JP3597469B2 - 画像記録装置のキャリブレーション法 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は電子画像複製技術の分野において、スクリーン化された平面、例えば画像または色分解版がピクセルごとに走査線状に露光ユニット内で形成された少なくとも1つの露光ビームにより記録担体上に記録される画像記録装置のキャリブレーション法に関する。この場合の記録担体は例えばフィルムまたは版胴である。
【0002】
ドイツ連邦共和国特許第4303081号明細書には、いわゆるコントンデータを露光ユニットを用いて記録する画像記録装置の露光キャリブレーション方法が記載されている。コントンデータ(Contonedaten:連続階調データ)とは例えば8ビットで分解され、走査またはスキャニングによりハーフトーン画像から得られた画像データであると解される。キャリブレーションは露光装置自体で行われるか、または前置接続されたRIP(スクリーンイメージプロセッサ)で行われ、画像データが記録に対して準備される。キャリブレーションのために露光装置の露光特性曲線およびフィルム特性曲線は補正され、露光時の網点またはハーフトーンドットが正しい被覆面積率で再現される。コントン画像データではキャリブレーションには何らの問題もない。例えば画像内に50%の黒が存在し、フィルムを50%の被覆面積率で露光する場合、線形化のために補正値を含むルックアップテーブルが形成される。このルックアップテーブルを形成するに際しては、画像記憶装置でステップウェッジが露光され測定される。その際に当該のフィルムに対して定められた被覆面積率を形成するためにどの補正値が必要であるかが検出される。ルックアップテーブルを用いることにより露光装置の制御が変更され、当該のフィルムは50%の被覆面積率で黒となる。このようにして線形化が行われ、画像記録装置で画像の正確な色調値を記録できるようになる。ただしこの方法を用いても、記録装置が色合いデータ例えばバイナリの色合いデータ(ビットマップ)によって駆動される場合には記録装置のキャリブレーションを行うことができない。これらのビットマップの分解能は露光ビームの分解能に相応する。色合いデータは色合い表示、テキスト、グラフィックスまたはスクリーン化された画像の走査またはスキャニングによって得られた画像データであり、ビットマップ形式で記憶されている。ここで網点も同様に色合いデータとして存在している。ただしコントンデータの線形化は色合いデータには適用することはできない。これはコントンデータが8ビットの分解能を有するためである。
【0003】
ヨーロッパ特許出願第0734151号明細書には、周波数変調されたスクリーンを形成する方法が記載されており、ここでは最小の網点を大きさと形状の点で変更することができる。これによりきわめて明るい色調またはきわめて暗い色調での印刷周囲の損失は最小化され、また充分なグレースケールの精細な段階性は色調値の領域にとどまっている。損失はフィルム露光時の過剰な照射および印刷時のドットの膨張に起因する。ただし色合いデータによって駆動される記録装置の色調動作のキャリブレーションには適していない。
【0004】
本発明の課題は、画像記録装置が色合いデータによって制御される場合にも記録装置のキャリブレーションを行うことのできる画像記録装置のキャリブレーション法を提供することである。さらに、本発明の課題は、グラデーション補正を行って画像を補正できるようにすることである。
【0005】
この課題は本発明の請求項1記載の特徴部分の構成により解決される。本発明の有利な実施形態は従属請求項に記載されている。本発明を以下に図1〜図11に則して詳細に説明する。
【0006】
図1には典型的な網点が示されている。図2にはエロージョン演算(収縮演算)を行う際の網点が示されている。図3にはディラテーション演算(膨張演算)を行う際の網点が示されている。図4には12/256=4.69%の被覆面積率を有する16*16のフィールドが示されている。図5には、図4を4倍に増倍した網点とエロージョンおよびディラテーションの結果とが示されている。図6には、図4を8倍に増倍した網点とエロージョンおよびディラテーションの結果とが示されている。図7には隣接するドットをオーバラップした16*16のフィールドの可能な位置が示されている。図8には1個のドットをオーバラップした16*16のフィールドの例が示されている。図9には、係数4で拡大された網点がディラテーションの結果とともに示されている。図10には、メッシュ構造と増倍の構造とを同一にした場合の合成結果が示されている。図11にはメッシュ構造をオリジナルピクセル0.5個分だけ両方向へオフセットした場合の合成結果が示されている。
【0007】
図1には典型的な網点が示されており、このドットはビットマップとして記憶された色合いデータからなる画像で生じる。図1には網点が16*16のピクセルのフィールドで表されており、ここでフィルム上で記録ビームによって黒くすべきピクセルは16*16のフィールドの内部でも同様に黒くなっている。本発明の方法は個々の16*16のフィールドに対するエロージョン演算およびディラテーション演算を適用することに基づく。このことは図2、図3に詳細に示されている。ディラテーションおよびエロージョンは Piero Zamperoni, “Methoden der digitalen Bildsignalverarbeitung”, 2. ueberarbeitete Aufl., 1991, Vieweg Verlag, Braunschweig に記載されている。エロージョンを行うために、図1の16*16のフィールドの全てのピクセルが3*3のフィールドでカバーされ、3*3のフィールド内部で黒くないピクセルが存在する場合には3*3のフィールドの中央のピクセルを消去する。ただしこれについては消去を直ちに行わずに、フィールド全体が問い合わせを受け了えた後に行ってもよい。図2から残った網点が図1のオリジナルの網点よりも小さいことがわかる。
【0008】
図3にはディラテーションのプロセスが示されている。結果は同様に3*3のフィールドで得られた。ただし結果の画像では周囲の3*3のフィールドの9個のピクセルのうち1つまたは複数が黒いピクセルは全て黒くなっている。または周囲の3*3のフィールドの9個全てのピクセルが白いピクセルは白に設定されて残る。
【0009】
エロージョンでは演算前に画像データの反転、すなわち16*16のフィールドの黒を白に設定し、白いピクセルを黒に設定すればディラテーションと同じ結果が得られる。その場合ディラテーションが行われてデータが再び反転される。同様のことが反転した画像データへのディラテーションおよびエロージョンにも相当する。
【0010】
もちろんこの演算は3*3のピクセルよりも大きなフィールドに適用可能であるが、有利な実施例では簡単のために3*3のフィールドに限って考察する。
【0011】
続いて本発明でのエロージョンおよびディラテーションの作用を説明する。図1のフィールドは16*16のピクセルを有しており、そのうち56個のピクセルが黒くなっている。すなわち被覆面積率は56/256=21.9%である。
【0012】
図2では22個の黒いピクセルが残っている。すなわち被覆面積率は22/256=8.6%である。エロージョンにより被覆面積率は21.9%−8.6%=13.3%低下している。図3のディラテーション後には98個の黒いピクセルが生じている。ここでは被覆面積率は98/256=38.3%である。ディラテーションにより被覆面積率は38.3%−21.9%=16.9%増大している。この値は本発明にとってはまだきわめて粗い。本発明の目的は±0.25個のスクリーンパーセントの精度またはそれ以上を達成することである。これはオリジナルの色合いデータ上の計算によっては達成されない。一層高い精度を得るために、ディラテーションおよびエロージョンを増倍した色合いデータに対して行う。
【0013】
図4には16*16のフィールドが12/256=4.69%の被覆面積率で示されている。16*16のフィールド全体が係数4で増倍されている場合、サイズ(16*4)*(16*4)=64*64=4096ピクセルのフィールドが生じる。図5の網点の被覆面積率は192/4096=4.69%である。この比は増倍によっても変化しない。
【0014】
図5のエロージョン後には132個の黒いピクセルが残っている。ここで被覆面積率は132/4096=3.22%である。すなわちエロージョンにより被覆面積率は4.69%−3.22%=1.47%低下している。図5のディラテーション後には260個の黒いピクセルが生じている。ここでは被覆面積率は260/4096=6.35%である。ディラテーションにより被覆面積率は6.35%−4.69%=1.66%増大している。増倍の係数を大きくすることにより変更のサイズをさらに小さくすることができる。
【0015】
図6には図4と同じ網点が8倍の増倍度で示されている。したがって16*16のフィールドは(16*8)*(16*8)=128*128=16384個のピクセルのサイズを有している。オリジナルのドットの被覆面積率は768/16384=4.69%である。
【0016】
エロージョン後の被覆面積率は644/16384=3.93%(変更分は−0.76%)である。ディラテーション後の被覆面積率は900/16384=5.49%(変更分は+0.80%)である。
【0017】
本発明の方法を適用するために、ビットマップとして記憶された色合いデータから成る画像(バイナリ画像)が同じ大きさのフィールドに分割される。それぞれのフィールドはスクリーンメッシュを有する。64I/cmまたは160dpiのスクリーンは約156μmのスクリーンメッシュを有する。色合いデータが1000I/cm(10.0μmのドットサイズ)を有する場合にはフィールドサイズは16*16のピクセルとなる。
【0018】
各フィールドについて平均値形成によりスクリーンパーセント値が求められる。このためにフィールドサイズよりも大きな周辺領域が必要となる。スクリーンパーセント値は16*16のピクセルサイズの3*3のフィールドまたは16*16のピクセルサイズの5*5のフィールドにわたる平均値から計算される。
【0019】
露光補正値曲線およびグラデーション曲線から相応の網点をどのように変更すべきかが求められる。
【0020】
変更に必要なパラメータが計算され、変更テーブルが格納される。
【0021】
画像はフィールドごとに処理される。3〜5個のフィールドをメモリ内に設けなければならない。画像の縁部では縁部ピクセルが2倍されるか、または無視される。フィールドごとに次のステップが実行される。
【0022】
a)スクリーンパーセント値を平均値形成により求める。
【0023】
b)スクリーンパーセント値の変更分をグラデーション曲線から求める。
【0024】
c)最良に適合するアルゴリズムを変化テーブルから読み出す。
【0025】
d)アルゴリズムを実行する。
【0026】
e)データを変化テーブルの係数で増倍する。
【0027】
e−1)ディラテーションおよびエロージョンをn回実行する。
【0028】
e−2)データを合成する。
【0029】
e−3)データを記憶する。
【0030】
パーセンテージの変更を計算するために、最も簡単なモデル“近似平方網点”を利用する。16*16のフィールドでは5%の網点の変更が3つの異なる増倍係数にそれぞれについて計算される。同様にディラテーションおよびエロージョンが続いて複数回行われる。所定のサイズ、例えば14*15のピクセルの近似平方網点では、エロージョンの結果が簡単にエッジ長さを係数2だけ減算することにより例えば12*13のピクセルとして計算される。ディラテーションの結果はエッジの長さを係数2だけ加算することにより例えば16*17のピクセルとして記述される。このことを以下に幾つかのケースに則して示す。
【0031】
16*16のフィールドを係数4で増倍するケース
増倍係数4により(16*4)*(16*4)=64*64=4096個のピクセルのフィールドが得られる。
【0032】
4096個のピクセル×5.0%で204.8個のピクセルが生じる。その平方根がエッジ長さとなり、14.3ピクセルである。ドットを近似的に得る手段が2通り存在する。14*14または14*15のピクセルサイズの網点について
14*14/4096=4.79%
14*15/4096=5.13%
である。14*15の網点のほうが目標値の5.0%に近い。
【0033】
修正されるオリジナルドット:14*15/4096=5.13%
3*3のフィールドでの1*エロージョン:12*13/4096=3.81%(変更分−1.32%)
3*3のフィールドでの1*ディラテーション:16*17/4096=6.64%(変更分+1.51%)
16*16のフィールドを係数8で増倍するケース
増倍係数8により(16*8)*(16*8)=128*128=16384個のピクセルのフィールドが得られる。16384個のピクセル×5.0%で819.2個のピクセルが生じる。その平方根がエッジ長さとなり、28.6ピクセルである。
【0034】
28*29/16384=4.96%
29*29/16384=5.13%
である。28*29の網点のほうが目標値の5.0%に近い。
【0035】
修正されるオリジナルドット:28*29/16384=4.96%
3*3のフィールドでの1*エロージョン:26*27/16384=4.28%(変更分−0.68%)
3*3のフィールドでの1*ディラテーション:30*31/16384=5.68%(変更分+0.72%)
16*16のフィールドを係数20で増倍するケース
増倍係数20により(16*20)*(16*20)=320*320=102400個のピクセルのフィールドが得られる。
【0036】
102400個のピクセル×5.0%で5120個のピクセルが生じる。51120の平方根がエッジ長さとなり、71.6ピクセルである。
【0037】
71*72/102400=4.99%
72*72/102400=5.06%
である。71*72の網点のほうが目標値の5.0%に近い。
【0038】
修正されるオリジナルドット:71*72/102400=4.99%
3*3のフィールドでの1*エロージョン:69*70/102400=4.72%(変更分−0.27%)
3*3のフィールドでの2*エロージョン:67*68/102400=4.45%(変更分−0.54%)
3*3のフィールドでの3*エロージョン:65*67/102400=4.19%(変更分−0.80%)
3*3のフィールドでの1*ディラテーション:73*74/102400=5.28%(変更分+0.29%)
3*3のフィールドでの2*ディラテーション:75*76/102400=5.57%(変更分+0.58%)
3*3のフィールドでの3*ディラテーション:77*78/102400=5.87%(変更分+0.88%)
増倍係数が高い場合、複数回のディラテーションおよびエロージョンにより精細なステップが高い精度で達成される。
【0039】
さらに例えば5.0%の変更が95%の変更と同一であることを指摘しておく。このためにはデータを反転して作業し、エロージョンに対してディラテーションを交換するだけでよい。
【0040】
本来の補正は変更テーブルによって行われる。続いて変更テーブルの計算を説明する。変更テーブルの計算前にフィールドサイズが定められる。フィールドサイズはスクリーンメッシュサイズと色合いデータの分解能とにしたがって定められる。すなわち
色合いデータの分解能/スクリーン=フィールドサイズ(丸め)
であり、例えば
1000I/cm/64I/cm=15.6
よってフィールドサイズは16*16である。
【0041】
1.0%〜99.0%のスクリーンパーセント値に対して固定のステップで変更テーブルが計算される。各スクリーンパーセント値に対して変更テーブル内へ所望の変更分が露光補正値曲線またはグラデーション曲線から取り出される。スクリーンメッシュが16*16のフィールドに正確に相応しない場合には、パーセンテージエラーが変更テーブルの計算の際に考慮される。
【0042】
テーブルには次のパラメータがエントリされる。すなわちスクリーンパーセント値、所望の変更分、増倍係数、ディラテーションおよびエロージョンの回数、アルゴリズム(ディラテーションDまたはエロージョンE)、および結果の値である。
【0043】
Figure 0003597469
変更値の検出のために増倍係数は1から最大で50まで通し計算される。その際にディラテーションおよびエロージョンの数は1〜5の範囲で変化する。係数、エロージョン、ディラテーション、回数および結果のうち最良に適合するコンビネーションのデータがテーブル内にエントリされる。
【0044】
達成された精度で中断条件を作動させる手段を設けることができる。増倍係数が増大すると同様に計算コストも大きく上昇し、精度と計算コストとの間で最適化を図ることが重要になる点に注意すべきである。
【0045】
ディラテーションおよびエロージョンをフィールドの縁部で実行する際には縁部の処理が行われる。本発明はスクリーンメッシュが正確でなくてもよい点に基づいている。画像の内容は図7に示されているようなものとなる。ここではフィールド間のきちんと移行部を得ることが重要である。
【0046】
ディラテーションおよびエロージョンは3*3のピクセルで行われる。結果のピクセルはつねに3*3のピクセルの中央に関連している。したがって16*16のフィールドではつねに縁部ドットをディラテーションおよびエロージョンに使用することが重要である。つまり16*16のフィールドでは18*18のフィールドのデータが必要となる。データを係数4で増倍する場合、移行部にエラーを発生させることなく4回のディラテーションおよびエロージョンを行うことができる。5回のエロージョンおよびディラテーションで20*20のフィールドのデータを処理しなければならない。ここで説明した18*18のピクセルおよび20*20のピクセルは本来のフィールドサイズである16*16のピクセルを維持したうえでのオーバラップ領域である。このことは図8において16*16のフィールドに1ドットのオーバラップを行う例として示されている。
【0047】
ディラテーションおよびエロージョンは種々のデータに対して行うことができるので、増倍されたデータからオリジナルデータへの回復が必要となる。このためにピクセルが増倍のメッシュに加算される。加算データには1/2のメッシュサイズの閾値が適用される。係数4での増倍では例えばメッシュ1つ当たり4*4=16個のピクセルが生じる。すなわち
閾値=メッシュサイズ/2=8
である。
【0048】
図9には係数4で拡大された網点が示されている。このドットはディラテーションによって拡大されている。
【0049】
図10にはメッシュ構造と増倍の構造とを同一にした場合の合成の結果が示されている。結果に変化は生じていない。交差を有するメッシュは合成後に黒くなり、他は白くなる。
【0050】
図11にはメッシュ構造がオリジナルピクセル0.5個分だけ両方向へオフセットされた場合の合成の結果が示されている。実際には色合いデータはスキャニングされたデータである。これらのデータは例として示した画像のように規則的なものではない。このため増倍されたデータを合成した際のエラーが平均される。これは合成の際に種々のジオメトリオフセットによって処理される。
【0051】
1.オフセットなし
2.オリジナルピクセル0.5個分の固定オフセット
3.オリジナルピクセル0.0個〜0.5個分の付加的なオフセット(乱数)
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な網点を示す図である。
【図2】エロージョン演算(収縮演算)を行う際の網点を示す図である。
【図3】ディラテーション演算(膨張演算)を行う際の網点を示す図である。
【図4】4.69%の被覆面積率を有する16*16のフィールドを示す図である。
【図5】図4を4倍に増倍した網点とエロージョンおよびディラテーションの結果とを示す図である。
【図6】図4を8倍に増倍した網点とエロージョンおよびディラテーションの結果とを示す図である。
【図7】隣接するドットをオーバラップした16*16のフィールドの可能な位置を示す図である。
【図8】1個のドットをオーバラップした16*16のフィールドを示す図である。
【図9】係数4で拡大された網点とディラテーションの結果とを示す図である。
【図10】メッシュ構造と増倍の構造とを同一にした場合の合成結果を示す図である。
【図11】メッシュ構造をオリジナルピクセル0.5個分だけ両方向へオフセットした場合の合成結果を示す図である。

Claims (11)

  1. スクリーン化された平面がピクセルごとに走査線状に露光ユニットで形成された少なくとも1つの露光ビームにより記録担体上に網点のかたちで記録される、
    予め求められたスクリーンパーセント値の補正関数に基づいた画像記録装置のキャリブレーション法において、
    ビットマップとして記憶された色合いデータから成る画像(バイナリ画像)を複数のフィールドに分解し、各フィールドについて平均値形成によりスクリーンパーセント値を求め、ここで色合いデータとはバイナリの1Bitピクセル情報であり
    スクリーンパーセント値の変更のために、エロージョンまたはディラテーションに必要なパラメータを予め計算された変更テーブルから読み出し、ここでエロージョンとはテストフィールド内の所定のピクセルが黒くなかった場合にフィールドの所定のピクセルを消去する演算であり、ディラテーションとはテストフィールド内の少なくとも1つのピクセルが黒かった場合にフィールドの全ピクセルを黒くする演算であり、
    前記変更テーブルはスクリーンパーセント値、所望の変化分、エロージョンの回数、ディラテーションの回数、および増倍係数のうち少なくとも1つのパラメータを含み
    スクリーンパーセント値の補正関数からスクリーンパーセント値の変更分を求め、
    スクリーンパーセント値の変更をフィールド内の網点のエロージョンによる変更方向またはディラテーションによる変更方向に応じて行う
    ことを特徴とする画像記録装置のキャリブレーション法。
  2. 記憶された画像を同じ大きさのフィールドに分割する、請求項1記載の方法。
  3. 各フィールドはほぼ1つずつスクリーンメッシュを有する、請求項1または2記載の方法。
  4. 平均値形成のためにフィールドサイズよりも大きな周囲領域を使用する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. エロージョンおよびディラテーションの演算を複数回適用する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 画像データを反転する際にエロージョンおよびディラテーションの演算を交換する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 精度を高めるためにエロージョンおよびディラテーションを増倍された色合いデータに対して適用する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. スクリーンパーセント値の変更テーブルを固定のステップで計算する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 所望の変更分に最良に接近する前記パラメータの組み合わせを変更テーブルへエントリする、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  10. エロージョンおよびディラテーションを実行する際に縁部の処理を行う、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  11. エロージョンおよびディラテーションを増倍されたデータに対して実行する際にオリジナル分解能へのデータの回復を行う、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
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