JPS62194002A - 正逆切換油圧回路におけるアクチユエ−タのシヨツク緩和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、正逆切換油圧回路において、方向切換弁を
操作してアクチュエータを正逆に切換える場合、このと
きに発生するショックを緩和するショック緩和装置に関
するものである。

（ロ）従来の技術 従来、正逆方向と、中間任意の位置での停止を要求され
るアクチュエータを接続した油圧回路においては、四ポ
ート三位置切換弁によって方向を切換えていたのである
が、この切換え時、ショックが生ずる。

そこで、このショック緩和のための種々の方法が取られ
るのであるが、このうち、もっとも簡単な方法は、＊勤
ピストン型のアキュムレータを切換弁の上流に設置する
方法である。

しかし、この方法は、切換前にアキュムレータが作動位
置に復帰していなければならないから。

切換弁が中立位置に相当長い間とどまっていなければな
らない。したがって、正逆の急激な変換。

あるいは短時間の一時停止等にあっては有効に作動しな
い。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 このような点を解消しようとして、この発明者等は、ア
キュムレータと並列に複動ピストン型のアキュムレータ
を設置する案件を先に提案している（特願昭６０−２４
８２５２号）。

ところが、これによると、切換弁が正から逆。

あるいは逆から正のように反対に切換わるものにあって
は効果があるが１寸動動作のように、連続して正から正
、あるいは逆から逆のような場合には効果がない。

（ニ）問題点を解決するための手段 そこで、この発明は、正位置、中立位置、逆位置の三位
置切換弁を介してアクチュエータのそれぞれの正逆圧油
系路に圧油を供給する正逆切換油圧回路において、前記
アクチェエータと並列に復動ピストン型アキュムレータ
を接続するとともに、これらアクチェエータとアキエム
レータとの間のそれぞれ連結系路に、前記アキュムレー
タの各々正逆室に連通し、かつ、この方向を切換可能な
切換弁を挿設し，前記三位置切換弁が中立位置から正位
置、中立位置から逆位置に切換わるとき。

この三位置切換弁の位置および前記アキエムレータのピ
ストンの位置を検出するコントローラにより、前記アキ
ュムレータを正逆端いずれかに移動させるよう、前記切
換弁を各々制御したことにより、前記した問題点を解決
したのである。

（ホ）作用 これにより、三位置切換弁が中立位置に戻ると、コンｌ
−ローラがその位置を検出して切換弁を適宜操作し１次
に三位置切換弁が正位置または逆位置に切換わるときは
必ず、アキュムレータを反対側端まで移動させるのであ
る。

（へ）実施例 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明するが、
第１図はこの発明に係るシジソク緩和装置の油圧回路の
ブロック図である。

すなわち、ポンプ１からの圧油系路２とタンクに戻る戻
り油糸路３は三位置切換弁４に導かれ。

さらに、この三位置切換弁４から二本の負荷側圧油系路
（正逆圧油系路）５．６が出てアクチュエータ７に至っ
ている。なお、この場合のアクチュエータ７として油圧
クラッチを例示したが、三位置切換弁４を真中の中立位
置４Ｃから一端の正位置４ａに操作し、正逆圧油系路５
．６のうちの一方の糸路５に圧油を供給したときが正（
正転あるいは前進等）、同じ（三位置切換弁４を他端の
逆位置４ｂに操作し、他方の圧油系路６に供給したとき
が逆（逆転あるいは後進）の動作となるのである。この
他、８．９は圧油系路２の異常圧をリリーフするリリー
フ弁であり（ただし、８は第一次で高圧用、９は第二次
で低圧用）、ｌＯはアクチュエータ７のドレン系路であ
って、第二次のリリーフ弁９の前に合流している。

次に、この発明では、複動ピストン型アキュムレータ１
１をアクチュエータ７と並列に設置するとともに、これ
らアクチェエータ７とアキエムレータ１１との間の連結
系路５ａ、６ａに、アキュムレータ１１の各々正逆室１
１ａ　、１１ｂに連通し、かつ、この方向を切換可能な
切換弁１２．１３を挿設するのである。

そして、この三位置切換弁４の位置およびアキュムレー
タ１１のピストン１１ｃの位置等をコントローラ１４に
よって検出し、三位１切換弁１が中立位置から正位置へ
切換わったとき、あるいは中立位置から逆位置へ切換ね
ったとき、アキュムレータ１１のピストン１１ｃを反対
端へ移動させるよう、この両切換弁１２．１３の各ソレ
ノイドを制御するのである。

すなわら、三位置切換弁４の正逆位置を検出するセンサ
ーをＦ、Ｒ，また、アキュムレータ１１の正逆端位置を
検出するセンサーをＸ、　Ｙとすれば、これらからの信
号を受けて両切ＰＡ弁１２．１３のそれぞれのソレノイ
ド（Δ、Ｂ、Ｃ，Ｄ）を以下の表に示すように制御する
のである（この場合、切換弁１２．１３のスプールはソ
レノイド（Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ）が励磁された方へ引っ張ら
れるものとする）。

以上により、たとえ、アキエムレータ１１が正逆端いず
れの位置にあっても、三位置切換弁４が中立位置から正
位置へ、あるいは逆位置に切換ねるとき、必ず９両切換
弁１２．１３が前記のように作動し、アキュムレータ１
１のピストン１１ｃを反対端まで動かし、シコソクを緩
和するのである。

第２図は他の実施例を示す機構ブロック図であるが、正
逆操作の操作レバー１５によってピストン型アキュムレ
ータ１６を操作するとともに（そのロッド側室には圧油
系路２を導いており）、この操作レバー１５と三位置切
換弁４のスプールを連動せしめたものである。

すなわち、操作レバー１５をｎ中の中立位置が一番高く
１両側の正逆位１が低くなっているガイド１７で案内す
るとともに、その中途に三位置切換弁４のスプールを連
係しておく他、下端には長孔体１８を装設し、この長孔
体１８に嵌入されたローラ１９に前記したアキュムレー
タ１６のビス１−ン１６ａのロッド１６ｂを連結してお
くのである。なお、この場合、アキエムレータ１６の取
付位置等は、操作レバー１５を中立位置に置いたとき、
ピストン１６ｂがアキュムレータ１６内の最上端に位置
するような関係にしておく。

これにより、操作レバー１５を正逆いずれかの位置から
一度中立位置に戻すと、長孔体１８がローラ１９、シた
がって、アキュムレータ１６のピストン１６ａを引き上
げ、そのピストン１６ａを再び最上端に持って来る。し
たがって、操作レバー１５を再度正逆位置に操作した場
合、このピストン１６ａの移動化を残していることにな
るから、これによってアクチュエータフに一挙に最大圧
がかかるのを防ぐのである。

（ト）発明の効果 以上、この発明は、前記したものであるから。

すなわち、前記した正逆切換油圧回路において。

アクチュエータフと並列に複動ピストン型アキュムレー
タ１１を接続するとともに、これらアクチュエータ７と
アキエムレータ１１との間のそれぞれ連結系路５ａ、６
ａに、アキュムレータ１１の各々正逆室１１ａ　、１１
ｂに連通し、かつ、この方向を切換可能な切換弁１２．
１３を挿設し、三位置切換弁４が中立位置から正位置、
中立位置から逆位置に切換わるとき、この三位置切換弁
７の位置および前記アキュムレータ１１のピストン１１
ｃの位置を検出するコントローラ１４により、アキュム
レータ１１を正逆端いずれかに移動させるよう、前記切
換弁１２．１３を各々制御したものであるから、アキュ
ムレータ１１のピストン１１ｃが正逆端いずれにあろう
とも。

三位置切換弁４を一度中立位置に戻して正逆位置に切換
えようとすれば、必ず、前記ビス］・ン１１ｃを反対端
まで強制移動させることになり、アクチュエータフに付
加される初期ショックを吸収できるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るショック緩和装置の油圧回路の
ブロック図、第２図は他の実施例を示す機構およびブロ
ック図である。 （符号）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　正位置，中立位置，逆位置の三位置切換弁（４）を介
   してアクチュエータ（７）のそれぞれ正逆圧油系路（５
   ），（６）に圧油を供給する正逆切換油圧回路において
   ，前記アクチュエータ（７）と並列に複動ピストン型ア
   キュムレータ（１１）を接続するとともに，これらアク
   チュエータ（７）とアキュムレータ（１１）との間のそ
   れぞれの連結系路（５ａ），（６ａ）に，前記アキュム
   レータ（１１）の各々正逆室（１１ａ），（１１ｂ）に
   連通し，かつ，この方向を切換可能な切換弁（１２），
   （１３）を挿設し，前記三位置切換弁（４）が中立位置
   から正位置，中立位置から逆位置に切換わるとき，この
   三位置切換弁（４）の位置および前記アキュムレータ（
   １１）のピストン（１１ｃ）の位置を検出するコントロ
   ーラ（１４）により，前記アキュムレータ（１１）を正
   逆端いずれかに移動させるよう，前記切換弁（１２），
   （１３）を各々制御したことを特徴とする正逆切換油圧
   回路におけるアクチュエータのショック緩和装置。