JPS62198386A - 固体麹の製造法 - Google Patents

固体麹の製造法

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JPS62198386A
JPS62198386A JP4037286A JP4037286A JPS62198386A JP S62198386 A JPS62198386 A JP S62198386A JP 4037286 A JP4037286 A JP 4037286A JP 4037286 A JP4037286 A JP 4037286A JP S62198386 A JPS62198386 A JP S62198386A
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JP
Japan
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koji
raw material
pressure
lines
twin
Prior art date
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Pending
Application number
JP4037286A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sekine
一男 関根
Kiyoshi Shimada
潔 島田
Mikio Uehara
上原 三喜夫
Takayuki Kawazoe
剛之 川副
Misao Sugishita
杉下 操
Hiroshi Shigeta
重田 敞石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikkoman Corp
Original Assignee
Kikkoman Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、麺線状の製麹原料を用いる固体麹の製造法、
特に製麹の途中で手入れ操作を行なうことなく良麹が得
られる固体麹の製造法に関する。
一般に、食品工業、醸造工業、及び医薬品工業等におい
て用いられる製麹原料は、大豆類、麦類、米類等の原料
な蒸煮変性又は加熱殺菌等して得られるが、形が小さく
、不揃いで相互に粘着性を有していることが多いため、
従来の麹蓋あるいは通風製麹室に厚く盛り込むと、麹菌
の繁殖に伴って発生する代謝熱の発散と新鮮な空気の供
給がうまくゆかず、麹層が異常に昇温し、不良麹となり
易い欠点を有する。
このようなことから、従来、製旬巾において麹層を均一
に解砕する手入操作を何回が行ない、又は麹層に平板状
や波型状の板、針金で組んだ゛網枠及びチェ7等を多数
垂直に挿入して、麹層内に人為的に規則的な亀裂又は空
気の通路を設け、相当圧力ある調温調湿空気を弾道ずる
一種の手入操作を行なう方法が知られている。
しかし、これら従来の方法は、操作が煩雑で、多大な労
力及びコストを必要とし、また手入操作時に雑菌の侵入
や塵芥侵入の危険性があり、良麹が得にくい問題を有す
る。
そこで、本発明者等は、このような現状に鑑み前述の如
き手入操作を施すことなく、殆ど放置の状態で良麹が得
られれば、食品工業、醸造工業及び医薬品工業等におい
て多大な貢献となることに着目し、種々検討を行なった
結果、蛋白質原料及び炭水化物原料な二軸式エクストル
ーダーで加熱加圧混練し、次いでより低圧下に麺線状に
圧出し、得られた麺線状の製麹原料は、製麹室に盛り込
むと麹層内に空間を非常に多くとることができ、しかも
形が麺線状であるから相互に密着しに<<、従って麹層
に調温調湿の空気をスムーズに通流することができ、培
養によって麹層、内に発生した有害ガスの排除、麹層に
対する新鮮な空気及び湿気の供給が円滑に行なわれ、い
わゆる手入操作を施すことなく、殆ど放置の状態で酵素
力価が高く、しかも雑細菌の少ない良麹が得られること
を知り、この知見に基づいて本発明を完成した。
即ち、本発明は、蛋白質原料及び/又は炭水化物原料を
二軸式エクストルーダーで加熱加圧混練し、次いでより
低圧下に麺線状に圧出し、得られた麺線状の製麹原料を
用いることを特徴とする固体麹の製造法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
先ず、本発明に用いる蛋白質原料としては、通常の醤油
、味噌等の製造に用いられる丸大豆、脱脂大豆(脱脂加
工大豆)等の一種又は二種以上が挙げられる。また炭水
化物原料としては醤油、味噌、清酒、焼酎等の製造に用
いられる小麦、大麦、トウモロコン、米、皺等の一種又
は二種以上が挙げられる。そして、この蛋白質原料及び
炭水化物原料は単独でも併用でも良い。
次に、本発明に用いる二軸式エクストルーダーとは、バ
レル(中空管)の中に、互いにかみ合い回転する2本の
スクリューを組み込んだ食品加工機械であって、該バレ
ルの一端付近から原料を導入し、スクリエニで移送する
間に、混ぜたり、練ったり、高温高圧による蛋白の変性
反応、澱粉のアルファー化反応を起こさせたリーして、
他端のダイから圧出し、食品加工用原料を調製すること
ができる装置あっ響−1例えばJ゛特而面59.−15
9740号公報に記載された如き装置が挙げられる。
本発明において、二軸式エクストルーダーを用いること
も重要であって、単軸式エクストルーダーを用いるとき
は、バレルとスクリュー間で原料が剪断廃熱するので、
バレルの外周壁から原料の加熱温度を制御し、原料を適
度に変性させることが難しい。原料が未変性、或いは過
変性の場合、良麹が得にくい欠点を有する。
これに対して、二軸式エクストルーダーは、バレルとス
クリュー間で剪断発熱することが少ないので、バレルの
外周壁からヒーター等で原料の品温を正確に制御し、原
料を適度に変性させることかできる。
次に、本発明を実施するには、上記蛋白質原料及ヒ/又
は炭水化物原料を、そのまま二軸式エクストルーダーの
フィードロに供給し、加熱加圧混練する。このとき、同
時に、フィードロ(供給口)に、又は連通ずるパイプを
通じてバレル内に、水を供給する。水は、全原料中、5
〜65%、好ましくは20〜45%になるように添加す
れば良い。水分が5%より少ないと、原料を均一に加熱
変性することが難しく、焦げ易くなり、また麺線状に圧
出することが難しくなる。
反対に、65%より多いと、原料中の固形分が希薄にな
り、軟らかい麺線状の圧出物は得られるが、王出後にベ
トベトして、一体的に結着し易いので、取り扱いが非常
に面倒になる。
二軸式エクストルーダーのバレル内での原料の品温ハ4
0〜200℃、好まL < ハ50 N180 ”Cニ
設定し、バレル内の圧力は、10〜100 kg / 
d 、 好ましくは20〜60 kg / cdに設定
し、そして、加熱バレル部分の実質的滞習時間は、通常
3〜120秒、好ましくは5〜60秒になるように原料
供給量を調節する◎ 上記したバレル内での温度が40″Cより低い場合、再
び後で加熱処理が必要となる。またバレル内での温度が
200°Cよりも高くなると、焦げが生じ易くなるので
好ましくない。−1だ滞留時間は、温度が低いときは時
間を長<コ、反対に温度が高いときは時間を短くするこ
とが好ましい0次に、このように、水分、圧力、温度及
び時間の各条件を満たすことによって、バレル内で加熱
加圧混練された原料をより低圧下、例えば大気圧下に、
麺線状(1t4帯状を含む)に圧出することができる。
グイから圧出された原料は、麺線状であるが、これは、
このままか、又は麺線状態を損なわない範囲で切断し、
製麹原料として使用する。
従来、エクストルーダーによる原料処理は圧出した原料
を製麹し易い形にするためアラレ状に切断、圧扁処理し
たりしているが、本発明の製麹原料は直径(又は長径)
が3〜20朋、特に5〜10龍で、長さが該直径(又は
長径)の5倍以上、特に10倍以上である麺線状のもの
が好ましい〇本発明において、麺線状の製麹原料を用い
ることは極めて重要であって、アラレ状、又は粉粒状の
製麹原料は、冒頭でも述べた如ぎ製麹工種々の不都合が
生ずるので好ましくない。
これに対して、本発明は麺線状の製麹原料を用いるもの
であるから、これを製麹室内に盛り込んだ場合、原料全
体に占める空間の割合が非常に多く、また相互に結着し
にくい。従って、麹層に対する通気能力を115〜1/
10に下げても麹層に対して調温調湿の空気をスムーズ
に通流させ、麹層の温度調節を常に、所望の通り容易に
均一に行なうことができる。また麹層内の有害ガスの排
除、麹層内に対する空気及び湿気の供給を円滑に行ない
、いわゆる手入操作(撹拌操作も含む)を施すことなく
、殆ど放置の状態で酵素力価が高く、しかも雑菌の少な
い良麹が得られる。
次に、こうして得られる麺線状の製麹原料をそのまま、
又は乾燥、又は加水して、水分を25〜65%にTA整
したのち、麹菌等、糸状菌を接種し、その使用菌の生育
に好適な培養環境、例えば25〜35゛C1湿度90−
100%の室内で、菌糸のハゼ込み、又は胞子着生量が
十分となるのに必要な時間、例えば30〜80時間培養
する。−く、例えば酵素製造用;−清酒、゛醤油(′味
″噌などの醸造食品用;或いは種麹用等、その固体麹の
用途に応じた微生物を選択して用いることができる。
例えハ、アスペルギルス・オリゼー、アスペルギルス−
ソーヤ、アスペルギルス・タマリ、アスペルギルス・ニ
ガー、リゾプス・オリゴスポラス、ペニシリウム・クリ
ソゲナム、モナスカス、パープレウス等が挙げられる。
このようにして、本発明によれば製麹の途中で手入操作
を行なうことなく、しかも非常に少ない通風量で良麹を
得ることができる。
以下、実施例を示して、本発明を具体的に説明する。
尚、本実施例において、得られた固体膓プロテアーゼ力
価及び生細菌数の測定は、以下の方法により行なった。
(11プロテ7−ゼ力価の測定 麹を20倍量の水で3時間浸出したのち、常法により濾
過して得た濾液1 mlを、酵素1液とした。
そして力価の測定は、ミルクカゼインを基質として、p
H7,0のアンソン−萩原氏変法により測定し、波長6
60 nm O,D、値で示した。
(2)生細菌数の測定 ill 、5rを生理食塩水100 dに懸濁し、この
うちl mlを下記組成の培地7 ryeに混入し、こ
れを35°Cにて48時間培養したのち、出現したコロ
ニー数を測定してもとめた。
く生細菌数の測定用培地組成〉 グルコース1%(W/V) 、肉エキス1%(W/V)
、ペプトン1%(W/V) 、食塩065%(W/V)
 、寒天1.5%(W/V) 、pHニア、2実施例1 脱脂加工大豆75 kg、小麦75に9をフィーダを通
して二軸式エクストルーダーに等量づつ供給し、水を加
えながら(水分37%)、圧力27 kg / c4、
品温155℃、処理時間25秒の条件で、加熱加圧混練
し、麺線状に常圧下に圧出し、直径約8鎗の麺線状の製
麹原料を得た。
次いで、この原料は、切断す呑ことなく、そのまま円筒
形のカステン(通風−製麹室、直径1101?lII 
s高さ300cn)に入れ、40℃に冷却後、その原料
に7スベルギルス・ソーヤ(ATCC20388)の皺
培養種麹500 yを接種した。
そして、接種後は温度28°C1通風量2cm/秒で常
法に従い通風し、手入操作なしの45時間培養で本発明
の固体麹を得た。
尚、比較のため、脱脂加工大豆75kgに水lOOEを
況和し、圧力2kg/d(ゲージ圧)で温度133°C
の飽和水蒸気を用い10分間加圧加熱蒸煮処理した。こ
れに常法により炒蒸割砕した小麦75kg 全混和し、
アスペルギルス・ンーヤ(ATCC20388)の皺培
養種麹500yを接種したものを、上記円筒形のカステ
ンに入れ、(麹層451?II)、常法により温度28
°C1通風filoca+/秒で通風した。次いで接種
後16時間日と23時間日に手入操作を行ない、45時
間培養で対照となる固体油を得た。
このようにして得らハた2種類の固体油について、プロ
テアーゼ力fili、生細菌数を測定したところ第1表
に示す如ぎ結果が得られた。
1¥1表 第1表の結果から、本発明は手入操作を施すことなく、
しかも従来よ′り少ない通風量で、酵素力価が高く、雑
細菌の少ない固体油が得られることが判る。 。
実施例2 小麦too kgをフィーダを通して二軸式エクストル
ーダーに供給し、水を加えながらく水分30%)、圧力
32 kg / eti (ゲージ圧)、品温140°
C1処理時間30秒の条件で、加熱加圧混練し、麺線状
に圧出し、直径約7 amの麺線状の製麹原料な得た。
そして、この原料は下記第2表に示す如く、所定の長さ
に切断゛し、又+3g断するこ−とな゛く、そのまま円
筒形のカステン(直径110cmq高さ300cm )
に入れ、品温40℃で、その原料に市販の醤油用種麹(
皺培養物) 500 /を接種した。
接種後は、温度28℃、通風量10cm7秒で常法に従
い通風し、手入操作なしの72時間培養を行ない、本発
明による小麦単独の固体油を得た。
尚、比較のため、常法により炒蒸割砕した小麦に水を6
0%散水し、上記と同じように種麹を接種し、円筒形の
カステンに入れ、温度28℃、通風量10cm/秒で通
風した。次いで接種後18時間口と30時間日に手入操
作を行ない、72時間培養で対照の小麦11独の固体油
を得た。
以上の製麹法において、経時的な圧損(即ち通風抵抗)
を調べた結果、第2表に示す如き結果が得られた◎ 第2表の結果から、製麹原料がアラレ状又は粉粒状であ
るときは、圧損が大きく、製麹中に手入操作を2回行な
わなければならないが、製麹原料が麺線状であるときは
、圧損が少なく、従って手入操作が要らず、また設備費
、運転費が軽減できることが判る。
実施例3 脱脂加工大豆140 &gをフィーダを通して二軸式エ
クストルーダーに供給し、水を加えながら(水分40%
)、圧力26 kg/ crl (ゲージ圧)、品温1
70″C1処理時間20秒の条件で、加熱加圧混練し、
麺線状に常圧下に圧出し、直径約8uの麺線状の製麹原
料を得た。
次いで、この原料を切断することなく、そのまま円筒形
のカステン(直径110cm5高さ300cm)に入れ
、40°Cに冷却後、その原料にアスペルギルス−7−
’v (ATCC20388) f)皺培a種m 40
01を接種した。
次いで、温度28°C1通風fi3cm/秒で常法に従
い通風し、手入操作なしの45時間培養で高品質の固体
麹を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蛋白質原料及び/又は炭水化物原料を二軸式エク
    ストルーダーで加熱加圧混練し、次いでより低圧下に麺
    線状に圧出し、得られた麺線状の製麹原料を用いること
    を特徴とする固体麹の製造法。
JP4037286A 1986-02-27 1986-02-27 固体麹の製造法 Pending JPS62198386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4037286A JPS62198386A (ja) 1986-02-27 1986-02-27 固体麹の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4037286A JPS62198386A (ja) 1986-02-27 1986-02-27 固体麹の製造法

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Publication Number Publication Date
JPS62198386A true JPS62198386A (ja) 1987-09-02

Family

ID=12578814

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4037286A Pending JPS62198386A (ja) 1986-02-27 1986-02-27 固体麹の製造法

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JP (1) JPS62198386A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02242666A (ja) * 1989-03-14 1990-09-27 Nisshin Flour Milling Co Ltd 紅麹の製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02242666A (ja) * 1989-03-14 1990-09-27 Nisshin Flour Milling Co Ltd 紅麹の製造法

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