JPS62182045A - 燃料タンクの防食装置 - Google Patents

燃料タンクの防食装置

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JPS62182045A
JPS62182045A JP2251086A JP2251086A JPS62182045A JP S62182045 A JPS62182045 A JP S62182045A JP 2251086 A JP2251086 A JP 2251086A JP 2251086 A JP2251086 A JP 2251086A JP S62182045 A JPS62182045 A JP S62182045A
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JP
Japan
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fuel
tank
tank body
sacrificial electrode
fuel tank
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Application number
JP2251086A
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English (en)
Inventor
原田 憲道
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はエンジンに供給される燃料を貯溜する燃料タ
ンクの防食装置に関するものである。
(従来の技vR) この種の燃料タンクは一般に鉄等の金属で形成され、こ
の燃料タンクに貯溜された燃料をガソリンエンジン、デ
ィーセルエンジンや2サイクルエンジン等に供給するも
のがある。
この燃料はエンジンに応じてガソリン、アルコール混合
ガソリン、軽油、重油、潤滑及び潤滑油混合ガソリンが
用いられるが、燃料タンクのタンク本体の内壁に燃料に
含まれる水分、或いは外部から燃料タンク内に侵入する
空気中に含まれる水分が結露して水滴となって付着した
り、底面に水としてたまることかある。
この水滴や水によって、タンク本体の内壁が酸化して腐
食するため、例えば、燃料タンクを腐食しない、例えば
、合成樹脂で成形することが考えられるが、強度上問題
がある等の理由で、タンク本体は一般に金属で形成され
、その内面を塗装して腐食しないようにするものがある
(発明が解決しようとする問題点) しかし、燃料タンクを長期間使用するとタンク本体内壁
の塗装に亀裂が生じ、或いは傷が付く等の原因から、結
露した水滴や底面に貯溜する水で、これらの塗装が亀裂
した部分、或いは傷が付いた部分から腐食することがあ
る。このため、燃料が燃料タンクから外部に漏れ、また
錆が燃料内に混入して燃料とともにエンジンに供給され
ると、この錆の混入によってガソリンエンジンでは気化
器に、ディーゼルエンジンでは燃料噴射装置に、さらに
2サイクルエンジンではオイルポンプ等に悪影響をおよ
ぼすおそれがある。
この発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、金属で
形成されたタンク本体の腐食を簡東な構造で、確実に軽
減することかできる燃料タンクの防食装置を提供するこ
とを目的としている。
(問題点を解決するための手段) この発明は1)「記の問題点を解決するために、金属で
形成されたタンク本体に燃料を貯溜し、この燃料をエン
ジンに供給する燃料タンクにおいて、11η記タンク本
体側に、犠牲電極を設けたことを特徴としている。
(作用) この発明では、燃料タンクのタンク本体内面に、燃料に
含まわる水分、又は空気に含まれる水分が結露して水滴
となって付着し、或いは水か底面にたまることがあって
も、犠牲電極が酸化することによりタンク本体内面が酸
化して腐食することを防止する。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図乃至第3図はこの発明を船外機のガソリンエンジ
ンに燃料を供給する燃料タンクに適用した一実施例を示
している。
図において符号1は小型船舶の船体で、この船体1の船
尾側板2にはクランプブラケット3によって船外機本体
4が取付られている。この船外機本体4には4サイクル
エンジン5が搭載され、図示しないドライブ軸によって
、エンジンの回転力がプロペ26に伝達される。
この4サイクルエンジン5はアルコール混合ガソリンで
駆動される。
前記船体1の船尾側には燃料タンク7が載置され、この
燃料タンク7内には燃料としてのアルコール混合ガソリ
ン8が貯溜されている。
この燃料タンク7のタンク本体9は鉄等の所定の強度を
有する金属で形成されている。タンク本体9には燃料取
出管10が備えられ、この燃料取出管10には供給ホー
ス11が接続されている。
この供給ホースIIはプライマリポンプ12を介して4
サイクルエンジン5の燃料ポンプ13に連結されている
。燃料ポンプ13はホース14.15を介して、気化器
16.17にそれぞれ接続されている。
前記燃料取出管10の先端の燃料取出口にはスクリーン
10aが設けられ、注入部18より燃料を注入するとき
に、混入することがある異物を除去可能としている。
注入部18はタンク本体9の上部に設けられ、キャップ
19で閉じられている。このキャップ19には図示しな
い空気抜は通路が形成され、外気とタンク内とを連通し
ている。
タンク本体9には燃料の残量を検出する検出器20が備
えられ、燃料の残量はタンク本体9の上部に設けられた
燃料計21に表示されるようになっている。
タンク本体9の底部22は中心部に向けて低くなるよう
に円錐形に形成され、テーバ而22aを有している。こ
の底部22の中心部には犠牲電極23が設けられている
この犠牲電極23は保護すべき金属、即ち、タンク本体
9より低電位で、かつ防食に必要なだけの分極を午える
ことができる金属で構成されている。例えば、この実施
例のタンク本体9が鉄(Fe)で形成されてると、犠牲
電極23はマグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)等が用
いられる。
この犠牲電極23は第2図に示すように、スクリュー2
4でプラグ25に固定されている。このプラグ25は口
金26にシール部材としての0リング27を介して脱着
可能に設けられている。口金26は底部22の下方に突
出したフランジ部22bに溶接され、フランジ部22b
の内側にはスクリーン28が溶接されている。このスク
リーン28はタンク本体9の内方へ突出する犠牲電極2
3を覆っており、犠牲電極23が消費された後のスチー
ルか燃料8内に混入することを防止している。
次に、この実施例の作用を説明する。
タンク本体9内にはアルコール混合ガソリン8が貯溜さ
れ、このアルコール混合ガソリン8は混入した僅かな水
分によって層分離が生じやすい。
この水分や、注入部18のキャップ19に形成された空
気通路から侵入する空気に含まれる水分が結露し、水滴
がタンク本体9や底部22の内面に付11′1−る。
この燃料タンク7は船体1に載置され、空気中に水分か
比較的多く含まれる環境にあるため、タンク本体9にキ
ャップ19から侵入する空気に水分が比較的多く含まれ
ている。この結果、タンク本体9内の水分が多くなり、
水滴か生じ易く、また水滴は燃料タンク7の振動等によ
って落丁し、さらに底部22のテーバ面22aによって
中心部に集められて水がたまる。
このように、タンク本体9の内面や底部22に付着した
り、底部22の中心部にたまった水で、タンク本体9の
内面が腐食するようになるが、犠牲電極23が腐食し、
これによってタンク本体9が腐食することを軽減又は防
止している。
そして、燃料取出管10と犠牲電極23との間には、ス
クリーン10aとスクリーン28が二重に配置されるこ
ととなり、犠牲電極23の腐食によって生じるスチール
は燃料取出管10に侵入することはない。なお、タンク
本体9への注入口である注入部18と燃料取出口の間を
隔離するフィルターを注入部18に着脱可能に設ければ
、スクリーン10a或いはスクリーン28の一方だけで
スチールの燃料取出管10への侵入を防止することがで
きるとともに、フィルターを注入部18に装着した場合
には、注入時の異物の燃料タンク7内への混入を防止す
ることができる。
犠牲電極23の腐食によって生じるスチールはスクリー
ン28によって規制され、燃料8内に混入することが防
止される。
そして、犠牲電極23が消費されると、燃料タンク7を
逆にして底部22側を上方にして、スパナでプラグ25
を回動する。これにより、犠牲電極23をプラグ25と
ともに取り外し、新たな犠牲型Fi23と容易に交換す
ることができる。この犠牲電極23の交換はスクリュー
24をプラグ25から外すと、犠牲電極23のみを交換
することができ経済的である。
第3図は他の実施例を示し、犠牲電極23はスクリュー
24でプラグ25に取付けられている。
このプラグ25にはスクリーン28が犠牲電極23を覆
うようにして嵌合され、プラグ25は口金26に螺着さ
れている。プラグ25の軸部には水抜き溝29が、先端
部から軸方向にフランジ部25aの近傍まで形成されて
いる。
従って、所定の時期にプラグ25を僅かに緩めると、底
部22にたまっている水が排出され、水抜きが筒型にで
きる。
また、犠牲電極23の交換は燃料が使用され、残量がな
くなるときプラグ25を取り外すと、犠牲電極23はス
クリーン28とともに容易に外れる。そして、スクリー
ン28をプラグ25から外し、スクリュー24をプラグ
25から外1−と簡C1iに犠牲電極23を交換できる
。このとき、スクリーン28はプラグ25とともに、タ
ンク本体9から取り外されるから、清掃を簡jliに行
なうことができる。
第4図は2サーrクルエンジンを搭載した船外機に、燃
料タンクから潤滑油混合ガソリンを供給′1−る実施例
を示している。
燃料タンク7のタンク本体9は隔壁30によって、ミキ
シングタンク31と潤滑油タンク32とが形成され、潤
滑油タンク32には供給ポンプ33か設けられ、この供
給ポンプ33の下方には吸入管34が接続されている。
この供給ポンプ33の1方に接続された連通管35はミ
キシングタンク31に接続され、潤滑油タンク32内の
潤滑油36を所定の割合でミキシングタンク31内に供
給してガソリンと混合して一η滑油混合ガソリン37を
得るようになっている。
ミキシングタンク31及び潤滑油タンク32のそれぞれ
の底部38.39は前記の実施例と同様に中央部が低い
円錐状に形成され、テーバ面38a、39aを存してい
る。この中心部にそれぞれ犠牲′1“「極23が設けら
れている。
従って、それぞれのタンク本体9の内面が、結露する水
滴や底部にたまる水によって腐食することを、犠牲電極
23で防止している。
また、前記燃料取出管10の先端部には前記実施例と同
様にスクリーン10aが設けられ、また吸入管34の先
端部にもスクリーン34aが設けられている。このスク
リーン34aは犠牲電極23か腐食して生じるスチール
か吸入管34に侵入してミキシングタンク31に供給さ
れることを防止している。なお、ミキシングタンク31
と潤滑油タンク32にはそれぞれ図示しない注入部が設
けられている。
第5図は2サイクルエンジンを搭載した船外機に、燃料
タンクから潤滑油混合ガソリンを供給するさらに他の実
施例を示している。
この実施例ではミキシングタンク31と潤滑油タンク3
2とを区画する隔壁30の下方位置において、犠牲電極
23が底部40に設けられている。この犠牲電極23は
ミキシングタンク31と潤滑油タンク32の腐食防止に
共用され、スクリーン28が注入時の異物及びスチール
の両方の燃料取出管10への侵入を防止している。なお
、1前記隔壁30には連通空気孔41が形成され、また
ミキシングタンク31には図示しないガソリンを注入す
る注入部が設けられている。
前記両実施例の犠牲電極23は、タンク本体をカソード
分極するための電源を、タンク本体の金属より低電位な
金属で構成した犠牲アノード方式を用いているが、電源
を外部の直流電源に求める通電方式を用いてもよい。
また、航記第1実施例では燃料としてアルコール混合ガ
ソリンを用いているがガソリンでもよい。さらに、餌記
両実施例は船外機に通用したが、船内外機等の推進機、
車両5各種産業機械の駆動源としてのエンジンにも広く
適用される。さらに、エンジンはガソリンエンジンに限
らず、ディーゼルエンジンにも適用でき、この場合の燃
料は軽油、重油が用いられる。
(発明の効果) この発明は酵記のように、燃料をエンジンに供給する燃
料タンクの金属で形成されたタンク本体に、犠牲電極を
設けたから、タンク本体内面に燃料に含まれる水分、又
は空気に含まれる水分が結露して水滴となって付着し、
或いは水が底部にたまることがあっても、犠牲電極が酸
化し、これによりタンク本体内面が酸化することが防止
される。従って、タンク本体の腐食を簡単な構造で、確
実に軽減又は防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1UAはこの発明を4サイクルエンジンに適用した実
施例を示す全体図、第2図は要部の断面図、第3図は他
の実施例の要部の断面図、第4図は2サイクルエンジン
に適用した別の実施例の断面図、第5図は2サイクルエ
ンジンに適用したさらに別の実施例の断面図である。 7・・・燃料タンク 9・・・タンク本体 22.38,39.40・・・底部 23・・・犠牲電極 25・・・プラグ 28・・・スクリーン 第2図 1コ 第3図 第5図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属で形成されたタンク本体に燃料を貯溜し、こ
    の燃料をエンジンに供給する燃料タンクにおいて、前記
    タンク本体側に、犠牲電極を設けたことを特徴とする燃
    料タンクの防食装置。
  2. (2)前記燃料はガソリン、アルコール混合ガソリン、
    軽油、重油、潤滑油、及び潤滑油混合ガソリンであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の燃料タンク
    の防食装置。
  3. (3)前記犠牲電極は、前記タンク本体の底部に着脱可
    能に設けられる前記特許請求の範囲第1項記載の燃料タ
    ンクの防食装置。
  4. (4)前記燃料をエンジン側へ供給する燃料取出口と犠
    牲電極とを隔離するスクリーンを配設したことを特徴と
    する前記特許請求の範囲第1項記載の燃料タンクの防食
    装置。
  5. (5)前記タンク本体への注入口と燃料取出口の間を隔
    離するスクリーンとは別に、燃料取出口と犠牲電極を隔
    離するスクリーンを配設したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の燃料タンクの防食装置。
JP2251086A 1986-02-04 1986-02-04 燃料タンクの防食装置 Pending JPS62182045A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163279A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Honda Motor Co Ltd 汎用型エンジンの空燃比制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163279A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Honda Motor Co Ltd 汎用型エンジンの空燃比制御装置
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