JPS6219906B2 - - Google Patents
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- JPS6219906B2 JPS6219906B2 JP26290184A JP26290184A JPS6219906B2 JP S6219906 B2 JPS6219906 B2 JP S6219906B2 JP 26290184 A JP26290184 A JP 26290184A JP 26290184 A JP26290184 A JP 26290184A JP S6219906 B2 JPS6219906 B2 JP S6219906B2
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、コンクリート製床の塗装方法に関
し、更に詳しくは、不燃性、耐油性、耐摩耗性、
帯電防止性および防滑性に優れ、且つカラフルな
塗装をコンクリート製床に与える塗装方法に関す
る。
し、更に詳しくは、不燃性、耐油性、耐摩耗性、
帯電防止性および防滑性に優れ、且つカラフルな
塗装をコンクリート製床に与える塗装方法に関す
る。
(従来の技術)
従来、コンクリート製床は、種々の建物、道路
その他の構造物に多用されているが、コンクリー
ト製床は、アルカリ性で完全無機質であるため、
その塗装が困難であるが、従来は、コンクリート
製床の塗料としては、アクリル系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、エポキシ系樹脂等の各種の有機質塗
料が使用されている。これらの塗料からなる塗膜
は、耐摩耗性、防滑性等に欠けるとともに、特に
ガソリンスタンドや各種有機溶剤を使用する工場
等の如く苛酷な条件の場合には、耐油性、帯電防
止法、不燃性に欠けるためあまり広くは使用され
ていない。
その他の構造物に多用されているが、コンクリー
ト製床は、アルカリ性で完全無機質であるため、
その塗装が困難であるが、従来は、コンクリート
製床の塗料としては、アクリル系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、エポキシ系樹脂等の各種の有機質塗
料が使用されている。これらの塗料からなる塗膜
は、耐摩耗性、防滑性等に欠けるとともに、特に
ガソリンスタンドや各種有機溶剤を使用する工場
等の如く苛酷な条件の場合には、耐油性、帯電防
止法、不燃性に欠けるためあまり広くは使用され
ていない。
また、従来は、上記の如き有機質塗料の外に、
シリカ系等の無機質塗料が開発されているが、こ
れらの無機質塗料は、不燃性等に優れているが、
塗膜の十分な硬化には1週間以上の時間を要し、
その間はそこでは各種作業ができないという問題
があり、更に十分に硬化させても、耐水性や耐衝
撃性に欠けるものであり、これらも苛酷な条件の
場所の塗装には使用されていない。
シリカ系等の無機質塗料が開発されているが、こ
れらの無機質塗料は、不燃性等に優れているが、
塗膜の十分な硬化には1週間以上の時間を要し、
その間はそこでは各種作業ができないという問題
があり、更に十分に硬化させても、耐水性や耐衝
撃性に欠けるものであり、これらも苛酷な条件の
場所の塗装には使用されていない。
(発明が解決しようとしている問題点)
以上の通り、従来のコンクリート製床用の塗料
は、コンクリート製床が、特にガソリンスタンド
や工場の如く種々の優れた性能を要求される用途
には、十分には使用し得ないものであつた。
は、コンクリート製床が、特にガソリンスタンド
や工場の如く種々の優れた性能を要求される用途
には、十分には使用し得ないものであつた。
本発明者は上記の如き従来技術の問題点を解決
すべく鋭意研究の結果、特定の有機系塗料と特定
の無機質塗料を組合せ、これらを特定の工程順に
従つてコンクリート製床に塗布して塗装する場合
には、上述の種々の問題点が十分に解決された美
麗な塗装が実現されることを知見して本発明を完
成した。
すべく鋭意研究の結果、特定の有機系塗料と特定
の無機質塗料を組合せ、これらを特定の工程順に
従つてコンクリート製床に塗布して塗装する場合
には、上述の種々の問題点が十分に解決された美
麗な塗装が実現されることを知見して本発明を完
成した。
(問題点を解決するための手段)
すなわち、本発明は、コンクリート製床を塗装
するに際して、第1工程として、湿気硬化型1液
ポリウレタン樹脂溶液を塗布し、第2工程とし
て、耐摩耗性骨材を混合した着色無機質塗料を塗
布し、第3工程として、再び湿気硬化型1液ポリ
ウレタン樹脂溶液を塗布することを特徴とするコ
ンクリート製床の塗装方法である。
するに際して、第1工程として、湿気硬化型1液
ポリウレタン樹脂溶液を塗布し、第2工程とし
て、耐摩耗性骨材を混合した着色無機質塗料を塗
布し、第3工程として、再び湿気硬化型1液ポリ
ウレタン樹脂溶液を塗布することを特徴とするコ
ンクリート製床の塗装方法である。
本発明を更に詳細に説明すると、本発明におい
て第1および第3工程で使用する特定の樹脂溶液
とは、末端にイソシアネート基を有するポリウレ
タン系樹脂からなり、微量の水分、例えば空気中
の湿気により架橋して硬化し、優れた塗膜を形成
するものであり、これらの湿気硬化型1液ポリウ
レタン樹脂溶液自体は公知であつて、市場から容
易に入手し得るものであるが、本発明における如
く、優れた含浸性、速乾性、不燃性等が要求され
る場合には、トリレンジイソシアネート系のウレ
タン樹脂溶液が望ましい。また溶剤は、一般的な
トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル等
が使用でき、濃度(樹脂固形分)は比較的低い範
囲、例えば10〜30重量%が良い。
て第1および第3工程で使用する特定の樹脂溶液
とは、末端にイソシアネート基を有するポリウレ
タン系樹脂からなり、微量の水分、例えば空気中
の湿気により架橋して硬化し、優れた塗膜を形成
するものであり、これらの湿気硬化型1液ポリウ
レタン樹脂溶液自体は公知であつて、市場から容
易に入手し得るものであるが、本発明における如
く、優れた含浸性、速乾性、不燃性等が要求され
る場合には、トリレンジイソシアネート系のウレ
タン樹脂溶液が望ましい。また溶剤は、一般的な
トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル等
が使用でき、濃度(樹脂固形分)は比較的低い範
囲、例えば10〜30重量%が良い。
本発明において使用する無機質塗料とは、一般
的にコロイダルシリカおよびアクリル系樹脂エマ
ルジヨンを塗膜形成剤として含有する塗料であ
り、本発明においては、これらのシリカ系無機質
塗料中に耐摩耗性骨材を添加するとともに着色顔
料を加えた着色無機質塗料を使用する。
的にコロイダルシリカおよびアクリル系樹脂エマ
ルジヨンを塗膜形成剤として含有する塗料であ
り、本発明においては、これらのシリカ系無機質
塗料中に耐摩耗性骨材を添加するとともに着色顔
料を加えた着色無機質塗料を使用する。
使用する耐摩耗性骨材としてはエメリー砂、セ
ラミツクサンド、着色硅砂等が適しており、また
これらの耐摩耗性骨材はその粒子径が約0.1〜2
mm程度のものが好ましい。添加量は、塗料中で耐
摩耗性骨材が約10〜50重量%を占める程度が好適
である。
ラミツクサンド、着色硅砂等が適しており、また
これらの耐摩耗性骨材はその粒子径が約0.1〜2
mm程度のものが好ましい。添加量は、塗料中で耐
摩耗性骨材が約10〜50重量%を占める程度が好適
である。
また添加する着色顔料としては、種々の有機顔
料または無機顔料が使用できるが、特に好ましい
ものは焼成無機顔料であり、添加量は着色の目的
が達成される限り任意の量でよい。
料または無機顔料が使用できるが、特に好ましい
ものは焼成無機顔料であり、添加量は着色の目的
が達成される限り任意の量でよい。
本発明では、上記の如き特定の有機質塗料、す
なわち湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶液と特
定の無機質塗料を特定の方法で使用することによ
つて、本発明の目的が達成されるものであり、特
にガソリンスタンドや各種の有機溶剤を取扱う工
場等のコンクリート製床の塗装に適している。
なわち湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶液と特
定の無機質塗料を特定の方法で使用することによ
つて、本発明の目的が達成されるものであり、特
にガソリンスタンドや各種の有機溶剤を取扱う工
場等のコンクリート製床の塗装に適している。
すなわち、本発明においては、上記の如きコン
クリート製床に、まず第1工程として、上記の湿
気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶液を、約0.1〜
0.2Kg/m2の割合(固形分)で塗布し、乾燥させ
て第1層を形成する。本発明においてコンクリー
ト製床の塗装にこのような湿気硬化型1液ポリウ
レタン樹脂溶液を使用することによつて、一般に
コンクリート製床は、ある程度の湿気を常に保有
しているために、塗布した湿気硬化型1液ポリウ
レタン樹脂溶液がそれらの水分によつて容易に硬
化して、非常に短時間で強靭な塗膜を形成できる
という利点がある。またこのようにして形成され
た湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂からなる塗膜
は、素地のコンクリート面を補強し、且つ次工程
で形成される無機質塗膜との密着性を向上させる
とともに優れた耐油性等を有している。
クリート製床に、まず第1工程として、上記の湿
気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶液を、約0.1〜
0.2Kg/m2の割合(固形分)で塗布し、乾燥させ
て第1層を形成する。本発明においてコンクリー
ト製床の塗装にこのような湿気硬化型1液ポリウ
レタン樹脂溶液を使用することによつて、一般に
コンクリート製床は、ある程度の湿気を常に保有
しているために、塗布した湿気硬化型1液ポリウ
レタン樹脂溶液がそれらの水分によつて容易に硬
化して、非常に短時間で強靭な塗膜を形成できる
という利点がある。またこのようにして形成され
た湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂からなる塗膜
は、素地のコンクリート面を補強し、且つ次工程
で形成される無機質塗膜との密着性を向上させる
とともに優れた耐油性等を有している。
本発明においては、次に第2工程として、上記
の如き耐摩耗性骨材と着色顔料を含む無機質塗料
を、その乾燥時の塗膜の厚さが、約0.5〜2mm程
度になる量で塗布して、無機質の塗膜を形成す
る。塗装方法自体は、吹付け、ローラ塗装、刷毛
塗り、コテ等従来公知のいずれの塗装方法を用い
てもよい。
の如き耐摩耗性骨材と着色顔料を含む無機質塗料
を、その乾燥時の塗膜の厚さが、約0.5〜2mm程
度になる量で塗布して、無機質の塗膜を形成す
る。塗装方法自体は、吹付け、ローラ塗装、刷毛
塗り、コテ等従来公知のいずれの塗装方法を用い
てもよい。
このようにして形成された無機質の塗膜は、速
乾性であり、有機質成分の含有量が、一般の水性
エマルジヨン塗料に比べて1/3〜1/5と非常に少な
いので、不燃性、耐油性、耐摩耗性、帯電防止
性、防滑性等に優れているが、耐水性や耐衝撃性
は必ずしも十分とは云えず、これらの性能が十分
になるのは約1週間位の養生期間を要する。しか
しながら、このような問題点は、次の第3工程で
解消される。
乾性であり、有機質成分の含有量が、一般の水性
エマルジヨン塗料に比べて1/3〜1/5と非常に少な
いので、不燃性、耐油性、耐摩耗性、帯電防止
性、防滑性等に優れているが、耐水性や耐衝撃性
は必ずしも十分とは云えず、これらの性能が十分
になるのは約1週間位の養生期間を要する。しか
しながら、このような問題点は、次の第3工程で
解消される。
本発明では、上記の如き問題点は、上記の無機
質の塗膜に、第3工程として、再び前記の如き湿
気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶液を塗布し含浸
させることによつて十分に解決されることを知見
したものである。
質の塗膜に、第3工程として、再び前記の如き湿
気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶液を塗布し含浸
させることによつて十分に解決されることを知見
したものである。
すなわち、上記の如く形成された無機質の塗膜
は、ミクロポーラスであり、且つそれらの塗膜
は、コロイダルシリカ、アクリル系樹脂と耐摩耗
性骨材から構成されているため、乾燥後にもなお
粒子の表面には多数の水酸基や結合水が存在す
る。従つて、この第3工程として湿気硬化型1液
ポリウレタン樹脂溶液を塗布すると、これらの溶
液は、その無機質塗膜中に速やかに浸透し、且つ
微細孔中に存在する結合水や水酸基によつて非常
に容易に架橋および硬化し、無機質の塗膜と一体
となり、短時間すなわち15時間以下に、無機質塗
膜の耐水性の欠点や耐衝撃性の欠点が十分に解決
できるものである。このような第3工程で使用す
る湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶液は、その
固型分で約0.1〜0.3Kg/m2の塗布量で十分に本発
明の目的が達成できる。従つて、無機質塗料から
の塗膜が本来有する不燃性は何ら損なわれないも
のであり、また上記の理由で第3工程において使
用する湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂は少量で
あるため、無機質塗膜の表面を平滑にすることが
なく、従つて、十分な防滑性も保有しており、更
に、この工程によつて、無機質塗膜に艶を与え、
且つ塗料の発色がより鮮明なものとなる。
は、ミクロポーラスであり、且つそれらの塗膜
は、コロイダルシリカ、アクリル系樹脂と耐摩耗
性骨材から構成されているため、乾燥後にもなお
粒子の表面には多数の水酸基や結合水が存在す
る。従つて、この第3工程として湿気硬化型1液
ポリウレタン樹脂溶液を塗布すると、これらの溶
液は、その無機質塗膜中に速やかに浸透し、且つ
微細孔中に存在する結合水や水酸基によつて非常
に容易に架橋および硬化し、無機質の塗膜と一体
となり、短時間すなわち15時間以下に、無機質塗
膜の耐水性の欠点や耐衝撃性の欠点が十分に解決
できるものである。このような第3工程で使用す
る湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶液は、その
固型分で約0.1〜0.3Kg/m2の塗布量で十分に本発
明の目的が達成できる。従つて、無機質塗料から
の塗膜が本来有する不燃性は何ら損なわれないも
のであり、また上記の理由で第3工程において使
用する湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂は少量で
あるため、無機質塗膜の表面を平滑にすることが
なく、従つて、十分な防滑性も保有しており、更
に、この工程によつて、無機質塗膜に艶を与え、
且つ塗料の発色がより鮮明なものとなる。
(作用・効果)
以上の如き本発明によれば、一般のコンクリー
ト製床は勿論のこと、例えば、ガソリンスタンド
や種々の有機溶剤を使用する工場等のコンクリー
ト製床を比較的短時間、例えば10〜15時間で美麗
に塗装することができ、しかもこれらの塗装表面
は、不燃性、耐油性、耐摩耗性、帯電防止性、防
滑性等、高度な耐久性をすべて備えることができ
る。このような従来技術では達成し得なかつた効
果は、本発明において、特定の有機質塗料と特定
の無機質塗料を使用し、且つ特定の順序で使用す
ることによつて初めて達成されるものである。
ト製床は勿論のこと、例えば、ガソリンスタンド
や種々の有機溶剤を使用する工場等のコンクリー
ト製床を比較的短時間、例えば10〜15時間で美麗
に塗装することができ、しかもこれらの塗装表面
は、不燃性、耐油性、耐摩耗性、帯電防止性、防
滑性等、高度な耐久性をすべて備えることができ
る。このような従来技術では達成し得なかつた効
果は、本発明において、特定の有機質塗料と特定
の無機質塗料を使用し、且つ特定の順序で使用す
ることによつて初めて達成されるものである。
次に実施例および比較例をあげて本発明を具体
的に説明する。なお文中部または%とあるのは重
量基準である。
的に説明する。なお文中部または%とあるのは重
量基準である。
実施例
JISR5201による標準モルタル板に、トリレン
ジイソシアネート系湿気硬化型1液ポリウレタン
樹脂溶液(固形分25%)を、0.1Kg/m2の割合で
塗布し、室温で30分間乾燥した。この上にコバル
トブルー顔料により着色されたコロイダルシリカ
系無機質塗料100部に、青色に着色された耐摩耗
性骨材50部を混合した無機質塗料を、刷毛にて厚
さ0.5mmに塗布し、室温で5時間乾燥した。次に
上記湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶液(固形
分15%)を0.1Kg/m2の割合で2回塗布し、室温
で15時間乾燥させた。このようにして得られた塗
膜は、直ちにガソリン、水、軽油に浸漬しても塗
膜は軟化せず十分な耐油性、耐水性を示した。ま
たこの塗膜はJISA1321による難燃性試験の結
果、難燃性1級に合格した。
ジイソシアネート系湿気硬化型1液ポリウレタン
樹脂溶液(固形分25%)を、0.1Kg/m2の割合で
塗布し、室温で30分間乾燥した。この上にコバル
トブルー顔料により着色されたコロイダルシリカ
系無機質塗料100部に、青色に着色された耐摩耗
性骨材50部を混合した無機質塗料を、刷毛にて厚
さ0.5mmに塗布し、室温で5時間乾燥した。次に
上記湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶液(固形
分15%)を0.1Kg/m2の割合で2回塗布し、室温
で15時間乾燥させた。このようにして得られた塗
膜は、直ちにガソリン、水、軽油に浸漬しても塗
膜は軟化せず十分な耐油性、耐水性を示した。ま
たこの塗膜はJISA1321による難燃性試験の結
果、難燃性1級に合格した。
以上の操作を、実際にガソリンスタンドのコン
クリート製床に適用したところ、同様に優れた耐
油性、耐水性および不燃性を示すとともに、耐摩
耗性、防滑性その他にも優れた性能を示した。
クリート製床に適用したところ、同様に優れた耐
油性、耐水性および不燃性を示すとともに、耐摩
耗性、防滑性その他にも優れた性能を示した。
比較例
JISR5201による標準モルタル板に、市販の2
液性エポキシ系樹脂塗料を、厚さ0.5mmに塗布
し、20時間常温で乾燥後、直ちにガソリン、水、
軽油中に浸漬したところ、塗膜はガソリン中で軟
化し、剥離現象を起した。また、この塗膜は、
JISA1321による難燃性試験の結果、難燃2級に
不合格であつた。
液性エポキシ系樹脂塗料を、厚さ0.5mmに塗布
し、20時間常温で乾燥後、直ちにガソリン、水、
軽油中に浸漬したところ、塗膜はガソリン中で軟
化し、剥離現象を起した。また、この塗膜は、
JISA1321による難燃性試験の結果、難燃2級に
不合格であつた。
Claims (1)
- 1 コンクリート製床を塗装するに際して、第1
工程として、湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶
液を塗布し、第2工程として、耐摩耗性骨材を混
合した着色無機質塗料を塗布し、第3工程とし
て、再び湿気硬化型1液ポリウレタン樹脂溶液を
塗布することを特徴とするコンクリート製床の塗
装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26290184A JPS61141970A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | コンクリ−ト製床の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26290184A JPS61141970A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | コンクリ−ト製床の塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61141970A JPS61141970A (ja) | 1986-06-28 |
JPS6219906B2 true JPS6219906B2 (ja) | 1987-05-01 |
Family
ID=17382182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26290184A Granted JPS61141970A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | コンクリ−ト製床の塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61141970A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2673210A1 (fr) * | 1991-02-25 | 1992-08-28 | Robert Michel | Bouche porage pour revetement de sol souple. |
DE4242356A1 (de) * | 1992-12-15 | 1994-06-16 | Sandoz Ag | Monomerzubereitungen für die Bauindustrie |
US6983571B2 (en) | 2000-09-29 | 2006-01-10 | Teel Plastics, Inc. | Composite roofing panel |
CN103275574A (zh) * | 2013-05-24 | 2013-09-04 | 苏州市德莱尔建材科技有限公司 | 一种木地板用聚醋酸乙烯耐磨涂料 |
-
1984
- 1984-12-14 JP JP26290184A patent/JPS61141970A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61141970A (ja) | 1986-06-28 |
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