JPS62192522A - 高周波焼入方法 - Google Patents
高周波焼入方法Info
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- JPS62192522A JPS62192522A JP61033332A JP3333286A JPS62192522A JP S62192522 A JPS62192522 A JP S62192522A JP 61033332 A JP61033332 A JP 61033332A JP 3333286 A JP3333286 A JP 3333286A JP S62192522 A JPS62192522 A JP S62192522A
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- Japan
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- cooling
- workpiece
- work
- inert gas
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- Prior art date
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- Pending
Links
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、自動車部品などに用いるvIa製部品の焼入
れに適した高周波焼入方法に関する。
れに適した高周波焼入方法に関する。
鋼製部品に対する焼入れ方法としては、従来から水冷に
よる高周波焼入方法が用いられており、近時は鋳鉄製部
品に対しても水冷による高周波焼入れが試みられている
(トヨタ技術昭和51年11月第32巻t!152月「
鋳鉄ギヤの開発」参照)。
よる高周波焼入方法が用いられており、近時は鋳鉄製部
品に対しても水冷による高周波焼入れが試みられている
(トヨタ技術昭和51年11月第32巻t!152月「
鋳鉄ギヤの開発」参照)。
ところで水冷の高周波焼入れの場合、冷却速度が速いた
めワークに焼割れが発生し易く、一般には脆さを解消す
るため、焼なましの工程が必要となる。 さらに冷却水の温度や噴射条件によってワークの歪の挙
動が著しく変化するので、歪が発生し易い鋳鉄製部品を
ワークとする場合に、冷却水の制御が難かしいという問
題がある。 そこで冷却速度が遅り、靭性に優れたワークとするため
に放冷による高周波焼入れが採用されつつある。 しかしこの場合には、気温等の外部環境次第で焼入れ硬
さが変化し易く、ワーク相互間の硬度のバラツキが発生
し易いという問題があり、さらにはワークに酸化被膜が
形成されるのでこれを除去する後工程が必要となるなど
の問題点がある。 そこで本発明は、これらの従来の問題点を全て解消して
、ワークが靭性に優れ、歪の発生も少なく、ワーク相互
間の硬度のバラツキも少ない上に、酸化被膜の除去行程
も不要にできる鋳鉄製部品に好適な高周波焼入方法を提
供りることを目的とする。
めワークに焼割れが発生し易く、一般には脆さを解消す
るため、焼なましの工程が必要となる。 さらに冷却水の温度や噴射条件によってワークの歪の挙
動が著しく変化するので、歪が発生し易い鋳鉄製部品を
ワークとする場合に、冷却水の制御が難かしいという問
題がある。 そこで冷却速度が遅り、靭性に優れたワークとするため
に放冷による高周波焼入れが採用されつつある。 しかしこの場合には、気温等の外部環境次第で焼入れ硬
さが変化し易く、ワーク相互間の硬度のバラツキが発生
し易いという問題があり、さらにはワークに酸化被膜が
形成されるのでこれを除去する後工程が必要となるなど
の問題点がある。 そこで本発明は、これらの従来の問題点を全て解消して
、ワークが靭性に優れ、歪の発生も少なく、ワーク相互
間の硬度のバラツキも少ない上に、酸化被膜の除去行程
も不要にできる鋳鉄製部品に好適な高周波焼入方法を提
供りることを目的とする。
この目的のため本発明は、ワークに対する高周波加熱後
の冷却工程を、常温の不活性ガスの噴射による強制空冷
としたことを特徴とする。
の冷却工程を、常温の不活性ガスの噴射による強制空冷
としたことを特徴とする。
【作 用1
このような手段により、加熱後のワークは、不活性ガス
により空気と遮断された状態で、比較的緩慢な一定速度
で冷却される。 【実 施 例】 以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体的に説明
する。 添付図面において符号1は焼入れ用のワーク、2は加熱
用の高周波コイル、3は冷却用のジャケットである。 ワーク1は球状黒鉛&Ia(FCD)からなるハブであ
る。このワーク1のリング状の上端面11に近接して加
熱用の高周波コイル2が配設される。 この^周波コイル2は、内部に冷却水が循環するパイプ
からなり、図示省略する@置により高周波電波が流れる
ようになっている。 ここで高周波コイル2の内側には、少数の噴射孔31を
有する冷却用のジャケット3が配置される。 このジャケット3は、図示省略した制御バルブなどを介
して、例えばアルゴン(Ar)、ヘリウム(1−1e)
などの不活性ガスのガスボンベに連通構成され、これら
の不活性ガスを複数の噴射孔31からワーク1の上端部
11付近に噴射するようになっている。 このような装置構成において、本実施例によれば、次の
工程によりワーク1のリング状の上端部11付近の部分
焼入れを行う。 ■ 高周波コイル2を所定時間通電して、ワーク1上端
面11付近を所定m度まで加熱する。 ■ ジャケット3の噴射孔31からワーク1の加熱箇所
に向けて常温、または冷却速度との関係で定められる温
度のアルゴン<Ar )などの不活性ガスを噴射するこ
とにより所定温度以下に冷却する。 このような工程によりワーク1の上端部11付近は部分
焼入されるのであり、冷却手段が放゛冷に較べて外気温
などの影響を受けにくい強制空冷であるため、焼入硬度
のワーク1相互のバラツキは少ないものとなる。また、
冷却速度が水冷の場合に較べてm慢なため、焼入箇所が
靭性に優れ、高強度が得られる。さらに冷却媒体が不活
性ガスであって冷却用間中ワーク1の焼入れ箇所表面が
空気と遮断されるから、ワーク1表面に酸化被膜が形成
されず、従って外観が良好であり、酸化被膜除去のため
の研摩作業も不要となる。 なお、前記実施例における冷却媒体としての不活性ガス
は、窒素(N2)としてもよく、この場合にも略同様の
効果が得られる。
により空気と遮断された状態で、比較的緩慢な一定速度
で冷却される。 【実 施 例】 以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体的に説明
する。 添付図面において符号1は焼入れ用のワーク、2は加熱
用の高周波コイル、3は冷却用のジャケットである。 ワーク1は球状黒鉛&Ia(FCD)からなるハブであ
る。このワーク1のリング状の上端面11に近接して加
熱用の高周波コイル2が配設される。 この^周波コイル2は、内部に冷却水が循環するパイプ
からなり、図示省略する@置により高周波電波が流れる
ようになっている。 ここで高周波コイル2の内側には、少数の噴射孔31を
有する冷却用のジャケット3が配置される。 このジャケット3は、図示省略した制御バルブなどを介
して、例えばアルゴン(Ar)、ヘリウム(1−1e)
などの不活性ガスのガスボンベに連通構成され、これら
の不活性ガスを複数の噴射孔31からワーク1の上端部
11付近に噴射するようになっている。 このような装置構成において、本実施例によれば、次の
工程によりワーク1のリング状の上端部11付近の部分
焼入れを行う。 ■ 高周波コイル2を所定時間通電して、ワーク1上端
面11付近を所定m度まで加熱する。 ■ ジャケット3の噴射孔31からワーク1の加熱箇所
に向けて常温、または冷却速度との関係で定められる温
度のアルゴン<Ar )などの不活性ガスを噴射するこ
とにより所定温度以下に冷却する。 このような工程によりワーク1の上端部11付近は部分
焼入されるのであり、冷却手段が放゛冷に較べて外気温
などの影響を受けにくい強制空冷であるため、焼入硬度
のワーク1相互のバラツキは少ないものとなる。また、
冷却速度が水冷の場合に較べてm慢なため、焼入箇所が
靭性に優れ、高強度が得られる。さらに冷却媒体が不活
性ガスであって冷却用間中ワーク1の焼入れ箇所表面が
空気と遮断されるから、ワーク1表面に酸化被膜が形成
されず、従って外観が良好であり、酸化被膜除去のため
の研摩作業も不要となる。 なお、前記実施例における冷却媒体としての不活性ガス
は、窒素(N2)としてもよく、この場合にも略同様の
効果が得られる。
以上説明したとおり本発明によれば、高周波加熱された
ワークが不活性ガスの噴射による強制空冷であるため、
気温などの外部環境に影響されず、ワーク相互間の硬度
のバラツキが減少し、また水冷に較べて冷却速度が比較
的緩慢なためワークは靭性に優れ、さらには不活性ガス
がワーク表面を覆って空気と遮断するから、ワーク表面
に酸化被膜が形成されず、その除去工程も不要となる。
ワークが不活性ガスの噴射による強制空冷であるため、
気温などの外部環境に影響されず、ワーク相互間の硬度
のバラツキが減少し、また水冷に較べて冷却速度が比較
的緩慢なためワークは靭性に優れ、さらには不活性ガス
がワーク表面を覆って空気と遮断するから、ワーク表面
に酸化被膜が形成されず、その除去工程も不要となる。
添付図面は本発明の一実施例に用いる装置の概略構成説
明図である。
明図である。
Claims (1)
- ワークに対する高周波加熱後の冷却工程を、適温の不活
性ガスの噴射による強制空冷としたことを特徴とする高
周波焼入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61033332A JPS62192522A (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | 高周波焼入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61033332A JPS62192522A (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | 高周波焼入方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62192522A true JPS62192522A (ja) | 1987-08-24 |
Family
ID=12383599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61033332A Pending JPS62192522A (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | 高周波焼入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62192522A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022176397A1 (ja) * | 2021-02-18 | 2022-08-25 | 株式会社日立製作所 | 摺動部材並びにその製造方法及び製造装置 |
-
1986
- 1986-02-18 JP JP61033332A patent/JPS62192522A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022176397A1 (ja) * | 2021-02-18 | 2022-08-25 | 株式会社日立製作所 | 摺動部材並びにその製造方法及び製造装置 |
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