JPS6219604A - ガス温度制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ボイラの排ガス煙道中に設けられた節炭器の
出口ガス温度の調節を可能にしたガス温度制御装置に関
する。

［従来の技術］ ボイラの排ガス温度は、ボイラの負荷変動に応じて変動
する。一方排ガス中に含まれるＮＯＸを乾式脱硝装置で
低減するには、一定範囲内の温度条件が必要である。

特に負荷変動中の大きなボイラでは、ＮＯｘの低減を行
うために特別な配慮が必要である。

従来のボイラでは、第２図に示すように、節炭器３をバ
イパスするバイパスダクト４を設け、ボイラの低負荷時
には、ダンパ５の開度を調節して、節炭器３の出口温度
を乾式脱硝装Ｂ６の脱硝に必要なガス温度に調部するよ
うにしていた。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、ボイラの高負荷時においては、ダンパ５を仝
閉にするのであるが、ダンパ５によっては排ガスの流れ
を完全に遮断することが困難で、幾分かのリークガスが
あり、節炭器３で熱交換に寄与しないガスが生じるとい
う問題点があった。

またダンパ５の誤動作時或いは故障時には節炭器３の出
口ガス温度が高くなり過ぎてＮＯＸの低減を行うことが
できない外、乾式脱硝装置〇、空気予熱器９にも熱的な
弊害をもたらすことがあるなどの問題点があった。

そこで本発明は、ボイラの全負荷範囲に対して、節炭器
出口の温度副面を可能にし、上記従来の問定点をことご
とく解決したガス温度制ｔＩｌ装置を提供せんとするも
のである。

［問題点を解決するための手段］ 上記問題点を解決するために、本発明は、節炭器に排ガ
スの流れに対して平行な複数の仕切板を設けて伝熱面を
分割し、仕切板で仕切られた節炭器に排ガス流量を調節
するダンパを設けたことを特徴とするものである。

［作　　用］ このように、排ガスの流れに対して平行な仕切板にて節
炭器の伝熱面を分割し、仕切られた節炭器にダンパを設
けたことにより、排ガスは必ず節炭器を通過し、多少の
ダンパからのリークは許容されると共に、すべての排ガ
スは熱交換に奇与する。また排ガスは必ず節炭器内を通
過することから、ボイラの高負荷時でも、節炭器出口の
温度は低下する。

［実施例］ 以下本発明の一実施例について詳細に説明する。

第１図において、３はボイラの排ガス煙道中に設けられ
た節炭器である。この節炭器３の伝熱面は排ガスの流れ
に対して平行な２枚の仕切板７によって３分割されてい
る。８は伝熱面が分割された節炭器３のガス出口側に設
けられたダンパである。

本実施例では、３分割された節炭器３の伝熱面のうち、
両側の伝熱面のガス出口にのみダンパ８が設けられ、中
央部の伝熱面のガス出口にはダンパは設けられていない
。

この場合は、節炭器３の伝熱面の２／３をもって、排ガ
ス温度の調りを行うようになっている。

なお、図中１は燃焼室、２は第１過熱器、６は乾式脱硝
装置、９は空気予熱器である。

以上のように構成された本実施例において、燃焼室１で
燃焼した燃焼ガスは図示省略のスーパヒータや接触伝熱
面を経て第１過熱器２に入り、次いで、節炭器３で熱交
換をして所定の温度になって節炭器３を出る。

節炭器３の伝熱面積ｔよボイラの定格負荷に合せて設計
されているので、ボイラの負荷が定格値のときは節炭器
３の出口ガス温度は所定の温度になっている。このボイ
ラの定格負荷時においては、ダンパ８は全開となってあ
り、節炭器３の伝熱面全部にて熱交換する。

次に上記定格負荷から低負荷へとボイラ負荷が変動した
場合は、燃焼室１内に供給される燃料量もそれに応じて
少なくなり、燃焼ガス屋も少なくなる。従って、節炭器
３内を流れる排ガス国も少なくなり、同時に排ガス温度
も低くなる。

この場合は、ダンパ８の開度を絞り、排ガスの流れを調
節して節炭器３での熱交換量を調部し、節炭器３の出口
ガス温度を調節する。

例えば、ボイラ負荷が最低負荷になったときは。

ダンパ８を全開にし、伝熱面の分割された中央部のみに
排ガスを流し、節炭器３の１／３の伝熱面積を使用する
。このようにすることによって、ボイラの低負荷時にお
いても節炭器３の出口ガス温度が乾式脱硝装置６の脱硝
に必要な所定の温度範囲内に保たれる。またダンパ８か
ら多少排ガスがリークしても節炭器３の出口の排ガス温
度にはほとんど影響はない。ざらにダンパ８が全開時は
勿論であるが、全開時においても、排ガスの全開は必ず
節炭器３内を通過する。

［発明の効果］ 以上詳述した通り本発明によるガス温度制御装置は、ガ
スの流れに対して平行な複数の仕切板にて伝熱面を分割
し、その伝熱面を分割した節炭器にダンパを設けたので
、全ての排ガスは節炭器内を通過し、節炭器での熱交換
に奇与することとなり、高い熱交換効率を維持すること
ができると共に所定の脱硝効率を確保できる。

またダンパの不具合においても、仝辺の排ガスが節炭器
内を通過するので、リークした排ガスも必ず節炭器によ
って冷却され降温されるので、乾式脱硝装置及び空気予
熱器への熱的弊害は全く無い。ざらに節炭器出口の排ガ
ス温度が一定範囲内に維持され、ＮＯＸの低減がより確
実となる等の優れた効果が有る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示すボイラの概略縦断面
図、第２図は、従来のボイラの概略縦断面図である。 ３・・・節炭器　　　　　７・・・仕切板８・・・ダン
パ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ボイラの排ガス煙道中に設けた節炭器において、該節炭
   器に排ガスの流れに対して平行な複数の仕切板を設けて
   伝熱面を分割し、仕切板で仕切られた節炭器に排ガス流
   量を調節するダンパを設けたことを特徴とするガス温度
   制御装置。