JPS6218691B2 - - Google Patents

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JPS6218691B2
JPS6218691B2 JP53139354A JP13935478A JPS6218691B2 JP S6218691 B2 JPS6218691 B2 JP S6218691B2 JP 53139354 A JP53139354 A JP 53139354A JP 13935478 A JP13935478 A JP 13935478A JP S6218691 B2 JPS6218691 B2 JP S6218691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof
layer
waterproof layer
repair
colloidal
Prior art date
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Expired
Application number
JP53139354A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5565661A (en
Inventor
Shuhei Tanabe
Hirotoshi Ishikawa
Juzo Mifune
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP13935478A priority Critical patent/JPS5565661A/ja
Publication of JPS5565661A publication Critical patent/JPS5565661A/ja
Publication of JPS6218691B2 publication Critical patent/JPS6218691B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、建築物の屋上等の下地に施された防
水性シート又は塗膜から成る防水層の老化,亀裂
等の損傷の補修に好適な補修用防水施工法に関す
る。 近年、ビルデイング等のコンクリート構造物の
下地に施した防水層が、経時的に老化し、又は振
動,地盤変動のため亀裂剥離等の損傷が生じ、漏
水事故が発生して、その補修を要する場合が多
く、今後益々増加する傾向がある。この補修に当
り、従来は老化,損傷した防水層を全部剥がし除
去して、これに代り、新しい防水層を施すのが通
常であるが、これは極めて手間,労力を要し且つ
不経済を免れない。 又、補修を要する既設の防水層を剥がすことな
く、その上面に新しい防水層を直接接着する補修
防水施工法は、特公昭46―10348号に公知である
が、これはアスフアルト防水層とゴムシート防水
層同志のみの接着に適したアスフアルトとゴムを
主成分とする有機溶剤型接着剤の発明に係り、ア
スフアルト防水層とゴムシート防水層の組み合わ
せ以外の組み合わせから成る補修施工、例えばア
スフアルト防水層と合成樹脂シート防水層或は種
類の異なる合成樹脂シート相互の補修施工には不
適である。 本発明は、上記従来のアスフアルト防水層とゴ
ムシート防水層との組み合わせに限定されること
なく、既設の補修を要する防水層の材料の如何に
かゝわらず、所望の各種の防水材料の防水層によ
り堅牢に補修し得ると共に、その補修用の防水層
の形成に使用する塗料の有機溶剤や熔融塗料の熱
等をその下層の防水層から絶縁して、円滑容易に
各種所望の補修防水施工を行なうようにした方法
を提供したもので、補修を要する既設の防水層を
剥がすことなく、その上面にコロイダルシリカと
合成樹脂エマルジヨンと充填材とから成るコロイ
ダルシリカ質混合物の塗層を形成した後、該コロ
イダルシリカ質混合物塗層の上面に新しい防水層
を形成することを特徴とする。 次に本発明の実施例を説明する。 建造物の屋上等に既設の塗膜型又はシート型防
水層に亀裂や欠損を生じた場合、先づその防水層
上面に該コロイダルシリカ質混合物を適宜厚さの
塗層に形成する。 該コロイダルシリカ質混合物は、好しくは、コ
ロイダルシリカ(固形分20〜50%)100重量部と
合成樹脂エマルジヨン(固形分40〜60%)2〜15
重量部、充填材50〜250重量部よりなるスラリー
状塗液である。又必要により、コロイダルシリカ
と水和反応して、硬化を促進する薬剤を20〜10重
量部添加することも出来る。 該コロイダルシリカ質混合物は、アスフアルト
系,ウレタン系,アクリル系,塩化ビニール系,
ポリオレフイン系,合成ゴム系その他の各種の材
料のいづれも堅固に結着する特性を有すると共に
該塗層は、防水性,耐有機溶剤性,耐熱性その他
の特性を有する。従つて、該補修すべき防水層が
ゴム,アスフアルト,合成樹脂等のいづれから成
つていても、その上面に該コロイダルシリカ質混
合物の塗層の強固な結着が得られる。 該コロイダル質混合物の各成分につき詳述すれ
ば、コロイダルシリカは、ケイ酸ソーダ水溶液か
らナトリウムイオンの大部分をイオン交換等の適
宜の手段で除去した結果、シリカが重合し、高分
子化してコロイド状分散液となつたもので、防水
皮膜性,含浸密着性,耐衝撃性,耐アルカリ性,
耐有機溶剤性,耐熱性に非常に秀ぐれている。 合成樹脂エマルジヨンはアクリル酸エステル樹
脂,エチレン酢酸ビニール樹脂,塩化ビニール樹
脂,酢酸ビニール樹脂,ポリウレタン樹脂などの
エマルジヨンを使用することが出来、これをコロ
イダルシリカに配合することによりその塗膜の柔
軟性,延伸性,防水性をよくする。 充填材は一般に、各種無機,有機系の粉末状,
繊維状充填材が好適に使用出来、例えば硅石粉,
炭カル,タルク,石綿,ガラス繊維,合成短繊維
等を配合することにより、塗布作業を容易にし、
その乾燥塗膜のクラツチ発生を防止するに役立
つ。 次で上記のように形成した該塗層が完全に乾燥
した後、その上面に上記のゴム,合成樹脂塗料,
加熱熔融アスフアルト等の所望の材料を適宜の厚
さに塗布するときは、その材質の如何を問わず、
堅牢に結着した新しい防水層が形成され、本法に
よる補修施工層が完成する。この場合、該コロイ
ダルシリカ質混合物塗層は、その補修防水層の形
成に使用した塗料中の有機溶剤や熔融塗料の熱に
よるその下面の既設の防水層に悪影響を与えない
防護壁として役立ち、安定良好な補修施工層をも
たらし、従つて又、該補修用の新しい防水層を防
水シートで形成する場合には、既設の防水層の材
料との接着性関係を考慮せず、単に、その使用す
る防水シートの種類に応じてこれに適した接着剤
を使用し強固な各種防水層を形成でき便利であ
る。 尚、その新しい所望の防水シートによる防水層
の形成は、該コロイダルシリカ質混合物塗層が適
度に乾燥せしめた状態で、その上面にその防水シ
ートを圧着すれば、簡単に堅牢な各種防水層によ
る補修防水施工層が得られる。 このように、本発明によるときは、該コロイダ
ルシリカ質混合物の各成分の特性により、既設の
防水層の亀裂や欠損部を良好に充填すると共に、
良好な塗布作業ができると共に、その上面に既設
の防水層と同じ又は異なる種類の所望の新しい防
水層を自由に形成でき、その得られる補修防水施
工層は、その中間に、防水性、強靭性等を有する
コロイダルシリカ質混合物塗層を介在する極めて
防水性,機械的強度等の向上したものとして得ら
れる。 次に添付図面につき、その実施例を説明する。
1は、下地2に施された亀裂aを有する補修すべ
きアスフアルトルーフイング防水層を示し、該防
水層1の上面全面に、前記の好ましい配合割合の
コロイダルシリカ質混合物のスラリー状塗液を流
し、ロール刷毛,毛刷毛などにより、該亀裂aに
填充し乍ら且つ全面に厚さ0.5〜0.7m/m程度の
均一な厚さに塗布する。この間該塗液は容易に亀
裂内に流入してこれを埋めると共に該アスフアル
トフイング防水層1全面に強固に結着した塗層3
が得られる。次に該塗層3の乾燥後、その上面
に、ゴム,合成樹脂等の有機溶剤型防水性塗料、
加熱熔融アスフアルト等の熱熔融型防水性材を塗
布し、その所定厚の防水層4を形成し補修防水施
工を完了する。この補修防水施工に於て、使用し
た防水材の溶剤や熱は、該コロイダルシリカ混合
物塗層3が防壁として作用し、その下面の既設の
防水層1に悪影響を与えず、円滑に良好に施工が
行なわれる。従つて又、このように、塗層3は、
既設の防水層1と新しい防水層4形成の際、有機
溶剤等の絶縁層として働くので、防水シートを該
塗層3上面に貼着しその防水層を形成するには、
その貼着剤として、既設の防水層1に対する接着
性までも考慮することなく、該防水シートの材質
のみの接着性に適したものを選択でき、所望の種
類の防水シートによる新しい防水層の形成が容易
に得られ有利である。防水シートによる新しい防
水層の簡単な形成方法としては、該塗層3を適度
に乾燥した状態で、その上面に圧着することによ
り得られる。 次に、本発明によるコロイダルシリカ質混合物
塗層を各種の上下の防水層との間に介在させた場
合(本法)の各種防水層に対する結着性の効果を
これを介在させない場合(対照法)と比較した試
験例を下記に示す。 本法に於て使用したコロイダルシリカ質混合物
塗層は下記の配合例のものである。 コロイダルシリカ(固形分30%) 100重量部 アクリル酸エステル樹脂エマルジヨン 10 〃 (固形分50%) けい石粉(5号) 50 〃 炭酸カルシウム(100メツシユ) 50 〃 硬化剤 5 〃 本法による下記サンプル中、防水シート相互の
接着は、該コロイダルシリカ質混合物をその下層
防水シート上面に塗布しその塗層が適度に乾燥後
その上面に上層防水シートを圧着したものであ
る。対照法による下記サンプル中、防水シート相
互の接着は、夫々通常使用される有機溶剤型接着
剤を下層防水シートに塗布し、その塗層のその上
面に上層防水層を圧着したものである。 その試験結果は下記表に示す通りで、本法によ
るものが上下防水層の材質や新旧の如何に拘ら
ず、全てに於て対照法によるものに比し剥離強度
の著しい向上が認められた。又本法による上記各
種防水施工層サンプルを水中に30日間浸漬した
が、剥離やふくれ現象は全く見られず安定堅牢に
結着した積層体を維持していた。
【表】 このように、本発明によるときは、既存の防水
層の老化や損傷を補修するに当り、これを剥がす
ことなく、その上面にコロイダルシリカと合成樹
脂エマルジヨンと充填材との混合から成るコロイ
ダルシリカ質混合物を塗布したので、その既存の
防水層の材質の如何に拘らず堅牢に結着したその
塗層が得られると共に、その塗層の上面に各種の
材料から選択した所望の防水層が形成し得られる
と共に、その際使用した有機溶剤や加熱熔融防水
材の熱は、該塗層により、その下面の既設の防水
層に悪影響を与えることなく、円滑な補修防水施
工ができ、而もその施工層は、その中間に、防水
性,堅牢性等を有するコロイドシリカ質混合層が
介在するので、その防水性等の向上したものが得
られる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本法による補修防水層の1部の断面図
を示す。 1…補修を要する既設の防水層、2…コンクリ
ート下地、3…コロイダルシリカ質混合物塗層、
4…新しい防水層、a…亀裂。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 補修を要する既設の防水層を剥がすことな
    く、その上面にコロイダルシリカと合成樹脂エマ
    ルジヨンと充填材とから成るコロイダルシリカ質
    混合物の塗層を形成した後、該コロイダルシリカ
    質混合物塗層の上面に新しい防水層を形成するこ
    とを特徴とする補修用防水施工法。
JP13935478A 1978-11-14 1978-11-14 Method of waterproofing Granted JPS5565661A (en)

Priority Applications (1)

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JP13935478A JPS5565661A (en) 1978-11-14 1978-11-14 Method of waterproofing

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JP13935478A JPS5565661A (en) 1978-11-14 1978-11-14 Method of waterproofing

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JPS5565661A JPS5565661A (en) 1980-05-17
JPS6218691B2 true JPS6218691B2 (ja) 1987-04-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58172612U (ja) * 1982-05-13 1983-11-18 日新工業株式会社 防水施工層
JPS5974223U (ja) * 1982-11-09 1984-05-19 日邦産業株式会社 防水構造物
JPS6278343A (ja) * 1985-09-27 1987-04-10 筒中プラスチツク工業株式会社 構造物における既設防水層の再生方法

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JPS5565661A (en) 1980-05-17

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