JP4557218B2 - ボトル缶用泡立て部材およびボトル缶、並びに、キャップ付ボトル缶 - Google Patents

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Description

本発明は、CO含有飲料をボトル缶から他の容器に注ぐとき等に、該飲料を泡立たせるのに好適なボトル缶用泡立て部材およびボトル缶、並びに、キャップ付ボトル缶に関するものである。
周知のように、飲料等が充填されて販売される容器として、大径の胴部と、該胴部の缶軸方向上端に連設されるとともに、上方へ向かうに従い漸次縮径された肩部と、該肩部の上端に連設されるとともに、上方へ延在した小径の口金部とを備えるボトル缶が多く採用されている。この種のボトル缶は一般に、前記口金部の缶軸方向中央部に雄ねじ部が形成されるとともに、缶軸方向上端部(開口端部)に径方向外方へ折り返されたカール部が形成され、キャップの内面に備えられたライナーが前記カール部に密接することにより、該ボトル缶の内部が密封された状態で、前記雄ねじ部にキャップが螺着される構成とされている。
ところで近年では、COを含有する飲料、例えば炭酸飲料やビール等もボトル缶に充填されて販売されるようになっている。
しかしながら、ボトル缶は一般に、開口形状が円形とされ、さらに缶本体の開口端部に缶蓋が巻き締められてなるいわゆる通常缶と比べて、開口面積が大きい等の理由により、ボトル缶に充填されているCO含有飲料を他の容器に注ぐとき、あるいは直接口を付けて飲むときに、該飲料はボトル缶の開口部から滑らかに流出することとなるため、この飲料を十分に泡立たせることが困難であるという問題があった。
このような問題を解決するための手段として、例えば下記特許文献1および2に示されるような、前記通常缶内のヘッドスペースに大気圧よりも高い圧力のガスを満たし、かつ缶の内部に、表面に連通孔が形成されるとともに、大気圧より高い圧力のガスが貯容された補助チャンバーを設けた通常缶において、これを開栓することによって、ヘッドスペースを減圧させるとともに、前記チャンバーからガスを前記連通孔を介して当該通常缶の内部に噴出させることにより、該缶内の飲料を泡立たせる構成を採用することが考えられる。
特開平6−211244号公報 特開平6−211246号公報
しかしながらこの場合、ボトル缶の内部にチャンバーを配設する必要がある等、その構造が複雑になり、しかも新たな設備および製造工程を要するため、高コスト化を免れ得ず、ボトル缶の製品競争力が大きく低下するという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、製造コストの増大を最小限に抑えつつ、ボトル缶の内部に充填されたCO含有飲料を他の容器に注ぐとき等に、この飲料を確実に泡立たせることができるボトル缶用泡立て部材およびボトル缶、並びに、キャップ付ボトル缶を提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明のボトル缶用泡立て部材は、雄ねじ部が形成された口金部を有し、内部にCO 含有飲料が充填されるボトル缶と、前記雄ねじ部に螺合するキャップと、を備えたキャップ付ボトル缶において、前記ボトル缶の口金部に配設されるボトル缶用泡立て部材であって、複数の貫通孔が形成された底部と、該底部の外周縁から立上がる筒部とが備えられるとともに、前記複数の貫通孔は、少なくとも第1孔と該第1孔より小さい開口面積とされた第2孔とを備え、前記第1孔は少なくとも前記底部の外周縁部に形成され、前記第2孔は少なくとも前記底部の外周縁部よりも径方向内方位置に形成されており、前記筒部の上端部には径方向外方へ延びる支持部が備えられ、前記支持部は、前記筒部の上端部から径方向外方へ向けて延びる第1壁部と、該第1壁部の径方向外方端からその軸線方向下方に延びる第2壁部と、を備え、下方に向けて開口する断面視コ字状とされ、その内側に前記ボトル缶の開口端部が嵌合される構成とされ、前記第2壁部の外径は、前記口金部に形成された雄ねじ部の外径以下とされており、前記支持部の第1壁部および第2壁部の外表面は、前記キャップの内面に配設されたライナーが密接させられる構造とされていることを特徴とする
また、本発明のボトル缶は、口金部の開口端部が、請求項1から3のいずれかに記載のボトル缶用泡立て部材における前記支持部に嵌合されていることを特徴とする。
さらに、本発明のキャップ付ボトル缶は、雄ねじ部が形成された口金部を有し、内部にCO 含有飲料が充填されるボトル缶と、前記雄ねじ部に螺合するキャップと、を備えたキャップ付ボトル缶であって、複数の貫通孔が形成された底部と、該底部の外周縁から立上がる筒部とが備えられるとともに、前記複数の貫通孔は、少なくとも第1孔と該第1孔より小さい開口面積とされた第2孔とを備え、前記第1孔は少なくとも前記底部の外周縁部に形成され、前記第2孔は少なくとも前記底部の外周縁部よりも径方向内方位置に形成されたボトル缶用泡立て部材が、前記ボトル缶の口金部の内側に嵌合される構成とされており、前記ボトル缶用泡立て部材においては、前記筒部の上端部に径方向外方へ延びる支持部が備えられており、前記支持部は、前記筒部の上端部から径方向外方へ向けて延びる第1壁部と、該第1壁部の径方向外方端からその軸線方向下方に延びる第2壁部と、を備え、下方に向けて開口する断面視コ字状とされ、その内側に前記ボトル缶の開口端部が嵌合される構成とされ、前記第2壁部の外径は、前記口金部に形成された雄ねじ部の外径以下とされており、前記キャップの天板部の外周縁部には缶軸方向下方に向けて押圧された段部が形成されており、前記キャップの内面に配設されたライナーが前記支持部の第1壁部および第2壁部の外表面に密接させられていることを特徴とする。
本発明によれば、底部に形成された複数の貫通孔が、第1孔と該第1孔より小さい開口面積とされた第2孔とを備えているので、第2孔からの飲料の流出抵抗が、第1孔からの流出抵抗よりも大きくなり、これにより第2孔からの流出速度を第1孔からの流出速度よりも小さくすることが可能になる。また、第1孔は、少なくとも前記底部の外周縁部に形成され、前記第2孔は、少なくとも前記底部の外周縁部よりも径方向内方位置に形成されているので、該泡立て部材をボトル缶の口金部に配設した状態で、該ボトル缶を傾けてその内部の飲料を他の容器に注ぐ等するときに、第2孔を第1孔よりも上方に位置させることが可能になる。
以上により、前記泡立て部材が配設されたボトル缶を傾けて、第1孔よりも第2孔を上方に位置させた状態で、ボトル缶内部の飲料を他の容器に注ぐ等すると、前記第2孔からの飲料の流出速度は、第1孔からの流出速度よりも小さいので、前記第2孔からの飲料を、前記他の容器に到達するまでの間に、第1孔からの飲料と衝突させることが可能になる。これにより、この飲料が前記他の容器に注がれたとき等に当該飲料を十分に泡立たせることができる。
さらに、ボトル缶の口金部に前記泡立て部材を単に嵌合すればよいので、ボトル缶の製造コストの増大を最小限に抑えることが可能になる。
ここで、前記筒部の上端部に径方向外方へ延びる支持部が備えられ、該支持部の下面が前記ボトル缶の開口端面と当接した状態で、前記口金部の内側に前記筒部の外周面が嵌合される構成とされ、前記支持部の外径は、前記口金部に形成された雄ねじ部の外径以下とされていることが望ましい。
この場合、この泡立て部材をボトル缶の口金部に配設した状態において、該泡立て部材のうち、ボトル缶口金部の外部に位置する部分は前記支持部のみとなり、しかもこの支持部の外径は、前記口金部に形成された雄ねじ部の外径以下とされているので、口金部に前記泡立て部材を配設した状態で、従来からあるキャッピング装置をそのまま流用してキャッピング工程を実施することが可能になる。すなわち、前記泡立て部材を配設した口金部において、径方向外方へ最も突出する雄ねじ部のねじ山部と同等もしくはそれよりも径方向内方に前記泡立て部材が位置することとなるので、キャッピング工程でキャップを口金部に配置する際に、該キャップが泡立て部材に引っ掛かることを防ぐことができる。
以上により、製造コストの増大を最小限に抑えつつ、ボトル缶の内部に充填されたCO含有飲料を他の容器に注ぐとき等に、この飲料を確実に泡立たせることが可能になる。
また、前記支持部は、下方に向けて開口する断面視コ字状とされて、その内側に前記ボトル缶の開口端部が嵌合される構成とされたことが望ましい。
この場合、前記泡立て部材をボトル缶に対して容易かつ確実に安定させて配設することが可能になり、前記キャッピング工程において、該泡立て部材がボトル缶に対して位置ずれする等の不具合発生を防止することができる。また、ボトル缶用泡立て部材が配設されたボトル缶において、その口金部にキャップが被着されると、このキャップのライナーは、前記支持部の上面に当接することとなる。したがって、ボトル缶の開口端部にカール部を形成するまでもなく、ボトル缶(前記支持部)の前記ライナーとの接触面積を必要十分確保することが可能になるので、カール部の形成工程を削除することが可能になり、ボトル缶の製造時間の短縮を図ることができる。
さらに、前記第1孔は、前記底部の中心を通り、かつ該底部の表面に沿った方向に延びる第1基準線、および前記中心を通り、かつ該底部の表面に沿った方向における前記第1基準線に直交する方向に延びる第2基準線をそれぞれ基準として対称となる位置に各別に形成されていることが望ましい。
この場合、ボトル缶から他の容器に飲料を注ぐ等するときに、ボトル缶用泡立て部材の第1、第2孔の周方向における位置決めをしなくても、第2孔を第1孔よりも上方へ位置させることが可能になり、該泡立て部材の取り扱い性を向上させることができる。また、前述のように、ボトル缶を傾けて飲料を注ぐ等する際に、底部における下半分に形成された前記貫通孔は飲料の流出孔として作用する一方、上半分に形成された前記貫通孔は空気穴として作用することとなるので、飲料の流出量を必要十分確保することが可能になり、該飲料を確実に泡立たせることが可能になる。
特に、前記第1孔、および前記第2孔がそれぞれ、前記底部の径方向中央部を中心とした点対称となる位置に形成されると、前記作用が確実に奏されることとなる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態として示したボトル缶用泡立て部材10が配設されたボトル缶70、およびこのボトル缶70にキャップ80が被着されたキャップ付ボトル缶90を示す概略構成図である。
この図1において、まず、ボトル缶70の概略構成について説明する。このボトル缶70は、アルミニウム若しくはアルミニウム合金等により形成され、大径の胴部71と、該胴部71の缶軸方向上端に連設されるとともに、上方へ向かうに従い漸次縮径された肩部72と、該肩部72の上端に連設されるとともに、上方へ延在した小径の口金部73とを備えている。口金部73には、その缶軸方向中央部に雄ねじ部74が形成されるとともに、缶軸方向上端部(開口端部)に径方向外方へ折り返されたカール部75が形成されている。
次に、ボトル缶用泡立て部材10について説明する。この泡立て部材10は、後述する複数の貫通孔14a、14bが形成された底部11と、該底部11の外周縁から立上がる筒部12と、該筒部12の上端部に設けられ径方向外方へ延びる支持部13とを備えている。なお、本実施形態の泡立て部材10は、平面視円形状とされた有底円筒状体とされ、樹脂材料により一体的に成形された構成とされている。また、筒部12の外径は、図1に示すように、ボトル缶カール部75の内径と同等とされている。
本実施形態の支持部13は、図1に示すように、下方に向けて開口する断面側面視コ字状とされて、その内側にボトル缶カール部75が嵌合される構成とされている。すなわち、支持部13は、筒部12の上端部から径方向外方へ延びる第1壁部13aと、該第1壁部13aの径方向外方端からその軸線方向下方に延びる第2壁部13bとを備えている。また、支持部13の最外径部としての前記第2壁部13bの外径は、口金部73に形成された雄ねじ部74の外径以下とされている。
前記複数の貫通孔14a、14bは、図2に示すように、第1孔14aと該第1孔14aより小さい開口面積とされた第2孔14bとを備え、第1孔14aは、少なくとも底部11の外周縁部に形成され、第2孔14bは、少なくとも底部11の外周縁部よりも径方向内方位置に形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、第2孔14bは円形状とされ、第1孔14aは第2孔14bの直径と同等の幅を有し、周方向に延びる長穴形状とされている。また、第2孔14bは、周方向に等間隔をあけて8個形成され、第1孔14aも周方向に等間隔をあけて4個形成されている。さらに本実施形態の第1孔14aは、底部11の中心Oを通り、かつ該底部11の表面に沿った方向に延びる第1基準線L1、および前記中心Oを通り、かつ該底部11の表面に沿った方向における第1基準線L1に直交する方向に延びる第2基準線L2をそれぞれ基準として対称となる位置に各別に形成されている。また、第1孔14aおよび第2孔14bはそれぞれ、底部11の中心を中心とした点対称となる位置に形成されている。
以上の構成において、内部にCO含有飲料70aが充填されたボトル缶70の口金部73の内側に、支持部13の第1壁部13aがカール部75の上面(当該ボトル缶70の開口端面)と当接し、支持部13の第2壁部13bがカール部75の外周面と当接し、さらに、筒部12の外周面がカール部75の内周面と当接するとともに、底部11がボトル缶口金部73の内側に配置された状態で、泡立て部材10がボトル缶口金部73に配設されるようになっている。なお、本実施形態では、泡立て部材10は、底部11が、カール部75と雄ねじ部74との境界部分に位置するように、ボトル缶口金部73に配設されている。このように、泡立て部材10がボトル缶口金部73に配設された状態において、ボトル缶口金部73のうち最も径方向外方へ位置する部分は、雄ねじ部74のねじ山部分、若しくは該雄ねじ部74の缶軸方向下端に連設され、径方向外方へ膨出した膨出部76となる。
さらに、この構成において、キャップ80は、図1に示すように、その内面に備えられたライナー81が、泡立て部材10における支持部13の第1、第2壁部13a、13bの外表面と密接することにより、ボトル缶70の内部が密封された状態で、雄ねじ部74に螺着されるようになっている。以上により、ボトル缶70と泡立て部材10とキャップ80とからなるキャップ付ボトル缶90が構成される。
次に、キャップ付ボトル缶90の製造方法、つまりキャッピング方法について説明する。
ボトル缶70および泡立て部材10を予め形成しておき、まず、ボトル缶70に飲料70aを充填し、その後、泡立て部材10をこのボトル缶口金部73に、前記コ字状とされた支持部13の内側にカール部75を前述のように嵌合させるとともに、カール部75の内周面に筒部12の外周面を嵌合させて配設する。
次に、図示されないカップ状のキャップ素体をボトル缶口金部73に、ライナー81が支持部13の第1壁部13aの上面と当接するように配置する。この際、泡立て部材10の支持部13における第2壁面13bの外径は、雄ねじ部74の外径以下とされているので、前記キャップ素体は、泡立て部材10と衝突することなく、口金部73に配置される。そして、このキャップ素体の天板部における外周縁部を缶軸方向下方に向けて押圧して、この部分に段部82を形成し、ライナー81の下面を支持部13の第1、第2壁部13a、13bの外表面に密接させる。その後、この押圧を維持した状態で、図示されないねじ成形ローラにより、キャップ素体の周壁部を、雄ねじ部74に沿わせながら径方向内方へ向けて押圧し、雌ねじ部83を形成する。
以上により、ライナー81が支持部13の外表面と密接し、かつ雄ねじ部74に螺合するキャップ80が形成されて、キャップ付ボトル缶90が形成される。
以上説明したように、本実施形態の泡立て部材10によれば、底部11に形成された複数の貫通孔14a、14bが、第1孔14aと該第1孔14aより小さい開口面積とされた第2孔14bとを備えているので、第2孔14bからの飲料の流出抵抗が、第1孔14aからの流出抵抗よりも大きくなり、これにより第2孔14bからの流出速度を第1孔14aからの流出速度よりも小さくすることが可能になる。また、第1孔14aは、少なくとも底部11の外周縁部に形成され、第2孔14bは、少なくとも底部11の外周縁部よりも径方向内方位置に形成されているので、該泡立て部材10をボトル缶口金部73に配設した状態で、該ボトル缶70を傾けてその内部の飲料70aを他の容器に注ぐ等するときに、図3に示すように、第2孔14bを第1孔14aよりも上方に位置させることが可能になる。
以上により、第1孔14aよりも第2孔14bを上方に位置させた状態で、ボトル缶70内部の飲料70aを他の容器に注ぐ等すると、第2孔14bからの飲料の流出速度は、第1孔14aからの流出速度よりも小さいので、第2孔14bからの飲料を、前記他の容器に到達するまでの間に、図3に示すように、第1孔14aからの飲料と衝突させることが可能になる。これにより、この飲料が前記他の容器に注がれたとき等に当該飲料を十分に泡立たせることができる。
特に、泡立て部材10は筒部12を有しているので、第1孔14aから流出した飲料は、筒部12の内周面に一旦衝突した後に、前記他の容器に到達する場合もあり、この場合、さらに十分な泡立ちを実現することができる。
また、この泡立て部材10をボトル缶口金部73に配設した状態において、該泡立て部材10のうち、ボトル缶口金部73の外部に位置する部分は、図1に示すように、前記支持部13のみとなり、しかもこの支持部13の外径は、口金部73に形成された雄ねじ部74の外径以下とされているので、口金部73に泡立て部材10を配設した状態で、従来からあるキャッピング装置をそのまま流用してキャッピング工程を実施することが可能になる。すなわち、泡立て部材10を配設した口金部73において、径方向外方へ最も突出する雄ねじ部74のねじ山部と同等もしくはそれよりも径方向内方に泡立て部材10が位置することとなるので、キャッピング工程で前記キャップ素体を口金部73に配置する際に、該キャップ素体が泡立て部材10に引っ掛かることを防ぐことができる。
以上により、製造コストの増大を抑えつつ、ボトル缶70の内部に充填されたCO含有飲料を他の容器に注ぐとき等に、この飲料を確実に泡立たせることが可能になる。
さらに、支持部13は、下方に向けて開口する断面視コ字状とされて、その内側にカール部75が嵌合される構成とされているので、泡立て部材10をボトル缶70に対して容易かつ確実に安定させて配設することが可能になり、前記キャッピング工程において、該泡立て部材10がボトル缶70に対して位置ずれする等の不具合発生を防止することができる。
また、第1孔14aは、底部11の中心Oを通り、かつ該底部11の表面に沿った方向に延びる第1基準線L1、および前記中心Oを通り、かつ該底部11の表面に沿った方向における第1基準線L1に直交する方向に延びる第2基準線L2をそれぞれ基準として対称となる位置に各別に形成されているので、ボトル缶70から他の容器に飲料を注ぐ等するときに、泡立て部材10の第1、第2孔14a、14bの周方向における位置決めをしなくとも、第2孔14bを第1孔14aよりも上方へ位置させることが可能になり、該泡立て部材10の取り扱い性を向上させることができる。また、前述のように、ボトル缶70を傾けて飲料を注ぐ等する際に、底部11における下半分に形成された前記貫通孔14a、14bは飲料の流出孔として作用する一方、上半分に形成された前記貫通孔14a、14bは空気穴として作用することとなるので、飲料の流出量を必要十分確保することが可能になり、該飲料を確実に泡立たせることが可能になる。
特に本実施形態では、第1孔14aおよび第2孔14bがそれぞれ、底部11の中心Oを中心とした点対称となる位置に形成されているので、前記作用効果が確実に奏されることとなる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、ボトル缶70にカール部75を形成した構成を示したが、これに限らず、カール部75を有しないボトル缶70、つまりボトル缶70の開口端部が缶軸方向上方へ延在した構成においても、前記泡立て部材10を適用することができる。すなわち、泡立て部材10が配設されたボトル缶70において、その口金部73にキャップ80が被着されると、このキャップ80のライナー81は、支持部13の第1壁面13aおよび第2壁面13bの外表面に当接することとなるので、カール部75を形成するまでもなく、ボトル缶70(前記支持部13)のライナー81との接触面積を必要十分確保することが可能になる。したがって、カール部75の形成工程を削除することが可能になり、ボトル缶70の製造時間の短縮を図ることができる。
また、支持部13として、第1壁面13aのみならず第2壁面13bをも備える構成を示したが、第2壁面13bを有しない支持部13であってもよく、支持部13自体を具備せず、単に筒部12の外周面が口金部73の内側に嵌合される構成であってもよい。
さらに、複数の貫通孔14a、14bそれぞれの内周面に、図4に示すように、これらの貫通孔14a、14bを、それらの開口面に沿う方向に塞ぐように延びる凸部14cを間隔をあけて複数形成するようにしてもよい。この場合、前記凸部14cにより、各貫通孔14a、14bから流出する飲料を一旦分断した後、他の容器等に到達するまでの間に、前記凸部14cを介して隣合う飲料同士を再度衝突させることが可能になるので、さらに確実に十分な泡立ちを実現することができる。
さらにまた、複数の貫通孔14a、14bの形成位置および開口形状は前記実施形態に限られるものではなく、例えば図5から図9に示すようにしてもよい。
すなわち、図5のように、第1孔14aの形成位置、開口形状および個数は図2に示す形態と同様にして、第2孔14bに代えて、各第1孔14aの周方向位置から前記中心Oを中心に約45°ずれた位置にそれぞれ、第1孔14aの周方向長さより短い長穴形状の第2孔21を形成してもよい。
また、図6に示すように、平面視円形状の第1孔31を、中心Oを中心に90°ずつ間隔をあけて底部11の外周縁部に4つ形成するとともに、中心O上に1つ形成する。また、前記4つの第1孔31と前記1つの第1孔31との間の領域において、前記中心Oを中心に、前記4つの第1孔31の周方向位置から約45°ずれた位置にそれぞれ、第1孔31より小径の第2孔32を形成してもよい。
さらに、図7に示すように、図6で示した泡立て部材30において、中心O上に形成された1つの第1孔31を除いてもよい。
さらにまた、図8に示すように、平面視円形状の第1孔51を、中心Oを中心に45°ずつ間隔をあけて底部11の外周縁部に8つ形成するとともに、中心O上に1つ形成してもよい。また、前記8つの第1孔51同士の間に一つずつ該孔51より小径の第2孔52を形成するとともに、前記中心O上に形成された第1孔51と、前記8つの第1孔51との間に、前記8つの第1孔51の周方向位置と同一位置に第2孔52を形成してもよい。
また、図9に示すように、図5で示した泡立て部材20の底面11において、互いに隣接する2つの第1孔14a、および1つの第2孔21を含む領域に、これらの第1孔14aおよび第2孔21に代えて、平面視3角形状の飲み口孔61を形成してもよい。
製造コストの増大を抑えつつ、ボトル缶の内部に充填されたCO含有飲料を他の容器に注ぐとき等に、この飲料を確実に泡立たせることができる。
本発明の一実施形態として示したボトル缶用泡立て部材をボトル缶に取り付け、さらにこのボトル缶にキャップを被着したときの一部断面側面図である。 本発明の第1実施形態として示したボトル缶用泡立て部材を下側からみたときの平面図である。 図2に示す泡立て部材をボトル缶に取り付けた状態で、ボトル缶の飲料を他の容器に注ぐ際における飲料の流出の状態を示す概略図である。 図2のA部拡大図である。 本発明の第2実施形態として示したボトル缶用泡立て部材を下側からみたときの平面図である。 本発明の第3実施形態として示したボトル缶用泡立て部材を下側からみたときの平面図である。 本発明の第4実施形態として示したボトル缶用泡立て部材を下側からみたときの平面図である。 本発明の第5実施形態として示したボトル缶用泡立て部材を下側からみたときの平面図である。 本発明の第6実施形態として示したボトル缶用泡立て部材を下側からみたときの平面図である。
符号の説明
10 ボトル缶用泡立て部材
11 底部
12 筒部
13 支持部
14a、14b 貫通孔
14a 第1孔
14b 第2孔
70 ボトル缶
70a CO含有飲料
73 口金部
74 雄ねじ部
75 カール部(開口端部)
O 底部の中心
L1 第1基準線
L2 第2基準線

Claims (5)

  1. 雄ねじ部が形成された口金部を有し、内部にCO 含有飲料が充填されるボトル缶と、前記雄ねじ部に螺合するキャップと、を備えたキャップ付ボトル缶において、前記ボトル缶の口金部に配設されるボトル缶用泡立て部材であって、
    複数の貫通孔が形成された底部と、該底部の外周縁から立上がる筒部とが備えられるとともに、前記複数の貫通孔は、少なくとも第1孔と該第1孔より小さい開口面積とされた第2孔とを備え、前記第1孔は少なくとも前記底部の外周縁部に形成され、前記第2孔は少なくとも前記底部の外周縁部よりも径方向内方位置に形成されており、
    前記筒部の上端部には径方向外方へ延びる支持部が備えられ、前記支持部は、前記筒部の上端部から径方向外方へ向けて延びる第1壁部と、該第1壁部の径方向外方端からその軸線方向下方に延びる第2壁部と、を備え、下方に向けて開口する断面視コ字状とされ、その内側に前記ボトル缶の開口端部が嵌合される構成とされ、前記第2壁部の外径は、前記口金部に形成された雄ねじ部の外径以下とされており、
    前記支持部の第1壁部および第2壁部の外表面は、前記キャップの内面に配設されたライナーが密接させられる構造とされていることを特徴とするボトル缶用泡立て部材。
  2. 前記第1孔および前記第2孔のそれぞれ内周面に、それらの開口面に沿う方向に塞ぐように延びる凸部を間隔をあけて複数形成したことを特徴とする請求項1に記載のボトル缶用泡立て部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載のボトル缶用泡立て部材において、
    前記第1孔は、前記底部の中心を通り、かつ該底部の表面に沿った方向に延びる第1基準線、および前記中心を通り、かつ該底部の表面に沿った方向における前記第1基準線に直交する方向に延びる第2基準線をそれぞれ基準として対称となる位置に各別に形成されていることを特徴とするボトル缶用泡立て部材。
  4. 口金部の開口端部が、請求項1から3のいずれかに記載のボトル缶用泡立て部材における前記支持部に嵌合されていることを特徴とするボトル缶。
  5. 雄ねじ部が形成された口金部を有し、内部にCO 含有飲料が充填されるボトル缶と、前記雄ねじ部に螺合するキャップと、を備えたキャップ付ボトル缶であって、
    複数の貫通孔が形成された底部と、該底部の外周縁から立上がる筒部とが備えられるとともに、前記複数の貫通孔は、少なくとも第1孔と該第1孔より小さい開口面積とされた第2孔とを備え、前記第1孔は少なくとも前記底部の外周縁部に形成され、前記第2孔は少なくとも前記底部の外周縁部よりも径方向内方位置に形成されたボトル缶用泡立て部材が、前記ボトル缶の口金部の内側に嵌合される構成とされており、
    前記ボトル缶用泡立て部材においては、前記筒部の上端部に径方向外方へ延びる支持部が備えられており、
    前記支持部は、前記筒部の上端部から径方向外方へ向けて延びる第1壁部と、該第1壁部の径方向外方端からその軸線方向下方に延びる第2壁部と、を備え、下方に向けて開口する断面視コ字状とされ、その内側に前記ボトル缶の開口端部が嵌合される構成とされ、前記第2壁部の外径は、前記口金部に形成された雄ねじ部の外径以下とされており、
    前記キャップの天板部の外周縁部には缶軸方向下方に向けて押圧された段部が形成されており、前記キャップの内面に配設されたライナーが前記支持部の第1壁部および第2壁部の外表面に密接させられていることを特徴とするキャップ付ボトル缶。
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