JPS62176971A - 耐吸水性の優れた軽量骨材及びその製造方法 - Google Patents

耐吸水性の優れた軽量骨材及びその製造方法

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JPS62176971A
JPS62176971A JP1954386A JP1954386A JPS62176971A JP S62176971 A JPS62176971 A JP S62176971A JP 1954386 A JP1954386 A JP 1954386A JP 1954386 A JP1954386 A JP 1954386A JP S62176971 A JPS62176971 A JP S62176971A
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B20/00Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (従来の技術) 軽量骨材は一最に吸水量が大きく、しかも瞬間吸水率は
24時間級水塞の30%謬■fといbhτおり、気乾状
態の前記骨材を使用すると、コンクリートの練り混ぜや
運搬、給送中において、コンクリートのスランプが低下
する。
そのため軽量骨材をコンクリートに入れて使用する前の
段階で、予め軽量骨材に散水を行って吸水させる処理、
すなわち「プレウェッティング」処理が施され、該処理
によってコンシスチンシイ−の減少の防止が図られてい
る。
しかしながら、プレウェッティング処理操作は練り混ぜ
作業上あるいは水分管理上の繁雑化を招くだけでなく、
ポンプ圧送性及び凍害防止の点からみても、十分な信頼
性を持つものとはいえない。
こうした問題に対処するため、軽量骨材の吸水性を減少
させること(すなわち、耐吸水性を高めること)を目的
として各種の処理方法が提案されており、例えば、(A
)傾斜板上に骨材を転がし、それに粘着材や被服材を噴
霧塗布する方法、(B)水溶性タイプとした石油系樹脂
を用いて骨材表面を被覆処理する方法、(C)ストレー
トアスファルトを用いて骨材表面を被覆処理する方法、
などが知られている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、前記従来法の(A)法のごとき吸水防止
技術をもってしては、まだ固まらないコンクリートの運
搬をコンクリートポンプで行ってコンクリートを打設す
る「ポンプ工法」に使用し得る程度の、耐吸水性に優れ
た軽量骨材を提供することができない、すなわち、その
到達すべき目凛値である下記の条件を満足するものは未
だ提供されていない。
(ア)40 K g/ c+++2の圧力下で吸水率4
%以下を確保すること。
(イ)耐凍結融解性が300サイクルでDF値80゛以
上であること。
そして、一般に経済性の点から吸水防止技術に許容され
るコーティング方法の上限価格としては、軽量骨材価格
の50%以下であることが必要とされるが、しかし、例
えば、石油系樹脂を用いて軽量骨材表面に複数の工程に
より多層の被覆層を設けることは樹脂価格と製造プロセ
スの点からみて、軽量骨材の価格を200〜300%ア
ップする価格上昇を招く。
さらに、前記従来技術の(B)法のごとき石油系樹脂材
料をコーテイング材とする場合は以下のような欠点があ
る。
第1に、樹脂材料は硬化に伴って収縮が生じ、ピンホー
ルが生成することである。このピンホールの生成を防止
するためには、何層′にも樹脂を積層しなければならず
、これはコスト的にみても実用化し難い欠点があり、特
に熱硬化性樹脂では硬化反応とこれに次ぐ冷却によって
収縮し、かなりの内部応力を生じることが明らかにされ
ている。
この内部応力は系の強度低下をもたらすだけでなく、マ
イクロクラックやピンホールの生成の一因ともなる。
第2には、軽量骨材の細孔構造からも認められるように
、ミクロンオーダー細孔(毛細管)内にコーティング材
料を十分に含浸させるためには、粘度が小さいコーティ
ング材料と、大きな圧力差の的にみても適当でない。
第3には、軽量骨材とコーティング材料との熱膨張係数
の差に基づく界面剥離の問題がある。特に、ポンプ工法
による加圧下における吸水性能についてみれば、このよ
うな界面での隙間の存在は、かなり致命的なものとなる
第4には、樹脂系コーティング材料は硬化反応が終結す
るまでにはある一定の時間を必要とし、このため骨材表
面に付着したコーテイング材のタックが残る結果、骨材
同志が相互に付着し、あたかもオコシのような形状とな
る危険が多いことである。そのため、単一の粒子として
独立した形で軽量骨材にコーティングを行うことは、現
在の工学的な技術からは極めて困難である。
また、−mに樹脂系コーテイング材は価格の安いもので
あっても200〜300円/kg、と骨材の吸水防止と
してはコストが高すぎることである。
他方また、各種のポリマーエマルジョンを用いる考え方
もあるが、この場合の欠点は、(ア)力学的強度が通常
の熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂と比軸して小さい。
(イ)厚みのある被覆層を形成させることが難しい。
などの理由の他に、ポリマーエマルジョン中の水(一般
には50%程度)が骨材表面に形成された被覆層によっ
て長時間骨材中に内含されるため、凍結融解試験に悪影
響を及ぼすという問題がある。
そしてまた、上記(C)法のごときストレートアスファ
ルトによる吸水防止技術の問題点としては、ポンプ工法
における4 0 kg/ am2の加圧下での満足し得
る吸水防止は側底達成できないことである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は上記の点に鑑み、鋭意研究の結果、以下のご
とくして本発明をなすに至った。
まず、本発明者は次のような事実に注目した。
粉砕された頁岩を焼成して製造された通常の軽量骨材(
例えば、「ピルトン」:住友金属鉱山(株)製の人工軽
量骨材の商品名)は、その吸水率が表1のごとくである
。近藤連−氏らは軽量骨材の細孔径分布と膨張収縮特性
についての検討を行い、つぎのような結果を得ている。
すなわち、各種軽量骨材の全細孔量はほぼその見掛は比
重の大きさに反比例の関係が認められている。24時間
吸水量と全細孔量の関係は吸水率の大きなものが必ずし
も細孔量が大きいとは限らない。例えば榛名軽石では全
細孔量の約50%が吸水によって満たされるが、ピルト
ンでは8%しか満たされていない。
第2図は近藤らの求めたピルトンの細孔分布についての
結果であって、750Å以下の細孔量が50%近く占め
ている。
本発明者はこのピルトンの細孔構造と吸水率の関係を考
察し、ピルトンの耐吸水性を改善するには、少なくとも
750Å以上(第2図の結果に従えば、7.5〜50μ
翰の細孔径を中心とする)のピルトンの外表面に連続的
につながっている開孔(open pore)に適当な
材質の“防水栓′°を設けることが、またその“防水栓
”の形成にはゾルをゲルに転化させる、いわゆるゾル−
ゲル変換手法の採用が望ましいものと考えるに至った。
そして、前記開空孔以外の軽量骨材骨格部(骨格部)表
面にまで、すなわち軽量骨材表面全面にわたってコーテ
ィングを行う必要はないものと確信した。
したがって本発明の基本的技術思想は、こうした着想に
基づくものであり、すなわち本発明は、1、軽量骨材の
多孔質開孔の少なくとも表層内の開孔部内がゲル物質で
充填されてなることを特徴とする耐吸水性の向上した軽
量骨材と、2.軽量骨材の多孔質開孔部の少なくとも表
層内の開孔部に、ゲル生成用原料液を注入し、次いで前
記ゲル生成用原料液をゲル化させることにより、軽量骨
材の多孔質開孔部の少なくとも表面層内の開孔部中にゲ
ル物質を生成、充填することを特徴とする耐吸水性の優
れた軽量骨材の製造方法、及び3゜輛SI七もす、畝纂
慇廿九jy’ +Lル虚田百F【槁山r、−J i古し
、軽量骨材の多孔質開孔部の少なくとも表面層内の開孔
部内に該骨材の冷却による減圧効果によってゲル生成用
原料液を吸引、注入した後、次いで前記注入された開孔
部内のゲル生成用原料液をゲルに転化させることにより
、前記多孔質開孔部内にゲル物質を生成、充填すること
を特徴とする耐吸水性の優れた軽量骨材の製造方法、で
ある。
ところで、軽量骨材のμmオーダーの細孔径内にゲル生
成用原料液を充分に注入するには、ハーゲンボアズイユ
の式から導かれるように、単に従来のような漫清法など
では不十分である。
この問題を解決する方法として、ゲル生成用原料液を加
圧すること、あるいは真空吸引による減圧雰囲気に置か
れた軽量骨材へゲル生成用原料液を接触せしめる方法が
考えられる。
就中、本発明で特に推奨される方法は、加熱した軽量骨
材を水、油などを媒体とする微細粒子のコロイド溶液(
ゲル生成用原料液)中に浸漬することによって、軽量骨
材の多孔質開孔部内にゲル生成用原料液を注入する方法
である。すなわち、この方法においては、浸漬時に加熱
された軽量骨材の温度が低下することに伴って軽量骨材
の多孔質開孔部内が減圧状態となるため、該開孔部内へ
容易にゲル生成用原料液が注入されることとなるのであ
る。該方法では、基本的にはp V = n RTにお
けるΔTが100℃もあれば充分であり、したがって軽
量骨材の多孔質開孔部内に充分に吸水防止材を充実する
ことが容易にできる。
そして工業的には、従来の軽量骨材の製造ラインに補助
的な装置を付加するだけ実用化することができ、またそ
の製造コストも極めて安価なものとなる。製造ラインで
は、焼成後の軽量骨材を冷却する工程を必要とするが、
本方法では該冷却工程をゲル生成用原料液l\の浸漬工
程に置換して行うことができる。
次に、ゲル生成用原料液について説明する。
本発明におけるゲル生成用原料液は、それのみでゲルに
転化するもの、すなわち例えば、寒天、ゼラチン、卵白
のように冷却、加熱の温度変化によるなどの刺激により
ゲル化するもの、あるいは珪酸すl〜リウム、カゼイン
等のように、他の物質(酸、アルカリ、アルコール、塩
類等)との反応によりゲルに転1ヒするもの等、どのよ
うなものであっても良い。
前記他の物質との反応によってゲル化するゲル生成用原
料液を用いる場合は、該原料液注入済の軽量骨材を前記
他の物質に接触させる方法、あるいは反対に、他の物質
が注入された軽量骨材に前記原料液を接触させる方法が
ある。
なお、ゲル生成用原料液の注入に代えて、超微粒子粉末
の噴射注入あるいは蒸着による注入を行ってもよい。
以上を略示した本発明の方法の処理工程を第1図にフロ
ーシートとして示した。
ここで本発明においてゲル物質を軽量骨材の防水材とし
たことの特徴点をまとめると次のようである。
(1)ゲル状物質はいわばかたまった寒天のようにブヨ
ブヨしたゼリー状の物質であるため、剛性を有する軽量
骨材骨格の細孔壁に囲まれた空間中に充填された場合、
外部からの圧力に対して任意にその形状が圧縮される方
向に変化し得る結果、もしも、骨材の細孔壁とゲルとの
間にギャップが生じたとしても、外部からの圧力により
ゲルが押圧変形されて容易にそのギャプ空隙を埋め得る
ことである。このため、外部から水圧等の加圧力が加わ
っても、軽量骨材内への水の侵入が阻止されるのである
(2)ゲルは外界が氷点下になってもなかなか凍結し難
いものであり、また、骨材骨格間に保有された水は、低
温下における体積膨張に伴う圧力増加もゲル内部で吸収
・緩和し得るなど、ゲルは耐低温特性に優れていること
である。これは耐凍結融解性の点で優れたものである。
(3)ゲル生成用原料液であるヒドロシル又は非水ゾル
は骨材骨格中の毛細管内に容易に浸透し得るため、軽量
骨材の開空孔細孔内に注入する工程が瘉めて容易に実施
できるのである。ゾルは顕微鏡では認められないが、原
子あるいは低分子よりは十へい話2しlfTMM脣壱(
心CむlプLλス仲熊p訊スから、含浸処理もきわめて
容易である。(4)−ffiにゲル物質は材料価格が安
価である。ゼラチン、ニカワ、アラビヤゴム等日常的に
ありふれた安価な材料を選択してゆくことが可能である
。 また、油(植物油、鉱物油、廃油等)を溶媒として
これをゲル化するならば、骨材中の細孔内に椀水性のあ
る、かつ軽量のゲルが含まれることになり、耐凍結融解
性の点で軽量骨材の著しい改善ができる。
なおこの場合、骨材表面に形成された油ゲル物質は容易
に除去しうるちのであるから、セメントペーストとの付
着について全く障害とはならない。
(5)細孔内に充填されたゲル物質は、その圧縮性から
ポンプ圧送による加圧が大きくなれば成る程透水性が減
少する。
(6)ゲル化処理した軽量骨材は、従来法の樹脂コーテ
ィング法による場合と異なり、骨材粒子同志の付着がな
く、オコシのような塊状体とはならない。
(実施例) 次に本発明を実施例によって具体的に説明する。
まず、珪酸ナトリウムに水を加え、比重1.15に調整
した珪酸ナトリウム水溶液を用意した。
次ぎに、200℃に加熱した軽量骨材(商品名:ビルト
ン)を、室温に保持した前記珪酸ナトリウム水溶液中に
浸漬した。この水溶液中での浸漬は前記骨材に振動を加
えながら10分間行った。
前記浸漬工程中、加熱骨材の投入により珪酸ナトリウム
水溶液の浴温は急激に上昇するが、冷却水を循環させる
ことにより珪酸ナトリウム水溶液の浴温が50℃以上に
上昇しないようにF[した。
その後、前記珪酸ナトリウム水溶液から軽量骨材を取り
出し、それを金網ふるい上で回転させてその表面に付着
した余剰の珪酸ナトリウム水溶液を除去した。
そしてその後、この軽量骨材を浴温10〜25℃の間に
調整したアルギン酸ソーダの水溶液中に3〜5分含浸さ
せ、次いでこれを引き上げ30℃以下の温度において放
置して、ゲル化反応を行わせた。
このように処理して得られた軽量骨材、及び比較のため
の無処理の軽量骨材の吸水試験を行ったところ、40 
kg/ can2X 10 +ninの加圧吸水試験の
結果は表2のごとくであった。
この結果かられかるとおり、40 kg/ cta2の
加圧下での吸水率が1%以下であることは、ポンプ工法
用軽量骨材として満足的に適用できるものである。
なお、本発明において採用可能なゲル材料としては、以
下のようなものを挙げることができる。
(1)無機系ゲル材料: 珪酸ゲル、水酸化アルミニウムゲル、水酸化第2鉄ゲル
、水酸化マグネシウムゲル、安定化炭酸カルシウムゲル (2)有機系ゲル材料: 酢酸セルローズゲル、ニトロセルローズゲル(コロジオ
ン)、アルコール+オレイン酸ソーダゲル (3)天然有機物ゲル: デキストランゲル(セファデックス)、カゼインゲル、
ゼラチンゲル、寒天ゲル (4)油脂系ゲル 植物油ゲル、鉱物油ゲル、廃油ゲル、その他(発明の効
果) 以上詳述したように本発明によれば、次のような優れた
効果が発揮される。(1)軽量骨材骨格の細孔壁に囲ま
れた空間中に充填されたゲルは、外部からの圧力に対し
て任意にその形状が圧縮される方向に変化し得るもので
あるため、骨材の細孔壁とゲルとの間にギャップが生じ
たとしても、外部からの圧力によりゲルが押圧変形され
て容易にそのギャプ空隙を埋め得る結果、外部から水圧
等の加圧力が加わっても、軽量骨材内への水の侵入が阻
止され、耐吸水性の優れた軽量骨材となること、(2)
ゲルは外界が氷点下になってもなかなか凍結し難いもの
であり、また、骨材骨格間に保有された水は、低温下に
おける体fl膨張に伴う圧力増加もゲル内部で吸収・緩
和し得るなど、ゲルは耐低温特性に潰れているため、耐
凍結融解性の優れた軽量骨材となること、(3)ゲル生
成用原料液であるヒドロシル又は非水ゾルは骨材骨格中
の毛細管内に容易に浸透し得るため、軽量骨材の開□孔
細孔内に注入する工程が極めて容易に実施でき、耐吸水
性の優れた軽量骨材の製造が容易であること、(4)本
発明では、焼成による軽量骨材製造後の未だ加熱されて
いる状態の骨材をゲル生成用原料液に浸漬する工程にお
いて、骨材が急激に冷却され、内部の開化空隙内の気圧
が減圧されるため、ゲル生成用原料液の骨材開孔中への
吸引、注入が効果的に行なわれるものであり、軽量骨材
の製造ラインに補助的な装置を付加するだけで、熱エネ
ルギーを有効に利用して耐吸水性の優れた骨材が容易に
製造できること、(5)本発明方法によりゲル化処理し
た軽量骨材は、従来法の樹脂コーティング法による場合
と異なり、骨材粒子同志の付着がなく、オコシのような
塊状体とはならないこと、(6)ゲル物質は一般に価格
が安価であり、低コストで耐吸水性の優れた軽量骨材が
得られること、などである。
このよう4二本発明の軽量骨材及びその製造方法は、新
規で、多くの優れた作用効果を有するものであって、斯
界に貢献するところが多大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造法を略示したフローシートであり
、第2図は市販軽量骨材の細孔分布状態を示すグラフで
ある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軽量骨材の多孔質開孔の少なくとも表層内の開孔
    部内がゲル物質で充填されてなることを特徴とする耐吸
    水性の向上した軽量骨材。
  2. (2)ゲル物質が軽量骨材の多孔質開孔部内でゾルから
    転化して生成されたものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の耐吸水性の優れた軽量骨材。
  3. (3)軽量骨材の多孔質開孔部の少なくとも表層内の開
    孔部に、ゲル生成用原料液を注入し、次いで前記ゲル生
    成用原料液をゲル化させることにより、軽量骨材の多孔
    質開孔部の少なくとも表面層内の開孔部中にゲル物質を
    生成、充填することを特徴とする耐吸水性の優れた軽量
    骨材の製造方法。
  4. (4)軽量骨材へのゲル生成用原料液の注入が吹付法又
    は含浸法によって行なわれることを特徴とする特許請求
    の範囲第3項記載の耐吸水性の優れた軽量骨材の製造方
    法。
  5. (5)加熱された軽量骨材をゲル生成用原料液中に浸漬
    し、軽量骨材の多孔質開孔部の少なくとも表面層内の開
    孔部内に該骨材の冷却による減圧効果によってゲル生成
    用原料液を吸引、注入した後、次いで前記注入された開
    孔部内のゲル生成用原料液をゲルに転化させることによ
    り、前記多孔質開孔部内にゲル物質を生成、充填するこ
    とを特徴とする耐吸水性の優れた軽量骨材の製造方法。
  6. (6)軽量骨材へのゲル生成用原料液の注入が吹付によ
    って行なわれることを特徴とする特許請求の範囲第5項
    記載の耐吸水性の優れた軽量骨材の製造方法。
JP1954386A 1986-01-31 1986-01-31 耐吸水性の優れた軽量骨材及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0688853B2 (ja)

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