JPS6217935A - イオン源 - Google Patents

イオン源

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JPS6217935A
JPS6217935A JP60156570A JP15657085A JPS6217935A JP S6217935 A JPS6217935 A JP S6217935A JP 60156570 A JP60156570 A JP 60156570A JP 15657085 A JP15657085 A JP 15657085A JP S6217935 A JPS6217935 A JP S6217935A
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vacuum chamber
gas
ion
vacuum
hole
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高一 斧
Tatsuo Omori
達夫 大森
Shigeto Fujita
重人 藤田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、イオン源に関し、特に、半導体素子製造プ
ロセスの分野におけるイオン注入、イオンビーム露光、
イオンビーム堆積、イオンビームエツチングまたはイオ
ンビーム描画などの微細加工に用いられる高輝度イオン
ビームの気体イオン源に関する。
[従来の技術] 従来この種の装置としては、たとえば伊藤糾次他著:イ
オンインブランテーション(昭晃堂、昭和51年)に掲
載された第4図に示すものがある。
まず、第4図に示す従来のイオン源の構成について説明
する。第4図において、従来のイオン源は放電室1と真
空室25とを備える。放電室1には陰極4と中間電極5
と陽極6とが設けられ、中間電極5と陽極6には、それ
ぞれ中間電極孔7と陽極孔24とが設けられる。また、
放電室1には陰極4と中間電極5との間にキャリア気体
を導入するためのキャリア気体導入口9と、中間電極5
とwAAc1の間に試料気体を導入するための試料気体
導入口10とが設けられる。
真空室25は陽極6によって放電室1から隔てられ、か
つ陽極孔24により放lli室1に通じている。真空室
25には、排気のための真空引口28と、陽極6に近接
してイオンを引出すための引出電極26とが設けられる
。この引出電極26にはイオンを引出すための引出電極
孔27が設【プられる。
次に、従来のイオン源の動作について説明する。
まず、真空引目28から真空室25の排気を行なって、
放電室1と真空室25とを所定の真空度にする。続いて
、放電室1にキャリア気体導入口9からキャリア気体を
導入し、陰極4と中間電極5との間に直流電圧を印加す
る。すると、キャリア気体は陰極4と中間電極5との間
に生じるグロー放電あるいはアーク放電により電離して
、プラズマが生じる。生成したプラズマは中間電極孔7
を通過して、中間電極5と陽極6との間に流入する。こ
こで、試料気体を試料気体導入口10から放電室1内に
導入すると、キャリア気体のプラズマは導入された試料
気体と衝突して試料気体をイオン化する。イオン化され
た試料気体は陽極孔24を通過し、陽極6と引出電極2
6との間に流入する。陽極6と引出電極26との間には
直流電圧が印加され、電場が生じているので、この電場
により第4図の矢印Eで示す方向に引出m 4Y1孔2
7からイオン流が引出される。このとき、イオン流とと
もにイオン化されていない中性気体も分子ビーム状とな
って真空室25内に流入する。
[発明が解決しようとする問題点] 従来のイオン源では、上述したようにイオンの引出電極
は放電室の陽極に近接して設けられていた。このため、
引出電極は放電室で生成した高温のプラズマからイオン
流を引出すので、得られるイオン流の温度は高く、イオ
ンの無1・Y高運動は大きかった。この無作為運動はイ
オン流を加速して得られるイオンビームにおいても残存
するので、電磁場を用いてビームを集束させ得る径には
限界があり、従来のイオン源を集束イオンビームなどの
超高輝度イオンビームに適用することは不可能であった
ところで、気体原子または気体分子に関する超高輝度イ
オンビームのイオン源としては、これまで、液体窒素あ
るいは液体ヘリウムで冷却した金属表面に凝固させた気
体原子・分子層からのイオンの電界放出を用いており、
引出されたイオン流の温度は低く、イオンの無作為運動
は小さいものの、上述の従来のイオン源と比較してイオ
ン流量が著しく少なくかつ装置も複雑であるという問題
点があった。
それゆえに、この発明は上述のような問題点を解消する
ためになされたもので、集束イオンビームなどの超高輝
度イオンビームに適用できるイオン源を得ることを目的
とする。
[問題点を解決するための手段] この発明にかかるイオン源は、弱電離気体発生手段によ
り弱電離気体を発生させ、これを隔板に設けられている
1つの孔を経て、第1の真空室内に導入し、第1の真空
室内で超音速自由膨張させて、超音速自由膨張流を発生
させ、超音速自由膨張流における温度の低下した領域に
、それぞれが1つの孔を有する複数個の引出電極を設け
、電場発生手段によって引出電極間に電場を生じさせて
、イオン流を第2の真空室内に引出すようにしたもので
ある。
[作用] この発明における少数の引出電極は、第1の真空室内で
超音速自由膨張した弱電離気体の超音速自由膨張流にお
ける気体温度の低下した領域からイオン流を引出して、
第2の真空室内に導入し、第2の真空室内ではさらに気
体を膨張させることによって気体温度を低下させるので
、無作為運動の極めて小さいイオン流が得られる。した
がって、このイオン源は集束イオンビームなどの超高輝
度イオンビームに適用することができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図はこの発明の一実施例のイオン源の概略を示1図
である。まず、この一実施例のイオン源の概略の構成に
ついて説明する。第1図において、イオン源は放電室1
と真空室2と真空室3とを備える。放電室1は弱電離気
体を発生させるものである。真空室2は放電室1で発生
した弱″iMfIji気体を超音速自由膨張させるため
のものである。真空室3は真空室2内で生じた超音速自
由膨張流をさらに膨張させるためのものである。したが
って、真空室2は放電室1よりも高真空にされ、真空室
3は真空室2よりも高真空にされる。たとえば、動作時
の放電室1は50TorrPi!度に、真空室2は10
− ’ Torr程度に、真空室3は10−’Torr
程度にされる。
放電室1には陰極4と中間電極5と陽極6とが設けられ
る。中間電極5には中間電極孔7が設けられ、陽極6に
は陽極孔9が設けられる。また、放電室1にはキャリア
気体を導入するためのキャリア気体導入口10と試料気
体を導入するための試料気体導入口11とが設けられる
真空室2は陽極6を介して放電室1に接し、かつ陽極孔
9により放電室1に通じる。陽極孔9の形状は円形でも
よく、また正方形あるいは長方形でもよい。真空室2に
は、排気のための真空引口12が設置プられる。真空室
2と真空室3との間には、これら2つの真空室を隔て、
かつ真空室2内で生じる超音速自由膨張流からイオン流
を引出すための一方の引出電極14aが設けられる。
真空室3には、排気のための真空引口13と他方の引出
電極14bとが設けられる。これらの引出電極14aお
よび14bには、イオンが通過するためのそれぞれ1つ
の引出電極孔15aおよび15bが設けられる。引出電
極14aおよび14bには図示しない直流電圧発生源か
ら直流電圧が印加されて、引出電極14.a、14.b
間には電場が生じる。このような引出電極は第1図に示
すように2つの電極148.14bから構成されるもの
に限定されるものではなく、多数の電極で引出電極を構
成し、それらの電極間に電圧を印加して電場を生じさせ
てもよい。
上述において説明したこの発明の一実施例の構成は、従
来のイオン源の欠点を解消したものである。すなわち、
従来のイオン源では第4図に示す一〇− ように、引出電極は隔板である陽極に近接して設けられ
ているので、引出電極と陽極との間には気体が充満する
ため弱電離気体は超音速自由膨張流を形成するには至ら
ない。そこで、この発明では、放電室で得られた弱電離
気体を第1の真空室内で超音速自由膨張させるために引
出電極を陽極から十分離して設けるとともに、気141
度の低下した超音速自由膨張流からイオンを引出すため
に、引出電極を複数の電極で構成しこれらの間に電界を
与え、引出したイオン流の温度を低下させるためにさら
に第2の真空室内に導いて膨張させる。
次に、第1図に示すイオン源の具体的動作について詳細
に説明する。
所定の真空度にした後、放電室1にはキャリア気体導入
口10からキャリア気体が導入される。
導入されるキャリア気体はたとえばアルゴンガスである
。ここで、陰極4と中間電極5との間に直流電圧を印加
すると、これらの電極間にはグロー放電またはアーク放
電が生じ、キャリア気体は電離してプラズマが生成する
。このプラズマは中間電極孔7を通過して、中間電極5
と陽極6との間に流入する。流入したプラズマは試料気
体導入口11から導入された試料気体をイオン化する。
導入される試料気体はたとえばナトリウム蒸気である。
イオン化した試料気体と主1グリア気体のプラズマは陽
極孔9を通過して、真空室2内に流入し超音速自由膨張
する。第1図において、超音速自由膨張したプラズマの
流れを矢印Aで示す。この超音速自由膨張流の存在する
領域を静寂領域(zOne of  S 1lence
)と称するが、この静寂&[16は樽形衝撃波(t3a
rrel 31+ock) 17とマツ八円盤(Mac
h D isk ) 19とによって囲まれた領域であ
る。
静寂領域16の外側には、樽形wIi撃波17に近接t
、+rシエツl−境界(Jet  3oundary 
) 18が形成され、マツへ日餡19の下流には反射衝
撃波(Reflected  SI+ock) 20が
形成される。第1図に示すマツ八円盤19と反射衝撃+
!!220とは引出電極14aおよび14bの存在の影
響が無視できる場合における理想的な形状を示したもの
であり、実際には引出電極によって乱された形状になる
静寂領域16では、プラズマは断熱膨張を行ない、下流
に移行するに従ってプラズマの密度、温度および粒子間
の衝突頻度は減少して電離度は凍結するが、逆にプラズ
マの流速は増加する。断熱膨張による密度は放電室1内
のプラズマ密度の1/1000程度に減少し、温度は放
電室1内の1/100程度になる。したがって、放電室
1内のプラズマが典型的なグロー放電あるいはアーク放
電により生成された場合、断熱膨張による温度は電子に
関しては絶対温度2000〜1000mに留まるものの
、中性原子・分子やイオンなどの自由粒子に関しては2
0〜数度にまで低下する。
上述のマツ八円盤19は衝撃波であるので、マツ八円盤
19の下流では気体温度は上昇する。従って、静寂領域
16内の気体温度はマツ八円盤19の手前で最低になる
ので、イオンの引出はこの領域で行なわれる辷とが好ま
しく、一方の引出電極14aはたとえばマツ八円盤19
の10〜20am手前に設置される。
ところで、静寂領域16は陽極孔9の形状および大きさ
、放電室1内の気体圧力ならびに真空室2内の圧力によ
って規定される。さらに静寂領域16内の流れの性質は
上述したように、下流にいくに従い気体は膨張し、領域
の断面積は大きくなり、流速は速くなり、気体密度と温
度とは低下する。したがって、超音速自由膨張流の静寂
領域16からのイオンの取出を真空室内の圧り等の色々
な条件の変化に対応して最適に保つためには、引出電極
を超音速自由膨張流に対して移動自在に設けることが好
ましい。このような移動自在な機構の概略を第2図に示
す。第2図において、たとえばバッキング22を備えた
真空室3の外壁31は真空室2の内W21に嵌め込まれ
る。真空室3に設けられた引出電極14aおよび14b
は内壁21に対して外!!31を第2図に示す矢印Cお
よびD方向に摺動することにより自在に移動できるので
、条件に従って、最適の位置でイオン流を引出ずことが
できる。
第1図および第2図に示す引出電極14a、14bには
直流電圧が印加され、引出電極14a#よぴ14b間に
電場が生じる。イオンは電場のベクトル方向に移動し、
電子は電場の逆ベクトル方向に移動する。これによりイ
オン流が引出電極孔15aおよび15bを経て、真空室
3内に引出される。引出電極14aおよび14b間の電
場により引出されたイオン流を第1図において矢印8で
示す。引出されたイオン流は真空室3内で膨張し、気体
温度はさらに低下する。
ところで、静寂領域16内の超音速自由膨張流は引出電
極14aに衝突すると、衝撃波を形成し、その下流で気
体の温度が上昇する。したがって、気体温度の上昇を防
止するために、引出電極はなるべく衝撃波を形成しない
形状にすることが好ましい。第3図はこのような引出電
極の一例を示す拡大図である。第3図において、引出電
極14aは第3図において矢印Aで示す超音速自由膨張
流に向って突出した先端部14Cを有する。超音速自由
膨張流と先端部140とが衝突して発生する衝撃波23
は弱いので、気体温度の上昇は抑制される。
なお、上述の実施例では放電室1内のプラズマがグロー
放電あるいはアーク放電により生成される場合について
説明したが、放電室1内のプラズマはRF放放電電子衝
撃電離、レーザ誘起電離などの無電極放電により生成さ
れる場合でもよく、そのような場合にも上述の実施例と
同様の効果を奏する。
また、上述の実施例では真空室2と真空室3とが引出電
極14aにより隔てられているが、真空室2と真空室3
との間に孔またはノズルが形成された隔板を設け、この
隔板により2つの真空室を隔て、かつ引出電極を真空室
3内に設けてもよい。
この場合には、真空室2における超音速自由膨張流は真
空室3内でさらに膨張するのでより一層低温の気体流が
得られ、特に、引出電極148.14bを2つの真空室
を隔てる隔板から下流側に十分離して設置した場合には
、真空室2と真空室3とを引出電極14aで隔てる場合
に比較してJ:り低温の気体流からより低温のイオン流
を引出すことができる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、それぞれが1つの孔
を有する複数個の引出N4aiを、弱電離気体発生手段
と第1の真空室との間の隔板に形成された1つの孔を経
て第1の真空室内に形成されるプラズマの超音速自由膨
張流領域に設置し、超音速自由膨張により中性原子・分
子やイオンなどの自由粒子の温度が絶対温度20〜数度
にまで低下したプラズマ流から、複数個の引出電極に設
けられている孔を経て、第2の真空室にイオンを引出す
ように構成したので、温度の低いイオン流すなわちイオ
ンの無作為運動の小さいイオン流を引出すことができる
。したがって、この発明のイオン源は集束イオンビーム
などの超高輝度イオンビームに適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のイオン源の概略の構成を
示す図である。第2図は第1図に示す引出電極の移動機
構を示す図である。第3図はこの発明の一実施例のイオ
ン源において、発生する衝撃波の強度を弱めるように構
成した引出電極の一例を示す拡大図である。第4図は従
来のイオン源を示す図である。 図において、1は放電室、2は第1の真空室、3は第2
の真空室、4は陰極、5は中間電極、6は陽極、9は陽
極孔、14aおよび1411は引出電極、”15aおよ
び15bは引出電極孔、6は静寂領域を示す。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人   大  岩  増  雄 (へ(病り  。 \ N ′+ 心3図 婚4図 手続補正書(自発) 昭和  年  月  日 2、発明の名称 イオン源 3、補正をする者 名 称  (601)三菱電機株式会社5、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄お
よび図面の簡単な説明の欄。 6、補正の内容 別紙のとおり。(補正の対象の欄に記載した事項以外は
内容に変更なし) yズ 」二 明  細  書 1、発明の名称 イオン源 2、特許請求の範囲 (1) 気体原子または気体分子を一部電離して弱電離
気体を発生する弱電離気体発生手段と、前記弱電離気体
発生手段により発生された弱電離気体を超音速自由膨張
させるための第1の真空室と、 前記弱電離気体発生手段と前記第1の真空室とを隔て、
かつ前記弱電離気体発生手段により発生された弱電離気
体を前記第1の真空室に導入するための1つの孔が形成
された隔板と、 前記第1の真空室で超音速自由膨張した弱電離気体をさ
らに膨張させるための第2の真空室と、前記第1の真空
室で超音速自由膨張することによって得られる気体温度
の低下した弱電離気体超音速自由膨張流の存在領域に設
けられ、それぞれに1つの孔が形成された複数個の引出
電極と、前記複数個の引出電極間に電場を発生させる電
場発生手段とを備え、 前記複数個の引出電極に設けられている前記孔を経て、
気体温度の低下した弱    超音速自由膨張流から前
記第2の真空室にイオンを引出すことを特徴とするイオ
ン源。 (2) 前記引出電極は、超音速自由膨張流に対して移
動自在に設けられることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載のイオン源。 (3) 前記弱電離気体発生手段は、グロー放電、アー
ク放電、RF放放電電子衝撃電離またはレーザ誘起電離
を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
第2項記載のイオン源。 (4) 前記隔板に設けられる孔は円形であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか
に記載のイオン源。 (5) 前記隔板に設けられる孔は、正方形または長方
形であることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
第3項のいずれかに記載のイオン源。 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] この発明は、イオン源に関し、特に、半導体素子製造プ
ロセスの分野におけるイオン注入、イオンビーム露光、
イオンビーム堆積、イオンビームエツチングまたはイオ
ンビーム描画などのt#XIIII加工に用いられる高
輝度イオンビームの気体イオン源に関する。 〔従来の技術〕 従来この種の装置としては、たとえば伊11dl糾次他
著:イオンインブランテーション(昭晃堂、昭和51年
)に掲載された第4図に示すものがある。 まず、第4図に示す従来のイオン源の構成について説明
する。第4図において、従来のイオン源は放電v1と真
空v25とを備える。放電室1には陰極4と中間電極5
と陽16とが設けられ、中間電極5と陽極6には、それ
ぞれ中間電極孔7と陽極孔24とが設けられる。また、
放電室1には陰極4と中間電極5との間にキャリア気体
を導入するためのキャリア気体導入口9と、中間型[5
と陽極6との間に試料気体を導入するための試料気体導
入口10とが設けられる。 真空室25は陽極6によって放電室1から隔てられ、か
つ陽極孔24により放電室1に通じている。真空室25
には、排気のための真空引目28と、陽極6に近接して
イオンを引出すための引出電極26とが設けられる。こ
の引出電極26にはイオンを引出すための引出電極孔2
7が設けられる。 次に、従来のイオン源の動作について説明する。 まず、真空引口28から真空室25の排気を行なって、
放電室1と真空室25とを所定の真空度にする。続いて
、真空引目28からの排気を行ないつつ、放電室1にキ
ャリア気体導入口9からキャリア気体を導入し、陰極4
と中間電極5との間に直流電圧を印加する。すると、キ
ャリア気体は陰極4と中間電極5との間に生じるグロー
放電あるいはアーク放電により電離して、プラズマが生
じる。生成したプラズマは中間電極孔7を通過して、中
間電極5と陽極6との間に流入する。ここで、試料気体
を試料気体導入口10から放電室1内に導入すると、試
料気体はキャリア気体プラズマとの相互作用により電財
する。、電離した試料気体を含むキャリア気体プラズマ
は陽極孔24を通過し、陽11!6と引出電極26との
間に流入する。 陽極6と引出電極26との間には直流電圧が印加され、
電場が生じているので、この電場により第4図の矢印E
で示す方向に引出電極孔27からイオン流が引出される
。このとき、イオン流とともに電離していない中性気体
も分子ビーム状となって真空室25内に流入する。 [発明が解決しようとする問題点] 従来の気体イオン源では、上述したようにイオンの引出
電極は放電室の陽極に近接して設けられていた。このた
め、引出電極は放電室で生成した高温のプラズマからイ
オンを引出すので、得られるイオン流の温度は高く、イ
オンの無作為運動は大きかった。この無作為運動はイオ
ン流を加速して得られるイオンビームにおいても残存す
るので、電磁場を用いてビームを集束させ得る径には限
界があり、従来の気体イオン源を集束イオンビームなど
の超高輝度イオンビームに適用することは不可能であっ
た。 ところで、気体原子または気体分子に関する超高輝度イ
オンビームのイオン源としては、これまで、液体窒素あ
るいは液体ヘリウムで冷却した金属表面に凝固させた気
体原子・分子層からのイオンの電界放出を用いており、
引出されたイオン流の温度は低く、イオンの無作為運動
は小さいものの、気体イオン源と比較してイオン流量が
著しく少なくかつ装置も複雑であるという問題点があっ
た。 それゆえに、この発明は上述のような問題点を解消する
ためになされたもので、集束イオンビームなどの超高輝
度イオンビームに適用できる気体イオン源を得ることを
目的とする。 [問題点を解決するための手段] この発明にかかるイオン源は、弱電離気体発生手段によ
り弱電離気体を発生し、これを隔板に設けられている1
つの孔を経て、第1の真空室内に導入し、第1の真空室
内で超音速自由膨張させて、弱電離気体超音速自由膨張
流を形成し1、この弱電離気体超音速自由膨張流におけ
る気体温度の低下した領域に、それぞれが1つの孔を有
する複数個の引出電極を設け、電場発生手段によって引
出電極間に電場を生じさせて、温度の低下したイオン流
を第2の真空室内に引出すようにしたものである。 [作用] この発明における複数の引出電極は、第1の真空室内で
超音速自由膨張した弱電離気体の超音速自由膨張流にお
ける気体温度の低下した領域からイオン流を引出して、
第2の真空室内に導入する。 第2の真空室内で気体はさらに膨張し、温度が低下する
ので、温度が極めて低いイオン流、すなわち無作為運動
が極めて小さいイオンが得られる。 したがって、この気体イオン源は集束イオンビームなど
の超高輝度イオンビームに適用することができる。 [実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。 第1図はこの発明の一実施例のイオン源の概略を示す図
である。まず、この一実施例のイオン源の概略の構成に
ついて説明する。第1図において、イオン源は放電室1
と真空室2と真空室3とを備える。放電室1は弱電離気
体を発生させるものであり、真空室2は放電室1で発生
した弱電離気体を超音速自由膨張させるためのものであ
り、真空室3は真空室2内で生じた超音速自由膨張流を
さらに膨張させるためのものである。したがって、真空
室2は放電室1よりも高真空に保たれ、真空室3は真空
室2よりも高真空に保たれる。たとえば、動作時の放電
室1は50Torr程度に、真空室2は10− ” T
orr程度に、真空室3は1O−6TOrr程度に保た
れる。 放電室1には陰極4と中間電極5と陽極6とが設けられ
る。中間電極5には中間電極孔7が設けられ、陽極6に
は陽極孔9が設けられる。また、放電室1にはキャリア
気体を導入するためのキャリア気体導入口10と試料気
体を導入するための試料気体導入口11とが設けられる
。 真空室2は陽極6を介して放電室1に接し、かつ陽極孔
9により放電室1に通じる。陽極孔9の形状は円形でも
よく、また正方形あるいは長方形でもよい。真空室2に
は、排気のための真空引口12が設けられる。真空室2
と真空室3との間には、これら2つの真空室を隔て、か
つ真空室2内に形成される弱電離気体超音速自由膨張流
からイオン流を引出すための一方の引出電極14aが設
けられる。 真空室3には、排気のための真空引口13と他方の引出
電極14bとが設けられる。これらの引出電極14aお
よび14bには、イオンが通過するためのそれぞれ1つ
の引出電極孔15aおよび15bが設けられる。引出電
極14aおよび14bには図示しない直流電圧発生源か
ら直流電圧が印加されて、引出電極14a、14b間に
は電場が生じる。このような引出電極は第1図に示すよ
うに2つの電極14a、14bから構成されるものに限
定されるものではなく、多数の電極で引出電極を構成し
、それらの電極間に電圧を印加して電場を生じさせても
よい。 上述において説明したこの発明の一実施例の構成は、従
来の気体イオン源の欠点を解消したものである。すなわ
ち、従来のイオン源では第4図に示したように、引出電
極は隔板である陽極に近接して設けられているので、引
出電極と陽極との間に弱電離気体が充満し、弱電離気体
は超音速自由膨張流を形成するには至らない。そこで、
この発明では、放電室で得られた弱電離気体を第1の真
空型内で超音速自由膨張させるために引出電極を陽極か
ら十分離して設けるとともに、気体温度の低下した弱電
離気体超音速自由膨張流からイオン流を引出すために、
引出電極を複数の電極で構成しこれらの間に電界を与え
、引出したイオン流の温度をさらに低下させるためにさ
らに第2の真空室内で気体を膨張させる。 次に、第1図に示すイオン源の具体的動作について詳細
に説明する。 放電室1と真空室2と真空室3とを所定の真空10一 度にした後、真空排気を行ないつつ、放電室1にキャリ
ア気体導入口10からキャリア気体を導入する。導入さ
れるキャリア気体はたとえばアルゴンガスである。ここ
で、陰極4と中間電極5との間に直流電圧を印加すると
、これらの電極間にはグロー放電またはアーク放電が生
じ、キャリア気体は電離してプラズマが生成する。この
プラズマは中間電極孔7を通過して、中間電極5と陽極
6との間に流入する。流入したプラズマは試料気体導入
口11から導入される試料気体を電離する。 導入される試料気体はたとえばナトリウム蒸気である。 キャリア気体と試料気体のプラズマは陽極孔9を通過し
て、真空室2内に流入し超音速自由膨張する。第1図に
おいて、超音速自由膨張したプラズマの流れを矢印Aで
示す。この超音速自由膨張流の領域を静寂領域(zon
e of  S l1ence)と称するが、この静寂
領域16は樽形衝撃波(13arrel 5hock)
 17とマツ八円盤(Mach D lsk ) 19
とによって囲まれた領域である。 静寂領域16の外側には、樽形衝撃波17に近接してジ
ェット境界(Jet  5oundary ) 18が
形成され、マツハ円盤19の下流には反rA衝撃波(R
eflected  5hock) 20が形成される
。第1図に示すマツハ円盤19と反射衝撃波20とは引
出電極14aおよび1411の存在の影響が無視できる
場合における理想的な形状を示したものであり、実際に
は引出電極によって乱れる。 静寂領域16では、プラズマは断熱膨張を行ない、下流
に移行するに従ってプラズマの密度、温度および粒子間
の!lli突頻度は減少しm離度は凍結するが、プラズ
マの流速は増加する。断熱膨張によるプラズマの密度は
放電室1内のプラズマ密度の1/1000程度に減少し
、プラズマの温度は放電室1内のプラズマ温度の1/1
00@度になる。したがって、放電室1内のプラズマが
典型的なグロー放電あるいはアーク放電により生成され
た場合、断熱膨張によるプラズマの温度は電子に関して
は絶対温度2000〜1000度に留まるものの、中性
原子・分子やイオンなどの重粒子に関しては20〜数度
にまで低下する。 上述のマツハ円盤19は衝撃波であるので、マツハ円盤
19の下流では気体温度は上昇する。従って、静寂領域
16内の気体温度はマツハ円盤19の手前で最低になる
ので、イオン流の引出はこの領域で行なわれることが好
ましく、一方の引出電極14aはたとえばマツハ円盤1
9の10〜20ml11手前に設置される。 ところで、静寂領域16の形状および大きさは陽極孔9
の形状および大きさ、放電室1内の気体圧力ならびに真
空室2内の圧力によって規定される。さらに静寂領域1
6内の流れの性質は上述したように、下流にいくに従い
気体は膨張し、領域の断面積は大きく流速は速くなり、
気体の密度と温度は低下する。したがって、超音速自由
膨張流の静寂領域16からのイオン流の引出を真空室内
の圧力等の色々な条件の変化に対応して最適に保つため
には、引出電極を超音速自由膨張流に対して移動自在に
設けることが好ましい。このような移動自在な機構の概
略を第2図に示す。第2図において、たとえばバッキン
グ22を備えた真空室3の外壁31は真空室2の内壁2
1に嵌め込まれる。真空室3に設けられた引出電極14
aおよび14bは内l!21に対して外I!31を第2
図に示す矢印CおよびD方向に摺動することにより自在
に移動できるので、条件に従って、最適の位置でイオン
流を引出すことができる。 第1図および第2図に示す引出電極148.14bには
直流電圧が印加され、引出電極14aおよび14b間に
電場が生じる。イオンは電場のベクトル方向に移動し、
電子は電場ベクトルの逆方向に移動する。これによりイ
オン流が引出電極孔15aおよび15bを経て、真空室
3内に引出される。引出電極14aおよび14b間の電
場により引出されたイオン流を第1図において矢印Bで
示す。引出されたイオン流を含む気体は真空室3内でさ
らに膨張し、温度はさらに低下する。 ところで、静寂領域16内の超音速自由膨張流は引出電
極14aに衝突すると、一般に衝撃波を形成し、その下
流で気体の温度が上昇する。したかって、気体温度の上
昇を防止するために、引出電極はなるべく衝撃波を形成
しない形状にすることが好ましい。第3図はこのような
引出電極の一例を示す拡大図である。第3図において、
引出電極14aは第3図において矢印Aで示す超音速自
由膨張流に向って突出した先端部140を有する。 超音速自由膨張流と先端部140とが衝突して発生する
衝撃波23は弱いので、気体温度の上昇は抑制される。 なお、上述の実施例では放電室1内のプラズマがグロー
放電あるいはアーク放電により生成される場合について
説明したが、放電室1内のプラズマはRF放放電電子衝
撃電離、レーザ誘起電離などの無電極放電により生成さ
れる場合でもよく、そのような場合にも上述の実施例と
同様の効果を奏する。 また、上述の実施例では真空室2と真空室3とが引出1
1114aにより隔てられているが、真空室2と真空室
3との間に孔またはノズルが形成された隔板を設け、こ
の隔板により2つの真空室を隔て、かつ引出電極を真空
室3内に設けてもよい。 この場合には、真空室2における弱電離気体超音速自由
膨張流は真空室3内でさらに十分膨張するのでより一層
低瀉の気体流が得られ、特に、引出電極14a、14b
を2つの真空室を隔てる隔板から下流側に十分離して設
置した場合には、真空室2と真空室3とを引出電極14
aで隔てる場合に比較してより低温の気体流からより低
温のイオン流を引出すことができる。 [発明の効果] 以上のように、この発明によれば、それぞれが1つの孔
を有する複数個の引出電極を、弱電離気体発生手段と第
1の真空室との間の隔板に形成された1つの孔を経て第
1の真空全肉に形成されるプラズマの超音速自由膨張流
領域に設置し、超音速自由膨張により中性原子・分子や
イオンなどの重粒子の温度が絶対温度20〜数度にまで
低下したプラズマ流から、それぞれに1つの孔が形成さ
れた複数個の引出電極により第2の真空室にイオンを引
出すように構成したので、温度の低いイオン流すなわち
イオンの無作為運動の小さいイオン流を引出すことがで
きる。したがって、この発明の気体イオン源は集束イオ
ンビームなどの超高輝度イオンビームに適用できる。 4、図面の簡単な説明 第1図はこの発明の一実施例のイオン源の概略の構成を
示ず図である。第2図は第1図に示ず引出電極の移動機
構を示す図である。第3図はこの発明の一実施例のイオ
ン源において、発生する衝撃波の強度を弱めるように構
成した引出電極の一例を示す拡大図である。第4図は従
来のイオン源を示す図である。 図において、1は放電室、2は第1の真空室、3は第2
の真空室、4は陰極、5は中間側L6は陽極、9は陽極
孔、14aおよび14bは引出電極、15aおよび15
bは引出電極孔、16は超音速自由膨張流の静寂領域を
示す。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気体原子または気体分子を一部電離して弱電離気
    体を発生する弱電離気体発生手段と、前記弱電離気体発
    生手段により発生された弱電離気体を超音速自由膨張さ
    せるための第1の真空室と、 前記弱電離気体発生手段と前記第1の真空室とを隔て、
    かつ前記弱電離気体発生手段により発生された弱電離気
    体を前記第1の真空室に導入するための1つの孔が形成
    された隔板と、 前記第1の真空室で超音速自由膨張した弱電離気体をさ
    らに膨張させるための第2の真空室と、前記第1の真空
    室で超音速自由膨張することによって得られる気体温度
    の低下した超音速自由膨張流の存在領域に設けられ、そ
    れぞれに1つの孔が形成された複数個の引出電極と、 前記複数個の引出電極間に電場を発生させる電場発生手
    段とを備え、 前記複数個の引出電極に設けられている前記孔を経て、
    超音速自由膨張流から前記第2の真空室にイオンを引出
    すことを特徴とするイオン源。
  2. (2)前記引出電極は、超音速自由膨張流に対して移動
    自在に設けられることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のイオン源。
  3. (3)前記弱電離気体発生手段は、グロー放電、アーク
    放電、RF放電、電子衝撃電離またはレーザ誘起電離を
    用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
    2項記載のイオン源。
  4. (4)前記隔板に設けられる孔は円形であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに
    記載のイオン源。
  5. (5)前記隔板に設けられる孔は、正方形または長方形
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
    3項のいずれかに記載のイオン源。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02301940A (ja) * 1989-05-17 1990-12-14 Mitsubishi Electric Corp イオン源

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