壁αシの外側に所定量突出する
ようにして、前面蓋（８）が上方向に回動されたときに
、この突出した操作子（ｌ１ｇ）　（ｌｌｈ）が前面蓋
（８）のアーム部（８ａ）　（８ｂ）の端部により押圧
され、リールブレーキ体αυがバネ（２５）の偏倚力に
抗して前方に摺動され、ブレーキ爪（ｌｉｄ）　（Ｉｌ
ｅ）がリールハブ（４ａ）　（４ｂ）のつめ車から離れ
、リールハブ（４ａ）　（４ｂ）が回転できるようにな
される。

更にここで前面蓋（８）について第３図を参照しながら
更に説明する。この前面蓋（８）をカセット匣体（１１
の前面部を閉じる為の板部（８ｃ）と、この板部（８ｃ
）の左右両端部に互いに対向するように設けたアーム部
（８ａ）及び（８ｂ）とから略コ字状に構成する。

この場合、前面蓋（８）が前面部を閉じる位置に回動さ
れたときに、この前面Ｍ（８）のアーム部（８ａ）　（
８ｂ）が上ハーフ（２）の左右の支持壁（１２１を覆う
ようにし、前面蓋（８）がこの回動位置にあるときスラ
イダ（９）がアーム部（８ａ）　（８ｂ）の下方に位置
できるようになす。

又、このアーム部（８ａ）　（８ｂ）の内側の略中央位
置に回動輪（８ｄ）を設ける。（８ｅ）及び（８ｆ）は
夫々下ハーフ（３）の切欠部（３ａ）の左右両側に対応
して板部（８Ｃ）をコ字状に切り欠いた切通し部である
。

更にここで、スライダ（９）について第３図を参照しな
がら説明する。このスライダ（９）を下ハーフ（３）の
下面部に沿う平板部（９ｃ）と、この平板部（９ｃ）の
左右両側に位置し下ハーフ（３）の左右の側壁部に沿う
側板部（９ｄ）及び（９ｅ）とより前後方向から見て略
コ字状に構成する。（９ｆ）及び（９ｇ）は夫々側板部
（９ｄ）及び（９ｅ）の上端部を駒形に折曲した折曲部
を示し、この折曲部（９ｆ）（９ｇ）はスライダ（９）
がカセット匣体く１）に配されたときに横溝０９内に位
置する。

又、（９ｈ）は下ハーフ（３）のバネ収納部Ｑｌに対応
して設けたハネ係止片、（２６）はスライダ（９）付勢
用の引張コイルバネであり、この引張コイルハ゛不（２
６）の一端を下ハーフ（３）のバネ係止柱Ｑ９＋に係止
し、他端をこのハネ係止片（９ｈ）に係止することによ
りスライダ（９）が切欠部（３ａ）を閉しるように前方
に付勢される。（９１）及び（９ｊ）は夫々前面Ｍ（８
）の切通し部（８ｅ）及び（８ｆ）に対応して平板部（
９ｃ）の前方端部に垂設した当接片である。

この様にしてなるテープカセットの動作について第５図
乃至第８図を参照しながら説明する。

先ず、保存時においては第５図及び第６図に示す如く前
面Ｍ（８）によりカセット匣体（１１の前面部が閉しら
れると共に引張：１イルハネ（２６）により付ｕされた
スライダ（９）が前方に摺動される。このとき、リール
ブレーキ体００がハネ（２５）により後方に付勢され、
ブレーキ爪（ｌｌｄ）　（ｌｉｅ）がリールハブ（４ａ
）（４ｂ）のつめ車に係合し、リールハブ（４ａ）　（
４ｂ）が回転できないようにロックされる。又、カセッ
ト匣体（１）のリール軸挿入孔（５ａ）　（５ｂ）とス
ライダ（９）のリール軸挿入対応孔（９ａ）　（９ｂ）
とが非対応状態となされると共にカセット匣体（１）の
切欠部（３ａ）がスライダ（９）により閉塞され、塵埃
がリール軸挿入孔（５ａ）（５ｂ）及び切欠部（３ａ）
を介して磁気テープ（６）に付着したり、指等が磁気テ
ープ（６）に触れることがないように磁気テープ（６）
が良好に密封される。更に、スライダ（９）の側板部（
９ｄ）　（９ｅ）が前面蓋（８）のアーム部（８ａ）　
（８ｂ）の下方に位置し、スライダ（９）の側板部（９
ｄ）　（９ｅ）の上端面と前面蓋（８）のアーム部（８
ａ）　（８ｂ）の下端面とが突き当たり、前面蓋（８）
が回動しようとしても回動できないようにロックされ、
保存時に前面蓋（８）が不用意に回動することがない。

従って、保存時に前面蓋（８）が不用意に回動してカセ
ット匣体ｆｉｌの前面部に磁気テープ（６）が露呈して
、磁気テープ（６）に指等が触れることがないようにす
ることができる。

次に、使用時においては記録再生装置にテープカセット
が装填される。すなわち、記録再生装置にテープカセッ
トを挿入するとき記録再生装置側の固定爪が前面蓋（８
）の切通し部（８ｅ）　（８ｆ）を介してスライダ（９
）の当接片（９ｉ）（９ｊ）に当接し、この状態で更に
テープカセットが記録再生装置の所定位置にまで挿入さ
れることにより、固定爪によりスライダ（９）が固定さ
れた状態で引張コイルバネ（２６）の偏倚力に抗してカ
セット匣体（１）側が移動されカセット匣体（１）に対
して相対的にスライダ（９）が後方に摺動される。

この様にしてスライダ（９）が後方に摺動されることに
より切欠部（３ａ）及び位置決め穴（１０ａ）　（１０
ｂ）が開かれると共にスライダ（９）のリール軸挿入対
応孔（９ａ）　（９ｂ）とカセット匣体（１，１のリー
ル軸挿入孔（５ａ）（５ｂ）とが対応状態となされ、リ
ール軸挿入孔（５ａ）（５ｂ）が開かれる。そして、こ
の状態から記録再生装置の蓋口動部材により前面蓋（８
）が上方向に回動され第７図及び第８図に示す如き状態
となされる。

この場合、前面蓋（８）が上方向に回動されるとアーム
部（８ａ）　（８ｂ）の下端部によりリールブレーキ体
αυの操作子（ｌ１ｇ）　（ｌｌｈ）が前方に押圧され
、リールブレーキ体ａυがバネ（２５）の偏倚力に抗し
て前方に摺動される。このとき、リールブレーキ体αυ
のブレーキ爪（１１ｄ［１１ｅ）（ｌｌｅ）とリールハ
ブ（４ａ）　（４ｂ）のつめ車との係合が解除され、リ
ールブハブ（４ａ）　（４ｂ）が回転できるようにロッ
ク解除される。

この様な状態において位置決め穴（１０ａ）　（１０ｂ
）及びリール軸挿入孔（５ａ）　（５ｂ）内に夫々位置
決めピン及びリール軸が挿入されると共にカセット匣体
（１）の前面部に磁気テープ（６）が露呈され、切欠部
（３ａ）内にガイド系が挿入され、このガイド系により
磁気テープ（６）が前方に引き出されローディングされ
、所定の記録又は再生が行われる。

又、上述の如く保存時から使用時になされるときとは逆
に使用時から保存時になされるときには、上述とは逆の
動作がなされる。

ところで、この様なテープカセットにおいては前面蓋（
８）が回動されたとき、前面蓋（８）のアーム部（８ａ
）　（８ｂ）によりリールブレーキ体αυの操作子（ｌ
１ｇ）（ｌｌｂ）が押圧され、ブレーキ爪（ｌｉｄ）　
（ｌｉｅ）とリールハブ（４ａ）　（４ｂ）のつめ車と
の係合がはずれるようにリールブレーキ体αυが摺動さ
れる。一方、リールブレーキ体αυのアーム（１１ｂ０
１１ｃ）（ｌｌｃ）は撓み易く、前面蓋（８）のアーム
部（８ａ）　（８ｂ）によりリールブレーキ体ａυの操
作子（ｌ１ｇ）　（ｌｌｈ）が押圧されたときにアーム
（１１ｂＨ１１ｃ）（ｌｌｃ）がカセット匣体（１）の
内側に撓み、リールブレーキ体αυの摺動が十分にでき
なという不都合があった。

又、この様なテープカセットにおいては、組立て時、下
ハーフ（３）上にリールハブ（４ａ）　（４ｂ）、リー
ルブレーキ体０υ、前面蓋（８）及び上ハーフ（２）を
順次積み重ねることにより組み立てられれば、動作の比
較的簡単な機械で自動的に組み立てることができ、望ま
しい。

然し乍ら、上述第１図乃至第８図に示すテープカセット
においてはリールブレーキ体ａυを組み込む際、第９図
に一点鎖線にて示す如く一旦す−ルブレーキ体０υの左
右両側のアーム（ｌｌｂ）及び（Ｉｌｃ）を夫々内側に
撓ませて変形し、操作子（１１ｇ０１１ｈ）（ｌｌｈ）
が操作子挿通孔（１３１に対応する位置でリールブレー
キ体α０のアーム（ｌｌｂ）　（ｌｌｃ）を変形前の状
態に戻し操作子（１１ｇ０１１ｈ）（ｌｌｈ）が操作子
挿通孔０３を挿通ずるようにする必要がある。この為、
リールブレーキ体００は下ハーフ（３）上に単に積み重
ねるだけでは組み立てられず、組立て工程を自動化しよ
うとすると比較的複雑な動作をする高価な機械を必要と
する不都合があった。

発明の目的 本発明は斯かる点に鑑み前面蓋によるリールハ　′プの
回転のロック及びロック解除が良好にできると共に組立
てが比較的簡単にできるものを得ることを目的とする。

発明の概要 本発明は一対のり−ルハブを収納するカセット匣体と、
このカセット匣体の前面部の開孔部を覆う回動自在な前
面蓋と、カセット匣体内に設けられ一対のリールハブの
回転を規制する摺動自在なリールブレーキ体とからなる
テープカセットにおいて、カセット匣体の左右の支持壁
近傍に操作子挿通溝を設け、リールブレーキ体の操作子
を操作子挿通溝を介してカセット匣体の左右の支持壁の
外側に沿って位置するようにしたものであり、斯かる本
発明テープカセットに依れば前面蓋によるリールハブの
回転のロック及びロック解除が良好にできると共に組立
てが比較的簡単にできる利益がある。

実施例 以下、第１０図乃至第１３図を参照しながら本発明テー
プカセットの一実施例について説明しよう。

この第１０１１１ａ乃至第１３図において第１図乃至第
９図と対応する部分に同一符号を付してその詳細な説明
は省略する。

本例においては第１０図乃至第１２図に夫々示す如く下
ハーフ（３）の左右の支持壁（２）と左右の側壁部との
境に夫々操作子種１Ｉ１１溝（２７ａ）及び（２７ｂ）
を設ける。この場合、左右の支持壁的をカセット匣体ｆ
ｌｌの左右方向において前面蓋（８）のアーム部（８ａ
）　（８ｂ）の厚さとリールブレーキ体αυのアーム（
１１ｂ０１１ｃ）（ｌｌｃ）の厚さとの和の寸法骨だけ
左右の側壁部よりも内側に位置するようになすと共にカ
セット匣体（１１の左右方向における操作子挿通ｍ　（
２７ａ）　（２７ｂ）の幅をリールブレーキ体ａｎのア
ーム（ｌｌｂン（ｌｌｃ）の厚さよりもわずかに幅広と
なし、この操作子挿通溝（２７ａ）（２７ｂ）内をリー
ルブレーキ体０υのアーム（１’ｌｂ）　（１１ｃ）が
移動できるようになす。

一方、上ハーフ（２）においては第１１図及び第１２図
に夫々示す如く支持壁（２Ｉｌｌを下ハーフ（３）の支
持壁（２）に対応する位置に設け、上ハーフ（２）と下
ハーフ（３）とが合体されたときにこの上ハーフ（２）
の支持壁Ｑ（ｌｌと下ハーフ（３）の支持壁（２）とが
相補な関係で突き合されると共に下ハーフ（３）の操作
子挿通溝（２７ａ）　（２７ｂ）の上端開口部が上ハー
フ（２）により塞がれるようになす。

他方、リールブレーキ体ＯＤにおいては第１０図に示す
如く左右のアーム（ｌｌｂ）及び（ＩＩｃ）が夫々下ハ
ーフ（３）の左右の操作子種ｉｉ！ｆｉｌｌｓ（２７ａ
）及び（２７ｂ）内を挿通ずるようになすと共に第１０
図乃至第１２図に夫々示す如く左右のアーム（Ｉｌｂ）
及び（ｌｌｃ）がカセット匣体ｆｌ＋の左右の側壁部の
内側及び下ハーフ（３）の支持壁０乃の外側に沿うよう
になす。その他前面蓋（８）等は上述第１図乃至第８図
に示すテープカセットと同様に構成する。

斯かる構成に依れば、組立て時第１３図に示す如く下ハ
ーフ（３）の操作子挿通溝（２７ａ）　（２７ｂ）上に
リールブレーキ体ＯＤのアーム（ｌｌｂ）　（ｌｌｃ）
が位置するようにして下ハーフ（３）上にリールブレー
キ体αυを積み重ねるだけで、カセット匣体（１）内の
所定位置にリールブレーキ体００を装着できる。この為
、動作の比較的簡単な安価な機械により自動で組み立て
られる。

又、使用時において前面蓋（８）が回動されて磁気テー
プ（６）が露呈される場合、前面Ｍ（８）のアーム部（
８ａ）　（８ｂ）によりリールブレーキ体ａυの操作子
（Ｉｌｇ）（ｌｌｂ）が押圧され、ブレーキ爪（１１ｄ
Ｈ１１ｅ）（Ｉｌｅ）とり−ルハブ（４ａ）　（４ｂ）
のつめ車との係合がはずれるようにリールブレーキ体ａ
υが摺動される。この場合、何等かの原因により前面蓋
（８）のアーム部（８ａ）　（８ｂ）から操作子（ｌ１
ｇ）　（ｌｌｈ）にカセット匣体ｆｉ＋の左右方向にお
いてカセット匣体（１１内側方向に向く力が加えられる
と、リールブレーキ体αυの撓み易いアーム（ｌｌｂ）
　（ｌｌｃ）が支持壁＠に支持される。この為、リール
ブレーキ体ＱＤのアーム（ｌｌｂ）　（ｌｌｃ）が撓む
ことがなく、前面蓋（８）によりリールブレーキ体Ｑｌ
ｌを良好に摺動することができ、前面蓋（８）によるり
一部ハブ（４ａ）　（４ｂ）の回転のロック及びロック
解除が良好にできる。

以上述べた如く本例のテープカセットに依れば、一対の
リールハブ（４ａ）　（４ｂ）を収納するカセット匣体
（１１と、このカセット匣体（１１の前面部の開口部を
覆う回動自在な前面蓋（８）と、カセット匣体（１）内
に設けられ一対のリールハブ（４ａ）　（４ｂ）の回転
を規制する摺動自在なリールブレーキ体０υとからなる
テープカセットにおいて、カセット匣体（１）の左右の
支持壁ａ’ａ近傍に操作子挿通溝（２７ａ）　（２７ｂ
）を設け、リールブレーキ体０υの操作子（１１ｇＮ１
１ｈ）（Ｉｌｂ）を操作子挿通溝（２７ａ）　（２７ｂ
）を介してカセット匣体（１１の左右の支持壁Ｑ２１の
外側に沿って位置するようにした為、前面蓋（８）によ
るリールハブ（４ａ）　（４ｂ）の回転のロック及びロ
ック解除が良好にできると共に組立てが比較的簡単にで
きる利益がある。

尚、本発明は上述実施例に限らず本発明の要部を逸脱す
ることなくその他種々の構成を取り得ることは勿論であ
る。

発明の効果 本発明テープカセットに依れば、一対のリールハブを収
納するカセット匣体と、このカセット匣体の前面部の開
口部を覆う回動自在な前面蓋と、カセット匣体内に設け
られ一対のリールハブの回転を規制する摺動自在なリー
ルブレーキ体とからなるテープカセットにおいて、カセ
ット匣体の左右の支持壁近傍に操作子挿通溝を設け、リ
ールブレーキ体の操作子を操作子挿通溝を介してカセッ
ト匣体の左右の支持壁の外側に沿って位置するようにし
た為、前面蓋によるリールハブの回転のロック及びロッ
ク解除が良好にできると共に組立てが比較的簡単にでき
る利益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は回動可能な前面蓋と摺動可能なスライダとを有
するテープカセットの例を示す斜視図、第２図は第１図
の前面蓋を上方向に回動すると共にスライダを後方に摺
動した状態を示す斜視図、第３図は第１図の分解斜視図
、第４図は第１図の上ハーフの内側を示す斜視図、第５
図は保存時の状態を示す斜視図、第６図は第５図の説明
に供する路線図、第７図は使用時の状態を示す斜視図、
第８図は第７図の説明に供する路線図、第９図は組立て
時の説明に供する平面図、第１Ｏ図は本発明テープカセ
ットの要部の一実施例を示す平面図、第１１図は第１０
図の説明に供する斜視図、第１２図は第１０図の説明に
供する断面図、第１３図は第１Ｏ図の組立て時の説明に
供する路線閲である。 （１）はカセット匣体、（２）及び（３１は夫々上ハー
フ及び下ハーフ、（３ａ）は切欠部、（４ａ）及び（４
ｂ）は夫々リールハブ、（５ａ）及び（５ｂ）は夫々リ
ール軸挿入孔、（６）は磁気テープ、（８）は前面蓋、
（９）はスライダ、（９ａ）及び（９ｂ）は夫々リール
軸挿入対応孔、（９ｄ）及び（９ｅ）は夫々側板部、ａ
υはリールブレーキ体、（ｌｌｂ）及び（Ｉｌｃ）は夫
々アーム、（ｌ１ｇ）及び（ｌｌｂ）は夫々操作子、■
及び（至）は夫々支持壁、（２５）はバネ、（２７ａ）
及び（２７ｂ）は夫々操作子挿通溝である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対のリールハブを収納するカセット匣体と、該カセッ
   ト匣体の前面部の開口部を覆う回動自在な前面蓋と、上
   記カセット匣体内に設けられ上記一対のリールハブの回
   転を規制する摺動自在なリールブレーキ体とからなるテ
   ープカセットにおいて、上記カセット匣体の左右の支持
   壁近傍に操作子挿通溝を設け、上記リールブレーキ体の
   操作子を上記操作子挿通溝を介して上記カセット匣体の
   上記左右の支持壁の外側に沿って位置するようにしたこ
   とを特徴とするテープカセット。