JPS62188722A - 厚鋼板の熱処理方法 - Google Patents
厚鋼板の熱処理方法Info
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- JPS62188722A JPS62188722A JP2910186A JP2910186A JPS62188722A JP S62188722 A JPS62188722 A JP S62188722A JP 2910186 A JP2910186 A JP 2910186A JP 2910186 A JP2910186 A JP 2910186A JP S62188722 A JPS62188722 A JP S62188722A
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- steel plate
- thick steel
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- furnace
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/46—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for sheet metals
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
厚鋼板の熱処理方法に関しこの明細書では、熱処理前の
特性を犠牲にすることなく熱処理による新たな性質を付
与することについて以下に述べる。
特性を犠牲にすることなく熱処理による新たな性質を付
与することについて以下に述べる。
厚鋼板に熱処理を施して新たな性質を付与する方法は、
例えば制御圧延材に適合する。すなわち制御圧延を経た
高じん性厚鋼板に焼入れを施して耐摩耗性を付与するわ
けである。
例えば制御圧延材に適合する。すなわち制御圧延を経た
高じん性厚鋼板に焼入れを施して耐摩耗性を付与するわ
けである。
（従来の技術）
ここに制御圧延を経た厚鋼板を焼入れする場合、熱処理
炉内で該厚鋼板に加熱を施し、炉外に搬出後冷却する工
程が一般的であるが、加熱された厚鋼板の板厚方向の温
度分布がほぼ均一（温度偏差１０℃以下）で、厚鋼板内
部の温度がＡｒ＋変態点をこえているため、冷却すると
厚鋼板内部まで焼入れがすすみ、制御圧延で与えられた
高じん性が損なわれる。
炉内で該厚鋼板に加熱を施し、炉外に搬出後冷却する工
程が一般的であるが、加熱された厚鋼板の板厚方向の温
度分布がほぼ均一（温度偏差１０℃以下）で、厚鋼板内
部の温度がＡｒ＋変態点をこえているため、冷却すると
厚鋼板内部まで焼入れがすすみ、制御圧延で与えられた
高じん性が損なわれる。
ここに厚鋼板の表層部のみを焼入れするのに熱処理炉内
の上部と下部とで温度差を設けることも考えられるが、
例えば板厚２０ｍｍの鋼板では上下部の炉温差２００℃
のときの鋼板表層部と内部との温度差はたかだか３０℃
であるため、鋼板の表層部のみをＡｒ３変態点以上に保
持する制御は困難である。
の上部と下部とで温度差を設けることも考えられるが、
例えば板厚２０ｍｍの鋼板では上下部の炉温差２００℃
のときの鋼板表層部と内部との温度差はたかだか３０℃
であるため、鋼板の表層部のみをＡｒ３変態点以上に保
持する制御は困難である。
また厚鋼板に板厚変化に伴う温度差を設けるのに高周波
焼入れを用いる方法（日本鉄鋼協会編「鋼の熱処理」丸
善（昭和５６−８−２０） Ｐ、１０１参照）があるが
、コスト面で不利である。
焼入れを用いる方法（日本鉄鋼協会編「鋼の熱処理」丸
善（昭和５６−８−２０） Ｐ、１０１参照）があるが
、コスト面で不利である。
（発明が解決しようとする問題点）
厚鋼板の表層部と内部との熱処理温度を異ならしめ厚鋼
板に種々の性質を付与するための方法を提案することが
、この発明の目的である。
板に種々の性質を付与するための方法を提案することが
、この発明の目的である。
（問題点を解決するための手段）
この発明は、厚鋼板にＡｒｌ変態点未満の温度での加熱
を施し、次いで厚鋼板の表層部のみにＡｒ。
を施し、次いで厚鋼板の表層部のみにＡｒ。
変態点以上の温度での加熱を施した後、冷却を行うこと
を特徴とする厚鋼板の熱処理方法である。
を特徴とする厚鋼板の熱処理方法である。
この発明に従う熱処理ラインの一構成を第１図に示す。
該熱処理ラインの特徴は、熱処理炉出側で冷却装置の入
側に加熱装置を配したところにある。
側に加熱装置を配したところにある。
図中１は熱処理炉で、厚鋼板２を該熱処理炉１の装入口
ドア３から炉内に装入し、厚鋼板２を搬送用ハースロー
ル４によって搬送する。
ドア３から炉内に装入し、厚鋼板２を搬送用ハースロー
ル４によって搬送する。
熱処理炉１においてバーナー等による直火式加熱方式で
は金属製ハースロール４が酸化されるので、配管５から
炉内にＮ２ガスを供給し、Ｎ２雰囲気中で厚鋼板２をＡ
ｒ３変態点に満たない温度に加熱する。加熱源はラジア
ントチューブ６で、このラジアントチューブ６内で燃料
を燃焼し、その際に発生する輻射熱で厚鋼板２を加熱す
る。Ａｒ、変態点に満たない所定の熱処理温度まで加熱
された厚鋼板を抽出ドア７より炉外に搬出する。
は金属製ハースロール４が酸化されるので、配管５から
炉内にＮ２ガスを供給し、Ｎ２雰囲気中で厚鋼板２をＡ
ｒ３変態点に満たない温度に加熱する。加熱源はラジア
ントチューブ６で、このラジアントチューブ６内で燃料
を燃焼し、その際に発生する輻射熱で厚鋼板２を加熱す
る。Ａｒ、変態点に満たない所定の熱処理温度まで加熱
された厚鋼板を抽出ドア７より炉外に搬出する。
次に搬出された厚鋼板２の上表面あるいは下表面又は上
下両表面などの表層部のみを、熱処理炉１の出側に配し
たバーナーの如き加熱装置８によって、Ａｒ：ｌ変態点
以上の温度に加熱し、その後冷却装置９にて冷却し表層
部のみに焼入れを施す。
下両表面などの表層部のみを、熱処理炉１の出側に配し
たバーナーの如き加熱装置８によって、Ａｒ：ｌ変態点
以上の温度に加熱し、その後冷却装置９にて冷却し表層
部のみに焼入れを施す。
（作 用）
この発明に従い制御圧延済の厚鋼板を下記の条件におい
て加熱したときの厚鋼板厚み方向の温度分布を、第２図
に示す。
て加熱したときの厚鋼板厚み方向の温度分布を、第２図
に示す。
記
鋼板厚 ２０ｍｍ
熱処理炉出側の鋼板温度 ６００℃
加熱装置の燃料 石炭ガス
〃 加熱時間 ３秒
〃 火炎温度 １２００℃
第２図から、鋼板の表層部（表面からの厚さが３ｍｍ）
のみがＡｒ３変態点以上の温度域にあることがわかる。
のみがＡｒ３変態点以上の温度域にあることがわかる。
次に加熱後の鋼板を冷却し焼入れを施した際の板厚方向
の硬度分布を第３図に示す。
の硬度分布を第３図に示す。
同図は第２図の温度分布と非常に良く対応しており、鋼
板表面から３ｍｍ程度までは必要な硬度を満たし、強度
、じん性に優れた耐摩耗性鋼板が得られることがわかる
。
板表面から３ｍｍ程度までは必要な硬度を満たし、強度
、じん性に優れた耐摩耗性鋼板が得られることがわかる
。
（実施例）
制御圧延材である鋼板（幅２２００ｍｍ、長さ１２００
０ｍｍ。
０ｍｍ。
板厚２０ｍｍ）に、炉温６００℃の熱処理炉内で１５分
間の加熱を施し、炉外に搬出後石炭ガスを用いるバーナ
ー（火炎温度１２００℃）で鋼板の上下両表面に３秒間
の加熱を施し、その後直ちにノズル噴射方式の冷却装置
にて１６５℃／Ｓの冷却を行った。
間の加熱を施し、炉外に搬出後石炭ガスを用いるバーナ
ー（火炎温度１２００℃）で鋼板の上下両表面に３秒間
の加熱を施し、その後直ちにノズル噴射方式の冷却装置
にて１６５℃／Ｓの冷却を行った。
熱処理後の鋼板の硬度および鋼板内部のしん性に関する
評価を行った結果を、熱処理前と対比して表１および表
２に示す。
評価を行った結果を、熱処理前と対比して表１および表
２に示す。
表 １
＊試験片は鋼板の厚み中心から１０ｍｍ Ｘ １０ｍｍ
の断面になるようＪＩＳ Ｚ２２０２に準拠して切出し
たものを用いた なおここまで制御圧延を経た高じん性の厚鋼板に耐摩耗
性を付与する熱処理方法について説明したが、この発明
は制御圧延材のほかにも表面硬度を要求される耐摩耗性
鋼板などに有利に適合する。
の断面になるようＪＩＳ Ｚ２２０２に準拠して切出し
たものを用いた なおここまで制御圧延を経た高じん性の厚鋼板に耐摩耗
性を付与する熱処理方法について説明したが、この発明
は制御圧延材のほかにも表面硬度を要求される耐摩耗性
鋼板などに有利に適合する。
（発明の効果）
この発明の熱処理方法によれば、厚鋼板に複数の性質を
付与することができ、例えば制御圧延を経た高じん性厚
鋼板の表層部を焼入れし高じん性を維持したまま耐摩耗
性を付加する場合に最適である。
付与することができ、例えば制御圧延を経た高じん性厚
鋼板の表層部を焼入れし高じん性を維持したまま耐摩耗
性を付加する場合に最適である。
第１図は、熱処理ラインの説明図、
第２図は鋼板の温度分布を示すグラフ、第３図は鋼板の
厚み方向の硬度を示すグラフである。
厚み方向の硬度を示すグラフである。
Claims (1)
- １、厚鋼板にＡｒ＿３変態点未満の温度での加熱を施し
、次いで厚鋼板の表層部のみにＡｒ＿３変態点以上の温
度での加熱を施した後、冷却を行うことを特徴とする厚
鋼板の熱処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2910186A JPS62188722A (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 | 厚鋼板の熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2910186A JPS62188722A (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 | 厚鋼板の熱処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62188722A true JPS62188722A (ja) | 1987-08-18 |
Family
ID=12266953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2910186A Pending JPS62188722A (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 | 厚鋼板の熱処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62188722A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2682685A1 (fr) * | 1991-10-17 | 1993-04-23 | Creusot Loire | Procede de fabrication d'une piece massive en acier telle qu'une tole epaisse a fort gradient de durete suivant son epaisseur et tole epaisse a fort gradient de durete. |
-
1986
- 1986-02-14 JP JP2910186A patent/JPS62188722A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2682685A1 (fr) * | 1991-10-17 | 1993-04-23 | Creusot Loire | Procede de fabrication d'une piece massive en acier telle qu'une tole epaisse a fort gradient de durete suivant son epaisseur et tole epaisse a fort gradient de durete. |
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