JPS62197602A - タ−ビン建屋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は原子力発電プラントに付設されるタービン建屋
に係り、特にタービン建屋内に収納される湿分分離器の
設置構造に関する。

〔発明の技術的背景〕

原子力発電プラント等の発電プラントの主要構成機器を
形成するタービンはタービン建屋内に設置されており、
上記タービンの両側にタービン発電機の湿分分離器また
は湿分分離再熱器（以下、湿分分離器という。）が設け
ら、れる、タービン建屋内は空調機により適正な雰囲気
状態に調整され、維持される。ところで、タービンの定
期点検時にはタービンの廻りにタービンの各構成（分割
）部品を仮置きするために相当なスペースが必要となる
。

従来、発電プラントに付設されるタービン建屋１は、第
５図及び第６図に示すように構成され、コンクリート基
礎２上に建設される。このタービン建屋１内にタービン
３が収納される一方、収納されたタービン３の両側に湿
分分離器４，４がタービン設置床５上に対をなして配置
される。前記ゲ タービン３の下部には給水加熱器８復水器６が配置され
ており、この復水器６はコンクリート基礎２上に建設さ
れている。またタービン３は建屋柱１５を介してタービ
ンペデスタル７によって支持されている。前記湿分分離
器４，４には下方に向かってクロスアラウンド管９，９
が接続されており、前記湿分分離器４，４の下方のター
ビン設置床５゜５には建屋梁１０．１０が配設されてい
る。また湿分分離器４，４の上方には前記タービン設置
床５と連設させて湿分分離器上部カバー１１．１１が配
設されている。

ところで、タービン建屋１への機器の搬出入やタービン
建屋１内の機器の移動には天井走行うレーン１２が用い
られる。天井走行うレーン１２はそのフック１３が湿分
分離器４，４の上部カバー１１の上を通過できるだけの
位置に設置されている。

しかして、タービン３の分解点検時には、タービン構成
部品を天井走行うレーン１２にて吊設し、タービン３の
長手方向に、湿分分離器４，４を迂回するように、走行
移動させた後、タービン設置床５上にレイダウンさせ、
仮置きされる。

また、前記給水加熱器８はその設置場所の側方に形成さ
れた給水加熱器搬出入スペース１４に仮置されるように
成っている。

〔背景技術の問題点〕

以上の構成において、タービン建屋１の高さはタービン
設置床面より下部は復水器６により決定されており、上
部はタービン分解点検時、タービン構成部品等を天井走
行うレーン１２にて吊り上げ、タービン設置床５に配置
するに必要な高さで決定：されている。

しかしながらタービン設置床面より下部はクロスアラウ
ンド管９、建屋梁１０が設置されているが大部分はデッ
ドスペースとなっている。これはタービン設置床５の下
部階高が復水器６により決定しているため、無駄なスペ
ースを生んでいるものである。

またタービン３の分解に際しては両側の湿分分離器４の
ため、天井走行うレーン１２が分解部品を吊り上げた状
態で両方方向への移動が出来ないため、−担タービン３
の軸方向に平面的に移動した後、湿分分離ｓＩ４を避け
た位置で移動する必要があり、作業性の制約となってい
る。

また、上記問題点の改善として、湿分分離器４をタービ
ン設置床５の下階へ設置する方法が考えられるが、給水
加熱器搬出入スペース１４との干渉を避ける必要があり
、このため建屋平面積が増大し、結果的には建屋容積が
増大し、建屋効率が減少するおそれがある。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、タービン建
屋のデッドスペースの有効利用と分解点検時の作業の向
上を図ることのできるタービン建屋を提供することを目
的とする。

〔発明の概要〕

本発明は、タービンおよびタービン発電機を建屋底部か
ら所定高さ位置に収納し、そのタービンおよびタービン
発電機の周囲に複数の支柱で支持された水平なタービン
設置床を設けるとともに、このタービン設置床のタービ
ン側面部に開口部を設けて湿分分離器を収納し、この湿
分分離器の上方に前記タービン設置床と連設させて湿分
分離器上部カバーを配設して成ることを特徴とするター
ビン建屋にある。

〔発明の実施例〕

以下本発明の第１実施例を第１図および第２図を参照し
て説明する。なお、第１図および第２図において、第５
図および第６図と同一部分には同一符号を付し、その部
分の構成の説明は省略する。

第１図および第２図において、タービン３はタービン建
屋１のタービン設置床５に設置するが、湿分分離器４は
湿分分離器上部カバー１１を介してタービン設置床５に
開口された床開口部２０に設置されタービン設置床面よ
り下げた位置に配置されている。この場合、給水加熱器
８、給水加熱器搬出入スペース１４上部空間はクロスア
ラウンド管９の配管スペースとして必要な高さのみ確保
すればよく配管長の低減に接がる。

また、湿分分離器４の設置レベルが下がることにより、
湿分分離器上部カバー１１のレベルを下げることができ
る。

なお１本発明において、タービン建屋１のタービン設置
床５に床開口部２０を設けたが、この開口部は床全体に
対しては少さいものであり、建屋構造上においては何ら
問題はな潟である。

次に本発明の第２実施例及び第３実施例を第３図及び第
４図を参照して説明する。なお、第３図及び第４図にお
いて第１図と同一部分には同一符号を付してその部分の
構成の説明は省略する。

第３図は湿分分離器４をタービン設置床面５より下げク
ロスアラウンド管９と湿分分離器４の間に鉄骨梁２１を
設けた例である。これによって建屋構造上の強度を第１
実施例より上げることが可能である。

第４図も建屋強度を上げるためのもので、湿分分離器４
の上下に上部梁２２、下部梁２３を設は梁をサンドイッ
チ構造にしている。以上の構成によって建屋の構造強度
をより効止させることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は湿分分離器或いは湿分分離
加熱器を有するタービン建屋においてタービン設置床面
より下げた位置に湿分分離器或いは湿分分離加熱器を設
置することにより、分解点検時の作業性を改善すること
ができる。

さらに、従来デッドスペースとなっていた建屋梁の懐を
失すことになるため、スペースの有効利用がはかれ配管
物量の低減に接がる。また、それにともなってタービン
建屋の全高も低くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係るタービン建屋の縦断
面図、第２図は第１図に示すタービン建屋の平面図、第
３図及び第４図は本発明の第２実施例及び第３実施例に
係るタービン建屋の縦断面図、第５図は従来のタービン
建屋を示す縦断面図、第６図は第５図に示すタービン建
屋の平面図である。 １・・・タービン建屋　　　３・・・タービン４・・・
湿分分離器　　　　５・・・タービン設置床１１・・・
湿分分離器上部カバー　２０・・・床開口部代理人　弁
理士　則　近　憲　佑 同　　三俣弘文 第１図 第２図 第３図 第　４　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）タービンおよびタービン発電機を建屋底部から所
   定高さ位置に収納し、そのタービンおよびタービン発電
   機の周囲に複数の支柱で支持された水平なタービン設置
   床を設けるとともに、このタービン設置床のタービン側
   面部に開口部を設けて湿分分離器を収納し、この湿分分
   離器の上方に前記タービン設置床と連設させて湿分分離
   器上部カバーを配設して成ることを特徴とするタービン
   建屋。
2. （２）前記湿分分離器は、湿分分離器上部カバーにて支
   持されて成ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載のタービン建屋。