JPS62192170A - 人工血管及びその製造方法 - Google Patents

人工血管及びその製造方法

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JPS62192170A
JPS62192170A JP61033521A JP3352186A JPS62192170A JP S62192170 A JPS62192170 A JP S62192170A JP 61033521 A JP61033521 A JP 61033521A JP 3352186 A JP3352186 A JP 3352186A JP S62192170 A JPS62192170 A JP S62192170A
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JP
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plasma
albumin
nonwoven fabric
treated
artificial blood
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JP61033521A
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English (en)
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康弘 小川
吉川 悦雄
義和 近藤
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は人工血管に関する。さらに詳しくは内面が特に
すぐれた抗血栓性を有し、直径の小さい部位にも使用可
能な人工血管及びその製造方法に関する。
(従来の技術) 人工血管に関する研究は今世紀の初頭より数多くなされ
てきており、その成果としてポリエステル1維の管状織
編物及び延伸ポリテトラフルオロエチレンの多孔性チュ
ーブが実用化されている。
しかしこれらの実用段階にある人工血管はその適用部位
が内径6mm以上の比較的太い動脈に限ら ゛れており
、これ以下の小動脈や静脈用についてはまだ充分な臨床
成績をあげるに至っていない。その理由としては小動脈
の場合、小直径であるがゆえに凝血が生じた場合閉塞し
ゃすいこと、さらに小動脈や静脈では血施速度が遅いた
め凝血の成長が速く、閉塞しやすいことがあげられる。
また、現在実用化されている人工血管はすべてのものが
最終的には生体による偽内膜形成により抗血栓性をSU
(4し、安定化されるものであるが、この場合内皮の過
形成による血管内腔の狭さくが発生し、これが原因とな
って閉塞することがある。これには人工血管の構造、例
几ば新生内皮の床持能カが低い場合に起こるとも考えら
れている。
上記の嫌な問題点を克服し、性能のすぐれた人工血管を
開発しようとする試みが近年数多くなされている。なか
でも、人工血管の材ネ4をエラストマーに求めたもの、
特にエラストマーのうちでもポリウレタンを用いたもの
が数多く提案されている。それらは大別すればエラスト
マーを繊維形態として用いるものと多孔体として使用す
るものとになる。
このうちM!維形態として用いるものとしては、ポリウ
レタンよりなる繊維形成i[合体を含有する液体組成物
を静電気的に紡糸して繊維とし、かかるmHjAを形付
き成形真上に捕集して寿た導W?lt+啜材及、びその
製法(特開昭52−110977号公報)、上記成形具
を改良した製法(TI開閉54−151675号公儂)
、該人工血管の力学的特性を生体血管と同一としたもの
及びその製法(特開昭59−11864号公報)及び券
4気紡糸により得られるgA維構造物の一方の側と反対
側で繊維形成重合体組成物を変化させたもの及びその製
造方法(特開昭60−190947号公報)がある。
さらに別の方法としては芯枠上に繊維材料を押し出しな
がら該芯枠を回転させてさきとり、多孔性チューブとす
る方法(特開昭58−157465i寸公報)、ポリマ
ー浴液をノズルlt、jlLでスプレーすることにより
単1維とし、これを6俸(こωきつけて管状人工血管と
する方法(持、用昭59−181149号公報)がある
ポリマーを多孔化するものについても付ゴすれば(持+
fli lld 57−150954 ’pj公報、特
開昭59−225053号公報、特開昭Go−2254
号公報等)があるが、これらはいずれもポリマー浴液を
出発とするものであり、多孔上方1去は無機塩や池の水
溶性物質等の造孔剤をポリマー溶液(ζ混合し、骨形後
この無機塩をM解除去することにより多孔化したり、ポ
リマーの良だ媒と貧溶媒の直換により微孔を生じさせ、
多孔化するものである。
又、材料そのものへの抗血栓性付与の方法としては、例
えば表面の′4々をマイナスにする方法(特開昭58−
149915号公報など)、表面エネルギーに差異があ
るミクロドメイン構造にする方法(特公昭57−813
47 !:を分限など)、フッ素樹)指又はシリコーン
fA脂・r記い表面エネルギーを低下させる方法(特公
昭51−18991 )、吸水ゲル専を用い、&面エネ
ルギー会増大させる方法(特公昭59−1744 寸分
fuすど)、へ/fリンの固定化(特公昭59−151
22号公最、特公昭59−15121弓公報など)、ウ
ロキナーゼの固定化(特開昭58−5302号公、辰な
ど)、アルブミンの固定化(持曲昭57−198703
号公報など)の方法かある。中でもヘパリン、ウロキナ
ーゼ、アルブミン等を材料表面に固定化する事ζζより
、良好な血小板粘若能をホし、抗血栓材料としてすぐれ
たものが寿られるものの、機械的強度、耐久性、抗血栓
性の点で十分なものは出ていない。
(発明が解決しようとする間一点) 上記提案の主たる目的は抗血栓性(こすぐれた材料を用
い、かつ力学的特注を生体m8に近似させることにより
血栓形成を防止し、さら誓ζは多孔性とすることにより
新生組織の侵入、保持を良くしようとするものである。
しかしながら、上記提案はほとんどがポリマーをFl−
W溶液として用いるため、人工血管とする場合、溶媒の
完全除去が不可欠であること、そしてこの溶媒除去が困
難であり、工程がfM、雑になることがl!1題である
。静(気紡糸においては高>匡正を必要とするので危険
であり、又装置が反雑となるという欠点を有する。さら
に多孔化法について言えば、独立気泡を多く有するス4
ンジ状多孔体とする方法は、血管としての力学的強度が
低下するばかりでな(、管全体の力学的特性の均一化が
困難であるという問題点を倚している。また、全体を抗
血栓性材料とした揚台抗血栓性がすぐれていれば、胃壁
に連d孔が存在する揚合該連通孔からの而立が問題にな
る。
本発明の目的は上記の問題点を解8失し、内面がすぐれ
た抗血栓性を有し、かつ外面よりの組織浸入が容易で冶
ゆ安定化にすぐれるとともに、力学的性質にもすぐれた
小口径人工血管に応用可能な人工血管を提供することに
ある。
また、他の目的はかかる人工血管を一切溶媒を使用しな
いプロセスにより、安価で効率的に製造する方法を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 即ち本発明は、ポリウレタン弾性繊維が相互に接合した
多孔性の管状体よりなり、かつ該管状体の少なくとも内
面がオルガノシロキサンの低温プラズマ処理面であり、
さら」ζ該処理面がアルブミンを吸着していることを特
徴とする人工血管である。
また本発明の方法は、熱可塑性ポリウレタン弾性体を熔
融紡糸後、高速高温気体に随伴し細化して得られた実質
的に連続したフィラメントをシート状に積/II bで
得られたポリウレタン弾性繊維不織布Cζオルガノシロ
キサンの低温ガスプラズマ処理を施し、次いでプラズマ
処理JtAにアルブミンを吸着させ、しかる後に該不繊
布処理層を少なくとも内面とするように3棒1ζ巻き付
け、加熱成型し多孔性管状体とすることを特徴とする。
本発明の人工血管およびその製造方法に適用するポリウ
レタン弾性繊維は公知の熱可塑性ポリウレタン弾性体よ
りなる繊維であり、分子i500〜6000のポリオー
ル、例えばジヒドロキシポリエーテル、ジヒドロキシポ
リエステル、ジヒドロキシシリコーン、およびこれらの
ブロック共重合体等と、分子4500以下の有機ジイソ
シアネート、例えばP、P’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート等と、鎖伸長剤、例えば水、ヒドラ
ジン、ジアミン、グリコール等との反応(こより(害ら
れるポリマーからなる繊維である。
これらのポリマーのうち特に良好なものは、ポリオール
としてポリテトラメチレングリコールまたはポリテトラ
メチレングリコールとシリコーンのブロック共重合体を
用いたポリマーである。また仔機ジイソシアネートとし
てはp、 P’−ジフェニルメタンジイソシアネートが
好適である。また、鎖伸長剤としてはグリコールが好適
で、1.4−ブタンジオール、ビスヒドロキシエトキシ
ベンゼンが特に好適である。
本発明の方法1こ用いるポリウレタン不織布は、例九ば
次の方法で製造することができる。+jt!明の熱可塑
性ポリウレタン弾性体を熔融し、例えば特公昭41−7
883号公報に記載された紡糸装置を用い、紡糸口金か
ら吐出しノズルの両端から噴出する412al気体流に
よりフィラメントを細化せしめる。細化されたフィラメ
ントは実質的に集束されることなく、例えば移動するコ
ンベアネット等の捕集装置上で気体流と分離され、該ネ
ット上にMJIIJさ7する。積層されたフィラメント
は自己の汀する熱暑ζより互いに接合される。捕集装置
上に一層後冷却固化する前または後にローラー等を用い
加熱加圧して接合せしめてもよい。
ポリウレタン弾性繊維の平均直径は30ミクロン以下が
好適である。特に20ミクロン以下が好適である。繊維
の直径が大きいと人工血U内壁の粗度が大きくなり血栓
が生成しやすくなる。
このよう1こして得られたポリウレタン津性漏〕准不織
布としては、日付10f/m2〜50f/rn2のもの
が好適である。目付が小さいと取扱いが困難となり、大
きいと芯枠に捲きつけた端が段になりやすい。
管状体を成型する際に使用する8俸としては、加熱成型
後管状体を引き抜くために、ポリウレタン不織布との膠
着を生じ熾い材質が望ましく、フッ素樹脂をコーティン
グした鉄棒、フッ素厨脂九捧などが好適)こ用いられる
。尚、加熱成型麦芯俸を引き抜くことが可能なのはポリ
ウレタン弾性a維よりなる本願多孔性管状体が伸縮性を
9するためであり、伸縮性のない素材チューブでは殆ど
不可能である。
成型に用いる加熱温度および時間はポリウレタン不織布
が、互に接合して一体化させるために70〜200 ’
Cが好ましく、より好ましくは90〜180゛Cであり
、持に100〜150℃が好適である。このようにして
得られる多孔性管状体は、ポリウレタン弾性la維の不
繊布が互に熱により強固に接合され一体化したものであ
り、′a状体の内腔の直径及び肉厚は芯枠と型枠の寸法
をこより変えることが出来る。
人工血管という4点からすれば管状体の内腔の直径は2
〜4 Q mmであるが、本発明の特徴を尤揮するξこ
は2〜2Q mtn 、さらには3〜15 mmである
ことが好ましい。管状体の肉厚は0.1〜5tnm 、
好ましくは0.2〜3mmである。また本発明の人工血
管の多孔性は一定の肉厚の這伏体に用いる不繊布の量に
よって任意に4濠する=41が出来る。
多孔性は一般には孔径分布と気孔率で表わせるが、人工
血管の場合透水率で表現するのが一5役的であり、かつ
実際的でもある。特に、本発明の多孔性管状体のように
繊維の溝造体よりなるGaには透水率で表わすのが好ま
しい。透水率とは120rf(16)ll(yの圧力下
で人工血管の管U 1 cm2当り1分間に通過する水
m(InA’)をいう。本発明に3いては、この透水率
が3000 me 7分以下、好ましくは1500rr
l/分以下、さらに好ましくは500 mJ? 7分以
下である。
本発明の人工血管は少なくとも内面がオルガノシロキサ
ンの低温ガスでプラズマ処理され、その表面iこアルブ
ミンを吸着している串が必要である。
内直のプラズマ処理及びアルブミン吸着は、例えば管状
体に成形するntIの不織布の時点で実施する事が好ま
しい。
本発明に用いるオルガノシロキサンはプラズマ園 重合後に一+5i−0+の構造となるものであればよく
特に限定はしないが、重合の安定性、条件の容易さ、反
応効率の高さ等から、下記一般式■。
■、■で示すオルガノシロキサンが好ましい。
一般式 %式% 特に、プラズマ重合膜の均一性、力学物性取扱いやすさ
の点で好ましいのは前記一般式■に示すものであり、中
でもInが2〜6のものがよい。例えばヘキサメチルシ
クロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、 1.3.5 トリメチル−1,3,5トリフエ
ニルシクロトリシロキサン、トリフェニルシクロトリシ
ロキサン、1.3.5.7−チトラメテルー1.3.5
.7テトラビニルシクロテトラシロキサン、1.3.5
.7−チトラメテルシクロテトラシロキサン、ヘキサフ
ェニルシクロトリシロキサン、デカメチルシクロペンタ
シロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなど
である。
オルガノシロキサンのプラズマ重合により得られた重合
膜の構造は、必ずしも定かでない。これはブラズス重合
(こより得られるエネルギーの1〕が極めて広く例えば
θ〜歌十ev+こまで亘るエネルギーを有する。即ち、
この11」広いエネルギーの分布により、オルガノシロ
キサンの成金部位にあまり選択性がなく切断及び再結合
を生じる為に、重合膜の一次構造は、ある特定の化学式
では表示できない。例えばヘキサメチルシクロトリシロ
キサンのプラズマ重合膜のIRスペクトルは脂と殆んど
同じスペクトル分布及び各スペクトルの吸収強度及び比
であり、このボはモノマーの構造をかなりの程度維持し
、ある程度の架槁補造を有したプラX731合膜が生成
している事を示す。
又、プラズマ重合膜は、プラズマ重合時間と共國プラズ
マ重合膜の形態、化学組成の変化があり、次第に無機質
化、架橋密度の増大がめるが、本発明の目的の為にはあ
まり無機質化、架橋沿度の増大はない方がよい。プラズ
マ重合膜の無機質化、架la’lfJ度の増大に伴い、
オルガノシロキサンプラズマ重合膜の有する表面物性(
接触角、表面エネルギー、平滑性等)や弾性の変化があ
るからである。
オルガノシロキサンのプラズマ重合膜の組成・構造は必
ずしも定かではないが、重合膜の醜痢溶解性がない事、
及びシロキサン構造の4I入により特徴づけられる81
−0、St  O81の吸収が■8或いはES(3A等
で認められる事が特徴としてあげられる。
不織布のプラズマ処理において、処理の程度は、不織布
の形状、多孔性及びプラズマ処理における位置、プラズ
マ条件ぴ)こより酋々異なる。不礒市の多孔性が大きく
(繊維密度が小さく)、厚さが薄い場合は、不織布の表
裏、内外ともほぼ均一に処理されるが、不織布の多孔性
が小さく(4a維密度が大きく)、厚さが厚い場合は、
内外の処理の程度が変わり、又、不織布のおかれる位置
、プラズマ条件により表裏での処理の程度が異なる。プ
ラズマ重合膜は、不織布表面或いはポリウレタン;a維
表面に通常50X〜1001以上形成されている。これ
は、表面の成子顕a属観察、接触角測定、エルやESO
A等の分光学的測定より確認される。プラズマ重合・処
理法の大きな特徴は、50λ〜100Xといった超極R
psでも均一に付与できる事である。
プラズマ重合膜の厚さは、好ましくは50X以上、更に
好ましくは100A以上であればよい。
4子顕微鏡観察によると、:躇々10μmの厚さの均一
な膜を形成しており、本発明の不織布ではこれらの構成
繊維の表面を薄い膜で彼っている事がわかる。
本発明の低温ガスプラズマは常法により発生させる事が
できる。例えば通常1o−4〜I Q ’l’orr1
好ましくは10〜10Torr、更に好ましくは5×1
0〜5 X 10  Torrの真空度において瘍(圧
を印加するルによって発生させる。高電圧は直流でも交
流でも可能であるが、プラズマ発生の容易さ、プラズマ
の安定性、処理効果の均一性から13.56 M[(Z
の高周波の使用が好ましい。高周波シ圧印加用の7へ極
は、プラズマ反応器の内部にある内部電極方式及び外部
に設けた外部成極方式があるが、工業的には平行平板1
と極を有する内部電極方式が好ましい。
不織布のプラズマ処理は平行平板1べ極の間に不織布を
挿入し、オルガノシロキサンの低温ガスプラズマを発生
させる事により行なう。オルガノシロキサンの低温ガス
プラズマは、碕周波1圧が印加されている低圧空間にオ
ルガノシロキサンのガスを導入し、活性化する事により
発生させる。活性化されたオルガノシロキサンは気体中
或いは基板表面で重合し、基板表面に−めてγ違い均一
なプラズマ重合皮膜を形成する。
プラズマ重合皮膜の組成、構造はプラズマの出力、真空
度、モノマー流量、基板温度、等プラズマパラメーター
と呼ばれるffi&条件により変化する。
オルガノシロキサンはガス状でプラズマ反応器中へ導入
する。高沸点の化合物については適当な加熱装置によゆ
加熱・気化し導入する。導入するモノマーの遣はプラズ
マの発生状態、及び生成物の性状(こ大きく影響するも
のであり、通常1o−4〜10 Torr 、好ましく
は10 〜lo  Torr1更に好ましくは5 X 
10−2〜5 X 10−1Torrである。オルガノ
シロキサンの圧力が10  Torrより小さい場合は
、プラズマの発生が十分でなく、不織布表面のプラズマ
重合膜の形成或いは表面改質は十分でない。又、10 
TOrr を越えるとプラズマ発生が不安定であったり
、又は成金物の性状が十分でないか、又は処理が不均一
になり好ましくない。モノマーの導入と同時にモノマー
を活性化するガス、例えば窒素、アルゴン、ヘリウム等
のガスの併用も可能である。(Hし、モノマー及びこれ
らのガスの圧力が10〜l Q ’j’orrの範囲と
なる事が好ましい。
プラズマの出力は電極の単位面禎当り、通常高々3W/
Cm2、好ましくは高々2 W / c m2、更に好
ましくは0.05〜I W/ cm”である。3W/C
m2以上では、プラズマ重合膜の架Wiffiが大きく
なり、皮膜強度の低下や着色或いは基材である不織布の
損傷がある。プラズマ重合時間は長い程十分な重合膜の
形成や表面フツ素化処理が出来るが、反面重合膜の架橋
密度の増大やエツチング心による変性、劣化が生じる為
、通常1〜3600秒、好ましくは30〜1800秒、
史に好ましくは60〜1200秒である。
オルガノシロキサンの低温ガスプラズマ処理により、不
織布の表面或いは不織布を構成するポリウレタン繊維表
直にオルガノシロキサンのプラズマ重合膜の形成がなさ
れる。
オルガノシロキサンの低温ガスプラズマを施された不繊
布は嵐めてアルブミン選択吸着性にすぐれており、アル
ブミン水溶液に短時間浸漬するだけで、容易にそのプラ
ズマ処理表面(ζアルブミン吸:′27層を形成できる
例えば、1lJll常0.001%以上、好ましくは0
.01%以上、更に好ましくは0.05%以上のアルブ
ミン水溶液に1〜10分程度浸漬するだけで吸着は完結
する。吸着温度は常温でよい。
アルブミン吸22はプラズマ条件、アルブミン吸着条件
によって異なるが、不織布単位面積当りjli′/i!
 I X 10  f / Cm以上、好ましくは1×
10 77cm以上、更1こ好I L < ハI X 
10−’17cm以上である。吸着したアルブミンの激
がlXl0  f/・cm未満では、抗血栓性への効果
や生体細胞の付着や混入及びそれによるすみやかな偽内
膜形成への効果暑こ乏しい。
一般にアルブミンを優先的に吸着する材料は浸れた抗血
栓性を示し、一方γ−グロブリンやフィブリノーゲンを
強く吸着する材料は抗血栓性に劣ることが知られている
。またあらかじめアルブミンを材料に吸着しておくと、
その材料の抗血栓性が向上するということも知られてい
る。この理由は、アルブミンが糖鎖を全く含まない蛋白
質であるため血小板膜上の受容体と結合できず、血小板
を活性化することが少ないためと推定されている。
本発明方法では、オルガノシロキサンの低温ガスブラズ
ス処Iを施した後アルブミンを吸着させるため、その吸
R祉が未処理のものに吸着させた場合に比べ著しく高ま
り、前述の抗血栓性効果をより良く発揮するものと思わ
れる。またオルガノシロキサンのプラズマ処理層も(表
面エネルギーが小さくかつ滑らかな、I!2面であるた
め、血小板の粘着性が小さい)抗血栓性効果に寄与して
いるものと推測される。
さらには、アルブミンが生体白米材料であることから本
発明による人工血゛近を体内移植した場合、生体細胞の
付着や11入がすみやかで、偽内膜形成が早期に行なわ
れることが期待される。
本発明のアルブミン吸−Nは従来のアルブミン吸着のメ
カニズムとは異なると思われる。即ち、従来のアルブミ
ンの付着、固定の方法としては、化学結合による方法、
又はイオン結合による方法或いはヒドロゲルにより包埋
する方法があるが、アルブミンは共有Mf &又はイオ
ン結合する事により、アルブミンの生活性が変化し、抗
血栓性の低下がある。ヒドロゲル等ポリマーゲルの網目
の中に封じ込める方法では、アルブミンが水溶性かつ極
めて小分子である為に簡単に外部へ溶出し効果の持続性
がない。これをζ対し、本発明のオルガノシロキサンの
低温ガスプラズマ処理物のアルブミンの特異な吸着挙動
のIJ因は明らかでないが、プラズマ処理物の疎水性と
アルブミンの疎水基の疎水−疎水相互作用齋こよるもの
であると思われる。他の付着方法と異なる有利な点はア
ルブミンの固定に特定の化学結合及びイオン結合を使わ
ない為に、アルブミンの生活性の変化がないφ及びゲル
等への包II!!!固定と異なる付着力の持続性がある
がである。持に表面吸着である為にアルブミンの使用は
が従来のものより極めて少なくてよく、又疎水−疎水結
合である為に変性し1こアルブミンは脱落し、常に新し
い変性していないアルブミンが付着した表面が維持され
る事となりtイに抗血栓性が与えられる。
本発明の人工血管の構造としては直径方向の断面がプラ
ズマ処理・アルブミン吸i、aを内ノーとし、アルブミ
ン吸着処理されていないノーを外t(4とする同心円状
の二jiid 14 !よりなる人工血’if (第1
図)、あるいは直径方向の断面がプラズマ処理・アルブ
ミン吸着層と吸着していないノーが父互に配置なされた
同心円状の多jlJm造よりなり、かつプラズマ処理・
アルブミン吸、iJ、′dが内側に位置する人工血゛1
コ、あるいは第1図のアルブミン非吸着層がプラズマ処
理dとプラズマ禾処理1jよりなる多1j構造を汀する
人工血管(第2図)、あるいは、ば径方向の断面がブラ
ズス処連・アルブミンe * 糟と1及槍していない層
が交互に配置され、かつ該二ノ1jが全体として螺旋状
の配−憂とる多;1構造よりなり、かつプラズマ処刑・
アルブミン吸、Jノーが内側に位iI″iする人工血管
(第3図)が好適である。まfコ、片面のみをプラズマ
処理・アルブミン吸gさせた不織布をその処理面が内側
となるように芯枠に魯きつけ、加熱成型した多孔性管状
体も好1である。いずれの場合にもプラズマ処理・アル
ブミン吸着量1が最内J1望に位置することが肝要であ
る。プラズマ処理・アルブミン吸着7゛−か内側に位置
しない場合には折角のプラズマ処理の効果が発揮されな
い。
抗血栓性の評価方法は、l&多く提案されているが、本
発明では血小板の活躍及び形態のd祭を行った。
生理食塩水でリンスした試問上にM!成犬の新炸血より
調製したP B、Pl:滴下する。1分装PRPを除去
し、生理食塩水で洗浄した後、グルタルアルデヒドにて
室1mA定、さらにアルコール脱水、臨界点乾燥を行っ
た袋、走査型4子顕做スAにより付着血小板数を観測す
ると同時に付:a血小板の形1隻変化を遜察する。形成
変化は次の3つに分類する。
l型:圧線の円盤形から球状化して3〜4本の偏組を出
したもの、材料表面への粘Uが比較的弱いもの。
l型:数本以上の偽足を伸ばして(為足の長さの半分ま
で薄い泡体を広げたもので強く粘着したもの。
瓜型:偽足の長さの半分以上に4い泡体を広げたものか
ら、はぼ完全に泡体を拡張して類円形を呈し、完全に粘
着したもの。
この場合、形態変化の少ないもの、即らl型が多い程抗
血栓性が良いといえる。
(実施例) 以下、実施例を示し、本発明を更に詳細に説明する。水
溶液中のアルブミン濃度は278nmのUV吸光度より
求めた。
実施例1 脱水した水酸基価102のポリテトラメチレングリコー
ル5325部(以下、部はすべてjJl1部を意味する
。)と1.4−ブタンジオール220部とをジャケット
付のニーダ−に仕込み、撹拌しながら充分(こ溶解した
後、85℃の温度に保ち、これにp、p’−ジフェニル
メタンジイソシアネート1985部を加えて反応させた
撹拌を続けると約30分で粉末状のポリウレタンが得ら
れ、これを押出機によりペレット状に成形しジメチルホ
ルムアミド中25℃で測定した」度1y7100mll
の相対粘度が2.25のポリウレタン弾性体を得た。
このようにして得たポリウレタン弾性体のペレットを原
料とし、1列に配列した直径Q、 g mmのノズルの
両側に加熱気体の噴射用スリットを有する溶融ブロー紡
糸装置を用い溶融温度233℃1ノズル当り毎分0.1
59の割合でポリマーを吐出し、200℃に加熱した空
気をB、5ky7crrc’の圧力でスリットから噴射
して細化した。細化したフィラメントをノズル下方25
cmに設置した30メツシユの金網からなるコンベア上
で捕集し、ローラーではさんで引取り不織布を得た。こ
の不織布はポリウレタン弾性?誠維のモノフィラメント
が開繊されてMIIII、ており、フィラメント間の交
絡点は互艮融着により接合されていた。この不繊布の物
性値は次のごとくであった。
日    付           15  y /m
2引張強力     0.1211部cm破断伸度  
   520% 剛軟度   I Q mm フィラメント直径 5ミクロン 次いで、この不織布を第5図に示す装置にてジメチルシ
クロトリシロキサンを用いてプラズマ処理を行った。プ
ラズマ処理の条件はプラズマ反応器内の真空度が0.6
 mbar となるようジメチルシクロトリシロキサン
を導入し、18.56 MHzの高周波を50Wの出力
で、3分間低温ガスプラズマを発生させ不織布を処理し
た。不織布表面のプラズマ重合膜の形成は良好に達成で
き、水齋こ対する接触角は1oa、cfであった。
アルブミンの吸着は、0.1%のアルブミン水溶液に浸
し、溶液を撹拌して行った。残液のアルブミン濃度より
、吸着量を求めた。吸着量はプラズマ未処理のものが1
.5X10 17cm2であるのに対して、プラズマ処
理品は1.2 X 10  f/am2であった。
プラズマ処理及びアルブミン吸着を施した不織布(4)
をプラズマ処理・アルブミン吸34Mが内側になるよう
(ζ、直径4 minのフッ素41?をコーティングし
た5棒に捲付け、その上からプラズマ処理及びアルブミ
ン吸着を施していない不織布(6)を捲きつけ、更に離
型紙を捲きつけた後、内径6rnmの円筒状の型枠に入
れ、130℃で5分間加熱した。冷却後、型枠からとり
出し、離型紙をはがし、5俸を引き抜いてポリウレタン
の多孔性の管状体をf尋た。この管状体は不織布が互に
強固に接合され、一体化した構造であった。
この管状体の透水率8測定したところ210m11分で
あった。さらに、本明細書中に述べた方法で抗血栓性の
評価を行った結果を第1表1こ示す。第1表より内面の
抗血栓性が非常にすぐれており、人工血管として最適で
あることがわかった。
実施例2 実施例1で得られたプラズマ処理・アルブミン吸着を施
した不織布(4)とプラズマ処理及びアルブミン吸着を
施していない不縁布(B)を用い、直径8mmのフッ素
樹脂をコーティングした芯枠にAを最内ノーとして、A
とBを交互に3.1鯛ずつ捲きつけた。これを実施例1
と同様な方法で加熱、成型し多孔性の管状体を得た。
この湾状体は透水率が430 ml/分であった。
内面の抗血栓性は実施例1と同:羨の好砧果を示した。
実施例3 実施例1と同様な方法で、ソフトセグメントとしてポリ
テトラメチレングリコールとポリジメチルシロキサンの
混合物(重贋比4:1)を用いてポリウレタンを合成し
、日付2597m2、フィラメント平均直径20Eクロ
ンの不i哉市とした。
この不織布に実施例1と同様にプラズマ処理及びアルブ
ミン吸着を施しく0、プラズマ処理及びアルブミン吸着
を施していない不繊布とよαねばわせ、フッ素樹脂をコ
ーティングした直径5 +r+mの芯枠に捲きつけ、加
熱成型して多孔性の口状体を得た。
この管状体は透水率が46 Q ml1分であり、抗血
栓性の評価については血小阪の粘着も少な(、かつ粘着
血小板の形)1す変化もすべて1型であり良好な抗血栓
性を有しており、人工血管として適していることがわか
った。
(発明の効果) 本発明の人工血管は、ポリウレタン弾性繊維が1■互に
接合された多孔性の管状体であるためポリウレタンの弾
性を始めとする生医学、オ科としての良好な特性を利用
できるととも1こ、生体組織の侵入に有利でありかつ生
体組織を保持し易いという利点を有する。さらに、少な
くとも血液接触面がオルガノシロキサンの低温プラズマ
処理及びアルブミン吸着処理により高い抗血栓を与えら
れているため、内餌の高い抗血栓性を併せもち、小口径
の人工血管としても使用できるという特長を有する。
又、本発明は力学的に良好なポリウレタン弾性繊維上ヘ
オルガノシロキサンのプラズマ重合膜を形成させ、さら
にアルブミンを吸着させたものである為に、材料の力学
的メリットを生かし、かつ材料の表面物性のみを抗血栓
性に支止させたものであり、従来の材料にみられた成形
性の悪さ、力学的強度の低さ、耐久性の低さ、又抗血栓
性の変化等の欠点を大きく改良したものである。
又、本発明方法はポリウレタン弾性fJ mによる不織
布の製造において溶剤を一切用いないため、溶剤の残存
による人体への障害を考慮する必要がなく、全く安全で
あり、さらに特殊な材料、プロセス、条件をとらない為
に極めて安価に製造できる等、大きなメリットがある。
更に直線状の人工血管以外にテーパ一つきのもの、枝分
れのあるものなどもそれぞれに合った成形共を使用すれ
ば容易番ζ製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明の人工血71の直径方向の断
面形状を模式的に示したものである。 第1図は、プラズマ処理・アルブミン吸着、+−を内I
I4とし、アルブミンをa?7していないノーを外11
とする同心円状の二;1構造よりなる人工血管を示す。 第2因は、プラズマ処」・アルブミン吸1;1を最内ノ
ーとし、その外側のアルブミン非:x 、a 、’=j
がプラズマ処理層とプラズマ未処理I−とよりなる多層
構造を白゛する人工血・艙を示す。第3図は、プラズマ
処d? 、lJとプラズマ処理されていないI−が交互
に配置され、かつ該二1′1りが全体として螺旋状の配
Jをとる多j構造よりなり、かつプラズマ処理j3が内
側に位ユする人工血1含を示す。 第41はブラズス瓜き装−の−例を示し、4周波尾証1
指(1)、竜1極(3,9)、七ツマー供冶系(7,8
,10,11)、処理用不1lilI布(4)及び排気
系(5)よりなる。 〃   カネボウ合(誠株式会社 ′ 第1図

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリウレタン弾性繊維が相互に接合した多孔性の
    管状体よりなり、かつ該管状体の少なくとも内面がオル
    ガノシロキサンの低温プラズマ処理層であり、さらに該
    処理層がアルブミンを吸着していることを特徴とする人
    工血管。
  2. (2)ポリウレタン弾性繊維の平均直径が30ミクロン
    以下である特許請求の範囲第1項記載の人工血管。
  3. (3)管状体がポリウレタン弾性繊維の不織布を加熱成
    型したものである特許請求の範囲第1項記載の人工血管
  4. (4)アルブミンを吸着したプラズマ処理層を最内層と
    し、その上にアルブミンを吸着していない層を同心円状
    に積層した二層構造を有する特許請求の範囲第1項記載
    の人工血管。
  5. (5)直径方向の断面がアルブミンを吸着したプラズマ
    処理層とアルブミンを吸着していない層とが交互に配置
    され、かつ全体として螺旋状の配置をとる多層構造より
    なり、かつ前記アルブミン吸着・プラズマ処理層が内側
    に位置する特許請求の範囲第1項記載の人工血管。
  6. (6)アルブミンを吸着していない層がプラズマ未処理
    のものである特許請求の範囲第4項及び第5項記載の人
    工血管。
  7. (7)アルブミンを吸着していない層がプラズマ処理物
    である特許請求の範囲第4項及び第5項記載の人工血管
  8. (8)アルブミンを吸着していない層がプラズマ処理物
    とプラズマ未処理物とよりなる多層構造を有する特許請
    求の範囲第4項及び第5項記載の人工血管。
  9. (9)熱可塑性ポリウレタン弾性体を熔融紡糸後、高速
    高温気体に随伴し細化して得られた実質的に連続したフ
    ィラメントをシート状に積層して得られたポリウレタン
    弾性繊維不織布にオルガノシロキサンの低温ガスプラズ
    マ処理を施し、次いでプラズマ処理層にアルブミンを吸
    着させ、しかる後に該不織布処理物を少なくとも内面と
    するように芯棒に巻き付け、加熱成型し多孔性管状体と
    することを特徴とする人工血管の製造方法。
  10. (10)ポリウレタン弾性繊維の平均直径が30ミクロ
    ン以下である特許請求の範囲第9項記載の方法。
  11. (11)プラズマ処理を施した不織布をアルブミン水溶
    液に浸漬することにより、アルブミンを吸着させる特許
    請求の範囲第9項記載の方法。
  12. (12)加熱成型の温度が70〜200℃である特許請
    求の範囲第9項記載の製造方法。
  13. (13)プラズマ処理及びアルブミン吸着を施した不繊
    布の上にアルブミンを吸着していない不織布を同心円状
    に芯棒に巻き付けた後、加熱成型して二層構造の管状体
    とする特許請求の範囲第9項記載の方法。
  14. (14)プラズマ処理及びアルブミン吸着を施した不織
    布が最内層となるように、該不織布とアルブミンを吸着
    していない不織布とを重ねて芯棒に巻き付けた後、加熱
    成型して螺線状多層構造の管状体とする特許請求の範囲
    第9項記載の方法。
  15. (15)アルブミンを吸着していない不織布がプラズマ
    未処理のものである特許請求の範囲第 13項及び第14項記載の方法。
  16. (16)アルブミンを吸着していない不織布がプラズマ
    処理不織布である特許請求の範囲第13項及び第14項
    記載の方法。
  17. (17)アルブミンを吸着していない不織布がプラズマ
    処理不織布とプラズマ未処理不織布とよりなる多層構造
    を有する特許請求の範囲第 13項或いは第14項記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002523476A (ja) * 1998-08-27 2002-07-30 エイドゲントシッシュ テクニーシェ ホッシュール チューリッヒ ボロン酸含有ポリマー由来のゲルおよび多層表面構造

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JP2002523476A (ja) * 1998-08-27 2002-07-30 エイドゲントシッシュ テクニーシェ ホッシュール チューリッヒ ボロン酸含有ポリマー由来のゲルおよび多層表面構造

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