JPS621904B2 - - Google Patents
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- JPS621904B2 JPS621904B2 JP54151648A JP15164879A JPS621904B2 JP S621904 B2 JPS621904 B2 JP S621904B2 JP 54151648 A JP54151648 A JP 54151648A JP 15164879 A JP15164879 A JP 15164879A JP S621904 B2 JPS621904 B2 JP S621904B2
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Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Devices For Dispensing Beverages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、容器内を外部から炭酸ガスで加圧し
ないで、缶、瓶、樽等のビール容器から、ビール
を、ジヨツキやグラスに注ぎ出す際に使用する新
しい機能を有するビール注出具に関するものであ
る。
ないで、缶、瓶、樽等のビール容器から、ビール
を、ジヨツキやグラスに注ぎ出す際に使用する新
しい機能を有するビール注出具に関するものであ
る。
従来、25、10等の大容量の樽から、ビール
をジヨツキに注ぎ出す場合は、炭酸ガスボンベ等
から炭酸ガスを樽内上部に導き、樽内のビールの
表面にかけられた炭酸ガスの圧力で、ビールを圧
送し、かなりの速度でジヨツキに注いでいた。こ
のようにして注がれたビールは、その表面に、非
常にきめ細かい泡の層を有しており、ビールの風
味がソフトで美味であつた。
をジヨツキに注ぎ出す場合は、炭酸ガスボンベ等
から炭酸ガスを樽内上部に導き、樽内のビールの
表面にかけられた炭酸ガスの圧力で、ビールを圧
送し、かなりの速度でジヨツキに注いでいた。こ
のようにして注がれたビールは、その表面に、非
常にきめ細かい泡の層を有しており、ビールの風
味がソフトで美味であつた。
しかしながら、ビールを炭酸ガスの圧力で注出
するには、炭酸ガスボンベ、減圧弁、高圧容器等
の高価な装置を必要とするため、10未満の容器
には、あまり実施されていない。そして、これら
の容器からビールを注出するには、大気圧下で、
ビールの自重により注出する方法が用いられてき
た。
するには、炭酸ガスボンベ、減圧弁、高圧容器等
の高価な装置を必要とするため、10未満の容器
には、あまり実施されていない。そして、これら
の容器からビールを注出するには、大気圧下で、
ビールの自重により注出する方法が用いられてき
た。
このように注出具を使用して、容器内を外部か
ら炭酸ガスで加圧しないで、ビールの自重で注出
されたビールの泡は、一般に、大きく、風味も荒
いものであつた。また、時として、細かい泡を有
するビールが得られることもあるが、泡の細かさ
および風味の点において、炭酸ガスの圧力により
注出されたビールとは比較にならないものであつ
た。
ら炭酸ガスで加圧しないで、ビールの自重で注出
されたビールの泡は、一般に、大きく、風味も荒
いものであつた。また、時として、細かい泡を有
するビールが得られることもあるが、泡の細かさ
および風味の点において、炭酸ガスの圧力により
注出されたビールとは比較にならないものであつ
た。
ビールにおける泡は、風味に対して非常に重要
な役割を持つもので、泡がきめ細かい程ビールが
美味であることはよく知られた事実であり、ジヨ
ツキやグラスに注がれた時、きめ細かい泡を適量
存在させることが、ビールの風味をよくするため
に大切なことである。
な役割を持つもので、泡がきめ細かい程ビールが
美味であることはよく知られた事実であり、ジヨ
ツキやグラスに注がれた時、きめ細かい泡を適量
存在させることが、ビールの風味をよくするため
に大切なことである。
本発明は、容器内を外部から炭酸ガスで加圧し
ないで、缶、瓶、樽等のビール容器から、ビール
を、ジヨツキやグラスに注ぎ出す際に使用するビ
ール注出具に、きめ細かいビールの泡を注出の際
に発生する機能を付加した新しい注出具に関する
ものである。
ないで、缶、瓶、樽等のビール容器から、ビール
を、ジヨツキやグラスに注ぎ出す際に使用するビ
ール注出具に、きめ細かいビールの泡を注出の際
に発生する機能を付加した新しい注出具に関する
ものである。
従来、上述のように自重によりビールを注出す
る際に使用する器具として、種々の注出具が工夫
されてきた。しかし、これらは、何れも、単に、
炭酸ガス供給装置に比べて安価な器具を提供する
ものか、注出を容易にするものか、或いは、洗浄
を容易にするものであつた。
る際に使用する器具として、種々の注出具が工夫
されてきた。しかし、これらは、何れも、単に、
炭酸ガス供給装置に比べて安価な器具を提供する
ものか、注出を容易にするものか、或いは、洗浄
を容易にするものであつた。
そして、これらの器具は、容器内の液体を注出
するための注出孔と、場合によつては容器内への
空気の導入を容易にするための空気導入孔とを有
するものが大部分で、本発明に係わる注出具が具
備しているような副注出孔を有しているものは皆
無であつた。
するための注出孔と、場合によつては容器内への
空気の導入を容易にするための空気導入孔とを有
するものが大部分で、本発明に係わる注出具が具
備しているような副注出孔を有しているものは皆
無であつた。
炭酸ガスボンベ等から炭酸ガスを、25、10
等の大容量の樽内上部に導き、炭酸ガスの圧力で
ビールを圧送しジヨツキに注ぐ場合は、樽内で炭
酸ガス圧下におかれたビールが、急激に大気圧下
に放出されると同時に、ビールの流が、非常に速
い流出速度を有し、既にジヨツキ中に注がれたビ
ールとの間の大きい速度勾配、及び、ジヨツキ中
で殆ど停止状態になるまでの大きい速度変化に曝
されるために、ビール中に溶解していた炭酸ガス
が急激に気化し、きめ細かい炭酸ガスの泡を生成
するものと考えられる。
等の大容量の樽内上部に導き、炭酸ガスの圧力で
ビールを圧送しジヨツキに注ぐ場合は、樽内で炭
酸ガス圧下におかれたビールが、急激に大気圧下
に放出されると同時に、ビールの流が、非常に速
い流出速度を有し、既にジヨツキ中に注がれたビ
ールとの間の大きい速度勾配、及び、ジヨツキ中
で殆ど停止状態になるまでの大きい速度変化に曝
されるために、ビール中に溶解していた炭酸ガス
が急激に気化し、きめ細かい炭酸ガスの泡を生成
するものと考えられる。
一方、通常、ビール容器は、ビール缶、瓶、小
型の樽等であつても、炭酸ガスで加圧された状態
で充填されており、開封前は、ビールは炭酸ガス
の圧力下に保持されており、開封直後には、炭酸
ガスを過飽和に溶解している。このような容器か
ら、従来の注出孔だけあるいは注出孔と空気導入
孔だけしか有しない注出具で、ビールの自重で、
ビールを注いだ場合は、ビール中の炭酸ガスの気
化速度が遅いため、炭酸ガスの泡の量も少なく、
炭酸ガスの泡も粗いものである。
型の樽等であつても、炭酸ガスで加圧された状態
で充填されており、開封前は、ビールは炭酸ガス
の圧力下に保持されており、開封直後には、炭酸
ガスを過飽和に溶解している。このような容器か
ら、従来の注出孔だけあるいは注出孔と空気導入
孔だけしか有しない注出具で、ビールの自重で、
ビールを注いだ場合は、ビール中の炭酸ガスの気
化速度が遅いため、炭酸ガスの泡の量も少なく、
炭酸ガスの泡も粗いものである。
本発明が解決しようとする問題点は、容器内を
外部から炭酸ガスで加圧しないで、容器からビー
ルを自重でジヨツキ等へ注出する場合でも、ビー
ル中に過飽和に溶解している炭酸ガスを、ビール
注出の際に、急激に気化させ、きめ細かい泡を発
生させることにある。
外部から炭酸ガスで加圧しないで、容器からビー
ルを自重でジヨツキ等へ注出する場合でも、ビー
ル中に過飽和に溶解している炭酸ガスを、ビール
注出の際に、急激に気化させ、きめ細かい泡を発
生させることにある。
まず、炭酸ガスボンベ等を使用し、炭酸ガスの
圧力でビールを圧送しジヨツキに注ぐ場合は、ビ
ールが非常に速い速度で注出されることに着目し
て、ビールを自重で注出する場合、ビールを高い
位置から注出して、その落差によつてビールの流
を速くするようにしたが、このような手段によつ
て、ビールの流に、単に大きい速度を与えただけ
では、泡が粗くなり風味が悪くなるという欠点を
生じた。また、高い位置からホース等でジヨツキ
にビールを注ぐことは、装置を複雑にし、実用性
に乏しいものである。
圧力でビールを圧送しジヨツキに注ぐ場合は、ビ
ールが非常に速い速度で注出されることに着目し
て、ビールを自重で注出する場合、ビールを高い
位置から注出して、その落差によつてビールの流
を速くするようにしたが、このような手段によつ
て、ビールの流に、単に大きい速度を与えただけ
では、泡が粗くなり風味が悪くなるという欠点を
生じた。また、高い位置からホース等でジヨツキ
にビールを注ぐことは、装置を複雑にし、実用性
に乏しいものである。
また、泡を細かくするために、第8図に示した
ような小孔のみからなる注出具を使用して、ビー
ルを注ぐと、クリーミイな泡が得られ、風味もソ
フトであるが、泡の量が多くなつて液の量が少な
くなり、溢れ出る危険があり、また、飲み難く実
用的でない。
ような小孔のみからなる注出具を使用して、ビー
ルを注ぐと、クリーミイな泡が得られ、風味もソ
フトであるが、泡の量が多くなつて液の量が少な
くなり、溢れ出る危険があり、また、飲み難く実
用的でない。
しかしながら、この小孔から注出されるビール
の細流の挙動を詳細に観察し、ビールを細流にす
ることが、予想以上の炭酸ガスの気化促進作用を
有することを見出した。
の細流の挙動を詳細に観察し、ビールを細流にす
ることが、予想以上の炭酸ガスの気化促進作用を
有することを見出した。
即ち、通常の太さのビールの流は、連続した安
定な棒状又は線状の流のまま、殆ど泡を発生させ
ずにビールの液面に突入して行くが、ビールの流
を次第に細くして行くと、流の先端部が脈動を起
こすようになり、更に細くして行くと、流の先端
部が液滴状となつて、液滴が殆ど連続して落下す
る状態になり、更に細くして行くと、液滴が間歇
的に落下する状態になる。そして、ビールの流の
脈動が、ビールの液面に擾乱を与え、又は、ビー
ルの液滴がビールの液面を叩いて液面に振動を与
えることにより、液面のビール中に溶解している
炭酸ガスが急速に気化し、きめ細かい泡を発生す
ることを見出した。
定な棒状又は線状の流のまま、殆ど泡を発生させ
ずにビールの液面に突入して行くが、ビールの流
を次第に細くして行くと、流の先端部が脈動を起
こすようになり、更に細くして行くと、流の先端
部が液滴状となつて、液滴が殆ど連続して落下す
る状態になり、更に細くして行くと、液滴が間歇
的に落下する状態になる。そして、ビールの流の
脈動が、ビールの液面に擾乱を与え、又は、ビー
ルの液滴がビールの液面を叩いて液面に振動を与
えることにより、液面のビール中に溶解している
炭酸ガスが急速に気化し、きめ細かい泡を発生す
ることを見出した。
本発明においては、副注出孔から注がれるビー
ルの流によつて、このような作用を起こさせ、き
め細かい泡を発生させようとするものである。
ルの流によつて、このような作用を起こさせ、き
め細かい泡を発生させようとするものである。
一方、このようなビールの細流を液面の一点だ
けに注ぐと、その部分の液面を覆つているビール
の泡の層が厚くなるにつれて、その細流による振
動が液面に伝わり難くなり、その泡発生作用が次
第に弱められてくる。
けに注ぐと、その部分の液面を覆つているビール
の泡の層が厚くなるにつれて、その細流による振
動が液面に伝わり難くなり、その泡発生作用が次
第に弱められてくる。
本発明においては、主注出孔から注出された主
流が、ジヨツキ中のビールの液面に突入すると、
そこからビールの中を下降し、底部に達すると底
部を伝わつて周壁の方に流れ、周壁に達すると周
壁を伝わつて上昇し、液面に達すると液面を伝わ
つて主流の突入点の方向に流れて、一つの循環流
を形成する。この循環流が、上述の作用によつて
注がれたビールの表面の生成したばかりの炭酸ガ
スの気泡を押し流し、液面を更新すると同時に、
この炭酸ガスの気泡が、移動中に、その周辺のビ
ールの炭酸ガスの気化を促進して、きめ細かい泡
を発生させるようになつている。
流が、ジヨツキ中のビールの液面に突入すると、
そこからビールの中を下降し、底部に達すると底
部を伝わつて周壁の方に流れ、周壁に達すると周
壁を伝わつて上昇し、液面に達すると液面を伝わ
つて主流の突入点の方向に流れて、一つの循環流
を形成する。この循環流が、上述の作用によつて
注がれたビールの表面の生成したばかりの炭酸ガ
スの気泡を押し流し、液面を更新すると同時に、
この炭酸ガスの気泡が、移動中に、その周辺のビ
ールの炭酸ガスの気化を促進して、きめ細かい泡
を発生させるようになつている。
上述のような主注出孔及び副注出孔を有する注
出具において、効果的にビールの液面に振動を与
え、きめ細かい泡の層を生成させるためには、第
1図に示すように、ビールの細流を形成する副注
出孔の内径を、0.5〜3.0mmの範囲にする必要があ
る。
出具において、効果的にビールの液面に振動を与
え、きめ細かい泡の層を生成させるためには、第
1図に示すように、ビールの細流を形成する副注
出孔の内径を、0.5〜3.0mmの範囲にする必要があ
る。
第1図は、8℃で24時間以上冷蔵庫に保管した
市販の5の生ビール樽から、蓋の中央に開口部
を有し、蓋の端部に空気導入孔を有するスチール
製の5の生ビール容器に、生ビールを静かに移
し、その容器の開口部に、内径8mmの主注出孔1
個、内径0.3〜3.5mmの副注出孔1個を有する注出
具を取付け、気温25℃の室内で、充分に洗浄して
水をきつた状態の500mlのジヨツキに、ビール
を、ビールの自重で注出した場合の泡の状態を比
較調査した結果を示したものである。この図にお
いて、横軸は、副注出孔の内径を表し、縦軸は、
泡量を表す。泡量は、ジヨツキ中のビールの下端
から泡の上端までの高さに対する泡の層の高さを
%で表したものの6個のデータの平均であり、ま
た、図中の○はクリーミイな泡を、△は粗い泡
を、×は蟹の泡状の泡を生成したものを示す。
市販の5の生ビール樽から、蓋の中央に開口部
を有し、蓋の端部に空気導入孔を有するスチール
製の5の生ビール容器に、生ビールを静かに移
し、その容器の開口部に、内径8mmの主注出孔1
個、内径0.3〜3.5mmの副注出孔1個を有する注出
具を取付け、気温25℃の室内で、充分に洗浄して
水をきつた状態の500mlのジヨツキに、ビール
を、ビールの自重で注出した場合の泡の状態を比
較調査した結果を示したものである。この図にお
いて、横軸は、副注出孔の内径を表し、縦軸は、
泡量を表す。泡量は、ジヨツキ中のビールの下端
から泡の上端までの高さに対する泡の層の高さを
%で表したものの6個のデータの平均であり、ま
た、図中の○はクリーミイな泡を、△は粗い泡
を、×は蟹の泡状の泡を生成したものを示す。
副注出孔の内径が、0.5mm未満であると、ビー
ルの液滴の落下間隔が長くなつて、泡の生成速度
が遅くなる。また、ビールの泡等により孔が詰ま
り易く好ましくない。また、副注出孔の内径が
3.0mmを超えると、ビールの副流の脈動が殆どな
くなり、泡発生効果が急速に低下する。
ルの液滴の落下間隔が長くなつて、泡の生成速度
が遅くなる。また、ビールの泡等により孔が詰ま
り易く好ましくない。また、副注出孔の内径が
3.0mmを超えると、ビールの副流の脈動が殆どな
くなり、泡発生効果が急速に低下する。
また、第2図に示したように、主注出孔の内径
は、泡の状態にあまり影響を与えない。
は、泡の状態にあまり影響を与えない。
第2図は、内径5.5〜30mmの主注出孔1個、内
径2mmの副注出孔1個を有する注出具を使用した
他は、第1図に示した実験と同一の条件で、泡の
状態を比較調査した結果を示したものである。こ
の図において、横軸は、主注出孔の内径を表し、
縦軸は、泡量を表す。また、図中の○及び△は、
第1図と同様の意味を有する。
径2mmの副注出孔1個を有する注出具を使用した
他は、第1図に示した実験と同一の条件で、泡の
状態を比較調査した結果を示したものである。こ
の図において、横軸は、主注出孔の内径を表し、
縦軸は、泡量を表す。また、図中の○及び△は、
第1図と同様の意味を有する。
また、第3図に示したように、副注出孔の数を
増加すると泡の量も増えて行くが、その増加率は
次第に低下して行く。
増加すると泡の量も増えて行くが、その増加率は
次第に低下して行く。
第3図は、1例として第6図に示したように、
中心に内径8mmの主注出孔を設け、主注出孔の縁
から3mm離して主注出孔の周囲に等間隔に、内径
1mmの副注出孔を0〜8個設けた注出具を使用し
た他は、第1図に示した実験と同一の条件で、泡
の状態を比較調査した結果を示したものである。
この図において、横軸は、副注出孔の数を表し、
縦軸は、泡量を表す。また、図中の○及び×は、
第1図と同様の意味を有する。
中心に内径8mmの主注出孔を設け、主注出孔の縁
から3mm離して主注出孔の周囲に等間隔に、内径
1mmの副注出孔を0〜8個設けた注出具を使用し
た他は、第1図に示した実験と同一の条件で、泡
の状態を比較調査した結果を示したものである。
この図において、横軸は、副注出孔の数を表し、
縦軸は、泡量を表す。また、図中の○及び×は、
第1図と同様の意味を有する。
本発明においては、次のような作用により、ビ
ール中の炭酸ガスの気化が促進されるものと考え
られる。
ール中の炭酸ガスの気化が促進されるものと考え
られる。
注がれたビールの液面に、微細な振動を与え
る。即ち、副注出孔から注出されたビールの副
流の先端が脈動流となり、その脈動が既にジヨ
ツキ等に注がれたビールの液面に微細な振動を
与え、又は、副流の先端が液滴となり、その液
滴がビールの液面を叩いて、液面に振動を与え
ることにより、液面のビール中に溶解している
炭酸ガスが急速に気化し、きめ細かい泡が発生
する。
る。即ち、副注出孔から注出されたビールの副
流の先端が脈動流となり、その脈動が既にジヨ
ツキ等に注がれたビールの液面に微細な振動を
与え、又は、副流の先端が液滴となり、その液
滴がビールの液面を叩いて、液面に振動を与え
ることにより、液面のビール中に溶解している
炭酸ガスが急速に気化し、きめ細かい泡が発生
する。
微細な炭酸ガスの気泡の生成、移動等によつ
て、その周辺のビール中の炭酸ガスの気化が促
進される。即ち、主注出孔から注出された主流
が、ジヨツキのビールの中に循環流を形成し、
ビールの表面の生成したばかりの炭酸ガスの気
泡を押し流し、液面を更新すると同時に、この
炭酸ガスの気泡が、移動中に、その周辺のビー
ルの炭酸ガスの気化を促進して、きめ細かい泡
を発生させる。
て、その周辺のビール中の炭酸ガスの気化が促
進される。即ち、主注出孔から注出された主流
が、ジヨツキのビールの中に循環流を形成し、
ビールの表面の生成したばかりの炭酸ガスの気
泡を押し流し、液面を更新すると同時に、この
炭酸ガスの気泡が、移動中に、その周辺のビー
ルの炭酸ガスの気化を促進して、きめ細かい泡
を発生させる。
第4図ないし第7図は、それぞれ、本発明に係
わる注出具の第1実施例ないし第4実施例の先端
部の斜視図又は正面図である。これらの図におい
て、1は主注出孔、2は副注出孔を示す。
わる注出具の第1実施例ないし第4実施例の先端
部の斜視図又は正面図である。これらの図におい
て、1は主注出孔、2は副注出孔を示す。
第1実施例は、同一平面上に、1個の主注出孔
と1個の副注出孔とを有する注出具であり、第2
実施例は、1個の主注出孔と1個の副注出孔とが
それぞれ異なる平面に設けられている注出具であ
る。第3実施例は、中心に主注出孔を設け、主注
出孔の周囲に等間隔に、副注出孔を6個設けた注
出具であり、第4実施例は、2個の主注出孔と2
個の副注出孔とを有する注出具である。
と1個の副注出孔とを有する注出具であり、第2
実施例は、1個の主注出孔と1個の副注出孔とが
それぞれ異なる平面に設けられている注出具であ
る。第3実施例は、中心に主注出孔を設け、主注
出孔の周囲に等間隔に、副注出孔を6個設けた注
出具であり、第4実施例は、2個の主注出孔と2
個の副注出孔とを有する注出具である。
〔効果〕
本発明に係わる注出具は、上述のように、主注
出孔の他に、内径0.5mm〜3.0mmの副注出孔を有し
ているので、特別な装置で炭酸ガスの圧力を利用
せずに、単にビールの自重によつて、ビールを容
器からジヨツキ等に注いだ場合でも、副注出孔か
ら注出される副流と主注出孔から注出される主流
との相互作用によつて、ビールの表面にきめ細か
い炭酸ガスの泡を生成させることができ、ソフト
で美味なビールを提供することができる。
出孔の他に、内径0.5mm〜3.0mmの副注出孔を有し
ているので、特別な装置で炭酸ガスの圧力を利用
せずに、単にビールの自重によつて、ビールを容
器からジヨツキ等に注いだ場合でも、副注出孔か
ら注出される副流と主注出孔から注出される主流
との相互作用によつて、ビールの表面にきめ細か
い炭酸ガスの泡を生成させることができ、ソフト
で美味なビールを提供することができる。
第1図、第2図及び第3図は、それぞれ、副注
出孔の内径、主注出孔の内径及び副注出孔の数と
泡の状態との関係を示すグラフであり、第4図な
いし第7図は、本発明に係わる注出具の第1実施
例ないし第4実施例の先端部の斜視図又は正面図
で、第8図は比較例の正面図である。 これらの図において、1は主注出孔、2は副注
出孔である。
出孔の内径、主注出孔の内径及び副注出孔の数と
泡の状態との関係を示すグラフであり、第4図な
いし第7図は、本発明に係わる注出具の第1実施
例ないし第4実施例の先端部の斜視図又は正面図
で、第8図は比較例の正面図である。 これらの図において、1は主注出孔、2は副注
出孔である。
Claims (1)
- 1 容器内を外部から炭酸ガスで加圧しないで、
ビールを注ぎ出す場合に使用する注出具であつ
て、主注出孔、及び、内径0.5〜3.0mmの副注出孔
を有することを特徴とするビール注出具。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15164879A JPS5674487A (en) | 1979-11-21 | 1979-11-21 | Method of pouring beer |
US06/199,240 US4398652A (en) | 1979-11-21 | 1980-10-21 | Method and dispenser for dispensing beer |
AU63563/80A AU540289B2 (en) | 1979-11-21 | 1980-10-21 | Dispensing beer |
GB8034475A GB2063205B (en) | 1979-11-21 | 1980-10-27 | Method and dispenser for beer |
DE19803043933 DE3043933A1 (de) | 1979-11-21 | 1980-11-21 | Verfahren und auslauftuelle zum ausschenken von bier |
FR8024742A FR2470086B1 (fr) | 1979-11-21 | 1980-11-21 | Procede et distributeur pour le transvasement de biere d'un recipient dans un receptacle |
US06/486,036 US4494681A (en) | 1979-11-21 | 1983-04-18 | Method and dispenser for dispensing beer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15164879A JPS5674487A (en) | 1979-11-21 | 1979-11-21 | Method of pouring beer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5674487A JPS5674487A (en) | 1981-06-19 |
JPS621904B2 true JPS621904B2 (ja) | 1987-01-16 |
Family
ID=15523152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15164879A Granted JPS5674487A (en) | 1979-11-21 | 1979-11-21 | Method of pouring beer |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JPS5674487A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0477202A (ja) * | 1990-07-18 | 1992-03-11 | Yuum Kogyo:Kk | 鋸 |
JPH08258003A (ja) * | 1996-03-06 | 1996-10-08 | Yuum Kogyo:Kk | 鋸 |
JP3029820U (ja) * | 1996-04-04 | 1996-10-11 | 正弘 井上 | 鋸 |
JPH10100019A (ja) * | 1996-09-27 | 1998-04-21 | Shindo Nokogiri Seisakusho:Kk | 鋸の歯 |
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JP5002248B2 (ja) * | 2006-11-30 | 2012-08-15 | 紀伊産業株式会社 | 発泡性飲料注出具 |
JP6876888B2 (ja) * | 2015-08-17 | 2021-05-26 | 有限会社エス・エス・アンド・ダブリュー | 発泡飲料抽出用弁棒 |
JP6731740B2 (ja) * | 2016-02-04 | 2020-07-29 | サントリーホールディングス株式会社 | ピッチャー |
GB2586523B (en) * | 2019-11-26 | 2023-02-01 | Diageo Ireland Unlimited Company | Beverage container for forming a head on a poured beverage |
-
1979
- 1979-11-21 JP JP15164879A patent/JPS5674487A/ja active Granted
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5674487A (en) | 1981-06-19 |
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