JPS62187483A - 3′−0−チオベンゾイル−2′−デオキシ−β−ウリジン誘導体 - Google Patents

3′−0−チオベンゾイル−2′−デオキシ−β−ウリジン誘導体

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JPS62187483A
JPS62187483A JP2840886A JP2840886A JPS62187483A JP S62187483 A JPS62187483 A JP S62187483A JP 2840886 A JP2840886 A JP 2840886A JP 2840886 A JP2840886 A JP 2840886A JP S62187483 A JPS62187483 A JP S62187483A
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三治 安本
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宏 松本
Yukio Tada
多田 幸雄
Kazuhiro Kobayashi
和弘 小林
Kazuharu Noguchi
和春 野口
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Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 倉皇よ五皿里光畳 本発明は、新規な3′−〇−ヂオベンゾイルー2′−デ
オキシ−β−ウリジン誘導体に関する。
来の 1 びその間 噸 一般式 〔式中、Xはハロゲン原子、低級アルキル基又はトリフ
ルオロメチル基を示す。〕 で表わされる3′−〇−ベンジルー2′−デオキシーβ
−ウリジン類は、優れた制癌作用を有し、片峰倍*+1
し1丁六mんル411Anり沁ス従来、上記一般式(I
)のウリジン類の製造法としては、例えば一般式 〔式中、X′は弗素原子又はトリフルオロメチル基を示
す。〕で表わされる化合物の糖部水酸基をベンジル化し
た後、N−ベンゾイル基の除去反応を行なうことにより
製造されている。例えば糖部水酸基のベンジル化に際し
、酸化銀、酸化バリウム又は酸化水銀の存在下に臭化ベ
ンジルを作用させる方法が知られている(特開昭59−
2168’99号公報、特開昭60−61591号公報
参照)。しかしながら、上記方法において、酸化バリウ
ム又は酸化水銀を使用する場合には、ベンジル化は殆ん
ど進行せず、従って目的化合物を微量に得ることができ
るに過ぎない。また酸化銀を使用する場合、酸化バリウ
ム及び酸化水銀を使用する場合に比し、ベンジル化は進
行するものの、目的とする3′−〇−ベンジルー2′−
デオキシーβ−ウリジン類を選択的に得ることができず
、5′−〇−ベンジルー2′−デオキシーβ−ウリジン
類との混合物として得られるに止まり、それ故必然的に
3′−〇−ベンジルー2′−デオキシーβ−ウリジン類
の収率は低くなると共に、カラムクロマトグラフィーに
よる分離操作が必要となり、加えて酸化銀は高価なもの
であるため、工業的製造法として適したものではない。
を   るだめの手 本発明者らは、上記一般式(I>の3’ −0−ベンジ
ル−2′−デオキシ−β−ウリジン類を工業的に有利な
方法で製造し得る新しい製造法を開発すべく研究を重ね
た結果、下記一般式(III)を経由した場合に本発明
の所期の目的を達成し得ることを見い出した。本発明は
、斯かる知見に基づき完成されたものである。
本発明は、下記一般式(DI)で表わされる3′−0−
チオベンゾイル−2′−デオキシ−β−ウリジン誘導体
に係る。
〔式中、Rはトリチル基、低級アシル基又はモノハロゲン置換ベンゾイル基を示す。Xはハロゲン原子、低級アルキル基又はトリフルオロメチル基を示す。〕
本明細書において、低級アシル基としては、炭素数1〜
6のアシル基、具体的にはホルミル、アセチル、プロピ
オニル、ブチリル、ピバロイル、ヘキサノイル基等を例
示できる。
モノハロゲン置換ベンゾイル基としては、弗素原子、塩
素原子、臭素原子及び沃素原子によりオルト位、メタ位
又はバラ位のいずれか一ケ所が置換されたベンゾイル基
、具体的にはp−クロルベンゾイル、0−フルオロベン
ゾイル、m−クロルベンゾイル、p−ブロモベンゾイル
、p−ヨードベンゾイル基等を例示できる。
ハロゲン原子としては、弗素原子、臭素原子、沃素原子
等を例示できる。
低級アルキル基としては、炭素数1〜4のアルキル基、
具体的にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル基等を例示できる。
本発明の一般式(II)で表わされる3’ −0−チオ
ベンゾイル−2′−デオキシ−β−ウリジン誘導体は、
例えば下記反応式に示すように2−デオキシ−3−0−
チオベンゾイル−D−リボフラノース誘導体(IV)と
ピリミジン誘導体(V)とを縮合反応させることにより
製造される。
反応式 〔式中R及びXは前記に同じ。Yは低級アルキル基を示
す。〕 2−デオキシ−3−0−チオベンゾイル−D−リボフラ
ノース誘導体(IV)とピリミジン誘導体(V)との反
応は、通常適当な溶媒中触媒の存在下で行なわれる。こ
こで用いられる溶媒としては、該反応に悪影響を与えな
いものである限り従来公知のものを広く使用でき、具体
的にはベンゼン、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、塩化メチレン、1,2−ジクロルエタン、クロ
ロホルム、アセトン、アセトニトリル、ジメチルホルム
アミド等の慣用の非プロトン性溶媒を用いることができ
る。また触媒としては、トリメチルシリルトリフルオロ
メタンスルホネート、トリエチルシリルトリフルオロメ
タンスルホネート等のトリアルキルシリルパーフルオロ
アルカンスルホネートを使用するのが好ましい。上記触
媒の使用量としては、化合物(IV)に対して通常0.
5〜5モル当量程度、好ましくは1〜3モル当1程度と
するのがよい。化合物(IV)と化合物(V)との使用
割合としては、特に限定されるものではないが、通常前
者に対して後者を0.5〜2モル当量程度とするのがよ
い。上記反応の反応温度としては、使用される溶媒の種
類により異なり一概には言えないが、凝固点以上〜室温
以下で反応を行なうのが好適である。また反応時間も特
に限定されないが、一般に10時間以内で該反応は完結
する。
上記縮合反応により、3’ −〇−チオベンゾイルー2
1−デオキシ−α−ウリジン誘導体に優先して本発明の
3’−〇−チオベンゾイルー2′−デオキシ−β−ウリ
ジン誘導体を収得し得る。
上記反応において、出発原料として用いられる2−デオ
キシ−3−0−チオベンゾイル−D−リボフラノース誘
導体(IV)は、例えば下記反応式に示す方法により容
易に製造され得る。
反応式 %式%() 〔式中R,X及びYは前記に同じ。〕 即ち、2−デオキシ−3−〇−チオベンゾイルーD−リ
ボフラノース誘導体(IV)は、公知の2−デオキシ−
〇−リボフラノースより公知の方法で導いた化合物(V
l)の5位水酸基をRで表わされる適当な置換基で保護
して化合物(VI)を得た後、通常のチオベンゾイル化
反応を適用することにより製造される。
ここで化合物(Vl)及び化合物(VI)は、公知の化
合物であるか又は公知の方法により容易に製造される化
合物である〔ケミシエ ベリヒテ(ChellI、 B
er、 93.2777(196G)参照)。
化合物(VI)から化合物(IV)を1ひる反応は、例
えばチオベンゾイルクロライド、フェニルジチオベンゾ
エート等のチオベンゾイル化試薬を用い、通常のエステ
ル化反応と同様にして行ない得る。
具体的には、使用されるチオベンゾイル化試薬の種類に
より異なるが、例えばチオベンゾイルクロライドを用い
た場合には、次のようになる。
化合物(VI[>から化合物(IV)を得る反応は、通
常適当な溶媒中で行なわれる。ここで用いられる溶媒と
しては、該反応に悪影響を与えるものでない限り特に限
定されず、従来公知のものを広く使用でき、具体的には
ベンゼン、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
、塩化メチレン、クロロホルム、アセトニトリル、ピリ
ジン、ジメチルホルムアミド等の慣用の非プロトン性溶
媒を用いることができる。チオベンゾイルクロライドの
使用量としては、化合物(W)1モルに対し1〜3モル
程度とするのが好ましい。また上記反応系内には、塩基
を存在させるのがよく、斯かる塩基としては、水素化ナ
トリウム、ピリジン、トリアルキルアミン等の有機塩基
を好ましく例示できる。
該塩基の使用量としては、チオベンゾイルクロライド1
モルに対し1〜5モル程度とするのが好ましいが、該塩
基が反応溶媒としても使用できる場合には、上記モル数
を越えて使用することも勿論可能である。該反応の反応
温度は、特に限定されないが、通常水冷下乃至溶媒の沸
li!温度範囲、好ましくは水冷下〜室温付近である。
反応時間は、一般に0.5〜10時間程度である。
またチオベンゾイル化試薬としてフェニルジチオベンゾ
エートを使用する場合には、次のようになる。
化合物(VI[)から化合物(IV)を得る反応は、通
常適当な溶媒中で行なわれる。ここで用いられる溶媒と
しては、該反応に悪影響を与えるものでない限り特に限
定されず、従来公知のものを広く使用でき、具体的には
上記と同様の慣用の非プロトン性溶媒を用いることがで
きる。フェニルジチオベンゾエートの使用量としては、
化合物(VI[)1モルに対し1〜3モル程度とするの
が好ましい。
また上記反応系内には、上記と同様の塩基を存在させる
のがよい。これらの塩基の中でも水素化ナトリウムが好
ましい。該塩基の使用量としては、化合物(■)1モル
に対し0.5〜5モル程度とするのが好ましい。該反応
の反応温度は、特に限定されないが、通常水冷下乃至溶
媒の沸!!温度範囲、好ましくは室温付近で反応は良好
に進行する。
反応時間は、一般に10分〜10時間程度である。
他の一方の出発原料として使用されるピリミジン誘導体
(V)もまた、公知の方法、例えば特開昭50−105
673号公報に記載の方法に従い製造される。
上記各々の方法で得られる目的化合物は、通常公知の分
離精製手段、例えば再結晶、カラムクロマトグラフィー
等により単離、精製され得る。
本発明の上記一般式(III)で表わされる3′−〇−
チオベンゾイルー2′−デオキシ−β−ウリジン誘導体
は、これを脱硫還元し、次いで脱保護反応させるか、又
は脱保護反応させ、次いで脱硫還元することにより医薬
として有用な3’ −0−に誘導することができる。
脱硫還元は、通常適当な溶媒中、適当な還元剤を用いて
行なわれる。還元剤としては、例えば水素化リチウムア
ルミニウムー塩化アルミニウム、水素化硼素ナトリウム
−三弗化硼素等の伯、ラネーニッケル触媒等の接触還元
触媒を例示でき、特にラネーニッケル触媒が好適でおる
。斯かる触媒の使用量゛としては、通常還元されるべき
化合物に対し1〜50倍重最程度、好ましくは5〜20
倍重量程度とするのがよい。また溶媒としては、該反応
に悪影響を及ぼさない限り従来公知のものを広く使用で
き、具体的にはエーテル、テトラヒドロフラン、塩化メ
チレン、クロロホルム、アセトン、アセトニトリル、ジ
メチルホルムアミド等の慣用の非プロトン性溶媒、メタ
ノール、エタノール等のアルコール類等が挙げられる。
該反応は、冷却下、室温下及び加熱下のいずれでも行な
い得30℃〜至温付通温付近が好適に進行し、一般に1
0時間以内で該反応は終了する。
脱保護反応には、この分野で通常行なわれているアルコ
リシス、アミツリシス、アンモノリシス、酸加水分解、
緩和な接触還元等が広く適用し得る。
保護基Rがトリチル基である場合には、特に酸加水分解
が望ましく、通常は塩化水素等の鉱酸、塩化アルミニウ
ム等のルイス酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸等の存在
下、水、メタノール等のアルコール類、酢酸等の有機酸
、又はこれらの混合溶媒中にて脱保護反応が実施される
。該反応の反応温度は、特に限定されるものではないが
、O〜50℃程度とするのが好ましく、一般に10時間
以内で該反応は完結する。
保護基Rが低級アシル基又はモノハロゲン置換ベンゾイ
ル基である場合には、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化バリウム等の無機金属の水酸化物、炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム等の無機炭酸塩、アンモニア、ト
リエチルアミン等の有機アミン等の存在下、水、メタノ
ール等のアルコール類、エーテル類、ハロゲン化炭化水
素類、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒
、又はこれらの混合溶媒中にて脱保護反応を行なうのが
好ましい。該反応の反応湿度は、特に限定されるもので
はないが、0〜50℃程度とするのが好ましく、一般に
10時間以内で該反応は完結する。
上記の方法で得られる化合物(I)は、通常公知の分離
精製手段、例えば再結晶、カラムクロマトグラフィー等
により単離、精製され得る。
及」例四ス 本発明の上記一般式(III)で表わされる3′−〇−
チオベンゾイルー2′−デオキシ−β−ウリジン誘導体
は、上述したように医薬として有用な3′−〇−ベンジ
ルー2′−デオキシーβ−ウリジン類(I>を合成する
ための中間体として有用である。本発明の化合物を経由
する場合には、簡便な方法で目的化合物を収率よく、安
価に製造することができる。
大−厘−1 本発明化合物の製造原料である2−デオキシ−3−〇−
チオベンゾイルー〇−リボフラノース誘導体(IV)の
製造例を参考例として掲げ、次に本発明化合物の製造例
を実施例として掲げ、更に医薬として有用な3′−〇−
ベンジルー2′−デオキシーβ−ウリジン類(I>の製
造例を参考例として掲げる。
尚、各参考例及び各実施例で得られた化合物の核磁気共
鳴スペクトルの分析結果を示すが、これらは全てDMS
Ods中、TMSを内部標準として測定したδ値である
参考例1 2−デオキシ−1−〇−メチルー3−0−チオベンゾイ
ル−5−0−トリチル−D−リボフラノースの製造 2−デオキシ−1−0−メチル−5−0−トリチル−D
−リボフラノース7.8g(0,02モル)をテトラヒ
ドロフラン40mQに溶解し、室温にて水素化ナトリウ
ム0.48g(0,02モル)を加え、30分間撹拌す
る。次いでフェニルジチオベンゾエート5.060 (
0,022モル)を加え、室温にて30分間撹拌する。
ベンゼン50−及び水50−を加え、ベンゼン層を分取
し、水洗後、芒硝で乾燥する。溶媒を留去後、得られる
残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、石油エ
ーテル−ベンゼン(1:1v/v)溶出部より油状の2
−デオキシ−1−0−メチル−3−〇−チオベンゾイル
ー5−0−トリチル−D−リボフラノース9.07cx
 (収率89%)を得る。
NMRスペクトル 3.24及び3.34 (3H,S、  0Chh )
4、 3〜4.  5  (1H,m、  ト14 )
5.16〜5.3 (IH,m、H3)5.8〜6.O
(1H,m、H’  )7.15〜8.2 (201−
f、m、芳香族H)参考例2 2−デオキシ−1−0−メチル−3−〇−チオベンゾイ
ルー5−0− (p−クロルベンゾイル)−D−リボフ
ラノースの製造 2−デオキシ−1−〇−メチルーD−リボフラノース4
.41 (0,03モル)をピリジン30鵬に溶解し、
水冷下p−クロルベンゾイルクロリド5.25q (0
,03モル)を滴下し、2時間撹拌する。ピリジンを減
圧留去後、残渣を塩化メチレンに溶解し、水洗、芒硝で
乾燥して溶媒を留去する。この油状残渣にテトラヒドロ
フラン401112を加えて溶解し、水冷下水素化ナト
リウム0.72g(0,03モル)を加え、30分間撹
拌し、フェニルジチオベンゾエート6.9g(0,03
モル)を加え、水冷下1時間撹拌する。
反応物にベンゼン80mG及び水80m2を加え、ベン
ゼン層を分取し、水洗後、芒硝で乾燥する。溶媒を留去
後、1qられる残留物をシリカゲルクロマトグラフィー
に付し、クロロホルム溶出部より油状の2−デオキシ−
1−0−メチル−3−0−チオベンゾイル−5−0−(
p−クロルベンゾイル)−〇−リボフラノース5.86
0 (収率48%)を得る。
NMRスペクトル 4.36〜4.76 (3t(、m、H’及びH5)5
.14〜5.36 (11−1,m、H’ )5.82
〜6.20 (1H,m、H3)7.16〜8.20 
(9H,m、芳香族H)参考例3 2−デオキシ−1−0−メチル−3−〇−チオベンゾイ
ルー5−0−アセチル−D−リボフラノースの製造 2−デオキシ−1−0−メチル−3−0−チオベンゾイ
ル−5−0−トリチル−D−リボフラノース10.2g
(0,02モル)を0.1N塩酸−メタノール100w
t1に溶解し、室温にて30分間撹拌する。この溶液に
ピリジン101112を加え、室温にて10分間撹拌し
た後、減圧上溶媒を留去する。得られる残留物に無水酢
酸10鵬及びピリジン30ffl12を加えて室温にて
2時間撹拌する。溶媒を減圧下画表した後、得られる残
留物に水及びクロロホルムを加え、クロロホルム層を分
取し、水洗後、芒硝で乾燥する。溶媒を留去後、得られ
る残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し
、クロロホルム溶出部より油状の2−デオキシ−1−0
−メチル−3−0−チオベンゾイル−5−〇−アセチル
ーD−リボフラノース1ゝ ’     5.460 (収率88%)を1qる。
NMRスペクトル 2.05 (3HSs1CH3Go  >4、  14
 〜4.  32  (2H,m、  ト15  )4
.38〜4.62 (1H,m%H’ )5.10〜5
.40 (18%m、H’  )5.68〜6.16 
(I H,m1H3)7.10〜8.22 (5H,m
、芳香族H)実施例1 5−トリフルオロメチル−3′−〇−チオベンゾイルー
5’−0−トリチル−2′−デオキシ−β−ウリジンの
製造 2−デオキシ−1−0−メチル−3−0−チオベンゾイ
ル−5−0−トリチル−D−リボフラノース5.1g(
0,01モル)をアセトニトリル50112に溶解し、
−40〜−45℃にてトリメチルシリルトリフルオロメ
タンスルホネート2.459(0,011モル)及び2
,4−ビス−(トリメチルシリルオキシ)−5−トリフ
ルオロメチルピリミジン3.24g(0,01モル)を
加え、同温度にて30分間撹拌する。反応液を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液で中和し、クロロホルムにより抽
出後、クロロホルム層を水洗、芒硝で乾燥し、減圧下に
溶媒を留去する。得られる残留物をシリカゲルクロマト
グラフィーに付しクロロホルム−アセトン(97:3v
/v)溶出部より、5−トリフルオロメチル−3’ −
0−チオベンゾイル−5’−0−トリフェニルメチル−
2′−デオキシ−β−ウリジン5.83g(収率89%
)を得る。
NMRスペクトル 3.40 (2H,m、85′ ) 6.04 (1H,m183′ ) 6.22 (1H,t、H” ) 6.50 (IH,m、H” ) 7.2〜8.3 (20H,m、芳香族H)8.22 
(IH,m、H6) 12.02(1ト1、81 NH) 実施例2 5−トリフルオロメチル−3’ −0−チオベンゾイル
−5′−〇−アセデルー2′−デオキシーβ−ウリジン
の製造 2−デオキシ−5−〇−アセチルー1−0−メチルー3
−〇−チオベンゾイルーD−リボフラノース3.1g(
0,01モル)をアセトニトリル50戒に溶解し、−4
0〜−45℃にてトリメチルシリルトリフルオロメタン
スルホネート2.45(j (0,011モル)を加え
、同温度にて15分間撹拌する。この溶液に−40〜−
45℃にて2.4−ビス−(トリメチルシリルオキシ)
−5−トリフルオロメチルピリミジン3.24g(0,
01モル)を加え、同温度にて30分間撹拌する。反応
液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、クロロホ
ルムにより抽出する。クロロホルム層を水洗、芒硝で乾
燥し、減圧下に溶媒を留去する。得られる残留物をシリ
カゲルクロマトグラフィーに付しクロロホルム−アセト
ン(95:5v/v)溶出部より、5−トリフルオロメ
チル−3′−〇−チオベンゾイルー5′−O−アセチル
−2′−デオキシ−β−ウリジン3.940(収率86
%)を得る。
NMRスペクトル 2.04 (3H,s、CH3Co −)2 、 58
〜2.  86  (2ト1、 m、 ト12 ′  
)4.37 (2H,d、 H” ) 4.50〜4.70 (IHlm、H”  >5、82
〜6. 40 (1ト1、 m、  H3′  )6.
24 (1H,t、Hl ’ ) 7.34〜8.24 (5HSm、芳香族ト1)8.1
6 (1H,q1H6) 11.96(11−1、brs、N1−1>実施例3 5−フルオロ−3′−〇−チオベンゾイルー5′−〇−
アセチル−2′−デオキシ−β−ウリジンの製造 2.4−ビス−(トリメチルシリルオキシ)−5−トリ
フルオロメチルピリミジンの代りに2゜4−ビス−(ト
リメチルシリルオキシ)−5−フルオロピリミジン2.
74g(0,01モル)を用いる以外は、実施例2と同
様の操作を行ない、5−フルオロ−3′−0−チオベン
ゾイル−5′−〇−アセチルー2′−デオキシーβ−ウ
リジン3.470 (収率85%)を得る。
NMRスペクトル 2.08 (3H,S、CH3Co  )2、  50
〜2.  80  (2H,m、  112 ′  )
4、  24〜4. 62  (3H,m、 114 
′及びH5′) 5.84〜6.04 (181m、H3’ )6.10
〜6.40 (1H,m、H” >7.30〜8.24
 (5H,m、芳香族[−1)8.06 (1H,d1
H6) 11.94 (IH,brs、NH) 実施例4 3′−〇−チオベンゾイルー5′−〇−アセチル−β−
チミジンの製造 2.4−ビス−(トリメチルシリルオキシ)−5−トリ
フルオロメチルピリミジンの代りに2゜4−ビス−(ト
リメチルシリルオキシ)−5−メチルピリミジン2.7
q (0,01モル)を用いる以外は、実施例2と同様
の操作を行ない、3′−〇−チオベンゾイルー5′−〇
−アセチル−β−チミジン2.63g(収率65%)を
得る。
NMRスペクトル 1.84 (3H%d、C5CH3) 2.10 (3H,S、CH3Co  )2.50〜2
.80 (2HSm、H2’ >4.20〜4.60 
(3HSm、H”及びH5′) 5.86〜6.04 (1HSm、H3′)6.34 
(1H1t%H1′) 7.30〜8.22 (5H,m、芳香族H)7.54
 (IH,q、H6) 11.42 (IH,brs、NH) 実施例5 5−トリフルオロメチル−3′−〇−チオベンゾイルー
5’ −0−(1)−クロロベンゾイル)−2′−デオ
キシ−β−ウリジンの製造2−デオキシ−1−0−メチ
ル−5−0−(1)−クロロベンゾイル)−3−0−チ
オベンゾイル−D−リボフラノース4.07g(0,0
1モル)をアセトニトリル5011ftに溶解し、−4
0〜−45℃にてトリメチルシリルトリフルオロメタン
スルホネート2.45q (0,011モル)を加え、
同温度にて15分間撹拌する。この溶液に−40〜−4
5℃にて2,4−ビス−(トリメチルシリルオキシ)−
5−トリフルオロメチルピリミジン3.24g(0,0
1モル)を加え、同温度にて30分間撹拌する。反応液
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、クロロホル
ムにより抽出する。クロロホルム層を水洗、芒硝で乾燥
し、減圧下に溶媒を留去する。得られる残留物をシリカ
ゲルりロマトグラフイーに付しクロロホルム−°アセト
ン(95:5v/v)溶出部より、5−トリフルオロメ
チル−3’ −〇−チオベンゾイルー5′−O−(p−
クロロベンゾイル)−2′−デオキシ−β−ウリジン4
.550 (収率82%)を得る。
NMRスペクトル 2.70〜2.96 (2H,m、H2”)4.50〜
4.86 (3H,m、H”及びH5′) 6、  02〜6.  36  (2ト1、 m、  
H”及びH3′) 7.30〜8.24 (9H,m、芳香族ト1)8.1
3(1ト1、 q 1 ト16 )11.90(1ト1
、 brs、  N1−f)参考例4 5−トリフルオロメチル−3′−〇−ベンジルー21−
デオキシーβ−ウリジンの製造5−トリフルオロメチル
−3′−〇−チオベンゾイルー5’−0−トリチル−2
′−デオキシ−β−ウリジン6.58g(0,01モル
)を0.1N塩酸−メタノール50rt1に溶解し、室
温にて30分間撹拌する。飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液で中和し、クロロホルムにより抽出する。
抽出液を水洗、芒硝で乾燥し、減圧下に溶媒を留去する
。得られる残留物をテトラヒドロフラン20Il12に
溶解し、−20℃にてラネーニッケル66gをテトラヒ
ドロフラン8011112に懸濁した液に加え、同温度
にて1時間撹拌する。ラネーニッケルをか別後、溶媒を
減圧下に留去し、得られる残留物をクロロホルムから再
結晶して、融点158〜159℃の5−トリフルオロメ
チル−3′−〇−ベンジルー2′−デオキシーβ−ウリ
ジン3.26g(収率84%)を得る。
参考例5 5−トリフルオロメチル−3’ −0−ベンジル−2′
−デオキシ−β−ウリジンの製造5−トリフルオロメチ
ル−3’ −0−チオベンゾイル−5’ −0−(1)
−クロロベンゾイル)−2′−デオキシ−β−ウリジン
5.55Q(0,01モル)をテトラヒドロフラン10
11112に溶解し、−20℃にてラネーニッケル55
.50をテトラヒドロフラン60111i1?に懸濁し
た液に加え、同温度にて1時間撹拌する。ラネーニッケ
ルをt戸別後、溶媒を減圧下に留去し、得られる残留物
を1%炭酸カリウム−メタノール溶液140−に溶解し
、室温にて15分間撹拌する。溶媒を減圧下に留去し、
得られる残留物をクロロホルムから再結晶して、融点1
58〜159℃の5−トリフルオロメチル−3’−0−
ベンジル−2′−デオキシ−β−ウリジン2.850 
(収率74%)を得る。
参考例6 5−フルオロ−3′−〇−ベンジルー2′−デオキシー
β−ウリジンの製造 5−フルオロ−3′−〇−チオベンゾイルー5′−〇−
アセチル−2′−デオキシ−β−ウリジン4.08g(
0,01モル)をテトラヒドロフラン10mQに溶解し
、−20℃にてラネーニッケル40.8gをテトラヒド
ロフラン50m12に懸濁した液に加え、同温度にて1
時間撹拌する。ラネーニッケルをi戸別後、溶媒を減圧
下に留去し、得られる残留物を飽和アンモニア−メタノ
ール溶液100−に溶解し、室温にて3時間撹拌する。
溶媒を減圧下に留去し、得られる残留物をクロロホルム
から再結晶して融点137〜138℃の5−フルオロ−
3′−〇−ベンジルー2′−デオキシーβ−ウリジン2
.49g(収率74%)を1qる。
(以 上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rはトリチル基、低級アシル基又はモノハロゲ
    ン置換ベンゾイル基を示す。Xはハロゲン原子、低級ア
    ルキル基又はトリフルオロメチル基を示す。〕 で表わされる3′−O−チオベンゾイル−2′−デオキ
    シ−β−ウリジン誘導体。
JP2840886A 1986-02-12 1986-02-12 3′−0−チオベンゾイル−2′−デオキシ−β−ウリジン誘導体 Granted JPS62187483A (ja)

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