JPS6218867A - 画像処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、たとえばサーマルプリンタ装置等において
、濃度パターンを用いて階調画像を記録する画像処理方
法に関するものである。

［従来の技術］ 従来のこの種の装置は、濃淡を持つ階調画像を構成する
画素を、表現手段の最小単位である記録ドツトのマトリ
ックスで構成し、原画の画素ごとの階調数に応じて記録
ドツト数を変化させ、擬似的に１Ｍ淡を表現する方法を
とっている。

第４図に３Ｘ３の濃度パターンの例を示す。図において
、（１）は画素、（２）は画素（１）を構成する記録ド
ツトで、画素（１）は３Ｘ３の記録ドツト（２）のマト
リックスからなる。（３）は黒ドツト、（４）は白ドツ
トで、これらの黒ドツト（３）および白ドツト（４）に
よって濃度パターンが形成される。なお、第４図の（）
内の数字は階調数を表わしており、階調「０」の場合は
余白パターン、階調「９」の場合は全黒パターンで、中
間調は記録ドツトの数により表現する。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記のような方法にしたがって文字を記録しようとした
場合、１画素を３×３のマトリックスで表現するため、
解像度が実際に記録手段で表現できる解像度の】／３に
劣化してしまう。このため、たとえば第５図に示すよう
に、濃度パターンを用いて文字ｒＡＪを記録した場合、
特に斜線部エツジでは階段状の段差が目立ってしまい、
画質が低下するという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を除去するためになされ
たものであって、濃度パターンを用いて文字を記録した
場合でも、階段状の段差が目立たない画像処理方法を提
供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ この発明にかかる画像処理方法は、原画の画素の濃度分
布と標準パターンの画素の褒度分布とを比較参照して原
画の斜めエツジを検出し、斜めエツジが検出された場合
には、あらかじめ定められた濃度分布を有する斜めパタ
ーンを当該画素に対応させ、斜めエツジが検出されなか
った場合には、当該画素の階調に対応した濃度パターン
を対応させ、それぞれの対応パターンをｈ該画素の記録
データとするものである。

［作用］ この発明においては、標準パターンを用いて原画の斜め
エツジを検出し、斜めエツジが検出された場合には、あ
らかじめ定められた濃度分布をイイする斜めパターンを
対応させて記録データとするので、この斜めパターンに
よって文字の階段状の段差は平滑化される。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図は原画の１画素を示しており、３Ｘ３の画素マト
リックス（７）からなる。中央部にあるＸは着目画素、
その周囲にあるＡ−Ｈは参照画素である。第２図（ａ）
〜（ｈ）に斜めエツジを検出するための標準パターン（
８）を示す０図中、「＋１」が黒画素で、ｒ−１」が白
画素を示す。「０」は非参照位置を示す。第２図（ｉ）
〜（１）にそれぞれの斜めエツジに対応する斜めパター
ン（２０）を示斜めエツジの検出はつぎのようにして行
う。すなわち、原画上を１画素ごとに標準パターン（８
）を移動させ、標準パターン（８）の各画素に対応する
参照画素（５）および着目画素（６）の濃度値と標準パ
ターン（８）上の値とを乗算し、乗算結果について各画
素の和をとり、この和がある閾値より大きければ、その
標準パターン（８）の表わす斜線と判断する。斜めエツ
ジと判断された場合は１判断に用いられた標準パターン
（８）に対応する斜め、＜ターン（２０）を画素の記録
データとする。

たとえば、第２図（ａ）の標準パターン（８）との参照
の結果、上記乗算結果についての和がある閾値より大き
かった場合には、第２図（ｉ）の斜めパターン（２０）
をその画素の記録データとする。

一方、第２図（ａ）〜（ｈ）のすべての標準パターン（
８）と参照してもマツチングがとれなかった場合は、そ
の画素が斜めエツジ部でないと判断して、画素の階調数
に対応する濃度パターンを記録データとする。

以上の方法を用いて文字「ＡＪを記録した例を第３図に
示す。第３図において、画素（９）および（１０）は第
２図（ｉ）の斜めパターンを対応させたもの、画素（１
１）および（１２）は第２図（Ｄの斜めパターンを対応
させたもの、画素（１３）は第２図（ｋ）の斜めパター
ンを対応させたもの、画素（１４）は第２図（１）の斜
めパターンをそれぞれ対応させたものである。第３図と
第５図とを比較すれば明らかなように、第３図では画素
（９）〜（１４）の部分が平滑化され、斜めエツジの階
段状の段差が目立たなくなっている。

このようにして、あらかじめ定められた斜めパターン（
２０）を適用することによって、文字その他のシンボリ
ックデータの斜めエツジの階段状の段差が平滑化され、
画質が改善される。

なお、上記実施例においては文字データのモ滑化の場合
について説明したが、この発明は階調性を有さない多色
データが階調画像の中に含まれる場合には、すべて適用
することができる。また、濃度パターンを３×３のマト
リックスの場合について説明したが、この発明はこれに
限らす２×２以上のすべての濃度パターンに適用できる
。

［発明の効果コ 以上のように、この発明によれば、文字およびシンボリ
ックデータの斜めエツジの階段状の段差を平滑化でき、
画質を向上することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明で用いる３Ｘ３の画素マトリックスを
示す図、第２図は標準パターンとそれに対応する斜めパ
ターンを示す図、第３図はこの発明の方法によって記録
した文字の例、第４図は３×３の濃度パターンの例を示
す図、第５図は３×３の濃度パターンを用いた文字の記
録例である。 （１）・・・画素、（２）・・・記録ドツト、（３）・
・・黒ドツト、（４）・・・白ドツト、（５）・・・参
照画素、（６）・・・着目画素、（７）・・・画素マト
リックス、（８）・・・標準パターン、（２０）・・・
斜めパターン。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）濃淡を持つ階調画像を構成する画素を、表現手段
   の最小単位である記録ドットのマトリックスで構成し、
   原画の画素ごとの階調数に応じて記録ドット数を変化さ
   せ、擬似的に濃淡を表現する画像処理方法において、原
   画の画素の濃度分布と標準パターンの画素の濃度分布と
   を比較参照して原画の斜めエッジを検出し、斜めエッジ
   が検出された場合には、あらかじめ定められた濃度分布
   を有する斜めパターンを当該画素に対応させ、斜めエッ
   ジが検出されなかつた場合には、当該画素の階調に対応
   した濃度パターンを対応させ、それぞれの対応パターン
   を当該画素の記録データとすることを特徴とする画像処
   理方法。