JPS62185935A - 下水道等のヘドロ回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、下水道内等に沈積したヘドロ等の泥状粘結
物を回収するための装置に関する。

従来技術及びその問題点 従来、下水道内等に沈積したヘドロ等を回収するために
は、前記ヘドロ等が下水道内等において固化しているこ
とが・多いため、下水道内にジェットノズルを導入して
前記ノズルからジェット状に水を噴出させて、固化して
いるヘドロをまず流動状態にすることが必要である。

このため、従来はヘドロ等を回収しようとする現場には
、少くとも水を供給するための車輌と、ヘドロを回収す
るための車輌が別途に待機している必要があり、しかも
、通常、水の消費量が多くなるため、追加的車輌によっ
て水を補給することが必要になるとともに、流動状態で
回収されたヘドロは水を含むことによって容積が極めて
増大している（水が８５％（らいを占める）ため、これ
を車輌に回収しても、すぐにタンクが満たんの状態とな
って、ヘドロの回収のために更に追加的車輌を必要とす
るという問題があった。

問題点を解決するための手段及び作用 この発明は、ヘドロ回収ホースが接続されたヘドロ回収
タンクをフィルタースクリーンによってヘト６室と水室
に分割し、前記水室を更に２次汚水タンクに接続し、前
記汚水タンクを水封式ポンプを介して浄水タンクに接続
し、前記浄水タンク内の水をポンプを介してジェットノ
ズルから噴出させるようにすることにより、前記問題点
を解決した。

本発明においては、ジェットノズルから噴出された水は
、固化されたヘドロを流動状態にする。ヘドロ回収ホー
スは、水とともに流動化したヘドロをヘドロ回収タンク
に吸引し、このヘドロ回収タンクに吸引された水は再び
フィルターを介して浄化されて、汚水タンクを経て更に
浄水タンクに送られて最終的にジェットノズルから噴出
させられるのであるから、装置内において、水が循環し
て用いられるので、従来の水の供給に関する問題が解決
されるばかりでなく、ヘドロの回収作業が進むにつれて
、ヘドロ回収タンクのヘドロ室には、水分が次第に除か
れた濃度の高いヘドロが次第に蓄積していくので、本発
明の装置が一台現場に存在するだけで極めて効率良くヘ
ドロの回収を行うことができる。

実　　施　　例 以下、添付図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

図面において符号１はジェットノズル、２はヘドロの回
収ホース、３はヘドロ回収タンクであり、フィルタース
クリーン４を介して右側のヘドロ室３′と左側の水室３
″とに分割されている。フィルタースクリーン４は、下
側は大のない板状であり、上側は水を通す穴を多数あけ
たものであればよい。

左側の水室３“は、フィルター５を介して管路５′によ
って２次汚水タンク６に接続されている。

この２次汚水クンクロの下側はファイナルフィルター７
を介して、上側は管路７′を介して水封式ポンプ８に接
続されている。水封式ポンプ８ば、インペラで水を循環
させて遠心力で水を外側にとばし空気を中に圧縮して真
空を発生するポンプであり、空気と水の吸引を同時に行
なうものである。

水封式ポンプ８の出力は浄水タンク９に接続されている
。

そして、浄水タンク９内にある水はプランジャーポンプ
ｌＯから高圧ホース１１を経てジェットノズルＩから噴
出する。

家庭からの排水が流れ込む下水道の場合、下水道内には
当然水があるので、回収タンク３は空の状態で、２つの
タンク６と９だけに水を入れて現場に行く。

そして、まず、回収ホース２をマンホールＭから下水道
Ｓ内に入れて、水封式ポンプ８を作動させる。

回収タンク３は上述のとおり空であるから、ポンプ８は
管路５′を介してタンク３内の空気と、フィルター７を
通してタンク６内の水を吸引してタンク９に送り込む。

これにより、タンク３内に真空が発生して回収ホース２
からヘドロと水がタンク３に吸い上げられる。

このようにして、フィルタスクリーン４を通って水が水
室３“に溜まっていき、一定の水位になると、水位計１
２が作動して、例えば、図が知られ、プランジャーポン
プｌＯから水を噴出させる用意ができたことになるゆタ
ンク６と９は管路１３によりつながっているので、それ
迄に、ポンプ８によりタンク９に送り込まれた水は管路
１３からタンク６に戻される。

次に、ジェットノズルｌを下水道Ｓ内に導入してプラン
ジャーポンプＩＯを作動させて水をジェットノズル１の
先から噴出させる。

ジェットノズル１はジェットの推進力により前方に進ん
で行き、下水道内のヘドロは流動化されてマンホールＭ
の下側方向に流されてくる。

水封式ポンプ８の水を送り出す能力はプランジャーポン
プｌＯのそれと同じにしであるので、流出した水と同量
の水が絶えず浄水タンク９に供給される。

上述のとおり、水封式ポンプ８は水と空気を同時に吸引
するポンプであるから、その作用により回収ホース２か
ら引き続き水に含まれたヘドロをタンク３に回収するこ
とができる。

以上のようにして水は本装置内を循環し、ヘドロ回収タ
ンク３内のヘドロ室３′におけるヘドロの密度が適当に
高くなり、これが図示しない窓等から、又は、レベルメ
ーター１２　’　等ニより検知されブザー等により知ら
された時、回収作業を終りとする。

なお、高速道路等における側溝の土砂等を回収しようと
する場合は、水を現場に持って行く必要があるので、そ
の場合は回収タンク３には最初から水を入れて行き、ポ
ンプ８と１０は同時に最初から作動させる。

また、プランジャーポンプＩＯの出力の一部を利用して
本装置内の数カ所に設けられているフィルターを清掃し
、目づまりを防止させるようにすることもできる。

発明の効果 本発明は以上のように構成されているから、ヘドロの回
収作業に伴って水が装置内を絶えず循環するので、本発
明の装置が１台だけあれば、極めて効率良くヘドロ等の
泥状粘結物の回収を行うことできるものであり、回収物
におけるヘドロの比率は約８０％にもすることができる
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す説明図である。 １・・・ジェットノズル ２・・・ヘドロ回収ホース ３・・・ヘドロ回収タンク

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヘドロ回収ホースが接続されたヘドロ回収タンクをフィ
   ルタースクリーンによってヘドロ室と水室に分割し、前
   記水室を更に２次汚水タンクに接続し、前記２次汚水タ
   ンクを水封式ポンプを介して浄水タンクに接続し、前記
   浄水タンク内の水をポンプを介してジェットノズルから
   噴出させるようにした下水道等のヘドロ回収装置。