JPS62193285A - 電界効果トランジスタ−及び周波数逓倍器 - Google Patents

電界効果トランジスタ−及び周波数逓倍器

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JPS62193285A
JPS62193285A JP3612586A JP3612586A JPS62193285A JP S62193285 A JPS62193285 A JP S62193285A JP 3612586 A JP3612586 A JP 3612586A JP 3612586 A JP3612586 A JP 3612586A JP S62193285 A JPS62193285 A JP S62193285A
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杉村 陽
Iebitsuku Debitsuto
デビツト・イエビツク
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康弘 都倉
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子の平均自由行程が長く、非線形性の強い
応答を示す電界効果トランジスター及びこ従来、周波数
逓倍器などく用いられる非線形応答を示す半導体素子と
しては、ダイオードなどが用いられていた。ダイオード
の電流−電圧特性(応答関数)を第り図に示す。このダ
イオードの両端に@lo図(a)に示す様な、周波数f
の正弦波形の′電位差を加えると、第2図の応答関数に
よシミ流は第1O図(b)の様にひずんだ正弦波形にな
る。
第1O図(b)をフーリエ解析すると、周波数fの成分
の他に2f、Jf、・・・など様々な周波数成分が生じ
る◎この2!成分等の高調波成分をとシ出して利用する
のが、周波数逓倍器である。しかし、この方法では、第
り図の応答関数が直線波形に近いので、第1Q図(b)
のフーリエ成分の高調波部分の割シ合いが基本波に対し
て小さくなる。このため、非線形変換効率が悪くなると
いう欠点を有していた。
また、電子の平均自由行程が長い電界効果トランジスタ
ーの第1及び第2の例が、アイビーエムチク二カルディ
スクロージャブルテ/第274=第4ZB号第、2!り
λページ〜2j23ページ(IBM Technica
lDisclosure  Bulletin  Vo
l−27A4tB  5ept、/りr≠P2J″タコ
〜2jり3′)/c開示されている。これらの例につい
て文献中に非線形性に関する開示はないが、その構成か
ら非線形をこれらの例が有する可能性がある。第1の例
は図//(a)に示すようにn型不純物を添加されたG
a l−yAtyA!!からなるキャリア供給層/≠と
超格子層20とが第3の境界面103を有し、超格子層
20は真性に近い無添加のGa1zA−t)(As層/
7(x<y)と真性に近い無添加のGaAs層lyとが
第3の境界面に沿って交互に周期的に配置されている超
格子構造を有し、超格子1−コO内の第3の境界面10
3に接する領域にチャンネル/J″が形成されることを
特徴とする電界効果トランジスターである。なお、結晶
製造時に意識的に不純物斤畜幼口しなくても、flRI
NDMl 7)kD:/WC1ti少iイ會m勿・バ含
まれてしまり。真性に近いとは、このような無添加状態
で含まれてしまう不純物濃度を含むものとする。
GaAs−GaAtAs系ではこの不純物濃度は10 
 cm  のオーダーである。GaAa層/2及びGa
l zAt)HAs層/ 7 jr、 Gal yAt
yAsから成るキャリア供給層/μに比して禁制帯幅が
狭く、伝導帯のエネルギー準位が低く、かつキャリア供
給層14Lはn型の不純物濃度が10cm  と高いた
め、その電子の一部は超格子層20に流れ込み、同時に
キャリア供給層/4L内の第3の境界面103近傍に電
子の存在しない空乏層部分/♂が生じる。空乏層部分/
Iの陽性のドナーが超格子層コ0に存在する電子をひき
つけるため、急格子層20に存在する電子は超格子層2
θ内の第3の境界面103に接する領域のチャンネル/
!にのみ存在する。なおキャリア供給層lμの厚さは約
7μm1超格子構造のoaAs層/2とGa 1−xA
txAs層/7の厚層上7れぞれ約100^である。
ドレインとソースとはチャンネル領域/!の両側に設け
られ(図示せず)、ゲート電極はキャリア供給層/4L
の第3の境界面103と反対の面側に設けられている(
図示せず)。この構造ではドレイン電極とソース電極間
に電位差VDSを与えるとチャンネル/!にソース・ド
レイ/間電流IDSが流れるが、この電流Insをゲー
ト電極とソース電極間に印加するゲート電圧Vcでコン
トロールすることによシミ界効果トランジスターとして
の動作を得られる。
チャンネルl!の領域を移動する電子の感じるポテンシ
ャルは禁制帯幅が周期的に変化する超格子構造を有する
超格子層20に変調されて第3図の様に、電子が集まる
ポテンシャルが深い部分(GaAs層の部分)とポテン
シャルが浅い部分(Ga1−zAtzAs層の部分)が
周期的に繰シ返された形になる。
第2の例は、第1/図(b)に示すように、第7の例の
キャリア供給層/りと横変調ドープ層2oの間に真性に
近い無添加のGaA3からなるチャンネル層13が挿入
された構成になっており、チャンネル層/JKチャンネ
ルが形成されることを特徴とする電界効果トランジスタ
ーである。その他の構成は第1の例と同様であり、第1
の例と同じ符号を用いて説明する。GaAs /9. 
/JはGal yAtyAs/弘に比して禁制帯幅が狭
く、伝導帯のエネルギー準位が低く、かつキャリア供給
層l≠はn型の不純物濃度が/ 0 ” 3−8と高い
ため、その電子の一部はチャンネル層13に流れ込み、
同時にキャリア供給層/グ内にチャンネルr4/3との
第グの境界面IQμ近傍に電子の存在しない空乏層部分
/lが生じる。空乏層部分/Iの陽性のドナーがチャン
ネル層/3に電子をひきつけ、また超格子層20の平均
ポテンシャルがチャンネルM/3より高いために、電子
は超格子層、20に入らずチャンネル層/3のみに存在
する。なお、チャンネル層13の厚みは約10OXであ
る。第2の例においても第1の例と同様に電界効果トラ
ンジスターとして動作する。
チャンネル層13を移動する′に子の感じるポテンシャ
ルはチャンネル層/3が超格子層コOに接しているため
、超格子層20の周期的なポテンシャルに変調されて第
3図の様に、電子が集まるポテンシャルが深い部分(G
aAs Nの近傍)とポテンシャルが浅い部分(Ga1
−)(At)HAs層の近初)が周期的に繰シ返された
形になる。
このような周期的ポテンシャルにおいて、フェルミレベ
ルがポテンシャルの浅い部分より高くなると周期的ポテ
ンシャルの中を2次元電子ガスが自由に運動できるよう
になる。しかしこのポテンシャルの中に散乱源が存在す
ると、電子が散乱を受けるので電子の平均自由行程が短
くなる。
もり、!子の平均自由工程がポテンシャルの周期2tよ
シ十分長くなると、後述するように第乙■Aのような非
線形の応答関数を肖ることができる。
しかし第/、第2の例を含め従来の電界効果トランジス
ターではキャリア供給層/≠のドナーのランダム配置に
よる遠隔クーロン散乱を抑制することができず、この遠
隔クーロン散乱が2次元電子ガスデバイスの散乱時間τ
の上限、電子の平均自由工程の上限を決めておシ、易動
度の上限を決めている。従来の電界効果トランジスター
の第2の例では、1)子の平均自由行程が約2μm1易
動度が約/θ16c1n”/V−Sec 1散乱時間が
約4ZX#7−1)secと評価されている。第1の例
では、超格子層20とキャリア供給層/4tとの間の第
3の境界面lQ3での結晶性が良好でないことから、電
子は結晶性の乱れによる散乱を強く受け、第一の例に比
して電子の平均自由行程及び散乱時間は矯くなり、易動
度は低くなる。なお、第2の例においてもチャンネル層
/3は超格子層コ0と接しているため、チャンネルM1
3を走行する電子はチャンネル層と超格子層20の境界
面の結晶性の乱れによる散乱を受ける。
このように従来の電界効果トランジスターは、ドナーの
ランダム配置のため、またチャンネルが超格子層の境界
面に接しているため、電子の平均自由行程、散乱時間、
易動度が制限をうけるという欠点があった。
また1、後述の実施例において説明するように、従来り
電界効果トランジスターは電子の平均自由行程が制限を
受けることから、強い非線形応答特性を得られないとい
う欠点、さらに周波数逓倍器に応用しても変換効率が悪
いという欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、2次元電子ガスの電子の平均自由行程
及び散乱時間が長く、易動度の大きい電界効果トランジ
スターを提供すること、゛また非線形応答性の強い電界
効果トランジスターを提供すること、またその非線形応
答性を応用して、変換効率の高い周波数逓倍器を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための具体的手段〕本発明は、真性
に近い第1の半導体からなる活性層と第1の半導体よシ
禁制帯幅が広い真性に近い第2の半導体からなるバッフ
ァー層とが第1の境界面を有し、第2の半導体にn型の
不純物を添加した第3の半導体からなるドープ層と真性
に近い第2の半導体からなる非ドープ層が第1の境界面
に沼って交互に周期的に配置4された横変調ドープ層と
バッファー層とが第2の境界面を有し、活性層の第1の
境界面に接する領域にチャンネルが形成されることを特
徴とする電界効果トランジスターである。
〔作 用〕
本発明では、活性層に比して禁制帯幅が広く不純物濃度
が同い超格子構造の横変調ドープ層のドープ層がキャリ
ア供給源とな)、ドープ層の配置の周期性を反映してド
ナーの配置がランダムで表〈チャンネルに清って周期的
になることによシ、ドナーのランダム配置に起因する遠
隔クーロン散乱を抑制できる。
またバッファー層の介在によりチャンネルが超格子界面
に接しないで、超格子層界面の結晶性の乱れの影響を受
けず、2次元電子ガスの平均自由行程及び散乱時間が長
く、易動度が大きい電界効果トランジスターを提供でき
る。また電子の平均自由行程が長いことを利用して非線
形応答性が強い電界効果トランジスターを提供できる。
さらに、強い非線形応答性を応用して変換効率の高い周
波数逓倍器を提供できる。
〔実施例〕
第1図は、本発明の詳細な説明する図であうで、/はソ
ース電極、コはゲート電極、3はドレイン電極、≠は真
性に近い第1の半導体であるノンドープのGaAsから
なる活性層である。tは真性に近い第2の半導体である
無添加のul−zGa XA8(0≦xく/)からなる
バッファー層、7は第3の半導体であるn型不純物が添
加されたALl−XGa XA8からなるドープ層、2
は第2の半導体である無添加のAt1−2GazAsか
らなる非ドープ層でアシ、ドープ層7と非ドープ層りが
活性層弘とバッファー層6との第1の境界面/ 0 /
 K Gって交互に周期的に配置され、超格子構造の横
変調ドープ層IOを形成している。各部分の典型的な大
きさは、活性層参の厚み/pm、バッファー層乙の厚み
100h。
ドープ層7及び非ドープ層りの厚みlOO^(すなわち
周期コ00X)である。例えば、活性層弘及びバッファ
ー層6及び非ドープ層2の不純物a度は約101′/a
dsドープ層7の不純物濃度は約7018/l−dであ
る。
!は活性層参内の第1の境界面の近傍に形成されたチャ
ンネルである6 kLl−2GazAs As 7tり
はGaAs IIに比して禁制帯幅が広く、伝導帯のエ
ネルギー準位が高い。またドープ層(n−AAx−2G
azAs層)7のn型不純物の濃度が高いため、その電
子の一部は、活性層(GaAs層)4!−に流れ込み、
同時にドープ層7内のバッファー層tとの第2の境界面
102の近傍に電子の存在しない空乏層部分tが生じる
。空乏層部分子の陽性のドナーが活性層lに流れた電子
をひきつけるため、活性層参に存在する電子は活性層参
内のi/の境界面10/の近傍のチャ/ネル!の領域に
のみ存在する。チャンネル!の領域及び空乏層部分tの
厚さは各々典型的には700にである。活性層≠の第1
の境界面10/と反対側の面に接して、ソース電極1)
ゲート電極コ、ドレイ/電極3がこの順番に配置され、
活性層≠及びバッファー層を内の一部の領域はn型不純
物が高#度に添加されて、それぞれソース電極/及びド
レイン電極3に接し、かつチャンネル!のそれぞれの端
に接するソース/l及びドレイン/2になっておシ、そ
れぞれソース電極l及びドレイ/電極3をチャンネル!
の両端に電気的Km&’#l−でいる、ソース//およ
びドレイン/2はチャンネルよに接していればよく、バ
ッファ層6に達していなくてもよい。この構造でドレイ
ン電極lとソース電極3間に電位差VDSを与えるとチ
ャンネル!にソース・ドレイン間電流IDSが流れるが
、この電流IDSをゲート電極コとソース電極3間に印
加するゲート電圧VGでコントロールするこトニよ〕、
電界効果トランジスターとしての動作を得られる。
チャンネル!の領域を移動する電子の感じるポテンシャ
ルは第2図のように周期的に分布する空乏層rに存在す
るドナーによシ形成されるため、第3図のように電子の
集まるポテンシャルの深い部分2/とポテンシャルの低
い部分2コが周期的に繰シ返される空間的に変調をうけ
たルとなる。
ここにおいてポテンシャルの周期は超格子構造の横変調
ドープff4 t oの周期と同じであり、この例では
コoohである。
またチャンネル!の領域のポテンシャルをXl−Xl断
面及び入−人′断面について見ると第μ図のようになる
坑IA図1cbいて、実根はドープ層7(n−A)1→
αkxAs層)を含む断面< Xi −人’断面)であ
シ、チャンネル!ではポテンシャルが深くなり、かつ第
1の境界面10/に近ずくに従って深くなっている。一
点順線は非ドープ層り(i−人zl−XoaXAs層)
を含む断面(Xi−Xi’断面)でアシ、チャンネルよ
ではポテンシャルが実線の部分に比して浅くなり、かつ
境界面近傍で底が平担になる。そしてポテンシャルの紙
からフェルミレベルまで電子が満たされる。チャンネル
内のポテンシャルの深い部分と浅り部分の差Vo(第3
図参照)はボアンン方程式から導かれ、ドープ層70部
分のn型不純物の濃度を/ 01’ tys−”a、7
を時Voはtmvとなる。
ここで、電子の平均自由行程が第3図のポテンシャルの
周期2tに比べて十分長いものとし、この場合のソース
・ドレイン間電流IDSの7エルミレベル依存性を考え
る。ここでチャンネルtの領域のポテンシャルの底から
フェルミレベルまでのエネルギーをEFとする。第1図
(a)のように超格子層20の第2の境界面10λと反
対側の面に基板電極23を設け、ゲート電極λとソース
電極/との間にソース電極/側が正になるように電圧V
cを印加する。このときソース電極/と基板電極23と
を同電位にしておく。
ゲート電圧vG=θのときには第1図(b)のようにフ
ェルミレベルは平担でろシ、ゲート電圧Vcを増加する
と、電位は主として不純物濃度が低いLで示す厚さ10
0Aのバッファー層g、 厚さ1ooX。
チャンネルを及び活性層弘内のポアッンン方程式で決ま
る約/μmの領域でほぼリニアに変化し、これに伴い、
チャンネル!の領域におけるポテンシャルの底からフェ
ルミレベルまでのエネルギーEFは、VGの増分に対し
て、チャンネル!領域の幅/電位が変化する領域の幅(
I、) =約100h//μm=//100倍増加する
。第3図のポテンシャルで形成される量子化準位EMは
近似的にEM= 2m” (÷2M3(m”は電子の有
効質量、Mは整数)と表わされる。
ソース・ドレイン間電流IDSに寄与する電子はフェル
ミレベル近傍にある電子である。EFがVo以下ではI
DSは流れない。Firが増加するに従い、IDSは増
加するが、BPが13Mと一致するときは電子相互の干
渉によりフェルミレベル近傍の電子数が減小してIDS
が減小する。この結果BPとInsとの間に第を図の人
に示すような振動型の応答関数が得られる。ここでI+
o5に対する電子の干渉による減少分l1ntだしnは
全電荷密度、では散乱時間)を表わす。
第6図Aのような非線形の応答関数を得るための条件は
、電子の平均自由行程がポテンシャルの周期すなわち超
格子の周期2tより十分長いことである。
本発明の構成においては、バッファー層乙の介在によシ
チャンネル!が結晶性の乱れを有する超格子層10の境
界面に接しないので、λ次元電子ガスは結晶性の乱れに
よる散乱を受けない。
また本発明の構成においては、キャリア供給源であるド
ナーの配置はランダムでなく、超格子構造によυ周期的
に配置されているので、第3図のポテンシャル分布を形
成するが、電子のコヒーレンスすなわち電子の平均自由
行程を低下させないので、ドナーの配置による遠隔クー
ロン散乱は抑制される。従って電子の平均自由行程はフ
ォノン系による散乱でのみ制限される。このとき、lA
2にでの動作の場合フォノ/系の非弾性散乱で決まるV
’sec 易動就が約7×l06cA/キー4−であるため、電子
の平均自由行程は約ioμmとなシ、従来の電界トラン
ジスターの例に比して約!倍になっている(散乱時間も
約を倍になる)。これは第3図のポテンシャルの同期に
くらべて十分長いため、第ぶ図のAの非線形応答関数を
得る条件をみたしている。
第を囚人の応答関数が得られるときに、第1図のゲート
電極コを入力信号端子として、この入力信号端子に第7
図(a)のような正弦波形のゲート電圧vGを、EFが
BMを中心にして撮動するように印加すると第1図のソ
ース電極及びドレイン電極を出力信号端子として、この
出力端子端子間に、第7図(b)のように変化するソー
ス・ドレイン間電流ID3を得ることができる。第7図
(b)のA及びBはそれぞれ本発明及び従来例のIDS
の時間変化を示している。
第7図(h)のAでは明らかに第7図(a)の周波数の
2倍の周波kitの信号成分が強く現われている。
第7図において、Aでは&=j7mVなので、EF =
 haのときのIDSの干渉による減小分1)ntはI
DSの約10%であり、十分に大きい。しかし従来の電
界効果トランジスターのように散乱時間τが短くなると
、応答関数が第2図(b)のBのよう(傾斜がゆるやか
になり、かつ応答関数の山や谷がブロードになるために
同じVcの振幅に対して第7図(1))のIDSの変化
もBのように小さくなってしまう。したがって、この電
界効果トランジスターは強い非線形応答特性を得られず
、逓倍器に応用しても変換効率が悪くなる。しかし本発
明の電界効果トランジスターでは、従来に比して長い電
子の平均自由行程、すなわち長い散乱時間を得てお9.
2+図の応答間数人のように強い非線形応答特性を得る
ことができ、第7図(b)のAのように周波数逓倍器と
して使用した場合の変換効率を高くできる。
なお、第1図の構造は、まずn型kt 1−X()a 
XAs層7及び無添加のktl)(Ga)(As層りを
交互に分子線エピタキシャル法などのエピタキシャル成
長技術を用いて成長させ、その後その側面をへき開又は
エツチングで平担にしその側面上にバッファー1勅6、
活性層弘を順次積層し、その上にソース電極/、ドレイ
ン電極コ、ゲート電極3を形成することにより実現でき
る。
なお、本実施例では、2倍の周波数逓倍器への応用につ
いて説明したが、■Gを2以上のEMを越えて振動させ
ることによ93倍以上の周波数の信号成分が得られるの
で3倍以上の周波数逓倍器に応用できる。
また超格子の積層方向を第1の境界面10/に平行であ
る例を説明したが、積層方向が変っても空乏層部分が第
1の境界面に沼って周期的に配置されていれば良い。
また本実施例では、ソース電極及びドレイ4極を活性層
の表面に形成しているが、第を図のようにゲート電極コ
直下の部分を除く活性層弘及びあるいはバッファー層乙
の一部を除去し、バッファー層乙に直接接するソース電
極24t、ドレイン電極2J″を形成し、ソース電極2
41及びドレイン電極2J″をチャンネル!の両端に電
気的に接続するように、n型の高不純物濃度のソースJ
、4及びドレイ/27を活性層μ及びパックアスターに
おいては、活性層に比して禁制帯幅が広く不純物濃度が
高い超格子構造の横変調ドープ層のドープ層がキャリア
供給源となシ、ドープ層の配置の周期性を反映してドナ
ーの配置がランダムでなくチャンネルに6って周期的に
なることにより、ドナーのランダム配置に起因する遠隔
クーロン散乱を抑制し、またチャンネルと超格子層の間
にバッファー層を介在させて超格子層の界面に生じる結
晶性の乱れによる影響をなくすことによシ、λ次元電子
ガスの平均自由行程及び散乱時間を長くでき、易動度を
大きくすることができる。また電子の平均自由行程が長
いことからゲート電圧の変化に対するソース・ビレ4フ
間W、流の強い非線応答特性を得ることができる。
さらに、この電界効果トランジスターの強い非線応答特
性を応用した本発明の周波数逓倍器においては、高い変
換効率を得ることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成図、第2図は本発明におけるチャ
/ネルの領域のポテンシャルの差異を説明するための図
、第3図は第1図及び第ざ図の構成におけるチャンネル
の領域のポテンシャルの図、M≠図は本発明の入−X+
 /断面及び為−為′断面におけるポテンシャルの図、
第1図はゲート電圧VGとフェルミレベルとの関係を説
明するだめの図、第を図は本発明におけるソース・ビレ
4フ間電流入ルミレ欠ル IDSと≠−手手回モー4)の関係図、第7図は本発明
による非線形変換を説明するための図、第2図は本発明
の別の構成図、第り図は従来の非線形性を示すダイオー
ドの電流−電圧特性、第1O図はダイオードによる非線
形変換を説明するための図、第1/図は従来の非線形性
を示す電界効果トランジスターの構成図である。 /、−弘・・・ソース電極、λ・・・ゲート電極、32
−よ・・・ドレイン電極、≠、  /l/l・・・活性
層、夕、/夕・・・チャンネル、乙・・・バッファー層
、7・・・ドープ層。 t、/I・・・空乏層部分、ヂ°パ非ドープ層、10°
°゛横変調ドープI督、//lj+・・・ソース、/2
,27・・・ドレイン、/3・・・チャンネルK)、/
7・・・()alXAtxAs層、/ター GaA3層
、20−・・超格子層、2/・・・チャンネル内のポテ
ンシャルの深い部分、22・・・チャンネル内のポテン
シャルの浅い部分、23・・・基板を極、10/・・・
第1の境界面、10.2・・・第コの境界面、103・
・・第3の境界面、10グ・・・第≠の境界面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真性に近い第1の半導体からなる活性層と該第1
    の半導体より禁制帯幅が広い真性に近い第2の半導体か
    らなるバッファー層とが第1の境界面を有し、該第2の
    半導体にn型あるいはP型の不純物を添加した第3の半
    導体からなるドープ層と真性に近い該第2の半導体から
    なる非ドープ層とが該第1の境界面に沿って交互に周期
    的に配置された横変調ドープ層を形成し、該横変調ドー
    プ層と該バッファー層とが第2の境界面を有し、該活性
    層内の該第1の境界面に接する領域にチャンネルが形成
    されることを特徴とする電界効果トランジスター。
  2. (2)真性に近い第1の半導体からなる活性層と該第1
    の半導体より禁制帯幅が広い真性に近い第2の半導体か
    らなるバッファー層とが第1の境界面を有し、該第2の
    半導体にn型あるいはP型の不純物を添加した第3の半
    導体からなるドープ層と真性に近い該第2の半導体から
    成る非ドープ層とが該第1の境界面に沿って交互に周期
    的に配置された横変調ドープ層を形成し、該横変調ドー
    プ層と該バッファー層とが第2の境界面を有し、該活性
    層内の該第1の境界面に接する部分にチャンネルが形成
    される領域を有し、該活性層の該第1の境界面と反対の
    面側にゲート電極を有し、該ゲート電極の両側にソース
    電極及びドレイン電極を有し、該ゲート電極を入力信号
    端子とし、該ソース電極及び該ドレイン電極を出力信号
    端子とすることを特徴とする周波数逓倍器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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