JPS62187510A - 圧延装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は幅端が矩形な板を圧延成形するための圧延装置
に関するものである。

［従来の技術］ 圧延機によって板の平圧延を行うと、ロールの曲り等に
より第４図（イ）に示すように板ａの幅方向端部にエツ
ジドロップが生じると共に、幅方向に拘束されていない
ために輻流れが起こりエツジドロップが大きくなる。ま
た板幅精度の低下及び板幅端の形状の悪化など製品の品
質が低下し、そのために歩留りの低下を来す問題を生じ
る。

このため、従来よりエツジヤ−を設けて、板の幅圧下を
行い、板幅部の板厚を盛り上げて（エツジアップ）、そ
の後平圧延を行ないエツジドロップを減少させることが
実施されている。

［発明が解決しようとする問題点コ しかし、エツジドロップを減少させたり板幅精度を向上
させる目的で上記エツジヤ−を用いて板の幅圧下を行っ
ても板を薄くするための平圧延機にかけると、大きな幅
戻りが生じ、第４図（０）に示すように板ａの幅端部に
やはりエツジドロップを生じたり、板幅精度が低下した
りする。

第５図はエツジヤ−をかけた後平圧延を連続して行った
場合の板幅の変化状態を全パス平圧延した結果と比較し
たものである。幅圧下量ＩＥ　、２Ｅ　、３Ｅとエツジ
ヤ−をかけても平圧延を重ねると全パス平圧延の結果に
近づくように幅戻り　１８．２８．３Ｓが生じることが
明らかである。

又、このような薄物板の幅圧下は、座屈防止のために板
に張力を作用させた状態において行うようにしているが
、座屈することによる幅圧下量に限界があり余り大きな
量の幅圧下は行い得ず、従って板ａの幅端部は第４図（
イ）に示すようなエツジドロップ及びダレを生じたまま
となってしまう。

本発明は、こうした従来の問題点に着目してなしたもの
で、薄物の板に対しても矩形形状に成形することが可能
な圧延装置を提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上記技術的課題を解決しようとしたもので、
板幅に応じて軸方向にシフト可能に構成されたワークロ
ールの一方の側の軸に、該軸に所要の隙間を有して嵌合
し、且つ所要の外径を有して前記ワークロールの端面に
押付は支持するようにした端面押えリングを設けたこと
を特徴とする圧延装置、に係るものである。

［作　　　用］ 従って、本発明では、圧下直下部において端面押えリン
グにより板幅方向の幅流れを確実に拘束して、矩形形状
の板を圧延できる。

［実　施　例］ 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１〜３図は本発明の一例を示すもので、上下控ロール
１．２によりバックアップされた上下ワークロール３．
４が、シフト装置５．６により別個に軸方向に移動可能
に設けられ、その端部を板７の幅方向端部に一致させた
状態において板７の圧延を行うようになっており、且つ
前記上下ワークロール３．４はラジアル軸受８及びスラ
スト受９にて支持される。

シフト時に、上下ワークロール３，４の端部を板７の幅
□端部に一致させる側の軸１０の外周に、所要の隙間を
有して嵌合する端面押えリング１１を設け、端面押えリ
ング１１をナツト１２によりスラストベアリング１３を
介してワークロール３．４の端面１４に押付は支持させ
るように取付ける。

上記端面押えリング１１の外径は、各ワークロール３．
４の外径と板７の厚みの和より少し大きく形成されてお
り、上下控ロール１，２によって少し押し潰されるよう
になっている。このため、上記端面押えリング１１は、
バネ鋼等のように弾力性をもった材料にて構成し、しか
もこれはロールより少し軟かい材質としてロールに傷を
生じさせることがないようにしている。又、前記端面押
えリング１１のスラストベアリング１３及びロール端面
１４に対向する面には、潤滑を行うための油溝１５が形
成されている。

圧延に当っては、シフト装置５．６により上下ワークロ
ール３．４の端面押えリング１１を有した側の端面を板
７の幅方向端面に一致させた状態で行う。これにより板
７の幅端部の幅流れを押えて板７のエツジドロップを防
止できる。

このとき、板１は圧下によって長手方向及び幅方向に伸
びようとするが、幅方向に対しては端面押えリング１１
により拘束されているために伸びることができず、よっ
てすべて長手方向の伸びとなる。

このように端面押えリング１１によって、圧下直下部で
効果的に板幅方向の幅流れが押えられることにより、第
４図９（＞で示すような矩形形状でしかも幅寸法精度の
高い板７を圧延することができる。従って、製品品質を
向上させて歩留りを向上させることができる。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく
、ワークロールの軸方向シフトを行う装置は種々の方式
のものを採用し得ること、端面押えリングの材質、形状
等は種々選定し得ること、その他本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ること、等は勿論
である。

［発明の効果］ 上記したように、本発明の圧延装置によれば、ワークロ
ールの端面に押付けて設けた端面押えリングにより、圧
下直下部において板幅方向の幅流れを確実に拘束するこ
とができ、しかも、板厚が変化してもリングの弾性変形
によってあらゆる板厚に対して輻流れを確実に拘束する
ことができる。よってあらゆる板厚に対し矩形形状の高
品質な板を圧延することができる優れた効果を奏し得る
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図は第１
図の一部を拡大して示した説明図、第３図は第１図の■
−■方向拡大矢視図、第４図は圧延した板の形状例を示
す線図、第５図は幅圧下後の平圧延による幅戻りを示す
ための説明用線図である。 １．２は控ロール、３．４はワークロール、５，６はシ
フト装置、７は板、１０は軸、１１は端面押えリング、
１２はナツト、１３はスラストベアリング、１４は端面
、１５は油溝を示す。 ７一

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）板幅に応じて軸方向にシフト可能に構成されたワー
   クロールの一方の側の軸に、該軸に所要の隙間を有して
   嵌合し、且つ所要の外径を有して前記ワークロールの端
   面に押付け支持するようにした端面押えリングを設けた
   ことを特徴とする圧延装置。