JPS62186865A - 改良された血液浄化膜及びその製造方法 - Google Patents

改良された血液浄化膜及びその製造方法

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JPS62186865A
JPS62186865A JP61026873A JP2687386A JPS62186865A JP S62186865 A JPS62186865 A JP S62186865A JP 61026873 A JP61026873 A JP 61026873A JP 2687386 A JP2687386 A JP 2687386A JP S62186865 A JPS62186865 A JP S62186865A
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blood purification
vinyl monomer
side chain
purification membrane
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和夫 今村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、改良された再生セルロース製血液浄化膜及び
その製造方法に関する。更に詳しくは、血液に対する適
合性が改良された再生セルロース製血液浄化膜及びその
製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、腎不全患者に対する人工透析療法は、透析器、透
析装置、及び透析技術の進歩に支えられて長足の発展を
遂げ、腎不全患者の延命、社会復帰に大きな役割を果た
している、こうした人工透析療法の発展の中で、再生セ
ルロース膜とりわけ銅アンモニウム法再生セルロース暎
の果たした役割は大きく、過去現在に渡って透析療法の
過半は、これら鋼アンモニウム法再生セルロース[?用
いて行われている。これは、該嗅が透析性能において優
れていると共に、長年の実績によって裏付けられた高い
安全性を有しているからに他ならない。
しかしながら、この様な透析療法の発展にもか力めらず
、種々の問題が未解決で残されている。
例えば、透析時に抗凝固剤が長期大量投与され、そのた
めに生じると考えられる(1々の副作用の問題、ま念、
透析患者の臨床症状との対応は明らかにされていないが
、補体成分が活性化され一部消費される現象や透析時の
白血球が一時的に低下する現象(ロイコペニア)即ち、
透析初期に白血球数が減少し、開始後15〜20分に最
も顕著になるが、約1時間後に出発値に回復するという
現象等がある。
かかる問題や現象に対して、ポリメチルメタアクリレー
ト、ポリアクリロニトリル、ポリ(エチレン−ビニルア
ルコール)等の合成高分子嘆け、比較的軽微な面がある
が1機械的強度が弱くピンホールが発生しやすいこと、
耐熱性が充分でないため滅菌法が限定されること、及び
性能のバランス、即ち透水率と物質透過率のバランスが
悪くその使用方法が特定されるといった欠点がある。
また、再生セルロース膜表面を改質することが提案され
ている。例えば、膜表面をヘパリン化し、抗血栓性を付
与する方法が、USP3.616.935や特開昭51
−194等で提案されているが%まだ満足すべき結果が
得られず、ま念コストも割高に々る念め実用化されてい
ない。またロイコペニア現象の軽減については、最近、
再生セルロース膜に脂溶性ビタミンをコーティングした
膜(I!5開昭60−80.462等)やポリマー酸を
化学結合させた幌(特開昭60−118.203)が、
開示されているが、前者ではコーテイング膜の安定性が
問題であり、後者では工程が複雑でコストが割高になる
欠点全方している。
そこで、本発明者らは、さきに再生セルロース膜の血液
と接触する表面に2−ヒドロキシエチルメタクリレート
のホモポリマーまたは2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ートと他のビニル単量体とのコポリマーがコーティング
されていることを特徴とする再生セルロース製の血液浄
化膜及びその製造方法を提案した(特開昭59−2n3
.565)。
しかしながら、これらの膜では、高湿雰囲気下で長期間
保存すると、改良した血液に対する適合性が次第に喪失
していく現象が見られた。
〔発明が解決し、ようとすゐ問題点〕
上記の情況を鑑み1本発明は1gkれた透析性能を撰な
う事なく再生セルロース膜表面を改良することによシ、
血液に対する適合性が改良された、ν0ち、ロイコベニ
ア現象及び補体の活性化現象が軽減され、しかもその改
良された性能の安定性に優れた再生セルロース襄の血液
浄化膜及びその製造方法を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の問題点は、再生セルロース膜の血液と接触する膜
面に、側鎖にアミノ基を有する塩基性ビニル単量体と側
鎖にポリアルキレングリコール鎖を有するビニル単量体
を必須成分とする高分子物質がコーティングされている
ことを特徴とする再生セルμmス裂の血液浄化膜によっ
て解決される。
この血液浄化膜は、側鎖にアミノ基ひ有する塩基性ビニ
ル単量体と側鎖にポリアルキレングリコール鎖會有する
ビニル単量体を必須成分とする高分子物質を有機m液に
峙解させ、得られるポリマー溶液を再生セルロースmに
付与1−た後、過剰のポリマーm液を除去し、次いで上
記高分子物質?再生セルロース膜に固定することを特徴
とする方法によって製造される。
大発明で用いられる「再生セルロース」とは、天然セル
ロースを一旦rヒ学的あるいは物理的に変化させた後再
生したものであって、例えば、銅アンモニア法再生セル
ロース、ビスコースレーヨン、セルロースエステルをケ
ン化したもの等が自まれるが、透析性絆及び畏年の実績
によシ裏付けられた高い安全性等から銅アンモニア法再
生セルロースが好ましい。
再生セルロースの形状は、千模または中空糸嘆等何れの
形状に成型され念ものも用いる事ができるが、血液浄化
膜としての汎用性から中空糸IWが好ましい。
側鎖にアミノ基を有する塩基性ビニル単量体としては、
濱1級アミノ基、第2級アミノ基、fs3級アミノ基を
有するビニル単量体が含まれる。このようなビニル単量
体としては、例えば、側鎖にアミノ基を有するアクリル
酸誘導体、メタアクリル酸誘導体、アクリル酸アミド誘
導体、及びメタアクリル酸アミド誘導体、側鎖にピリジ
ル基、イミダゾリニル基等の含窒素芳香環基を有するビ
ニル化合物、及びアミノ基で置換され念スチレン誘導体
等が用いられる0また、クロロメチルスチレンのように
重合後、アミノ化することによってアミノ基が導入でき
る単量体を代用することも可能である。これらビニル単
量体の中で、ポ3級アミノ基を有するビニル単量体が特
に好ましく、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエ
チルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノプロピ
ルアクリレート、ジエチルアミノプロビルアクリレート
、3−ジメチルアミノ−2−ヒドロオキシプロピルアク
リレート、3−ジエチルアミノ−2−ヒドロオキシプロ
ピルアクリレート、N−ジメチルアミノエチルアクリル
酸アミド、N−ジエチルアミノエチルアクリル酸アミド
、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート、ジメチルアミノプロピルメタ
クリレート、ジエチルアミノプロビルメタクリレート、
3−ジメチルアミノ−2−ヒドロオキシプロピルメタク
リレート、3−ジエチルアミノ−2−ヒドロオキシプロ
ピルメタクリレート、N−ジエチルアミノエチルメタア
クリル酸アミド、N−ジエチルアミノエチルメタアクリ
ル酸アミド、及び次式%式% スチレン訪導体が好んで用いられる。
このようなビニル単量体Fi、本発明で用いる高分子物
質の必須な成分であ、9,0.1重量%以上含まれてい
ることが好ましく、1重量%以上含まれていることがよ
シ好ましい。
側鎖にポリアルキレングリコール鎖を有するビニル単量
体として、そのポリアルキレングリコール鎖が、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、および
ポリブチレングリ;−ルから選ばれ、その末端がヒドロ
オキシ基、メトキシ基、まタハエトキシ基であるビニル
単量体を用いることかできる。従りて、このようなとニ
ル単量体としては、次式に示される。
CH,=C−R。
■ Co、 −Y −R。
R,HまたはCH8 R,= Hま友は0H3 Y=−にH,CHz O)m−−またr6CH。
アクリル酸又はメタアクリル酸の誘導体を用いる事がで
きる。ポリアルキレングリコール鎖の鎖長(上式でのn
、rn)は2〜1000の範囲が好ましく、2〜200
の範囲が特に好ましい。
高分子物質中、上記側鎖にポリアルキレングリコール鎖
を有するビニル単量体の含有量は0.5〜50重量%の
範囲にあることが望ましく、1〜50重量%の範囲にあ
ることが特に好ましい。
本発明で用いる高分子物質は、上記側鎖にアミノ基を有
する塩基性ビニル単量体と側鎖にポリアルキレングリコ
ール鎖を有するビニル単量体とを必須成分とするが、構
成成分として、N−ビニルピロリドン、アルキルアクリ
ル酸エステル、アルキルメタアクリル酸エステル、N−
アルキルアクリル酸アミド、及びN−フルキルメタアク
リル酸丁ミドから選ばれる少なくとも1種以上のビニル
単量体を含有させることが好ましい。アルキルアクリル
酸エステル、アルキルメタアクリル酸エステル、N−ア
ルキルアクリル酸アミド、及びN−アルキルメタアクリ
ル酸アミドとしては、アルキル基の炭素数が1〜12個
であるビニル単量体が好んで用いられる。
上記ビニル単量体を公知のラジカル重合、イオン重合等
の方法で重合することによって、本発明で用いる高分子
物質は容易に得られ、単独または2S以上混合して用い
られる。
再生セルロース膜にコーティングされる高分子物質の量
は、50〜50rlOppm 、好1しくは。
70〜11000pp である。50ppm  よりも
少ない場合には血液適合性の改良効果が充分でなく、5
000ppm  よυも多い場合には透析性能が低下す
ることになるため好−ましくない。
上述のような薄論を形成させるため、本発明では、後述
するポリマー溶液として、高分子物質が0、nl 〜5
i量/容量%(以下r *w / v%」と記載する)
ff!解されていることが望ましい。
本発明では、上記高分子物質の1種以上を再生セルロー
ス膜にコーティングするために、まず、該高分子物質を
有機溶媒に均一に溶解させ、得られるポリマーm液を再
生セルロース膜に付与することが行われる。付与の仕方
としては、ポリマー溶液に再生セルロースII?浸漬す
る方法、ポリマー溶液を再生セルロース膜に塗布する方
法、中空糸の場合にはポリマー溶液を流通させる方法等
のように%溶液状態で該高分子物質を再生セルロース膜
に接触させ、該高分子物質の付着或いは吸着を起させる
方法が採用される。
本発明では、コーティングの際用いられる有機溶媒(以
下、「コーティング溶媒」という)としては、基本的に
はコーティングする高分子物質を溶解しうる溶媒であれ
ば、全て利用できる。後述する高分子物質の固定のしや
すさ、除去のしやすさ、微量に残留した場合の安全性等
を考慮して選択される。本発明では、コーティング溶媒
として、メタノール、エタノール等の低級フルコール、
アセトン、酢酸エチル、及びトリクロロフルオロエタン
、1,1.2−トリクロロ−1,2,2−)リフルオロ
エタン、1,1,2.2−テトラクロロ−1,2−ジフ
ルオロエタン等の塩化弗化炭化水素等が好んで用いられ
、特にトリクロロフルオロエタン、1,1.2−)リク
ロロー1.2.2−トリフルオロエタン、1,1,2.
2−テトラクロロ−1,2−ジフルオロエタンからなる
塩化弗化炭化水素の1種以上の溶媒にエタノールを0〜
100%混合した溶媒が好んで採用される。
再生セルロース膜にポリマー溶液を付与した後、過剰の
ポリマー溶液?膜面から除去する0この操作が適切に行
われないと、コーティング層に厚み斑が生じ、性能のバ
ラツキの原因となるとともに使用時におけるコーティン
グ層の脱落の危険性も生じる。この除去操作は、遠心分
離機等遠心力を利用した方法、加圧送風または吸引等風
力を利用した方法、及び吸い取シ紙等で溶液を吸引する
方法等の通常の方法によって行われる〇 再生セルロース膜面への高分子物質の固定は、コーティ
ング靜媒を除去することによって行われる。コーティン
グ溶媒が揮発性の場合、真空乾燥、通風乾燥、加熱乾燥
等の方法が用いることができる。コーティング溶媒が比
較的高沸点の場合、必要に応じてポリマーを含まない該
溶媒で洗浄した後、該溶媒と相溶性の良い揮発性有機酸
媒で洗浄し、上記と同様な乾燥の方法が用いられる。
コーティング層の均一性を高めるためには、上述した膜
面へのポリマー溶液の付与、過剰の溶液の除去、及び高
分子物質の固定までの処理を2回以上繰り返すことが好
ましい。さらに、次に述べる熱処理までを含めて2回以
上繰シ返すことにより、コーティング層の均一性は一層
高められる。
高分子物質の固定には、コーティング溶媒の除去後、熱
処理操作を加えゐことが好ましい。熱処理は、高分子物
質の固定を確実にし、コーティング層の脱落を防止する
とともに、よ)高い血液適合性?得るために有効である
0熱処理は、50〜150℃の範囲で行うことが好まし
く、70〜130℃の範囲で行うことがさらに好ましい
。熱処理の方法として、乾燥加熱、蒸気加熱のいずれも
使用可能であり、高周波加熱、遠赤外加熱等の方法も有
効である。熱処理の時間は、得られる効果とのかねあい
で設定しなければならないが、通常は数十秒以上数時間
以下であシ、好ましくは1分〜60分の範囲である○蒸
気滅菌を行う場合には、上記の熱処理を行わなくても十
分な効製の得られる場合もある。
以上の製造方法は、血液と接触するコーティングされる
べき膜面が中空糸等の内面であっても外面であっても同
様に適応できる。また、中空糸等が透析器に組み込まれ
ている場合にも適応できる。
〔実施例〕
次に、実施例くよシ太発明の内容をさらに詳細に述べる
尚、以下の実施例中に記載されているin+j定項目は
、各々次の方法で測定したものである。
(1)透水量 100本の中空糸フィラメントの束の両端を接着剤で固
定したモジュール全作り、糸の内部に水を満たし几後1
片端全閉じ、開口端より200mmHgの圧力をかけな
がら水を入れ、単位時間車りの透水量を測定する0フィ
ラメントの模面積は、内径、及びモジエールの有効長を
測って計算により求める。
(2)クリアランス (1)と同様のモジエールを作り、水の代りに尿素のl
 OOppm 水溶液、ま′fCはビタミンB−12(
VB+2)の100 ppm水溶液を用いて(1)と同
様の方法で透析液中の濃度を分光光度計による吸光度よ
り求めて、次式よシフリアランスを計算する。
クリアランス= (透析前の濃度) (3)補体消費率 血清1m1Aす80−の表面積になるように再生セルロ
ース@を投入し、37℃で1時間振盪した後、血清中の
補体価をメイヤー等の方法(Experimental
 1mmunochemlstry、p133゜Tho
mas 1961 )により50%鼎血補体価にH2O
)で求め、コントロールからの低下を補体消費率で表わ
す。
ま念、以下実施例でのコポリマー及び溶媒の組成比は重
量化で表現した。
実施例1 乾燥した鋼アンモニア法再生セルロース製中空糸(内径
200μm1膜厚13ztm)の束(中空   。
糸本数10.OQO本、長さ30の)f1ポリ(ジエチ
ルアミノエチルメタクリレ−トートキシポリエチレング
リコール(重合度=23)メタクリレート)(組成比=
95:5)をエタノール溶媒に、0.05w/v%溶解
したポリマーm液に、室温で約10分間浸漬した後、遠
心分離機で過剰の溶液を除去し、次いで真空乾燥機の中
で40℃−750mmHgの条件で1時間乾燥した。そ
の後、この束を乾熱乾燥機中で120℃、10分間処理
した。
側】表に、コーティング処理を行った中空糸と未処理の
中空糸について透析性能及び神体消費率?測定した結果
を示す。
第1表 実施例2,3.4 ポリマーとして、ポリ(ジメチルアミノエチルメタクリ
レート−メトキシポリエチレングリコール(重合度=2
3)メタクリレート)(組成比=95:5)(実施例2
)、ポリ(3−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート−メトキシポリエチレングリコール(
重合度=23)メタクリレート)(組成比=95:5)
(実施例3)及びポリ(ジメチルアミノエチルメタクリ
レート−メトキシポリエチレングリコール(重合度=9
0)メタクリレート)(組成比=95:5)(実施例4
)を用いt他は実施例1と同様にコーティング処理を行
った。得られた中空糸の透析性能及び補体消費率を測定
した結果を第2表に示す。
実施例5,6.7 ポリマー溶液として、ポリ(エチルメタクリレート−ジ
メチルアミノエチルメタクリレート−メトキシポリエチ
レングリコール(重合度=23)メタクリレート)(組
成比=85:10:5)(実施例5)、ポリ(エチルメ
タクリレート−ジエチルアミノエチルメタクリレート−
メトキシポリエチレングリコール(重合度=23)メタ
クリレート)(組成比=85:10:5)(実施例6)
及びポリ(ブチルメタクリレート−ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート−メトキシポリエチレングリコール(
重合度=23)メタクリレート)(組成比=85:10
:5)(実施例7)?それぞれ1,1.2−トリクロロ
−1,2,2−)リフルオロエタン/エタノール溶媒(
組成比=96:4)に0.05 w/ vチ溶解し之ポ
リマー溶液全用いた他は実施例1と同様にコーティング
処理を行った。得られ念中空糸の透析性能及び補体消費
率を測定した結果を第3表に示す。
第3表 実施例8,9.10 ポリマー溶液として、ポリ(エチルメタクリレート−ジ
メチルアミノエチルメタクリレート−メトキシポリエチ
レングリコール(重合度=23)メタクリレート)(組
成比=85:10:5)′f%1.1.2−)リクロロ
ー1.2.2−トリフルオロエタン/エタノール溶媒(
組成比=96 :4 )に0.01w/v%(実施例8
)、0.1 w / v%(実施例9)及び0.5 w
/ vチ(実施例10)に溶鮮し念ポリマー溶液を用い
念他は実施例1と同様にコーティング処理を行フた0得
られた中空糸の透析性能及び補体消費率を測定した結果
を箒4表に示す。
実施例11.12.13 組成比が、89:10:1(実施例11)、80:IQ
:10(実施例12)及び50:45:5(実施例13
)であるポリ(メチルメタクリレート−ジメチルアミノ
エチルメタクリレート−メトキシポリエチレングリコー
ル(重合度=23)メタクリレート)を1.1.2−)
リクロロ−1゜2.2−)リフルオロエタン/エタノー
ル溶媒(組成ルミ80:20)にO,n 5 w/ v
%溶解したポリマー溶液を用いた他は実施例1と同様に
コーティング処理を行った。得られた中空糸の透析性能
及び補体消費率を測定した結果を第5表に示すC 実施例14,15.16 ポリマーとしてポリ(メチルメタ、クリレート−ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート−メトキシポリエチレン
グリコール(重合度=9)メタクリレート)(組成比=
85:10:5)(実施例]4)、ポリ(メチルメタク
リレート−ジメチルアミノエチルメタクリレート−メト
キシポリエチレングリコール(重合71(=90)メタ
クリレート)(組成比=85:10:5)(実施例15
)、及びポリ(メチルメタクリレート−ジメチルアミノ
エチルメタクリレート−ポリプロピレングリコール(重
合度=12)メタクリレート)(組成比=85:1n:
5)(実施例16)を用い、これらを1゜1.2−)リ
クロロー1.2.2−トリフルオロエタン/エタノール
溶媒(組成比=80:20)K O,05w/ v%溶
解したポリマー溶液を用いた他は実施例1と同様にコー
ティング処理を行った。
得られた中空糸の透析性能及び補体消費率を測定した結
果を館6表に示す〇 以下余白 第6表 実施例17 実施例1,5.12で得られた中空糸及び未処理の中空
糸をそれぞれ透析器に組み込み、犬による体外循環を行
った。犬は体重的10に9のピーグル大を用い、頚部に
造設したシ々ントから100m1.ifnの血流をとっ
て透析器血液側に流した。
なお、体外循環に先立って生理食塩水で透析器内を洗浄
した後、ヘパリン60(IOU/l含有の生理食塩水で
透析器及び血液回路内を充填し、その後血液の循環を開
始し7toどの透析器を用いても白血球数は透析開始後
約5ないし30分の間で最小値?とる0透析直前の値を
100としてこの最小値を求めた結果を第7表に示す。
実施例18 中空糸が組み込まれた透析器の血液側に、組成比がss
:xn:sであるポリ(エチルメタクリレ−1・−ジメ
チルアミノエチルメタクリレート−メトキシポリエチレ
ングリコール(重合f=23)メタクリレート)を、1
,1.2−)リクロロー1 、212− ) IJフル
オqエタン/エタノール溶媒(組成比=96:4)に0
.1 w/ vチ溶解させたポリマー溶液をI OOm
l/minの流速で10分間流通させたのち、乾燥空気
を血液側に送風し。
過剰のポリマー溶液を除去した。このポリマーm液の流
通及び乾燥空気の送風を3回繰り返した後、130℃に
加熱した空気をやけり血液側に送風し、ポリマーの固定
を行った。
こうして得られた透析器を用いて実施例29と同様に犬
を用いて体外循環した結果、透析直前の値を100とし
た場合、白血球の最小値は88であ一5″fi−O sAm例19 実施例1〜17で得られ念コーティング処理の中空糸を
湿度60〜80チ、温度25〜27℃の恒温恒温の9内
に6ケ月放置したのち、補体消費率を測定した0実施例
1〜17の結果と比較【、て有意差Fi認めらハなかっ
た口 これに対してポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト)の0.05 w / v %エタノール溶液を用い
て実施例1と同様にコーティング処理した中空糸の場合
、補体消費率は初期18%であるが、上記恒温恒湿の室
内に6ケ月放置後は、35%にすて低下していた口 〔発明の効果〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、再生セルロース膜の血液と接触する膜面に、側鎖に
    アミノ基を有する塩基性ビニル単量体と側鎖にポリアル
    キレングリコール鎖を有するビニル単量体を必須成分と
    する高分子物質が、コーティングされていることを特徴
    とする再生セルロース製の血液浄化膜。 2、高分子物質が、側鎖にアミノ基を有する塩基性ビニ
    ル単量体と側鎖にポリアルキレングリコール鎖を有する
    ビニル単量体とのコポリマーであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の再生セルロース製の血液浄化
    膜。 3、高分子物質が、側鎖にアミノ基を有する塩基性ビニ
    ル単量体と、側鎖にポリアルキレングリコール鎖を有す
    るビニル単量体と、N−ビニルピロリドン、アルキルア
    クリル酸エステル、アルキルメタアクリル酸エステル、
    N−アルキルアクリル酸アミド、及びN−アルキルメタ
    アクリル酸アミドから選ばれる少なくとも1種以上のビ
    ニル単量体とのコポリマーであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の再生セルロース製の血液浄化膜
    。 4、アルキルアクリル酸エステル、アルキルメタアクリ
    ル酸エステル、N−アルキルアクリル酸アミド、及びN
    −アルキルメタアクリル酸アミドにおいて、アルキル基
    の炭素数が1〜12であることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項記載の再生セルロース製の血液浄化膜。 5、高分子物質が、側鎖にアミノ基を有する塩基性ビニ
    ル単量体を0.1重量%以上含有することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の再生セルロース製の血液浄
    化膜。 6、高分子物質が、側鎖にポリアルキレングリコール鎖
    を有するビニル単量体を0.5〜50重量%の範囲で含
    有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の再
    生セルロース製の血液浄化膜。 7、側鎖にアミノ基を有する塩基性ビニル単量体が、側
    鎖に第3級アミノ基を有するアクリル酸誘導体、メタア
    クリル酸誘導体、アクリル酸アミド誘導体、メタアクリ
    ル酸アミド誘導体、またはスチレン誘導体であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の再生セルロース
    製の血液浄化膜。 8、側鎖にポリアルキレングリコール鎖を有するビニル
    単量体が、アクリル酸またはメタアクリル酸のポリアル
    キレングリコールエステルであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の再生セルロース製の血液浄化膜
    。 9、側鎖にポリアルキレングリコール鎖を有するビニル
    単量体において、ポリアルキレングリコール鎖が、重合
    度2〜200のポリエチレングリコールまたはポリプロ
    ピレングリコールであり、その末端がヒドロオキシ基、
    メトキシ基、またはエトキシ基であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の再生セルロース製の血液浄
    化膜。 10、高分子物質が、再生セルロース膜に対して、50
    〜5000ppmコーティングされていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の再生セルロース製の血
    液浄化膜。 11、再生セルロース膜の形状が、中空糸であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の再生セルロース
    製の血液浄化膜。 12、側鎖にアミノ基を有する塩基性ビニル単量体と側
    鎖にポリアルキレングリコール鎖を有するビニル単量体
    を必須成分とする高分子物質を有機溶媒に溶解させ、得
    られるポリマー溶液を再生セルロース膜に付与した後、
    過剰のポリマー溶液を除去し、次いで上記高分子物質を
    再生セルロース膜に固定することを特徴とする再生セル
    ロース製血液浄化膜の製造方法。 13、高分子物質が、ポリマー溶液に0.01〜5重量
    /容量%の濃度で溶解されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第12項記載の再生セルロース製血液浄化膜
    の製造方法。 14、ポリマー溶液の付与、過剰ポリマー溶液の除去、
    及び高分子物質の固定の一連の操作を2回以上繰り返す
    ことを特徴とする特許請求の範囲第12項記載の再生セ
    ルロース製血液浄化膜の製造方法。 15、有機溶媒として、トリクロロフルオロメタン、1
    ,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタ
    ン、1,1,2,2−テトラクロロ−1,2−ジフルオ
    ロエタンからなる塩化弗化炭化水素の1種以上の溶媒に
    0〜100%エタノールを混合した溶媒を用いることを
    特徴とする特許請求の範囲第12項記載の再生セルロー
    ス製血液浄化膜の製造方法。 16、高分子物質の固定を、コーティング溶媒の除去及
    びそれに続く50〜150℃の範囲の熱処理により行う
    ことを特徴とする特許請求の範囲第12項記載の再生セ
    ルロース製血液浄化膜の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0824602A (ja) * 1994-07-08 1996-01-30 Chikyu Kankyo Sangyo Gijutsu Kenkyu Kiko 表面改質気体分離膜及びその製造方法
JP2006124714A (ja) * 1992-09-29 2006-05-18 Toray Ind Inc 耐汚染性材料および耐汚染性半透膜

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