JPS62197350A - シ−ル部材およびバルブ - Google Patents

シ−ル部材およびバルブ

Info

Publication number
JPS62197350A
JPS62197350A JP61038763A JP3876386A JPS62197350A JP S62197350 A JPS62197350 A JP S62197350A JP 61038763 A JP61038763 A JP 61038763A JP 3876386 A JP3876386 A JP 3876386A JP S62197350 A JPS62197350 A JP S62197350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
zro
powder
ceramics
slurry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61038763A
Other languages
English (en)
Inventor
重明 佐藤
小村 滴水
良二 井上
久雄 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP61038763A priority Critical patent/JPS62197350A/ja
Publication of JPS62197350A publication Critical patent/JPS62197350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、石膏プラント、石炭プラント等に用いられる
粉体、スラリー用バルブに関するものである。
(従来の技術〕 第1図は、粉体、スラリー用バルブの一例を示す図(要
部断面図)である。
図中1は弁箱、2はプラグ、3はシートリングであり、
プラグ2が矢印方向に回動することによリ、バルブの開
閉が行なわれるものである。
粉体、スラリー用バルブは、水を制御するバルブに比べ
て著しく厳しい条件で使用するため、プラグ2、シート
リング3等のシール部材には、高い硬度が要求され、ス
テライト鋳物、あるいはシール部分のみにステライト溶
着を施したもの等が従来主に用いられていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、シートリング、プラグ等のシール部材を
ステライト鋳物、溶着とした従来の粉体。
スラリー用バルブであっても、最近の使用用途、使用条
件では、耐摩耗性、耐食性が必ずしも十分とは言えず、
早期にシートリング、プラグが摩耗するため、スラリー
の漏れが発生し、長期間の使用に耐え難いものであった
本発明は、以上の問題点を解決し苛酷な使用条件におい
ても優れた密封性を長期間維持することができる粉体、
スラリー用バルブのシール部材、及びそれを用いたバル
ブの提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ZrO2系セラミックスからなるシール部材
、及びそれを用いたことを特徴とする粉体、スラリー用
バルブである。
本発明において、ZrO□系セラミックスとしては、Y
2O,を1−5a+o1%含有するZrO2、またはY
2O、を1〜5mol%含有するZr0.50−90重
量%、残部A1□o310〜50重景%からなるZrO
,系セラミックスであることが望ましい。
またZrO,の結晶相としては、主として正方晶である
こと、焼結体結晶粒の平均粒径が3ミクロン以下である
ことが好ましい。
本発明者は、粉体、スラリー用バルブのシール部材とし
て耐摩耗性、耐食性の2点から最適な材質の選択をする
べく種々検討を行なった。以下にそれを述べる6 第2図は、各種セラミックス、超硬合金、ステライト合
金を用いて摩耗試験を行なった結果である。第4図には
摩耗試験方法の概略を示すが、A1.O,粉末(60メ
ツシユ)XうU −(PH8,8)4中で1回転軸5を
138Orpm(試験片6の周速720cm/S)で1
時間回転させた後の摩耗量(=a”)を測定した。
なお、第2図の試料N o、の内訳は以下の通りである
6 試料No、l: Y2O3を3鳳o1%含有するZr0
t系セラミツクス No、2: Y、O,を3mo1%含有するZr0,8
0重量%、残部A1□0゜ No、3:MgOを9mo1%含有するZrO,系セラ
ミックス No、4 : Al2O3’ 80重量%、Zr0,2
0重量%のAl、O,−ZrO□セラミックスNo、5
:窒化珪素系セラミックス(サイアロン) No、6:5iC No、7:超硬合金(JIS  K2O)No、8ニス
テライト+WC粉体肉盛 第2図から、ZrO,系セラミックス(試料No、L〜
3)は、超硬合金(試料No、7)と同等以上の優れた
耐摩耗性を有することが、試料N o 、4のA120
3−ZrO,セラミックス、No、6のSiC,No、
8のステライト+WC粉体肉盛したものは、耐摩耗性が
劣ることがわかる。ZrO,系セラミックスのうちでも
、耐摩耗性に関してはY2O,を含有するものが有効と
考えられる。
第3図は、第2図で示した試料No、1.4.5.6.
7の試験片を用い、Na0H(50%)、HNO,(6
1%′)、MCI(35%)、H,S O,(96%)
溶液にそれぞれ浸漬することにより、腐食滅失量を測定
した結果を示すグラフである。ZrO,系セラミックス
(試料N o。
1)は試料No、6(Si(1)に若干劣るものの、サ
イアロン(試料No、5)、超硬合金(試料N o 、
 8 )に比較して優れた耐食性を示すことがわかる。
本発明者は、以上の耐摩耗性、耐食性の評価に基づき粉
体、スラリー用バルブのシール部材としてZrO,系セ
ラミックスを選定したものである。
次に成分限定理由について述べる。
ZrO2に含有されるY2O,の量は、ZrO2に対し
1〜5mo1%が良く、1%未満では単斜晶、5%を越
えると立方晶が増加するため1強靭化に必要な正方晶の
割合が低下し耐摩耗性が劣ってくる。正方晶の量として
は90%以上が望ましい。
A1□03の含有量は、10%未満では耐摩耗性向上に
寄与せず、また50%を越えると硬度は向上するが、強
靭性が低下するため耐摩耗性が十分でない。
よって、10〜50重量%とした。
なお、本発明においてシール部材とは、第1図に示した
シートリング、あるいはプラグの如き機能を具備するも
のを言い、本発明バルブにおいては、第1図を例にとる
とシートリング、プラグの少なくとも一方がZrO2系
セラミックスから構成されていれば良いものである。ま
た、本発明にかかるシール部材は、本質的に粉体、スラ
リーの密封に関与する部分がZrO,系セラミックスで
あれば良く、見かけ上地の材質と複合化されていても本
発明の目的、効果は達成しうるのはもちろんである。
〔実施例〕
以下本発明を実施例に基づき説明する。
第1図に示す形態のバルブのプラグ2、シートリング3
(シール部材)を、Y2O.3mo1%含有するZr0
,80重量%、Al2O320重量%のZrO2系セラ
ミックス(本発明:バルブA)、A1□o、80重量%
、Zr0,20重量%のAlzOx−ZrOzセラミッ
クス(比較例:バルブB)、ステライトの鋳物(従来例
:バルブC)にて作成した。
これら3種のバルブを用い、消石灰+H2SO4スラリ
ーを圧力100kg/a1の条件でバルブを13万回開
閉後バルブ閉状態で水もれ試験を行ない、バルブの密封
性を評価した。
水もれ量はバルブAが10cc/win、バルブBが6
0cc / @ i n、バルブCが75cc/lin
であり、本発明の如くシール部材としてZrO,系セラ
ミックスを用いたバルブは、粉体、スラリー用バルブと
して極めて優れた密封性を有することがわかる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の粉体、スラリー用バルブ
は耐摩耗性、耐食性が優れ苛酷な使用によっても十分な
密封性を保持することが可能で工業上非常に有益である
【図面の簡単な説明】
第1図は粉体、スラリー用バルブの一例を示す要部断面
図、第2図はA1□03粉末スラリー中で行なった摩耗
試験の結果を示すグラフ、第3図は腐食試験の結果を示
すグラフ、第4図は摩耗試験方法の概略を示す図である
。 1:弁箱、2ニブラグ、3:シートリング。 第1図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ZrO_2系セラミックスからなることを特徴とす
    る粉体、スラリー用バルブのシール部材。 2 ZrO_2系セラミックスが、Y_2O_3を1〜
    5mol%含有するZrO_2である特許請求の範囲第
    1項記載の粉体、スラリー用バルブのシール部材。 3 ZrO_2系セラミックスが、Y_2O_3を1〜
    5mol%含有するZrO_250〜90重量%と残部
    が実質的にAl_2O_310〜50重量%である特許
    請求の範囲第1項記載の粉体、スラリー用バルブのシー
    ル部材。 4 ZrO_2系セラミックスの結晶相が主として正方
    晶からなり、かつ焼結体結晶粒の平均粒径が3ミクロン
    以下である特許請求の範囲第1項ないし第3項いずれか
    記載の粉体、スラリー用バルブのシール部材。 5 ZrO_2系セラミックスからなるシール部材を有
    することを特徴とする粉体、スラリー用バルブ。 6 ZrO_2系セラミックスが、Y_2O_3を1〜
    5mol%含有するZrO_2である特許請求の範囲第
    1項記載の粉体、スラリー用バルブ。 7 ZrO_2系セラミックスが、Y_2O_3を1〜
    5mol%含有するZrO_250〜90重量%と残部
    が主としてAl_2O_310〜50重量%である特許
    請求の範囲第1項記載の粉体、スラリー用バルブ。 8 ZrO_2系セラミックスの結晶相が主として正方
    晶からなり、かつ焼結体結晶粒の平均粒径が3ミクロン
    以下である特許請求の範囲第5項ないし第7項いずれか
    記載の粉体、スラリー用バルブ。
JP61038763A 1986-02-24 1986-02-24 シ−ル部材およびバルブ Pending JPS62197350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61038763A JPS62197350A (ja) 1986-02-24 1986-02-24 シ−ル部材およびバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61038763A JPS62197350A (ja) 1986-02-24 1986-02-24 シ−ル部材およびバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62197350A true JPS62197350A (ja) 1987-09-01

Family

ID=12534321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61038763A Pending JPS62197350A (ja) 1986-02-24 1986-02-24 シ−ル部材およびバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62197350A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58156577A (ja) * 1982-03-11 1983-09-17 日本化学陶業株式会社 強度及び耐久性に優れたジルコニア焼結体
JPS60235762A (ja) * 1984-05-07 1985-11-22 東ソー株式会社 高強度ジルコニア系焼結体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58156577A (ja) * 1982-03-11 1983-09-17 日本化学陶業株式会社 強度及び耐久性に優れたジルコニア焼結体
JPS60235762A (ja) * 1984-05-07 1985-11-22 東ソー株式会社 高強度ジルコニア系焼結体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE35090E (en) Ceramic cutting tool reinforced by whiskers
AU725355B2 (en) A refractory material based on chromium corundum, a chromium brick and the use of said brick
US4626517A (en) High toughness sintered bodies
Hannink et al. Friction and wear of partially stabilized zirconia: basic science and practical applications
US3836374A (en) Hot pressed silicon nitride
US5418197A (en) SiC whisker and particle reinforced ceramic cutting tool material
US4954463A (en) Magnesium aluminate spinel refractory
JPS62197350A (ja) シ−ル部材およびバルブ
JPS589784B2 (ja) ジルコニア質切削工具材
JPH0223494B2 (ja)
SE463415B (sv) Sinterformkropp paa basis av aluminiumtitanat samt foerfarande foer dess framstaellning
SE502053C2 (sv) Whiskers- och partikel-förstärkt keramiskt skärverktygsmaterial
US20040204305A1 (en) Refractory shaped body with increased alkali resistance
US5053363A (en) Ceramic cutting material reinforced by whiskers
JPH06321628A (ja) アルミナ−クロミア−ジルコン系焼結耐火れんが
JP3138604B2 (ja) 炭素含有不定形耐火物
JP2650049B2 (ja) セラミック切削工具及びその製造方法
JP2975849B2 (ja) 製鋼用耐火物
CN106747432A (zh) 高耐磨氧化锆陶瓷件的原料粉体及其制备方法
Naga Wear behaviour of some mullite based ceramic couples
JPH05148042A (ja) 流し込み施工用不定形耐火物
JPH05170560A (ja) 高炉出銑口充填材
JPH059202B2 (ja)
KR0144774B1 (ko) 저수분화 염기성 부정형내화물
JPH0687649A (ja) 板状晶アルミナ含有焼結体及びその製造方法