JPS6117988B2 - - Google Patents

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JPS6117988B2
JPS6117988B2 JP1073177A JP1073177A JPS6117988B2 JP S6117988 B2 JPS6117988 B2 JP S6117988B2 JP 1073177 A JP1073177 A JP 1073177A JP 1073177 A JP1073177 A JP 1073177A JP S6117988 B2 JPS6117988 B2 JP S6117988B2
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JP
Japan
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asphalt composition
asphalt
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JP1073177A
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Kunihiko Matsui
Junnosuke Hayashi
Toshio Oka
Setsuo Inoe
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、下地が、き裂したり、温度変化に
より膨張、収縮をくりかえしおこしてもき裂の生
じない複合防水層をつくる複合防水工法に関する
ものである。 さらに詳しくは、この発明は、下地面にプライ
マーを塗布したのち、有機質または無機質の繊維
からなる織布または不織布もしくはフエルトから
なる基材層と、アスフアルト100重量部にゴム物
質10〜40重量部、熱可塑性樹脂1〜15重量部およ
び無機充填剤30〜70重量部を添加混合した混合物
にさらにイオウ0.03〜0.25重量部を添加混合し
て、120〜200℃で1〜5時間加熱して得られるア
スフアルト組成物層とが全面にわたつて積層され
ており、かつ基材層の一部にアスフアルト組成物
が含浸しており、厚みが0.3〜3mmである防水シ
ートをアスフアルト組成物層がプライマー塗布面
に接するように張付け、ついでその上に塗膜防水
材を塗布することを特徴とする複合防水工法に関
するものである。 従来、屋上、ベランダ、バルコニー、屋内など
のコンクリート下地面の防水工法としては、塗膜
防水工法とシート防水工法が知られている。塗膜
防水工法は、塗膜防水材を下地面に塗布して、シ
ームレスで不透水性の防水膜を形成する工法であ
る。この工法は、防水層に継ぎ目がなく、複雑な
形状の下地面での施工性が良く、施工が簡単であ
るが、反面、均一な厚みの防水塗膜が得がたく、
さらに、下地面と塗膜とが強固に接着しているの
で、下地にき裂や膨張、収縮が生じると、その応
力が直接塗膜に加わり、塗膜にき裂が生じ漏水が
起こるという欠点を有している。また、シート防
水工法は、よく伸びるシートを接着剤を用いて下
地面に張付け、不透水性の防水層を形成する工法
である。この工法は、下地にき裂や膨張、収縮が
生じてもシートはき裂しにくいが、反面、シート
とシートとの重ね部の接着がむつかしく、漏水の
大きな原因となりやすいという欠点を有してい
る。 そこで、これらの防水工法の有する欠点を改良
するために、下地面にプライマーを塗布したの
ち、下塗り塗膜防水材を塗布し、場合によりさら
にガラスクロス、不織布、加硫ゴムなどの補強材
を積層し、ついで上塗り塗膜防水材を塗布し、最
後に仕上げ塗料を塗布する塗膜防水工法が提案さ
れているが、この従来工法によつても、下地と塗
膜とが強固に接着しているので、下地にき裂や膨
張、収縮が生じるとその応力が直接塗膜に加わ
り、防水層にき裂が生じやすく満足すべきものと
はいえない。 そこで、上述のような欠点を有しない下地面の
塗膜防水工法について研究した結果、この発明に
到達した。 この発明の複合防水工法は、下地面にプライマ
ーを塗布したのち、基材層とアスフアルト組成物
層とが全面にわたつて積層されており、かつ基材
層の一部にアスフアルト組成物が含浸しており、
厚みが0.3〜3mmである防水シートをアスフアル
ト組成物層がプライマー塗布面に接するように張
付け、ついでその上に塗膜防水材を塗布すること
を特徴とするものである。 この発明の複合防水工法は、複合防水層の引張
強さや引裂強さが大きいので、また、アスフアル
ト組成物層が変形しやすいので下地にき裂や膨
張、収縮による応力が加わつても、アスフアルト
組成物層が変形してその応力を吸収するので、さ
らにまた、アスフアルト組成物層が変形しやすい
ため防水シートの基材面は平担になり、均一な厚
さの塗膜層が得られるので、下地にき裂や膨張、
収縮が生じても、塗膜層にき裂が生じず、また、
落下物等の外因により塗膜層に破損が発生しにく
く、たとえ破損が発生しても、下層のアスフアル
ト組成物層が下地プライマー塗布面に全面にわた
つて張付けられているので、破損部から漏れた水
がアスフアルト組成物層で遮断されるため、完全
な防水性能をもつ防水層を得ることができるとい
う特長を有している。 この発明においてプライマーとしては、アスフ
アルト系プライマー、ゴム系プライマー、熱可塑
性合成樹脂系プライマーまたは硬化型合成樹脂系
プライマーを使用することができる。アスフアル
ト系プライマーとしてはアスフアルトまたはゴム
混入アスフアルトを、ゴム系プライマーとしては
クロロプレンゴム、ブチルゴムのようなゴムを、
そして熱可塑性合成樹脂プライマーとしてはアク
リル樹脂、酢酸ビニル樹脂のような熱可塑性樹脂
を、各々、有機溶剤に溶かしたものや、エマルジ
ヨン化たものが挙げられる。また、硬化型合成樹
脂系プライマー用の樹脂としてはエポキシ樹脂や
タールエポキシ樹脂を挙げることができる。 次に、この発明において使用される防水シート
は、基材層とアスフアルト組成物層とが全面にわ
たつて積層されており、かつ基材層の一部にアス
フアルト組成物が含浸しており、厚みが0.3〜3
mmである防水シートであり、好ましくは、基材層
の厚みが0.1〜1.0mmであり、アスフアルト組成物
のみの層の厚みが0.1〜2.9mmであり、基材層の厚
みの10〜90%、特に30〜70%の部分にアスフアル
ト組成物が含浸しているように基材層とアスフア
ルト組成物層とが全面にわたつて積層されている
防水シートである。防水シートの厚みが上記下限
より小さいと、防水シートの防水性能が低下す
る。また、防水シートの厚みが上記上限より大き
いと、防水シート重ね合せ部分の厚みが厚くなり
すぎるので塗膜層を厚くする必要があり不経済で
ある。また、防水シートとしてアスフアルト組成
物層のみからなるシートを用いると、アスフアル
ト組成物層の引張強さや引裂強さが小さく、また
アスフアルト組成物層と塗膜層との接着力が小さ
いので十分な防水性能をもつ防水層が得られな
い。 防水シートの基材としては、有機質または無機
質の繊維から織布または不織布もしくはフエルト
のいずれでも使用できる。例えば、基材として石
綿、ガラス繊維、またはポリオレフイン系、ポリ
アミド系、ポリエステル系、ポリビニルアルコー
ル系などの繊維からなる織布または不織布もしく
はフエルトが用いられる。特に、基材として、ポ
リエステル系合成繊維、ポリプロピレン系合成繊
維またはポリビニルアルコール系合成繊維からな
る不織布が好ましい。 防水シートのアスフアルト組成物としては、ア
スフアルト100重量部にゴム物質10〜40重量部、
熱可塑性樹脂1〜15重量部および無機充填剤30〜
70重量部を添加混合した混合物にさらにイオウ
0.03〜0.25重量部を添加混合して、120〜200℃で
1〜5時間加熱することにより得られるアスフア
ルト組成物が好適に使用できる。アスフアルト組
成物のアスフアルトとしては、一般にアスフアル
トと呼ばれるもの、例えば天然アスフアルトおよ
びアスフアルタイトなどの天然に産するもの、な
らびにストレートアスフアルト、ブローンアスフ
アルトおよびカツトバツクアスフアルトなどの石
油アスフアルトを使用することができる。また、
前記のアスフアルトの混合物を使用することがで
きる。 アスフアルト組成物のゴム物質としては、天然
ゴム、合成ゴム、例えばポリブタジエン、ポリイ
ソプレン、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、S
−B−S型の熱可塑性弾性体といわれるスチレン
−ブタジエンブロツク共重合体、クロロプレンゴ
ム、イソプレン−イソブチレン共重合ゴム、エチ
レン−プロピレン共重合ゴムなどを使用すること
ができ、特に天然ゴム、シス−1・4−ポリブタ
ジエン、シス−1・4−ポリイソプレン、スチレ
ン−ブタジエン共重合ゴムが好適に使用できる。
そのムーニー粘度は30〜60ML1+4であることが好
ましい。 アスフアルト組成物の熱可塑性樹脂としては、
エチレン重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体、エチ
レン・アクリル酸メチル共重合体、ポリプロピレ
ン、ポリブテン−1、ポリ4−メチルペンテン−
1、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン
共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチ
レン共重合体、A−B−A型のスチレン−ブタジ
エンブロツク共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリア
クリロニトリルなどを使用することができ、特に
ポリエチレン、ポリプロピレンが好適に使用でき
る。 アスフアルト組成物の無機充填剤としては、炭
酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、無水ケイ
酸、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ク
レー、カーボンブラツクなどの粒子状無機充填
剤、および石綿、ガラス繊維などの繊維状無機充
填剤を使用することができる。前記の充填剤の1
種のみを使用してもよく、2種以上使用してもよ
く、繊維状無機充填剤を、全無機充填剤に対して
20重量%以上使用することが好ましい。 アスフアルト組成物のイオウとしては、一般に
ゴム加硫において使用されるものであればどのよ
うなイオウでも使用することができる。 アスフアルト組成物にはアスフアルト、ゴム物
質、熱可塑性樹脂、無機充填剤およびイオウ以外
に、一般にゴム配合で使われる有機配合剤、例え
ばプロセスオイル、ワセリン、セレシン、石油樹
脂、低分子ポリエチレン、低分子ポリプロピレ
ン、低分子ポリブタジエンなどの石油系軟化剤、
ステアリン酸、ラウリン酸、リシノール酸、パル
ミチン酸などの植物油系軟化剤、各種の可塑剤、
およびポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチ
レンなどの熱可塑性樹脂の繊維状物などを添加混
合することもできる。 この発明において使用される防水シートは、基
材とアスフアルト組成物とを公知の方法で、例え
ば、はり合わせロールを用いて120〜200℃で重ね
合わせることによつて得ることができる。 防水シートの上には、塗膜防水材としてポリウ
レン、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、シリコ
ーン、ポリサルフアイドのような合成ゴム系塗膜
防水材や、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル、
ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニルのよう
な合成樹脂系塗膜防水材を、それ自体公知の方法
で塗布すればよい。例えば、防水シートの上に下
塗りおよび上塗りを行つて、必要ならば最後にシ
ルバー塗料、カラー塗料などの仕上げ塗料を塗布
する方法が採用できる。 この発明に係る複合防水工法について以下に図
面を用いて説明する。図はこの発明の複合防水工
法の一実施例で得られた複合防水層の断面図であ
る。図において、複合防水層1は、下地2の表面
にプライマーを塗布してプライマー層3を形成し
たのち、アスフアルト組成物層4と基材層5とが
全面にわたつて積層されており、かつ基材層の一
部にアスフアルト組成物が含浸しており、アスフ
アルト組成物のみからなる層6、アスフアルト組
成物を含浸している基材の層7およびアスフアル
ト組成物を含浸していない基材の層8からなる、
厚みが0.3〜3mmである防水シートを、アスフア
ルト組成物層がプライマー塗布面に接するように
張り付ける。防水シートを人の手でシートの中心
部から端部の方向へと押し付け脱気を促進した
後、防水シートの施工に通常用いられているロー
ラーにより防水シートを充分に転圧してアスフア
ルト組成物層をプライマー塗布面に密着、接着さ
せる。ついでその上に下塗り塗膜防水材を塗布し
下塗り層10を形成し、さらに上塗り塗膜防止材
を塗布し上塗り層11を形成して塗膜層9を形成
し、最後に仕上塗料を塗布して仕上層12を形成
してつくられたものである。 次に、この発明の複合防水工法により得られた
複合防水層は、大きな引張強さと引裂強さを有
し、下地のき裂に対して大きい抵抗を有すること
を示すため、次の参考例および比較参考例を示
す。各例において部は重量部を示す。 参考例 1 き裂測定用試験片を以下のようにして作製し
た。 縦12cm×横20cm×厚さ8mmのJISA5410に規定
されている石綿セメント板2枚を、縦の辺が接す
るように突き合わせたのち、突き合わた石綿セメ
ント板の片面全部に、大協石油(株)製アスフアルト
プライマー(ナフサ溶液)を、プライマー層が
200g/m2になる割合で塗布し、25℃で24時間静置
してナフサを蒸発させた。一方、以下のようにし
て防水シートをつくつた。ブローンアスフアルト
(針入度15)33部およびストレートアスフアルト
(針入度90)155部の混合物(針入度76)、プロセ
スオイル(商品名;ESSOH−1)37部およびポ
リエチレン(メルトインデツクスM.I.25)20部を
500容量のビーカーに入れ、160℃に加熱し、均一
に撹拌混合し、次に高シス−1・4−ポリブタジ
エン(ムーニー粘度43ML1+4)とストレートアス
フアルト(針入度90)とからなりそれらの重量比
が2:1であるマスターバツチ42部を添加し、
160℃で均一に撹拌混合し、さらに炭酸カルシウ
ム55部、アスベスト(カナダケベツク州標準格付
7R)25部を加え撹拌し、最後に、イオウ0.2部を
加え、160℃で3時間撹拌を行なつて得たアスフ
アルト組成物を160℃に加熱し、このアスフアル
ト組成物と目付量が108g/m2である東洋紡(株)製不
織布(スパンボンドLAE4101C)とをはり合わせ
ロールを用いてはり合わせ、防水シートをつくつ
た。この防水シートはアスフアルト組成物を含浸
していない不織布層の厚みが0.18mmであり、アス
フアルト組成物を含浸している不織布の厚みが
0.13mmであり、アスフアルト組成物のみの層の厚
みが0.74mmであつた。この防水シートを縦10cm×
横30cmの矩形に切断して、アスフアルト組成物層
が石綿セメント板上のプライマー塗布面に接する
ように張付けた。ついで、防水シートが内に入る
ように縦10cm×横30cm×高さ3.0mmの内寸の型枠
を石綿セメント板の上においた。そして枠の内に
科研塗料(株)製ウレタン塗膜防水材(ウレシール
HU)の主剤と硬化剤とを重量比で1:1の割合
で均一に混合して得られるウレタン混合物を流し
こみ、定規でならし25℃で7日間養生した後、枠
を取りはずして試験片を作製した。 き裂測定は日本住宅公団規格の合成高分子ルー
フイングの品質判定基準試験方法に従つて以下の
ようにして測定した。 上記のようにして得られた試験片のウレタン塗
布面の、石綿セメント板の突き合わせ面の真上
に、中心線を引き、この線を中心にして両方に
2.5mm間隔の平行線を40本引き基準線とした。つ
いで東洋ボールドウイン(株)製引張試験機(テンシ
ロンUTM−1、500型)を用いて引張速度5mm/
minで石綿セメント板の突き合わせ面を離すよう
に引張つた。石綿セメント板のき裂幅が5mmのと
きの各基準線間の距離を測定し、下記の計算式に
従つて試験片の伸び率(%)を求めた。同様にし
て、石綿セメント板の裂幅が10mm、50mmの場合の
伸び率(%)を求めた。 伸び率(%)=l−2.5/2.5×100 ls;石綿セメント板のき裂幅がsmmのときのウ
レタン塗布面に引いた元の間隔が2.5mmである
各基準線間の距離の最大値(mm)。 また、石綿セメント板をさらに引張速度5mm/
minで引張つてウレタン塗布層が切断したときの
最大荷重を求めた。結果をまとめて第1表に示
す。 比較参考例 1 参考例1で用いたのと同じ種類と大きさの石綿
セメント板2枚を参考例1と同様に突き合わせた
石綿セメント板の片面全部に、科研塗料(株)製ウレ
タン用プライマー(リツチプライマーM−213)
の主剤と硬化剤とを重量比で2:1の割合で均一
に混合して得られるウレタン用プライマー混合物
を、200g/m2になる割合で塗布し、25℃で3時間
静置した。ついで、縦10cm×横30cm×高さ3.0mm
の内寸の型枠を、石綿セメント板の縦の辺と枠の
縦の辺が平行となるように石綿セメント板の中央
においた。そして枠の内に参考例1で用いたのと
同じ組成のウレタン混合物を流しこみ、定規でな
らし25℃で7日間養生した後、枠を取りはずして
試験片を作製した。この試験片を参考例1と同様
にして測定した結果を第1表に示す。
【表】 (注) ウレタン塗膜層にき裂が発生し切断した。
参考例 2 複合防水層の引張強さおよび引裂強さを測定す
るための試験片を以下のようにして作製した。こ
の場合、アスフアルトプライマーは引張強さおよ
び引裂強さが無視できる程小さいのでアスフアル
トプライマーを除いた試験片を作製した。 参考例1で用いたのと同じ防水シートを25cm×
25cmの正方形に切断して、基材面を上にして剥離
紙上に置き、25cm×25cm×高さ3.0mmの内寸の型
枠をはめた。そして枠の内に参考例1で用いたの
と同じ組成のウレタン混合物を流しこみ、定規で
ならし25℃で7日間養生した後、枠を取りはずし
て厚み3mmのシートを製造した。このシートか
ら、JISK6301に規定されている1号ダンベルの
ものを打ち抜いて引張試験片を作製した。また、
上記シートから、JISK6301に規定されているB
型ダンベルの形状のものを打ち抜いて引裂試験片
を作製した。 引張試験および引裂試験を以下のようにして行
なつた。 上記の引張試験片をJASS8に基づき、参考例1
で用いたと同じ引張試験機を用いてチヤツク間60
cm、引張速度50mm/minで引張つて引張試験を行
なつた。得られた引張強さおよび最大荷重時の伸
び(伸び部分の長さの元の長さに対する割合で示
す。以下同じ)を第2表に示す。 また前記の引裂試験片をJISA6009に基づき、
引張試験で用いたのと同じ試験機を用いて引裂速
度200mm/minで引裂いて引裂試験を行なつた。得
られた引裂強さの結果を第2表に示す。 比較参考例 2 離型紙上においた25cm×25cm×高さ3.0mmの内
寸の型枠の内に参考例1で用いたのと同じ組成の
ウレタン混合物を流しこみ、定規でならし25℃で
7日間養生した後、離型紙および型枠を取りはず
して厚み3mmのウレタンシートを製造した。この
シートから参考例2と同様にして引張試験片およ
び引裂試験片を作製し、参考例2と同様にして引
張試験および引裂試験を行なつた。得られた結果
を第2表に示す。
【表】 次にこの発明の複合防水工法の実施例を示す。 実施例 1m×3mのコンクリート床の上に、参考例1
で用いたのと同じ種類のアスフアルトプライマー
を、プライマー層が200g/m2になる割合で塗布し
た。24時間後参考例1で用いた防水シート(1m
×3mの矩形)をアスフアルト組成物層がプライ
マー塗布面に接するように張付けた。ついで、参
考例1で用いたのと同じ種類の塗膜防水材である
ウレタン混合物を、1Kg/m2の割合で塗布して下
塗り層を形成し、15時間後同じウレタン混合物を
1Kg/m2の割合で塗布して上塗り層を形成したの
ち、7日間養生して複合防水層をつくつた。この
複合防水層には1ケ月後でも、ひび割れは全く生
じなかつた。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の複合防水工法の一実施例で得
られた複合防水層の断面図である。 1は複合防水層、2は下地、3はプライマー
層、4はアスフアルト組成物層、5は基材層、6
はアスフアルト組成物のみからなる層、7はアス
フアルト組成物を含浸している基材の層、8はア
スフアルト組成物を含浸していない基材の層、9
は塗膜層、10は下塗り層、11は上塗り層、1
2は仕上層を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下地面にプライマーを塗布したのち、有機質
    または無機質の繊維からなる織布または不織布も
    しくはフエルトからなる基材層と、アスフアルト
    100重量部にゴム物質10〜40重量部、熱可塑性樹
    脂1〜15重量部および無機充填剤30〜70重量部を
    添加混合した混合物にさらにイオウ0.03〜0.25重
    量部を添加混合して、120〜200℃で1〜5時間加
    熱して得られるアスフアルト組成物層とが全面に
    わたつて積層されており、かつ基材層の一部にア
    スフアルト組成物が含浸しており、厚みが0.3〜
    3mmである防水シートをアスフアルト組成物層が
    プライマー塗布面に接するように張付け、ついで
    その上に塗膜防水材を塗布することを特徴とする
    複合防水工法。 2 基材がポリエステル系合成繊維、ポリプロピ
    レン系合成繊維またはポリビニルアルコール系合
    成繊維からなる不織布である特許請求の範囲第1
    項記載の工法。
JP1073177A 1977-02-04 1977-02-04 Method of executing composite waterrproof Granted JPS5397228A (en)

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KR101045106B1 (ko) * 2010-11-17 2011-06-29 (주)동화종합건축사사무소 초속경화형 복합방수 시스템

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