JPS621795B2 - - Google Patents
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- JPS621795B2 JPS621795B2 JP54021169A JP2116979A JPS621795B2 JP S621795 B2 JPS621795 B2 JP S621795B2 JP 54021169 A JP54021169 A JP 54021169A JP 2116979 A JP2116979 A JP 2116979A JP S621795 B2 JPS621795 B2 JP S621795B2
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- grains
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は揺動選穀機の自動制御装置の改良に関
する。
する。
(従来の技術)
一般に、揺動選穀機の選穀作用は、選穀壁板の
傾斜仰角αが増加する程選穀壁板上の穀粒が後よ
りに偏流し、平均揺動角β、振動数または振幅が
増加する程前寄りに偏流する特性があり、さらに
流量とか異種粒の混合率によつてもその偏流現象
が微妙に変化し、その穀粒の流動分布によつて選
穀作用が左右されるので、その分布状態に変調を
生じたときは、直ちに正常に調整しなくてはなら
ない。
傾斜仰角αが増加する程選穀壁板上の穀粒が後よ
りに偏流し、平均揺動角β、振動数または振幅が
増加する程前寄りに偏流する特性があり、さらに
流量とか異種粒の混合率によつてもその偏流現象
が微妙に変化し、その穀粒の流動分布によつて選
穀作用が左右されるので、その分布状態に変調を
生じたときは、直ちに正常に調整しなくてはなら
ない。
例えば、特開昭52―107952号公報には、選別板
の傾斜角度を調節できるように構成した穀粒選別
機において、選別板上の穀粒層厚さを検出できる
複数の検知部を設け、この検知部の信号を相互に
比較する比較部からの指令に応じて選別板の傾斜
角度を自動調節する選別板の傾斜角度自動調節装
置が提案されている。しかし、このような装置
は、穀粒が偏流し、選別板の傾斜角度を変えるよ
うに指令を発し、選別板の傾斜角度を変えても、
その傾斜角度に対応する穀粒の流動分布状態は変
角動作より遅れて選別板上に現れるため、穀粒の
流動状態が正常に回復するまでに多少の時間を要
し、その間選穀板排出端部に設けた玄米通路に異
種粒が流下して混入するのが避けられなかつた。
の傾斜角度を調節できるように構成した穀粒選別
機において、選別板上の穀粒層厚さを検出できる
複数の検知部を設け、この検知部の信号を相互に
比較する比較部からの指令に応じて選別板の傾斜
角度を自動調節する選別板の傾斜角度自動調節装
置が提案されている。しかし、このような装置
は、穀粒が偏流し、選別板の傾斜角度を変えるよ
うに指令を発し、選別板の傾斜角度を変えても、
その傾斜角度に対応する穀粒の流動分布状態は変
角動作より遅れて選別板上に現れるため、穀粒の
流動状態が正常に回復するまでに多少の時間を要
し、その間選穀板排出端部に設けた玄米通路に異
種粒が流下して混入するのが避けられなかつた。
また、特開昭49―79846号公報には、原料を供
給するタンクにレベル計を取付け、盤面に設けら
れている玄米取出口と混合粒取出口には、該取出
口をそれぞれ独立および共通の取出口とする切替
弁を取付け、該切替弁には電磁作動体を設け、前
記レベル計と該切替弁の電磁作動体とを関連的に
結合した揺動式穀粒選別機における自動調節装置
が提案されている。このものは、選別作業開始後
のわずかの時間と、作業終了間際のわずかの時間
とに発生していた選別盤上への原料の供給開始・
供給停止にともなつて選別不良を招来する原料の
大幅な増減を原料を供給する供給タンクにレベル
計で検出して、その選別不十分な部分について玄
米取出口から機外へ排出せず、混合米取出口へ排
出するように切替弁を自動的に操作するものであ
る。
給するタンクにレベル計を取付け、盤面に設けら
れている玄米取出口と混合粒取出口には、該取出
口をそれぞれ独立および共通の取出口とする切替
弁を取付け、該切替弁には電磁作動体を設け、前
記レベル計と該切替弁の電磁作動体とを関連的に
結合した揺動式穀粒選別機における自動調節装置
が提案されている。このものは、選別作業開始後
のわずかの時間と、作業終了間際のわずかの時間
とに発生していた選別盤上への原料の供給開始・
供給停止にともなつて選別不良を招来する原料の
大幅な増減を原料を供給する供給タンクにレベル
計で検出して、その選別不十分な部分について玄
米取出口から機外へ排出せず、混合米取出口へ排
出するように切替弁を自動的に操作するものであ
る。
(発明が解決しようとする問題点)
選穀作業中、選穀板上の穀粒の流動状態が変化
し、前述の偏流現象が選穀板上に発生した場合、
選穀板上の穀粒の流動状態を光電装置で検知して
制御用駆動装置を駆動し、常時穀粒が選穀板上を
適度な層高を保持して流動するように選穀板の仰
角等を自動的に調節しても、前述のように穀粒の
流動状態が正常に回復するまでに多少の時間を要
し、その間選穀板排出端部に設けた玄米通路に異
種粒が流下して混入していた。
し、前述の偏流現象が選穀板上に発生した場合、
選穀板上の穀粒の流動状態を光電装置で検知して
制御用駆動装置を駆動し、常時穀粒が選穀板上を
適度な層高を保持して流動するように選穀板の仰
角等を自動的に調節しても、前述のように穀粒の
流動状態が正常に回復するまでに多少の時間を要
し、その間選穀板排出端部に設けた玄米通路に異
種粒が流下して混入していた。
そこで本発明は、選穀板面の穀粒流動の変化・
偏流現象に対応する選穀板の仰角等の自動調節と
排出穀粒の通路変更を合理的にかつ関連的に自動
化し、異種粒の混入を防止して良質な精選穀粒を
確実にかつ迅速に量産する揺動選穀機の自動制御
装置を提供することを目的とする。
偏流現象に対応する選穀板の仰角等の自動調節と
排出穀粒の通路変更を合理的にかつ関連的に自動
化し、異種粒の混入を防止して良質な精選穀粒を
確実にかつ迅速に量産する揺動選穀機の自動制御
装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するために、本発明の揺動選
穀機の自動制御装置は斜め前後に振動する粗雑面
選穀板の排出端部の少なくとも前後いずれか一側
付近に、光源と受光素子とからなる光電装置を設
けるとともに、前記選穀板の傾斜等を調整して穀
粒の流動状態を調整する制御用駆動装置を設け、
また前記選穀板から排出する穀粒の流路を玄米通
路・籾玄米の混合粒通路・籾通路の3通路とな
し、前記玄米通路が機外に通じる排出通路と循環
回路とに分岐する分岐部に切換弁を設け、前記光
電装置と前記制御用駆動回路とを制御用電気回路
に連結し、前記光電装置からの信号によつて前記
玄米通路を前記循環回路へ連通するように前記切
換弁を切換えた後所定時間経過すると前記排出通
路へ連通復帰するように前記切換弁に設けた切換
用電磁石の制御回路をタイマーを介して前記制御
用電気回路に接続したものである。
穀機の自動制御装置は斜め前後に振動する粗雑面
選穀板の排出端部の少なくとも前後いずれか一側
付近に、光源と受光素子とからなる光電装置を設
けるとともに、前記選穀板の傾斜等を調整して穀
粒の流動状態を調整する制御用駆動装置を設け、
また前記選穀板から排出する穀粒の流路を玄米通
路・籾玄米の混合粒通路・籾通路の3通路とな
し、前記玄米通路が機外に通じる排出通路と循環
回路とに分岐する分岐部に切換弁を設け、前記光
電装置と前記制御用駆動回路とを制御用電気回路
に連結し、前記光電装置からの信号によつて前記
玄米通路を前記循環回路へ連通するように前記切
換弁を切換えた後所定時間経過すると前記排出通
路へ連通復帰するように前記切換弁に設けた切換
用電磁石の制御回路をタイマーを介して前記制御
用電気回路に接続したものである。
(作用)
選穀板の排出端部に設けた光源と受光素子とか
らなる光電装置により選穀板上の穀粒の流動状態
を検出し、偏流現象が選穀板上に生じた際には駆
動装置に信号を送出して選穀板の傾斜等を調節す
るようにし、その流動変化が正常状態にに復帰す
るまでの間は、選穀板排出端部に設けた玄米通路
に異種粒が流下して混入するため、これに対応し
て玄米通路を再選別行程の循環回路に自動的に切
換えするとともに、穀粒の流動状態が正常に回復
すると、直ちに玄米通路を機外へ通じる排出通路
に自動的に切換えする。
らなる光電装置により選穀板上の穀粒の流動状態
を検出し、偏流現象が選穀板上に生じた際には駆
動装置に信号を送出して選穀板の傾斜等を調節す
るようにし、その流動変化が正常状態にに復帰す
るまでの間は、選穀板排出端部に設けた玄米通路
に異種粒が流下して混入するため、これに対応し
て玄米通路を再選別行程の循環回路に自動的に切
換えするとともに、穀粒の流動状態が正常に回復
すると、直ちに玄米通路を機外へ通じる排出通路
に自動的に切換えする。
(実施例)
穀粒に籾・籾玄米・玄米を用い、選穀板上の流
動現象と光電装置との関係を実施例図について説
明する。第4図、第6図は選穀板上に籾・籾玄
米・玄米が流束をなして流動する現象を示し、選
穀板面に光電装置を設けた平面図であり、第5
図、第7図はそれぞれの側断面図である。第4
図、第5図では玄米が前側に偏流し選穀板が露出
すると光源20の反射光線が受光素子21に受光
検出され駆動装置に信号されて、その露出部が籾
で被われるように整流する。第6図、第7図は、
これと逆に籾が後側に偏流して前側部が露出し光
源20′の反射光線が受光素子21′に受光検出さ
れ駆動装置への信号により露出部が玄米で被われ
るように整流する。
動現象と光電装置との関係を実施例図について説
明する。第4図、第6図は選穀板上に籾・籾玄
米・玄米が流束をなして流動する現象を示し、選
穀板面に光電装置を設けた平面図であり、第5
図、第7図はそれぞれの側断面図である。第4
図、第5図では玄米が前側に偏流し選穀板が露出
すると光源20の反射光線が受光素子21に受光
検出され駆動装置に信号されて、その露出部が籾
で被われるように整流する。第6図、第7図は、
これと逆に籾が後側に偏流して前側部が露出し光
源20′の反射光線が受光素子21′に受光検出さ
れ駆動装置への信号により露出部が玄米で被われ
るように整流する。
第8図、第9図の選穀板の装置全体の構造につ
いて説明すると、給穀部1の下部に粗雑面選穀板
2とその周側に立設した側壁部3とからなる選穀
板枠4を上部支点5,6と下部支点7,8におい
て揺動杆9,10によつてそれぞれ揺動自在に架
枠11上に支架し、主電動機12が駆動する主軸
13に軸装したエキセントリツク14と上部支点
5とをロツド15によつて連結し、選穀板枠4を
前上がりの揺動角βにおいて斜め前後に揺動す
る。
いて説明すると、給穀部1の下部に粗雑面選穀板
2とその周側に立設した側壁部3とからなる選穀
板枠4を上部支点5,6と下部支点7,8におい
て揺動杆9,10によつてそれぞれ揺動自在に架
枠11上に支架し、主電動機12が駆動する主軸
13に軸装したエキセントリツク14と上部支点
5とをロツド15によつて連結し、選穀板枠4を
前上がりの揺動角βにおいて斜め前後に揺動す
る。
制御装置16のある制御用電動機17すなわち
制御用駆動装置が正逆両回転に駆動する螺軸18
に螺合する両調節杆19は下部支点8に連結さ
れ、螺軸18上を調節杆19が離合することによ
つて上部支点6の高さを調節し選穀板2の傾斜仰
角αが調節される。選穀板2の選穀板枠4の後側
には光源20と受光素子21とからなる光電装置
を選穀板2に投光し反射受光する角度に装備し、
前側には光源20′と受光素子21′とからなる光
電装置を同様に装備し受光素子21,21′と駆
動装置の制御装置16とを制御用電気回路22に
よつて連結する。但し、光源と受光素子とからな
る光電装置は前後いずれか一側に設けるだけで自
動制御の目的を達する場合もある。
制御用駆動装置が正逆両回転に駆動する螺軸18
に螺合する両調節杆19は下部支点8に連結さ
れ、螺軸18上を調節杆19が離合することによ
つて上部支点6の高さを調節し選穀板2の傾斜仰
角αが調節される。選穀板2の選穀板枠4の後側
には光源20と受光素子21とからなる光電装置
を選穀板2に投光し反射受光する角度に装備し、
前側には光源20′と受光素子21′とからなる光
電装置を同様に装備し受光素子21,21′と駆
動装置の制御装置16とを制御用電気回路22に
よつて連結する。但し、光源と受光素子とからな
る光電装置は前後いずれか一側に設けるだけで自
動制御の目的を達する場合もある。
次に、揺動選穀機Aを脱装置B,Cと組合せ
た装置を第1図について説明する。Bは長方形の
アスピレーター基台で、該基台Bの上部長方向の
一側にロール軸脱機Cを、他側に揺動選穀機A
をそれぞれ載設して一体的に形成した脱選別装
置であり、その穀粒の流れを簡単に説明する。脱
機Cの供給ホツパー24に原料籾を投入して駆
動部を起動すると、籾は機Cの内の脱ロール2
5,25間に流下して籾摺され、その脱物は基
台B内のアスピレーターにより風選別され籾穀は
排風筒26を介して機外に排出され、また、籾・
玄米の混合粒は基台底部に集積して昇降機27の
貯留タンク28を介して揺動選別機Aの選穀板2
に供給される。そして選穀板2面の揺動作用によ
り選別された籾・玄米の混合粒は混合粒取出口2
9から流出して循環回路30に流入し、該回路3
0は前記基台Bおよび昇降機27を介して前記選
穀板2を複数回通過して再選別するように形成さ
れ、また玄米は玄米取出口31から流出してスロ
ワー32を介して機外に排出され、籾は籾取出口
33から流出してスロワー34を介して前記供給
ホツパー24に返還されるように形成してある。
た装置を第1図について説明する。Bは長方形の
アスピレーター基台で、該基台Bの上部長方向の
一側にロール軸脱機Cを、他側に揺動選穀機A
をそれぞれ載設して一体的に形成した脱選別装
置であり、その穀粒の流れを簡単に説明する。脱
機Cの供給ホツパー24に原料籾を投入して駆
動部を起動すると、籾は機Cの内の脱ロール2
5,25間に流下して籾摺され、その脱物は基
台B内のアスピレーターにより風選別され籾穀は
排風筒26を介して機外に排出され、また、籾・
玄米の混合粒は基台底部に集積して昇降機27の
貯留タンク28を介して揺動選別機Aの選穀板2
に供給される。そして選穀板2面の揺動作用によ
り選別された籾・玄米の混合粒は混合粒取出口2
9から流出して循環回路30に流入し、該回路3
0は前記基台Bおよび昇降機27を介して前記選
穀板2を複数回通過して再選別するように形成さ
れ、また玄米は玄米取出口31から流出してスロ
ワー32を介して機外に排出され、籾は籾取出口
33から流出してスロワー34を介して前記供給
ホツパー24に返還されるように形成してある。
第2図は、選穀板排出端側の側断面図を示し、
選穀板2の排出端部23に設けた排出用流路内に
案内壁35,35を移動調節自在に適宜な間隔を
介してそれぞれ立設すると共に、玄米通路36、
玄米の混合粒通路37、籾通路38にそれぞれ区
画し、前記玄米通路36が取出口31に通じる排
出通路39と、前記循環回路30の混合粒通路3
7とに分岐する分岐部に切換弁40を枢着して設
け、該弁40を切換可能に切換用電磁石41に取
付けその制御回路42を切換用電磁石41に接続
し、また該制御回路42は、光電装置20,21
または20′,21′と制御用駆動装置とを連結す
る前記制御電気回路22に関連的に接続してあ
る。
選穀板2の排出端部23に設けた排出用流路内に
案内壁35,35を移動調節自在に適宜な間隔を
介してそれぞれ立設すると共に、玄米通路36、
玄米の混合粒通路37、籾通路38にそれぞれ区
画し、前記玄米通路36が取出口31に通じる排
出通路39と、前記循環回路30の混合粒通路3
7とに分岐する分岐部に切換弁40を枢着して設
け、該弁40を切換可能に切換用電磁石41に取
付けその制御回路42を切換用電磁石41に接続
し、また該制御回路42は、光電装置20,21
または20′,21′と制御用駆動装置とを連結す
る前記制御電気回路22に関連的に接続してあ
る。
そこで、前記制御電気回路22を第3図につい
て説明する。選穀板面に設けたそれぞれの光電装
置44,44′の各光源20,20′に電源43,
43′を接続すると共に、光電装置の各受光素子
21,21′を制御電気回路22の入力側に接続
し、該電気回路22の出力側を制御用電動機17
に接続すると共に、前記電気回路22設けた各比
較器46,46′の出力側をそれぞれ分岐して制
御回路42に接続し、該回路42の出力側に切換
弁40の切換用リレーR3を装着する。そして、
前記電気回路22は、各受光素子21,21′の
出力側を増幅器45,45′を介して各比較器4
6,46′の入力側に設けた各一端子にそれぞれ
接続し、またその入力側に設けた各他端子に選穀
板露出部の検出値を設定した可変抵抗器47,4
7′をそれぞれ接続し、各比較器46,46′の各
出力側に制御用駆動装置の正逆回転する制御用電
動機17を接続してその間に正転用リレーR1と
逆転用リレーR2がそれぞれ介装してある。次
に、制御回路42は、前記比較器46の分岐した
出力側をNAND回路48とAND回路49との入
力側の各一側端子に接続すると共に、比較器4
6′の分岐した出力側をNAND回路48とAND回
路49との入力側の各他側端子に接続し、NAND
回路48の出力側をNAND回路51入力側の一端
子に接続すると共に、AND回路49の出力側を
NAND回路51入力側の他端子に接続してその間
に前記選穀板の調節に要する時間を設定したタイ
マーT1を介装し、NAND回路51の出力側に切
換用リレーR3を接続して切換用電磁石41を作
動するように形成してある。
て説明する。選穀板面に設けたそれぞれの光電装
置44,44′の各光源20,20′に電源43,
43′を接続すると共に、光電装置の各受光素子
21,21′を制御電気回路22の入力側に接続
し、該電気回路22の出力側を制御用電動機17
に接続すると共に、前記電気回路22設けた各比
較器46,46′の出力側をそれぞれ分岐して制
御回路42に接続し、該回路42の出力側に切換
弁40の切換用リレーR3を装着する。そして、
前記電気回路22は、各受光素子21,21′の
出力側を増幅器45,45′を介して各比較器4
6,46′の入力側に設けた各一端子にそれぞれ
接続し、またその入力側に設けた各他端子に選穀
板露出部の検出値を設定した可変抵抗器47,4
7′をそれぞれ接続し、各比較器46,46′の各
出力側に制御用駆動装置の正逆回転する制御用電
動機17を接続してその間に正転用リレーR1と
逆転用リレーR2がそれぞれ介装してある。次
に、制御回路42は、前記比較器46の分岐した
出力側をNAND回路48とAND回路49との入
力側の各一側端子に接続すると共に、比較器4
6′の分岐した出力側をNAND回路48とAND回
路49との入力側の各他側端子に接続し、NAND
回路48の出力側をNAND回路51入力側の一端
子に接続すると共に、AND回路49の出力側を
NAND回路51入力側の他端子に接続してその間
に前記選穀板の調節に要する時間を設定したタイ
マーT1を介装し、NAND回路51の出力側に切
換用リレーR3を接続して切換用電磁石41を作
動するように形成してある。
上述の構成であるから、給穀部1から選穀板2
上に供給された籾玄米の混合穀粒は揺動角βの揺
動作用によつて前方に揺上げられながら軽くて摩
擦係数の大きい籾粒は浮上し、重くて摩擦係数の
小さい玄米粒は押流されて後側に偏流して選穀板
2の前後両側にそれぞれ分離して排出端部23側
に向つて流出するが、玄米・籾のいずれかの穀粒
流束が、選穀板2の前後に変移して選穀板2面に
露出部が現れると、選別穀粒に偏流現象を発生し
て選別作用が乱れるから、これを受光素子21,
21′により検出し受光素子21,21′からの露
出検出信号により制御用駆動装置の制御用電動機
17を正逆回転し、選穀板2の仰角αを自動的に
調節し、また前記検出信号の消滅により前記電動
機17は回転を停止して穀粒の流動を調節し安定
して高精度の選穀作用を継続的に行うと共に、選
穀板2面に前述の偏流現象が生ずると選穀板排出
端部23に装設した玄米通路36に籾粒が流下し
て混入するので、前記受光素子21,21′のい
ずれか一方が露出検出信号を発して切換用電磁石
41が作動して直ちに切換弁40を切換して該通
路36を籾・玄米混合粒の循環回路30に連通さ
せ、また所定の調節時間を経過するとタイマー
T1の調節時間の終了信号により切換用電磁石4
1が作動して前記弁40を切換して玄米通路36
を排出通路39に再び連通復帰して高精度の選別
作用が継続される。
上に供給された籾玄米の混合穀粒は揺動角βの揺
動作用によつて前方に揺上げられながら軽くて摩
擦係数の大きい籾粒は浮上し、重くて摩擦係数の
小さい玄米粒は押流されて後側に偏流して選穀板
2の前後両側にそれぞれ分離して排出端部23側
に向つて流出するが、玄米・籾のいずれかの穀粒
流束が、選穀板2の前後に変移して選穀板2面に
露出部が現れると、選別穀粒に偏流現象を発生し
て選別作用が乱れるから、これを受光素子21,
21′により検出し受光素子21,21′からの露
出検出信号により制御用駆動装置の制御用電動機
17を正逆回転し、選穀板2の仰角αを自動的に
調節し、また前記検出信号の消滅により前記電動
機17は回転を停止して穀粒の流動を調節し安定
して高精度の選穀作用を継続的に行うと共に、選
穀板2面に前述の偏流現象が生ずると選穀板排出
端部23に装設した玄米通路36に籾粒が流下し
て混入するので、前記受光素子21,21′のい
ずれか一方が露出検出信号を発して切換用電磁石
41が作動して直ちに切換弁40を切換して該通
路36を籾・玄米混合粒の循環回路30に連通さ
せ、また所定の調節時間を経過するとタイマー
T1の調節時間の終了信号により切換用電磁石4
1が作動して前記弁40を切換して玄米通路36
を排出通路39に再び連通復帰して高精度の選別
作用が継続される。
なお、本発明は光源の投光した光線が穀粒の干
渉によつて変化する受光素子の受光量を検出して
駆動装置を正逆いずれかに回転するように信号し
傾斜仰角α・揺動角β、振動数または振幅等の要
素を自動的に調整し、また駆動装置の電気回路と
は電動機を正逆両方向に回転する電気回路もしく
は一方向に回転する電動機の駆動する伝動装置を
正逆両方向に回転させるクラツチを作動する電磁
石の電気回路等を意味する。
渉によつて変化する受光素子の受光量を検出して
駆動装置を正逆いずれかに回転するように信号し
傾斜仰角α・揺動角β、振動数または振幅等の要
素を自動的に調整し、また駆動装置の電気回路と
は電動機を正逆両方向に回転する電気回路もしく
は一方向に回転する電動機の駆動する伝動装置を
正逆両方向に回転させるクラツチを作動する電磁
石の電気回路等を意味する。
本発明の光電装置の光源は電灯(白熱灯、アー
ク灯、蛍光灯等)または発光ダイオードなどを意
味し、光電変換素子すなわち受光素子は光起電力
素子(セレン光電池、シリコン太陽電池、フオト
ダイオード、フオトトランジスター等)、光電子
放出素子(光電管、光電子倍増管、テレビカメラ
撮影管、イメージ管等)を指す。
ク灯、蛍光灯等)または発光ダイオードなどを意
味し、光電変換素子すなわち受光素子は光起電力
素子(セレン光電池、シリコン太陽電池、フオト
ダイオード、フオトトランジスター等)、光電子
放出素子(光電管、光電子倍増管、テレビカメラ
撮影管、イメージ管等)を指す。
また、光源から投光する選穀壁板の局部を穀粒
より反射力の弱い暗黒色にすることがあるが、選
穀壁板の仰角αは選穀壁板の投光局部が穀粒より
反射力の強い場合と同様に投光局部が露出すると
増大して傾斜が急になるようにする。
より反射力の弱い暗黒色にすることがあるが、選
穀壁板の仰角αは選穀壁板の投光局部が穀粒より
反射力の強い場合と同様に投光局部が露出すると
増大して傾斜が急になるようにする。
(発明の効果)
このように本発明は、揺動選別機選別作用にお
いて、選穀板上の穀粒の流動状態が変化し、偏流
現象を生じると、選穀板面に設けた光電装置のい
ずれかが検知信号を発し、その信号により選穀板
の制御用駆動装置が作動して選別板の傾斜角度を
変える等の選別穀粒の流動調節を行うとともに、
穀粒排出通路の切換弁が作動して玄米通路に異種
粒が流下混入しないようにその流動変化が正常状
態に復帰する間は玄米通路を再選別行程の循環回
路に自動的に切換えし、穀粒の流動状態が正常に
回復するとまた自動的に切換弁が復帰作動して自
動的に穀粒を機外へ排出することができるもので
あり、選穀機の選別穀粒の流動調節と排出穀粒の
通路変更の完全自動化により、高精度の選別作用
を継続実施することができるとともに、異種粒の
混入を完全に防止し、常に良質精選穀粒を確実に
かつ迅速に量産することができる。
いて、選穀板上の穀粒の流動状態が変化し、偏流
現象を生じると、選穀板面に設けた光電装置のい
ずれかが検知信号を発し、その信号により選穀板
の制御用駆動装置が作動して選別板の傾斜角度を
変える等の選別穀粒の流動調節を行うとともに、
穀粒排出通路の切換弁が作動して玄米通路に異種
粒が流下混入しないようにその流動変化が正常状
態に復帰する間は玄米通路を再選別行程の循環回
路に自動的に切換えし、穀粒の流動状態が正常に
回復するとまた自動的に切換弁が復帰作動して自
動的に穀粒を機外へ排出することができるもので
あり、選穀機の選別穀粒の流動調節と排出穀粒の
通路変更の完全自動化により、高精度の選別作用
を継続実施することができるとともに、異種粒の
混入を完全に防止し、常に良質精選穀粒を確実に
かつ迅速に量産することができる。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は脱選
別装置の側面図、第2図は選穀板排出端側の側断
面図、第3図はその電気回路、第4図、第6図は
その選穀板の平面図、第5図、第7図はそれぞれ
の側断面図、第8図は揺動選別機の側断面図、第
9図はその正面図である。 1…給穀部、2…選穀板、3…側壁部、4…選
穀板枠、5…上部支点、6…上部支点、7…下部
支点、8…下部支点、9…揺動杆、10…揺動
杆、11…架枠、12…主電動機、13…主軸、
14…エキセントリツク、15…ロツド、16…
制御装置、17…制御用電動機、18…螺軸、1
9…調節杆、20,20′…光源、21,21′…
受光素子、22…電気回路、23…排出端部、2
4…供給ホツパー、25…脱ロール、26…排
風筒、27…昇降機、28…貯留タンク、29…
混合粒取出口、30…循環回路、31…玄米取出
口、32…スロワー、33…籾取出口、34…ス
ロワー、35…案内壁、36…研米通路、37…
混合粒通路、38…籾通路、39…排出通路、4
0…切換弁、41…切換用電磁石、42…制御回
路、43,43′…電源、44,44′…光電装
置、45,45′…増幅器、46,46′…比較
器、47,47′…巻片抵抗器、48,48′…
NAND回路、49,49′…AND回路、50…タ
イマー、51…NAND回路、R1,R2,R3…リレ
ー。
別装置の側面図、第2図は選穀板排出端側の側断
面図、第3図はその電気回路、第4図、第6図は
その選穀板の平面図、第5図、第7図はそれぞれ
の側断面図、第8図は揺動選別機の側断面図、第
9図はその正面図である。 1…給穀部、2…選穀板、3…側壁部、4…選
穀板枠、5…上部支点、6…上部支点、7…下部
支点、8…下部支点、9…揺動杆、10…揺動
杆、11…架枠、12…主電動機、13…主軸、
14…エキセントリツク、15…ロツド、16…
制御装置、17…制御用電動機、18…螺軸、1
9…調節杆、20,20′…光源、21,21′…
受光素子、22…電気回路、23…排出端部、2
4…供給ホツパー、25…脱ロール、26…排
風筒、27…昇降機、28…貯留タンク、29…
混合粒取出口、30…循環回路、31…玄米取出
口、32…スロワー、33…籾取出口、34…ス
ロワー、35…案内壁、36…研米通路、37…
混合粒通路、38…籾通路、39…排出通路、4
0…切換弁、41…切換用電磁石、42…制御回
路、43,43′…電源、44,44′…光電装
置、45,45′…増幅器、46,46′…比較
器、47,47′…巻片抵抗器、48,48′…
NAND回路、49,49′…AND回路、50…タ
イマー、51…NAND回路、R1,R2,R3…リレ
ー。
Claims (1)
- 1 斜め前後に振動する粗雑面選穀板の排出端部
の少なくとも前後いずれか一側付近に、光源と受
光素子とからなる光電装置を設けるとともに、前
記選穀板の傾斜等を調整して穀粒の流動状態を調
整する制御用駆動装置を設け、また前記選穀板か
ら排出する穀粒の流路を玄米通路・籾玄米の混合
粒通路・籾通路の3通路となし、前記玄米通路が
機外に通じる排出通路と循環回路とに分岐する分
岐部に切換弁を設け、前記光電装置と前記制御用
駆動回路とを制御用電気回路に連結し、前記光電
装置からの信号によつて前記玄米通路を前記循環
回路へ連通するように前記切換弁を切換えた後所
定時間経過すると前記排出通路へ連通復帰するよ
うに前記切換弁に設けた切換用電磁石の制御回路
をタイマーを介して前記制御用電気回路に接続し
たことを特徴とする揺動選穀機の自動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2116979A JPS55114376A (en) | 1979-02-23 | 1979-02-23 | Automatic controller for oscillation cereal sorter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2116979A JPS55114376A (en) | 1979-02-23 | 1979-02-23 | Automatic controller for oscillation cereal sorter |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55114376A JPS55114376A (en) | 1980-09-03 |
JPS621795B2 true JPS621795B2 (ja) | 1987-01-16 |
Family
ID=12047410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2116979A Granted JPS55114376A (en) | 1979-02-23 | 1979-02-23 | Automatic controller for oscillation cereal sorter |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55114376A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6243737U (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-16 | ||
JPH036933U (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-23 | ||
JPH0529667U (ja) * | 1991-09-24 | 1993-04-20 | アミテツク株式会社 | サンデイングマシンの集塵装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58186481A (ja) * | 1982-04-24 | 1983-10-31 | 井関農機株式会社 | 揺動選別機における選別板の傾斜角度自動調整装置 |
JPS57209675A (en) * | 1982-05-10 | 1982-12-23 | Iseki Agricult Mach | Detector for cereal grain layer in oscillation type cereal grain selector |
JPS5970774U (ja) * | 1982-10-30 | 1984-05-14 | 大島農機株式会社 | 籾摺機の万石上網自動調節装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4979846A (ja) * | 1972-12-05 | 1974-08-01 | ||
JPS52107952A (en) * | 1976-03-05 | 1977-09-10 | Iseki Agricult Mach | Automatic controller of inclination angle of separating plate |
-
1979
- 1979-02-23 JP JP2116979A patent/JPS55114376A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4979846A (ja) * | 1972-12-05 | 1974-08-01 | ||
JPS52107952A (en) * | 1976-03-05 | 1977-09-10 | Iseki Agricult Mach | Automatic controller of inclination angle of separating plate |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6243737U (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-16 | ||
JPH036933U (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-23 | ||
JPH0529667U (ja) * | 1991-09-24 | 1993-04-20 | アミテツク株式会社 | サンデイングマシンの集塵装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55114376A (en) | 1980-09-03 |
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