JPS62188753A - 軟質ガラス封着用合金 - Google Patents

軟質ガラス封着用合金

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JPS62188753A
JPS62188753A JP3659287A JP3659287A JPS62188753A JP S62188753 A JPS62188753 A JP S62188753A JP 3659287 A JP3659287 A JP 3659287A JP 3659287 A JP3659287 A JP 3659287A JP S62188753 A JPS62188753 A JP S62188753A
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JP
Japan
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alloy
oxide film
less
soft glass
sealing
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JP3659287A
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Masakazu Umeda
梅田 正和
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Proterial Ltd
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Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 利用産業分野 この発明は、軟質ガラスとの封着に供する封着用合金に
係り、特に、耐蝕性及び酸化被膜の導電性を改善した軟
質ガラス封着用合金に関する。
従来技術 軟質ガラス封着用合金は、例えば、カラーブラウン管の
シャドーマスクを支持するスタットピン等に用いられ、
従来より軟質ガラス封着合金については種々の提案がな
されている。
一般に封着用合金は、 ■封着用合金の熱膨張係数が軟質ガラスの熱膨張係数に
近似すること、 ■合金表面の酸化被膜が合金素地に強固に密着すること
、 ■合金表面の酸化被膜の導電性が良好なこと、■合金表
面を酸化被膜処理した後の状態で各種酸に対する耐蝕性
にすぐれていること、等の性質を具備することが必要で
ある。現在、熱膨張係数が軟質ガラスのそれに近似して
いることから、18Cr−Fe合金が多用されている。
また、ガラス封着は、18Cr−Fe合金を所望形状に
成形加工した後、湿潤水素中で、 1000℃〜1250℃に加熱して酸化被膜を形成し、
さらに大気中で1000”C〜1250°Cに加熱する
ことによって実施されているが、通常、ガラス封着後の
部品は、ガラスの表面処理を施す際に、硝酸、弗酸、混
合酸等の各種酸に浸漬されることがあり、上記した如く
、耐蝕性にすぐれていることが必要である。
さらに、封着合金は、シャドウマスク支持用部品として
使用する場合、表面に形成された酸化被膜を介して電子
回路を構成するため、かかる酸化被膜の導電性がすぐれ
ていることが必要である。
発明の目的 この発明は、上述した軟質ガラス封着用合金として必要
な性質を満足し、特に、耐蝕性及び酸化被膜の導電性を
改善した封着合金を目的としている。
発明の構成 この発明は、 Cr 15wt%〜30wt%、Ti 0.1wt%〜
1.0wt%、AI 0.05wt%〜1.0wt%、
Si 0.75wt%以下、Mn 1.0wt%以下、
C0.03wt%以下、N20.03wt%以下に、 Nb 0.05wt%〜0.9wt%、Be 0.00
5wt%〜0.5wt%にして、かつNbとBeの合計
量で0.055wt%〜1.0wt%含有し、残部Fe
及び不可避的不純物からなることを特徴とする軟質ガラ
ス封着用合金であり、あるいは、さらに、Zr 0.0
05wt%〜0.5wt%を含有し、かツNb、 Be
及びZr(7)合計量テ0.060wt%〜1.0wt
%含有したことを特徴とする軟質ガラス封着用合金であ
る。
この発明による封着用合金は、18Cr−Fe合金中の
C,N等の不純物は前記酸化被膜形成の熱処理及びガラ
ス封着時に、結晶粒界付近にCr炭化物またはCr窒化
物を形成し、粒界付近に低Cr層が形成されて耐蝕性が
低下することに鑑み、C,N量を低減し、CrよりC,
Nとの親和力の大きい元素を含有せしめてC,Nを固定
すること、及び結晶粒を微細化して粒界面積を増大して
粒界付近での低Cr層を低減することにより、耐蝕性を
大きく改善したもので、さらには緻密かつ高密着の酸化
被膜を形成することにより、一段と改善できる。
また、この発明による封着用合金は、Cr−Fe合金の
前記した酸化処理による表面酸化被膜は、主として、P
型半導体のCr2O3で構成され、この酸化被膜中に、
Cr3より原子価の大きい、例えば、Tt4 +、Si
4+のイオンが存在すると、電気抵抗が増加することに
鑑み、酸化被膜中の前記金属イオンを極力少なくしたこ
とにより、導電性を改善したものである。
すなわち、この発明による封着用合金は、15〜30C
r−Fe合金系に、特定量のNb及びBeあるいはさら
にZrを含有することにより、上述した軟質ガラス封着
用合金として必要な性質を満足し、特に、耐蝕性及び酸
化被膜の導電性にすぐれた封着合金を得たものである。
組成限定理由 以下に、この発明による封着合金の成分組成の限定理由
を詳述する。
Crは、この封着合金の基本成分であるが、15wt%
未満では熱膨張係数が大きくなり、軟質ガラスの熱膨張
係数との差が大きくなり好ましくなく、また、30wt
%を越えると、加工性が劣化し、所定形状に成形困難と
なるため、 15wt%〜30wt%とする。
Tiは、合金中のγ相析出の防止及び酸化被膜の密着性
、耐蝕性改善に有効であるが、0.1wt%未満ではそ
の効果がなく、また、1.0wt%を越えると、酸化被
膜の電気抵抗が高くなりすぎて導電性が劣化するため、
0.1wt%〜1.0wt%とする。
Alは、合金の脱酸及び酸化被膜の密着性の改善に有効
であるが、0.05wt%未満ではその効果がなく、ま
た、1.0wt%を越えると上記効果が飽和すると共に
硬化し、加工が困難となるため、0.05wt%〜1.
0wt%とする。
Siは、脱酸のため含有するが、0.75wt%を越え
ると脱酸効果が飽和するため好ましくない。
Mnは、脱酸効果及び酸化被膜の最外側層に、Mn−C
r2O4スピネル酸化物を形成し、ガラスとの濡れ性を
改善する効果があるが、1.0wt%を越えると、合金
の熱膨張係数が大きくなりすぎるため好ましくない。
Cは、封着時の発泡防止及びγ相析出の防止カリ耐蝕性
改善のためには、極力少ないほうが好ましいが、0.0
3wt%以下の含有であれば、実用上問題がない。
N2は、γ相析出の防止かつ耐蝕性改善のためには、極
力少ないほうが好ましいが、0.03wt%以下の含有
であれば、実用上問題がない。
Zrは、合金中のC,N等の不純物と結合し、炭化物ま
たは窒化物を形成してC,Nを固定し、さらに、結晶粒
を微細化すると共に、酸化被膜の密着性を改善し、これ
らの相乗効果により、耐蝕性を著しく改善する効果があ
るが、0.005wt%未満ではその効果が少なく、ま
た、0.5wt%を越えると合金の熱間加工性が低下す
るため、0.005wt%〜0.5wt%とする。
Nbは、合金中のC,N等の不純物と結合し、炭化物ま
たは窒化物を形成してC,Nを固定し、さらに、結晶粒
を微細化して耐蝕性を著しく改善するが、0.05 w
t%未満ではその効果が少なく、また、0.9wt%を
越えると合金の冷間加工性が低下するため、0.05 
wt%〜0.9wt%とする。
Beは、合金中の結晶粒を微細化すると共に、酸化被膜
の緻密性、密着性を改善し、耐蝕性を著しく改善する効
果があるが、0.005wt%未満ではその効果が少な
く、また、0.5wt%を越えると硬化しすぎて合金の
冷間加工性が低下するため、0.005wt%〜0.5
wt%とする。
また、この発明の封着合金は、Nb 、Beの複合金有
あるいはさらにZrを含有することを特徴とするが、N
bとBeの複合金有の場合、合計で0.055wt%未
満、あるいはNb、 Beの外にさらにZrを複合金有
するの場合、合計で0.06wt%未満では、合金中の
結晶粒の微細化効果がないと共に、酸化被膜の緻密性、
密着性の改善効果がなく、また耐蝕性を改善する効果も
なく、また、1.0wt%を越えると、合金は硬化して
熱間加工性が低下するとともに、冷間加工も困難となる
ため、NbとBeとの複合金有の場合は、0.055w
t%〜1.0wt%、Nb、 Be及びZrの複合金有
の場合は、0.06wt%〜1.0wt%とする。
Feは、この合金の主成分であり、上述した各成分を含
有した残余とする。
また、不純物としてのNiは0.02wt%以下の含有
であれば、封着合金としての所要の性質を劣化させるこ
とがない。
実施例 以下に、この発明による実施例を示しその効果を明らか
にする。
第1表に示す組成成分に従って、この発明による封着合
金(試料No、1〜4)と、比較合金(試料No、5〜
7)を作製し、各合金の電気抵抗値測定、並びに耐蝕性
試験、酸化被膜の密着性試験を行ない、その結果を第2
表に示す。
電気抵抗値の測定は、第1表の各合金より0.8mm厚
みX40mm幅X50mm長さに切り出した試験片を、
1200°Cで60秒、露点40℃の湿潤水素ガス中で
予備酸化処理したのち、1200℃で60秒、大気中の
酸化処理を施し、その酸化被膜表面に炭素系の導電性塗
料を一定面積塗布し、乾燥させたのち、酸化被膜の電気
抵抗を測定した。
耐蝕性試験は、上記の酸化処理後の試験片に、硝酸−弗
酸=1:1の混合酸(20℃)に、2時間浸漬し、この
場合の溶解減量を測定して耐蝕性を評価した。
酸化被膜の密着性試験は、上記の予備酸化処理後の試験
片に、軟質ガラスを載置し、1200℃に保持した加熱
装置中で30秒間加熱し、その後常温まで冷却し、木ハ
ンマーでガラスを破壊した際のガラスとの接着面におい
て、酸化被膜がガラスと共に剥離して金属素地が露出し
た割合により評価した。また、各試料はそれぞれ10個
ずつ試験に供した。
すなわち、評価は、 Gl;金属素地が全く認められない、 G2;金属素地の露出が5%未満、 G3;金属素地の露出が5%〜10%、である。
第2表の試験結果から明らかな如く、この発明による封
着合金は、所要の性質を満足すると共に、耐蝕性及び酸
化被膜の導電性にすぐれていることが分る。
以下余白

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Cr15wt%〜30wt%、Ti0.1wt%〜1.
    0wt%、Al0.05wt%〜1.0wt%、Si0
    .75wt%以下、Mn1.0wt%以下、C0.03
    wt%以下、N_20.03wt%以下に、 Nb0.05wt%〜0.9wt%、 Be0.005wt%〜0.5wt%にして、かつNb
    とBeの両者の合計量で 0.055wt%〜1.0wt%含有し、残部はFe及
    び不可避的不純物からなることを特徴とする軟質ガラス
    封着用合金。 2 Cr15wt%〜30wt%、Ti0.1wt%〜1.
    0wt%、Al0.05wt%〜1.0wt%、Si0
    .75wt%以下、Mn1.0wt%以下、C0.03
    wt%以下、N_20.03wt%以下に、 Nb0.05wt%〜0.9wt%、 Be0.005wt%〜0.5wt%、 Zr0.005wt%〜0.5wt%にして、かつNb
    、Be及びZrの合計量で 0.060wt%〜1.0wt%含有し、残部はFe及
    び不可避的不純物からなることを特徴とする軟質ガラス
    封着用合金。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN100347327C (zh) * 2002-11-08 2007-11-07 丁文凯 玻璃封接合金

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