JPS6219330A - 刃物の製造法 - Google Patents
刃物の製造法Info
- Publication number
- JPS6219330A JPS6219330A JP15754385A JP15754385A JPS6219330A JP S6219330 A JPS6219330 A JP S6219330A JP 15754385 A JP15754385 A JP 15754385A JP 15754385 A JP15754385 A JP 15754385A JP S6219330 A JPS6219330 A JP S6219330A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutlery
- steel
- base metal
- hammering
- forging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Forging (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は庖丁、小力など刃物の製造法に関し、よシ詳し
くは、より優れた切味の刃物および形状的に使い易い形
状のものを得ることができる刃物の製造法に係る発明で
ある。
くは、より優れた切味の刃物および形状的に使い易い形
状のものを得ることができる刃物の製造法に係る発明で
ある。
従゛来の庖丁や小刃には、極軟鋼の母材と刃物鋼を溶着
し、火造りによって成型したものあるいは、予め片面に
刃物鋼を重着した複合材を所定の形状に型抜きしたもの
に熱処理を施し、最終的に刃付けおよび両面の研磨仕上
げを行なうものがある。
し、火造りによって成型したものあるいは、予め片面に
刃物鋼を重着した複合材を所定の形状に型抜きしたもの
に熱処理を施し、最終的に刃付けおよび両面の研磨仕上
げを行なうものがある。
従来の方法で製造された例えば庖丁では、その両面が平
滑であるため、軟らかい湿った食品などを切断したとき
に、切シ離されたもの自体が庖丁の面に密着してしまう
欠点があった。
滑であるため、軟らかい湿った食品などを切断したとき
に、切シ離されたもの自体が庖丁の面に密着してしまう
欠点があった。
このような点に鑑み、本発明は切シ離されたものと対向
する面を凹凸面とし、前記欠点のないものを得ることお
よび、より切れ味のよい高品位の刃物を得ることのでき
る製造法を発明したものである。
する面を凹凸面とし、前記欠点のないものを得ることお
よび、より切れ味のよい高品位の刃物を得ることのでき
る製造法を発明したものである。
火造りや型抜きなどにより成型した刃物材（１）に対し
、通常極軟鋼である母材（２）の表面に、冷間鍛造によ
シ槌目（３）、つまり凹凸面を形成し、焼入れなどの熱
処理を施した後研磨仕上げを行なう。
、通常極軟鋼である母材（２）の表面に、冷間鍛造によ
シ槌目（３）、つまり凹凸面を形成し、焼入れなどの熱
処理を施した後研磨仕上げを行なう。
本発明方法によって作られた庖丁などの刃物では、母材
表面に槌目（３）による凹凸が形成されるため、例えば
湿った軟かい物を切断した際槌目（３）部分では、刃物
と被切断物とが密着しない０また、槌目（３）は冷間鍛
造によシ形成するため高温による刃物鋼の劣化を防止す
るとともに、刃物鋼に対し、間接的に打撃を与え、性質
の改善をする。
表面に槌目（３）による凹凸が形成されるため、例えば
湿った軟かい物を切断した際槌目（３）部分では、刃物
と被切断物とが密着しない０また、槌目（３）は冷間鍛
造によシ形成するため高温による刃物鋼の劣化を防止す
るとともに、刃物鋼に対し、間接的に打撃を与え、性質
の改善をする。
刃物鋼では、火造りされるような高温（Ｂ５０−９５０
°Ｃ〕に長時間放置されると鋼の結晶粒子が粗大化し、
いわゆる過熱組織となり刃物の性質を低下させることが
知られている。従って、刃物鋼ではなるべく高温にさら
されないようにすることが好ましい０ また、経験出生ならしと称し、本発明者は冷間において
刃物鋼に打撃を与えると性質が改善されることを知る。
°Ｃ〕に長時間放置されると鋼の結晶粒子が粗大化し、
いわゆる過熱組織となり刃物の性質を低下させることが
知られている。従って、刃物鋼ではなるべく高温にさら
されないようにすることが好ましい０ また、経験出生ならしと称し、本発明者は冷間において
刃物鋼に打撃を与えると性質が改善されることを知る。
これは結晶粒子を偏平または層状に近いものとし極薄の
刃先が割れＫ＜＜なり、あるいは組織内部のセメンタイ
ト粒子の微細化あるいは均一に分布させる効果があり、
耐摩耗性を向上させるものと思われる。
刃先が割れＫ＜＜なり、あるいは組織内部のセメンタイ
ト粒子の微細化あるいは均一に分布させる効果があり、
耐摩耗性を向上させるものと思われる。
しかしながら、刃物鋼は硬くてもろいものであるため、
冷間において打撃を与え塑性変形を起させることは残留
歪みが大きく、時にひソ割れを生じる。
冷間において打撃を与え塑性変形を起させることは残留
歪みが大きく、時にひソ割れを生じる。
ところが本発明方法の場合では溶着されている母材に打
撃を与え、間接的に刃物鋼に変化を生せしめるため、ひ
ソ割れなどを生じるのを防止することができる。また、
打撃によって生じる加工歪みは、６００−６５０℃に加
熱することによって除去し得るものであるが、冷間鍛造
による槌目加工の後、焼入れ（Ａｔ変態点以上の例えば
７８０°Ｃ−８３０°Ｃに加熱）などの熱処理を行なう
ため改良された性質はそのままであって加工歪みを除去
することができる。もっとも焼入れ前には７４０−７７
０°Ｃ程度の加熱によって焼なましを行なうのが好まし
い。
撃を与え、間接的に刃物鋼に変化を生せしめるため、ひ
ソ割れなどを生じるのを防止することができる。また、
打撃によって生じる加工歪みは、６００−６５０℃に加
熱することによって除去し得るものであるが、冷間鍛造
による槌目加工の後、焼入れ（Ａｔ変態点以上の例えば
７８０°Ｃ−８３０°Ｃに加熱）などの熱処理を行なう
ため改良された性質はそのままであって加工歪みを除去
することができる。もっとも焼入れ前には７４０−７７
０°Ｃ程度の加熱によって焼なましを行なうのが好まし
い。
このように、本発明に係る刃物の製造法においては、冷
間の槌目加工の後に行う熱処理が、いづれも火造りの場
合のような高温ではないため、結晶粒子の粗大化を生じ
ることはなく、かつ冷間加工による欠点を除去すること
ができる０〔実施例〕 極軟鋼の母材にＪ ＩＳ、５ＫＵ７相当の刃物鋼を溶着
し、火造りによって庖丁の刃物材（１）を作り、常温に
おいて極軟鋼の母材の面に槌目加工を行った。この槌目
による塑性変形は直径１−１．５０、深さ０．７−１ｍ
ｍ程度とする。
間の槌目加工の後に行う熱処理が、いづれも火造りの場
合のような高温ではないため、結晶粒子の粗大化を生じ
ることはなく、かつ冷間加工による欠点を除去すること
ができる０〔実施例〕 極軟鋼の母材にＪ ＩＳ、５ＫＵ７相当の刃物鋼を溶着
し、火造りによって庖丁の刃物材（１）を作り、常温に
おいて極軟鋼の母材の面に槌目加工を行った。この槌目
による塑性変形は直径１−１．５０、深さ０．７−１ｍ
ｍ程度とする。
その後略８００°Ｃに加熱、水焼入れの後略２００°Ｃ
に加熱焼戻しを行ない、歪みのない半製品を得た。この
半製品に対し、刃物鋼の面全体及び刃付けの研磨を行な
い、極めて良好な切れ味の庖丁を得た。
に加熱焼戻しを行ない、歪みのない半製品を得た。この
半製品に対し、刃物鋼の面全体及び刃付けの研磨を行な
い、極めて良好な切れ味の庖丁を得た。
本発明刃物の製造法によれば、耐摩耗性に優ｈ 摺り陰
のｌ’ ｌへＴ７殉か徂スどふ≠；で咎ス入μもに、本
発明製造法によって製造された刃物には母材表面に槌目
による凹凸が形成され、被切断物７”９物′密着ゝ＆ｌ
ｎ＜＞ｆｌ：す６０８“７き する０ なお、母材表面の凹凸面には、火造り段階において形成
される黒皮が残り、これによって、さびの発生を防止す
ることもできるという実益を有する。
のｌ’ ｌへＴ７殉か徂スどふ≠；で咎ス入μもに、本
発明製造法によって製造された刃物には母材表面に槌目
による凹凸が形成され、被切断物７”９物′密着ゝ＆ｌ
ｎ＜＞ｆｌ：す６０８“７き する０ なお、母材表面の凹凸面には、火造り段階において形成
される黒皮が残り、これによって、さびの発生を防止す
ることもできるという実益を有する。
添付図面は本発明刃物の製造法を説明するもので、
１□（ｉｌ、、ｉ＊ＵＩＭヵよ、、９□□、えいエ
ｉの正面図、
１第２図は第１図のｎ−ｎ線断面図、 第３図は刃物の加工順序を示す略図、 第４図は従来の刃物の縦断面図、 である。 １゜
ｉの正面図、
１第２図は第１図のｎ−ｎ線断面図、 第３図は刃物の加工順序を示す略図、 第４図は従来の刃物の縦断面図、 である。 １゜
Claims (1)
- １ 火造りなどによって成型した刃物材（１）の母材（
２）の表面に冷間鍛造により槌目（３）を形成し、焼入
れなどの熱処理を施した後研磨仕上げを行なうことを特
徴とする刃物の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15754385A JPS6219330A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 刃物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15754385A JPS6219330A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 刃物の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6219330A true JPS6219330A (ja) | 1987-01-28 |
Family
ID=15651975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15754385A Pending JPS6219330A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 刃物の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6219330A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20090085943A (ko) * | 2008-02-05 | 2009-08-10 | 아키코 히라이 | 고경도 질화층을 구비한 칼의 제조 방법 |
| CN103522307A (zh) * | 2013-06-14 | 2014-01-22 | 连新兰 | 一种弹簧钢菜刀及其制造方法 |
| CN109623306A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-04-16 | 安徽屹盛机电科技有限公司 | 一种草坪机刀具生产工艺 |
| JP2020192618A (ja) * | 2019-05-24 | 2020-12-03 | 有限会社神谷自研工業 | 刃物の製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4320827Y1 (ja) * | 1965-04-20 | 1968-09-03 | ||
| JPS56146633A (en) * | 1980-04-13 | 1981-11-14 | Kirin Hamono Kk | Hammered pattern production of kitchin-knife |
-
1985
- 1985-07-16 JP JP15754385A patent/JPS6219330A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4320827Y1 (ja) * | 1965-04-20 | 1968-09-03 | ||
| JPS56146633A (en) * | 1980-04-13 | 1981-11-14 | Kirin Hamono Kk | Hammered pattern production of kitchin-knife |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20090085943A (ko) * | 2008-02-05 | 2009-08-10 | 아키코 히라이 | 고경도 질화층을 구비한 칼의 제조 방법 |
| CN103522307A (zh) * | 2013-06-14 | 2014-01-22 | 连新兰 | 一种弹簧钢菜刀及其制造方法 |
| CN109623306A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-04-16 | 安徽屹盛机电科技有限公司 | 一种草坪机刀具生产工艺 |
| JP2020192618A (ja) * | 2019-05-24 | 2020-12-03 | 有限会社神谷自研工業 | 刃物の製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101608546B (zh) | 延长导向滑靴使用寿命的加工工艺 | |
| US20130067981A1 (en) | Method for Producing a Contact Face of a Head of a Golf Club | |
| TWI753257B (zh) | 生產鋼帶刀的方法和用於工具的鋼帶刀 | |
| CN103639676B (zh) | 一种具有高耐磨性和强抗冲击性的月牙剪刀片加工方法 | |
| JPS6238402B1 (ja) | ||
| JPS6219330A (ja) | 刃物の製造法 | |
| CN110014382B (zh) | 一种树脂切割片加工硬化工艺 | |
| US2371600A (en) | Blade for tanning machinery | |
| CN116021091A (zh) | 一种硬质合金齿圆锯片的加工方法 | |
| KR101803362B1 (ko) | 도어 레버 제조방법 | |
| CN103551827A (zh) | 一种车刀的制作方法 | |
| US361620A (en) | Manufacture of table cutleey | |
| JP4155200B2 (ja) | 結晶粒微細化マルテンサイト系ステンレス鋼の製造方法 | |
| TWI583805B (zh) | 冷加工工具材料、冷加工工具及其製造方法 | |
| JPH0617504B2 (ja) | 焼入れ処理に適した高炭素含有マルテンサイト系ステンレス鋼の製造方法 | |
| JP3891793B2 (ja) | 高速歯切加工ですぐれた耐チッピング性を発揮する高速度工具鋼製むく歯切工具の製造方法 | |
| CN106119502A (zh) | 一种模具淬火预备热处理工艺 | |
| CN104805365B (zh) | 一种低合金高速工具钢及一种刀具的免淬工艺 | |
| CN107243589A (zh) | 一种转子支架锻压工艺 | |
| US1839023A (en) | Cutting tool | |
| US1454387A (en) | Process of alloy knife hardening or tempering | |
| US139535A (en) | Improvement in the manufacture of cultivator-teeth | |
| SU623886A1 (ru) | Способ изготовлени ножей | |
| CN107671450A (zh) | 抛丸机叶片堆焊材料及堆焊工艺 | |
| JPH05317928A (ja) | 圧延ロールの補修方法 |