JPS62179926A - 断熱材の製造方法 - Google Patents

断熱材の製造方法

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JPS62179926A
JPS62179926A JP61021809A JP2180986A JPS62179926A JP S62179926 A JPS62179926 A JP S62179926A JP 61021809 A JP61021809 A JP 61021809A JP 2180986 A JP2180986 A JP 2180986A JP S62179926 A JPS62179926 A JP S62179926A
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JP
Japan
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heat insulating
foam
hollow part
insulating material
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP61021809A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Miyauchi
宮内 亨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPS62179926A publication Critical patent/JPS62179926A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は建築物等を断熱するに用いる比較的厚い板状
の断熱材の製造方法に関する。
〔従来技術〕
従来、合成樹脂発泡体からなる断熱材をつくるためには
、その断面の大きさに応じた押出し装置を必要とし、大
きな断面の断熱材を得るには大きな設備を必要とした。
また、断面寸法が大きな発泡体を効率よくつくるには、
その原料樹脂を高倍率に発泡せしめる必要があるが、高
倍率に発泡させたものを板状に成形するのは容易ではな
かった。
断熱性材料で中空部がある枠体をつくり、その中空部に
発泡性スチレンビーズ等の発泡体を充填した断熱材は、
発泡体を密実に充填することが難しく、対流による熱の
移動を小さくすることは容易でなかった。また、中空部
にウレタン等の発泡性組成物を注入し発泡体を充填せし
めるためには、注入圧に耐える枠体強度としたり、漏出
を防止する注入口構造や密閉した中空部構造を必要とし
、製造上多くの制約があった。
〔発明の目的〕
この発明は上記事情に鑑みなされたものである。その目
的は、大きな設備を必要とせず、比較的厚い断熱性能が
高い板状の断熱材を能率よく製造する方法を提案するに
ある。
〔発明の構成〕
この断熱材の製造方法は断熱性材料からなる枠体の中空
部に大気中に放置して再膨張能を有する合成樹脂発泡収
縮体片を入れ、これを再膨張せしめて中穿部を合成樹脂
再発泡体で充填することを特徴とする。
この製造法で用いる枠体を構成する断熱材料としてはポ
リスチレンあるいは高密度ポリエチレン等の合成樹脂低
発泡材が断熱性が優れ、かつ適度の強度を有し好適であ
る。これら低発泡材で中空部がある枠体をつくるには板
状材を用い組立てたり、所望の断面形状に直接押出成形
したりする等の手段が採られる。
この発明で用いる合成樹脂発泡収縮体片としては例えば
、特願昭59−135083号に記載のスチレン−アク
リロニトリル系のものが好適でアル。この収縮体は、ス
チレン−アクリロニトリル系樹脂を基材とし、発泡剤ガ
スとして基材樹脂に対するガス透過係数が空気の透過係
数の115以下である揮発性有機発泡剤の単品またはそ
の2種以上の混合品でありかつその常圧での沸点が30
℃以下である揮発性発泡剤0.01,9モル/(100
,9樹脂)以上含有し、収縮前の発泡倍率が80倍以上
で、かつ独立気泡率が75%以上のものである。そして
、この収縮体は常温常圧の突気中に放置したときほぼ収
縮前の発泡倍率まで回復する能力を有し、そのときの再
膨張能(膨張後の発泡体体積/収縮状態の発泡体体積)
が1.5以上である機能を備えたものである。
この収縮体片はスチレン−アクリロニトリルの基材樹脂
に対しガス透過係数が空気の透過係数の115以下であ
る揮発性有機発泡剤の単品またはその2種以上の混合品
でありかつその常圧での沸点が30℃以下である揮発性
有機発泡剤(B)を、該発泡剤(B)のまま或いは他の
揮発性有機発泡剤と併用して発泡剤CB)成分の含有量
として0.119モル/(100,9樹脂)以上となる
ように含有させ、これを水蒸気により直接加熱して発泡
倍率で80倍以上に発泡させ、大気圧下に取り出し冷却
して元の発泡体積の273以下の体積に収縮させてつく
られる。
この発泡収縮体片は、外気と発泡体内との間に生じた空
気の分圧差に基づき大気下の空気が発泡体小片内に浸透
して、押し潰されたような状態になっているが、独立気
泡構造を維持している発泡体内の各気泡を膨らませ、元
の気泡の状態に戻す力が作用する。また、発泡体内には
沸点が30℃以下の発泡剤が残存し、(0,01モル/
10([’以上)気泡内では十分にガス化しており、さ
らに発泡体そのものが80倍以上に高発泡化して気泡膜
が薄化していることが外気島浸透を容易にし、比較的小
さな圧力差で再膨張を可能となしている。
このような発泡収縮体は常温、常圧の大気中で再膨張能
を有するので、発泡せしめて利用するまでは空気を遮断
して収縮状態で保管するのが有利である。密封状態が完
全であれば収縮状態は半永久的である。
この製造法に用いて好適なスチレン−アクリロニトリル
系樹脂の発泡収縮体の製造例を以下に記載する。
スチレン−アクリロニトリル樹脂として旭化成工業株式
会社製「スタイラックAS  7691を用い、同樹脂
100重量部に対して気泡調整剤としてタルクを0.2
重量部ブレンドし、スクリュー径30關の押出機に2K
q/hrの割合で供給し加熱ゲル化した(スクリュ一回
転6m1スクリユー先端部温度220 ’C)。次にス
クリュー先端部に設けられた発泡剤注入部にて発泡剤と
してトリクロロモノフルオロメタン(ガス透過係数空気
の115以下、沸点24℃)を該樹脂100I当り0.
23.9モルの割合で圧入し、次の温調工程にて110
℃になるまで十分混合冷却し、直径0.811IIのノ
ズル多数個を有したダイスよりストランド状に押出し、
直ちに水にて冷却し、ソウメン状の細い棒状となし、あ
るいはカッターにて切断し直径1mm、長さ6皿のベレ
ット状をなした未発泡樹脂を得た。
上記発泡性樹脂を室温にて熟成放置し、時間の経過とと
もに順次サンプリングし、ゲージ圧0.3Kg/iのス
チームで加熱発泡せしめた。
発泡剤含有量が0.18Iモル/(1ooy樹脂)の時
、スチームで60秒間加熱発泡すると発泡粒子は発泡機
から大気中に取り出すと冷却により直ちに収縮した。こ
の時の発泡倍率は61倍であった。この収縮体を温度1
0℃の大気中に長時間放置しておいたところ徐々に再膨
張し、最終的に254倍の発泡倍率のパンパンに張った
状態に落ち着いた。この時のASTMD2856に基づ
く独立気泡率は87q6であった。従ってこの場合発泡
体は冷却((より元の発泡体積の31/254=0.1
2に収縮し、そしてこの発泡収縮体は254/11=8
.2倍の体積に再膨張したことになる。同様にスチーム
の加熱発泡時間を変えて発泡収縮せしめ、発泡収縮体を
つくった。その物性は矛1表のとおりとなった。
牙1表 また、スチーム加熱60秒の収縮ビーズの温度10℃の
大気中における再膨張は24時間で約90%、48時間
でなお100%(発泡倍率254倍)となった。
なお上記の基材となるスチレン−アクリロニトリル系樹
脂は、公知の方法で重合したものであり、スチレンの代
りにパラメチルスチレン、α−メチルスチレン等、アク
リロニトリルの代りにメタクリロニトリル等の類似の物
性の同系の誘導体を用いることもできる。
〔作 用〕
この発明は以上の構成からなり、断熱材からなる枠体の
中空部に大気中に放置して再膨張能を有する合成樹脂発
泡収縮体片を入れ、これを放置して再発泡せしめて内部
に発泡体を密実に充填した断熱材をつ(ることかできる
〔実施例〕
牙1図のごとき直六面体をなし、内部に断面方形の中空
部1があるポリスチレン低発泡体からなる枠体2の中空
部1に、矛1表のスチーム加熱60秒のスチレン−アク
リロニトリル系樹脂発泡収縮体小片3を挿入した。枠体
2に小さな透孔を設けて中空部へ空気の流入を可能とな
し、約2日間放置して中空部内に挿入した収縮体小片を
再膨張せしめて矛2図のごとき中空部1を再発泡体4で
充填した断熱材を製造した。
再発泡体4は中空部1を密実に充填し、枠体2と一体に
なり高い断熱性能を発現した。なお、この実施例では中
空部1へ挿入する発泡収縮体小片3の量を再膨張した後
の発泡体40体積が密実に中空部1を充填するように設
定することはいうまでもない。また収縮体小片に代わり
収縮体棒片を中空部に並列に挿込み再発泡せしめてもよ
い。あるいは、収縮体小片や収縮体棒片に加えて、再膨
張法の小片や棒片、または他の種類の発泡片、例えばポ
リスチレンやポリエチレン等のビーズ状の発泡体等を適
当量混入してもよい。
枠体2には必ずしも透孔を設ける必要はな(、収縮体片
等を挿入した口を収縮体片が再膨張するまで密閉しない
でおくことでも同様の断熱材をつくることができる。
〔発明の効果〕
この発明は以上のとおりである。この製造方法によると
■枠体中空部に再発泡能を有する合成樹脂発泡収縮体片
を入れ、これを放置発泡せしめるのみで中空部に発泡体
を充填できるので厚い断熱材であっても大きな設備が不
用であり、製造設備、労務の負担が軽い。■製造工程に
おいて、枠体が高温になったり大きな圧力が作用したり
、あるいは充填物の漏出の恐れがなく、枠体Kifll
熱材を用いたり高強度を付与したり、あるいは中空部を
厳密に気密にしたりする必要がない。■得られる断熱材
は内部に発泡体を密実に充填できるので断熱性が高く、
枠体の断熱材と一体となって優れた断熱機能を発現する
収縮体小片や収縮体棒片に加えて再膨張済の小片や他の
種類の発泡片を混入した場合には、比較的早く中空部の
充填率が高まるため、製品の移動が早くできる等の利点
がある。
枠体に透孔を設けず、ポリエチレン等の透湿抵抗の高い
ものを用いた場合には、別に防湿層を用いずに、断熱材
内部の結露を防ぐ構成となり、断熱性が長期にわたり維
持できる断熱材が容易に得られる製造法となる。
【図面の簡単な説明】
矛1図、牙2図は実施例の製造工程を順に示すもので、
牙1図は枠体中空部に発泡収縮体小片を挿入した状態、
矛2図はこれを再膨張せしめて再発泡体で中空部を充填
し断熱材を得た状態の一部断面で示す斜視図である。 1・・・・・・中空部、2・・・・・・枠体、3・・・
・・・合成樹脂発泡収縮体小片、4・・・・・・再発泡
体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)断熱性材料からなる枠体の中空部に大気中に放置
    して再膨張能を有する合成樹脂発泡収縮体片を入れ、こ
    れを再膨張せしめて中空部を合成樹脂再発泡体で充填す
    ることを特徴とする断熱材の製造方法。
JP61021809A 1986-02-03 1986-02-03 断熱材の製造方法 Pending JPS62179926A (ja)

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JP61021809A JPS62179926A (ja) 1986-02-03 1986-02-03 断熱材の製造方法

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JP61021809A JPS62179926A (ja) 1986-02-03 1986-02-03 断熱材の製造方法

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ID=12065382

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0235862U (ja) * 1988-08-31 1990-03-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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