JPS62177079A - 記録液 - Google Patents

記録液

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JPS62177079A
JPS62177079A JP61018022A JP1802286A JPS62177079A JP S62177079 A JPS62177079 A JP S62177079A JP 61018022 A JP61018022 A JP 61018022A JP 1802286 A JP1802286 A JP 1802286A JP S62177079 A JPS62177079 A JP S62177079A
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JP
Japan
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ink
recording
hydrogen atom
paper
substituted
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Pending
Application number
JP61018022A
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English (en)
Inventor
Kazuo Iwata
岩田 和夫
Shinichi Tochihara
伸一 栃原
Shoji Koike
祥司 小池
Yasuko Tomita
康子 富田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、筆記用具、プリンター等の種々の記録器具に
使用する記録液(以下インクという)、特に記録ヘッド
のオリフィスから液滴を飛翔させて記録を行うインクジ
ェット記録方式に好適なインクに関する。
(従来の技術) インクジェット記録方式は、記録時の騒音の発生が少な
く、また、カラー化対応が容易で高解像度の記録画像が
高速で得られるという利点を有している。
インクジェット記録方式では、インクとして各種の水溶
性染料を水または水と有機溶剤との混合液に溶解させた
ものが多く使用されている。この場合、使用されるイン
クの特性として、粘度、表面張力等の物性値が適当な範
囲にあること、溶解成分の溶解安定性が高く、微細なオ
リフィスを目詰まりさせないこと、充分に高い濃度の記
録画像を与えること、保存中に物性値の変化または固形
分の析出が生じないことが要求される。
更に上記の特性に加え、被記録材の種類に制限されずに
記録が行えること、定着速度が大きいこと、記録画像の
耐光性、耐水性、耐溶剤性(特に耐アルコール性)に優
れていること、解像度の優れた記録画像を与えること等
の性質も要求される。
上記の如き種々の要求性能を満足させるために、従来か
ら水溶性染料等の色素、媒体としての水および有機溶剤
、界面活性剤等の添加剤等について種々の研究が行われ
ている。
しかしながら、現在までの多くの研究にも関わらず、必
ずしも上記の要求性能はすべて満足されておらず、その
ために印字段階におけるインクの性能の劣る点をカバー
すべくインクジェット記録用紙と称される被記録材が数
多く提案されている。
(発明が解決しようとしている問題点)上記の如く、特
定のインクを用い、該インクに適合すべく処理されたイ
ンクジェット記録用紙を使用すれば、印字品位およびイ
ンクの定着性については殆ど満足できる結果が得られる
。しかしながら、一般に広く使用されているコピー用紙
、レポート用紙、ポンド紙、伝票用紙、連続伝票用紙等
のいわゆる普通紙等にインクジェット記録を実施すると
、使用した紙の性質に従って、定着、乾燥の遅れ、イン
クの滲み等種々の問題が発生する。
例えば、インクジェット記録用インクには、一般に乾燥
防止、ノズルの目詰まり防止等の目的でグリコール等の
有機溶剤が添加されているが、このようなインクでサイ
ズ度の高い普通紙に記録を行うと、これらの紙は吸液性
が低いためインクの乾燥に長時間を要して実用性がなく
、またインクの吸収性を高めるために、インク中に界面
活性剤を添加することも行われているが、この場合には
乾燥速度は向上するものの、印字の滲みが大となり、高
品質の画像が得られないという別の問題が生じる。また
界面活性剤の代わりに強アルカリ性物質を添加すること
も提案されているが、この場合には、紙の内添剤の種類
によって画像品質等が左右され、例えば中性紙等には効
果がない。また、このようなインクは強アルカリ性であ
るため、家庭やオフィスでの使用には危険度が高い。
従って、本発明の目的は、特にインクジェット記録用イ
ンクとして前述の如き一般的な必要性能を有するととも
に、いずれの種類の被記録材に対しても十分な乾燥・定
着速度を有し、且つ高品位の画像を形成することができ
るインクを提供することである。
(発明の開示) すなわち、本発明は、記録剤とこれを溶解または分散す
る液媒体を主体として組成されるインクにおいて、少な
くとも下記一般式(I)にて示される1、3−ジオキサ
ン誘導体を含有することを特徴とするインクである。
5  Re 但し、上記一般式(I)中のR1,R2は水素原子、ア
ルキル基、置換アルキル基、フェニル基、置換フェニル
基を示し、R3−R8は水素原子、水酸基、アルコキシ
基、アルキル基、置換アルキル基、フェニル基、置換フ
ェニル基を示す(但しく1)R1−R8がすべて水素原
子の場合、および(2)R3、R4が夫々水素原子、水
酸基で且つR5−R8がすべて水素原子の場合を除く)
。また上記誘導体において、R1−R8で示される置換
アルキル基、置換フェニル基の置換基としては、例えば
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ポリオキ
シアルキレン基、シアノ基、カルボキシル基、スルホン
酸基、フェニル基等が挙げられる。
本発明を更に詳細に説明すると、従来、水溶性染料を含
むインク、特にインクジェット記録用インクには、界面
活性剤等の種々の添加剤を添加して、インクの浸透性を
高めてインクの乾燥・定着速度を向上させることは知ら
れているが、このようなインクでは被記録材である紙の
種類によっては印字の滲みが著しく、高品質の画像を形
成し得なかったのに対し、本発明者は前記の一般式(I
)で表わされる化合物をインクに包含させることによっ
て、種々の筆記具用およびインクジェット記録用インク
としての性能を保持したまま、いずれの記録用紙に対し
ても、特に従来は滲み易くて使用し得なかった低サイズ
度の紙等に対しても、滲みのない高品質の記録画像が得
られることを知見したものである。
一般式(I)で示される1、3−ジオキサン誘導体は、
一般的にはアルデヒドまたはケトンと2価以上の多価ア
ルコールとを縮合することにより得られるものであり、
好ましいアルデヒドまたはケトンとしては、ホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブ
チルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ベンズアルデ
ヒド、フェニルアセトアルデヒド、アセトン、メチルエ
チルケトン、アセトフェノン、メチルイソブチルケトン
、メチルブチルケトン、ジエチルケトン、シクロヘキサ
ノン、カンファー、ジアセトンアルコール等を挙げるこ
とができ、また好ましい2価以上の多価アルコールとし
ては、ソルビトール、マンニトール、アラビトール、グ
ルコース等の糖類、およびペンタエリスリト−ル、トリ
メチロールプロパン等を挙げることができる。これらの
化合物は本発明を説明するための例示であって、本発明
で使用する一般式(I)で示される1、3−ジオキサン
誘導体は、前記一般式(I)に包含される限り、上記以
外の原料から得られるものでもよいのは自明である。
上記一般式(I)で示される1、3−ジオキサン誘導体
は、R1−R8の種類により、粘度、表面張力、溶解度
、沸点、蒸気圧等の諸物性を異にする。従って必要に応
じてこれらの1.3−ジオキサン誘導体を単独または2
種以上を混合して使用するのが好ましい。
本発明のインクに含有される、前記一般式(I)の1.
3−ジオキサン誘導体の具体的な例としては以下のよう
な化学構造のものが挙げられるが、これらの例は単なる
例示であり、本発明で使用する1、3−ジオキサン誘導
体は以下に挙げたものに限定されるものではない。
艷丞化澄潅」 R1,R2−メチル R3=エチル、R4=メチロール R5,Re、R7、R8=水素原子 (社)丞囮査勿ヱ R1=メチル、R2=エチル R3=エチル、R4=メチロール R5,Rf(、R?、R8=水素原子 性丞化倫局A R1=水素原子、R2=プロピル R3=エチル、R4=メチロール R5,Re、R7,R8=水素原子 侭j」31吻A R1=水素原子、R2=ベンジル R3=エチル、R4=メチロール R5,Re、R7、R8=水素原子 例オ]JY糎j R1=CH2(OH)(CH3)2 R2=メチル R3=エチル、R4=メチロール R5,Re、R7,R8=水素原子 但オ]ロY物下 R1=メチル、R2=水素原子 R3=エチル、R4=メチロール R5,Re、R?、R8=水素原子 伝j」31物I R1,R2=メチル R3、R4=メチロール R5,R6,R7,R8=水素原子 例逐」jY物J R1=メチル、R2=エチル R3,R4=メチロール R5、R[i、R7,R8=水素原子 健j」31物1 R1、R2=メチル R3、R4=メチロール R5,R6,R7,R8=水素原子 但逐」31厩刊 R1=水素原子、R2=プロピル R3,R4−メチロール R5,R8,R7,R8=水素原子 但亦」3℃区旦 RI=水素原子、R2=ベンジル R3、R4=メチロール R5、R6,R7,R8=水素原子 伝元」3℃医片 R1,R2−メチル R3=エチル、 R4=−CH20CH2CH20H R5,R6、R7,R8−水素原子 倒示」31友刊 R1=水素原子、R2=メチル R3=エチル、 R4=−CH2(OCH2CH2)30HR5,R13
,R7,R8=水素原子 伝示」z℃匠旦 R1=水素原子、R2=フェニル R3、R4=メチロール R5,R,8,R7,R8=水素原子 侭j」」1歌長 R1、R2=メチル R3=水素原子、R4−水酸基 R5=水素原子、Re =メチロール R7=水素原子 R8=−CH(OH)CH20H (社)取止を隻」 R1=水素原子、R2=フェニル R3−水素原子、R4=水酸基 R5,R8=水素原子 R7−水素原子 R8=−CH(OH)CH20H 性示」31厩F R1=水素原子、R2=プロピル R3=水素原子、R4=水酸基 R5、Re =水素原子 R7−水素原子 R8=−CH(OH)CH20(CH2CH20) 3
 H 針丞生を勿」 R1=水素原子、R2=メチル R3、R4、R5、Re 、 R7、R8=水素原子外
沢化介勿ゼ R1,R2−メチル R3、R4=水素原子 R5=水素原子、R6−メドキシメチルR7=水素原子 R8=−CH(OH)CH20CH3 九木上査隻毅 R1、R2=メチル R3=水素原子、 R4= −0CR2CH(CH3)OHR5、Re、R
7,R8=水素原子 健那」−℃歇ハ R1、R2=メチル R3=水素原子、 R4=−0(CH2CH20) 3 HR5,Re、R
7、R8=水素原子 以上の如き前記一般式(I)で表わされる化合物のイン
ク中への添加量は、化合物の特性によって、従来の添加
剤の如く少量添加する場合から、溶剤の如く多量に使用
する場合まであり、特に制限されない。しかしながらあ
まりに少量であると本発明の目的達成に不十分であり、
一般的にはインク総重量中で0.5重量以上、好ましく
は、1重量%以上を占める割合である。0.5重量%未
満では、インクの乾燥・定着速度が不十分となる。
本発明のインクに使用する色素それ自体は公知のもので
よく、例えば、顔料や分散染料の如く不溶性の色素も使
用することができるが、好ましいものは、直接染料、酸
性染料、塩基性染料、反応性染料、食品用色素等に代表
される水溶性染料である。特にインクジェット記録方式
のインクとして好適であり、発色性、鮮明性、安定性、
耐光性その他の要求される性能を満たすものとしては、
例えば、 C,1,ダイレクトブラック17.19.32.51.
62.71.108.146.154;C,1,ダイレ
クトブルー6.22.25.71.86.90.106
.199; C,1,ダイレクトレッド1.4.17.28.83; C,,1,ダイレクトイエロー12.24.26.44
.86.98.100.142; C,1,ダイレクトオレンジ34.39.44.46.
60; C,1,ダイレクトバイオレット47.48;C,1,
ダイレクトブラウン109; C,1,ダイレクトグリーン59等の直接染料、C,1
,アシッドブラック2.7.24.26.31.52.
63.112.118; C,1,アシッドブルー9.22.40.59.93、
102、104、113、117.120、167.2
29.234.254;C,1,アシッドレッド1.6
.8.32.37.51、52.80.85.87.9
2.94.115、180.256.317.315;
C,1,アシッドイエロー11.17.23.25.2
9.42.49.61.71; C,1,アシッドオレンジ7.19; C,1,アシッドバイオレット49等の酸性染料、C,
1,リアクティブイエロー2.3.13.15.17.
18.23.24,37.42.57゜58.64.7
5.76.77.79.81.84.85.87.88
.91.92.93.95、102、111.115.
116.130.131.132.133.135.1
36.137.139.140.142.143.14
4.145.146.147.148.151.162
.163; C,1,リアクティブオレンジ5.7.11.12、1
゛3、 l 5、16、35、45、46、56.62
、70、72、74、82、84、87.91、92、
93、95、97、99:C,1,リアクティブレッド
3.13.16.21.22.23.24.29.31
.33.35.45.49.55.63.85.106
.109.111.112.113.114.118.
126.128.130.131.141.151.1
70.171.174.176.177.183.18
4.186.187.188.190.193.194
.195.196.200.201.202.204.
206.218.221、; C,1,リアクティブバイオレット1.4.5.6.2
2.24.33.36.38; C,1,リアクティブブルー2.3.5.8.10.1
3.14.15.18.19.21.25.27.28
.38.39.40.41.49.52.63.71.
72.74.75.77.78.79.89.100.
101.104、105、119、122、147、1
58.160、162、166、169、170.17
1 、172、173、174、176.179、18
4、190、191、194.195、198、204
、211 、216.217、 ; C,1,リアクティブグリーン5.8.12.15.1
9.23; C,1,リアクティブブラウン2.7.8.9.11.
16.17.18.21.24.26.31.32.3
3; C,1,リアクティブブラック1.5.8.13.14
.23.31.34.39等の反応性染料がが好ましく
、 その他、C,1,ベーシックブラック2;C,1,ベー
シックブルー1.3.5.7.9.24.25.26.
28.29; C,1,ベーシックレッド1.2.9.12.13.1
4.37; C,1,ベーシックバイオレット7.14.27;C,
1,フードブラック1.2等が挙げられる。
上記の色素の例は本発明のインクに対して特に好ましい
ものであり、本発明のインクに使用する色素はこれらの
色素に限定されるものではない。
このような色素は、インク中において一般には約0.1
〜15重量%を占める割合である。
本発明のインクに使用する溶媒は、水または水と水溶性
有機溶剤との混合溶媒であり、特に好適なものは水と水
溶性有機溶剤との混合溶媒であって、水溶性有機溶剤と
してインクの乾燥防止効果を有する多価アルコールを含
有するものである。
また、水としては、種々のイオンを含有する一般の水で
なく、脱イオン水を使用するのが好ましい。水と混合し
て使用される水溶性有機溶剤としては、例えば、メチル
アルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、
5ec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコー
ル、イソブチルアルコール等の炭素数1〜4アルキルア
ルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等
のケトンまたはケトアルコール類;テトラヒドロフラン
、ジオキサン等のエーテル類;ポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコ
ール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、
ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2
゜6−ヘキサンドリオール、チオジグリコール、ヘキシ
レングリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン
基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類
;グリセリン;エチレングリコールメチル(またはエチ
ル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(またはエ
チル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(
またはエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アル
キルエーテル類;N−メチル−2−ピロリドン、1.3
−ジメチル−2−イミダゾリジノン、トリエタノールア
ミン、スルホラン等が挙げられる。
これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレング
リコール等の多価アルコール、トリエチレングリコール
モノメチル(またはエチル)エーテル等の多価アルコー
ルの低級アルキルエーテルが好ましいものである。
インク中の上記水溶性有機溶剤の含有量は、一般にはイ
ンクの全重量中で0〜70重量%、好ましくは0〜65
重量%、より好ましくは0〜50重量%を占める範囲で
ある。
また、本発明のインクは上記の成分の外に必要に応じて
、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤等を包含し
得る。
本発明のインクは主として上記の成分からなるものであ
り、すでに述べた通り、本発明のインクは、一般筆記具
等のいずれの記録器具にも有用であるが、特にインクジ
ェット記録方式に用いた場合には、インクの吐出安定性
、インク流路中の安定性、保存安定性等一般的な要求性
能を満たすとともに、従来は印字時の滲みのために高品
質の画像を形成し得なかったインクジェット記録用紙以
外の普通紙等の被記録材においても滲みのない高品質の
画像を形成することができ、且つ乾燥・定着性も著しく
優れたものである。従って、本発明のインクを使用する
ことによってコピー用紙、レポート用紙、ポンド紙、伝
票用紙等の如くオフィスや一般家庭で広く使用されてい
る紙をインクジェット記録方式の被記録材として十分に
利用できるので、インクジェット記録方式の普及を一般
と加速させることが可能である。
以上の如き作用効果を奏する本発明のインクは、種々の
筆記具、種々のプリンター用のインクとして有用なもの
であり、紙、プラスチックシート、布帛その他の任意の
被記録材に優れた印字品質の画像を与えるものである。
使用方法の好ましい1例としてインクジェット記録方法
を説明する。このようなインクジェット記録方法は、イ
ンクをノズルより効果的に離脱させて、射程体である被
記録材にインクを付与し得る方式であれば、いかなる方
式でもよく、それらの方式の代表的なものは、例えば、
アイイーイーイー トランス アクションズ オン イ
ンダストリイ アプリケイションズ(IEEE  Tr
ansactions on  Industry  
Applications) Vol、JA −13、
No、1 (1977年2.3月号)、日経エレクトロ
ニクスの1876年4月19日号、1973年1月29
日号、1974年5月6日号および1885年2月11
日号に記載されている。これらに記載の方式は、本発明
のインクの使用に好適なものであり、その幾つかを説明
すると、先ず静電吸引方式があり、この方式では、ノズ
ルとノズルの散開前方に置いた加速電極との間に強電界
を与えて、ノズルよりインクを粒子化して次々に引出し
、引出したインクが偏向電極間を飛翔する間に情報信号
を偏向電極に与えて記録する方式と、インク粒子を偏向
することなく、情報信号に対応してインク粒子を噴射す
る方式とがあり、いずれも本発明のインクに有効である
第2の方式としては、小型ポンプでインクに高圧を加え
、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動させることによ
り、強制的に微少インク粒子を噴射する方式であり、噴
射されたインク粒子は噴射と同時に、情報信号に応じて
帯電させる。帯電したインク粒子は偏向電極板間を通過
する際、帯電量に応じて偏向される。この方式を利用し
た別の方式としてマイクロドツトインクジェット方式と
称される方式もあり、この方式では、インク圧力、励振
条件をある範囲の適正値に保ち、ノズル先端より大小二
種類のインク液滴を発生し、この中小径液滴のみを記録
により利用するものである。この方式の特徴は、従来並
みの太いノズル口径でも微少液滴群を得ることができる
点である。
第3の方式としてはピエゾ素子方式があり、こ    
・の方式では、インクに加える圧力手段として、他方式
の如くポンプの様な機械的手段でなく、ピエゾ素子を利
用する。ピエゾ素子に電気信号を与えて機械的変位を生
じさせることにより、インクに圧力を加え、ノズルより
噴射させる方式である。
また、特開昭54−51837号公報に記載されている
方法で、熱エネルギーの作用を受けたインクが急激な体
積変化を生じ、この状態変化による作用力によって、イ
ンクをノズルから吐出させるインクジェット方式も有効
に使用することかできる。
以上の例は本発明のインクの好ましい使用方法を示すも
のであり、本発明のインクはこれらの用途に限定されず
、インクジェット記録方式以外のインク、例えばその他
のプリンターや筆記用具のインクとしても有用であるこ
とは勿論である。
次に実施例、比較例および使用例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。なお、文中、部および%とあるのは
特に断りのない限り重量基準である。
実A」[L二A 下記の成分を十分に撹拌後、ポアサイズIgmのフィル
ターで濾過し、本発明のインクとした。
lのインクの 前記例示化合物勤、1の化合物    15部C,1,
フードブラック2        3部水      
                  80部−2のイ
ンクの 前記例示化合物量、6の化合物    10部ジエチレ
ングリコール        10部C,1,アシッド
ブラック26      3部水          
             80部3のインクの 前記例示化合物量、15の化合物    3部前記例示
化合物No、11の化合物    5部エチレングリコ
ール          7部C,1,ダイレクトブル
ー86       4部水            
           8o部4のインクの 前記例示化合物勤、10の化合物   10部2.2−
ジメチル−1,3−ジオ キソラン−4−メタノール     10部C,1,ダ
イレクトブルー86       3部C,1,アシッ
ドエロー23        2部水        
              75部比JIU殊ユ 実施例1における前記例示化合物Nb、 1の化合物を
ポリエチレングリコール#200に置換し、次の組成と
して比較用のインクとした。
ポリエチレングリコール#200   15部C,1,
フードブラック2        3部水      
                 80部比邊U殊ヱ 実施例2における前記例示化合物量、6の化合物をグリ
セリンに置換し、次の組成として比較用のインクとした
グリセリン           10部ジエチレング
リコール        10部C,1,アシッドブラ
・ンク26      3部水           
             80部使用例1 実施例1〜4および比較例1〜2の各水性インクをイン
クジェットプリンタに充填して印字した場合の印字の評
価を行い、その結果を後記第1表の示した。
尚、第1表におけるrBJとは、発熱素子をインクの吐
出エネルギー源として利用したインクジェットプリンタ
(オリフィスサイズ50X407zm、ノズル数24木
)を示し、rPJはピエゾ圧電素子をインクの吐出エネ
ルギー源として利用したインクジェットプリンタ(オリ
フィスサイズ65pm、ノズル数4本)を示し、それぞ
れ印字の乾燥性、滲みの発生率、プリント停止−再プリ
ント時の吐出安定性の評価に使用したプリンタの種類を
示す。
印字の乾燥性については、市販の連続伝票用紙にプリン
タで印字した後、10.20.30.40.50.60
秒後に濾紙[東洋濾紙製N002(商品名)コでこすり
、印字物が汚れなくなるまでの秒数を基にして判定した
(判定条件20℃±5℃、50±10%RH)。
○:20秒以内 △:20〜40秒以内 ×:40秒以上 用紙の選択性については、メーカーの異なる市販の連続
伝票用紙10種、レポート用紙3種、電子写真用紙8種
、ポンド紙8種の合計29種の紙に文字パターンを印字
し、1時間以上放置した後の印字の品位良好な紙の種類
数により示した。
プリンタ  BPBB  BP 滲み発生率   ○ ooo   x  Δ印字乾燥性
   OOO○  × X 用紙選択性   27 25 25 26  11 1
4使用例2 実施例1〜4および比較例1〜2の各々のインクを市販
の水性マーカーペンからインクを抜いたものに充填し、
官製葉書に筆記した場合の評価を後記第2表に示した。
第2表において滲みの発生程度は、□縦、横8mm程度
の文字を筆記し、目視にて判定した(判定条件18℃±
5℃、60±to%R)()。
筆跡の乾燥性についても同様の文字を筆記した後、濾紙
をのせてこすり、濾紙が汚れなくなるまでの秒数にて評
価した。
−2−一 夾施勿  巖ムL光士丘渡   1跳り乾盪五1   
殆ど目立たず     15秒以内2   殆ど目立た
ず     10秒以内3   殆ど目立たず    
 10秒以内4   殆ど目立たず     20秒以
内比較勿 1   顕著         45秒以内2   殆
ど目立たず     35秒以内以上の通り、本発明の
インクは、特に印字物、筆記物の滲みが少なく、乾燥性
に優れており、且つ一般の紙に印字が可能であり、イン
クジェットプリンタおよび筆記用のインクとして好適な
ものである。
更に実施例1〜4のインクをインクジェットプリンタに
使用して、インクジェットプリンタ用OHPフィルムお
よび綿100%にブロード生地に印字を試みたが、いず
れも滲みが少なく良好な印字が可能であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録剤とこれを溶解または分散する液媒体を主体
    として組成される記録液において、少なくとも下記一般
    式( I )にて示される1,3−ジオキサン誘導体を含
    有することを特徴とする記録液。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [一般式( I )中、R1、R2は水素原子、アルキル
    基、置換アルキル基、フェニル基、置換フェニル基を示
    し、R3〜R8は水素原子、水酸基、アルコキシ基、ア
    ルキル基、置換アルキル基、フェニル基、置換フェニル
    基を示す。但し(1)R1〜R8がすべて水素原子の場
    合、および(2)R3、R4が夫々水素原子、水酸基で
    且つR5〜R8がすべて水素原子の場合を除く。]
JP61018022A 1986-01-31 1986-01-31 記録液 Pending JPS62177079A (ja)

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