JPS6218024Y2 - - Google Patents
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- JPS6218024Y2 JPS6218024Y2 JP11275884U JP11275884U JPS6218024Y2 JP S6218024 Y2 JPS6218024 Y2 JP S6218024Y2 JP 11275884 U JP11275884 U JP 11275884U JP 11275884 U JP11275884 U JP 11275884U JP S6218024 Y2 JPS6218024 Y2 JP S6218024Y2
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- capacitor
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- Expired
Links
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Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジル
コン酸鉛等を初め高い誘電率を有するチタン酸系
誘電磁器薄板の両面に銀焼付等によつて電極を設
けたコンデンサ素子の多数枚を積層し、接着剤等
によつて固定するとともにその積層体の両外側面
に塗着した導電塗料によつて電気的に並列に配線
接続した積層型コンデンサは公知であるが前記誘
電磁器素子1……の比誘電率は高いほど温度特性
を表すε−T曲線が尖鋭となるので、積層固定さ
れたコンデンサの静電容量は著しく高くなるが、
そのCx−T曲線は更に尖鋭化するだけで広い温
度範囲にわたつて一様にすることはできなかつ
た。
コン酸鉛等を初め高い誘電率を有するチタン酸系
誘電磁器薄板の両面に銀焼付等によつて電極を設
けたコンデンサ素子の多数枚を積層し、接着剤等
によつて固定するとともにその積層体の両外側面
に塗着した導電塗料によつて電気的に並列に配線
接続した積層型コンデンサは公知であるが前記誘
電磁器素子1……の比誘電率は高いほど温度特性
を表すε−T曲線が尖鋭となるので、積層固定さ
れたコンデンサの静電容量は著しく高くなるが、
そのCx−T曲線は更に尖鋭化するだけで広い温
度範囲にわたつて一様にすることはできなかつ
た。
また、特公昭28−3225号にはキユリー温度を異
にするが、誘電率を同じくする誘電磁器薄板より
なる多数のコンデンサ素子を電気的並列に積層す
ることによつて、広い温度範囲で一様な容量とな
る温度特性をもつた積層型コンデンサを開示して
いるが、このようにキユリー温度が異なるが誘電
率が相等しい磁器材料を多種類にわたつて準備す
ることは、多大の費用と時間を要する欠点があつ
た。
にするが、誘電率を同じくする誘電磁器薄板より
なる多数のコンデンサ素子を電気的並列に積層す
ることによつて、広い温度範囲で一様な容量とな
る温度特性をもつた積層型コンデンサを開示して
いるが、このようにキユリー温度が異なるが誘電
率が相等しい磁器材料を多種類にわたつて準備す
ることは、多大の費用と時間を要する欠点があつ
た。
この考案は上記の高誘電率の薄板、特に強誘電
性磁器を使用した積層型コンデンサの高い静電容
量の下において温度特性を改善し、広い温度変化
に対しても高い安定した静電容量を有する積層型
コンデンサに係り、積層すべき多数のコンデンサ
素子の誘電磁器薄板に、構成成分を同じくする
が、その配合比率を変えることによつてキユリー
温度を異ならせてなる強誘電性磁器材料で構成
し、かつこれら磁器薄板のキユリー温度における
静電容量が一定になるよう該薄板の肉厚寸法を異
ならせたもので、以下実施例について説明する。
性磁器を使用した積層型コンデンサの高い静電容
量の下において温度特性を改善し、広い温度変化
に対しても高い安定した静電容量を有する積層型
コンデンサに係り、積層すべき多数のコンデンサ
素子の誘電磁器薄板に、構成成分を同じくする
が、その配合比率を変えることによつてキユリー
温度を異ならせてなる強誘電性磁器材料で構成
し、かつこれら磁器薄板のキユリー温度における
静電容量が一定になるよう該薄板の肉厚寸法を異
ならせたもので、以下実施例について説明する。
一般式Pb〔(Ni1/3−Nb2/3)x−Ti1-X〕O3
で表されるチタン酸系強誘電性磁器においてxの
値を0.65,0.70,0.75及び0.80の4種とすること
によつて、第1図のようにキユリー温度及び比誘
電率の異なつた強誘電性磁器を得た。
で表されるチタン酸系強誘電性磁器においてxの
値を0.65,0.70,0.75及び0.80の4種とすること
によつて、第1図のようにキユリー温度及び比誘
電率の異なつた強誘電性磁器を得た。
同図に示されるx=0.65としたキユリー温度60
℃の組成P65、x=0.70としたキユリー温度35℃
の組成P70、x=0.75としたキユリー温度0℃の
組成P75、x=0.80としたキユリー温度−30℃の
組成P80よりなる4種の強誘電性磁器1a〜4a
をもつて22mmφの円板を製作し、表裏主表面の銀
電極面1b〜4bを20mmφ(3.14cm2)に固定し、
それぞれのキユリー温度における静電容量を0.25
μFに揃えるため各薄板1a〜4aの肉厚を、
P65=0.291mmt、P70=0.245mmt、P75=0.228mm
t、P80=0.189mmtとした。これら4種のコンデ
ンサ素子1〜4のCx−T曲線を第2図Bに示
す。
℃の組成P65、x=0.70としたキユリー温度35℃
の組成P70、x=0.75としたキユリー温度0℃の
組成P75、x=0.80としたキユリー温度−30℃の
組成P80よりなる4種の強誘電性磁器1a〜4a
をもつて22mmφの円板を製作し、表裏主表面の銀
電極面1b〜4bを20mmφ(3.14cm2)に固定し、
それぞれのキユリー温度における静電容量を0.25
μFに揃えるため各薄板1a〜4aの肉厚を、
P65=0.291mmt、P70=0.245mmt、P75=0.228mm
t、P80=0.189mmtとした。これら4種のコンデ
ンサ素子1〜4のCx−T曲線を第2図Bに示
す。
次に上記4種各1枚のコンデンサ素子1〜4を
第3図のように積層し、全素子を並列に接続して
一単位体とした場合の合成静電容量とその温度特
性について測定したところ第2図Aに実線の曲線
で示す通り、0〜60℃の広い範囲において0.65μ
Fの略々平坦な温度特性曲線を得ることができ
た。
第3図のように積層し、全素子を並列に接続して
一単位体とした場合の合成静電容量とその温度特
性について測定したところ第2図Aに実線の曲線
で示す通り、0〜60℃の広い範囲において0.65μ
Fの略々平坦な温度特性曲線を得ることができ
た。
第2図Aに実線で示された点A〜Hを結んだ実
測による積層体のCx−T曲線は、同図Bの4種
の素子P65,P70,P80それぞれのCx−T曲線の
同一縦軸上におけるCx値、a−1,2,3,
4,b−1,2,3,4,c−1,2,3,4…
……h−1,2,3,4の総和を結んだ点線で示
した曲線と略々等しく、平坦面C,D,E,Fの
合成されたCx値は上記4種の素子の最高値0.25
μFの約2.5倍を示し、平坦面の巾は0〜60℃で
4種の素子のキユリー温度の最低−40℃、最高80
℃、巾120℃に対して1/2を占めた。
測による積層体のCx−T曲線は、同図Bの4種
の素子P65,P70,P80それぞれのCx−T曲線の
同一縦軸上におけるCx値、a−1,2,3,
4,b−1,2,3,4,c−1,2,3,4…
……h−1,2,3,4の総和を結んだ点線で示
した曲線と略々等しく、平坦面C,D,E,Fの
合成されたCx値は上記4種の素子の最高値0.25
μFの約2.5倍を示し、平坦面の巾は0〜60℃で
4種の素子のキユリー温度の最低−40℃、最高80
℃、巾120℃に対して1/2を占めた。
なお、上記キユリー温度の異なつた4種類の素
子について行つた実験結果であるが、合成された
積層体のCx値及び頂上の平坦部分は、更にキユ
リー温度の異なつた素子を前と同じCx値に設定
して積層数を増すことによつて向上させることが
でき、かつキユリー温度が近接した多数の素子を
使用することによつて合成されたCx−T曲線の
頂上の平坦性を更に高めることができる。
子について行つた実験結果であるが、合成された
積層体のCx値及び頂上の平坦部分は、更にキユ
リー温度の異なつた素子を前と同じCx値に設定
して積層数を増すことによつて向上させることが
でき、かつキユリー温度が近接した多数の素子を
使用することによつて合成されたCx−T曲線の
頂上の平坦性を更に高めることができる。
このようにして得られた積層体は単位体として
所望の静電容量に応じて1単位体あるいは複数の
単位体として積層コンデンサに組立てられるが、
積層コンデンサの型式としては単なる積層型で
も、積層貫通型としても別に支承はない。
所望の静電容量に応じて1単位体あるいは複数の
単位体として積層コンデンサに組立てられるが、
積層コンデンサの型式としては単なる積層型で
も、積層貫通型としても別に支承はない。
以上の通り、本考案の積層型コンデンサは構成
成分を同じくするが、その構成成分の配合比率を
変えることによつてキユリー温度を異ならせた2
種以上の強誘電磁器薄板に対し、該薄板の肉厚寸
法を加減して静電容量を揃えたコンデンサ素子を
使用するものであるから、静電容量が大きくかつ
広い温度範囲でほぼ一定した優れた温度特性を呈
し、しかも本願によればキユリー温度の異なる多
種類の磁器を、配合比率を変えるだけの簡単な手
段で得ることができるので製造コストを高めるこ
となしに、この種広帯域の温度特性を有する積層
型コンデンサを安価に市場に供し得るという利益
がある。
成分を同じくするが、その構成成分の配合比率を
変えることによつてキユリー温度を異ならせた2
種以上の強誘電磁器薄板に対し、該薄板の肉厚寸
法を加減して静電容量を揃えたコンデンサ素子を
使用するものであるから、静電容量が大きくかつ
広い温度範囲でほぼ一定した優れた温度特性を呈
し、しかも本願によればキユリー温度の異なる多
種類の磁器を、配合比率を変えるだけの簡単な手
段で得ることができるので製造コストを高めるこ
となしに、この種広帯域の温度特性を有する積層
型コンデンサを安価に市場に供し得るという利益
がある。
第1図はPb〔(Ni1/3−Nb2/3)x−Ti1-x〕O3
で表され、x=0.65,0.70,0.75及び0.80とした
4種の強誘電性磁器における比誘電率の温度特性
を示し、第2図Aは上記4種の強誘電磁器薄板の
肉厚寸法を変えて静電容量を一定に調整したコン
デンサ素子のそれぞれ温度特性、第2図Bは同図
Aに示した4種のコンデンサ素子を積層した場合
における静電容量の温度特性を示す。第3図はこ
のようなコンデンサ素子を積層し電気的並列に接
続した態様を示す縦断面図である。
で表され、x=0.65,0.70,0.75及び0.80とした
4種の強誘電性磁器における比誘電率の温度特性
を示し、第2図Aは上記4種の強誘電磁器薄板の
肉厚寸法を変えて静電容量を一定に調整したコン
デンサ素子のそれぞれ温度特性、第2図Bは同図
Aに示した4種のコンデンサ素子を積層した場合
における静電容量の温度特性を示す。第3図はこ
のようなコンデンサ素子を積層し電気的並列に接
続した態様を示す縦断面図である。
Claims (1)
- 誘電磁器薄板の両面に電極を設けた多数のコン
デンサ素子を電気的並列になるよう積層固定して
なるものにおいて、前記多数のコンデンサ素子の
誘電磁器薄板に、構成成分を同じくするがその配
合割合を変えることによりキユリー温度を異なら
せてなる強誘電性磁器材料で構成するとともにこ
れら磁器薄板の静電容量が相等しくなるよう該薄
板の肉厚寸法を異ならせたことを特徴とする積層
型コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11275884U JPS6052611U (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 積層型コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11275884U JPS6052611U (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 積層型コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6052611U JPS6052611U (ja) | 1985-04-13 |
JPS6218024Y2 true JPS6218024Y2 (ja) | 1987-05-09 |
Family
ID=30261281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11275884U Granted JPS6052611U (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 積層型コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6052611U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4591473B2 (ja) * | 2007-04-18 | 2010-12-01 | ダイキン工業株式会社 | 流体機械及びヒートポンプ装置 |
DE102010021455B4 (de) * | 2010-01-25 | 2011-10-06 | Epcos Ag | Keramischer Vielschichtkondensator |
-
1984
- 1984-07-25 JP JP11275884U patent/JPS6052611U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6052611U (ja) | 1985-04-13 |
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