JPS62179439A - 超音波メカニカルスキヤナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、水等の音響媒液を満たした窓材内に超音波プ
ローブを配置して成る超音波メカニカルスキャナ。

［発明の技術的背景とその問題点］ 一般に超音波メカニカルスキャナは、超音波振動子を機
械的に揺動させ、順次超音波を送信し、その反射波を受
信して超音波画像を得るものである。このような超音波
メカニカルスキャナにあっては、揺動している振動子を
生体に直接光てることができないため、生体に当たるス
キャナ先端を第３図に示すようにプラスチック又はゴム
製の窓材５で覆い、その室内に超音波プローブ７を収納
している。そして生体に適用される超音波の周波数範囲
では、空気があると超音波が伝わらないため、窓材５内
に超音波を伝えやすい液体（音響媒液）８を満たすよう
になっている。ところがこの液体８内に空気の泡が混入
すると超音波画像に悪影響を及ぼすので窓材５内に発生
した気泡は何らかの方法で取り除く必要がおり、また取
り除くだけでなく次の気泡の発生をなるべく遅らせるよ
うにする必要がある。一般にこの種超音技メカニカルス
キャナは、モータの回転運動（第３図矢印Ａ参照）をリ
ンク機ＭＡ９などで揺動運動に変換して振動子７に揺動
運動（第３図矢印Ｂ参照）を与えるようになっているた
め、モータを液内へ完全に浸さない限りはモータに直結
したシャフト１０とオイルシール１１との間で液体８の
流出及び気泡の混入を防止する必要があり、そのために
は第３図ようなオイルシール１１の向きの場合気泡の混
入を防止するために液体８側を陽圧にする必要がある。

そこで従来は第４図に示すように窓材５内の後方に該室
内に連通するゴム製の円筒状チューブ１２を設け、室内
６のエア扱き完了後、チューブ１２を破線のようにふく
らませて止栓１３にて密閉構造とし、これによりゴムチ
ューブ１２の弾性で窓材５内を陽圧にして気泡の発生防
止を図っていた。

しかしながらこのような従来の構造では、止栓１３の開
閉を必要とするばかりか、ゴムチューブ１２により得ら
れる陽圧が少ないため、エア扱きを行うのがかなり困難
でおり、また気泡の発生を充分に防止することができな
かった。

［発明の目的］ 本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、エア扱
きを簡単に行うことができると共に気泡の発生を充分に
防止することのできる超音波メカニカルスキャナを提供
することを目的とする。

［発明の概要］ 上記目的を達成するための本発明の概要は、音ｅ媒液が
満たされた窓材内に超音波プローブを配置し、前記窓材
を被検体に当接させた状態で前記超音波プローブをメカ
ニカルスキャンして被検体断面像を得る超音波メカニカ
ルスキャナにおいて、前記窓材内に発生した気泡を抜く
ための開閉自在なエア扱き口と、前記窓材内に連通ずる
密閉形状の弾性体袋とを備え、かつ該弾性体袋の一部に
、針挿入により音響媒液の出入が可能で針抜き後音響媒
液の流れが止まる栓を設けたことである。

［発明の実施例］ 以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。

第１図は本発明超音波メカニカルスキャナの要部の正面
図であり、第２図はその組立図である。

これらの図において、従来のものと同一の部分には同一
の符号を付しである。

１は窓材５の側面に設けたエア抜き口である。

このエア扱き口１はエア抜き用ネジ２と図示しないバッ
キングとからなり、エア抜き用ネジ２によって開閉され
るようになっている。

３は密閉形状の弾性体袋の一例でおるゴム袋であり、ゴ
ムチューブ３ａによって窓材５内と連通されている。こ
のゴム袋３は第２図に明示するように円弧形状であり、
振動子７の支持枠１４の円筒部１５に外嵌し取付けられ
るようになっている。

４はゴム袋３に設けたゴム栓（いわゆるヘソゴム）であ
り、注射針で液注入が可能で針抜き後、液を封止するこ
とができるようになっている。

したがってこのようなスキャナは、窓材５内にエアが混
入した場合、エア抜き口１を上方に向けた状態でエア抜
き口１のエア抜き用ネジ２を取外して開口し、音響媒液
の入った注射筒（図示せず）でゴム栓４を刺して液を注
入することにより、比重の軽い気泡を上方のエア抜き口
１から追い出すことができ、また、エア抜き口１を閉じ
て注射筒からざらに液をゴム袋３に圧入することでゴム
袋３の弾力により窓材５内を充分な陽圧状態に保ら、次
の気泡の発生を充分に防止することができる。

しかも、注射筒をゴム栓４より抜いた後は、ゴム栓４の
弾性力によって音ｅｔＭ液の流出を防止できるばかりか
、新たなエアの混入をも確実に防止することができる。

次に、上記超音波メカニカルスキャナにおいて、プロー
ブ７のリード線の断線等を有効に防止する手段について
説明する。

第２図において、１６はプロー７７のリード線であり、
プローブ７から出た部分１６ａを予め熱処理によってカ
ール状に成形し、プローブ７の揺動軸１７の周りにリー
ド線同志及び他の部品に接触しないように配置しである
。先述したようにこの種スキャナは、超音波プローブ７
を機械的に揺動させ、超音波の送信及び反射波の受信を
繰り返すことによりセクタ状に超音波画像を得るもので
あるため、機械的に揺動しているプローブ７へ超音波送
信パルスを送り、振動子７から受信のエコー信号を超音
波画像装置へ送るリード線１６を設ける必要がある。こ
の場合プローブ７から直接、揺動じない支持枠１４（１
４ａが揺動軸１７の軸受部となっている）へリード線を
引き出すと、プローブ７は１秒間に３０回程度揺動を繰
り返すため、プローブのリード線に繰り返し応力がかか
って断線し、スキャナ全体の寿命短くしてしまうという
問題がある。この問題を解決するには、プローブのリー
ド線を揺動軸１７の周りに余裕をもって巻き付ければ、
揺動による力を逃がすことができるとも考えられるが、
リード線をスキャナ組立時に揺動軸周りに、軸や他の部
品に触れないように、またリード線同志も接触しないよ
うに一定に巻き付けるのはかなり困難であるし、仮にう
まく。

巻き付けることができたとしてもスキャナ揺動中はリー
ド線が固定されている訳ではなのでリード線の復元力及
び揺動の力により巻いた形状が崩れリード線同志や他の
部品に接触し、リード線が摩耗して断線し、必要寿命が
得られない。そこで本実施例においては、リード線１６
のプローブ７から出た部分１６ａを予め熱処理によって
カール状に成形し、プローブ７の揺動軸１７の回りにリ
ード線同志及び他の部品に接触しないように配置するこ
とによりスキャナの組立バラツキをなくし、スキャナ揺
動中のリード線の断線をなくし、寿命及び信頼性の向上
を図っている。具体的にはリード線１６を、同軸線とな
っていて外被が一体でできているいわゆる同軸ケーブル
とし、このリード線を予め用意した所定の径（揺動軸１
７より大径）の棒に巻き付けて固定し、約１００’Ｃの
熱を加えることにより外被の熱変形でカール状に形成す
る。

そしてこのように予め形成したリード線をプローブ７に
組み込む。或いは熱処理していないリード線をプローブ
に付けた後同様の手段でカール状に形成しても良い。そ
して、このようにすることによりカール状リード線１６
が付いたプローブ７をスキャナ組み込む時には容易にリ
ード線１６を支持枠１４に固定することができる。

以上本発明の一実施例について説明したが本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲
内で適宜に変形実施可能であることはいうまでもない。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明によれば窓材内にエアが混
入した場合、弾性体袋の栓に注射筒の針を刺して簡単に
エア扱き口からエアを追い出すことができ、また弾性体
袋に液を圧入することで該袋の弾力により窓材内を充分
な陽圧状態に保ち、次の気泡の発生を充分に防止するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の要部の正面図、第２図は同上組
立図、第３図及び第４図はそれぞれの従来の超音波メカ
ニカルスキャナの説明図である。 １・・・エア扱き口、３・・・弾性体袋、４・・・線、
５・・・窓材、７・・・超音波プローブ。 ４放

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）音響媒液が満たされた窓材内に超音波プローブを
   配置し、前記窓材を被検体に当接させた状態で前記超音
   波プローブをメカニカルスキャンして被検体断面像を得
   る超音波メカニカルスキャナにおいて、前記窓材内に発
   生した気泡を抜くための開閉自在なエア抜き口と、前記
   窓材内に連通する密閉形状の弾性体袋とを備え、かつ該
   弾性体袋の一部に、針挿入により音響媒液の出入が可能
   で針抜き後音響媒液の流れが止まる栓を設けたことを特
   徴とする超音波メカニカルスキャナ。
2. （２）前記弾性体袋はゴム袋とし、その栓はゴム栓とし
   た特許請求の範囲第１項記載の超音波メカニカルスキャ
   ナ。