JPS62193828A - 枚葉オフセツト印刷機の版位置矯正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は枚葉オフセット輪転印刷機の版位置を機外から
の制御信号により駆動される躯動部により版位置を矯正
し、版の歪（ゆが）みによる印刷見当ズレを修正するた
めの版位置矯正装置に関する。

〔従来方法〕

枚葉オフセット輪転印刷機の印刷において、版の不適正
位置に起因して生ずる印〜ｔｉｌｌ見当ズレは、版の天
地方向又は左右方向に平行にずれている場合と、版の適
正位置に対し歪んでいる場合に分けることができる。

上記板の不適正位置による印刷見当ズレのうち、版の平
行ズレの場合には、版位置を動かすことなしに印刷紙の
フィーダ一部における見当合わせ装置、または版胴の円
周方向及び軸方向へのｖ！４整装置等により比較的容易
に印刷見当ズレを修正することができる。

従来、版の歪みにもとづく印刷見当ズレを修正する方法
は、第９図に示す版取付は装置（５０）のポル）　（５
１）を手動でゆるめたル、締めたりしてするものであっ
た。しかし、この従来方法を実施するＫは、その都度機
械を停止し、オペレーターが機上に上らなければならな
かった。そのために、多くの時間と危険を伴うものであ
った。

ただし、グラビア輪転印刷機または巻紙オフセット輪転
部−り機においては、版胴に直接画素部が設けられたも
のであったシ、版胴と版材は別であっても版材だけを調
整することが不可能であった。そのため、版の歪みによ
る印刷見当ズレが生じた場合、特開昭６０−７２７３１
号公報明細書に示されているように、版胴そのものをね
じって調整することが行われていた。

しかし、この場合には、機械要素に相当無理な力がかか
択機械寿命を著しく短くするもので、好ましい方法では
ない。

又、特開昭６０−４２０４５号には版万力を緊締するた
めにのみ水力シリンダーを使うことが知られている。し
かし、これは本発明の目的とする版の歪みを矯正する機
能は全くない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、印刷機の排紙部近辺、またはｊＩｉｌｌ　！
ｂ見本検査テーブル、または印刷機側面に設けた操作ボ
ックス等印刷機の機外からの制御信号により版胴に取り
付けられた版の位置を印刷見当ズレの生じない適正位置
に正確、迅速かつ安全に矯正し得る装置を提供すること
を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は本発明によれば、版位置矯正装＆を、版万力
がバネにより常時版の緊締力を弱める方向に付勢されて
いる咬え側版万力及び咬え尻側版万力と、これら版万力
を制御する機外に設けた制御手段と、該制御手段からの
信号によ）作動し各版万力を版の天地方向に移動させ固
定する版緊張手段と、咬え側版万力の一方の端部近くに
設けたガイドとこのガイドに係合する版胴側に設けた他
のガイドとからなる版万力支持部と、該版万力支持部を
設けてない該版万力他端部近くに設けられ前記版緊張手
段の非作動時に前記制御手段からの信号により作動し咬
え側版万力を前記版万力支持部を中心に回転調整する版
歪み調整手段等によって構成することにより解決された
。

〔作　用〕

本発明による印；レリ見当ズレ修正は、機外からの信号
により駆動部により版万力を移動することにより版位置
を矯正するから、極めて間単に、安全かつ素早く出来、
更には版万力に対し均一な力を作用させることができる
ため版万力に片をった応力を生じさせることもなく、長
時間に亘って適正な版位置を維持することができる。

〔実施例〕

本発明装置は、第１図に版（３）を展開して示すように
印−り見当ズレを生ずる版位置（ａ）から印刷見当ズレ
を生じない版位１ｔ（ｂｌに移動調整するためのもので
あり、回転移動により調整する。

実施例−１ 第２図乃至第４図は第１図に示すような版位［％正方法
を実施するための装置の一例を平面的かつ概略的に示す
図であり、図における版万力は図示しない公知の蟻及び
蟻溝によす多少の余裕をもって版胴（１）の凹溝底壁（
２）上に取り付けられている。本実施例装置は、喰え側
版万力（４）、咬え尻側版万力（５）、夫々の版万力に
シリンダーが固定された油圧シリンダー（６）、（７）
、（８）、（９）、各シリンダーのピストンα〔、咬え
側版万力の一方の端部と版胴のｇ壁ａ３との間隔位置決
めストッパーａυ、咬え側版万力（４）の他の端部下面
部に設けた版万力支持部を構成する円柱状突出ビン（Ｌ
３（ガイド）と版胴の凹溝底壁（２）に設けられ前記ビ
ンが嵌合する版（３）の天地方向に細長の長＠ａ４（ガ
イド）、版万力（４）及び（５）を常時版の緊締力を弱
める方向（イ）に付勢するバネαＧ、　　（１５’）、
油圧シリンダー（６）、（７１、（８）、（９）を駆動
する油圧供給用油圧管（２）、版万力（４）の下面に設
けられ丸板歪み調整手段を構成するアタッチメントαｅ
１該アタッチメｙトＤＩを駆動するためのシリンダーが
版胴の凹溝底壁（２）に固定された油圧シリンダーαη
、アタッチメントａｅの移動量を版万力（４）に伝える
ための版万力（４）に設けられたブーツ２０本上記油圧
シリすダー住ηを駆動する油圧供給用油圧管Ｑも機外に
設けた油圧供給手段である制御手段（７）、制御子１９
．Ｃ（ｊからの油圧を回転する版胴内へ導くためのロー
タリーカップリング（２）等よシ成っている。

本実施例による装置は下記１）乃至６）の工程により目
的を達成する。

なお、以下の説明は１つの版胴の版位置矯正について述
べるが、多色印（６１様の場合には、他の版胴に対して
も適用されるのは勿論である。

１）第２図状態において、図示しない版を従来と同じ方
法によυ、咬え側版万力（４）と咬え尻側版万力（５）
に上り版胴に装着する。このときには、油圧シリンダー
（６）、（７）、（８）、（９）には油圧が作動してお
らず、咬え側版万力（４）はバネα９により版胴の＠壁
住２側に押しつけられ、版万力（４）の一方の端部はス
トッパーαυに当υ、他の端部は万力側のピン０が版胴
側の長１１Ｎ４の上方端に当接し、それにより版万力は
、該位置に止まシ、また咬え尻側版万力（５）はバネ（
１５つにより版胴の溝４ｍ（１２つに押しつけられてい
る。このような状態においては、版は版胴にきつく緊締
されておらず、ゆるんだ状態である。

２）図示しない版が装着された第２図状態において、油
圧シリンダ南（６）、＋７）、＋８１、（９）に機外の
制御装置（至）により圧力油を送る。その結果、版万力
（４）１１１１１においては油圧シリンダー（６）、（
７）が作動し、最初抵抗の少ないピストン０ｔｉ７５ｉ
ｔｑ’　Ｌ出され版胴の溝壁（４に当たる。更に圧力油
が油圧シリンダー（６）、（７）に供給されると該油圧
シリンダー（６１、ｆカの手前側の壁面に圧力が作用し
シリンダーを矢印Ｂ方向に押す。油圧シリンダー（６）
、（７）のシリンダーは咬え側版万力（４）に固定され
ているから、シリンダーは版万力＋４１ｆ、矢印Ｂ方向
に移動する。

そして、咬え側版万力（４）に設けられたピンα漕が版
胴の凹溝底壁（２）Ｋ設けられた長溝α尋の下側端部に
当り、同じく版万力（４）の他端部においては、版万力
に固定されたブロック舖が版胴の軸〜方向には動くが版
胴の周方向（版の天地方向）には動かない版位１１ｉ！
１４整用アタッチメントαｅの面翰に当たった位置で停
止する。

一方、咬え尻側版万力（５）側に設けられた油圧シリン
ダー（８）、（９）に対しても前記油圧シリンダー（６
）、（７）に対するのとブロックα梯及び版位置調整用
アタッチメントαｅに相当する部材は設けられていない
。従って油圧シリンダー（８）、　ｆ９）が作動したと
き、咬え尻側版万力（５）がどの位置で停止するかは、
版万力に引張られることによって生ずる版の引張シ応力
と圧力油の圧力の大きさが釣シ合ったときあるいは予め
定められ制御ｔｉ、置端にセットされた作動圧力になっ
たときである。この予め制御装置にセットする作動圧力
は経験的に求めた版の緊締力を生ずる値とする。この結
果は第３図に示す通シである。

上記の結果、版の初期基準位置がセットされる。

３）初期基準位置にセットされた版によυ印−りを行い
、印刷された絵柄等をチェックし、版のねじれかめるか
どうがを見、ある場合にはその量を測定する。このねじ
れ量を測定するのに、測定装置器具を用いてもよいし、
目視による測定であってもよい。

４）ねじれの存在する版位置を矯正するため、その版を
緊締している版万力の版咬え力はそのままにして、版が
緩む方向、第３図の矢印入方向に版万力（２）及び（３
）を移動するため、油圧シリンダー（６）、（７）、（
８）、（９）に作用していた圧力油の圧力を減圧する。

バネα啼及び（１５つの押圧力にょシ咬え側版万力（４
）及び咬え尻側版万力（５）は第２図状悪に戻る。

５）次に、前記６）で求めたねじれｉｌを、または適宜
値に換算した数値を制＃装置に入力する。そして油圧シ
リンダーαηに油圧管０を通じて圧力油を供給する。そ
して入力した値に相当する圧力油を供給したことを検知
すれば供給は停止される。版位置調整用アタッチメント
αｅは所望する距離を移動して停止固定される。この固
定した位置を一定時間維持するために以後油圧シリンダ
ーαηに対し一定の圧力を保持する。この一定時間とは
次の工程を終了し、版が緊締され終わるまでのことを意
味する。即ち、油圧シリンダー（０１、（７）、　＋８
１、（９１が作動している間は、ブロックα樽により版
位置調整用アタッチメントαｅの移動方向と直角方向に
力が作用し、該移動方向へは移動しなくなっているから
である。

しかし、前記固定位置を維持するような圧力を油圧シリ
ンダーαηに与え続けるようになしてもよい。

６）油圧シリンダー（６）、（７）、（８）、（９）に
油圧管（２）を通じて機外の制御装置■から圧力油を供
給する。その結果、咬え側版万力（４）及び咬え尻側版
万力（５）の左端部（図において）は第３図の初期基準
位置と同じ位置に、しかし右端部（図において）は初期
基準位置に較べ版の天地方向にｂだけ回転的に移動し、
版のねじれによる印刷見当ズレを修正する位置に矯正さ
れる。従って、版万力（４）は版（３）の天地方向及び
回転方向に自由度を持っていることが必要である。

なお、前記３）により求めた版のねじれ量から、版位置
調整用アタッチメン）Ｈに与える調整量を算出するに際
しては、前記３）で版のねじれ量を測定する際の基準点
と、現実に版を調整する際の版の回転中心、よシ詳しく
は咬え側版万力（４）サイドのピン０の位置並びにブロ
ック（２）とそれに接触する版位置調整用アタッチメン
Ｈｅの位置との相互関係を十分に考慮しなければならな
い。

更には、咬え尻側版万力（５）が第４図の状態に至るに
際しては、わずかではあるが矢印Ｃ方向にずれることが
必要である。そのためには、咬え尻側版万力（５）は版
の天地方向並びに左右方向への両方向に対する自由Ｍを
持つことが必要である。

更には、本発明方法を有効に実施するためには、第２図
状態から第３図状態の初期基準位置決めをする際、及び
第２図状態から第４図状態に到らしめるに際し、油圧シ
リンダー（６）、（７）、（８）、（９）を一度だけ作
動させて、求める状態にするのではなく、油圧シリンダ
ー（６）、（７）、（８）、（９）を数回に亘って６Ｎ
、ＯＦＦを繰シ返すことにより正確な版位ｆｆ￥矯正が
可能となる。

また史には、版位置調整用アタッチメントαｅに与える
調整量は、版のねじれが第５図に示すようにプラス側及
びマイナス側であっても、アタッチメント翰の調整可′
＠範囲の中央部を０点とすることにより、調整すべき値
がどのようなときにもアタッチメン）Ｑ［９の調整のた
めの移動は常に基準位置から一方向（図で左から右方向
）のみとすることにより、ｔ＃［を向上させるとともに
、制御装ｆ（至）からの圧力油の糸路を１つで行うこと
を可能とした。勿論、経費の増大を考慮しないならば、
プラス側への調整とマイナス側への調整を第２糸路の油
圧回路により夫々行うこともできる。

第６図は第２図乃至第４図に示す版歪み調整手段を拡大
して示した図である。

実施例−２ 第７図は、版位置調整用アタッチメント翰が版胴の溝底
壁（２）に固定して設けたブロック（２）の斜面（ハ）
に沿って移動し、該版位置調整用アタッチメン）（１１
１Ｇは上記ブロック（至）の斜面（２）と滑らかに摺動
する面と移動しても版胴のｓｉｐと常に平行を保つ面（
至）を有している例で、他は実施例−１と同じ構造を有
している。

実施例−３ 本実施例は、機外の制御装置（至）からの信号を油圧系
又は空圧系と電気系の二系統にしたものである。この場
合、実施例−１及び実施例−２と同様版万力を移動し版
を緊締するだめの手段として油圧シリンダー（６）、（
７）、ｆ８）、（９１又は空圧シリンダーを使用し、版
位置調整用アタッチメン）（ＩＩの駆動部として、第８
図に示すように機外の制御装置ｗからの電気信号により
回転するモーター（Ｍ）と版位置調整用アタッチメント
αＱと螺合したスピンドル（５）よシなっている。

モーターＣＭ）は正転、逆転可能なものを使用する。又
、該モーターはブロックα樽と版位を調整用アタッチメ
ント圃が圧接していないときのみ回転するようになって
いるから大きなトルクを必要としない。しかしｎ反のよ
いことが必要である。

なお、第２図乃至第４図に示す油圧シリンダー（６１、
＋７１、（８）、（９）の代わ夛にモーターを直接的に
使用することは無理であるが、テコの使用、バネとの併
用、減速歯車群の使用等により小さなトルクを大きく変
換するようにすればモーターの使用も可能である。

〔発明の効果〕

本発明は版のねじれによる印刷見当ズレを修正するのに
、版位を矯正を機外に設けた１も制御装置からの信号に
より駆動する駆動部にょシ行うことができるから、版位
ｆ！Ｉ’ｍ正を短時間に、かつ正確に行うことができ、
作業性の向上と印刷品質の向上に効果を奏することがで
き、かつオペレーターが機上に工具を持って上って作業
をすることもないから、オペレーター自身の安全が確保
されるとともに、工具が機内に落ち機械が損傷を受ける
こともなくなる等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は版のズレ、ゆがみの矯正方法を説明する図、第
２図乃至第４図は本発明の一実施例に使用する装置の要
部を平面的にかつ動作別に示す概略図、第５図は版の歪
み状態を示す図、第６図は第２図乃至第４図に示す版歪
み調整手段のみを拡大して示す平面図、第７図及び第８
図は該版歪み調整手段の他の実施例を示す図、第９図は
従来装置の１例を断面的に示す図であり、図中、 １・・・・・・版胴、２・・・・・・版胴の凹溝底壁、
３・・・・・・版、４・・・・・・咬え側版万力、５・
・・・・・咬え尻側版万力、６．７．８．９・・・・・
・版万力緊張用油圧シリンダ−，１３・・・・・・円柱
状突出ピン、１４・・・・・・長丼、１５．１５’・・
・・・・バネ、１６・・・・・・アタッチメント、１７
・・・・・・版歪み１４Ｉ！ｉ用油圧シリンダー、１８
・・・・・・ブロック、１９，２２・・・・・・油圧管
、２５・・・・・・ロータリーカップリング、３０・・
・・・・制御手段を夫々示す。 代理人　弁理士　高　橋　勝　利 ／−ｍ＝　片歇８＠ 乞ダーーー駈７カ 第　　≠　図 第５図 第　３＊ 第　　ｃｆ　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）版万力がバネにより常時版の緊締力を弱める方向に
   付勢されている咬え側版万力及び咬え尻側版万力と、こ
   れら版万力を制御する機外に設けた制御手段と、該制御
   手段からの信号により作動し各版万力を版の天地方向に
   移動させ固定する版緊張手段と、咬え側版万力の一方の
   端部近くに設けたガイドとこのガイドに係合する版胴側
   に設けた他のガイドとからなる版万力支持部と、該版万
   力支持部を設けてない該版万力他端部近くに設けられ前
   記版緊張手段の非作動時に前記制御手段からの信号によ
   り作動し咬え側版万力を前記版万力支持部を中心に回転
   調整する版歪み調整手段とから成ることを特徴とする枚
   葉オフセット印刷機の版位置矯正装置。 ２）咬え側版万力の一方の端部に設けたガイドとこれに
   係合する版胴側に設けた他のガイドが、ガイドの設けら
   れた咬え側版万力端部に対し版の天地方向及び回転方向
   に自由度を与えるが版の左右方向には自由度を与えない
   関係を有する一方が版の天地方向に細長の長溝であり、
   他の一方がこれに係合する円柱状ピンであることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項に記載の版位置矯正装置。 ３）咬え側版万力の一方の端部に設けたガイド及びこれ
   に係合する版胴側に設けたガイドが、一方が円柱状突出
   ピンであり、他方がこれに嵌合する丸穴であり、このガ
   イドの設けられた咬え側版万力端部に対し回転方向にの
   み自由度を与え、版の天地方向及び左右方向には自由度
   を与えないものであることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の版位置矯正装置。 ４）制御手段からの信号が、油圧信号、空圧信号または
   電気信号のいずれか、またはこれらの組み合わせであり
   、版緊張手段及び版歪み調整手段が制御手段からの油圧
   信号によって作動するときは油圧シリンダーによって駆
   動され、空圧信号によって作動するときはエアシリンダ
   ーによって駆動され、電気信号によって作動するときは
   モーターによって駆動されることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項乃至第３項に記載の版位置矯正装置。