JPS62195373A - 抗生物質アエロカビン並びにアエロシアニジン - Google Patents

抗生物質アエロカビン並びにアエロシアニジン

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JPS62195373A
JPS62195373A JP2946087A JP2946087A JPS62195373A JP S62195373 A JPS62195373 A JP S62195373A JP 2946087 A JP2946087 A JP 2946087A JP 2946087 A JP2946087 A JP 2946087A JP S62195373 A JPS62195373 A JP S62195373A
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JP
Japan
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methanol
aeromonas
cultured
aerocyanidin
hydroxy
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Pending
Application number
JP2946087A
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English (en)
Inventor
ウェン・チー・リュウ
ウィリアム・ローレンス・パーカー
プシュパ・シング
リチャード・ブルック・サイクス
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ER Squibb and Sons LLC
Original Assignee
ER Squibb and Sons LLC
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 11五Δ帆肛褒訪 本発明は、新規な抗生物質アエロモナスおよびアエロシ
アニジンならびに微生物アエロモナス・カビアエ(Ae
romonas cabiaeXA T CCNo、5
3434)を培養することからなるそれらの製法に関す
る。
発明の構成と効果 アメリカン・タイプ・カルチュア・コレクション(Am
erican Type Cu1ture Co11e
ction)にATCCNo、53434として寄託さ
れている微生物アエロモナス・カビアエ(Aeromo
nas cabiae)SC+4030の菌株を培養し
て抗生物質の混合物を産生ずる。該混合物の構成成分を
分別して、アエロカビンおよびアエロシアニジンと命名
する。
各成分はそれぞれダラム陽性菌に対する活性を持つ。
アエロモナスは、分析の結果、下記の化学構造* で示される[3E、6F、9E、l 2α、14β(J
t  )]−]12−ヒドロキシ−14−2−ヒドロキ
シウンデシル)−10−メチル−2−オキソオキサンク
ロテトラゾカー3.6.9−トリエン−4−酢酸である
。上記の名称中の星印は、ヒドロキシウンデシル側鎖の
2位が、中心核中の12位のヒドロキシ基と同じ偏光力
(chirality)を持つことを示す。他の2個の
不斉中心は、その中心に関して正確に相対的な立体配置
にある。化合物は約[αコ■=+25.1°(C=0.
9、メタノール)の旋光度によってそのエナンチオマー
と区別される。
アエロシアニジンは、下記の化学構造式:で示される[
2α(R)、3α]−に−ヒドロキシ−3−イソソ、ア
ノ−3−メチルオキシランウンデカン酸である。上記の
名称中の星印は、上記構造式中、aおよびbで印す炭素
原子の偏光力が同じであることを示す。アエロシアニジ
ンの完全な立体配置は不明であるが、その旋光度が約[
α]!1=−20°(C=0.5、メタノール)である
ことによりエナンチオマ―と区別される。
アエロカビンとアエロシアニジンの生産に使用する微生
物はアエロモナス・カビアエSCI4030である。該
微生物の二次培養物は、メリーランド州ロックビルのア
メリカン・タイプ・カルチュア・コレクションの永久コ
レクションから入手することかできる。その受入番号は
ATCCNo。
53434である。本明細書中で記載および特徴づける
特定の微生物以外に、該微生物の突然変異体(例えばX
線、紫外線または窒素マスタードなどの使用によって生
じる突然変異体)も、これを培養してアエロカビンおよ
びアエロシアニジンを生産しうろことを理解すべきであ
る。
アエロモナス・カビアエSC14030は水性試料にュ
ージャージー州アラマツチ・マウンテン・ステート・パ
ーク(Allamuchy Mountain 5ta
te Park)にて入手)から下記のようにして単離
することができる。
該試料を下記組成の寒天上に塗抹する。
トリプトン            10.0gグルコ
ース             5.0gパイル・ソル
ト(B ile 5alts)# 3[ディフコ・ラボ
ラトリーズ(DHc。
L aboratories)製]         
1.5g寒天              15.0g
蒸留水          全ffi1000mQ該培
地をpH約6.7に調整し、滅菌濾過したシクロへキシ
ミド(1%水溶液)10.0mffを加え、オ−トクレ
ーブ中121’Cで30分間殺菌する。
25℃で48〜72時間培養後アエロモナス・カビアエ
SCI4030のコロニーを単離する。
単離したコロニーをそれぞれ以下の組成の寒天培地に接
種する。
酵母抽出物            5.0gグルコー
ス             5.0gMg5O,・7
H,OO,1g FeSO4・7HtOO,1g 土壌抽出濾液*        200.h12寒天 
             17.5g水道水    
        800.0m12*)該土壌抽出濾液
は下記のようにして調製する。水道水(1: 2 、v
/v)に土壌を懸濁し、沸騰せしめ、次いで約60分間
煮沸をつづける。冷却後、抽出物をチーズクロス(ch
eese cloth)で濾過し、次いで遠心分離して
大部分の残留固体を除去し、最後にワットマンNO34
の濾紙で濾過する。得られる液体をオートクレーブ中1
21’Cで20分間殺菌する。
培地をオートクレーブ中121’Cで30分間殺菌する
。アエロモナス・カビアエSCI4030は単毛性極鞭
毛によって運動するダラム陰性桿菌である。飼主の亜極
鞭毛が観察されることもある。
該微生物はチトクロームオキシダーゼ陽性であり、ガス
を発生せず発酵的にブドウ糖を分解する。バイブロスタ
ット(vibrostat) 2 、4−ジアミノ−6
゜7−ジイツプロピルプテリジンに対して耐性がありデ
オキシリボヌクレアーゼ陽性である。これらの特徴は該
微生物がアエロモナス属に属することを示す。
該微生物アエロモナス・カビアエSC14030は上述
の重要な特性によって、アエロモナス・ヒドロフィリア
(Aeromonas hydrophilia)およ
びアエロモナス・ツブリア(Aeromonas 5o
bria)とは区別され、アエロモナス・カビアエの特
性にマツチしている。すなわちこの属の2つの他の種で
あるアエロモナス・ヒドロフィリアおよびアエロモナス
・ツブリアは運動性があり、エスクリン加水分解および
l−アラビノース利用性が陽性である。
アセトイン生成、ブドウ糖からのガス生成およびシステ
ィンからの硫化水素生成は総て陰性である。
従ってアエロモナス・カビアエSC14030は、アエ
ロモナス・カビアエと同一であり、M、ボボフ(M、P
opof4)によるアエロモナス・カビアエの記載[バ
ージニーのマニュアル・オブ・システマティ”lり・バ
クテリオロジー(B ergey’ s Manual
or Systematic Bacteriolog
y)、上、N、R,クリーブ(N、R,Krieg)お
よびJ、G、ホルツ(J、G。
Ho1t)編、ウィリアムズ・アンド・ウイルキンス(
Williams and Wilkins)、バルチ
モア、メリーランド、546〜547頁、1984年コ
に従って、アエロモナス・カビアエと同定される。
次に本発明に係る新規抗生物質の生産について説明する
抗生物質アエロモナスおよびアエロシアニジンは、アエ
ロモナス・カビアエATCCNo、53434を同化し
うる炭素源および窒素源を含有する水性栄養培地にて通
気撹拌条件下室温もしくは室温付近の温度で培養して生
産することができる。
該培地に実質的な抗生活性が付与されるまで通常約18
〜48時間、好ましくは約24時間発酵を行なう。
抗生物質単離の手順は、例えばスタフィロコッカス・ア
ウレウス(S taphylococcus aure
us)F DA209Pを用いて、通常手段であるペー
パーディスク−寒天拡散分析によりモニターすることが
できる。更に、アエロシアニジンはノーベルト・ヘルム
スドルフ(S 1evert −Hermsdorf)
法[P、A。
S、スミス(P、A、S、Sm1th)著″The C
hemistryof 0pen−Chain Org
anic Nitrogen Compounds”、
ベンジャミン、ニューヨーク、1965年、上、225
頁コ(イソシアン化物で青色を呈する)によって比色分
析してモニターすることもできる。
試験サンプル0.1−をメタノール:酢酸= 9 : 
l (v/V)中の3.3’ 、5.5’−テトラメチ
ルベンジジンlj+9/ll1e溶液と酢酸銅l水和物
(3rn9/mQ)水溶液の等容量混合して調製した試
薬0 、9 mf!に加える。メタノールと該試薬から
調製したブランクに相関する370niにおける吸光度
の増加は、アエロシアニジンの存在量に比例する。
アエロカピンは、既存の技術を用いて発酵培地から分離
、精製することができる。例えば、培養液を遠心して産
生微生物の細胞を除去する。上澄液を酸(例えば塩酸)
でpH5に調整し、酢酸エチルで抽出し、次いで抽出液
を減圧下に濃縮してシロップ状にする。
該シロップを、例えばヘキサン−クロロホルム、クロロ
ホルム、最後にクロロホルム−メタノールを溶媒として
用いてケイ酸カラムクロマトグラフィーに付す。スタフ
ィロコッカス・アウレウスもしくはスタフィロコッカス
・エビデルミゾイス(Staphylococcus 
epidermidis)に対して通常使用される手段
であるペーパーディスク−寒天拡散分析によって生物学
的活性が検出された両分を合せ、減圧下に濃縮し、次い
で残渣をセファデックスLH−20(アルキル化架橋デ
キストランゲルビーズ、ファルマシア・ファイン・ケミ
カルズ・AB。
ウプサラ、スウェーデン国)上のクロマトグラフィーに
付し、クロロホルム:メタノール:ヘプタン=1 : 
3 : 6 (v/v/v)の混合溶媒で溶離する。活
性画分をプールし、減圧下に濃縮し、次いでセルロース
上、ヘプタンおよびヘプタン−エーテルでクロマトグラ
フィーに付して更に精製する。プールした活性画分をセ
ルロース上で再クロマトグラフィーし、その活性溶出液
を濃縮結晶化させて高純度のアエロカビンが得られる。
発酵培地からアエロカピンを分離し、アエロカビンとア
エロシアニジンを収集する他の方法は、発酵培養液のp
Hを6に調整し、細胞や他の粒子状物を遠心分離するこ
とから成るものである。透明な上澄液を酢酸エチルで抽
出し、得られる有機層(抗生物質活性を有する)を減圧
下に濃縮し、次いで残渣をヘキサン:トルエン;メタノ
ール:水=3:3:4:2に分配する。減圧下に濃縮し
て下相からメタノールを除去し、抗生物質活性を含有す
る水溶液を得る。抗生物質の混合物を酢酸エチルにて抽
出し、次いでヘキサン:酢酸エチル:メタノール:水=
l+l:1:1で向流クロマトグラフィーに付して精製
する。本操作中にアエロカピンからアエロシアニジンが
分離される。各抗生物質を含有する両分をプールする。
アエロシアニジンを含有する画分はアセトニトリル−水
の直線勾配を利用した粗孔性スチレン−ジビニルベンゼ
ンポリマーでの逆相クロマトグラフィーに付すことによ
りさらに精製する。活性画分を合せて酢酸エチルで抽出
し、次いで減圧下に濃縮して、アエロシアニジンを無色
結晶固体で得る。アエロカビンを含有する画分ち上記と
同様にして精製できる。
アエロカビンおよびアエロシアニジンは酸性物質であり
、種々の有機および無機塩基と塩を形成する。薬理学的
に許容し得る塩が好ましいが、他の塩でも、例えば、抗
生物質の単離に利用できる。
抗生物質の塩も本発明の範囲に含まれ、既存の技術を用
いて容易に調製される。これらの塩としては、例えば、
アンモニウム塩、アルカリ金属塩(ナトリウムおよびカ
リウム塩など)、アルカリ土類金属塩(カルシウムおよ
びマグネシウム塩など)お上びノシクロヘキシルアミン
、ベンザチン、ヒドラバミン、N−メチル−D−グルカ
ミンのような有機塩基との塩などが挙げられる。
以下に実施例を挙げて、アエロカビンおよびアエロシア
ニジンの製造法をより具体的に説明する。
実施例1 アエロカピンの産生 酵母エキス、グルコース、土壌抽出物、塩類を含む斜面
寒天培地にアエロモナス・カビアエ、ATCCNo、5
3434を植付け、25℃で一夜培養し、これを、50
0m12のエルリンマイヤーフラスコ中100m2部の
水性培地に接種する。発芽培地に組成は以下の通りであ
る。
酵母エキス          4.0g麦芽エキス 
        t 0.0gブドウ糖       
     4.0g蒸留水        全量100
0m12pH7,3に調整した培地を使用前に121℃
、蒸気圧151bsで15分間殺菌する。接種した発芽
フラスコを、2インチストローク、300 rplnで
回転する回転振盪機にて25℃で約24時間培養する。
この発芽フラスコから、その1%(V/V)を500m
Qエルレンマイギンマイヤーフラスコ中成分を含有する
培地100m12部に移す。
酵母エキス         to、0g麦芽エキス 
        I 0.0gペプトン       
    1.0gデキストロース        20
.0g蒸留水        全量1000m12pH
7に調整した培地を使用前に121t’、蒸気圧251
bsで15分間殺菌する。接種した発芽フラスコを、2
インチストローク300 rpmで回転する回転振盪機
にて25℃で約24時間培養する。
フラスコの内容物をプールし、プールした培養液を遠心
分離して、pH6、6の上澄液的160Qを得る。その
上澄液を6N塩酸でpHs、sに調整し、酢酸エチル8
012で2回抽出する。抽出液をプールし、次いで40
℃以下の温度で減圧濃縮し゛て14.6gのシロップを
得る。
該シロップ14.6gをヘキサン:クロロホルム= I
 : I (v/v)にてケイ酸カラム(2,5cmx
54c謂)に通ず。ヘキサン:クロロホルム= l :
 l (v/v)500m12で溶出を開始し、次いで
ヘキサン:クロロホルム−1:2(v/v)500m9
、クロロホルム3i2、最後にクロロホルム:メタノー
ル=99:1(v/v) 500 m(lにて溶出する
。活性画分を集め、プールして減圧濃縮し、残渣4gを
得る。この残渣をメタノール;クロロホルム:へブタン
= 1 :3 :6(v/v/v)からなる溶媒20I
I1gに溶解し、次いで同じ溶媒でセファデックスLH
−20カラム(2゜5 Cff1X 50 cm)にて
クロマトグラフィーに付す。
この同じ溶媒を用いて生物学的活性物質を溶出し、集め
て減圧濃縮して残渣1.1gを得る。この残渣をヘプタ
ン20IIII2に溶解し、ヘプタンにてセルロースカ
ラム(ワットマンCF 11. 2.5 X 28cm
)に通す。500mQずつのへブタンおよびヘプタン:
エーテル= l : 1 (v/v)をカラムに通して
溶出する。プールした溶液を濃縮し、活性画分を石油エ
ーテル(35〜36℃)にてセルロースカラム(ワット
マンCF IL 2.5 X 25cm)で再クロマト
グラフィーに付す。500−ずつの石油エーテル、石油
エーテル:へブタン= 1: 1 (v/v)、ヘプタ
ン、ヘプタン:エーテル= 1 : 1 (v/v)、
最後にエーテルで溶出して、活性成分を回収する。プー
ルされた活性画分を減圧濃縮し、得られた残渣0.2g
を少量のへブタン:酢酸エチル= 9 : 1 (v/
v)に溶解し、それからアエロカピンの結晶(100I
IF)を得る。
アエロカビンは無色酸性物質であり、以下の物理化学的
性質を有する。
実験式C5tHa−Os、分子1464(高分解能FA
Bマススペクトロメトリー)、融点127℃1、[α]
22D=+25.1’ (C=0.9、メタノール)、
’HNMR(CDCI2*)δ=0.87(3f−1,
t、J=6゜8Hz)、  1.26(ca、13H)
、  1.45(ca、3H。
m)、1.49(3H,S)、1.60(IH,ddd
、J=2゜6.8.6,14.6Hz)、1.88(2
H,m)、2.02(IH,dd、J=11.7,11
.7Hz)、2.22(II−1,dd、J=3.4,
12.0Hz)、2.25(l H,d。
J=11.3Hz)、2.50(21−1,m)、2.
58(1H,ddd、J=4.4.l 3.2.ca、
18.4Hz)、3゜13(IH,d、J=15.2H
2)、3.20(I H,d。
去=15.2I−1z)、3.66(IH,m)、3.
88(IH,m)、4.01(I H,dd、止=8.
5,13.2Hz)、5.11(I H,m)、5.2
6(I H,m)、5.26(IH,ddd、J=4.
7,8.0,17.0Hz)、5.37(IH,ddd
、J=5.2,8.7,14.0Hz)、5.76(I
H,s)、6.02ppm(2〜3H,ブロードs);
”CNMR(CDCI2s)δ=14.0.16.4,
22.6゜25.4,29.2,29.5(3G)、3
0.9,31゜8.34.6,37.1,38.4,3
9.5,44.8゜49.4,65.6,69.1,7
0.9,120.6,124.9.I 25.6,12
9.2,133.7,152゜1、 l 65.2,1
74.0ppm;I R(KBr)3450゜3025
.2955,2927,2856,1721゜1699
.1649,1377.1235.1+87゜1156
.1 +19.1062.965cm−’。
本抗生物質はメタノール、アセトン、酢酸エチルに易溶
性、ヘプタンに難溶性および水に不溶性である。
アエロカピンの生物学的活性 アエロカピンの最小発育阻止濃度(MIC)を寒天希釈
法で判定する。試験菌を冷凍ストックから準備し、最終
レベルが1070 F U/mQ(CF Uはコロニー
形成単位)になるまで希釈する。アエロモナスを適当な
希釈剤に溶解して濃度を!000μg/m(lにする。
酵母ビーフブイヨン(ディフコ)で2倍に希釈をくり返
して、1000μg/ m(lから0.5μg/lll
I2の範囲の液体を得る。各希釈液の1.5−のサンプ
ルをそれぞれペトリ皿に入れ、k−10寒天(ビーフェ
キス1 、5 g、酵母エキス3゜0g、ペプトン6 
、0 g1デキストロース1.Og。
寒天15.0gに蒸留水を加えて10100Oとじたも
の)を加える。寒天中の最終薬剤濃度は100μg/m
Qから0.05μg/mI2の範囲である。寒天のみを
含有する菌成長コントロール平板を用意し、試験平板の
前後に接種する。デンリー・マルチポイント接種器(D
enley MuH4point I noculat
or)(各菌約0.001+n(!を接種し得る)で各
平板の表面に菌をつけて、寒天表面の最終接種レベルが
10’CF’Uになるようにする。
平板を37℃で18時間培養し、次いでMICを判定す
る。MICとは菌の成長を阻止する化合物の最低濃度で
ある。
寒天希釈分析の結果は以下に示す通りである。
スタフィロコッカス・アウレウス  2399    
6.3スタフイロコツカス・アウレウス 10016 
   3.1「テトラサイク・ルR]** スタフィロコッカス・アウレウス  9593    
6.3[ペニシリンRコ スタフィロコッカス・アウレウス 10820    
3.1[エリスロマイシンR] [ペニシリン コ エシェリシア・コリ        10857   
 12.5*)SCNo、とはニューシャーシー、プリ
ンストンのイー・アール・スクイブ・アンド・サンズ・
インコーホレイテッドの微生物コレンジョンにおける番
号である。
**)[]は微生物が括弧内に示す抗生物質に対して耐
性を有することを意味する。
実施例2 アエロシアニジンの産生 酵母エキス            5,0gグルコー
ス             5.0gMg5O,・7
H,OO,1g FeSO4・7HtOO,1g 土壌抽出濾液*         200mQ寒天  
            17.5g水道水     
        800IIle*)土壌抽出濾液は土
壌懸濁水道水を沸騰させ、約60分間煮沸を続けて調製
する。冷却後、抽出液をチーズクロスを通して濾過し、
次いで遠心分離して大部分の残留固体を除去し、最後に
ワットマンNo、4濾紙で濾過する。得られる液体をオ
ートクレーブ中!21℃で20分間殺菌する。
上記の組成の斜面寒天培地にアエロモナス・カビアzA
Tcc No、53434を植付け、25℃で一夜培養
して、500m12エルレンマイヤーフラスコ中の水性
培地1oad部に接種する。この培地の組成は以下に示
す通りである。
トリプトン             5.0g麦芽エ
キス            3.0gグルコース  
          10.0g酵母エキス     
       3.0g蒸留水           
全ffi1000mf2培地は使用面に121’C1蒸
気圧151bsで15分間殺菌する。
接種したフラスコを2インチストローク、30rpmで
回転する回転振盪機にて25℃で約24時間培養する。
これらのフラスコから増殖した菌株を使用して、次に、
500mCエルレンマイギンマイヤーフラスコ中同組成
の新しい培地100m(!に接種する。これらのフラス
コを前記と同条件下に回転振盪機にて25℃で培養する
。この増殖菌を接種源(1,5%、v/v%)とし、3
0012ステンレススチール容器中の培地25012に
接種する。該培地の組成は以下に示す通りである。
トリプトン             5.0g麦芽エ
キス            3.0gセルロース水和
物        11.0gニーコン(Ucon)L
8625     0.5m(!蒸留水       
   全量1000m12培地は使用前に121’C1
蒸気圧151bsで30分間殺菌する。
撹拌速度130 rpm、空気流1100F、圧力10
psigの条件下、25℃で24時間発酵を継続する。
発酵完了後、培養液を収集する。3Mリン酸を加えてp
H’6に調整し、11℃まで冷却し、遠心分離して細胞
や他の粒状物質を除去する。透明な上澄液を酢酸エチル
!25Qの入った容器に撹拌しながら速やかに加える。
遠心分離して有機相と水性相を分離せしめ、透明な上澄
液58&を20℃以下で212になるまで減圧濃縮する
。濃縮中に形成した固体を濾去する。次いで透明な濾液
をl)H6、0の0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液2Q
1次いで800m(ずつの水で3回洗浄する。得られた
酢酸エチル層1.6eを減圧濃縮して残渣87gを得、
ヘキサン:トルエン:メタノール:水=3・3: 4 
: 2 (v/v/v/v) 850 mQ/相にて、
下相を移動相として、分液ロート2個を用い、移し換え
操作3回の方式による向流分配を行う。分配完了後、下
相をプールし、減圧濃縮してメタノールを除去する。得
られる水溶液を酢酸エチル350IIl(2で抽出し、
有機相を分離し、次いで減圧濃縮して残渣4.1gを得
る。この残渣をヘキサン:酢酸エチル:メタノール:水
= I : I : 1 : l (v/v/v/v)
からなる分配系の上相と下相それぞれ10dに溶解し、
この溶媒系において、容量330mρの多層テフロンチ
ューブコイル(1、6mm、 i、d、)を用いた80
0rpmで回転する高速向流クロマトグラフ(P、C,
インコーホレイテッド、ポトマック、Md、)にてクロ
マトグラフィーに付す。この系では、上相が1分間に4
mQ流出する。アエロシアニジンは250〜350m1
2の間に現れる。アエロシアニジンを含有する画分を合
せ、等量の水で洗浄し、水性相を酢酸エチルで逆洗浄す
る。有機溶媒プール250mQを減圧下に濃縮して残渣
669x9を得る。この残渣をアセトニトリル:水=3
ニア(v/v)10n+I2と混合し、得られる濁った
混合物をアセトニトリル:水=3ニア(v/v)に溶解
して、2.5X20cmのMCI  GEL  CHP
20F樹脂(マクロ網状スチレン−ジビニルベンゼン共
重合体、王菱化成工業(株)、日本国)カラムに通す。
アセトニトリル/水を30〜70%の範囲の直線勾配で
2.212以上、流速2 mQ/分でカラムに通し溶出
する。アエロシアニジンは700〜760+n2の間に
溶出する。
活性画分をプールし、60mffの水で希釈する。希釈
プールを酢酸エチルで2回抽出する。2つの酢酸エチル
抽出物を合せ、水で2回洗浄する。得られる酢酸エチル
溶液170mf2中には138.4i9のアエロシアニ
ジンが含まれる。抗生物質は固体状態で安定度が低くな
るため、アエロシアニジンは、この溶液中で4℃にて保
存する。少量のサンプルを窒素気流中で濃縮乾燥すると
結晶残渣が得られ、59から62℃で融解する。上記の
工程で得られる物質の最高融点は63.5〜65.5℃
であった。
アエロシアニジンは無色の酸性物質であり、以下に述べ
るような物理化学的性質を有する。
[αコ11= 20°(C=0.5.メタノール)、’
HNMR(CD Cl23)δ1.2〜1.75(16
H)、1.76(3H,s)、2.34(2H,t、J
=7.3,7゜3Hz)、2.84(IH,d、J=8
.IH2)、3.66(lH,td、J=8.0,8.
0.4.5Hz)、生6゜8ppm(2H,ブロード)
;13CNMR(CDCQs)δ22.1,24.6,
24.6,29.0,29.1.29゜2.29.3,
29.3,34.0,34.6,64.8゜65.2(
ブロード)、69.6,161.0.+ 79゜6pp
m;IR(KBr)2971,2934,2916゜2
853.2142,1712.I l 14.+086
゜886.810cm−’;質量スペクトル(FAB)
284.+866[計算値C+5HtsNO*(M+H
):284.1862]、UV(メタノール)端吸収。
アエロシアニジンの生物学的活性 アエロカピンの生物学的活性測定の際に述べた方法を用
いて、アエロシアニジンの生物学的活性スタフィロコッ
カス・アウレウス  1276   <0.05スタフ
イロコツカス・アウレウス  2399   <0.0
5スタフイロコツカス・アウレウス  2400   
<0.05ニジエリシア・コリ        829
4   >50.0ニジエリシア・コリ       
 10896   25.0エンエリシア・コリ   
     10909    1.6特許出願人 イー
・アール・スクイブ・アンド・サンズ・インコーホレイ
テッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、約[α]^2^2_D=+25.1°(C=0.9
    、メタノール)の旋光度を有する[3E、6E、9E、
    12α、14β(R^*)−12−ヒドロキシ−14−
    (2−ヒドロキシウンデシル)−10−メチル−2−オ
    キソオキサシクロテトラデカ−3,6,9−トリエン−
    4−酢酸もしくはその医薬的に許容しうる塩。 2、アエロモナス・カビアエ(Aeromonas c
    abiae)SC14030(ATCC No.534
    34)を、同化しうる炭素および窒素源を含有する水性
    栄養培地にて通気撹拌条件下、該培地に実質的な抗生物
    質活性が付与されるまで培養し、目的化合物を単離する
    ことを特徴とする、約[α]^2^2_D=+25.1
    °(C=0.9、メタノール)の旋光度を有する[3E
    、6E、9E、12α、14β(R^*)]−12−ヒ
    ドロキシ−14−(2−ヒドロキシウンデシル)−10
    −メチル−2−オキソオキサシクロテトラデカ−3,6
    ,9−トリエン−4−酢酸の産生方法。 3、微生物アエロモナス・カビアエSC14030を約
    25℃で培養する前記第2項記載の方法。 4、約[α]^2^3_D=−20°(C=0.5、メ
    タノール)の旋光度を有する[2α(R^*)、3α]
    −κ−ヒドロキシ−3−イソシアノ−3−メチルオキシ
    ランウンデカン酸もしくはその医薬的に許容しうる塩。 5、アエロモナス・カビアエSC14030(ATCC
     No.53434を、同化しうる炭素および窒素源を
    含有する水性栄養培地にて通気撹拌条件下、該培地に実
    質的な抗生物質活性が付与されるまで培養し、目的化合
    物を単離することを特徴とする、約[α]^2^3_D
    =−20°(C=0.5、メタノール)の旋光度を有す
    る[2α(R^*)、3α]−κ−ヒドロキシ−3−イ
    ソシアノ−3−メチル−オキシランウンデカン酸の産生
    方法。 6、微生物アエロモナス・カビアエSC14030を約
    25℃で培養する前記第5項記載の方法。
JP2946087A 1986-02-10 1987-02-10 抗生物質アエロカビン並びにアエロシアニジン Pending JPS62195373A (ja)

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